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iPhone 18 Proの動画新機能|4K60シネマティック・4Kタイムラプス・可変絞り

2026 9/29
iPhone 18 Proの動画新機能|4K60シネマティック・4Kタイムラプス・可変絞り

この記事の要点

  • 17 Proから増えた主なものは4K60シネマティック・撮影後のエフェクト・4Kタイムラプス・4KのFPS自動調整・24倍ズーム・可変絞りの6点。解像度とfpsの上限は同じ
  • 4K120fps・ProRes・Apple Log 2・USB 3・18MPのフロントカメラは17 Proと同じ。これらが目的なら、18 Proに替えても動画の仕様は動かない
  • 家庭の記録に効くのは、撮ったあとで背景をぼかせる機能と、暗い場面で4Kでも24fpsに落ちるFPS自動調整の扱い。後者は発表会の前にオフにする判断が要る
  • 容量は通常ビデオの目安で4K/60fps・HDRオンが1分約440MB(iOS 18.6の設定画面の数値)。5GBには計算上約11分で届く。18 Pro固有の設定の目安は確認できていない
  • 4K・HDR・60fpsはDVD・ブルーレイの規格にそのまま入らない。撮影の設定と機種を入稿メモに書くと、変換の判断が早い

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iPhone 18 Proを予約して、届くまでの間に「動画は何が変わったのか」を調べている。あるいは17 Proを1年使っていて、買い替える理由が動画の側にあるのかを知りたい。Appleのページには機能の名前が並んでいますが、子どもの行事や旅行を撮って、あとでディスクにして親に渡す、という使い方でどれが効くのかは読み取りにくいところです。

動画で17 Proから変わった主なものは6点です。シネマティックモードが4K/60fpsまで撮れる。ビデオモードで撮った動画に、撮影後からシネマティックエフェクトをかけられる。タイムラプスが4K(ドルビービジョン)になる。4Kの撮影でもFPS自動調整が働く。ビデオのデジタルズームが15倍から24倍に伸びる。そしてメインカメラに可変絞りがつき、絞り・シャッタースピード・ホワイトバランスを手で決められる。撮れる解像度とフレームレートの上限は変わっていません。4K/120fpsまで、17 Proと同じです。

このうち家庭の記録で毎回のように効くのは、撮影後にかけるシネマティックエフェクトと、4Kで働くようになったFPS自動調整の2つです。後者は便利になったというより、知らずにいると暗い発表会で困る変化です。以下、機能ごとに設定の場所、容量、失敗の型、ディスクにしたときに残るものまで書きます。機種や仕様は2026年9月時点の情報で、iPhone Duoは10月23日発売予定のため、仕様ページの記載だけで比べています。

先に答え。17 Proと比べて動画で変わった6つと、変わらないもの

Appleの技術仕様ページの「ビデオ撮影」欄を、iPhone 18 ProとiPhone 17 Proで一行ずつ突き合わせると、違いは下の表の範囲に収まります。18 Proと18 Pro Maxのビデオ撮影欄は同じ内容なので、この記事の「18 Pro」は両方を指します。17 Proと17 Pro Maxも同様です。

項目 iPhone 18 Pro iPhone 17 Pro 家庭の記録での意味
シネマティックモードの上限 最大4K・60fps 最大4K・30fps 走る子どもや踊りの場面でも背景ぼかしを使える
撮影後のシネマティックエフェクト あり(Fusionメインで撮った最大60fpsのビデオ) 記載なし ぼかすかどうかを撮ったあとに決められる
タイムラプス 最大4Kドルビービジョン。設定に「タイムラプス撮影」 あり(解像度の記載なし) 会場の準備や工事の記録を4Kで残せる
FPS自動調整 4Kで録画するときにも動作 4Kでの動作の記載なし 暗い場面では4Kでも24fpsに落ちる。行事の前に確認が要る
ビデオのデジタルズーム 最大24倍 最大15倍 後方席からの寄り。8倍を超えた分は画素の引き伸ばし
絞りと手動の調整 可変絞り(ƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0)と、絞り・シャッタースピード・ホワイトバランス・ヒストグラムのプロレベルのコントロール 記載なし ピントの合う範囲と明るさを自分で決められる
18 ProとDuoにだけある記載 スマートフォーカストラッキング、改良された低照度ビデオ(1080p)、オーディオミックスの新しいアルゴリズム 記載なし 働き方の詳細は資料に無い。届いてから試す
ProResの初回設定 「プロビデオストレージを構成」で確保する容量を決める 記載なし ProResを使う人だけに関係する

表に並べた8行が、この記事で扱う変化のすべてです。逆に、撮れる解像度とフレームレート(4Kは24・25・30・60・100・120fps、1080pは25・30・60・120fps、720pは30fps)、ProRes、Apple Log 2、USB 3、フロントカメラは17 Proと同じです。この事実を先に押さえておくと、買い替えの判断が動画の側でぶれません。

シネマティック、撮影後エフェクト、タイムラプス、FPS自動調整、デジタルズーム、絞り、4Kの上限fpsの7項目を、iPhone 18 ProとiPhone 17 Proで並べた表
上の6行が主な違い。撮れる解像度とfpsの上限は同じ

もうひとつ先に書いておきます。iOS 27にすれば古いiPhoneでも同じになる、という話ではありません。Appleのユーザガイドは、4K/60fpsのシネマティックも、4Kでも働くFPS自動調整も、プロレベルのコントロールも「iPhone 18 Proモデルでは」と機種を限定して書いています。可変絞りのメインカメラのように、部品と対になった機能だからです。iOS 27自体は2026年9月14日に配信が始まり、iPhone 11以降と第2世代以降のiPhone SEに入りますが、この記事の6点は18 Proの話として読んでください。

変わらないものを先に確かめる

新機能の記事なのに変わらないものから書くのは、17 Proから買い替えるなら、まず「4K/120fpsやProResが良くなったのでは」と気になるはずだからです。そこは動いていません。仕様ページの数値をそのまま並べます。同じところは同じ、と先に言い切っておくほうが、あとの差分が読みやすくなります。

通常のビデオは、4Kが24・25・30・60fpsに加えて100fpsと120fps(どちらもFusionメインカメラ)、1080pが25・30・60・120fps(120fpsはFusionメイン)、720pが30fps。17 Proと同じ行です。25fpsと100fpsは設定の「PALフォーマットを表示」をオンにしたときに出るヨーロッパなどのPAL方式向けの選択肢で、日本のテレビやDVDに合わせるなら使いません。

ProResは最大4K・120fps(外部ストレージでの記録時)、ProRes RAW、Apple Log 2、アカデミーカラーエンコーディングシステム(ACES)、Genlockまで、17 Proと同じ項目が並びます。ProRes RAWの「有効化には対応するアプリが必要」、Genlockの「対応する他社製ハードウェアおよびソフトウェアが必要」という注記も同じです。ProResまわりで18 Proに加わったのは、初回の「プロビデオストレージを構成」だけです。

USB-CはUSB 3(最大10Gb/s)で、10Gb/sの速度を出すにはUSB 3対応のケーブルが要る、という注記まで同じです。同梱のケーブルの転送速度は仕様ページに書かれていないので、速さが要るならケーブルの側を確かめてください。フロントカメラは18MPのセンターフレームカメラで、4Kは24・25・30・60fps、シネマティックは最大4K・30fps、ProResとApple Log 2にも対応、という並びも17 Proから動いていません。

手ぶれ補正・音声・そのほかのモード

手ぶれ補正は、Fusionメインが第2世代センサーシフト光学式、Fusion望遠が3Dセンサーシフト光学式、それに4K・1080p・720pで働く「映画レベルのビデオ手ぶれ補正」。仕様ページは17 Proについても同じ構成を書いています。アクションモードは最大2.8K・60fps、スローモーションは1080pで最大240fps・4Kで最大120fps(Fusionメイン)、空間ビデオは1080p・30fps、マクロビデオ、デュアルキャプチャ(前後同時撮影・最大4Kドルビービジョン・30fps)、QuickTakeビデオ(最大4Kドルビービジョン・60fps)、4Kビデオの撮影中の8MP静止画。全部同じです。

音声は、空間オーディオとステレオ録音、4つのスタジオ品質のマイク、風切り音の低減、オーディオミックス、オーディオズーム。マイクの数も項目も変わりません。オーディオミックスの中身に新しいアルゴリズムが入ったとプレスリリースは書いていますが、仕様ページの項目としては同じ名前です。

光学のズームも同じです。写真側の表記で「8倍の光学品質ズームイン、2倍の光学ズームアウト、16倍の光学品質ズームレンジ」。動画の24倍は、この8倍の先をデジタルで伸ばした数字で、レンズが長くなったわけではありません。ここはズームの節でくわしく書きます。

18 Proと18 Pro Maxの差は、動画には無い

もう一つ、よく聞かれる点を片づけておきます。18 Proと18 Pro Maxの技術仕様ページを突き合わせると、「ビデオ撮影」の欄は一行残らず同じです。フロントカメラも、音声も、USB 3も、容量の構成(256GB・512GB・1TB・2TB)も同じ。動画の仕様で両者を選ぶ理由はありません。画面の大きさと持ちやすさで決めてください。片手で長く構える運動会なら軽いほう、テレビ代わりに見せる場面が多いなら大きいほう、という程度の差です。

17 Proを新品で買えるか

比較の前提として、2026年9月23日の時点で、Appleの販売ページ(apple.com/jp/iphone)にiPhone 17 Proと17 Pro Maxは載っていません。並んでいるのはiPhone Duo、18 Pro、18 Pro Max、Air、17、17e、16で、Proの付かない「iPhone 18」という機種はありません。17 Proの技術仕様ページはsupport.apple.comに残っているので、この記事の比較はそのページの数値で行っています。通信会社や中古での取り扱いまでは確かめていません。

ひとつ前の世代、16 Proから買い替える人は、17 Proの時点で変わっていたもの(Logが「Logビデオ撮影」からApple Log 2に、ProRes RAWとGenlockの追加、フロントカメラが12MPから18MPに、望遠が5倍の光学ズームから8倍の光学品質ズームに。ビデオのデジタルズームは15倍のまま)も一緒に効いてきます。3世代の差は16 Pro・17 Pro・18 Proの動画の違いに分けて書きました。この記事は17 Proとの差分に絞ります。

