重さはDuoが254g、18 Pro Maxが249gで差は5g。大きさの差は重さより形に出て、閉じたDuoは背が低く厚く、開くと幅が倍近くになる
開いたDuoの内側(7.6インチ)は、A4の書類や地図が計算上は18 Pro Maxの約1.5倍、横長の動画は縦横約1.2倍の大きさで映る
閉じたDuoの外側(5.4インチ)は18 Pro Maxの6.9インチより小さい。片手のまま大きく見たいなら18 Pro Max、両手で広げて見たいならDuo
ビデオ再生の最大時間は18 Pro Maxが45時間、Duoは外側で44時間、内側で31時間。大きい画面を長く使う日ほど18 Pro Maxに余裕がある
18 Pro Maxのカメラは18 Proと同じで、望遠の4倍・8倍と可変絞りがある。客席の後ろから舞台を撮るなら18 Pro Max、見る画面を優先するならDuo
メールや学校のお便りを、老眼鏡を探さずに読みたい。運動会の動画を、祖父母と並んで見返したい。旅先で地図を広げたとき、今いる場所と目的地を一度に見たい。スマホに大きい画面を求める理由は人によって違いますが、2026年の秋に出たiPhoneのなかで、その候補になる機種は二つです。6.9インチの画面を持つiPhone 18 Pro Maxと、10月23日に発売予定の折りたたみのiPhone Duo。Duoは開くと内側に7.6インチの画面が現れ、閉じると外側の5.4インチの画面で使います。
重さはDuoが254g、18 Pro Maxが249gで、5gしか違いません。違うのは、大きく見られる場面です。開いたDuoは、A4の書類や地図が計算上は18 Pro Maxの約1.5倍、横長の動画は縦横とも約1.2倍の大きさで映ります。ただし閉じたDuoの外側の画面は18 Pro Maxより小さく、大きく見るには両手で開く必要があります。
電池はビデオ再生の最大時間で18 Pro Maxが45時間、Duoの内側を使うと31時間。カメラは18 Pro Maxが望遠と可変絞りを持っています。片手のままいつでも大きく見たい、遠くの舞台も撮りたいなら18 Pro Max。両手で広げて、書類や地図や動画を一回り大きく見たいならDuoが合います。
表を縦に見ると、二つの機種の差は三つに分けられます。一つ目は画面の形で、18 Pro Maxは細長い一枚、Duoは小さめの外側と、幅の広い内側の二枚です。二つ目は電池で、大きい画面を使っているときの時間に開きがあります。三つ目はカメラで、望遠があるかどうか。重さと、画面の明るさや書き換えの速さといった性能の値は、ほとんど同じです。
18 Pro Maxの技術仕様ページは、18 Proと一つのページにまとめられていて、背面カメラと前面カメラの欄は両方に共通です。18 Pro Maxで変わるのは、画面の大きさと画素の数、本体の寸法と重さ、電池の時間だけ。望遠の100mm(4倍)、可変絞り、18MPの前面カメラ、ProResやApple Log 2での動画の撮影は、18 Proとそろっています。
画面の大きさは、仕様ページの画素の数と細かさ(ppi)から計算しました。画素の数をppiで割ると、画面の縦と横がインチで出ます。それを25.4倍するとmmになります。この方法で18 Pro Maxを計算すると対角は約6.86インチになり、仕様ページの「長方形として測ると6.86インチ」と合います。Duoの内側と外側も同じように合うので、計算の値は大きく外れていないと考えています。ただ、画面の角は丸く、上の方にはDynamic Islandがあるので、実際に映せる部分は計算より少し狭くなります。
Appleの日本語版の発表文は、Duoの内側の画面をiPhone 18 Pro Maxより「50パーセント大きく」と書いています。外側の画面は、iPhone 18 Proの「スクリーン領域の90パーセントの広さ」としています。50パーセントが面積の比なのか、対角の長さの比なのかは、英語版にも書かれていません。ここでは、Appleの言い方はそのまま引くだけにして、比べる数字は画素の数から計算したものを使います。
