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iPhone動画の仕様一覧|18 Pro・Duo・17・Air・17e・16の違いを1枚で

2026 9/27
iPhone動画の仕様一覧|18 Pro・Duo・17・Air・17e・16の違いを1枚で

この記事の要点

  • ProResは18 Pro・17 Pro・16 ProのPro系だけ。4K 120fps・1080p 120fpsはPro系とiPhone Duoが対応し、DuoはProResとLogが仕様に無い
  • iPhone 17・Air・17e・16・16eは4K 60fpsまで。シネマティックはAir・17e・16e、アクションモードは17e・16eの仕様ページに記載が無い
  • 1分あたりの容量は設定で3通り。1080p/30fpsは高効率+HDRで約65MB、互換性優先で約130MB、4K/60fpsは高効率+HDRで約440MB(設定画面の目安)
  • USB-CはPro系とDuoがUSB 3(最大10Gb/s)、17・Air・17e・16・16eはUSB 2(最大480Mb/s)。10Gb/sにはUSB 3対応のケーブルが要る
  • DVDは720×480・29.97fps、ブルーレイは1920×1080で作るので、4K・HDR・120fpsはディスクにする段階で変換される。撮影設定はその前提で選ぶ

機種変更の相談で「17と17 Proで動画はどれだけ違うのか」と聞かれたとき。子どもの発表会の前に「自分のiPhoneは4K 60fpsで撮れるのか」と設定画面を開いたとき。Appleの技術仕様ページは1機種ずつに分かれていて、ビデオ撮影の欄は写真の欄の下に長く続き、しかも1分あたりの容量は仕様ページに載っていません。機種をまたいで比べるには、何枚ものページを行き来することになります。

この一覧は、2026年9月時点で売られている機種と比較用の前世代を、動画に関わる項目だけで横に並べたものです。先に要点を書くと、ProResが使えるのは18 Pro・17 Pro・16 ProのPro系だけです。4K 120fpsはPro系とiPhone Duoが対応し、DuoはProResとLogが仕様に載っていません。iPhone 17・Air・17e・16・16eは4K 60fpsまでで、USB-CはPro系とDuoだけがUSB 3です。1分あたりの容量は、1080p/30fpsを高効率+HDRで撮ると約65MB、4K/60fpsなら約440MBが設定画面に出る目安です。

表は「どれを選ぶべきか」を決めるためには作っていません。よい設定は撮る場面と見せ方で変わるので、ここでは数値と対応の有無をそのまま並べ、疑問ごとに詳しい記事へ道をつけます。iPhoneの動画をDVDやブルーレイにする前に確かめておきたい項目も、この一覧に入れています。

この一覧の読み方

載せている機種は、Appleのサイトに2026年9月23日時点で並んでいる現行機と、比較のために残した前世代です。現行機は、iPhone Duo、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Air、iPhone 17、iPhone 17e、iPhone 16。前世代として、iPhone 17 Pro/17 Pro Max、iPhone 16 Pro/16 Pro Max、iPhone 16 Plus、iPhone 16eを加えています。後者はAppleの販売ページからは外れましたが、技術仕様のページは残っていて、使っている人も多い機種です。

Proの付かない「iPhone 18」はありません。2026年9月に出た新機種はiPhone 18 Pro、18 Pro Max、そして折りたたみのiPhone Duoの3つで、Duoは10月23日(金)発売予定です。この記事を書いている時点では未発売なので、Duoの欄はAppleの仕様ページに書かれていることだけを写し、実機で確かめた話は入れていません。

同じ世代のProとPro Maxは、ビデオ撮影の欄が同じです。18 Proと18 Pro Max、17 Proと17 Pro Max、16 Proと16 Pro Maxを突き合わせて確かめました。16と16 Plusも同じ内容でした。そのため表では「18 Pro/18 Pro Max」のように1行にまとめています。画面の大きさや電池は違いますが、この記事の表で差が出るのは一部の容量構成だけです。

表の「—」は「仕様ページに記載が無い」という意味で使っています。Appleが載せていない機能は、その機種では選べないと考えてよいものがほとんどですが、当社が実機で1つずつ試したわけではないので、「記載が無い」と読んでください。逆に「○」や数値は、Appleの技術仕様ページか、iOSの設定画面の文言をそのまま写しています。

1分あたりの容量は、iOSの「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」の画面の下に出る目安が出典です。当社が確認できたのはiOS 18.6の画面の文言で、iOS 27の画面は確認できていません。数字は設定で3通りに分かれるので、以下では容量を書くたびに「高効率+HDR」「高効率でHDRなし」「互換性優先」のどれかを添えます。条件のない「1分65MB」という数字だけを覚えると、互換性優先にした瞬間に倍になって驚くことになります。

言葉の整理

「高効率」はHEVC(H.265)で記録する設定、「互換性優先」はH.264で記録する設定です。設定の「フォーマット」の中にあり、初期値は高効率です。「HDRビデオ」はドルビービジョンの10ビットで記録する設定で、対応機では初期設定がオンになっています。HDRビデオは高効率でしか撮れず、互換性優先を選ぶとHDRも4K 60fps以上も使えなくなります。

「Fusionメイン」はAppleが背面のメインカメラに付けている名前です。仕様に「120fps(Fusionメイン)」とあれば、望遠や超広角ではなくメインカメラで撮るときだけ選べる、という意味になります。「ProRes」は編集向けの圧縮の少ない記録形式、「Log」は色の調整を後回しにして階調を広く残す記録の仕方で、どちらもPro系だけの項目です。順に触れていきますが、まずは表を先に置きます。

機種別の早見表|解像度・fps・ProRes・Log・空間ビデオ・USB・容量

最初の表は、機種を選ぶときと、手元の機種で何ができるかを確かめるときの両方に使えるように、動画の性能を分ける項目だけに絞りました。4Kと1080pの上限フレームレート、ProResとLogの有無、空間ビデオ、USB-Cの規格、本体容量の構成です。マイクやズーム、手ぶれ補正のような、撮れる映像の質に関わるが「できる・できない」で分かれにくい項目は、表のあとに文章で書きます。

機種 4Kの上限 1080pの上限 ProRes Log 空間ビデオ USB-C 本体容量
iPhone 18 Pro/18 Pro Max 120fps(Fusionメイン) 120fps(Fusionメイン) ○(最大4K 120fps。4K 60fps以上は外部ストレージ) Apple Log 2 1080p/30fps USB 3(最大10Gb/s) 256GB・512GB・1TB・2TB
iPhone Duo(10月23日発売予定) 120fps(Fusionメイン) 120fps(Fusionメイン) — — — USB 3(最大10Gb/s) 256GB・512GB・1TB・2TB
iPhone 17 Pro/17 Pro Max 120fps(Fusionメイン) 120fps(Fusionメイン) ○(最大4K 120fps。4K 60fps以上は外部ストレージ) Apple Log 2 1080p/30fps USB 3(最大10Gb/s) 256GB・512GB・1TB(Pro Maxは2TBも)
iPhone 16 Pro/16 Pro Max 120fps(Fusion) 120fps(Fusion) ○(最大4K 120fps。4K 60fps以上は外部ストレージ) Log 1080p/30fps USB 3(最大10Gb/s) 128GB〜1TB(Pro Maxは256GB〜)
iPhone Air 60fps 60fps — — — USB 2(最大480Mb/s) 256GB・512GB・1TB
iPhone 17 60fps 60fps — — 1080p/30fps USB 2(最大480Mb/s) 256GB・512GB
iPhone 17e 60fps 60fps — — — USB 2(最大480Mb/s) 256GB・512GB
iPhone 16/16 Plus 60fps 60fps — — 1080p/30fps USB 2(最大480Mb/s) 128GB・256GB・512GB(16の現在の販売は128GBのみ)
iPhone 16e 60fps 60fps — — — USB 2(最大480Mb/s) 128GB・256GB・512GB

表を縦に眺めると、機種は3つの群に分かれます。1つ目は18 Pro・17 Pro・16 ProのPro系で、4K 120fps、ProRes、Log、USB 3がそろいます。2つ目はiPhone Duoで、4K 120fpsとUSB 3はPro系と同じでありながら、ProResとLog、空間ビデオの記載がありません。撮る性能はProに近く、編集向けの記録形式は持たない、という位置です。3つ目がAir・17・17e・16・16eで、4K 60fpsまで、USB 2、ProResとLogなし。空間ビデオだけは17と16にあってAir・17e・16eには無い、という細かな差が残ります。

この3群の分かれ方は、家庭の記録で困るかどうかとは別の話です。運動会や発表会をDVDやブルーレイにして配るなら、DVDは720×480、ブルーレイは1920×1080で作るので、4K 120fpsもProResも最終的には使われません。Pro系と非Proの差が撮影のどこに出て、ディスクにするとどこで消えるかは、Proと非Proの動画の違いを4K120fps・ProRes・USB 3の有無で比べた記事で場面ごとに書いています。

Pro系、Duo、非Pro系の3列で、4Kの上限フレームレート、ProRes、Log、空間ビデオ、USB-C、シネマティックの6項目の対応を並べた比べ表
撮る性能はDuoもPro系に並ぶが、編集向けの形式はPro系だけにある

16 Proの128GBだけに付く条件

表の16 Pro/16 Pro Maxの行で、容量が128GBから始まるのは16 Proだけです(16 Pro Maxは256GBから)。この128GBには、ProResを本体に記録するときの条件が1つ付いています。Appleの案内では、128GBのモデルは本体保存のProResが1080p/30fpsまでで、256GB以上のモデルは1080p/60fpsと4K/30fpsまで本体に記録できます。4K/60fpsと4K/120fpsはどの容量でも外部ストレージが要ります。ProResを使う予定で16 Proの中古を探すなら、容量の欄は先に見ておく項目です。