家庭の記録に効く順に並べ直す

Appleの発表は、可変絞りとプロレベルのコントロールを先頭に置きます。撮る人が主役の順番です。当社は撮った動画を受け取って、DVDやブルーレイにして、実家のプレーヤーで再生できる形にする側なので、順番が入れ替わります。運動会、発表会、七五三、旅行、家の中の日常。そういう動画で、どれが本当に画面に出るか、あるいは出ない代わりに事故を防ぐか、という順です。

  1. 撮影後のシネマティックエフェクト。ぼかすかどうかを撮ったあとに決められるので、シネマティックモードで撮って後悔する型の失敗が減る
  2. 4Kで働くFPS自動調整。効く機能というより、暗い場面で4Kでも24fpsに落ちるようになったので、発表会の前にオフにする判断が新しく要る
  3. 4K/60fpsのシネマティック。動きの速い場面で背景ぼかしを使いたい人には確かな差。使わない人には関係がない
  4. 24倍のデジタルズーム。後方席からの寄りが伸びるが、8倍を超えた分は画素の引き伸ばしで、使いどころに線を引く必要がある
  5. 4Kのタイムラプス。使う場面は限られるが、会場の準備や工事の記録をタイムラプスのまま4Kで残したい人には意味がある
  6. 可変絞りとプロレベルのコントロール。使いこなせば集合場面のピントや白飛びに効く。放っておけば自動なので、害はない
  7. 改良された低照度ビデオ(1080p)、スマートフォーカストラッキング、音の新しいアルゴリズム。働き方の詳細がまだ確かめられていないもの
  8. プロビデオストレージを構成。ProResを使う人だけ

1番と2番を上に置いた理由は、どちらも「撮ったあとにどうにもならない失敗」に関わるからです。シネマティックモードで撮ったら後ろの子がぼけていた、暗いホールで撮ったら動きがカクついていた。この2つは、当社がディスクにする段階では直せません。受け取ったファイルの映像のぼけは当社では取り除けず、落ちたフレームレートも元に戻りません。撮る前の設定と、撮ったあとの選択肢が増えたことの意味は、ここにあります。

3番以下は「あれば使う」機能です。4K/60fpsのシネマティックは容量が大きく、24倍のズームは粗さと引き換え、タイムラプスと絞りは使う人を選びます。機能そのものの良し悪しというより、家庭の記録という用途で毎回使うかどうかで並べました。以下、この順番に沿って書きますが、機能の説明は仕様ページの表記に合わせて、シネマティックの2つを先に、そのあとタイムラプス、FPS自動調整、ズーム、絞りの順にします。

機種全体の比較表と、設定ごとの1分あたりの容量、USB-Cの速度を1枚にまとめたiPhone動画の仕様一覧もあります。18 Proに絞らず、DuoやiPhone 17、Air、17e、16まで横に並べて見たいときはそちらが早いです。この記事は、その一覧の18 Proの列を1本にしたものです。

4K/60fpsのシネマティックモード|何が撮れるようになり、何が増えるか

シネマティックモードは、画面の中の人にピントを合わせ、背景をぼかして撮るモードです。手前の人が振り向くと、ピントが奥の人へ移る。撮ったあとに写真アプリでピントの位置やぼかしの強さを変えたり、エフェクトそのものを消したりできる。この「あとから変えられる」性質が、家庭の記録でこのモードを使うときの安心材料になっています。

17 Proでは最大4K・30fpsまででした。16 Pro、iPhone 17、iPhone 16も同じ4K・30fpsで、iPhone Airと17e、16eは仕様ページにシネマティックの記載がありません。18 Proはこれが最大4K・60fpsになり、設定の「シネマティック撮影」に4K(60fps)と1080 HD(60fps)の選択肢が加わりました。iPhone Duoも仕様上は最大4K・60fpsです。機種ごとの上限の一覧はシネマティック4K60fpsの対応機種にまとめています。

設定の場所と、選べない原因

iOS 27の場合、「設定」>「カメラ」>「シネマティック撮影」で解像度とフレームレートを選びます。初期設定は1080 HD(30fps)で、4K(24fps)・4K(30fps)に変えられ、18 Proではさらに4K(60fps)と1080 HD(60fps)が並びます。表記はiOSのバージョンで少し違うことがあるので、項目の意味で探してください。

ここで4Kや60fpsが選べないときは、まず「設定」>「カメラ」>「フォーマット」の「カメラ撮影」が「互換性優先」になっていないかを確かめます。設定画面の説明文にあるとおり、シネマティックビデオと4K/60fps以上とHDRビデオには「高効率」が必要です。Windowsで開けるようにと互換性優先にしていた人が、18 Proに機種変更したあとで「60fpsが出ない」と迷う原因の1つがここです。

もうひとつ、ProResはシネマティックモードでは使えません。ProResをオンにしたままシネマティックに切り替えても、ProResの側は効かず、シネマティックは高効率(HEVC)の設定で記録されます。ProResの設定とシネマティックの設定は別のものと考えてください。

60fpsが効く場面と、30fpsで足りる場面

30fpsと60fpsの差は、動きの滑らかさです。走る子ども、踊り、ボールを追う場面では、60fpsのほうが動きがつながって見えます。編集で速さを半分に落とすときも、60fpsで撮った素材なら30fps相当の滑らかさが残ります。反対に、座って話している場面、ろうそくを吹き消す場面、ピアノを弾く手元のように動きの少ない場面では、30fpsと60fpsの差は画面ではほとんど分かりません。

ただ、背景ぼかしと速い動きは相性がよくありません。シネマティックモードはピントを合わせる相手を選んで追いかけますが、走る子どもが画面の端に出入りしたり、前を別の子が横切ったりすると、ピントの移り先が意図と違うことがあります。運動会の徒競走を60fpsのシネマティックで撮る、というのは、機能としてはできるようになった一方で、ピントの当たり外れという別の失敗を抱え込む撮り方です。

線引きの目安は、動きが速くて人が多い場面(徒競走、リレー、ダンスの群舞)はビデオモードの4K/60fpsか1080p/60fpsで撮り、必要なら18 Proの「撮影後のシネマティックエフェクト」で後からぼかす。動きがあっても被写体がひとりで、背景が雑然としている場面(公園で走り回る、家の中で踊る)は、シネマティックの60fpsを試す。この順番なら、ピントの外れで泣く回数が減ります。

HDRと容量。18 Pro固有の設定の目安は公式に無い

4K120に対応した機種の設定画面には、「ビデオ、スローモーション、およびシネマティックモードでは、最高120 fpsのドルビービジョンを含む、10ビットのハイダイナミックレンジでビデオを撮影します」という説明があり、シネマティックもHDR(ドルビービジョン)で記録されます。初期設定でHDRビデオはオンなので、4K/60fpsのシネマティックは、高効率のHEVCで、10ビットのHDRで、60fpsという、いちばん重い組み合わせになります。

1分あたりの容量は、通常ビデオの4K/60fpsが高効率+HDRオンで約440MB(iOS 18.6の設定画面に出る目安の数値。iOS 27の画面は未確認)です。シネマティックの4K/60fpsについては、公式の目安を確認できていません。おそらく通常ビデオと同じ桁だろうと考えるのは自然ですが、確かめていない数字は置きません。確かめ方は簡単で、1分だけ撮って写真アプリでその動画を開き、上にスワイプして「情報」を出すと、ファイルサイズが読めます。行事の前にこれを一度やっておくと、本番の残り容量を自分の数字で計算できます。

ちなみに通常ビデオの目安で比べると、1080p/30fps(65MB)から4K/60fps(440MB)へは計算上約6.8倍です。シネマティックの上限を上げれば、容量も大きく増える方向だと思っておいてください。設定別の容量はiPhone動画の1分あたり容量に一覧があります。

失敗の型と直し方

後ろの子がぼけて写っていた。これが起きやすい型です。原因はピントが手前の人に固定されたこと。写真アプリで動画を開いて編集に入ると、ピントを合わせる相手を変えられますし、エフェクトそのものも消せます。ただ、消せるのは「ぼかし」であって、ぼかされていた部分の細部が戻ってくるかどうかは別の話なので、集合場面はビデオモードで撮る判断のほうが安全です。

設定に4K(60fps)が出ない。これは前に書いたとおり、フォーマットが互換性優先になっているか、機種が18 Proでないかが考えられます。設定画面で「高効率」に戻してから、「シネマティック撮影」を見直してください。高効率に戻すときに「4K 60 fpsのビデオは、macOS High Sierra(10.13)以降でのみ再生できます」「HDRビデオにはmacOS Catalina(10.15)以降が必要です」という確認が出ることがあります。古いパソコンで見る予定がある人への注意書きで、iPhoneでの撮影には影響しません。

撮り終えたら容量が思ったより減っていた。4K・60fps・HDR・シネマティックが重なると、撮影前に「情報」で確かめた数字がそのまま効きます。容量の節で、256GBで何分撮れるかの計算を載せます。本番の途中で残り容量の警告が出るのがいちばん困る型なので、撮る前に空きを見ておきます。

ディスクにするとどう見えるか

当社のDVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作ります。4Kの解像度、60fpsのフレームレート、10ビットのHDRは、DVD-Videoや通常のブルーレイの規格にそのままの形では入らないので、ディスクにする段階でそれぞれ変換します。背景のぼかしは映像そのものに含まれていれば残ります。エフェクトが書き出したファイルにどう乗るかは、Appleの資料で確かめられていないので、当社に渡す前に、書き出したファイルを別の端末で再生してぼかしが入っているかを見てください。当社は受け取ったファイルの映像をそのまま組み立てるので、入っていないものは足せません。

4K・HDR・120fpsのそれぞれがディスクでどうなるかはiPhone動画をディスクにすると消えるものに、HDRの色の違和感はHDR動画をディスクにすると色が変わる理由に分けて書いています。シネマティックの60fpsを選ぶ人は、この2本を撮影前に読んでおくと、ディスクの見え方で驚くことが減ります。