6.9インチと7.6インチは、縦と横にするとどれだけ違うか
Duoの内側の7.6インチは、18 Pro Maxの6.9インチより背が伸びたのではなく、幅が広がった大きさです。対角のインチで聞くと、6.9と7.6の差は1割ほどに思えます。ところが縦と横の長さに直すと、印象が変わります。計算上、18 Pro Maxの画面は長い辺が約158.4mm、短い辺が約72.9mm。Duoの内側は、長い辺が約157.7mm、短い辺が約110.9mmです。長い辺はほとんど同じで、短い辺だけがDuoのほうが約38mm長い。
Duoの外側は約112.3×77.2mm、比べのために18 Proを入れると約144.8×66.6mmです。18 Pro Maxは細長く、Duoの内側はそれを縦に引き伸ばしたような、はがきに近い形をしています。
画素の数とppiから計算した長方形の大きさ。角の丸みとDynamic Islandは含まない
面積にすると、Duoの内側が計算上約17,500mm²、18 Pro Maxが約11,500mm²、18 Proが約9,600mm²、Duoの外側が約8,700mm²です。Duoの内側は18 Pro Maxの約1.5倍の面積があります。この差がそのまま映るものの大きさになるのは、書類や地図のように、画面の形に合わせて大きさを変えられるものを映したときです。横長の動画のように形が決まっているものは、画面の形との相性で大きさが決まるので、面積の比ほどは大きくなりません。
縦横の比は、18 Pro Maxが約2.17、Duoが約1.42
長い辺を短い辺で割った比を出すと、18 Pro Maxは約2.17で、縦が横の2倍を超える細長い画面です。18 Proも同じ約2.17。Duoの内側は約1.42、外側は約1.45で、どちらも1.4あまりです。Appleは、Duoの二つの画面は同じ縦横比で、開いたり閉じたりしても表示がそのまま比例して大きく・小さくなると説明しています。計算した比が近いのは、この説明と合っています。
1.42という比は、縦横の比が約1.41のA4やB5の紙とほぼ同じです。紙の書類をそのまま写したPDFや紙の地図なら、Duoの内側にほとんど余白なしで収まります。18 Pro Maxで同じページを映すと、画面の縦は余って、横の幅いっぱいに縮めた大きさになります。何を見るかで差が開いたり縮んだりするのは、このためです。
閉じたDuoの画面は、18 Pro Maxより小さい
見落としやすいのは、閉じたDuoの外側の画面です。5.4インチの外側は、面積で18 Pro Maxの約4分の3、18 Proと比べても少し小さい画面です。Duoを買っても、閉じたまま片手で使っている時間は、18 Pro Maxより小さい画面を見ていることになります。
折りたたみの機種を大きい画面のために選ぶなら、どれくらいの時間を開いて使うかを先に考えておくと、買ったあとの「思ったほど大きくない」を防げます。通知を見る、返信を一言打つ、改札を通る、といった短い操作は閉じたまま。腰を落ち着けて読む、見る、探すときは開く。そういう使い分けが合う人にとっては、二つの画面がそのまま便利さになります。開くのが面倒で、いつも閉じたまま使いそうな人には、18 Pro Maxのほうが大きい画面を使える時間が長くなります。
430ppiと460ppi。細かさの差は、読みやすさにどれだけ関わるか
文字を読む用途では、細かさの差より、文字の大きさの差のほうが読みやすさに関わります。Duoの内側だけが430ppiで、18 Pro Max・18 Pro・Duoの外側は460ppiです。1つの画素の幅に直すと、460ppiは計算上約0.055mm、430ppiは約0.059mm。内側の画面の画素は、1つあたり約7%大きい粒で並んでいます。画素の総数は内側の画面のほうが多く、計算上約501万画素で、18 Pro Maxの約379万画素を上回ります。
