この記事の要点
コピーガードは、映像が勝手に複製されないようにする技術です。市販のDVDのCSS、テレビ番組を録画したDVDのCPRM、ブルーレイのAACSが代表で、映像を暗号にして記録します。
見分けるときは、ディスクの出どころを確かめます。パッケージ入りの市販・レンタル品か、「CPRM」と書かれた録画用の盤に番組を録画したものか、自分の動画をパソコンで焼いたものかです。
コピーガードを外して複製することは、家族で見るためでも、著作権法の私的使用の例外に入りません(第30条1項2号)。CSSやAACSのような暗号は、2012年10月1日から対象です。
自分で外して複製した個人に刑事罰はありませんが、民事上の責任を負います。外すための装置やプログラムを配ることや、業として頼まれて外すことには、3年以下の拘禁刑などの罰則があります。
録画した番組は、レコーダーのダビング機能で決められた回数まで複製できます。当社がお引き受けするのは、自分で撮影・制作した動画と、権利者の許可がある動画だけです。
自分で 焼く 手間も、 失敗の 心配も なく。
動画ファイルを 送るだけで、 家の プレーヤーで 見られる ディスクに してお届けします。
1枚1,500円(税抜)から・ 1枚から注文できます
録画した番組のDVDを実家の分も作ろうとしたら、レコーダーがダビングを受け付けない。市販の映画のDVDを予備にもう1枚と思っても、手元のレコーダーでは写せない。どちらも、ディスクにかかっているコピーガードが働いた結果です。
コピーガードは、映像が勝手に複製されないようにする技術の呼び名です。多くは映像を暗号にしてディスクに記録し、仕組みに対応した機器やソフトだけが暗号を解いて再生します。市販のDVDビデオに使われるCSS、デジタル放送を録画したDVDのCPRM、ブルーレイのAACSが代表です。著作権法は、複製などを防ぐこうした技術を「技術的保護手段」と定義しています(第2条1項20号)。文化庁は、DVDのCSSやブルーレイのAACSがこれに当たると説明しています。
コピーガードがかかっているかは、ディスクの出どころで見分けます。パッケージ入りの市販・レンタル品か、「CPRM」と書かれた録画用の盤に番組を録画したものか、自分の動画をパソコンで焼いたものかです。自分の動画を焼いたもの以外は、保護のかかっていることが多いものです。
外して複製してよいかについて、著作権法の答えははっきりしています。家庭内などで使うための「私的使用のための複製」は認められていますが、技術的保護手段を外して行う複製は、その例外から除かれています(第30条1項2号)。文化庁の著作権テキストも、私的使用の例外に入らない利用として「コピーガードを解除して(又は解除されていることを知りつつ)複製すること」を挙げています。
録画番組はダビング機能で。コピーガードを外す複製は私的使用でも認められない
この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります
DVD・ブルーレイのコピーガードの見分け方 コピーガードの種類と仕組み|CSS・CPRM・AACSの違い コピーガードを外して複製するのは違法か 録画した番組は、決められた回数までダビングできる 自分で撮った動画のディスクと、当社でお引き受けできるもの よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
DVD・ブルーレイのコピーガードの見分け方
コピーガードの暗号は、映像のデータそのものにかかっています。ディスクを眺めても見えないので、そのディスクがどこから来たものかを、パッケージ、盤面の表示、機器の画面で確かめます。
種類
見分ける手がかりとかかっている保護
市販・ レンタルのDVD
作品のパッケージ入りで、ディスクは読み出し専用のDVD-ROM。多くの作品にCSSがかかっている。リージョンコードは、日本向けの機器が「2」
市販・ レンタルのブルーレイ
作品のパッケージ入りで、ディスクは読み出し専用のBD-ROM。多くの作品はAACSなどの保護付き。リージョンコードは、日本向けの機器が「A」
テレビ番組を録画したDVD
レーベル面に「CPRM」と書かれた録画用の盤にデジタル放送を録画したもの。CPRMなどで保護され、ほかのディスクへ写せない
テレビ番組を録画したブルーレイ
BD-R・BD-REにレコーダーで録画したもの。保護のある番組はAACSで記録される
レコーダーの中の録画
ダビング10などの番組は、録画リストに残りの回数が出る(ソニーの例)
自分の動画をパソコンで焼いたもの
DVD-R・BD-Rなどの記録用のディスク。市販品のような暗号はかかっていない