撮ってから背景をぼかす。ビデオモードの動画に後からシネマティックエフェクト

当社が家庭の記録でいちばん効くと考えている変化です。仕様ページの表記は「ビデオのシネマティックモードエフェクト」で、18 Pro(Fusionメイン)とiPhone Duoにだけ記載があります。プレスリリースとユーザガイドを合わせて読むと、ビデオモードで撮った最大60fpsまでの動画に、撮影後にシネマティックのエフェクトをかけられる、という機能です。17 Proにも16 Proにも記載はありません。

これまでは、撮る前に「シネマティックにするか、ビデオにするか」を決める必要がありました。シネマティックで撮れば背景はぼけるが、ピントの外れや集合場面のぼけを抱える。ビデオで撮れば安全だが、あとから背景をぼかす手段はない。18 Proでは、ビデオで撮っておいて、あとから「この動画はぼかしたい」と思ったものにだけエフェクトをかけられます。撮る前の判断が一つ減るのは、行事の現場では大きな違いです。

対象になる動画と、ならない動画

仕様ページの記載は「Fusionメイン」で撮ったビデオです。望遠カメラで寄って撮った動画や、超広角で撮った動画については記載がなく、この記事の時点では対象と書けません。フレームレートは最大60fpsまでで、1080p/120fpsや4K/120fpsで撮った動画は対象外と読めます。120fpsで撮ったものを後からぼかしたい、という使い方は想定しないでください。

解像度の条件は資料に出てきません。1080p/30fpsで撮った日常の動画にも、4K/60fpsで撮った運動会にも、条件はフレームレートとカメラの側にかかります。iPhone Duoも同じ記載を持ちますが、Duoは10月23日発売予定で、実際の画面はまだ確かめられていません。

家庭の記録での使いどころ

使いどころは三つあります。ひとつは、集合場面と個人の場面が混ざる行事。発表会の全体の演目はビデオモードで撮り、自分の子のソロの部分だけ、あとからエフェクトをかけて背景を落とす。撮っているときは全員が写る安全な設定のままでいられます。演目の切れ目で撮り方を変える必要もありません。

ふたつめは、撮っている最中に迷った動画。公園や旅行先で、背景がきれいだからそのまま残したいのか、人を際立たせたいのか、その場では決めきれないことがあります。ビデオで撮っておけば、家に帰ってから見比べて決められます。エフェクトはあとから消せるので、試して戻す、を繰り返しても元の動画は失われません。

みっつめは、祖父母に渡すディスク用の編集です。テレビの画面で見るとき、背景が整理された映像は人の表情が目に入りやすく、年配の方には見やすい傾向があります。ディスクにする動画だけを選んでエフェクトをかけ、元の動画は元のまま残す。この分け方は、あとから「ぼかす前のものが欲しい」と言われたときにも困りません。

操作の場所と、渡す前の確認

操作は写真アプリで動画を開き、編集の画面から行います。項目の名前と並びはiOSのバージョンで変わるので、画面の文言は断定せずにおきます。ユーザガイドの書き方からは、エフェクトをかけた動画も、シネマティックモードで撮った動画と同じように、ピントの位置やぼかしの強さの変更、エフェクトの削除ができると読めます。

渡す前の確認が一つあります。エフェクトをかけた動画を共有したり書き出したりしたとき、そのファイルにぼかしが乗っているかどうかは、Appleの資料では確かめられていません。当社に入稿する前に、書き出したファイルを家族のスマホやパソコンで再生し、ぼかしが見えるかを目で確かめてください。乗っていなければ、写真アプリの書き出しの方法を変えて試す必要があります。当社は受け取った映像をそのままディスクに組み立てるので、ぼかしの有無は入稿の時点で決まります。

うまくいかない型

エフェクトの項目が出ない。まず疑うのは、対象外の動画であることです。120fpsで撮った動画、望遠側で撮った動画、17 Proで撮って引き継いだ動画は、記載のうえでは対象外です。確かめ方は写真アプリの「情報」で撮影のデバイスとレンズを見ること。直し方は、次から60fps以下でメインカメラで撮ることです。

書き出したら乗っていない。原因は、書き出しの方法とエフェクトの扱いの組み合わせで、Appleの資料で確かめられていない部分です。確かめ方は前に書いたとおり別の端末での再生で、試せるのは、共有の「オプション」の設定を変えて書き出し直すことと、当社に相談してから入稿することです。エフェクトをかけた動画があることを注文のときに添えておくと、話が早くなります。

この機能があるので、18 Proでは「迷ったらビデオモード」が基本の撮り方になります。シネマティックモードで撮るのは、被写体がひとりで動きが少なく、その場でぼかしを確かめながら撮りたいときだけ。撮る前に決めることを減らせるのが、この世代の動画で最大の変化だと当社は考えています。

4Kのタイムラプス|「タイムラプス撮影」の設定と使いどころ

タイムラプスは、数分から数時間の出来事を間隔を空けて1コマずつ撮って並べ、短い動画に縮めるモードです。会場に人が集まっていく様子、雲が流れる空、教室の飾り付けが仕上がっていく過程のように、そのままの速さでは誰も見ない時間を、見られる長さにします。

18 Proの仕様ページは、タイムラプス(手ぶれ補正つき)を「最大4Kドルビービジョン」と書き、iOS 27のユーザガイドは設定に「タイムラプス撮影」の項目が加わったと書いています。17 Proの仕様ページにもタイムラプスの記載はありますが、解像度は書かれていません。ナイトモードのタイムラプスは両方にあります。iPhone Duoも仕様上は18 Proと同じ「最大4Kドルビービジョン」です。

設定と、容量の考え方

iOS 27の場合、「設定」>「カメラ」>「タイムラプス撮影」で解像度を選びます。項目の中身は機種とバージョンで違うので、画面で確かめてください。ProResはタイムラプスでは使えません。一方で、18 Proのプロレベルのコントロール(絞り・シャッタースピード・ホワイトバランス)はタイムラプスのモードでも使えるとユーザガイドにあり、明るさが変わる時間帯の撮影で露出を固定したいときに役に立ちます。

容量については、4Kタイムラプスの1分あたりの目安を公式の文言で確認できていません。出来上がる動画は撮影時間よりずっと短いので、1分の撮影が1分の動画になる通常ビデオと同じ計算は当てはまりません。ここも試し撮りで、写真アプリの「情報」からファイルサイズを読むのが確実です。長時間の撮影になるので、容量よりも、バッテリーと本体の熱、三脚での固定のほうが先に問題になります。

家庭と現場で使いどころが分かれる

家庭の記録で使う場面は、はっきり言って多くありません。運動会の朝、場所取りからテントが並ぶまで。発表会のリハーサルで舞台が組まれていく様子。誕生日の飾り付け。子どもの部屋の片付け。どれも本編ではなく、ディスクの冒頭や章の合間に数十秒置くと、記録に時間の流れが入ります。4Kで撮っておけば、ブルーレイの1920×1080にしたときに細部が残り、DVDの720×480にしても縮小で粗さがならされます。

使い方がはっきりしているのは、仕事の記録のほうです。工事の進み方を定点で残す、作品の制作過程を残す、展示の設営を残す。こうした用途は工事の記録を動画で残す方法に撮り方と保存まで書いています。18 Proで4Kになったことの意味は、こういう「あとで拡大して確かめる」記録で大きく、家庭ではおまけと考えてよいと思います。

長時間撮るときの実務

タイムラプスの失敗は、設定より置き方で起きます。まず固定。手持ちでは成立しないので、三脚か、机や手すりに置ける小さなスタンドが要ります。次に電源。会場の準備を1時間撮るなら、モバイルバッテリーをつないだままにしておきます。そして熱。夏の屋外で直射日光の下に置くと、本体が熱くなって撮影が止まることがあります。日陰か、ケースを外して風の通る場所に置いてください。

構図は、最後まで人が出入りしても意味が通るように決めます。会場全体が入る引きの画角で、途中で誰かが手前を横切っても気にしない。4Kで撮っておけば、あとで気になる部分を切り出す余地が残ります。撮り始める前に、10秒だけ試して、画面の傾きと明るさを見ておくと、1時間後に見返して落胆することが減ります。短い確認です。それで十分です。

ディスクにするときの注意が一つあります。タイムラプスはコマごとに画面全体が変わる映像なので、DVDのMPEG-2では動きの激しい部分が粗く見えやすい傾向があります。タイムラプスを見せ場にするなら、ブルーレイのほうが向きます。DVDにするなら、本編の合間の短い区間にとどめておくのが無難です。

4KでもFPS自動調整が働く。暗い場面で24fpsに落ちる仕組みと、行事でオフにする判断

この変化は、機能というより注意点として読んでください。FPS自動調整は、設定画面の説明文によると「低照度のビデオを見やすくするためにフレームレートを24 fpsに落とし、シーンの動きに基づいて60 fpsのビデオのフレームレートを最適化します」という機能です。暗いところでは1コマあたりの光を稼ぐためにコマ数を減らし、明るいところに戻ればコマ数も戻る。撮影中にフレームレートが変わる、いわゆる可変フレームレートの動画になりえます。

選択肢は「オフ」「30 fpsを自動調整」「30 fpsと60 fpsを自動調整」の三つで、場所はiOS 27の場合「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」>「FPS自動調整」です。iPhone 12以降と第3世代のiPhone SEにこの名前で入っていて、iPhone XS・XR・11と第2世代のiPhone SEでは「自動低照度FPS」というオン・オフだけの項目です。

18 Proで変わったのは、iOS 27のユーザガイドにある「iPhone 18 Proモデルでは、4Kで録画するときにもFPS自動調整が動作します」の一文です。「にも」が示すとおり、4Kにも範囲が広がりました。17 Proまでの仕様には4Kでの動作の記載がなく、4Kで撮っている限りこの調整を意識せずに済んでいた人が、18 Proに替えて同じ設定で暗い会場を撮ると、24fpsに落ちた区間ができることがあります。仕組みの全体はFPS自動調整とは何かに、機種ごとの選択肢まで含めて書きました。

24fpsに落ちると何が起きるか

画面では、動きがわずかにカクつきます。舞台で踊る子の動きが、明るい場面より少しだけ紙芝居のように見える。暗いホールほど、そして動きが速いほど、この差は目につきます。24fpsは映画のフレームレートなので、暗いシーンをそれらしく見せる働きはあるのですが、家庭の行事の記録で欲しいのは雰囲気より動きです。

