この記事の要点
頼む先は、作るもので決まります。動画のデータから家のプレーヤーで見るDVD・ブルーレイを作るなら書き込み代行、ビデオテープの映像ならダビングを受け付ける店、同じ盤を何百枚も作るならプレスの工場も候補です。
見積もりは、DVDかブルーレイか、枚数、印刷、ケース、納期をそろえて取ります。基本料金に含まれるもの、追加の料金、送料、納期を並べ、支払う総額で比べます。
MP4をそのまま焼いたディスクは、一般的な家庭用のDVDプレーヤーでは再生できません。動画をプレーヤーで見る形に組み立てる作業(オーサリング)が料金に入っているかを確かめます。
注文の前に、1枚目で再生を確かめられるか、送った動画や預けた原本がどう扱われるか、映らないときにどこへ連絡するかを聞いておきます。
お店に持ち込むか、ネットで頼むかは、渡すもの(テープなどの原本か、動画のデータか)と受け取り方で選びます。1枚から受け付けるかも、最初に見るところです。
DVDも ブルーレイも、 1枚から 作れます。
配る 相手の プレーヤーが わからない ときは、 DVDプレーヤーでも ブルーレイプレーヤーでも 見られる DVDが 安心です。
1枚1,500円(税抜)から・ 1枚から注文できます
撮りためた動画を、家のテレビで見られるDVDやブルーレイにしたい。パソコンに書き込めるドライブがない、配る枚数が多い、渡す日が決まっている。そうしてDVD・ブルーレイ作成の業者を探すと、「書き込み代行」「ダビング」「コピー」「プレス」と、似た言葉のサービスが並びます。
業者を選ぶ順番は3つです。まず、作るもので頼む先の種類を決めます。動画のデータから家のプレーヤーで見る映像のディスクを作るのか、ビデオテープをダビングするのか、同じ盤を何百枚もプレスするのか。次に、同じ仕様で見積もりを取り、基本料金に含まれるもの、追加の料金、送料、納期を並べて、総額で比べます。最後に、1枚目で再生を確かめられるか、元のデータの扱い、困ったときの連絡先を確かめます。
種類を決め、同じ仕様で見積もりを並べ、最後に再生とデータの扱いを確かめる
料金表の「1枚あたり」の金額は、そこに入っている作業が同じとは限りません。完成した盤を複製するだけの料金なのか、動画をプレーヤーで見る形に組み立てる作業まで入った料金なのか。入っている作業をそろえずに金額だけを並べても、比べる材料になりません。
この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります
DVD・ブルーレイ作成の業者は、作るもので種類が決まる DVD・ブルーレイを焼いてくれるお店に持ち込むか、ネットで頼むか MP4をそのまま焼いても、家のDVDプレーヤーでは映らない 見積もりで確かめる項目|同じ仕様をそろえて並べる 料金は総額で比べる|1枚・10枚・100枚で見るところ 安い見積もりを選ぶ前に確かめる8つのこと 1枚目で再生を確かめてから、枚数をそろえる 送った動画の扱いと、困ったときの連絡先 残りの3項目を見る 自分で焼くか、業者に頼むか 見積もりを頼む前にそろえること|当社に頼む場合の流れ よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
DVD・ブルーレイ作成の業者は、作るもので種類が決まる
動画をディスクにする仕事は、手元にあるものと作りたいものの組み合わせで、頼む先の種類が分かれます。
作りたいもの
頼む先と作業
動画から家で見る ディスク
書き込み代行。動画を組み立ててDVD-RやBD-Rに書き込む
ビデオテープの映像
ダビングを受け付ける店や業者。テープを再生して取り込む作業が加わる
完成したDVDを増やす
ディスクのコピー。送るのが盤か動画のファイルかは業者の案内で確かめる
同じ盤を数百枚
プレスの工場と、コピーの両方で見積もりを取る