表のうち、自分の動画を焼いたもの以外は、保護のかかっていることが多いものです。市販のDVDについては、CSSを管理するDVD CCAも「多くのDVDの作品に使われている」と紹介していて、すべての作品とは書いていません。それでも、市販やレンタルの品は、かかっているものとして扱うのが無難です。
パッケージとディスクの表示で見る
市販やレンタルの映画・アニメなどは、作品のパッケージに入った、読み出し専用のディスクです。マクセルによれば、DVDには読み取り専用のDVD-ROMと、書き込めるDVD-R・DVD-RWなどがあり、映像を記録したDVD-VideoはDVD-ROMに含まれます。ブルーレイでも、読み出し専用のBD-ROMが映画などの収録に使われると、ソニーは説明しています。
市販のディスクには、再生できる地域を限るリージョンコードも設定されています。アイオーデータ(2026年7月にアイ・オー・データ機器から社名を変更)によると、日本に割り当てられたDVDのリージョンは「2」です。日本向けのドライブやレコーダーが再生するのは、DVDなら「2」か「ALL」、ブルーレイなら「A」を含むディスクです(アイオーデータ、ソニー)。海外で買ったディスクが映らないときの考え方は、リージョンコードの解説 にまとめました。
テレビ番組を録画したディスクは、レーベル面の表示が手がかりになります。パナソニックの案内では、デジタル放送の番組は著作権保護の技術で録画に制限がかかっていて、ディスクに記録するには「CPRM対応」と書かれたディスクが要ります。ソニーも、レーベル面の外周か内周に「CPRM」の記載があるかを確かめる手順を案内しています。この表示は、放送を録画できるディスクだという印です。その盤にデジタル放送を録画したものなら、保護のかかったディスクと考えます。
自分の動画をパソコンで焼いたディスクは、DVD-R・BD-Rといった記録用のディスクです。マクセルは、自社のブルーレイのディスクについて、BD-RかBD-REかをレーベル面の外周に明記していると案内しています。こうしたディスクに、市販品のような暗号はかかっていません。CSSやAACSで暗号にするには、それぞれを管理する団体のライセンスが要るからです。
レコーダーやパソコンの画面で見る
レコーダーに録画した番組は、録画リストの表示で制限が分かります。ソニーの2024年モデルの説明書では、ダビングできる回数が2〜10回の番組には、その数字が付きます。「1回だけ移動(ムーブ)できる」番組と、「ダビングできない」番組にも、それぞれのアイコンがあります。
ダビングできないときの原因として、同じ説明書は「映画などの市販ソフトはコピーできません」とも書いています。この機種は、Cinaviaという技術で、商用に作られた映画や動画のうちいくつかについて、無許可のコピーの利用も制限しています。
パソコンでは、再生に要るものが手がかりです。テレビ番組を録画したDVDを見るには、CPRMに対応したドライブと再生ソフトの両方が要ります(アイオーデータ)。ブルーレイのドライブに付く再生ソフトは、AACSキーの定期的な更新を求めます。更新しないと著作権保護された映像は再生できなくなることがあり、保護されていない映像は再生できる、というのがアイオーデータの説明です。
見るための道具のそろえ方はパソコンでDVDを見る方法 にまとめました。無料のVLCで市販のブルーレイが見られない理由は、Windows11でDVDを再生する方法 に書きました。
コピーガードの種類と仕組み|CSS・CPRM・AACSの違い
CSS・CPRM・AACSの3つとも、映像を暗号にして記録し、仕組みに対応した機器やソフトが暗号を解いて再生する点は同じです。違いは、使われるディスクと、仕様やライセンスを管理する団体にあります。
技術
使われるディスクと管理する団体
CSS
市販のDVDビデオ(DVD CCA)
CPRM
デジタル放送を録画したDVD(4C Entity)
AACS
市販のブルーレイと、録画したブルーレイ(AACS LA)
CSS(市販のDVDビデオ)
CSS(Content Scramble System)は、市販のDVDビデオで、多くの作品に使われている保護の技術です。仕様とライセンスを管理しているのは、非営利の法人のDVD CCA(DVD Copy Control Association)。CSSを使うにはDVD CCAのライセンスが要り、暗号にする工程は、ライセンスを受けたオーサリングスタジオやディスクの製造工場が受け持ちます。暗号を解く側のプレーヤーやドライブのメーカーも、ライセンスを受けて製品を作ります。
DVD CCAは、CSSを、DVDプレーヤーやパソコンに目立たずに組み込める技術として説明しています。ふつうに再生するときは、見る人が何かをしなくても、機器の中で暗号が解かれます。