表に入れなかった項目

マイクは、18 Pro・17 Pro・16 Proの仕様に「4つのスタジオ品質のマイク」と書かれ、Duoとそれ以外の機種にはマイクの数の記載がありません。どの機種も「空間オーディオとステレオ録音」「風切り音の低減」「オーディオミックス」「オーディオズーム」は載っています。ビデオのデジタルズームは18 Proが最大24倍、17 Proと16 Proが15倍、Duo・Air・17・17e・16・16eが6倍です。手ぶれ補正は、Pro系が「第2世代センサーシフト光学式(Fusionメイン)」と望遠側の「3Dセンサーシフト光学式」、Duo・Air・17・16が「センサーシフト光学式」、17eと16eが「光学式」で、いずれも「映画レベルのビデオ手ぶれ補正(4K、1080p、720p)」が付きます。

18 ProとDuoにだけ「スマートフォーカストラッキング」と「改良された低照度ビデオ(1080p)」の記載があり、18 Proにだけ「レンズ絞り、シャッタースピード、ホワイトバランス、ヒストグラム表示などのプロレベルのコントロール」があります。18 Proのメインカメラは絞りがƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0で変えられる可変絞りで、これは他の機種には無い作りです。

DVDもブルーレイも、1枚から作れます。

配る相手のプレーヤーがわからないときは、DVDプレーヤーでもブルーレイプレーヤーでも見られるDVDが安心です。

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4K 120fpsが選べるのはどの機種か

背面カメラで選べる解像度とフレームレートは、仕様ページの「ドルビービジョン対応ビデオ撮影」の欄に書かれています。Pro系(18 Pro・17 Pro・16 Pro)とiPhone Duoは、4Kが24・25・30・60・100・120fps、1080pが25・30・60・120fps、720pが30fpsです。100fpsと120fpsはFusionメイン(16 Proは「Fusion」表記)で撮るときだけ選べます。Air・17・17e・16・16eは、4Kが24・25・30・60fps、1080pが25・30・60fps、720pが30fpsで、4K 120fpsも1080p 120fpsも通常のビデオとしては選べません。

17を買ってから「4K 120が出てこない」と設定画面を探しても見つかりません。出てこないのが仕様で、iOSを更新しても増えません。同じことは16でも、Airでも、17eでも起きます。iPhone 17で4K 120fpsが選べない理由では、17で選べる設定と容量、スローモーション240fpsとの違いまで整理しています。

4K 120fpsが撮れる機種でも、それを何に使うかは別の問いです。1分で約800MB(高効率+HDR)というファイルは、家庭の記録としては重く、DVDにもブルーレイにもそのままの形では入りません。スポーツの一瞬を後からゆっくり見せたい、という目的があって初めて生きる設定で、その使い道とディスクでの扱いは4K 120fpsは何に使えるかを対応機種と容量から書いた記事にあります。

25fpsと100fpsは「PALフォーマットを表示」で出る

仕様の数字に25fpsと100fpsが混ざっているのは、ヨーロッパなどのテレビ方式であるPAL向けの設定があるからです。「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」の中の「PALフォーマットを表示」をオンにすると、選択肢に1080p/25fpsや4K/25fps、対応機なら4K/100fpsが現れます。日本のテレビ方式はNTSCで、DVDは29.97fpsで作るので、国内で見るディスクにするなら25fpsを選ぶ理由はありません。海外の親族に渡すためにPALのDVDが要る、という場面で初めて意味を持つ設定です。

この項目がオフのままなら、25fpsや100fpsの選択肢は出てきません。もし設定画面に25fpsの選択肢が並んでいたら、以前に誰かがオンにした可能性があります。25fpsで撮った素材を29.97fpsのDVDにすると、フレームの変換が入ります。出来上がりが見て分かるほど乱れることはまれですが、動きの速い場面ではわずかなカクつきが混ざることがあるので、当社に入稿するときは25fpsで撮ったことを添えてもらえると助かります。

スローモーションとシネマティックの上限は機種でこう違う

スローモーションは、背面カメラで1080p 240fpsがどの機種でも選べます。Pro系とDuoはこれに加えて4K 120fps(Fusionメイン)が選べます。前面カメラのスローは1080p 120fpsまでです。16 Pro・17 Pro・18 Proでは、通常のビデオモードで「120 FPS」を選ぶとスローモーションのビデオが撮れる、とAppleのユーザガイドに書かれています。ビデオモードで撮ったつもりでもスローモーションの扱いになるので、あとで「普通の速さで再生したいのにゆっくり再生される」となったら、120 FPSを選んでいなかったかを疑ってください。

シネマティックモード(背景をぼかし、ピントを動かす撮り方)は、18 ProとDuoが最大4K・60fps、17 Pro・16 Pro・17・16/16 Plusが最大4K・30fps、Air・17e・16eは仕様ページに記載がありません。18 Proでは4K(60fps)と1080 HD(60fps)が設定に加わっていて、それより前の機種は4K(24fps)・4K(30fps)・1080 HD(30fps)から選びます。シネマティックは高効率でしか撮れず、互換性優先にすると項目ごと使えなくなります。

アクションモードとタイムラプス

アクションモードは、走りながら撮るような大きな揺れを抑える撮り方で、最大2.8K・60fpsです。18 Pro・Duo・17 Pro・16 Pro・Air・17・16/16 Plusにあり、17eと16eには記載がありません。「2.8K」はAppleの表記で、4Kより一段小さい解像度と受け取っておけば足ります。ブルーレイの1920×1080で作るには足りる大きさです。

タイムラプスは全機種にあり、ナイトモードのタイムラプスもどの機種にも載っています。18 ProとDuoだけは「最大4Kドルビービジョン」の記載があり、18 Proでは設定に「タイムラプス撮影」の項目が加わって4Kで撮れるようになりました。QuickTake(写真モードでシャッターを長押しして撮る短い動画)は、多くの機種で「最大4Kドルビービジョン・60fps」ですが、17eと16eは仕様に記載が無く、古い機種では1080p/30fps固定という設定画面の文言もあるので、17e・16eでは撮った動画の解像度を写真アプリの「情報」で確かめるのが確実です。

24fpsは「映画のスタイル」

設定画面で4K/24fpsには「映画のスタイル」と添えられています。映画の多くが24コマで作られてきたことから来る表記で、動きがわずかにコマ送りのように見える代わりに、1分の容量は4K/30fpsの190MBに対して150MB(高効率+HDR)と少し軽くなります。ディスクにするときは、DVDでは29.97fpsに変換され、ブルーレイには24pのまま入れられる形が規格にあります。運動会のように動きの速い場面では30fpsか60fpsのほうが自然に見え、24fpsは雰囲気を狙って選ぶ設定です。

4K 60fpsを選んだあとに起きること

Pro系とDuo以外の機種の上限である4K 60fpsは、選ぶと3つのことが決まります。記録は高効率だけになり(互換性優先では4K 60fpsが選べない)、1分の容量は高効率+HDRで約440MB、HDRなしで約400MBになり、Macで再生できるのが「macOS High Sierra(10.13)以降」に限られます(設定画面の確認表示の文言)。1080p/30fpsの約65MBと比べると、同じ1分で約6.8倍です。運動会を2時間回すと計算上は約53GBになり、256GBの機種でも他の写真や動画を圧迫します。4K 60fpsを選ぶと何が起きるかは、この容量と互換性、ディスクにするときの変換までを1本にしたものです。

1分あたりの容量は、設定で3通りに分かれる

「iPhoneの動画は1分で何MBか」という問いに1つの数字で答えられないのは、iOSの設定画面がそもそも3つの数字を持っているからです。「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」を開くと、下のほうに「1分間のビデオのサイズは、およそ以下の通りです:」という見出しと、解像度とfpsごとの目安が並びます。この目安は、フォーマットが高効率でHDRビデオがオンのとき、高効率でHDRがオフのとき、互換性優先のときで入れ替わります。次の表は、iOS 18.6の設定画面の文言から3系統を1つに並べたものです。

設定画面の表記 高効率+HDR(ドルビービジョン) 高効率・HDRなし 互換性優先(H.264)
720p HD/30 fps(領域節約) 45MB 40MB 60MB
1080p HD/25 fps(PAL TV) 65MB 60MB 130MB
1080p HD/30 fps(デフォルト) 65MB 60MB 130MB
1080p HD/60 fps(よりスムーズ) 100MB 90MB 175MB
1080p HD/120 fps(Pro系・Duoの通常ビデオ) 190MB 170MB 340MB
4K/24 fps(映画のスタイル) 150MB 135MB 270MB
4K/25 fps(PAL TV) 190MB 170MB 270MB
4K/30 fps(高解像度) 190MB 170MB 350MB
4K/60 fps(高解像度、よりスムーズ) 440MB 400MB —(互換性優先では選べない)
4K/100 fps(PAL TV・Pro系・Duo) 700MB 630MB —
4K/120 fps(Pro系・Duo) 800MB 740MB —

読み方はこうです。「デフォルト」と付いているのは1080p HD/30 fpsで、iPhoneの初期設定はこれです(iOS 18.6の文言の範囲で。最新機種やiOS 27で初期値が変わっていないかは確認できていません)。HDRをオンにすると同じ設定で1割前後増え、互換性優先にすると2倍前後になります。4K/60fps以上は互換性優先(H.264)では撮れないので、表の右の列が「—」になっています。

数字は設定画面の目安であって、実際のファイルは場面で上下します。動きの少ない室内で撮った1分と、紙吹雪が舞う舞台の1分では、同じ設定でも容量が違います。目安より大きいファイルも小さいファイルも出てくるものなので、予定を立てるときは、目安に1〜2割の余裕を足して数えておくと外しにくくなります。表の全行を条件ごとに読み解き、10分・1時間へ換算した記事がiPhone動画の1分あたり容量の設定別早見表です。

iPhoneの設定画面に出る1分あたりの容量の目安を、高効率でHDRビデオをオンにした条件で7つの設定について棒の長さで比べた図。720p/30fpsの45MBから4K/120fpsの800MBまで
iOS 18.6の設定画面の文言による目安。互換性優先では数字が変わる