もう一つは、編集とディスク化での扱いです。撮影中にフレームレートが変わる動画は、編集ソフトによっては音と映像がずれる原因になることがあります。Appleの資料にこの不具合の説明は見つかっていないので断定はしませんが、可変フレームレートの素材を固定フレームレートに直してから編集する手順はスマホ動画の可変フレームレートが音ズレを生むにまとめています。当社のDVDは29.97fpsの固定で作るので、24fpsに落ちた区間も29.97fpsに揃えますが、落ちたときの動きの硬さは戻りません。

オフにする判断の基準

判断は撮る場所の明るさで決まります。発表会や学芸会のホール、夜の室内、キャンドルを吹き消す場面、花火。こういう暗い場面が入る日は、撮影の前に「オフ」にしておきます。明るい屋外の運動会、昼間の公園、窓の大きい部屋なら、初期設定のままで24fpsに落ちることはまずありません。迷うなら、行事の日はオフ、日常は自動、と分けておくと考えることが減ります。

オフにすると暗い場面は少し暗く、ざらつきも増えます。それでも当社は、行事の記録ではオフを勧めます。暗さは編集で持ち上げられますが、落ちたフレームレートは戻せないからです。暗いホールでの明るさの扱いは、露出を照明に固定する方法まで暗いホールでスマホ撮影が白飛び・真っ暗になるに書いています。18 Proなら、プロレベルのコントロールでシャッタースピードを決めてしまう手もあります。

撮る場所が暗いか、編集やディスク化に出すか、明るい屋外だけかを順に問い、はい・いいえでオフにするか初期設定のままにするかが決まる図
18 Proは4Kでも働くので、暗い会場の前日にこの順で決める

この設定は「設定」アプリ側の項目なので、カメラアプリを閉じても戻りません。一度オフにすれば、次にオンにするまでオフのままです。行事のあとに日常の撮影で自動に戻したいなら、その手間だけは覚えておいてください。オフのままでも、明るい場面の撮影には影響しません。

症状から見分ける

撮ったあとに気づく型は二つです。一つは、暗い場面だけ動きが硬い。舞台の暗転の前後や、ろうそくの場面だけ、動きが紙芝居のように見える。原因はFPS自動調整で24fpsに落ちた区間があること。確かめ方は、明るい場面と暗い場面を続けて見比べることで、直し方は次回からオフにすること以外にありません。撮れてしまった動画の硬さは、編集でも当社の変換でも戻せません。

もう一つは、編集ソフトに入れたら音が少しずつずれる。原因は撮影中にフレームレートが変わった動画を、固定フレームレートとして扱う編集ソフトに入れたこと。確かめ方は、動画の最初と最後で口の動きと声のずれ幅が違うかを見ることで、直し方は固定フレームレートに変換してから編集し直すことです。Appleの資料にこの不具合の説明は無いので、起きるかどうかはソフトによります。

24倍のデジタルズーム。15倍から伸びた分は何に使えるか

ビデオのデジタルズームは、17 Proと16 Proが最大15倍、18 Proが最大24倍です。iPhone Duo、iPhone 17、Air、17e、16は最大6倍。数字だけ見ると18 Proは17 Proの1.6倍寄れるようになったのですが、光学ズームの表記は変わっていません。伸びたのは切り出しの幅です。写真側の表記で「8倍の光学品質ズームイン、2倍の光学ズームアウト、16倍の光学品質ズームレンジ」は、17 Proと18 Proで同じです。

デジタルズームは、センサーに写った画面の一部を切り出して引き伸ばす仕組みです。8倍まではAppleが「光学品質」と書く範囲で、そこから先はデジタルの切り出しです。24倍は8倍の3倍なので、計算上は8倍の画面の縦横それぞれ3分の1を切り出して、画面いっぱいに引き伸ばす勘定になります。15倍のときの切り出しが縦横およそ半分だったことを思うと、粗さの増え方も相応です。

粗さと手ぶれ、どちらが先に限界になるか

倍率を上げると、粗さより先に手ぶれが限界になりがちです。24倍では、手のわずかな揺れが画面の大きな揺れになり、手ぶれ補正でも追いきれないことがあります。手すりや壁に肘を固定する、三脚に載せる、それができない席なら15倍程度で止めておく。ディスクにしたときも、寄りすぎて揺れている素材より、少し引いて揺れていない素材のほうがきれいに見えます。

粗さのほうは、ディスクにする段階で少し事情が変わります。当社のDVDは720×480で、4Kを一般的な3840×2160とすれば画素数は計算上およそ24分の1、ブルーレイの1920×1080でも4分の1に縮小します。縮小はデジタルズームの粗さをある程度ならしますが、ぼやけた輪郭は縮小しても輪郭に戻りません。ズームで顔がつぶれた素材は、小さくしてもつぶれたままです。

後方席で使うときの線引き

使いどころは後方席からの舞台と、遠いトラックの運動会です。ただし、寄れる範囲が伸びたからといって、席の遠さを機能で埋め切れるわけではありません。当社の目安は三段階で、8倍まではAppleが「光学品質」とする範囲なので安心して使う、8倍から15倍は17 Proでもできた範囲で三脚か固定があれば使う、15倍から24倍は18 Proで初めて使える範囲だが顔が判別できるかを画面で確かめてから使う、です。

迷ったら、寄らずに4Kで撮って、あとで必要な部分を切り出すほうが結果は安定します。切り出しの余地は4Kのほうが大きく、ディスクにするときはどのみち縮小するからです。後方席からの撮り方は後方席からスマホで舞台を撮るに、ズームで画質が荒くなる仕組みは発表会をスマホで撮ると画質が荒いに書いています。24倍という数字は、この2本の判断を変えるほどのものではありません。

可変絞りとプロレベルのコントロール|ƒ/1.48〜ƒ/4.0を動画で使う場面

絞りは、レンズの中で光の通る穴の大きさを変える仕組みです。数字が小さいほど穴が開いて光が多く入り、ピントの合う範囲が狭くなる。数字が大きいほど穴が絞られて光が減り、手前から奥までピントの合う範囲が広くなる。これまでのiPhoneはこの穴の大きさが固定で、明るさはシャッタースピードと感度で、ぼかしはソフトウェアで作っていました。

18 ProのFusionメインカメラには、ƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0の可変絞りがつきました。仕様ページには「レンズ絞り、シャッタースピード、ホワイトバランス、ヒストグラム表示などのプロレベルのコントロール」とあり、iOS 27のユーザガイドはこれを写真・ビデオ・シネマティック・スローモーション・タイムラプスの各モードで使えると書いています。17 ProにもDuoにも、この記載はありません。

家庭の記録で絞りが効く三つの場面

一つめは、集合の場面です。発表会の最後に全員が並ぶ、七五三で親戚が並ぶ。こういうとき、絞りをƒ/4.0のほうへ絞ると、手前の子から奥の祖父母までピントの合う範囲が広がります。明るい場所であれば、光が減る分は気になりません。逆に、ひとりの子を撮るときにƒ/1.48まで開くと、レンズの側で自然に背景が柔らかくなります。シネマティックのぼかしとは別の、光学の側のぼけです。

二つめは、明るすぎる屋外です。真夏の運動会で顔が白く飛ぶとき、絞ることで光の量を減らせます。ヒストグラムを出しておけば、白飛びが起きているかを感覚でなく形で確かめられます。三つめは、暗い室内です。ƒ/1.48まで開くと光を多く取り込めるので、FPS自動調整が24fpsに落ちる場面を減らす方向に働きます。ただし開けばピントの合う範囲は狭くなるので、動き回る子どもを開放で追うのは難しくなります。

シャッタースピードとホワイトバランスの固定

シャッタースピードを手で決められるようになったことは、舞台の撮影で意味があります。自動のままだと、照明が変わるたびに明るさが追従して、映像の明るさが波打ちます。一般的な目安として、動画のシャッタースピードはフレームレートの2倍の分母(30fpsなら1/60秒)あたりが動きの見え方として自然とされ、そこに固定して、明るさは絞りと感度の側で合わせる、というのが基本の考え方です。

ホワイトバランスは、舞台照明が赤や青に変わる演出のある発表会で固定しておくと、演出の色がそのまま残ります。自動のままだと、カメラが色を「正しく」戻そうとして、赤い照明が白っぽくなることがあります。18 Pro以前の機種にも「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」>「ホワイトバランスをロック」という項目がありますが、18 Proでは撮影中の画面で値を決められる点が違います。

放っておけば自動。使うなら「設定を保持」と組にする

プロレベルのコントロールは、触らなければ従来どおりの自動で動きます。害はありません。使うなら、iOS 27の「設定」>「カメラ」>「設定を保持」に「レンズ絞り」の項目があるので、行事の前に決めた絞りを次の起動でも保つかどうかを決めておいてください。保持していないと、カメラを開き直すたびに自動に戻ります。反対に、保持したまま忘れると、翌日の明るい公園でƒ/1.48のまま撮って白飛びさせる、という型の失敗になります。

当社の考えでは、家庭の記録でこの機能を毎回使う必要はありません。集合場面で絞る、舞台でシャッタースピードを固定する、この二つを覚えておけば十分で、あとは自動に任せてよい機能です。使いこなしたい人は、行事の前に同じ場所と同じ時間帯で一度試してから本番に臨んでください。

暗い場所と動く被写体。改良された低照度ビデオ(1080p)とスマートフォーカストラッキング

仕様ページの「ビデオ撮影」欄には、18 ProとiPhone Duoにだけ「改良された低照度ビデオ(1080p)」と「スマートフォーカストラッキング」という行があります。17 Proにはありません。仕様ページには名前以上の説明がなく、この記事の時点でAppleの資料から中身を確かめられていないので、名前から読めることだけを書きます。