運動会のトラック、発表会の舞台、旅行先の景色。家族の行事を撮った動画の多くは、横長(16:9)です。18 Pro Maxを横に倒して横長の動画を映すと、画面の短い辺の約72.9mmが映像の高さになり、映像の幅は約129.6mm。画面の長い辺は約158.4mmあるので、左右に約14mmずつ黒い帯が残ります。Duoを開いて映すと、こちらは画面の幅いっぱいの約157.7mmが映像の幅になり、高さは約88.7mm。上下に約11mmずつ余白が出ます。
比べると、Duoの内側の映像は18 Pro Maxの縦横それぞれ約1.22倍。面積なら約1.48倍です。数字で言えば2割増しですが、並べて置けば、映像の人の顔は一回り大きく映るはずです。閉じたDuoの外側に映すと約112.3×63.2mmで、18 Pro Maxより縦横とも1割あまり(約13%)小さくなります。18 Pro(約118.4×66.6mm)よりも少し小さい大きさです。横長の動画を大きく見たいなら、Duoは開いて見る前提で考えてください。
縦長の動画は、Duoを開いて縦に持たないと大きくならない
スマホを縦に持って撮った縦長(9:16)の動画は、細長い18 Pro Maxが得意な形です。縦に持った18 Pro Maxなら、画面の幅いっぱいの約72.9mmが映像の幅になり、高さは約129.6mm。閉じたDuoの外側では約63.2×112.3mmで、18 Pro Maxより小さくなります。
意外なのは、開いたDuoです。そのまま横長に持つと、内側の画面は高さが約110.9mmしかないので、縦長の動画は約62.4×110.9mmに縮み、閉じた外側とほとんど同じ大きさになります。開いた本体を90度回して縦に持てば、画面の長い辺の約157.7mmが映像の高さになり、約88.7×157.7mmと、18 Pro Maxの縦横約1.22倍に広がります。子どもが縦に撮った動画や、家族から届く縦長の動画をよく見る人は、開いたDuoを縦に持ち替えて見る使い方に慣れる必要があります。
写真は、縦横の比が4:3なら約1.5倍
写真は縦横の比が4:3のものを例にします。横長の4:3の写真は、横に倒した18 Pro Maxでは高さ約72.9mmに合わせて約97.2×72.9mm。開いたDuoでは高さ約110.9mmに合わせて約147.9×110.9mmで、縦横とも約1.52倍になります。面積では2.3倍。家族写真を一枚ずつ大きく見せたいとき、差がいちばん目に見えるのはこの組み合わせです。
縦長の4:3の写真では、縦に持った18 Pro Maxが約72.9×97.2mmです。開いたまま横長に持ったDuoは約83.2×110.9mmで約1.14倍、Duoを縦に持ち替えると約110.9×147.9mmで約1.52倍です。閉じた外側は、横の写真なら約102.9×77.2mm、縦の写真なら約77.2×102.9mmで、どちらも18 Pro Maxより約6%大きく映ります。外側の画面は面積では18 Pro Maxより小さいのに、4:3の写真では少し大きくなる。画面の形が写真の形に近いためです。
A4の書類やPDFは、Duoを縦に持てば約1.5倍
学校や園のお便り、発表会のプログラム、家電の取扱説明書、仕事の資料。A4の紙をそのままPDFにしたものは、縦横の比が約1.41です。縦に持った18 Pro Maxにページ全体を映すと、画面の幅の約72.9mmに合わせて約72.9×103.1mmになり、紙の約0.35倍の大きさです。画面の縦は約158.4mmあるので、ページの上下に合わせて約55mmの余白が残ります。
開いたDuoを縦に持てば、約110.9×156.9mmで、紙の約0.53倍。18 Pro Maxの約1.52倍の大きさで、縦の余白もほとんど出ません。閉じた外側は約77.2×109.2mm(紙の約0.37倍)で、これも18 Pro Maxより少し大きくなります。
