この記事の要点
- リージョンコードは、市販のDVD・ブルーレイのような再生専用のディスクに付く、再生地域の番号です。ディスクとプレーヤーの番号が合わないと再生できません。
- 日本はDVDがリージョン2、ブルーレイがリージョンAです。国内向けの機器が再生するのは、DVDなら「2」か「ALL」、ブルーレイなら「A」を含むディスクです。
- 海外のDVDは、リージョンのほかに映像方式(NTSC/PAL)の違いでも再生できないことがあります。ソニーやパナソニックの国内向けの機器は、PAL方式など、NTSC以外の方式で記録されたディスクを再生できません。
- 自分で作ったDVD-R・BD-Rにリージョンを入れるかどうかは、作るソフトと設定しだいです。方式と相手の機器が合わなければ映らないので、海外に送るときは先に相手の国の方式と機器を確かめます。
- パソコンのドライブのリージョンは、変えられる回数に限りがあります(Macは最初の設定を含めて5回)。コピーガードを外して複製する方法は、私的使用の例外に入らないので取りません。
海外旅行で買った映画のDVDや、海外の知人から届いたブルーレイを日本のプレーヤーに入れても、再生が始まらないことがあります。故障や汚れを疑う前に確かめたいのが、ディスクに付いたリージョンコードです。
リージョンコードは、市販のDVD・ブルーレイのような再生専用のディスクに付く、再生地域の番号です。ディスクとプレーヤーの番号が合わないと再生できません。日本はDVDがリージョン2、ブルーレイがリージョンA。パナソニックやソニーの国内向けの機器が再生するのは、DVDなら「2」か「ALL」、ブルーレイなら「A」を含むディスクです。
海外のDVDには、もう一つ壁があります。映像方式(NTSC/PAL)です。日本の機器はNTSCという方式が前提で、ソニーのレコーダーの説明書には「NTSC以外のカラーテレビ方式で記録されたディスクは再生できません」とあります。リージョンが合っていても、方式が違うと再生できない機器があるわけです。国内で買ったディスクや自分で焼いたディスクが映らないときは、リージョンより先に、ファイナライズや傷などを疑います。
リージョンコードの区分|日本はDVDが2、ブルーレイがA
パナソニックのプレーヤーの注意書きは、リージョン番号を「国(発売地域)ごとに割り当てられた」番号と説明しています。その番号が再生専用のブルーレイやDVDビデオのディスクに表示されていれば、ディスクと機器の番号が一致しないと再生できない、という仕組みです。
1枚のディスクに付く番号は、1つとは限りません。Microsoftの開発者向けの資料によれば、ほとんどのDVDの作品には特定のリージョンが指定されていて、1つのリージョンでだけ再生できるもの、複数のリージョンで再生できるもの、すべてのリージョンで再生できるものがあります。
DVDは1〜6の数字で分かれる
DVDの区分は数字です。AppleのDVDプレーヤーの説明書にある表を元に、主な国・地域をまとめました。
| 番号 |
主な国・地域 |
| 0 |
すべての地域で 再生できる |
| 1 |
米国・カナダと 米国領 |
| 2 |
日本・ヨーロッパ 西アジア・北アフリカ 南アフリカ |
| 3 |
東南アジア 韓国・台湾 |
| 4 |
メキシコ・中南米 オーストラリア ニュージーランド |
| 5 |
ロシア・インド アフリカの多くの国 北朝鮮など |
| 6 |
中国大陸 |
日本はヨーロッパと同じ2で、アメリカは1です。ヨーロッパでも、ロシア・ウクライナ・ベラルーシは5に入ります。Appleの表では「リージョン0」がすべてのリージョンで再生できる番号で、国内のメーカーの説明書には、再生できる番号として「ALL」が挙がっています。
表にない番号もあります。Microsoftの資料によれば、1〜6は元のDVDビデオの規格で決められた番号です。7は決まっておらず、8は飛行機のような特別な場所のために1999年に加わりました。
ブルーレイはA・B・Cの3つ
ブルーレイの区分はアルファベットです。Microsoftのゲーム機(Xbox)のサポートページにある表を元にまとめました。
| 記号 |
主な国・地域 |
| A |
日本・北米・中南米 韓国・台湾 東南アジアの多く |
| B |
ヨーロッパ・アフリカ オーストラリア ニュージーランド |
| C |
中国・ロシア 中央アジア・南アジア |