低照度ビデオの改良に「(1080p)」と添えられている点は、読み流さないでください。4Kには添えられていません。暗いホールの発表会で、4Kで撮るか1080pで撮るか迷う人にとって、これは1080pを選ぶ理由が一つ増えたことになります。1080p/30fpsは高効率+HDRオンで1分約65MBと軽く、当社のブルーレイは1920×1080で作るので、1080pで撮っても足りない場面は家庭の記録ではほとんどありません。4Kで撮ってもディスクにする段階で縮小するのですから、暗い会場では1080pの60fpsか30fpsで、FPS自動調整をオフにして撮る。これが18 Proで暗い場所を撮るときの、無理のない組み合わせです。

スマートフォーカストラッキングは、名前からは動く被写体にピントを合わせ続ける働きと読めます。ただ、どのモードで働くのか、オン・オフの設定があるのかは確認できていません。運動会の徒競走でピントが外れにくくなるなら効く場面は多いのですが、期待して買い替える材料にはせず、届いてから明るい場所で走る子を撮って確かめてください。

音の変化は小さい。オーディオミックスの新しいアルゴリズムと「音楽を分離」

音声の項目は、17 Proと18 Proで同じです。空間オーディオとステレオ録音、4つのスタジオ品質のマイク、風切り音の低減、オーディオミックス、オーディオズーム。プレスリリースがオーディオミックスに新しいアルゴリズムが入ったことと「音楽を分離」を書いていますが、仕様ページの行としては変わっていません。「音楽を分離」の使い方や対象の場面は、この記事の時点で確かめられていないので、発表会のBGMと子どもの声を分けられるのでは、といった期待は届いてから試す範囲にとどめてください。

家庭の記録で音について覚えておくことは、18 Proに限らず三つあります。iPhone 16以降は「サウンド収録」の初期設定が空間オーディオで、ステレオとモノも選べること。風切り音の低減は屋外の運動会で助けになるが、オフにもできること。そして「オーディオ再生を許可」をオンにして音楽を流しながら撮ると、iPhoneのスピーカーで再生している場合は録音がモノラルになること。誕生日の歌をスピーカーで流しながら撮る場面で、この最後の項目に当たる人がいます。

ディスクの音声は、当社ではAC-3またはLPCMで作ります。空間オーディオの立体感は、DVDやブルーレイの音声にそのまま入りません。声が聞き取れるか、BGMが割れていないか、という点はディスクでも残るので、撮るときはマイクを手で塞がないこと、風の強い日は風切り音の低減をオンのままにしておくことのほうが、アルゴリズムの差より効きます。

ProResを使う人だけの変化|「プロビデオストレージを構成」と4K120の外部記録

ProResは、編集の途中で画質が崩れにくいように圧縮を軽くしたプロ向けの記録形式です。設定画面の説明文によると、10ビットHDRのProResで1分撮ると、1080p/30fpsで約1.7GB、4K/30fpsで約6GBになります。Appleのサポート記事は、ProResのファイルは最大でHEVCの30倍の大きさになると書いています。家庭の記録で使う人はまれです。使う人は、目的をはっきり持っています。

18 Proで変わったのは、初めてProResをオンにするときの手順です。iOS 27のユーザガイドによると、「設定」>「カメラ」>「フォーマット」>「Apple ProRes」を開くと「プロビデオストレージを構成」があり、ProResのために確保する容量を決めて「プロビデオストレージをアップデート」で確定します。確保した量の変更や削除も同じ画面です。17 Proまでは、ProResをオンにすれば本体の空き容量にそのまま記録していました。

設定アプリからカメラ、フォーマット、Apple ProResと進み、プロビデオストレージを構成で確保する容量を決めてアップデートし、撮影に入る流れの図
確保した量の変更と削除も同じ画面。iOS 27のユーザガイドの手順

確保する容量の決め方

確保した領域は、ProRes以外の用途には使えないと考えて決めるのが安全です。目安は、撮る予定の長さに1分あたりの容量を掛けた数です。4K/30fpsで10分なら計算上約60GB、1080p/30fpsで30分なら約51GB。256GBの18 Proでこれを確保すると、通常の写真や動画に使える残りが目に見えて減ります。ProResを試したいだけなら、まず小さく確保して、足りなければ同じ画面で増やす。この順番なら、通常の撮影を圧迫しません。

本体に記録する条件は、Appleのサポート記事(18 Proはまだ載っていないもの)では、空き容量が少なくとも10%必要で、撮影可能時間が5分を切るとカメラアプリが自動でストレージを解放することがある、とされています。行事の途中でこの動きに当たると、撮影が止まった理由が分からずに慌てるので、ProResを使う日は容量に余裕を持たせてください。

4K/60fps以上は外部ストレージへ

ProResで4K/60fpsと4K/120fpsを撮るには、外部ストレージへの記録が必要です。条件は、exFATでフォーマットされていること(パスワードで暗号化されたものは非対応)、10Gbit/秒以上のUSB 3ケーブルで接続すること、書き込み速度が4K/60fpsで毎秒220MB以上、4K/120fpsで毎秒440MB以上あること、最大消費電力4.5W。速度が足りないと「録画書き込みスピード不足」と出ます。4K/120fpsは録画のセッションごとに再フォーマットが要ります。

Appleのサポート記事(2026年3月17日公開)の対応表には18 Proがまだ載っていませんが、iOS 27版のユーザガイドは、4K/120fpsのProResを「iPhone 16 Proモデル、iPhone 17 Proモデル、およびiPhone 18 Proモデルでは、互換性のある外部ストレージデバイス接続時」と書いています。18 Proは256GBからの販売なので、128GBの機種にあった「1080p/30fpsのみ」の制限は関係ありません。ProResはシネマティック、スローモーション、タイムラプスでは使えず、前面カメラを含むすべてのカメラで使えます。

ディスクにするなら、ProResのまま入稿しない

当社はMP4・MOV・MTSなど一般的な動画ファイルを受け付けますが、ProResのファイルは1分で数GBになります。1つの内容のデータがDVDで5GB以上、ブルーレイで25GB以上になると、エンコード手数料(大容量データ・内容1種類につき)3,000円(税抜)がかかります。4K/30fpsのProResなら1分に満たない長さで5GBに届く計算なので、ディスクにする素材は、編集を終えた段階でHEVCかH.264に書き出してから入稿するのが現実的です。色調整の前のLogの映像が平坦で灰色に見える件を含め、ProResとLogの扱いは別の記事に分けています。

容量の計算。4K/60fps・HDRの1分440MBから、256GBで何分撮れるか

ここからは、18 Proで撮った動画の容量の見当のつけ方です。数字はすべてiOS 18.6の設定画面に出る「1分間のビデオのサイズは、およそ以下の通りです」の目安を使います(iOS 27の画面は未確認)。1GBは1,000MBとして計算し、実際のファイルは場面の動きと明るさで上下します。

設定(通常ビデオ) 1分・高効率+HDRオン 1分・高効率・HDRオフ 10分(HDRオン) 60分(HDRオン) 5GBに達する長さ(HDRオン) 25GBに達する長さ(HDRオン)
1080p/30fps 約65MB 約60MB 0.65GB 3.9GB 約77分 約6.4時間
1080p/60fps 約100MB 約90MB 1.0GB 6.0GB 約50分 約4.2時間
4K/30fps 約190MB 約170MB 1.9GB 11.4GB 約26分 約2.2時間
4K/60fps 約440MB 約400MB 4.4GB 26.4GB 約11分 約57分
4K/120fps 約800MB 約740MB 8.0GB 48.0GB 約6分 約31分

互換性優先(H.264)にすると数字が変わり、1080p/30fpsで約130MB、4K/30fpsで約350MBになる一方、4K/60fps以上とHDRは選べなくなります。シネマティックも高効率が必要なので、互換性優先のままでは18 Proの4K/60fpsのシネマティックも使えません。18 Pro固有の設定(4K/60fpsのシネマティック、4Kのタイムラプス)については、前に書いたとおり公式の目安を確認できていないので、表には載せていません。

1080p/30fps、1080p/60fps、4K/30fps、4K/60fps、4K/120fpsの1分あたりの容量を、高効率とHDRオンの目安で横棒にした図。4K/60fpsは1080p/30fpsの約6.8倍
iOS 18.6の設定画面に出る目安。高効率+HDRオンの通常ビデオ

256GBで撮れる長さの計算

18 Proの容量は256GB・512GB・1TB・2TBです。仕様ページの注記によると、標準構成では約12GBから24GBがiOS 27と削除可能なApple製アプリで使われていて、Apple Intelligenceのオンデバイスモデルが約7GBを使う、とも書かれています。この7GBが別枠かどうかは注記から読み切れないので、256GBの機種で写真もアプリも入れる前の空きは、計算上およそ225GBから244GBと幅を持たせておきます。

この空きを1分あたりの目安で割ると、4K/60fps(HDRオン・440MB)で計算上約8時間半から9時間、4K/30fps(190MB)で約20時間から21時間、1080p/30fps(65MB)で約58時間から63時間、4K/120fps(800MB)で約4時間半から5時間です。ProResは4K/30fps(約6GB)で約38分から41分、1080p/30fps(約1.7GB)で約2時間から2時間半。実際にはアプリと写真と音楽が先に入っているので、自分の「iPhoneストレージ」の空きを同じ計算に当てはめてください。

数字を見ると、家庭の記録で256GBが足りなくなるのは、4K/60fps以上を常用したときか、ProResを使ったときです。1080p/30fpsや4K/30fpsで行事と日常を撮る限り、容量が理由で撮影が止まることは考えにくい範囲です。512GB以上を選ぶ理由は、4K/60fpsのシネマティックやProResを本気で使う人の側にあります。

512GB・1TB・2TBを選ぶときの計算

同じ計算を大きい容量に当てはめると、512GBは既使用分を引いて計算上およそ481GBから500GBの空きで、4K/60fps(HDRオン)なら約18時間から19時間、4K/30fpsなら約42時間から44時間。1TBはおよそ969GBから988GBで、4K/60fpsで約36時間から37時間、ProResの4K/30fpsでも約2時間40分から2時間45分。2TBはその倍です。数字だけ見れば、家庭の記録で1TB以上が要る場面は、ProResを日常的に使うときに限られます。

容量を増やす前に、撮ったものを本体から出す習慣のほうが効きます。行事のたびにパソコンかクラウドへ複製し、ディスクにして、本体には最近の分だけ残す。この流れができていれば、256GBでも足りなくなる月はまれです。空きが減ってから慌てて消すより、増える前に出すほうが、消してはいけない動画を巻き込まずに済みます。