スマホやビデオカメラで撮った動画や、編集して書き出したMP4・MOVのファイルがあるなら、頼む先は、動画のデータから映像のディスクを作る店(書き込み代行)です。動画を受け取り、家庭のプレーヤーで再生できる形に組み立てて(オーサリング)、DVD-RやBD-Rに書き込むのが主な作業になります。ケースや盤面の印刷、チャプターやメニューが、どこまで基本の料金に入るかは、店ごとに確かめます。
ビデオテープをDVDにしたいとき
VHSやミニDVなどのテープの映像は、テープを再生して映像を取り込む作業が先に要ります。頼む先は、ダビングを受け付けている店や業者です。窓口に持ち込む形と、テープを送って頼む形があり、その違いは次の節で比べます。
テープのダビングで尋ねることは、動画のデータから作る場合と少し違います。手元のテープの種類を全部受け付けるか。仕上がりをテレビで見るDVDにするのか、パソコンで扱う動画ファイルにするのか。カビのあるテープをどう扱うか。元のテープがいつ戻るか。尋ねる項目の一覧は、ビデオテープをデジタル化する方法 の「ダビングサービスに頼むときに確かめること」にまとめています。
完成したDVDを増やすときは、コピーの料金に何が入るかを見る
手元に完成したDVDがあり、同じものを何枚も作りたいときは、ディスクのコピー(複製)を頼みます。コピーは、記録型のディスクに同じデータを書き込んで作る方法です。完成した盤を送るのか、動画のファイルを送るのかは業者で違うので、入稿の形は業者の案内で確かめます。
気をつけたいのは、完成した盤からの複製の料金と、動画から最初の1枚を作る料金を、同じものとして比べないことです。動画のファイルしかないなら、組み立てる作業が加わります。コピーの料金表を見るときは、その金額が盤からの複製だけを指すのか、動画からの組み立てまで含むのかを確かめます。
何百枚も作るなら、プレスも比べる
プレスは、工場がマスターから原盤と型(スタンパー)を作り、その凹凸を樹脂の円盤に写して作る方法です(国立国会図書館の調査報告書)。できあがるのは、市販のDVDと同じ再生専用の盤。型を作る工程は枚数にかかわらず欠かせないので、その手間と日数が見積もりと日程に加わります。受け付ける最少の枚数(最小ロット)や納期は工場の条件で変わり、見積もりで確かめることになります。
何枚からプレスのほうが安くなるかに、決まった数字はありません。同じ仕様でプレスとコピーの見積もりを取り、総額を作る枚数で割って比べます。売れる見込みや配る人数より多く作れば、余った分は在庫として残ります。比べ方の手順はCD・DVDのプレスとコピーの違い で詳しく書きました。
DVD・ブルーレイを焼いてくれるお店に持ち込むか、ネットで頼むか
頼み方は、大きく2つに分かれます。家電量販店や写真店、ダビングを扱う店の窓口に持ち込む方法と、ネットで注文して、動画のデータや原本を送る方法です。違いは、渡し方、原本の動き、相談のしかた、受け取り方に出ます。
比べる点
店に持ち込む
ネットで頼む
渡し方
窓口で手渡し
データを送る。原本は郵送など
原本
店に預ける
データなら手元に残る
相談
窓口で対面
フォームやメールなど
受け取り
店頭
配送。届くまでの日数が加わる
店に持ち込むよさは、現物を見せながら窓口で相談できることです。テープの種類が分からない、ディスクの傷みが気になる、といった言葉にしにくい相談は、対面のほうが進めやすくなります。受付では、作業をその店でするのか、別の場所に送ってするのかを尋ねます。どちらかで、仕上がりの日と、預けた原本がどこを動くかが変わるからです。預けるときは、本数や題名を書いた控えをもらっておきます。
ネットで頼むよさは、住んでいる場所を問わず、動画のデータを送るだけで済むことです。スマホやパソコンの動画なら、共有URLなどでデータを送るので、元の動画は手元に残ります。テープや完成した盤のように原本が要る作業では、郵送や宅配で送ることになるので、追跡できる方法で送り、返し方を先に確かめます。受け取りは配送になり、発送から届くまでの日数も見込んでおきます。