スローモーションと空間ビデオの容量

スローモーションは別の目安が設定画面に出ます。1080p HD/120 fpsが高効率で170MB、互換性優先で350MB。1080p HD/240 fpsは480MBで、この設定は高効率でしか使えないため数字は1つだけです。Pro系とDuoの4K/120 fpsは高効率+HDRで800MB、HDRなしで740MBと、通常ビデオの4K/120fpsと同じ数字です。空間ビデオ(Apple Vision Pro向けの立体の動画)は「1080p/30 fpsで撮影されます。1分間の空間ビデオは約130MBです」と設定画面に書かれていて、通常の1080p/30fpsのおよそ2倍にあたります。

10分・1時間に直すと

1分の目安に長さを掛けるだけですが、頭の中で桁を間違えやすいので、よく使う組み合わせを書いておきます。1080p/30fpsを高効率+HDRで撮ると、10分で0.65GB、1時間で3.9GB。同じ設定を互換性優先にすると、10分で1.3GB、1時間で7.8GB。1080p/60fps(高効率+HDR)は10分で1.0GB、1時間で6.0GB。4K/30fps(同)は10分で1.9GB、1時間で11.4GB。4K/60fps(同)は10分で4.4GB、1時間で26.4GB。4K/120fps(同)は10分で8.0GB、1時間で48GBです。いずれも1GB=1,000MBで計算した値です。

この換算で見えてくるのは、4K/60fps以上を選んだ瞬間に、1時間の行事が本体容量とクラウドと転送時間の全部に響く、ということです。256GBの機種でも、最初からiOSとApple製アプリで約12〜24GBが使われています(18 Proの仕様ページの注記)。そこへ4K/60fps(高効率+HDR)で撮った1時間の動画を5本置くと、それだけで計算上130GBを超えます。

5GBと25GBに達する長さ

当社への入稿では、1つの内容のデータがDVDで5GB以上、ブルーレイで25GB以上になるかどうかが1つの境目になります。この境目に達する長さを設定ごとに計算すると、1080p/30fps(高効率+HDR)で約77分、同じ設定の互換性優先で約38分、1080p/60fps(高効率+HDR)で約50分、4K/30fps(同)で約26分、4K/60fps(同)で約11分、4K/120fps(同)で約6分です。25GBに達するのは、順に約6.4時間、約3.2時間、約4.2時間、約2.2時間、約57分、約31分。ProResは1080p/30fpsで約3分、4K/30fpsなら1分もかからずに5GBに届きます。

境目の手前で止める方法は2つあります。撮る前なら、設定を1段軽くする。撮ってしまった後なら、内容を2つに分けて入稿する。どちらが向くかは、素材の長さと枚数で決まります。撮る前の判断と撮った後の分け方を、境目の表と一緒に書いたのが5GB・25GBを超えるのは何分かをまとめた記事です。

設定ごとに、1つの内容のデータが5GBに達するまでの分数を棒で比べた図。1080p/30fpsの高効率+HDRは約77分、4K/60fpsは約11分、ProResの1080pは約3分
5GBを1分あたりの目安で割った計算値。実際のファイルは場面で上下する

ビットレートは計算上いくつになるか

「iPhoneの動画のビットレートは何Mbpsか」も、よく検索される問いです。Appleはビットレートを公表していないので、設定画面の1分あたりの目安から逆算します。計算式は「1分あたりのMB×8÷60」で、1MBを100万バイトとして計算しています。1080p/30fpsの高効率+HDR(65MB/分)は計算上約8.7Mbps、HDRなし(60MB/分)は約8.0Mbps、互換性優先(130MB/分)は約17.3Mbps。高効率+HDRのまま設定を上げると、1080p/60fps(100MB/分)は約13.3Mbps、4K/30fps(190MB/分)は約25.3Mbps、4K/60fps(440MB/分)は約58.7Mbps、4K/120fps(800MB/分)は約106.7Mbpsです。

これらは平均であって、実際のHEVCは場面ごとにビットレートを上下させます。第三者の実測はごくわずかで、iPhone 13 Proの4K/24fpsを10秒撮って24.3MBという実測の一例では約19.4Mbpsで、公式の目安(150MB/分=20.0Mbps)に近い値でした。最新の17・18 Pro・Duoについては、信頼できる実測を見つけられていないので、ここでは「実測で何Mbps」とは書きません。

比較のために、ディスク側の上限も並べておきます。DVD-Videoの映像はMPEG-2で規格上は最大9.8Mbps、ブルーレイ(BDMV)の映像は規格上は最大40Mbpsとされています。1080p/30fpsを高効率で撮ったiPhoneの動画は計算上8〜9Mbps程度なので、数字だけ見るとDVDの上限に近いのですが、HEVCとMPEG-2では同じビットレートで残せる情報量が大きく違います。DVDにする段階でMPEG-2に変換され、解像度も720×480に落ちるので、ビットレートの数字が近いことに意味はありません。設定ごとの計算値と規格値の並べ方はiPhone動画のビットレートは何Mbpsかを計算した記事で詳しく書いています。

ProResは桁が違う

ProResの目安は、設定画面のApple ProResの説明文に「10ビットHDR ProResによる1分間の撮影のサイズは、1080p/30 fpsで約1.7 GB、4K/30 fpsで約6 GBです」とあります。計算上は1080p/30fpsで約227Mbps、4K/30fpsで約800Mbps。AppleのProResの技術資料では、ProRes 422 HQの1920×1080・30fpsが目標220Mb/s、3840×2160・30fpsが884Mb/sとされていて、設定画面の数字と近い関係にあります。同じ1分でHEVCの最大30倍、というAppleの案内は、この桁の違いを指しています。

HDRビデオと高効率・互換性優先の関係

容量の表が3列に分かれる原因になっている2つの設定を、ここで整理します。1つは「フォーマット」の「カメラ撮影」で選ぶ高効率か互換性優先か。もう1つは「ビデオ撮影」の中にある「HDRビデオ」のオンかオフかです。どちらも「設定」→「カメラ」の中にあります。

高効率はHEIF/HEVCで記録し、互換性優先は常にJPEG/H.264で記録します。設定画面の説明文には「4K/60 fps、1080p/240 fps、およびHDRビデオを使用するには“高効率”が必要です」とあり、シネマティック対応機ではシネマティックビデオもこの文に加わります。互換性優先にしたときに消えるのは、4K/60fps以上、1080p/240fpsのスローモーション、HDRビデオ、シネマティックモードで、残るのは4K/30fpsまでの通常ビデオ(Pro系とDuoは1080p/120fpsも)と1080p/120fpsのスローです。

HDRビデオは「ドルビービジョンを含む、10ビットのハイダイナミックレンジで最高60 fpsのビデオを撮影します」という設定で、4K 120fps対応機では上限が120fpsに上がります。対応機の初期設定はオンです。つまり、何も触っていないiPhoneで撮った動画は、高効率のHEVCで、10ビットのドルビービジョンで記録されています。この状態はiPhoneやMacの画面で見るぶんには一番きれいですが、他の機器や他のソフトへ持ち出すときに、色や再生の問題が出る元にもなります。

HDRのまま外へ出すと、どこでSDRになるか

Appleのユーザガイドには「HDRビデオは、iOS 13.4以降、iPadOS 13.4以降、またはmacOS 10.15.4以降を搭載したデバイスで共有され、それ以外のデバイスは同じビデオのSDRバージョンを受け取ります」とあります。共有先が古いと、iPhoneの側でSDRに変換した版が渡る仕組みです。一方で、DVD-Videoにも通常のブルーレイにも、規格としてHDRはありません。光ディスクでHDRを扱うのは4K向けの別規格で、そちらには書き込み型の規格が無いとされています。ディスクにする段階で、HDRの映像はSDRの映像に置き換えることになります。

この置き換えで「iPhoneで見たときより色が薄い」「白が飛んで見える」と感じることがあります。HDRの広い明るさの幅を、SDRの狭い幅に押し込む処理が入るためで、当社ではこの変換を行ったうえで実際のプレーヤーで再生確認をしています。見え方がどう変わるかと、撮る前に防ぐ方法はHDR動画をディスクにすると色が変わる理由に書いています。HDRビデオをオフにするかどうかの判断そのものは、HDRビデオはオフにすべきかを条件で分けた記事で扱っています。

互換性優先に切り替える場面と、切り替えない場面

Windowsのパソコンで動画を開けない、という困りごとの原因の多くはHEVCです。WindowsでHEVCを再生するにはMicrosoft Storeの拡張機能が要り、Appleの案内でも、Windowsと互換性のある形式で読み込めるようにするには、カメラのフォーマットを「互換性優先」にする手順が示されています。ただし互換性優先に変えると、そのあとに撮る動画の容量は2倍前後になり、HDRと4K/60fps以上が使えなくなります。すでに撮った動画の形式は変わりません。

拡張機能は2種類あります。Microsoft Storeには「HEVC ビデオ拡張機能」と「デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能」が並び、2026年9月23日に見た時点では前者が有料、後者が0円の表示でした(価格や提供のしかたは変わることがあります)。入れるとWindowsの動画アプリでHEVCが再生できるようになり、Microsoftも、Storeの拡張機能でMPEG-2やHEVCなどの対応を足せると案内しています。無料をうたう別のコーデックパックを探す前に、まずこの2つを見てください。

切り替えたほうがよいのは、Windowsで自分で編集する予定があり、かつ4K/60fpsやHDRを使わない人です。当社に頼む、Macで編集する、iPhoneの中で完結する、という人は高効率のままで困りません。HEVCの動画はそのまま入稿できます。容量が倍になる仕組みと、選ぶと消える設定の一覧は互換性優先で動画の容量が2倍になる理由にまとめました。

設定アプリの「カメラ」にある項目の意味

ここまでに出てきた設定は、ほとんどが「設定」→「カメラ」の中にあります。項目の名前はiOSのバージョンと機種で少し変わるので、名前ではなく働きで覚えておくと、見たことのない画面でも探せます。iOS 18.6の画面の文言と、iOS 27版のユーザガイドをもとに、動画に関わる項目を働きごとに並べます。