DVDとは区切り方が違い、ブルーレイでは日本とアメリカが同じAに入ります。リージョンの上では、アメリカで売られているブルーレイ(A)は日本の機器と合い、同じ作品のDVD(1)は合わない、ということが起こります。
市販のディスクは、パッケージに地域コードが示されています(Microsoft)。買う前や再生する前に、DVDなら数字、ブルーレイならアルファベットの表示を見てください。
国内向けの機器が再生できるリージョン
国内向けの機器は、DVDは2、ブルーレイはAに合わせてあります。各社の説明書の書き方は次のとおりです。
| 機器 |
再生できる リージョン |
パナソニックの プレーヤー |
ブルーレイはA、 DVDは2とALL |
ソニーの レコーダー |
Aを含むBD-ROM、 2かALLのDVD |
パソコン用の ドライブ |
アイオーデータの 製品はDVDが2、 ブルーレイがA。 ALLも再生できる |
| Xbox |
本体と同じ地域で 販売されたディスク |
ゲーム機も考え方は同じです。MicrosoftはXboxについて、本体と同じ地域で販売されているブルーレイとDVDだけを再生でき、すべての地域向けに作られたディスクはどの本体でも再生できる、と説明しています。
リージョンが合っても映らないのは、映像方式(NTSC/PAL)が違うから
映像方式は、テレビの信号の決まりから来た区分で、リージョンとは別のものです。DVDビデオの画面は、NTSCが720×480、PALが720×576(Apple)。1秒あたりのコマ数は、NTSCが29.97、PALが25です(ペガシスのオーサリングソフトの仕様)。
国内の機器は、NTSCで記録されたディスクを前提に作られています。ソニーのレコーダーの説明書は「NTSC以外のカラーテレビ方式で記録されたディスクは再生できません」と書き、パナソニックのプレーヤーは「PAL方式で記録されたディスク」を再生できないディスクに挙げています。国内の機器では、リージョンが一致していても、方式が合わなければ再生できません。
どの国がNTSCかは、ソニーのビデオカメラの説明書にある「テレビ方式がNTSCの国、地域」の一覧が手がかりになります。アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、大韓民国、台湾、フィリピン、ペルー、チリなどが並び、ヨーロッパの国やオーストラリア、中国は入っていません。これをリージョンの表と重ねると、次のようになります。
| 国・地域 |
リージョンと 映像方式 |
| 日本 |
DVDは2、 ブルーレイはA。 方式はNTSC |
アメリカ・ カナダ |
DVDは1、 ブルーレイはA。 方式はNTSC |
| 韓国・台湾 |
DVDは3、 ブルーレイはA。 方式はNTSC |
| ヨーロッパ |
DVDは2、 ブルーレイはB。 NTSCの一覧に 入っていない |
| オーストラリア |
DVDは4、 ブルーレイはB。 NTSCの一覧に 入っていない |
| 中国 |
DVDは6、 ブルーレイはC。 NTSCの一覧に 入っていない |
ヨーロッパは、DVDのリージョンが日本と同じ2です。それでもNTSCの一覧には入っていないので、ヨーロッパで買ったDVDは、リージョンが合っていても方式の違いで再生できないことがあります。反対に、アメリカのDVDは方式こそ同じNTSCでも、リージョンの1が合いません。リージョンと方式は、両方を確かめて初めて判断がつきます。国ごとの方式の違いと、海外向けのディスクを作るときの考え方はPALとNTSCの違いと海外向けディスクの注意点にまとめています。
ブルーレイにも、PAL系の1秒25コマ・50コマの形がある
ブルーレイも、方式の違いと無縁ではありません。オーサリングソフトの仕様表を見ると、ブルーレイ(BDMV)の映像方式にもNTSCとPALがあり、PALでは1秒25コマや50コマの形を作れます。ソニーのレコーダーの説明書は、ブルーレイとDVDを分けずに「NTSC以外のカラーテレビ方式で記録されたディスクは再生できません」と書いています。海外のブルーレイが映らないときは、リージョンに加えて、この点も手元の機器の説明書で確かめます。
自分で作ったDVD-R・BD-Rに、リージョンコードは付くのか
パナソニックの注意書きが対象にしているのは、リージョン番号が「再生専用のブルーレイディスクビデオ/DVD-VIDEOディスク」に表示されている場合です。ソニーの説明書も、ブルーレイについては「BD-ROM」という書き方をしています。どちらも、市販のソフトのような再生専用のディスクを前提にした説明です。