日が迫っているときは、店頭で受け取れるかどうかも分かれ目になります。ネットで注文して、店頭で受け取れる店もあります。ビデオテープのダビングを頼むときに確かめることは、ビデオテープをデジタル化する方法 にまとめています。
MP4をそのまま焼いても、家のDVDプレーヤーでは映らない
見積もりを比べる前に、確かめておきたいことがあります。スマホやビデオカメラで撮ったMP4などのファイルを、そのままDVD-Rに書き込んだ「データのDVD」は、パソコンでは開けても、家庭用のDVDプレーヤーでは映像のディスクとして読まれません。パナソニックは、パソコン内の動画をそのままDVDに書き込んでも、一般的な家庭用DVDプレーヤーでは再生できないと説明しています。マクセルも、DVDプレーヤーを、市販されているDVDビデオの再生専用機としています。
プレーヤーで見るディスクは、動画をDVD-Videoという規格の形に組み立ててから書き込みます。この組み立ての作業を、オーサリングと呼びます。ブルーレイでは、BDMVという形に組み立てます。
日本向けのDVD-Videoは、画面が720×480、1秒29.97コマのNTSCで、映像はMPEG-2です(オーサリングソフトTMPGEnc Authoring Works 7の仕様)。国内の機器はNTSCのディスクが前提で、ソニーのレコーダーの説明書にも、NTSC以外の方式で記録したディスクは再生できないとあります。
DVDでは、書き込んだあとに、ほかの機器でも読める形にディスクを閉じる処理(ファイナライズ)も欠かせません。パナソニックによると、ファイナライズしていないDVDは、作ったパソコンやレコーダー以外の機器では再生できません。オーサリングで決める項目は記事「オーサリングとは? 」に書きました。
見積もりの言葉で見分ける
頼む先の説明や見積もりに「DVD-Video」「オーサリング」「プレーヤーで再生できる形」とあれば、家のプレーヤーで見るためのディスクです。「データ」「保存用」とあれば、ファイルのまま書き込むディスクを指すことがあります。どちらか分からないときは、テレビにつないだプレーヤーで見るのか、パソコンで開くのかを伝えて確かめます。
届いたディスクをパソコンで開くと、見分けがつきます。映像のDVDなら、VIDEO_TSというフォルダがあり、中に拡張子がVOB・IFO・BUPのファイルが並びます(Corel)。「発表会.mp4」のように動画のファイル名がそのまま見えれば、データのDVDです。詳しい見分け方と作り直し方はデータDVDと映像DVDの違い にあります。
見積もりの言葉と、届いた盤をパソコンで開いた中身で見分けられる
ブルーレイは、見る家にブルーレイの機器があるときに
ブルーレイを頼むのは、見る家にブルーレイを再生できる機器があるときです。ソニーの説明では、DVDプレーヤーの赤色レーザーではブルーレイの細かな記録を読みこめず、ブルーレイのハイビジョン映像を解読する技術も積んでいないため、DVDプレーヤーではブルーレイを再生できません。
反対に、ブルーレイのプレーヤーやレコーダーの多くはDVDも再生できます(ソニーBDP-S1700/K、パナソニックDMP-BD90の仕様、ソニーのレコーダーの説明書)。配る相手の機器が分からないなら、全員にDVDを渡し、ブルーレイの機器がある家にだけブルーレイも作る、という分け方ができます。
見積もりで確かめる項目|同じ仕様をそろえて並べる
見積もりは、同じ動画、同じ枚数、同じ仕上がり、同じ受け取りの日で取って、はじめて比べられます。次の項目を、頼む先ごとに同じ順で確かめます。
項目
確かめること
オーサリング
プレーヤーで見る形に組み立てる作業が、料金に入っているか
形式
DVDはDVD-Video、ブルーレイはBDMV。DVDは国内向けのNTSCか
長さとディスク
1層のDVDに入るのは約2時間。超えるなら2層か、2枚か、ブルーレイか