「ビデオ撮影」の中にある項目

「ビデオ撮影」を開くと、解像度とfpsの一覧の下に、いくつかのスイッチが並びます。「PALフォーマットを表示」は前に書いたとおり25fps・100fpsの選択肢を出すもの。「HDRビデオ」はドルビービジョンのオン・オフで、互換性優先のときは「HDRビデオ(高効率)」と表示され、機種によっては「HDR」という名前です。「FPS自動調整」は暗い場面で24fpsに落とす設定で、iPhone 12以降とSE(第3世代)にあり、iPhone XS・XR・11・SE(第2世代)では「自動低照度FPS」というオン・オフだけの項目です。

「手ぶれ補正(拡張)」は「ビデオとシネマティックモードでは、わずかにズームインすることにより、ビデオの手ぶれを補正します」という説明のとおり、少し画面を切り取って揺れを抑える設定で、初期状態はオンです。画角が少し狭くなるのが気になる人はオフにできますが、通常の手ぶれ補正そのものをオフにする設定は公式ガイドにありません。「アクションモード(低照度)」は「やや暗いシーンを最適化するために、アクションモードで手ぶれ補正を減らします」。「カメラをロック」は「ビデオ録画中は自動的にカメラを切り替えません」で初期状態はオフ、「ホワイトバランスをロック」は録画中に色味を固定する設定です。

「カメラをロック」は、複数のカメラを持つ機種で、録画中にカメラが自動で切り替わるのを止める設定です。舞台のように構図を固定して撮るときに向きます。「ホワイトバランスをロック」も同じ考え方で、照明が変わる場面で色が揺れるのを防ぎます。どちらも撮る前に一度決めておく項目で、撮影中には触りません。

「設定を保持」と「ビデオフォーマットコントロール」

カメラアプリは、閉じるたびに写真モードに戻り、一部の設定も初期値に戻ります。「設定を保持」の中で「カメラモード」をオンにすると最後に使ったモードのまま開き、「アクションモード」「Apple ProRes」、18 Proでは「レンズ絞り」なども保持の対象に選べます。行事の朝にビデオモードで開いたつもりが写真だった、ProResをオンにしたはずが戻っていた、という失敗はここで防ぎます。

「ビデオフォーマットコントロール」は「ビデオフォーマットコントロールを“カメラ”に表示します」という設定です。Appleのユーザガイド(iOS 16版)では、iPhone X以前の機種で解像度とfpsの切り替えをカメラの画面に出すための項目とされています。この記事に載せた機種では、ビデオモードの画面上部に解像度とfpsの値が出ていて、タップで切り替えられます。撮る直前に「HD・30」「4K・60」の文字を見るだけで今の設定が分かるので、行事の当日は録画ボタンを押す前にここを一度見ます。

高効率を選んだときに出る確認表示

フォーマットで高効率を選び直したときに、iPhoneは短い確認文を出します。iOS 18.6の文言では「4K 60 fpsのビデオは、macOS High Sierra(10.13)以降でのみ再生できます」「HDRビデオにはmacOS Catalina(10.15)以降が必要です」の2つです。「その設定で撮ると、古いパソコンでは開けないことがある」という予告で、読み飛ばされやすい文ですが、あとで古いMacで再生できずに困ったときは、この2行を思い出してください。

録画の操作

録画の開始と停止は、画面のボタンのほかに音量ボタンでもできます。写真モードでシャッターを長押ししても録画が始まります(QuickTake)。Apple Watchの「カメラリモート」からもビデオ撮影ができるので、三脚に固定したiPhoneから離れて開始・停止したいときに使えます。「オーディオ再生を許可」をオンにしてiPhoneのスピーカーで音楽を流しながら撮ると音がモノラルで記録される点は、あとの音の節で書きます。

ProRes・Log・ProRes RAWはPro系だけの領域

ProResは、プロの映像制作で使われる圧縮の少ない記録形式で、iPhoneではiPhone 13 Pro以降のProとPro Maxだけが撮影できます。この記事の範囲では18 Pro・17 Pro・16 Proの3世代で、Duo・Air・17・17e・16・16eは仕様ページの「ビデオ撮影フォーマット」欄にProResがありません。撮影はできなくても、ProResのファイルを再生・編集できるiPhoneとして、Appleは17・16などの無印とPlusも挙げています。

設定は「設定」→「カメラ」→「フォーマット」→「ビデオ撮影」の「Apple ProRes」で、オンにすると、カメラアプリのビデオモードで画面の隅の解像度とfpsの値をタップしたときにProResの選択肢が出ます。シネマティック、スローモーション、タイムラプスでは使えず、通常のビデオモードだけです。前面カメラを含むすべてのカメラで撮れます。設定画面の説明文には「10ビットHDR ProRes」とあり、色の記録も10ビットです。

本体に録れる条件は容量で決まる

ProResを本体に記録できる上限は、iPhoneの容量で変わります。128GBのモデルは1080p HDの30・25fpsまで。256GB以上のモデルは1080p HDの60・30・25fpsと、4Kの30・25・24fpsまで。4Kの60fpsと120fpsは、どの容量でも外部ストレージに記録するときだけ選べます。iOS 27版のユーザガイドも「ProResは、30fpsで最大4Kまでの録画に対応しています」と書き、4K 120fpsは「iPhone 16 Proモデル、iPhone 17 Proモデル、およびiPhone 18 Proモデルでは、互換性のある外部ストレージデバイス接続時」と限定しています。

本体に記録するときは、空き容量が少なくとも10%必要です。撮影可能時間が5分を切ると、カメラアプリが自動でストレージを解放することがある、ともAppleは案内しています。HEVCとは容量の桁が違います。1分で約1.7GB(1080p/30fps)、約6GB(4K/30fps)という容量なので、256GBの機種でも4K/30fpsのProResは計算上40分ほどで本体が埋まります。ProResを使う人が容量の大きい構成を選ぶのは、この計算があるからです。1分あたりの数字と換算、本体に録れる条件を1本にしたのがProResの容量は1分でどれだけかを条件つきで書いた記事です。

18 Proでは、初めてProResをオンにするときに「プロビデオストレージを構成」という手順が加わりました。「Apple ProRes」→「プロビデオストレージを構成」→「プロビデオストレージをアップデート」の順に進み、ProRes用に確保する容量を決めます。確保量の変更と削除も同じ画面です。17 Proまでには無かった項目なので、18 Proに買い替えてProResが出てこない、と感じたらここを見てください。

外部ストレージに録るときの条件

4K/60fps以上のProResは、USB-Cにつないだ外部ストレージへ直接記録します。条件はAppleの案内にはっきり書かれています。ストレージはexFATでフォーマットされていること(パスワードで暗号化されたデバイスは非対応)。ケーブルは10Gbit/秒以上のUSB 3対応であること。書き込み速度は4K/60fpsで毎秒220MB以上、4K/120fpsで毎秒440MB以上。最大消費電力は4.5W。4K/120fpsは録画セッションごとにストレージの再フォーマットが要ります。書き込みが追いつかないと「録画書き込みスピード不足」と表示されます。

この条件で見落とされやすいのがケーブルです。Pro系のUSB-CはUSB 3(最大10Gb/s)ですが、その速度を出すにはUSB 3対応のケーブルが必要で、同梱の充電ケーブルの転送速度は仕様ページに書かれていません。SSDが速くてもケーブルがUSB 2相当なら、計算上の上限は毎秒60MBで、必要な書き込み速度に届きません。機種別(16 Pro〜18 Pro)の条件とSSDの選び方はProResの外部SSD録画の条件を機種別に整理した記事にあります。

Logの動画は灰色に見える

Logは、後で色を調整する前提で、明るさの階調をなるべく残して記録する方式です。17 Proと18 ProではApple Log 2、16 Proでは「Logビデオ撮影」と仕様に書かれています。17 Proと18 Proのカメラアプリでは「設定」→「カメラ」→「フォーマット」→「ProRes Logビデオエンコーディング」で「Log」か「Log 2」を選び、ProResと組み合わせて使います。Final Cut Camera 2.0ではApple Log 2をProResでもHEVCでも記録できます。

設定画面の説明文には「調整処理を行う前のLogは平坦でグレイに見えます」とあります。そのままの映像は色が薄く、全体が灰色がかって見えるのが正常で、編集ソフトで調整(LUTを当てるなどの処理)をして初めて見慣れた色になります。この調整をせずにディスクにすると、色の薄い映像がそのまま焼かれます。「動画が灰色っぽい」と感じる原因の1つがこれで、設定の場所と戻し方は動画が灰色っぽい原因とApple Log 2の正体を書いた記事で扱っています。

ProRes RAW・Genlock・ACES

17 Proと18 Proには、さらにProRes RAWの記載があります。仕様の注記に「有効化には対応するアプリが必要」とあり、標準のカメラアプリだけでは使えません。WindowsでProRes RAWを再生するには「Apple ProRes RAW for Windows」が要る、というAppleの案内もあります。複数のカメラの同期を取るGenlockも17 Pro・18 Proだけで、「対応する他社製ハードウェアおよびソフトウェアが必要」です。色管理の枠組みであるACES(アカデミーカラーエンコーディングシステム)は16 Pro・17 Pro・18 Proに載っています。家庭の記録やディスク化で使う場面はまず無く、映像の仕事で複数台を組む人のための項目です。

モードと音の対応表

撮り方のモードは、機種によって「ある・ない」が分かれます。次の表は、仕様ページの記載をそのまま○と—で写したもので、数値があるものは上限を書いています。列は新機種の18 ProとDuo、前世代のPro系、それ以外の順に置き、同じ世代のProとPro Max、16と16 Plusは1列にまとめました。