自分でDVD-RやBD-Rに書き込むDVDビデオやブルーレイに、リージョンの番号を入れるかどうかは、作るソフトの作りと設定によります。すべての自作のディスクに当てはまる決まりが、公式の資料で示されているわけではありません。人に渡すディスクなら、作ったソフトの設定を確かめたうえで、相手の機器で1枚試してもらうのが確かです。
動画のファイルをそのまま書き込んだデータのディスクは、リージョンの仕組みの外にあります。Microsoftの資料には、ビデオの部分を持たないDVDにはリージョンの符号を入れてはいけない、とあります。ただし、データのディスクがテレビにつないだDVDプレーヤーで再生できるとは限りません。違いと見分け方はデータDVDと映像DVDの違いで説明しています。
もう一つ、映像方式の壁は自作のディスクにも残ります。日本の機器で見るためのDVDビデオはNTSCで作るので、NTSCの一覧に入っていない国の機器で見てもらうなら、その機器がNTSCのディスクを再生できるかを先に確かめます。「自作のディスクなら世界中どこでも見られる」とは考えないでください。
DVDが再生できない原因の見分け方
「再生できない」の原因は、リージョンだけではありません。ソニーのレコーダーの説明書も、再生できないときに確かめる点として、ディスクの向き、リージョンの番号、ほかの機器で記録したDVDのファイナライズを並べています。症状ごとに疑うことを並べると、次のようになります。
| 症状 |
疑うこと・ 確かめ方 |
海外で買った ディスクが 映らない |
リージョン。 DVDは2かALL、 ブルーレイはAが 入っているか見る |
リージョンは 合うのに 映らない |
映像方式。 国内の機器は NTSC以外の方式の ディスクを 再生できない |
自分で焼いた DVDが ほかの機器で 映らない |
ファイナライズ。 焼いた機器で 済ませたか 確かめる |
パソコンでは 見られるのに プレーヤーで 映らない |
ディスクの形式。 動画ファイルを 書き込んだだけの データのディスクか 確かめる |
録画した番組の DVDが ほかの機器で 映らない |
CPRM。 見る機器が CPRMに 対応しているか |
以前は 見られたのに 読み込まない |
傷・汚れ。 盤面を確かめ、 別の機器でも 試す |
パソコンで 海外のDVDが 見られない |
ドライブの リージョン。 変えられる 回数に注意 |
ファイナライズについては、ソニーが「他機器で記録したDVDやCDを本機で再生する場合、ファイナライズされていないDVDやCDは再生できません」、パナソニックも自社のレコーダー以外で記録してファイナライズしていないDVD-Rなどは再生できない、と書いています。ダビング10などのテレビ番組を録画したDVDは、シャープによれば、見る側のDVDプレーヤーがCPRMという著作権管理に対応していないと再生できません。
確かめ方の詳しい手順は、それぞれ別の記事にまとめました。ファイナライズの有無とやり方はファイナライズとはに、パソコンでは見られるのにテレビで映らないときの切り分けはPCでは再生できるのにテレビで映らないDVDに書いています。読み込みが途中で止まる、以前は見られたのに読まない、といった盤面の問題は読み込めないDVDの原因の見分け方で扱っています。
パソコンのドライブは、リージョンを変えられる回数が決まっている
パソコンでDVDを見るときも、リージョンの一致が要ります。アイオーデータの用語集は、DVD-ROMドライブ、DVDビデオのディスク、DVDの再生ソフトのリージョンコードが一致しないと再生できない仕様だと説明しています。パソコンでは、ドライブのリージョンを使う人が変えられるようになっています。ただし、回数には限りがあります。
| パソコン |
リージョンを 変えられる回数 |
| Mac |
最初の設定を含めて 5回まで。その後は 最後の設定で固定 |
Windows RPC2の ドライブ |
一般に最大5回。 回数はドライブが 記録する |
Windows RPC1の ドライブ |
1回だけ。 回数はWindowsが 記録する |
Macでは、Appleの説明書によれば、DVDドライブはリージョンの付いたDVDを初めて再生したときに、そのリージョンに自動で設定されます。リージョンの違うDVDを入れると、ドライブの設定を変えるかどうかを聞く画面が出ます。変えられるのは最初の設定を含めて5回で、5回を使い切ると最後に設定したリージョンに固定され、合わないDVDは取り出されます。