チャプター・メニュー
基本の料金に入っているか、追加の料金か
盤面の表示
印刷か、シールか。原稿の送り方
ケース
ケースに入れるか。背表紙やジャケットの印刷
送料
1注文ごとか、届け先ごとか。追跡できるか
納期
営業日で数えるか。締め切りの時刻と、発送日か届く日か
データ
受け取り方と、いつまで持ち、いつ消すか
再生の確認
書き込んだあと、何の機器でどこまで見るか
困ったとき
映らないときの連絡先と、作り直しの条件
表の項目は、頼む先の料金表や注文の画面に書かれていることもあれば、尋ねないと分からないこともあります。書かれていないものは、見積もりを頼むときにまとめて質問しておくと、答えを同じ形で並べられます。業者に伝える仕様の一覧は、オーサリングの記事の「業者に頼むときに伝える仕様」にもあります。
長さとディスクの種類|1層のDVDに入るのは約2時間
1層のDVD-R(4.7GB)に入るのは、レコーダーのSPモードと同じくらいの画質で約2時間です(パナソニック ディーガDMR-2W203の仕様)。それより長い動画は、2層のDVD-R DL(8.5GB)にするか、区切りのよいところで2枚に分けるか、ブルーレイにします。どれにするかで料金が変わることがあるので、合計の長さは見積もりの前に伝えます。
2層は1枚に収まる一方で、再生できる機器が1層より限られます。カナダ保存研究所(CCI)は、記録型のDVDやブルーレイは1層のほうが2層より機器との互換性がよく、DVD-RはDVD+Rより、とくに古い機器で互換性がよいとしています。ソニーの説明書にも、2層のディスクは層が切り換わるときに映像と音声が一瞬途切れることがある、と書かれています。
配る相手の機器が分からないなら、どの種類のディスクに書き込むのか(DVD-Rか+Rか、1層か2層か)も尋ねておきます。機種ごとの違いは配るDVDを、どの家のプレーヤーでも見られるように作るには で確かめられます。
会場で上映するなら、会場の指定が先
結婚式場やホールで流すディスクは、頼む先を決める前に、会場の指定を確かめます。
DVDかブルーレイか
画面の比率(16:9か4:3か)
本編の前後に黒い画面を何秒入れるか
1枚に何本入れてよいか
メニューを付けるか
指定があれば、見積もりを頼むときにそのまま添えます。
盤面の表示とケースは、印刷の方法まで見る
ディスクの表に題名や写真を入れる方法には、印刷とシールがあります。「インクジェットプリンター対応」などと書かれたDVDなら、レーベル面に直接印刷できるプリンターで刷れます(マクセル)。紙のラベルやシールを貼ったディスクについては、PlayStationの公式の案内が、本体の故障の原因になる場合があるとして使わないよう書いています。米国国立標準技術研究所(NIST)の手引きも、接着のラベルは使わないよう勧めています。見積もりの「盤面」が、どちらの方法を指すのかを確かめます。
ケースも、ディスクをケースに入れるところまでが基本の料金なのか、背表紙やジャケットの印刷が別なのかで、総額が変わります。印刷を頼むなら、画像の送り方と、仕上がりの見本を見られるかも聞いておきます。
納期は、発送日・届く日・試写の日を分けて数える
納期の書き方は、頼む先ごとに数え方が違うことがあります。「5営業日」なら土日祝や休業日を除いて数え、「発送日」なら届くまでの日数が加わります。急ぎの締め切りの時刻が、注文だけを指すのか、支払いや動画の入稿まで済ませた時刻を指すのかも確かめます。使う日から逆に数えるときは、届いたディスクを見る機器で再生する日と、会場で試写する日も入れておきます。
納期が発送日か届く日かを確かめ、再生と試写の日も入れて逆に数える
料金は総額で比べる|1枚・10枚・100枚で見るところ
1枚あたりの金額だけを並べても、支払う総額は分かりません。見積もりを次の行に分けて、支払う総額を出してから比べます。
最初の1枚(組み立てと書き込み)