5GBと25GBの境目

表の右2列は、当社の料金の境目です。1つの内容のデータがDVDで5GB以上、ブルーレイで25GB以上になると、エンコード手数料がかかります。4K/60fps・HDRオンなら計算上約11分、4K/30fpsなら約26分でDVD側の5GBに届きます。運動会の午前中を4K/60fpsで回しっぱなしにすると、DVDにする素材としては大きすぎる、ということです。ディスクにする前提で撮るなら、4K/30fpsか1080p/60fpsに落とすか、撮ったあとに使う部分だけを書き出して5GB未満にまとめるか、どちらかを選んでください。ディスク1枚に入る長さは、容量よりも映像のビットレートで決まるので、撮った長さがそのまま上限になるわけではありません。

もう一つ、iCloud写真の「ストレージを最適化」がオンだと、本体には省スペース版だけが残り、元の動画はiCloud側にあることがあります。入稿の前に、iOS 27なら「設定」>自分の名前>「iCloud」>「写真」>「iPhoneストレージ」で「オリジナルをダウンロード」にして、元のファイルを本体に戻してから共有してください。表記はバージョンで少し違います。

行事の朝に元に戻る設定。「設定を保持」で18 Proの新しい項目を固定する

前の晩に決めた設定が、当日カメラを開いたら戻っていた。この型の失敗は、iPhoneのカメラに「設定を保持」という仕組みがあるのを知らないことから起きます。iOS 27の場合、「設定」>「カメラ」>「設定を保持」に、「カメラモード」「アクションモード」「Apple ProRes」など、次にカメラを開いたときも保つかどうかを決める項目が並び、18 Proでは「レンズ絞り」が加わっています。

保持していない項目は、カメラアプリを開き直すたびに初期の状態に戻ります。シネマティックで撮るつもりが、開いたらビデオモードだった(カメラモード)。ProResで撮るつもりが、開いたらオフに戻っていた(Apple ProRes)。集合場面のためにƒ/4.0に絞ったつもりが、自動に戻っていた(レンズ絞り)。18 Proで増えた機能の分だけ、戻る項目も増えています。

一方で、「設定」アプリの側で決める項目は戻りません。フォーマットの高効率・互換性優先、「ビデオ撮影」の解像度とフレームレート、「シネマティック撮影」と「タイムラプス撮影」の解像度、HDRビデオ、FPS自動調整。これらは前日に決めておけば当日そのままです。戻るのはカメラアプリの中で切り替えるもの、と覚えておくと整理がつきます。項目の一覧と、行事ごとに何を保持しておくかはiPhoneカメラの「設定を保持」とはに書きました。

フォーマット、解像度とfps、FPS自動調整、シネマティック撮影、設定を保持、ProRes、空き容量、試し撮りの8つを当日の朝に順に確かめるための一覧
設定アプリ側の項目は前日に、カメラアプリ側の項目は当日に見る

当日の朝にやることは、この図の順に指で確かめるだけです。時間にして2分。前日に1分の試し撮りを1本しておき、写真アプリの「情報」でファイルサイズと撮影の設定を見ておけば、本番の残り容量も自分の数字で見当がつきます。確認に使う2分は、撮り直しのきかない行事ではいちばん安い保険です。

場面別に設定を組む。運動会・発表会・七五三・旅行・日常

ここまで機能を一つずつ見てきたので、場面ごとの組み合わせに戻します。18 Proで増えた選択肢は、場面によって「使う」「使わない」「後から決める」のどれかに落ち着きます。下の表は、あとでディスクにして家族に配ることを前提にした当社の目安です。撮ったものを自分のiPhoneで見るだけなら、もっと重い設定でも構いません。

場面 ビデオの設定 FPS自動調整 シネマティック ズームと絞り ディスクにする前提で
運動会(屋外・明るい) 4K/30fpsか1080p/60fps 自動のままでよい 使わない。必要なら後からエフェクト 8倍まで。固定できれば15倍 4K/30fpsは約26分で5GB。午前中を回しっぱなしにしない
発表会(暗いホール) 1080p/60fpsか1080p/30fps オフ 使わない 席から8倍まで。シャッタースピードを固定 1080pならブルーレイの1920×1080にほぼそのまま合う
七五三・親戚の集合 4K/30fps 明るければ自動 ひとりの場面だけ 集合はƒ/4.0の側へ絞る 4Kで撮っておくと、あとで切り出す余地が残る
旅行・観光 4K/30fpsか1080p/30fps 自動(夜景はオフ) 迷ったらビデオで撮って後から 景色は絞る、人は開ける 日数×撮影時間で容量を先に見積もる
家の中の日常 1080p/30fps 自動(夜はオフ) 4K/60fpsのシネマティックを試す場面 ƒ/1.48で光を取る 容量が軽く、あとで1枚にまとめやすい
誕生日(室内・ろうそく) 1080p/30fps オフ 使わない 開放。ズームしない 「オーディオ再生を許可」をオンにしてスピーカーで曲を流すと、録音がモノラルになる点に注意

運動会は、18 Proの新機能がいちばん効かない場面です。明るいので低照度の改良もFPS自動調整も関係なく、動きが速くて人が多いのでシネマティックは使わず、ズームは8倍で止める。4K/30fpsで撮って、家に帰ってから自分の子の場面を切り出し、必要ならエフェクトで背景を落とす。18 Proらしさは撮影後の作業に回ります。徒競走の前に一度、8倍で自分の子の顔が判別できるかを画面で確かめておくと、本番で寄りすぎずに済みます。

発表会は逆で、18 Proの変化が直撃する場面です。決めるのは前日です。4KでもFPS自動調整が働くようになったので、前日にオフにしておく。低照度の改良は1080pの記載なので、解像度は1080pに落とす。舞台の照明が変わるならシャッタースピードとホワイトバランスを固定する。この三つを前日に決めておけば、当日は撮ることに集中できます。

七五三と集合の場面は、絞りの出番です。写真館の前で親戚が横に並ぶ、神社の階段で三世代が立つ。ƒ/4.0の側へ絞って全員にピントを合わせ、明るさは屋外なら足ります。ひとりで千歳飴を持って歩く場面だけ、開放かシネマティックで背景を落とす。この切り替えを絞りの値で覚えておくと、現場で迷いません。

旅行は容量の計算が先です。3日間、毎日1時間撮るとして、4K/30fps・HDRオンなら計算上約34GB、1080p/30fps(同)なら約12GB。iCloudの「ストレージを最適化」に頼るなら回線のある場所で、頼らないなら空き容量を出発前に確かめる。撮り方そのものは、迷ったらビデオモードで撮り、帰ってから残す動画を選んでエフェクトを検討する、が18 Proの旅行の型です。

家の中の日常は、新機能を試す場所として向いています。失敗しても撮り直せるので、4K/60fpsのシネマティックも、開放の絞りも、ここで一度使ってから行事に持ち込んでください。夜の室内だけは、FPS自動調整を切るか、ƒ/1.48まで開けて光を取るか、どちらかの手当てが要ります。

パソコンや家族に渡すときに起きること。HEVC・HDR・USB 3の実務

18 Proで撮った動画は、iPhoneの中で見ている限り何も起きません。困るのは、パソコンに取り込んだり、家族のスマホに送ったり、当社のような業者に渡したりする瞬間です。原因はほぼ三つで、記録形式のHEVC、色のHDR、そして転送の経路です。どれも17 Proから変わっていませんが、シネマティックのように高効率が前提の機能を使うほど、避けて通れなくなります。

HEVC(高効率)の動画は、Windowsでは標準のままだと開けないことがあります。Microsoft Storeの「HEVC ビデオ拡張機能」を入れると再生でき、有料のものと、無料表示の「デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能」があります(2026年9月23日時点のMicrosoft Storeの表示)。Appleの案内は、Windowsと互換性のある形式にしたいなら「フォーマット」を「互換性優先」に、というものです。ただ、それをやるとシネマティックやHDRが使えなくなります。撮る側は高効率のまま、パソコン側に拡張機能を入れる。当社はこちらを勧めます。

USBケーブルでパソコンに取り込むときは、iPhone側の「設定」>「アプリ」>「写真」>「MacまたはPCに転送」が「自動」だと、互換性のある形式に変換されて渡ることがあります。元のままで取り込みたいなら「元のフォーマットのまま」にしておきます。iCloud写真の「ストレージを最適化」を使っている人は、Windowsに読み込む前にオリジナルを本体にダウンロードしておく必要がある、というAppleの案内もあります。

HDRは、共有先の機器がiOS 13.4、iPadOS 13.4、macOS 10.15.4より前だとSDR版が届く、とユーザガイドにあります。HDRに対応していない画面で見ると、色が薄く白っぽく見えることがあるのは、ディスクにするときの変換と同じ根の話です。家族のパソコンで見る用途が中心なら、撮る段階で「HDRビデオ」をオフにしておく判断もあります。その場合は、10ビットのドルビービジョンを最初から使わないことになります。

転送の速さは、18 ProのUSB 3(最大10Gb/s)が効く場面です。計算上の上限は毎秒1,250MBで、iPhone 17やAirのUSB 2(最大480Mb/s・毎秒60MB)の20倍を超えます。ただし10Gb/sの速度にはUSB 3対応のケーブルが要り、同梱のケーブルの転送速度は仕様に書かれていません。4K/60fps(高効率+HDR)を1時間撮った約26.4GBを取り込むなら、ケーブルの違いがそのまま待ち時間の違いになります。実際の速さは理論値より遅く、実測は確かめていません。

AirDropで家族のiPhoneへ送るときは、共有の「オプション」で「すべての写真データ」をオンにすると、元のファイルのまま届きます。受け取る側が対応していなければ、互換性の高い形式で送られることがあります。iOS 27では、AirDropの転送が条件つきで最大80パーセント速くなったとAppleは発表していますが、テストの条件は写真の転送で、動画の大容量転送で何割速くなるかは書かれていません。