Windowsについて、Microsoftの開発者向けの資料は、ドライブを2種類に分けて説明しています。回数をドライブ自身が記録するRPC2のドライブは一般に最大5回、回数をWindowsが記録するRPC1のドライブは1回だけ変えられ、許された回数を使い切ったRPC2のドライブは変更を受け付けません。映像を解読するデコーダー(ソフトや部品)の中には、リージョンが決まっていて、使う人が変えられないものもあります。
ドライブのメーカーの扱いも見ておきます。アイオーデータは、自社のドライブのリージョンを変える方法はサポートしておらず、変更によるトラブルは無償保証の対象にならない場合がある、としています。回数を使い切ると元に戻せないので、日本のディスクを見ることが多いパソコンなら、1枚のためにリージョンを変える前に、ほかの方法を考えます。見る道具のそろえ方はパソコンでDVDを見る方法に、Windows 11での見方はWindows11でDVDを再生する方法にまとめました。
海外のDVD・ブルーレイを見る方法と、しないこと
リージョンや方式の合わないディスクを見たいときに、取れる方法は次のとおりです。
- 日本で発売されている版を探す。DVDなら2かALL、ブルーレイならAの表示を確かめる
- 動画配信サービスで、同じ作品を探す
- パソコンのドライブのリージョンを、変えられる回数の範囲で変えて見る
- ディスクのリージョンと方式に合った機器で見る。その地域向けの機器や、リージョンの制限をしないとうたう機器(いわゆるリージョンフリー)を選ぶときは、説明書の「再生できるリージョン」と映像方式の欄を確かめる
しないことも書いておきます。市販のDVDのコピーガードを外して、パソコンに取り込んだり別のディスクに写したりして見る方法です。著作権法は、家庭内などで使うための私的使用の複製を認めていますが、技術的保護手段を外すことでできるようになった複製を、そのことを知りながら行う場合は、その例外から除いています(第30条1項2号)。文化庁は、DVDのCSSやブルーレイのAACSがこの技術的保護手段に当たり、こうした複製は私的使用の目的でも複製権の侵害になって、民事上の責任(損害賠償など)を負うと説明しています。
自分で外して複製した個人に刑事罰はありません。一方で、外すための装置やプログラムを人に譲る・公開すること、業として頼まれて外すことは、3年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金、またはその両方の対象です(第120条の2)。見分け方と法律の決まりはコピーガードとはに詳しく書きました。個別の事情で判断に迷うときは、弁護士などの専門家に確かめてください。
海外の家族に自作のディスクを送る前に確かめること
自分で撮った動画をディスクにして海外の家族や知人に送るなら、作る前に次の点を相手に聞いておきます。届いてから「映らない」と分かって作り直す手間を避けられます。
- 住んでいる国・地域。前の表で、DVDとブルーレイのリージョン、NTSCの一覧に入っているかを見る
- 見る機器。DVDプレーヤー、ブルーレイの機器、パソコン、ゲーム機のどれか。説明書の「再生できるディスク」の欄に、DVD-RやBD-Rがあるか
- DVDかブルーレイか。相手の家にブルーレイを再生できる機器がなければDVDにする(違いはDVDとブルーレイの違い)
- パソコンで見る場合は、ディスクのドライブが付いているか
- 元の動画のファイルも、別に渡せるか。ディスクが映らなかったときに、データで見てもらえる
何枚も送るなら、1枚目を相手の機器で試してもらってから残りを作ると、方式や機器の違いで全部を作り直すことになりません。
当社(ディスクメーカー)は、大阪・梅田でDVD・ブルーレイの書き込み代行をしている小さな店です。注文は1枚からで、DVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作り、実際のプレーヤーで再生を確かめてから発送するか、店舗でお渡しします。DVDはNTSCで作るので、海外で見てもらう予定があるときは、相手の国の方式と機器を先に確かめてください。注文の前に確かめたいことは、相談・問い合わせフォームで受け付けています。市販のDVDやテレビ番組の録画など、他人の著作物の複製はお引き受けできません。
よくある質問
Q1. リージョンコードとは何ですか?