同じ内容の2枚目から
オプション(盤面の印刷、ケース、チャプター、メニュー)
急ぎの料金
送料
消費税
作る枚数によって、とくに見るところが変わります。
枚数
とくに見るところ
1枚
1枚から受け付けるか。その1枚の料金に何が入るか。送料
10枚前後
同じ内容の2枚目からの料金。印刷とケースは枚数分か
100枚を超える
コピーとプレスの両方の見積もり。総額÷作る枚数と、余る枚数
1枚だけ作るとき
まず、1枚から受け付けているかを、注文の画面や料金表で確かめます。1枚だけのときの総額は、その1枚の料金に、付けたオプションと送料、消費税を足したものです。その1枚の料金に、プレーヤーで見る形に組み立てる作業とケースが入っているかも見ておきます。確認用に1枚を先に作り、見る機器で確かめてから枚数を足すなら、あとから足す分の数え方(同じ注文の続きか、新しい注文か)も聞いておきます。
10枚前後を配るとき
配る枚数は、「全部で10枚」なのか、「1枚と、同じものを10枚追加」なのかで、1枚違います。頼むときは、納品してほしい総枚数で伝えます。内容が違うディスク(第1部と第2部など)や、同じ内容をDVDとブルーレイの両方で作るときは、それぞれ何枚かを分けて書きます。盤面の印刷やケースの印刷が、1枚ごとにかかるのか、内容1種類ごとにかかるのかも確かめます。
100枚を超えるとき
枚数が多いときは、コピーとプレスの両方で見積もりを取り、作る枚数の候補ごとに「見積もりの総額÷作る枚数」で1枚あたりを出します。見込みより多く作れば余りが在庫になるので、1枚あたりの金額と、余る枚数の両方を並べて決めます。印刷、包装、確認用の見本、内容を確定したあとの修正、届け先が何か所かあるときの送料も、同じ条件にそろえます。複製の料金の見方と見積もりの条件は、DVDのコピー・焼き増しを頼む料金 でも整理しています。
安い見積もりを選ぶ前に確かめる8つのこと
金額の低い見積もりが、同じ作業を安く引き受けているのか、作業の範囲が違うのかは、金額だけでは分かりません。次の8つを、どの頼む先にも同じ言葉で尋ね、答えを並べます。
金額に、動画をプレーヤーで見る形に組み立てる作業(オーサリング)が入っているか。完成した盤からの複製だけの料金ではないか
盤面の印刷、ケース、チャプター、メニューが金額に入っているか、別の料金か
送料と消費税が入っているか。送料は1注文ごとか、届け先ごとか
同じ内容の2枚目、内容が違うディスク、DVDとブルーレイの組み合わせを、どう数えるか
書き込むディスクの種類(DVD-Rか+Rか、1層か2層か)と、盤面の表示が印刷かシールか
書き込んだあと、何の機器で、最初から最後まで再生を確かめるのか
送った動画をいつまで持ち、いつ消すか。預けた原本をどう返すか
映らないときの連絡先と、作り直しの条件。納期は発送日か、届く日か
答えがそろうと、金額の差がどこから来ているかが見えてきます。作業の範囲が同じなら、あとは総額と納期で選べます。範囲が違うなら、足りない作業を足した総額で比べ直します。決め手は安さそのものより、自分の使い道に要る作業が入っているかどうかです。
1枚目で再生を確かめてから、枚数をそろえる
形式もディスクも条件どおりに作っても、1台の機器で映らないことはあります。ソニーのレコーダーの説明書は、記録済みのDVD-RやBD-Rなどは、傷や汚れのほか、記録状態や記録した機器、ソフトの特性などで再生できないことがあると書いています。CCIも、1台で再生できないディスクが、別の機器ではふつうに再生できることがあるとしています。
何十枚も配るなら、全部を頼む前に1枚を作り、見る機器で最初から最後まで再生します。DVDだけのプレーヤー、ブルーレイのレコーダー、ゲーム機、車のナビのように、種類の違う機器で試せるほど、確かめられる範囲が広がります。見るのは次の点です。
ディスクを入れて本編が始まるか。メニューを付けたなら、メニューから再生できるか