機能(仕様ページの表記) 18 Pro Duo 17 Pro 16 Pro Air 17 17e 16/16 Plus 16e
シネマティックモード 4K・60fps 4K・60fps 4K・30fps 4K・30fps — 4K・30fps — 4K・30fps —
撮影後のシネマティックエフェクト ○ ○ — — — — — — —
アクションモード 2.8K・60fps 2.8K・60fps 2.8K・60fps 2.8K・60fps 2.8K・60fps 2.8K・60fps — 2.8K・60fps —
スローモーション 1080p 240fps/4K 120fps 同左 同左 同左 1080p 240fps 1080p 240fps 1080p 240fps 1080p 240fps 1080p 240fps
空間ビデオ撮影 1080p・30fps — 1080p・30fps 1080p・30fps — 1080p・30fps — 1080p・30fps —
マクロビデオ撮影 ○ ○ ○ ○ — ○ — ○ —
デュアルキャプチャ(前後同時) 4K・30fps 4K・30fps 4K・30fps — 4K・30fps 4K・30fps — — —
タイムラプス 4K 4K ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

表で目立つのは、17eと16eの列です。シネマティック、アクションモード、空間ビデオ、マクロ、デュアルキャプチャのどれも記載がなく、あるのは通常のビデオ(4K 60fpsまで)、1080p 240fpsのスローモーション、タイムラプスです。家庭の記録で本当に困るのは、走りながら撮る場面でアクションモードが無いことくらいで、三脚や手すりに置いて撮る発表会や、席から撮る運動会では差が出ません。

Airの列も似た形ですが、Airにはアクションモードとデュアルキャプチャがあります。無いのはシネマティック、空間ビデオ、マクロです。空間ビデオの記載が無いのは、背面カメラが1つのAir・17e・16eと、未発売のDuoで、背面にカメラが2つ以上ある17と16にはあります。

デュアルキャプチャは、前面と背面のカメラで同時に撮る機能で、最大4Kドルビービジョン・30fpsです。18 Pro・Duo・17 Pro・Air・17に記載があり、16 Pro・17e・16・16eにはありません。子どもの発表と自分の反応を同時に収める、といった使い方です。撮影後にシネマティックエフェクトをかけられるのは18 ProとDuoだけで、通常のビデオモードで撮った動画(最大60fpsで撮影したもの)に、後から背景のぼかしを足せます。

空間ビデオは平面の動画として残る

空間ビデオは、Apple Vision Proで立体として見るための動画です。設定画面の「Apple Vision Pro用の空間ビデオ」に「ビデオは1080p/30 fpsで撮影されます。1分間の空間ビデオは約130MBです」とあります。ほかのAppleデバイスでは通常のビデオとして表示・共有できる、とユーザガイドにあり、ディスクにするときも平面の1080p/30fpsの動画として扱います。立体で残したい記録があるなら、平面の版とは別に元ファイルを保管しておく必要があります。仕様と平面で残す方法は空間ビデオとは何かを1080p/30fps・約130MB/分の仕様から説明した記事に書きました。

音の設定と、ディスクでの音

iPhone 16以降は、ビデオの音の初期設定が「空間オーディオ」です。「設定」→「カメラ」→「サウンド収録」で「空間オーディオ」「ステレオ」「モノ」から選べ、それより前の機種では「ステレオ音声を録音」のオン・オフでした。「風切り音の低減」は16以降で、空間オーディオかステレオで録画するときに自動で働き、オフにもできます。仕様ページの音声の欄には、どの機種にも「オーディオミックス」と「オーディオズーム」が並び、18 ProとDuoではオーディオミックスに新しいアルゴリズムと「音楽を分離」が加わったとプレスリリースにあります。

もう1つ、見落とされやすい項目が「オーディオ再生を許可」です。説明文に「iPhoneのスピーカーを使用してオーディオ再生している場合、オーディオはモノラルで録音されます」とあります。iPhoneのスピーカーで音楽を流しながら撮ると、その動画の音がモノラルになる、という意味です。ディスクの音声はAC-3かLPCMで作るので、空間オーディオの立体的な聞こえ方はディスクにはそのままの形では残りません。ディスクのためだけに音の設定を変える必要はありません。設定ごとの違いは空間オーディオ録音とは何かをステレオ・モノと比べた記事にまとめています。

インカメラで4Kは撮れるか

撮れます。前面カメラの4Kは、この記事に載せた全機種で60fpsまで選べます。違うのはカメラの画素数と形式で、18 Pro・17 Pro・Air・17が18MPのセンターフレームカメラ、16 Pro・17e・16/16 Plus・16eが12MPのTrueDepthカメラです。Duoは外側が12MPのセンターフレームカメラで4K 60fpsまで、内側(開いたときの画面側)はアンダーディスプレイのFaceTimeカメラで1080pの30・60fpsです。

センターフレームカメラは、17 Proのプレスリリースで「iPhoneを縦向きに持ったまま、写真とビデオを縦向きでも横向きでも撮影できる」と説明されているカメラです。自撮りの動画を横向きの画面(テレビやディスク)で見せたい人には、この違いが効きます。縦に持ったまま横向きの動画が撮れるので、あとで縦動画の両脇に黒帯が付く悩みが減ります。

前面のシネマティックは最大4K・30fpsで、18 Pro・Duo(外側)・17 Pro・16 Pro・17・16/16 Plusにあり、Air・17e・16eは記載がありません。前面のスローモーションは1080p 120fpsでどの機種にもあります(Duoの内側を除く)。前面でのProResとLogは18 Pro・17 Pro(ProRes RAW、Apple Log 2も)と16 Pro(ProRes、Log)に限られます。なお、16 Proの仕様ページは前面カメラの欄に背面と同じ「4K…120fps(Fusion)」の行が載っていますが、Fusionは背面メインカメラの名前なので、当社は16 Proの前面で4K 120fpsが撮れるとは書きません。

本体容量とUSB-Cの速度|転送に何分かかるか

撮った動画をパソコンや外部ストレージへ移す速さの上限は、USB-Cの規格で決まります。Pro系(18 Pro・17 Pro・16 Pro)とDuoはUSB 3で最大10Gb/s、Air・17・17e・16/16 Plus・16eはUSB 2で最大480Mb/sです。同じUSB-Cの形をしていても、規格上の上限は約20倍違います。見た目では分かりません。あわせて、テレビへ有線で映すDisplayPort出力の記載の有無も表に入れました。

機種 本体容量 USB-C USB-Cのビデオ出力(DisplayPort)
iPhone 18 Pro/18 Pro Max 256GB・512GB・1TB・2TB USB 3(最大10Gb/s) ○
iPhone Duo 256GB・512GB・1TB・2TB USB 3(最大10Gb/s) ○
iPhone 17 Pro 256GB・512GB・1TB USB 3(最大10Gb/s) ○
iPhone 17 Pro Max 256GB・512GB・1TB・2TB USB 3(最大10Gb/s) ○
iPhone 16 Pro 128GB・256GB・512GB・1TB USB 3(最大10Gb/s) ○
iPhone 16 Pro Max 256GB・512GB・1TB USB 3(最大10Gb/s) ○
iPhone Air 256GB・512GB・1TB USB 2(最大480Mb/s) 記載なし(AirPlayの記載のみ)
iPhone 17 256GB・512GB USB 2(最大480Mb/s) ○
iPhone 17e 256GB・512GB USB 2(最大480Mb/s) 記載なし(AirPlayの記載のみ)
iPhone 16/16 Plus 128GB・256GB・512GB(16の現在の販売は128GBのみ) USB 2(最大480Mb/s) ○
iPhone 16e 128GB・256GB・512GB USB 2(最大480Mb/s) 記載なし(AirPlayの記載のみ)

USB 2とUSB 3で、1時間の動画はどれだけ違うか

480Mb/sは、計算上は毎秒60MB。10Gb/sは、計算上は毎秒1,250MBです。どちらも規格上の上限で、実際の転送はこれより遅くなります(当社は実効速度を測っていません)。上限で計算しても差の桁は分かります。1080p/30fps・高効率+HDRで撮った1時間の動画(約3.9GB)は、USB 2なら約65秒、USB 3なら約3秒。同じ高効率+HDRで4K/60fpsの1時間(約26.4GB)は、USB 2なら約7分20秒、USB 3なら約21秒。4K/120fpsの1時間(約48GB)になると、USB 2で約13分、USB 3で約38秒です。

USB 2の機種でも、1080pの動画を数本移すぶんには待てる時間です。4Kで長く撮る人、ProResを使う人がUSB 3の機種を選ぶ理由は、この差にあります。USB 3の速度を出すにはUSB 3(10Gb/s)対応のケーブルが要り、同梱のケーブルの転送速度はAppleの仕様ページに書かれていないので、速度が出ないときはケーブルから疑います。動画の量ごとの理論上の時間とケーブルの見分け方はUSB-Cの転送速度がUSB 2とUSB 3で約20倍違う機種一覧にまとめました。

使える容量は表の数字より小さい

18 Proの仕様ページの注記には「実際に利用できる容量は仕様を下回り…標準構成では、約12GBから24GBの容量(最新の機能を搭載したiOS 27と削除可能なApple製アプリを含む)がすでに使われています」とあり、Apple Intelligenceのオンデバイスモデルが約7GBを使う、とも書かれています。256GBの機種なら、動画に使える空きは最初から230GB前後と考えておくのが安全です。

そこから逆算すると、1080p/30fps・高効率+HDR(65MB/分)なら230GBで計算上約59時間、同じ条件の4K/30fps(190MB/分)なら約20時間、4K/60fps(440MB/分)なら約8.7時間です。写真や他のアプリの分を除けば、実際にはこの半分以下で見ておくことになります。

Appleの販売ページで買えるiPhone 16は、いまは128GBだけです。同じ注記を当てはめると空きは100GB余りで、1080p/30fps(高効率+HDR)なら計算上26時間ほど、4K/60fps(同)なら4時間弱。数字だけ見れば足りそうですが、写真とアプリと、消せない古い動画が同居します。動画を主な目的に16を選ぶなら、iCloud写真の「ストレージを最適化」か、こまめにパソコンへ移す運用が前提になります。256GBと512GBで迷うときも、同じ引き算と掛け算で、自分の設定で何時間撮れるかを先に出してから決めます。