市販のDVD・ブルーレイのような再生専用のディスクに付く、再生地域の番号です。国(発売地域)ごとに割り当てられていて、ディスクと機器の番号が一致しないと再生できません(パナソニックの説明)。DVDは1〜6の数字、ブルーレイはA・B・Cのアルファベットで区分され、すべての地域で再生できる「ALL」のディスクもあります。
Q2. 日本のリージョンコードは何番ですか?
DVDが2、ブルーレイがAです。パナソニックのプレーヤーはブルーレイが「A」、DVDが「2」に合わせてあり、ソニーのレコーダーは「A」を含まないBD-ROMと、「2」や「ALL」以外のDVDを再生できません。DVDでは日本はヨーロッパなどと同じ2、ブルーレイではアメリカなどと同じAに入ります。
Q3. リージョンフリー(ALL・0)のディスクは、どこの国でも再生できますか?
リージョンの上では、どの地域の機器でも再生できます。Appleの表では「リージョン0」がすべてのリージョンで再生できる番号で、Microsoftも、すべての地域向けに作られたディスクはどのXbox本体でも再生できるとしています。ただ、映像方式(NTSC/PAL)は別の話です。国内の機器はNTSC以外の方式のディスクを再生できないので、方式も確かめます。
Q4. アメリカで買ったDVDやブルーレイは、日本のプレーヤーで見られますか?
アメリカはDVDのリージョンが1です。リージョン1のDVDは、2とALLを再生する国内向けのプレーヤーでは再生できません。ブルーレイはアメリカも日本も同じAなので、Aのディスクならリージョンの上では合います。映像方式は、アメリカも日本と同じNTSCです(ソニーの一覧)。リージョン1のDVDを見るなら、日本で発売された版を探すか、パソコンのドライブのリージョンを回数の範囲で変えて見ます。
Q5. ヨーロッパで買ったDVDが、リージョン2なのに映らないのはなぜですか?
映像方式の違いが考えられます。ヨーロッパは日本と同じリージョン2ですが、ソニーのビデオカメラの説明書にあるNTSCの国の一覧には入っていません。ソニーのレコーダーは「NTSC以外のカラーテレビ方式で記録されたディスクは再生できません」とし、パナソニックのプレーヤーもPAL方式で記録されたディスクを再生できないディスクに挙げています。
Q6. DVDが再生できない原因は、どう見分ければいいですか?
どこで手に入れたディスクかで分けます。海外で買った市販のディスクならリージョンと映像方式、自分や家族が焼いたDVDならファイナライズとDVDビデオの形式か、テレビ番組を録画したDVDなら見る機器のCPRM対応、以前は見られたディスクなら傷や汚れを疑います。ソニーの説明書も、再生できないときにリージョンの番号とファイナライズを確かめるよう書いています。
Q7. パソコンのドライブのリージョンは、何回まで変えられますか?
Macは、Appleの説明書によれば最初の設定を含めて5回までで、その後は最後に設定したリージョンに固定されます。Windowsは、Microsoftの資料によれば、回数をドライブが記録するRPC2のドライブで一般に最大5回、Windowsが記録するRPC1のドライブで1回だけです。なお、アイオーデータは自社のドライブのリージョンを変える方法をサポートしていません。
Q8. 自分で作ったDVD-Rにも、リージョンコードは付きますか?
作るソフトと設定しだいで、すべての自作のディスクに当てはまる決まりはありません。パナソニックは、リージョン番号を再生専用のディスクに表示されている場合の話として説明しています。動画ファイルをそのまま書き込んだデータのディスクには、リージョンの符号を入れてはいけないとMicrosoftの資料にあります。映像方式の違いもあるので、海外で見る予定なら相手の機器で試してもらいます。
Q9. 海外のDVDをコピーして、日本で見られるようにしてもいいですか?
市販のDVDのコピーガードを外して複製することは、自分や家族で見るためでも、著作権法の私的使用の例外に入りません(第30条1項2号)。文化庁は、こうした複製は複製権の侵害になり、損害賠償などの民事上の責任を負うと説明しています。日本で発売された版や配信を探すか、パソコンのドライブのリージョンを回数の範囲で変えて見てください。
参考にした公式の情報
機器の仕様や法律の条文は、改定や更新で変わります。この記事は、2026年9月25日時点の各社・各機関の公式ページの記載をもとにしたものです。
ディスクメーカーへのご依頼・お見積りは以下からどうぞ。