最初から最後まで止まらずに流れるか。2層なら、層の切り換わりのあとも続くか
チャプターを付けたなら、次のチャプターへ飛べるか
音が出るか。音の大きさと、映像とのずれはないか
画面の端が欠けていないか。名前などの小さな文字が読めるか
確かめてから残りを頼むときは、確認に使った1枚と同じ動画で頼みます。当社では、残りを後日頼むと新しい注文の1枚目から数えるので、その1枚は基本料金になります。動画を編集し直したら別の版になるので、もう一度1枚目から確かめます。結婚式場などで上映するディスクは、本番の前に会場の機器で試写します。
動画を編集し直したら別の版。もう一度1枚目から確かめる
送った動画の扱いと、困ったときの連絡先
動画のデータを送る方法は、頼む先の案内に従います。共有URLで送る形なら、URLの期限に気をつけます。ギガファイル便では、保持期限をアップロードの前に3日から100日までの7種類から選び(何も変えなければ5日)、アップロードしたあとは延ばせません。頼む先がダウンロードを終える前に期限が来ないよう、余裕のある日数を選びます。
送ったあとのことも、注文の前に尋ねておきます。受け取った動画をいつまで持っていて、いつ消すのか。後日、同じディスクを追加で頼むとき、動画を送り直すのか。テープやディスクの原本を預けるなら、預かっているあいだの置き場所と、返す方法と時期。子どもの顔や名前が映る動画を送るときは、なおさら確かめておきたい点です。
元の動画は、ディスクができたあとも消さずに残します。DVDは720×480に作り直した見るための複製で、ブルーレイも1920×1080までです。4Kで撮った細かさは、元の動画にしか残りません。
映らないときに連絡する前に
受け取ったら、早めに見る機器で再生します。映らないときは、まず別の機器で試し、その機器の説明書の「再生できるディスク」の欄で、DVD-Rの行を見ます。シャープも、ほかのDVDプレーヤーで再生できないときは、まずそのプレーヤーがDVD-R・DVD-RWを再生できるかを確かめるよう案内しています。
頼む先に連絡するときは、機器の型番、症状、ほかのディスクでの結果を添えると、やり取りが短く済みます。連絡先と、作り直しを受け付ける条件や期限は、注文の前に確かめておくところです。
送った動画の扱いと連絡先は、注文の前に聞いておく
自分で焼くか、業者に頼むか
自分で焼くのに向いているのは、書き込めるドライブが手元にあり、作るのが1〜2枚で、失敗しても焼き直す時間がある場合です。失敗して失うのはディスクと時間ですが、配る日が迫っていると、その時間が取れません。次のような場合は、業者に頼むことを考える場面です。
ドライブやパソコンがなく、動画がスマホにしかない
上映や配る日が決まっている
同じ盤を何枚も作る
メニューやチャプターまで整えたい
自分で作るなら、パソコンと、DVD-RやBD-Rに書き込めるドライブ、動画を映像のディスクに組み立てるオーサリングソフトが要ります。WindowsやMacに最初から入っている書き込みの機能で作れるのは、データのディスクまでです。ブルーレイを自分で焼く手順と、無料でできる範囲は動画をブルーレイに焼く方法 にまとめました。
見積もりを頼む前にそろえること|当社に頼む場合の流れ
どこに頼むにしても、次のことを先にそろえておくと、見積もりのやり取りが短く済みます。
見る機器と、DVDかブルーレイか(両方か)
動画の本数と、合計の長さ
内容ごとの枚数(同じ内容を何枚、違う内容が何種類)
チャプター、メニュー、盤面の印刷、ケースの印刷が要るか。要るなら、その画像と文字
会場で上映するなら、会場の指定
使う日と試写する日、受け取り方(配送か店頭か)
市販の曲を使った動画を配るなら、曲の手続き。JASRACは、無料で配る場合でも利用申請が要り、申請は製造の前としています