テレビへの有線出力

USB-Cからテレビへ映像を出す「DisplayPort出力」は、Pro系・Duo・17・16/16 Plusの仕様に記載があり、Air・17e・16eの仕様にはAirPlayの記載しかありません。できないとまでは確認していませんが、Air・17e・16eで有線のテレビ出力を当てにした買い物は避けたほうがよい、というのが仕様から言えることです。祖父母の家のテレビで見せる、集まりで流す、という用途なら、ケーブルをつなぐ手間と機種の縛りを考えて、ディスクにしてプレーヤーで再生するほうが楽な場面が多くあります。

元の画質のまま取り出す・送る方法

仕様どおりの画質で撮れていても、iPhoneの外へ出す途中で形式が変わることがあります。USBでパソコンに取り込んだらH.264になっていた、AirDropで送ったら受け手の側でSDRになっていた、iOS 26以前に作った共有アルバムに入れたら720pになっていた、という具合です。どれもiPhoneの側に「変換しない」設定や選び方があり、知っていれば防げます。当社への入稿では共有URLを使うので、ここで書く手順は「自分のパソコンや家族の端末へ元のまま渡す」ときのものです。

USBでパソコンへ取り込むときは「元のフォーマットのまま」

「設定」→「アプリ」→「写真」の中に「MacまたはPCに転送」という項目があり、「自動」と「元のフォーマットのまま」から選びます。説明文は「自動的に写真とビデオを互換性のあるフォーマットで転送するか、または常に元のファイルを互換性をチェックせずに転送します」。「自動」のままだと、取り込み先が対応していないと判断されたときにJPEG/H.264へ変換されることがあります。HEVCとHDRのまま取り込みたければ「元のフォーマットのまま」にします。

iCloud写真で「ストレージを最適化」を使っている場合は、もう1つ手順が増えます。本体には省スペース版しか無いことがあるので、Appleの案内どおり、先にオリジナルをダウンロードしてから取り込みます。iOS 27では「設定」→自分の名前→「iCloud」→「写真」→「iPhoneストレージ」→「オリジナルをダウンロード」で切り替えます(表記はiOSのバージョンで少し違います)。Windowsでは、Microsoft Storeの「Appleデバイス」アプリを入れてからケーブルでつなぎ、iPhoneに出る「このコンピュータを信頼しますか?」で「信頼」を選びます。Macは写真アプリの「読み込み」です。

設定アプリの写真の項目で元のフォーマットのままを選び、必要ならiCloudのオリジナルをダウンロードしてから、ケーブルでつないで信頼を選び、読み込んで再生を確かめる6つの手順を矢印でつないだ図
変換されない設定を先に決めてからつなぐ。表記はiOSのバージョンで少し違う

この設定は一度決めれば残ります。「自動」に戻さない限り、次の取り込みも元のままです。ただし取り込み先のWindowsでHEVCを再生するには拡張機能が要るので、「元のまま取り込めたのに再生できない」となったら、次はパソコン側の話になります。手順と、勝手に変換されたときの見分け方は元のフォーマットのままとは何かを取り込み手順で説明した記事にあります。

AirDropは「すべての写真データ」をオンにする

写真アプリで動画を選び、共有ボタンを押したあと、画面上部の「オプション」を開くと「すべての写真データ」というスイッチがあります。これをオンにしてAirDropで送ると、元のファイルと編集履歴、メタデータがそのまま渡ります。この項目はAirDropでのみ使え、ProResを元のまま送るときも同じ手順です。受け手がHEVCやHDRに対応していない機器なら、iPhoneの側で互換性の高い形式に変えて送られることがあります。

同じ「オプション」の中には「自動」「現在」「互換性優先」という選び方も並びます。このうち「互換性優先」は、ユーザガイドに「ファイルはJPEGまたはMOVに変換される可能性があります」と書かれている選択です。元のまま渡したいときに選ぶのは「すべての写真データ」で、これだけはAirDrop限定です。どれを選んだかで受け手のファイルが変わります。送る前に画面上部を一度見る。それだけで失敗が減ります。

AirDropそのものの条件も書いておきます。送る側と受け取る側の両方でWi-FiとBluetoothがオン、インターネット共有はオフ。連絡先にない相手には、相手側でコントロールセンターの「AirDrop」を「すべての人(10分間のみ)」にしてもらいます。双方がiOS 26.2以降だとAirDropコードの入力を求められます。iOS 27では「AirDropの転送は最大80パーセント速く」とAppleは書いていますが、条件は合計30MBの複数の写真を送るテストで、大きな動画で何割速くなるかは書かれていません。送れない・止まる原因はAirDropで動画が送れないとき|容量の上限・何分まで・確かめる順番で1つずつ潰せます。

USBメモリやSSDへ直接書き出す

USB-Cにつないだ外部ストレージへ、写真アプリから直接書き出せます。動画を選んで共有ボタン→「未編集のオリジナルを書き出す」→「場所」でストレージを選んで「保存」。名前のとおり、編集済みの動画でも未編集のオリジナルが書き出されます。トリミングや色の調整を残したいときは、この方法ではなく別の書き出しを使います。ロックされた「非表示」アルバムの項目は転送されません。

ストレージ側の条件は、データパーティションが1つで、APFS、APFS(暗号化)、macOS拡張(HFS+)、exFAT、FAT32、FATのいずれかであること。外付けHDDは外部電源が要ることが多い、ともユーザガイドにあります。USB 2の機種でも使えますが、前の節の計算どおり、4Kの長い動画は時間がかかります。

共有アルバムは、作った時期で画質が違う

iCloudの共有アルバムは、2026年9月のiOS 27で仕組みが変わりました。iOS 27以降で作成した共有アルバムは、オリジナルの形式・フル解像度で共有され、持ち主のiCloudストレージを消費します。iOS 26以前で作成した共有アルバムは従来どおりで、ビデオは最長15分・最大720p、写真は長辺2048ピクセルに縮小されます。「共有アルバムは画質が落ちる」という言い方は、今はアルバムを作った時期で分けて考える必要があります。

iOS 27の共有アルバムには「アルバムを有効期限付きにする」があり、30日後に削除されます。有効期限付きのアルバムはiCloudストレージを使わず、1アルバムあたり写真とビデオ合計5,000件まで。「リンクを知っている人は誰でも」で共有でき、Appleのデバイスを持たない人もWebから参加して追加できます。行事の動画を保護者で集めるときに向く仕組みですが、集めたあとにディスクにするなら、720pのままの古いアルバムに入っていないかを先に確かめます。条件の分け方はiCloud共有アルバムの動画画質がiOS 27でどう変わったかに書きました。

メールとメッセージ

メールで大きな動画を送るときは、Mail Dropで最大5GBまでの添付ができ、受信者は30日以内にダウンロードします。Mail Dropの添付はiCloudストレージの容量に算入されません。iOS 27のメッセージでは「通信速度が遅い時に大きな写真やビデオを送信しても、そのあとにテキストが送信できなくなることがなくなり」とあり、送信中に返信を続けられるようになりました。写真やビデオを共有すると、日付、時刻、場所、デバイスなどのメタデータも一緒に渡る、とユーザガイドにあります。

iOS 27と、18 Pro・Duoで変わったこと

iOS 27は2026年9月14日に提供が始まりました。対応機種はiPhone 11以降とiPhone SE(第2世代以降)で、この記事の全機種が含まれます。ただし、動画まわりの新しい項目の多くは18 Proのハードウェアと対になっていて、iOS 27を入れれば古い機種でも同じように使える、という関係ではありません。Appleのユーザガイドも「iPhone 18 Proモデルでは」と限定して書いています。

18 Proだけの項目

18 Proに限られるのは、レンズ絞り・シャッタースピード・ホワイトバランスの手動設定とヒストグラム表示(写真・ビデオ・シネマティック・スローモーション・タイムラプスの各モードで使える)、4Kでの「FPS自動調整」の動作、ProResの「プロビデオストレージを構成」です。シネマティックモードの4K(60fps)と1080 HD(60fps)はユーザガイドでは18 Proの項目ですが、Duoも仕様ページではシネマティックが最大4K・60fpsです。ビデオモードで撮った動画に後からシネマティックエフェクトをかける機能と、4Kのタイムラプスは18 ProとDuoにあります。

18 ProとDuoの仕様には「改良された低照度ビデオ(1080p)」「スマートフォーカストラッキング」の記載もあります。iOS 27の変更を「18 Proだけ」と「古い機種にも来る」に仕分けして、動画に関わるものだけ拾ったのがiOS 27のカメラ・動画の新機能を18 Pro限定と全機種共通に分けた記事です。更新して何が変わるかを知りたいだけなら、そちらのほうが早く読めます。

iOS 27で古い機種にも来た変更

全機種に関わるのは、共有と転送のほうです。iOS 27以降で作成した共有アルバムのフル解像度対応、iCloud写真の「すぐに同期」(写真アプリの「コレクション」からプロフィールを開いて「すぐに同期」→「今日」。1日後に自動でオフ)、iCloud写真の設定が「iPhoneストレージ」の階層に整理されたこと、AirDropの高速化、メッセージで大きな動画の送信中も返信できること。撮影した写真の読み込みが最大70%速くなった、という記載もあります。どれもディスクにする前の「集める・移す」段階を楽にする変更です。

16 Pro・17 Pro・18 Proの世代差

Pro系の3世代は、4K 120fps・ProRes・USB 3・空間ビデオ・4つのマイクといった基本が共通で、違いは細部に出ます。Logは16 Proが「Logビデオ撮影」、17 Proと18 ProがApple Log 2。ProRes RAWとGenlockは17 Proから。フロントカメラは16 Proの12MPから、17 Proで18MPのセンターフレームカメラになりました。ビデオのデジタルズームは16 Pro・17 Proの15倍から18 Proで24倍に、シネマティックは16 Pro・17 Proの4K 30fpsから18 Proで4K 60fpsに上がっています。デュアルキャプチャは17 Proから載り、可変絞りと4Kタイムラプス、プロビデオストレージが18 Proの追加分です。