当社に渡す場合は、HEVCのまま共有URLで入稿でき、受け取った動画はディスクの形式に組み立てて書き込みます。HDRの動画は、書き出しの段階でSDRにして、色を確かめてから渡すと、ディスクの色が撮ったときの見え方に近くなります。渡す前に必要なのは、元のファイルが本体にあること(ストレージを最適化の確認)と、書き出したファイルにエフェクトが乗っていることの二つだけです。

18 Proの動画をDVD・ブルーレイにすると、消えるものと残るもの

当社の工程は、動画データを共有URLで受け取り、プレーヤーで再生できる形に組み立て(オーサリング)、書き込み、実際のプレーヤーで再生を確かめ、ケースに入れて発送か店舗でお渡し、という順です。DVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作り、音声はAC-3またはLPCMです。基本料金(DVD・1枚あたり)は1,500円、基本料金(Blu-ray・1枚あたり)も1,500円で、オーサリングと書き込みとケース入れ込みが含まれます。

18 Proで撮った動画は、この規格に合わせる過程で、いくつかの要素を置いていきます。何が残り、何が変わるかを先に知っておくと、撮影の設定に無理な重さを載せずに済みます。逆に、残るものを知っていれば、撮る側で何に手をかけるべきかも決まります。

撮影側の要素 DVDにすると ブルーレイにすると
4Kの解像度 720×480に縮小する 1920×1080に縮小する
60fps・120fps 29.97fpsに揃える ディスクの形式に合わせて変換する。60fpsのままとは限らない
HDR(ドルビービジョン) SDRで収める。書き出しの段階でSDRにして渡す 同じ
シネマティックのぼかし 映像に含まれていればそのまま残る 同じ
撮影後のエフェクト 書き出したファイルに乗っていれば残る。乗るかは入稿前に確認 同じ
4Kタイムラプス 縮小する。速い動きは粗く見えやすい 縮小する。細部は残りやすい
空間オーディオ AC-3またはLPCMに。立体感はそのままの形では入らない 同じ
可変フレームレート 固定に揃える。落ちた区間の硬さは戻らない 同じ
Log(色調整前) 灰色の映像のまま焼かれる 同じ
ProRes 容量が大きく、手数料の対象になりやすい 同じ

表を見て分かるとおり、18 Proで増えた「上限」のほとんどは、ディスクにする段階で規格の側の上限に置き換わります。4K/60fps・HDRで撮ったからといって、DVDが4Kになるわけではありません。それでも4Kや60fpsで撮る意味があるとすれば、縮小したときに細部が残ること、切り出しの余地が広いこと、そして本体やクラウドに残す元データが将来の再利用に耐えることの三つです。4KをDVDにしたときの実際の見え方は4K素材をDVDにするとどう見えるかで確かめられます。

HDRビデオをオンのまま撮るか

18 Proの初期設定ではHDRビデオがオンで、10ビットのドルビービジョンで記録されます。iPhoneの画面や対応したテレビで見る分には、明るい空と暗い顔が同時に見える、HDRらしい映像になります。DVDと通常のブルーレイにはHDRの規格が無いので、ディスクにはSDRの映像として収めます。HDRの映像をSDRに直すときに、白っぽく見える、色が薄いと感じることがあり、撮ったときの見え方とディスクの見え方の差は、ここで生まれます。書き出しの段階で自分でSDRにして、色を確かめてから渡すと、差を小さくできます。

判断の目安は、見る場所です。それだけです。ディスクにして家族に配ることが主で、iPhoneや対応テレビで見ることが少ないなら、「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」>「HDRビデオ」をオフにして、最初からSDRで撮っておくと、ディスクの色が撮ったときの見え方に近くなります。両方で見るならオンのままで、ディスクにする分は書き出しの段階でSDRにして色を確かめます。オフにしても4K/60fpsやシネマティックは使えます。HDRをオフにすると、1分あたりの容量は4K/60fpsで約440MBから約400MBへと、少しだけ軽くなります。

DVDかブルーレイか

見る相手の機器で決まります。実家のプレーヤーがDVDしか読めないならDVD。ブルーレイレコーダーやゲーム機で見られるならブルーレイ。18 Proの1080pや4Kの素材は、ブルーレイの1920×1080でこそ細部が残るので、機器が対応しているならブルーレイのほうが撮った甲斐があります。両方を作る場合は、DVDとブルーレイはそれぞれ1枚目から数えます。同じ内容の2枚目からは追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)1,000円です。

入稿メモに書くこと

18 Proの動画を当社に渡すとき、注文のときに添えるメモに次の項目を書いておくと、変換の判断が早くなります。機種名(iPhone 18 Pro)。撮影の設定(4K/60fps・HDRオン、1080p/30fps・HDRオフ、など)。FPS自動調整をオフにしていたか。シネマティックモードで撮ったか、撮影後にエフェクトをかけたか。Logで撮っていないか。収録の順番(ファイル名の頭に01_、02_と付ける)。そして、見る予定の機器。

このうち機種やレンズ、ファイルサイズは、写真アプリの「情報」で確かめられます。動画を開いて上にスワイプすると、撮影デバイス、撮影日時、レンズ、ファイルサイズなどが出ます。共有URLの作り方と注文フォームへの貼り方はiPhoneの動画をディスクにする入稿手順に画面の順で書いています。

17 Proから買い替えるか、見送るか

動画の側だけで判断するなら、答えは使い方でほぼ決まります。下の表は、家庭の記録でよくある使い方に沿って、17 Proから18 Proに替えたときに何が変わるかを並べたものです。「変わらない」と書いた行は、買い替えの理由を動画以外に求めてください、という意味です。

いまの使い方 18 Proで変わるか 変わる中身
1080p/30fpsで日常と行事を撮り、ディスクにして配る 変わらない 解像度・fps・容量・ディスクの見え方のどれも同じ
暗いホールの発表会を毎年4Kで撮る 変わる(注意の方向に) 4KでもFPS自動調整が働く。前日にオフにする手順が要る
シネマティックモードをよく使う 大きく変わる 4K/60fpsと1080p/60fps。ビデオで撮って後からエフェクト
後方席から舞台を撮ることが多い 少し変わる デジタルズームが24倍に。光学品質の8倍は同じ
親戚の集合場面が多い 変わる 絞ってピントの範囲を広げられる
ProRes・Logで撮って編集する ほぼ変わらない 初回に「プロビデオストレージを構成」があるだけ
4K/120fpsやスローモーションが目的 変わらない 上限も対応カメラも17 Proと同じ

迷う人ほど、表の1行目に当たります。17 Proを1年使って、シネマティックをほとんど使わず、ホールの発表会もない家庭なら、動画を理由に替える必要はありません。反対に、発表会が毎年あって4Kで撮っている家庭は、替えるなら替えるで、FPS自動調整の扱いを覚える必要があります。シネマティックを日常的に使う人にとっては、この世代がいちばん実のある買い替えです。

買う場合の容量は、前の節の計算に戻ります。1080p/30fpsと4K/30fpsが中心なら256GBで足り、4K/60fpsのシネマティックやProResを常用するなら512GB以上を見ておく。ProResのプロビデオストレージで確保する分は、通常の写真と動画の空きから引かれるので、確保する予定があるなら、その分を上乗せして選んでください。

Appleで新品を買えるProは18 Proだけになった

もう一つ、比較の前提が2026年9月に変わっています。Appleの販売ページから17 Proと17 Pro Maxが外れ、新品をAppleで買うProは18 Proと18 Pro Maxになりました。発売は2026年9月18日(金)で、予約は9月12日(土)の21時からでした。「17 Proを安く買って動画だけ撮る」という選び方は、Appleの直販では選べません。通信会社や中古の在庫については確かめていません。

16 Proから替える人は、17 Proの時点で変わっていたものも一緒に手に入ります。フロントカメラが18MPのセンターフレームになり、望遠が8倍の光学品質になり、Log 2とProRes RAWが加わる。非Proの機種からなら、4K/120fps、ProRes、USB 3、4つのマイクも初めての機能です。この記事は17 Proとの差分に絞っているので、世代をまたぐ人は前に挙げた比較記事を先に読んでください。

iPhone Duoとの違い。動画の新機能はどこまで共通か

同じ9月9日に発表されたiPhone Duoは、10月23日(金)発売予定で、この記事の時点では未発売です。技術仕様はapple.com/jp/iphone-duo/specsに出ていますが、support.apple.comの技術仕様一覧にはまだ載っていないので、仕様ページの記載だけで比べます。

共通しているものは多く、4K/120fps(Fusionメイン)、シネマティックの最大4K・60fps、撮影後のシネマティックエフェクト、タイムラプスの最大4Kドルビービジョン、USB 3、スマートフォーカストラッキング、改良された低照度ビデオ(1080p)、「音楽を分離」まで、18 Proの新機能の多くがDuoの仕様やプレスリリースにも並んでいます。18 Proの目玉のうち、Duoに記載が無いのは可変絞りとプロレベルのコントロールで、ズームも次に書くとおり差があります。

違いは、レンズと記録形式の側にあります。Duoのビデオのデジタルズームは最大6倍で、光学は「2倍の光学品質ズームイン、2倍の光学ズームアウト、4倍の光学品質ズームレンジ」。望遠カメラがないので、後方席からの撮影では18 Proとの差がいちばん大きく出ます。ProRes、ProRes RAW、Log、ACES、Genlockの記載はなく、記録フォーマットはHEVCとH.264だけ。空間ビデオの記載もありません。マイクは「4つのスタジオ品質のマイク」の行がなく、空間オーディオとステレオ録音、風切り音の低減、オーディオミックス、オーディオズームです。

シネマティック、撮影後エフェクト、タイムラプス、デジタルズーム、ProResとLog、空間ビデオ、可変絞りの7項目を、iPhone 18 ProとiPhone Duoの仕様ページで比べた表
Duoは10月23日発売予定。仕様ページの記載だけで比べている

4KでのFPS自動調整については、iOS 27のユーザガイドが「iPhone 18 Proモデルでは」と書いているだけで、Duoでどうなるかの記載は見つけていません。発売後に画面で確かめる項目です。折りたたみならではのDuo Previewや、アウター側12MP・インナー側のアンダーディスプレイという2つのフロントカメラを含めて、動画の性能はiPhone Duoの動画性能に分けて書いています。家庭の記録で18 ProかDuoかを動画で決めるなら、望遠と絞りが要るかどうかが分かれ目です。