CPRM(テレビ番組を録画したDVD)
CPRM(Content Protection for Recordable Media)は、書き込み用のディスクなどに記録した映像を守るための仕様で、4C Entityが定めています。日本で使われるのは、デジタル放送の番組をDVDに録画するときで、ソニーの言葉では「デジタル放送に使われるコピー制御技術」です。
仕組みについて、マクセルは次のように説明しています。ディスクには「MKB」という鍵と、1枚ごとに違う「メディアID」が刻まれていて、この2つを元に映像を暗号にして記録し、再生するときに元に戻します。別のDVDにコピーしても、そのDVDのメディアIDが違うので暗号を正しく解けず、再生できません。レコーダーのハードディスクから「1回のみ録画可」の番組をDVDにダビングすると、ハードディスクの録画は同時に消えます。
鍵とメディアIDで暗号にするので、別の盤に写すと解けなくなる
デジタル放送をDVDに記録するには、CPRMに対応したディスクを、VRモードかAVCRECモードで初期化して使います(マクセル)。見る側の機器も対応が要り、シャープは、ダビング10や「1回だけ録画可能」の番組を録画したDVDは、CPRMに対応していないDVDプレーヤーでは再生できないとしています。録画用とデータ用のディスクの違いは、DVD-RとDVD-RWの違いと選び方 で説明しました。
AACS(ブルーレイ)
AACS(Advanced Access Content System)は、ブルーレイに使われる保護の仕組みです。ライセンスを管理するAACS LAの説明では、市販のソフトのように記録済みで出回るディスクと、録画などで記録するディスクの両方の内容を管理するための仕様です。ソニーも、ブルーレイで採用している著作権保護技術としてAACSを挙げています。4KのUltra HD ブルーレイ向けには、AACS2という新しい版があります(AACS LA)。
AACSの鍵は、あとから更新されます。アイオーデータは、ブルーレイの再生ソフトのAACSキーを定期的に更新するよう求めています。著作権保護された映像をブルーレイに録画・編集・再生するときにもAACSが使われると、同社は説明しています。DVDでも、AVCRECという形式で記録したものにはAACSが使われます。市販のブルーレイの多くはAACSかBD+という技術で保護されていると、VLC media playerを作るVideoLANも書いています。
コピーガードを外して複製するのは違法か
CSSのかかった市販のDVDを、CSSを外してパソコンに取り込む(いわゆるリッピング)ことは、自分や家族で見るためのバックアップであっても、私的使用の例外に入りません。文化庁は、私的使用の目的でも、こうした複製をそのことを知りながら行えば複製権の侵害になり、民事上の責任(損害賠償など)を負うと説明しています。
著作権法第30条1項によれば、個人的に、または家庭内などの限られた範囲で使うことを目的とするなら、使う本人が著作物を複製できます。これが「私的使用のための複製」で、文化庁は、テレビ番組を録画して後日自分で見る場合を例に挙げています。仕事で使うための複製は対象外です。
ただし、同じ項の第2号で、技術的保護手段を外すことでできるようになった複製を、そのことを知りながら行う場合は、この例外から除かれています。条文では、外すことを「技術的保護手段の回避」といいます。信号を取り除いたり変えたり、暗号にされた映像を元に戻したりして、防がれていた複製をできるようにすることを指します。権利者の意思に基づいて行うものは除かれます。
2012年10月1日から、CSS・AACSのような暗号も対象に
暗号の技術が対象になったのは、2012年の著作権法の改正(平成24年法律第43号)からです。技術的保護手段の定義(第2条1項20号)に、機器が特定の変換をしないと利用できないよう、映像などを変換して記録する方式(暗号方式)が加わりました。この部分は、2012年10月1日に施行されました。文化庁は、これに当たる技術として、DVDのCSS、ブルーレイのAACSのほか、機器どうしの伝送に使うDTCPやHDCP、放送のB-CAS方式を挙げています。
罰則の有無|個人の複製と、外す道具を配ることとで違う
自分で外して、私的使用の目的で複製した個人には、刑事罰はありません。文化庁の説明のとおりです。条文でも、著作権を侵害した者への罰則(第119条1項・10年以下の拘禁刑など)から、私的使用の目的で自ら複製を行った者は除かれています。それでも複製権の侵害にはなるので、損害賠償などの民事上の責任は残ります。
罰則があるのは、外すことを広める行為です。技術的保護手段を外すための装置やプログラムなら、次のことです。