家庭の記録で効く順に並べ直すと、フロントカメラの18MP化(17 Pro以降)、シネマティック4K 60fps(18 Pro)、デュアルキャプチャ(17 Pro以降)、24倍ズーム(18 Pro)あたりが実感しやすく、Log 2・ProRes RAW・Genlockは映像の仕事で使う項目です。16 Proから買い替えるかどうかを動画だけで決めるなら、この並びで見ると判断が早くなります。

Duoは仕様から分かる範囲で

iPhone Duoは10月23日(金)発売予定で、この記事の時点では未発売です。仕様ページから分かるのは、背面が4K 120fps(Fusionメイン)、シネマティック4K 60fps、アクションモード2.8K 60fps、スローモーション4K 120fps、デュアルキャプチャ4K 30fps、USB 3(最大10Gb/s)、容量256GB〜2TBという、撮る側はPro系に並ぶ内容です。一方で、ProRes・ProRes RAW・Log・空間ビデオの記載は無く、ズームは「2倍の光学品質ズームイン」でビデオのデジタルズームは最大6倍と17と同じ、マイクの数の記載も無く、フロントは外側12MP・内側1080pです。撮る性能はProに近く、編集向けの形式は持たない機種、と読むのが仕様の範囲で言えることです。

ディスクにすると、4K・HDR・120fpsはどうなるか

ここまでの仕様を、DVDとブルーレイの側から見直します。当社のDVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作り、音声はAC-3またはLPCMです。これはDVD-VideoとBDMVという再生機の規格に沿った形で、iPhoneの動画がどんな設定でも、この形に組み立て直します(この作業をオーサリングと呼びます)。したがって、撮影時の4K・HDR・120fps・空間オーディオ・Logは、ディスクの上ではそれぞれ別の形になります。

画素数は24分の1と4分の1

4Kを一般に言われる3840×2160とすると約830万画素、フルHDの1920×1080は約207万画素で4Kの4分の1、DVDの720×480は約35万画素で4Kの約24分の1です(計算値。4Kの実寸はAppleの日本語資料に明記がありません)。4Kで撮った素材をDVDにすると、画素の情報は24分の1に縮められます。ブルーレイなら4分の1です。縮める処理そのものは映像を汚しませんが、4Kで見えていた細かい文字や遠くの顔は、DVDでは判別できなくなります。

3840×2160の長方形の左上に1920×1080、さらに720×480の長方形が重なり、DVDの画面が4Kの約24分の1、フルHDの約6分の1の広さであることが面積で分かる図
DVDにすると画素は4Kの約24分の1、ブルーレイなら約4分の1になる

4Kで撮ること自体が無駄になるわけではありません。ブルーレイに残すなら4Kの素材から縮めた1920×1080は、最初から1080pで撮ったものより細部が整うことがあり、将来4Kのまま残すデータの元にもなります。DVDだけが目的なら1080p/30fpsで十分で、4Kは容量と転送時間の負担だけが増えます。4K素材をDVDにしたときの見え方は4K素材をDVDにするとどう見えるかで実際の処理の流れとともに書いています。

フレームレートと可変フレームレート

iPhoneの24・25・30・60・100・120fpsは、DVDでは29.97fpsに、ブルーレイでは1920×1080の59.94i(フレーム換算29.97fps)か24pに揃えられます。30fpsと29.97fpsの差は約0.1%で、見て分かる差にはなりません。60fpsや120fpsで撮った動画は、ディスクではフレーム換算で29.97fpsの形に揃えられるので、滑らかさはそのままの形では残りません。スローモーションで撮ったものは、写真アプリでゆっくり再生する区間を指定できますが、その指定が書き出したファイルや他社のソフトでどう扱われるかは確認できていません。入稿の前に、送るファイルをiPhoneで再生して、意図した速さになっているかを見ておくと安心です。

もう1つ、フレームレートには「FPS自動調整」の影響があります。「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」の「FPS自動調整」は、「低照度のビデオを見やすくするためにフレームレートを24 fpsに落とし、シーンの動きに基づいて60 fpsのビデオのフレームレートを最適化します」という設定で、「30 fpsを自動調整」「30 fpsと60 fpsを自動調整」「オフ」から選びます。オンのまま暗い会場で撮ると、1本の動画の中でフレームレートが変わる、いわゆる可変フレームレートの素材になることがあります。編集ソフトに取り込むと音が少しずつずれる原因になることがあり、固定fpsに直してから編集する手順は可変フレームレートが音ズレを生む仕組みと固定fpsへの変換にまとめています。

消えるものの一覧

撮影の仕様と、DVD・ブルーレイに入れたときの形を、項目ごとに並べます。「消える」というより「別の形に置き換わる」項目が多く、元のファイルを残しておけば、あとで別の形に作り直せます。右の2列は当社の作成仕様(DVDは720×480・29.97fps・MPEG-2、ブルーレイは1920×1080)を前提にしています。

撮影時の仕様 DVD(720×480) ブルーレイ(1920×1080)
解像度 4K/1080p/720p すべて720×480に縮める 4Kは1920×1080に縮める。1080pはそのまま。720pは引き伸ばす
フレームレート 24〜120fps 29.97fpsに揃える 59.94i(29.97相当)または24pに揃える
圧縮形式 HEVC/H.264/ProRes MPEG-2に変換 H.264などに変換(HEVCは通常のブルーレイの規格外)
HDR(ドルビービジョン10ビット) SDRに変換 SDRに変換
空間ビデオ 平面の1080p/30fpsとして扱う 同左
空間オーディオ AC-3またはLPCMに変換 同左
Log(Apple Log 2) 調整しなければ色の薄いまま 同左
縦向きの動画 左右に黒帯が付く 同左

縦に撮った動画は、16:9の画面の中央に置かれて左右が黒くなります。画角と変換の判断は縦型・スマホ動画をDVD・ブルーレイにするときの画角と変換で扱っています。項目ごとの行き先を、撮影前に選べる設定と結びつけて書いたのがiPhone動画をディスクにすると消えるものをまとめた記事で、この表の各行を1つずつ掘り下げています。

疑問から引く道案内

ここまでの表と説明を、検索で入力されそうな疑問の側から引き直します。左の疑問に短く答え、右にこの記事のどの節を読めばよいかを書きました。節の中に、その疑問だけを掘り下げた記事への案内を置いてあります。

疑問 短い答え 読む節
自分の機種で4K 120fpsは撮れるか 18 Pro・17 Pro・16 ProとDuoだけ。17・Air・17e・16・16eは4K 60fpsまで 4K 120fpsが選べるのはどの機種か
1分で何MBか 1080p/30fpsは高効率+HDRで約65MB、互換性優先で約130MB。4K/60fpsは高効率+HDRで約440MB 1分あたりの容量は、設定で3通りに分かれる
1時間で何GBか 高効率+HDRで1080p/30fpsは約3.9GB、4K/30fpsは約11.4GB、4K/60fpsは約26.4GB(計算値) 同上「10分・1時間に直すと」
ProResは家庭で要るか Pro系だけの形式で1分約1.7GB(1080p/30fps)〜約6GB(4K/30fps)。ディスクにするなら使わない ProRes・Log・ProRes RAW
動画が灰色っぽい Logで撮った可能性。調整前の状態が正常 同上「Logの動画は灰色に見える」
Windowsで開けない 多くはHEVCが原因。拡張機能を入れるか、以後は互換性優先で撮る HDRビデオと高効率・互換性優先の関係
色がiPhoneの画面と違う HDRからSDRへの変換。HDRの素材をディスクにすると起きる 同上「HDRのまま外へ出すと」
USBの転送が遅い 17・Air・17e・16・16eはUSB 2。Pro系・DuoでもケーブルがUSB 3対応か 本体容量とUSB-Cの速度
共有アルバムの画質 iOS 27以降に作ったアルバムはフル解像度、iOS 26以前は720p・15分まで 元の画質のまま取り出す・送る方法
4Kで撮ったのにDVDが粗い DVDは720×480。画素は4Kの約24分の1に縮む ディスクにすると、4K・HDR・120fpsはどうなるか
編集したら音がずれる FPS自動調整による可変フレームレートの可能性 同上「フレームレートと可変フレームレート」

表に無い疑問で多いのが「DVDに何分入るか」です。これはiPhoneの側ではなくディスクの側の計算で、1層のDVDなら画質との兼ね合いで収録時間が決まります。当社の考え方はDVDに何分入るか、ブルーレイに何時間入るかの早見表に書いてあり、iPhoneの動画の長さと容量をそこに当てはめれば答えが出ます。

買う前に見る行、撮る前に見る行、頼む前に見る行

機種を選ぶ段階なら、最初の早見表の「4Kの上限」「ProRes」「USB-C」の3列だけで足ります。4K 120fpsとProResを使う予定が無ければPro系を選ぶ理由は動画の面では小さく、USB 2の転送時間が気になるかどうかが残る判断です。撮る段階なら、容量の表と「HDRビデオと高効率・互換性優先」の節です。設定を1つ変えるだけで容量と互換性が動くので、行事の前日に一度だけ確かめます。

頼む段階なら、次の節に進んでください。機種と設定を一言添えてもらえれば、当社の側で素材に合わせた組み立てができます。設定を決めるときの順番は、下の図のとおり「ディスクにするか」を最初に問うと短く済みます。

ディスクにして配るか、Windowsで自分で編集するか、4Kのまま残すかの3つの問いに、はい・いいえで答えて撮影設定に進む判断の図
最初の問いで「はい」なら、あとの問いは飛ばしてよい

この図で「はい」が最初に出た人は、1080p/30fpsでHDRをオフにしておけば、容量も色も転送も悩みが減ります。4Kのまま残す予定がある人は、4K/30fpsの高効率で撮っておき、ディスクにするときに当社が縮めます。4K/60fps以上と120fpsは、スポーツの一瞬を後からゆっくり見たい、といった目的があるときだけ選ぶ設定です。