届いた日にやることと、撮った動画を1枚にするまで

最後に、18 Proが届いた日から、撮った動画をディスクにして家族に渡すまでを、順番に置いておきます。新機能は撮る前の判断を減らす方向に働くので、最初の設定さえ済ませれば、あとは「迷ったらビデオモード」で撮り続けられます。順番どおりにやれば、30分もかかりません。

届いた日の設定

  1. 「設定」>「カメラ」>「フォーマット」で「高効率」になっていることを確かめる。互換性優先のままだと、4K/60fps、HDR、シネマティックが選べない
  2. 「ビデオ撮影」で解像度とフレームレートを決める。iOS 18.6の画面では1080p/30fpsに「デフォルト」と付いていた(18 Proで同じかは未確認)。日常は1080p/30fps、行事は4K/30fpsか1080p/60fpsを目安に
  3. 同じ画面の「HDRビデオ」を確かめる。初期設定はオン。古い機器やWindowsで見る予定が多いなら、オフにしてSDRで残す判断もある
  4. 「FPS自動調整」の初期値を見ておく。暗い場所を撮る日はオフに切り替える、と決めておく
  5. 「シネマティック撮影」と「タイムラプス撮影」の解像度を決める。4K(60fps)は容量の重さを承知のうえで
  6. 「設定を保持」で、カメラモード・Apple ProRes・レンズ絞りを保つかどうかを決める。ProResは使わないならオフのまま
  7. 1分ずつ試し撮りをして、写真アプリの「情報」でファイルサイズを読む。自分の設定の数字を持っておく

この7つで、18 Proの動画の設定は一巡します。表記はiOSのバージョンで変わるので、項目の意味で探してください。iOS 27の「iCloud写真」を使う人は、「ストレージを最適化」がオンだと本体に元データが残らない場合があることも、ここで確かめておくと入稿のときに慌てません。

行事から入稿までの逆算

行事のある月は、2週間前に家の中で新機能を一度使い、前日に設定と空き容量と充電を済ませ、当日の朝に「設定を保持」で決めた項目が保たれているかを見る。撮影が終わったら、翌日のうちにパソコンかクラウドへ複製して、使う動画を選ぶ。エフェクトをかけた動画は、書き出したファイルを別の端末で再生して、ぼかしと音が入っているかを見る。ここまでを1週間以内に終えると、入稿が間に合います。

2週間前の試し撮りから、前日の設定、当日の撮影、翌日の退避、1週間以内の書き出しと確認、入稿までを時系列に並べた図
18 Proで増えた判断は前日までに済ませ、当日は撮ることだけにする

入稿は、動画の共有URL(ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなど)を注文フォームに貼るだけで、スマホからでも済みます。複数のファイルは、ファイル名の頭に「01_」「02_」と付けて収録順を指定してください。ギガファイル便を使うなら、保持期限の初期値は5日で、アップロードしたあとには延ばせないので、長く置くなら先に期限を選んでおきます。

納期は、通常便が受付から5営業日で発送、お届けは発送から2〜3日です。15時以降のご注文は翌営業日の受付になり、土日祝の注文・入稿は翌営業日からの作業になります。発表会の翌週に祖父母に渡したい、という場合は、翌日発送の特急お届け(平日15時までの注文・入稿)や、当日店舗お渡し(平日12時までの注文・入稿)も用意しています。配送はクリックポストで、追跡番号がつきます。

18 Proの新機能は、撮る前に決めることを減らし、撮ったあとの選択肢を増やす方向にそろっています。ディスクにする側から言えることは一つで、上限の高い設定で撮ることより、暗い場所でFPS自動調整を切っておくこと、集合場面でシネマティックを使わないこと、容量を自分の数字で見当をつけておくこと、この三つのほうが、出来上がった1枚の見え方に効きます。設定で迷ったら、機種と撮り方を添えて相談してください。撮った動画に合わせて、DVDかブルーレイか、どの設定で変換するかを一緒に決めます。

よくある質問

Q. iPhone 18 Proで動画の撮影は何が変わったのか
A. 17 Proとの主な差は6点です。シネマティックが最大4K・60fps、ビデオモードの動画に撮影後からシネマティックエフェクト、タイムラプスが最大4Kドルビービジョン、4Kの録画でもFPS自動調整が動作、ビデオのデジタルズームが最大24倍、Fusionメインの可変絞り(ƒ/1.48〜ƒ/4.0)とプロレベルのコントロール。撮れる解像度とfpsの上限は同じです。

Q. iPhone 18 Proのシネマティックモードは4K 60fpsで撮れるか
A. 撮れます。iOS 27の場合、「設定」>「カメラ」>「シネマティック撮影」に4K(60fps)と1080 HD(60fps)が加わっています。17 Proは最大4K・30fpsでした。フォーマットが「互換性優先」だと選べないので、「高効率」にしておきます。ProResはシネマティックでは使えません。

Q. 撮ったあとに背景をぼかせるというのは本当か
A. 仕様ページに「ビデオのシネマティックモードエフェクト」として、18 Pro(Fusionメイン)とiPhone Duoに記載があります。ビデオモードで撮った最大60fpsまでの動画に、写真アプリの編集で後からエフェクトをかけられます。書き出したファイルにぼかしが乗るかは資料で確かめられていないので、渡す前に別の端末で再生して確認してください。

Q. 18 Proの4K動画は暗いと24fpsに落ちるのか
A. FPS自動調整がオンなら落ちることがあります。iOS 27のユーザガイドに「iPhone 18 Proモデルでは、4Kで録画するときにもFPS自動調整が動作します」とあり、17 Proまでは4Kでの動作の記載がありませんでした。暗いホールの発表会は、「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」>「FPS自動調整」を前日に「オフ」にしておきます。

Q. 24倍ズームは17 Proの15倍とどう違うのか
A. 光学ズームの表記は同じで、伸びたのはデジタルズームの側です。写真側の表記の「8倍の光学品質ズームイン、16倍の光学品質ズームレンジ」は17 Proと18 Proで同じで、8倍を超えた分は画面の一部を切り出して引き伸ばします。24倍は計算上、8倍の画面の縦横3分の1を切り出す勘定で、手ぶれが先に限界になりがちです。

Q. 可変絞りは動画の撮影でも使えるのか
A. 使えます。iOS 27のユーザガイドは、レンズ絞り・シャッタースピード・ホワイトバランス・ヒストグラムのプロレベルのコントロールを、写真・ビデオ・シネマティック・スローモーション・タイムラプスの各モードで使えると書いています。絞りはƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0で、「設定を保持」に「レンズ絞り」の項目があります。

Q. iPhone 18 Proで4K 60fpsの動画は1分何MBか
A. 通常ビデオの目安は、高効率+HDRオンで1分約440MB、HDRオフで約400MBです(iOS 18.6の設定画面の数値。iOS 27の画面は未確認)。1080p/30fpsの約65MBの約6.8倍にあたります。4K/60fpsのシネマティックの目安は公式の文言で確認できていないので、1分試し撮りして写真アプリの「情報」でファイルサイズを見てください。

Q. 18 Proの256GBで4K動画は何時間撮れるか
A. 仕様の注記では約12GBから24GBがiOS 27とApple製アプリに、約7GBがApple Intelligenceに使われるので、空きは計算上およそ225GBから244GBです。4K/30fps(HDRオン・1分約190MB)なら約20〜21時間、4K/60fps(約440MB)なら約8時間半〜9時間、1080p/30fps(約65MB)なら約58〜63時間になります。

Q. iOS 27にすれば17 Proでも同じ機能が使えるか
A. 使えません。Appleのユーザガイドは、4K/60fpsのシネマティック、4Kでも働くFPS自動調整、プロレベルのコントロール、4Kのタイムラプスを「iPhone 18 Proモデルでは」と機種を限定して書いています。可変絞りのメインカメラのように部品と対になった機能なので、iOSの更新だけでは増えません。

Q. 4Kのタイムラプスは18 Proだけの機能か
A. 18 Proの仕様ページはタイムラプス(手ぶれ補正つき)を「最大4Kドルビービジョン」と書き、設定に「タイムラプス撮影」が加わりました。17 Proの仕様にもタイムラプスはありますが解像度の記載がありません。iPhone Duoは仕様上18 Proと同じ「最大4Kドルビービジョン」です。1分あたりの容量の目安は公式の文言で確認できておらず、試し撮りで確かめます。

Q. プロビデオストレージを構成とは何か
A. 18 Proで初めてProResをオンにするときに、ProResのために確保する容量を決める手順です。iOS 27の場合、「設定」>「カメラ」>「フォーマット」>「Apple ProRes」>「プロビデオストレージを構成」>「プロビデオストレージをアップデート」と進みます。確保した量の変更と削除も同じ画面で、ProResを使わない人には関係ありません。

Q. 18 Proで撮った4K HDRの動画をDVDにするとどうなるか
A. 当社のDVDは720×480・29.97fps・MPEG-2で作るので、4Kは縮小、60fpsは29.97fpsに揃えます。HDRの動画は、書き出しの段階でSDRにして、色を確かめてから渡してください。シネマティックのぼかしは映像に含まれていれば残ります。撮影後にかけたエフェクトが書き出しに乗っているかは、入稿前に別の端末で確かめてください。

Q. iPhone Duoにも同じ動画の新機能はあるか
A. 仕様ページでは、シネマティックの最大4K・60fps、撮影後のシネマティックエフェクト、タイムラプスの最大4Kドルビービジョン、4K/120fpsはDuoにもあります。一方で、ProRes・Log・空間ビデオ・可変絞りの記載はなく、デジタルズームは最大6倍で望遠カメラもありません。Duoは10月23日発売予定で、実機の画面は未確認です。

Q. 18 Proの動画をディスクにするとき業者に何を伝えるべきか
A. 機種名、撮影の設定(4K/60fps・HDRオンなど)、FPS自動調整をオフにしていたか、シネマティックや撮影後のエフェクトの有無、Logで撮っていないか、収録順(ファイル名の頭に01_・02_)、見る予定の機器です。機種やファイルサイズは、写真アプリで動画を開いて上にスワイプした「情報」で確かめられます。

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