人に譲る・貸す
そのために作る・輸入する・持つ
プログラムをインターネットで公開する
これらは、3年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金、またはその両方の対象です(第120条の2第1号)。業として、人から頼まれて外すことも同じです(同第2号)。文化庁は、これらを権利者の告訴がなくても起訴できる罪(非親告罪)と説明しています。
個人の複製は刑事罰なしでも侵害。外す手段を広めると罰則がある
見ることを制限する技術(技術的利用制限手段)
2018年12月30日からは、「技術的利用制限手段」の決まりも加わりました。複製を防ぐ働きは持たず、見ること(視聴)を制限する技術、いわゆるアクセスコントロールのことです。権限なく外すことは、研究や技術開発のための正当な範囲などを除いて、著作権などの侵害とみなされます(第113条6項)。外すための装置やプログラムを配ることは、こちらも第120条の2の罰則の対象です。
コピーガードのかかっていないディスクなら
コピーガードのかかっていないディスクを、家庭内などで使うために本人が複製するなら、第30条の私的使用のための複製に当たります。文化庁も、技術的保護手段の用いられていないCDを私的使用の目的で複製すること(携帯用の音楽プレーヤーに取り込むことなど)は、著作権の侵害にならないとしています。私的使用の範囲を超える複製、たとえば仕事で使うための複製には、原則として権利者の了解が要ります。店にディスクの作成を頼むと、複製するのが使う本人ではなくなるため、私的使用の例外にはあたりません。
ここまでは、法律の一般的な決まりです。個別の事情で判断に迷うときは、弁護士などの専門家に確かめてください。
録画した番組は、決められた回数までダビングできる
テレビ番組の録画は、コピーガードがあっても、レコーダーのダビング機能で決められた回数までは複製できます。デジタル放送の番組は、原則として録画の回数に制限がある映像で(マクセル)、レコーダーは番組に付いたコピー制御の信号に従って、ダビングできる回数を管理しています(ソニー)。
回数は録画リストに出ます。ソニーの2024年モデルでは、2〜10回の番組はその数字の回数だけ、CPRM対応のDVDやブルーレイにダビングでき、使い切ると元の録画は消えます。1回だけ移動(ムーブ)できる番組は、ダビングすると元の録画が消えます。シャープは「ダビング10対応番組」「1回だけ録画可能な番組」という呼び方をしていて、どちらもDVDに録画すると、CPRMに対応した機器でないと再生できません。
ディスクにしたあとについて、ソニーの説明書は、DVDに保存したデジタル放送の映像は、そこからダビング(コピー、ムーブバック)できないとしています。家族の分など、同じ番組のディスクがもう1枚要るときは、DVDから写すのではなく、レコーダーに残っている録画から、残りの回数の範囲でダビングします。回数を使い切ったあとや、録画を消したあとでは作れないので、枚数は先に決めておきます。
ディスクからは写せない。レコーダーに録画が残るうちに枚数分を作る
録画して後で見ることは、文化庁が私的使用のための複製の例に挙げている使い方で、家庭内で見るためのダビングもその範囲です。録画をディスクに残す手順は、テレビ番組の録画とダビング10 の記事でも説明しています。
自分で撮った動画のディスクと、当社でお引き受けできるもの
ビデオカメラやスマホで撮った動画を、パソコンのソフトで焼いたDVDやブルーレイには、市販品のようなCSSやAACSはかかっていません。暗号にするには、DVD CCAやAACS LAのライセンスが要るからです。ビデオカメラで撮った動画は、CPRMのないデータ用のディスクにも記録できます(マクセル)。自分のディスクをパソコンに取り込んで残す方法は、DVDをパソコンに取り込む方法 にまとめました。
動画の中に、市販の曲やテレビの映像など、ほかの人の作品が入っていれば、その権利は別に考えます。曲を動画に入れてディスクにすることは複製にあたります。行事の映像に入った曲の手続きは、学校行事の録画・DVD配布と著作権 で説明しています。
当社(ディスクメーカー)は、大阪・梅田でDVD・ブルーレイの書き込み代行をしている小さな店です。お引き受けできるのは、自分で撮影・制作した動画と、権利者の許可がある動画だけです。市販のDVDやテレビ番組の録画、他人のYouTube動画など、他人の著作物の複製はお引き受けできません。注文は1枚からで、動画を上げたギガファイル便のURLを注文フォームに貼って入稿していただきます。
よくある質問