当社に頼むときは、機種と設定を一言添える

iPhoneで撮った動画をDVDやブルーレイにするとき、動画を変換してから送る必要はありません。HEVC(高効率)のMOVも、HDRのままの動画も、4Kも、そのまま入稿できます。当社の側で、DVDなら720×480・29.97fps・MPEG-2、ブルーレイなら1920×1080に組み立て直し、書き込んだあとに実際のプレーヤーで再生を確かめてから、ケースに入れて発送するか店舗でお渡しします。

共有URLの作り方と保持期限

入稿は、動画の共有URLを注文フォームに貼る方法です。ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなど、動画のURLが作れるサービスならどれでも構いません。iPhoneからそのまま入稿できるので、パソコンを経由しなくても注文が完結します。ファイルが複数あるときは、ファイル名の頭に「01_」「02_」と番号を付けて収録の順番を示してください。

ギガファイル便を使うなら、保持期限の初期値が5日である点に気をつけます。期限は3・5・7・14・30・60・100日から選べますが、アップロードした後に期限を変えたり延ばしたりはできません。当社の通常便は受付から5営業日で発送なので、アップロードの前に14日か30日を選んでおくと、確認のやり取りが入っても期限切れになりにくくなります。1ファイル300GBまで送れるので、4Kの長い動画でも分割は要りません。

メモに書く8項目

注文フォームの備考に、次の8項目を分かる範囲で書いてもらえると、当社の作業が速く正確になります。機種名。解像度とfps(カメラ画面の上部の表示、たとえば「4K・60」)。HDRビデオがオンかオフか。フォーマットが高効率か互換性優先か。「PALフォーマットを表示」をオンにして25fpsで撮っていないか。ProResやLogを使ったか(Pro系のみ)。空間ビデオで撮ったか。縦向きか横向きか、そして収録する順番。

入稿するときのメモに書く8項目を、機種名、解像度とfps、HDR、フォーマット、PAL、ProResとLog、空間ビデオ、縦横と順番の順に並べた確認表
分からない項目は空欄でよい。ファイルから読み取れるものもある

分からない項目は空欄で構いません。解像度・fps・形式はファイルから読み取れますし、写真アプリで動画を上にスワイプすると出る「情報」にも、撮影した機種、日時、ファイルサイズが表示されます。8項目を1枚のメモにしたディスク化で業者に伝えることをまとめた入稿メモの記事を、フォームを開く前に見てもらえれば十分です。

設定を覚えていないときは、ファイルサイズから逆算できます。写真アプリの「情報」に出るファイルサイズを長さで割って1分あたりに直し、容量の表と突き合わせます。10分の動画で、高効率+HDRなら650MB前後が1080p/30fps、1.0GB前後が1080p/60fps、1.9GB前後が4K/30fps、4.4GB前後が4K/60fps。1.3GB前後なら互換性優先の1080p/30fps、という見当です。場面で上下するので断定はできませんが、「4Kで撮ったつもりが1080pだった」程度の取り違えはこれで分かります。

5GB・25GBを超えるとき

料金は、基本料金(DVD・1枚あたり)が1,500円(税抜)で、オーサリングと書き込み、ケース入れ込みまでが含まれます。1つの内容のデータがDVDで5GB以上、ブルーレイで25GB以上になるときは、エンコード手数料(大容量データ・内容1種類につき)が3,000円かかります。同じ内容の焼き増し分にはかかりません。高効率+HDRの4K/60fpsで11分、4K/30fpsで26分ほどの動画がDVDの境目にあたるので、容量の節の数字で先に見当をつけておくと、注文のときに迷いません。

納期は、通常便が受付から5営業日で発送、お届けは発送から2〜3日です。15時以降のご注文は翌営業日の受付になり、土日祝の注文と入稿は翌営業日からの作業になります。急ぐときは短納期のオプションがあるので、注文フォームで選んでください。iPhoneの動画を入稿するときの手順を画面の順に書いたのがiPhoneで撮った動画をDVD・ブルーレイにする手順で、注文はDVD書き込みの注文ページから、迷う点があれば相談・問い合わせからどうぞ。機種と設定の一言があれば、こちらから聞き返す回数が減ります。

よくある質問

Q. iPhone 17で4K 120fpsは撮れますか
A. 撮れません。iPhone 17の4Kは24・25・30・60fpsまでで、4K 120fpsと1080p 120fpsの通常ビデオは18 Pro・17 Pro・16 ProのPro系とiPhone DuoのFusionメインカメラだけです。Air・17e・16・16eも同じく4K 60fpsまでで、iOSを更新しても選択肢は増えません。

Q. iPhoneの動画は1分で何MBですか
A. 設定で3通りに分かれます。1080p/30fpsは高効率+HDRで約65MB、高効率でHDRなしなら約60MB、互換性優先(H.264)で約130MB。4K/30fpsは順に約190MB・170MB・350MB、4K/60fpsは約440MB・400MBで互換性優先では選べません。いずれもiOS 18.6の設定画面に出る目安です。

Q. iPhoneで4K 60fpsを1時間撮ると何GBになりますか
A. 高効率+HDRで1分約440MBなので、計算上は1時間で約26.4GB。HDRをオフにすると1分約400MBで約24GBです。互換性優先では4K 60fpsそのものが選べません。1080p/30fps(高効率+HDR)の1時間が約3.9GBなので、およそ6.8倍の容量になります。

Q. iPhone DuoでProResは撮れますか
A. 仕様ページのビデオ撮影フォーマットはHEVCとH.264だけで、ProRes・ProRes RAW・Logの記載はありません。4K 120fpsとUSB 3はPro系と同じで、シネマティック4K 60fpsは18 Proと同じです。Duoは2026年10月23日(金)発売予定で、この記事の時点では未発売のため、仕様ページの記載だけを根拠にしています。

Q. 互換性優先にすると動画の容量はどう変わりますか
A. 同じ解像度・fpsで2倍前後になります。1080p/30fpsなら高効率+HDRの約65MBが約130MBに、4K/30fpsなら約190MBが約350MBになります。あわせて4K 60fps以上、1080p 240fpsのスローモーション、HDRビデオ、シネマティックモードが使えなくなります。

Q. HDRビデオはオフにしたほうがいいですか
A. DVDやブルーレイにするだけなら、ディスクの画質の面でオフにして失うものはほとんどありません。ディスクの規格にHDRが無いので、どのみちSDRに変換されます。iPhoneやMacの画面だけで見るならオンのままのほうがきれいです。オフにする場所は「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」→「HDRビデオ」です。

Q. iPhone AirのUSB-CはUSB 3ですか
A. USB 2(最大480Mb/s)です。USB 3(最大10Gb/s)はiPhone 18 Pro・17 Pro・16 ProのPro系とiPhone Duoだけで、17・17e・16・16eもAirと同じUSB 2です。USB 3の速度を出すにはUSB 3対応のケーブルが要り、同梱ケーブルの転送速度はAppleの仕様ページに書かれていません。

Q. iPhone 16の128GBで動画は何時間撮れますか
A. 18 Proの仕様ページの注記(iOSとApple製アプリで約12〜24GBが使用済み)を当てはめると、空きは100GB余りです。1080p/30fps(高効率+HDR・約65MB/分)なら計算上26時間ほど、4K/60fps(同・約440MB/分)なら4時間弱。写真や他のアプリの分を除くと、実際はその半分以下で見ておくのが安全です。

Q. ProResの動画は1分でどれくらいの容量ですか
A. 設定画面の説明文では、10ビットHDR ProResで1080p/30fpsが約1.7GB、4K/30fpsが約6GBです。128GBのモデルは本体に1080p/30fpsまで、256GB以上は1080p/60fpsと4K/30fpsまで本体に記録でき、4K/60fps以上は外部ストレージが要ります。ProResのファイルはHEVCの最大30倍の大きさです。

Q. 空間ビデオはDVDやブルーレイにできますか
A. できますが、平面の1080p/30fpsの動画として扱います。空間ビデオはApple Vision Proで立体に見るための形式で、ほかのAppleデバイスでは通常のビデオとして表示されます。1分約130MBで、対応機は18 Pro・17 Pro・16 Pro(各Pro Maxを含む)と17・16/16 Plusです。立体で残したいなら、元のファイルを別に保管しておきます。

Q. iCloud共有アルバムの動画は画質が落ちますか
A. アルバムを作った時期で違います。iOS 27以降で作成した共有アルバムはオリジナルの形式・フル解像度で、持ち主のiCloudストレージを消費します。iOS 26以前で作成したアルバムは、ビデオが最長15分・最大720pに縮小されます。ディスクにする素材は、古いアルバムから取らないようにします。

Q. iPhoneの動画のビットレートは何Mbpsですか
A. Appleは公表していないので、設定画面の1分あたりの目安から計算した値になります。1080p/30fps(高効率+HDR)で約8.7Mbps、互換性優先で約17.3Mbps、高効率+HDRの4K/30fpsで約25.3Mbps、4K/60fpsで約58.7Mbps、4K/120fpsで約106.7Mbps。最新機種の実測は見つかっていないので、実測値としては書けません。

Q. 4Kで撮った動画をDVDにすると画質はどうなりますか
A. DVDは720×480で作るので、4K(一般に3840×2160)の画素は約24分の1に縮められます。細かい文字や遠くの顔はDVDでは判別しにくくなりますが、映像が乱れるわけではありません。細部を残したいならブルーレイ(1920×1080・4Kの4分の1)にします。

Q. iPhoneの動画は変換せずにそのまま入稿できますか
A. できます。HEVC(高効率)のMOVも、HDRのままでも、4Kでも、共有URLを注文フォームに貼るだけで入稿できます。1つの内容がDVDで5GB以上、ブルーレイで25GB以上になるときは、エンコード手数料(大容量データ・内容1種類につき)が3,000円かかります。機種と設定を備考に添えてもらえると助かります。

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