当社(ディスクメーカー)は、大阪市北区・梅田にある、DVD・ブルーレイの書き込み代行の小さな店で、注文は1枚から承ります。動画をギガファイル便にアップロードし、共有URLを注文フォームに貼っていただきます。スマホからも入稿できます。何本もの動画は、ファイル名の頭に「01_」「02_」と付けて収録順を指定してください。
こちらで動画を受け取り、プレーヤーで再生できる形に組み立て(オーサリング)、書き込み、実際のプレーヤーで再生を確かめてから、ケースに入れて発送するか、店舗でお渡しします。DVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作ります。
料金は、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)、基本料金(Blu-ray・1枚あたり)1,500円で、オーサリング+書き込み+ケース入れ込みを含みます。同じ内容の2枚目からは、追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)1,000円です。内容が違うディスクと、DVD・ブルーレイの組み合わせは、それぞれ1枚目から数えます。後日の追加注文は、新しい注文の1枚目からです。
盤面レーベル印刷、ケース+背表紙印刷、チャプター分け、メニュー画面作成は基本料金に含まれないオプションで、付けた枚数分かかります。オプションの金額は料金表 に載せています。
通常便は受付から5営業日で発送し、お届けは発送から2〜3日です。15時以降のご注文は翌営業日の受付で、発送までの日数は土日祝・休業日を除いた営業日で数えます。配送はクリックポスト(追跡番号あり)です。日が迫っているときの短納期のオプションには、次の3つがあります。
特急お届け(平日15時までの注文・入稿で翌日発送)
お急ぎお届け(平日15時までの注文・入稿で翌々日までに発送)
大阪・梅田の店舗での当日店舗お渡し(平日12時までの注文・入稿)
チャプターの位置は、チャプター分けを選ぶと開く「チャプター位置の指定」の欄に、2つ目以降の区切りを時刻で入れます(1つ目は動画の冒頭00:00:00に自動で入ります)。見る機器や配る日などの希望は注文フォームの備考欄に、注文の前に確かめたいことは相談・問い合わせフォームに書いてください。お引き受けできるのは、撮った本人か権利者の許可がある動画です。画面の欄に沿った注文の流れは、動画をDVD・ブルーレイにする注文の手順 で説明しています。
よくある質問
Q1. DVD作成の業者は、どう選べばいいですか? 作るもので頼む先の種類を決め、同じ仕様で見積もりを取って総額で比べ、最後に再生の確認、元のデータの扱い、連絡先を確かめます。動画のデータから家のプレーヤーで見るディスクなら書き込み代行、ビデオテープならダビングを受け付ける店、何百枚ならプレスの工場も候補です。見積もりは、基本料金に含まれるもの、追加の料金、送料、納期を並べます。
Q2. DVDの作成は、1枚だけでも業者に依頼できますか? 1枚から受け付けているかは、注文の画面や料金表で確かめます。当社は1枚から承っていて、後日の追加注文は新しい注文の1枚目から数えます。1枚だけのときは、その1枚の料金に、プレーヤーで見る形に組み立てる作業とケースが入っているか、送料がいくらかを見ておくと、総額がつかめます。
Q3. DVDを焼いてくれるお店に持ち込むのと、ネットで頼むのは何が違いますか? 店に持ち込むと、窓口で現物を見せながら相談でき、原本は店に預け、受け取りも店頭です。ネットで頼むと、動画はデータで送るので元の動画が手元に残り、住んでいる場所を問わず頼めます。受け取りは配送なので、届くまでの日数が加わります。持ち込むときは、作業をその店でするのか、別の場所でするのかを尋ねると、仕上がりの日が読めます。