Q1. コピーガードとは何ですか? 映像が勝手に複製されないようにする技術の呼び名です。多くは映像を暗号にして記録し、対応した機器やソフトだけが暗号を解いて再生します。市販のDVDビデオのCSS、テレビ番組を録画したDVDのCPRM、ブルーレイのAACSが代表です。著作権法ではこうした技術を「技術的保護手段」と呼び、文化庁はCSSとAACSをその例に挙げています。
Q2. DVDにコピーガードがかかっているか、どうやって見分けますか? ディスクの出どころで見分けます。作品のパッケージに入った市販・レンタルのDVDビデオは、多くの作品にCSSがかかっています。「CPRM対応」と書かれた録画用の盤にデジタル放送を録画したものは、保護のかかったディスクです。自分の動画をパソコンで焼いたDVD-Rには、こうした暗号はかかっていません。
Q3. ブルーレイのコピーガードは、どう見分けますか? 市販のブルーレイは読み出し専用のBD-ROMで、多くの作品がAACSなどで保護されています。レコーダーでBD-RやBD-REに録画したものも、保護のある番組はAACSで記録されます。自分の動画をパソコンで焼いたブルーレイには、AACSはかかっていません。AACSで暗号にするには、AACS LAのライセンスが要るからです。
Q4. 買ったDVDやレンタルしたDVDを、バックアップのためにコピーするのは違法ですか? CSSなどのコピーガードを外して複製するなら、自分で見るためのバックアップでも、私的使用の例外に入りません(著作権法第30条1項2号)。文化庁は、こうした複製をそのことを知りながら行えば複製権の侵害になり、損害賠償などの民事上の責任を負うと説明しています。個人に刑事罰はありません。
Q5. コピーガードを外してコピーすると、罰則はありますか? 私的使用の目的で、自分で複製した個人に刑事罰はありません(文化庁)。ただし複製権の侵害にはなり、民事上の責任を負います。罰則があるのは、外すための装置やプログラムを人に譲ったり公開したりすることと、業として頼まれて外すことです。罰則は、3年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金、またはその両方です(第120条の2)。
Q6. 録画した番組のDVDから、もう1枚コピーできますか? DVDからは写せません。ソニーのレコーダーの説明書は、DVDに保存したデジタル放送の映像はダビング(コピー、ムーブバック)できないとしています。CPRMで記録したDVDは、別のディスクにコピーしてもメディアIDが違うため再生できません(マクセル)。もう1枚要るときは、レコーダーに残っている録画から、残りのダビング回数の範囲で作ります。
Q7. コピーガードのかかっていないDVDなら、コピーしてもいいですか? 家庭内などで使うために本人が複製するなら、著作権法第30条の私的使用のための複製に当たります。文化庁も、技術的保護手段の用いられていないCDを私的使用の目的で複製することは、著作権の侵害にならないとしています。仕事で使うための複製など、私的使用の範囲を超えるなら、原則として権利者の了解が要ります。
Q8. 自分で作ったDVDに、コピーガードをかけることはできますか? 市販のDVDと同じCSSをかけるには、DVD CCAのライセンスが要り、暗号にする工程は、ライセンスを受けたオーサリングスタジオやディスクの製造工場が受け持ちます。ブルーレイのAACSも、AACS LAのライセンスを受けた事業者が使う技術です。自主制作の作品に保護をかけたいときは、プレスでの製造を頼む会社に、対応できるかを確かめます。
Q9. コピーガードの付いたディスクの複製を、業者に頼めますか? 業として、人から頼まれて技術的保護手段を外すことは、著作権法第120条の2第2号で、3年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金、またはその両方の対象です。市販やレンタルの作品は正規の商品や配信で、テレビ番組はレコーダーのダビング機能で用意します。当社も、他人の著作物の複製はお引き受けしていません。
Q10. 無料のVLCで、市販のブルーレイが見られないのはなぜですか? 市販のブルーレイの多くが、AACSかBD+という技術で保護されているためです。VLCがブルーレイを読むのに使う部品(libbluray)について、VideoLANは、この部品だけでは保護されたディスクを再生できないと書いています。市販のブルーレイは、ブルーレイ対応のドライブと、ブルーレイの再生に対応した有料のソフトで見ます。
参考にした公式の情報
出典の一覧(27件)を開く
法律の条文や、機器・ソフトの仕様は、改正や更新で変わります。この記事は、2026年9月24日時点の各公式ページの記載をもとにしたものです。
ディスクメーカーへのご依頼・お見積りは以下からどうぞ。