Q4. ブルーレイも業者に作ってもらえますか? ブルーレイも作るかは、頼む先の注文の画面で確かめます。当社はブルーレイも1枚から作り、1920×1080で仕上げます。頼む前に、見る家にブルーレイを再生できる機器があるかを確かめてください。DVDプレーヤーではブルーレイを再生できません(ソニーの説明)。ブルーレイのプレーヤーやレコーダーの多くは、DVDも再生できます。
Q5. MP4の動画を送れば、テレビで見られるDVDになりますか? 動画をDVD-Videoの形に組み立てる作業(オーサリング)が入っていれば、家庭用のプレーヤーで見る映像のDVDになります。MP4をそのまま書き込んだデータのDVDは、パソコンでは開けても、一般的な家庭用のDVDプレーヤーでは再生できません(パナソニック)。再生できるディスクは機種ごとにも違うので、1枚目を見る機器で確かめます。
Q6. 見積もりは、何をそろえて比べればいいですか? 動画の長さ、DVDかブルーレイか、内容ごとの枚数、チャプターとメニュー、盤面の印刷とケース、受け取りの日と方法をそろえます。そのうえで、基本料金に含まれるもの、追加の料金、送料、消費税を行に分けて並べ、支払う総額で比べます。1枚あたりの金額だけでは、含まれる作業の違いが見えません。
Q7. 1枚あたりが安い業者を選んでも大丈夫ですか? 金額だけでは決められません。組み立てる作業(オーサリング)が入っているか、盤面やケース、送料が別か、書き込んだあとに何で再生を確かめるか、送った動画をいつ消すか、映らないときの連絡先はどこか。これらを同じ言葉で尋ねて並べます。作業の範囲が同じなら、あとは総額と納期で選べます。
Q8. 何枚から、コピーよりプレスのほうが安くなりますか? 決まった枚数はありません。料金の組み立ては工場や業者で違い、盤面の印刷やケース、包装でも総額が変わるからです。同じ仕様でプレスとコピーの見積もりを取り、作る枚数の候補ごとに「総額÷枚数」で1枚あたりを出します。見込みより多く作った分は在庫になるので、余る枚数もあわせて見ます。
Q9. ビデオテープの映像も、同じ業者にDVDにしてもらえますか? テープの映像は、テープを再生して取り込む作業が加わるので、ダビングを受け付けているかを確かめます。手元のテープの種類を全部扱えるか、仕上がりをDVDにするかファイルにするか、元のテープがいつ戻るかも尋ねます。当社の書き込み代行は、MP4・MOV・MTSなどの動画のデータからDVD・ブルーレイを作るサービスです。
Q10. 業者に頼んだDVDが家のプレーヤーで映らないときは、どうすればいいですか? まず別の機器で試し、その機器の説明書の「再生できるディスク」の欄で、DVD-Rの行を確かめます。CCIによると、1台で再生できないディスクが、別の機器では再生できることがあります。それでも映らないときは、機器の型番、症状、ほかのディスクでの結果を添えて、頼んだ先に連絡します。連絡先と作り直しの条件は、注文の前に聞いておきます。
Q11. 海外の業者にDVDを作ってもらっても、日本のプレーヤーで見られますか? 作り方しだいです。日本のDVDはNTSC方式(720×480・29.97fps)で、ソニーやパナソニックの国内向けの機器は、PAL方式など、NTSC以外の方式で記録されたディスクを再生できません。市販のディスクのようにリージョンを付けるなら、日本のDVDはリージョン2です。海外の業者に頼むときは、NTSCで作ることとリージョンの扱いを注文の前に確かめ、届いた1枚目を家のプレーヤーで試してから枚数をそろえます。方式の違いはNTSCとPALの違い 、リージョンはリージョンコードとは で説明しています。
参考にした公式の情報
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機器の仕様や各サービスの条件は変わることがあります。この記事は、2026年9月26日時点の各社・各機関の公式ページの記載をもとにしたものです。
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