地図のアプリは、画面の形に合わせて地図を広げるので、同じ縮尺で見渡せる範囲は画面の面積に比例します。開いたDuoの内側は18 Pro Maxの約1.52倍の範囲を一度に映し、閉じた外側は約0.75倍です。駅から会場までの道を一枚に収めたい、旅先で今いる場所と次に行く場所を同時に見たい、という使い方では、この差がそのまま、指で地図を動かす回数の差になります。
メール、LINE、ニュースのように、文字が画面の幅に合わせて並び直すものは、書類と同じ計算にはなりません。文字を大きくして読むと、1行に入る字数が減り、指で送る回数が増えます。仮に1文字を4mm角、行の間隔を6mmとすると、縦に持った18 Pro Maxでは1行に約18字、画面に約26行。開いたDuoを縦に持つと1行に約27字、約26行で、一度に見える字数は約1.5倍です。同じ字数を表示するなら、文字を約1.2倍の大きさにできます。
写真に撮ったお便りやプリント、PDFの書類、楽譜、表計算の表を縮めたもの。こうした、ページの形が決まっていて文字が並び直さないものは、画面の形がページに近いほど大きく映ります。Duoを開いて縦に持てば、A4のページは18 Pro Maxの約1.5倍の大きさです。紙に10.5ポイント(約3.7mm)で印刷された文字なら、18 Pro Maxでは高さ約1.3mm、Duoでは約2.0mmで映る計算です。
ページ全体を映した場合の計算値。開いたDuoでは18 Pro Maxの約1.5倍の高さになる
18 Pro Maxで同じ大きさにするには、拡大してページの一部だけを映し、指で上下左右に動かしながら読むことになります。拡大して読むと、行の終わりから次の行の頭へ戻るたびに指で画面を動かすので、読んでいる場所を見失いやすくなります。表や図の入った資料なら、なおさらです。ページ全体が一度に読める大きさで映るかどうかは、読む速さにも疲れ方にも関わります。紙の書類をスマホで見る機会が多い人には、Duoの内側の大きさは分かりやすい利点です。
電子書籍やマンガも、紙と同じ形なら約1.5倍
電子書籍のうち、紙のページをそのまま画面に映す形のものも、書類と同じ計算になります。B6判やA5判の本は縦横の比が約1.41で、A4と同じ形です。開いたDuoを縦に持って1ページを映すと、18 Pro Maxで映したときの約1.5倍の大きさになります。マンガの吹き出しの小さな字や、雑誌の写真の説明文が読みやすくなるのは、この差です。
開いたDuoを横長のまま持ち、左右の2ページを並べて見開きで表示するアプリなら、1ページあたり約78.4×110.9mmで、2ページを並べた幅は約156.8mmと、内側の画面の幅にほぼ収まります。横にした18 Pro Maxで見開きにすると、1ページの高さは約72.9mmしかありません。見開きで表示できるかどうかはアプリしだいなので、ここで言えるのは画面の形から計算した大きさまでです。
メールやLINEなら、18 Pro Maxとの差は小さくなる
文字が並び直すメールやLINEは、どちらの機種でも、文字を大きくすれば読めます。差が出るのは、大きくしたときに一度に見える量です。先の計算では、開いたDuoのほうが約1.5倍の字数を一度に映せます。ただ、短いやり取りを読むだけなら、18 Pro Maxで文字を大きくしても、送る回数が少し増えるくらいで済みます。閉じたDuoの外側で読むと、18 Pro Maxより画面が小さいぶん、送る回数はむしろ増えます。
明るさと映り込みは、ほぼ同じ条件
文字の読みやすさには、画面の明るさと映り込みも関わります。最大輝度は、18 Pro MaxもDuoの内側・外側も、標準で1,000ニト、HDRのピークで1,600ニト、屋外のピークで3,000ニト。暗い部屋で使う最小の明るさも、どれも1ニトです。晴れた日の公園で地図を見るとき、寝る前の暗い部屋で画面を見るときの条件は、二つの機種で変わりません。
違うのは表面の仕上げです。Duoの内側の画面には、映り込みと反射を抑えるとAppleが説明するNano-texture仕上げがあります。18 Pro MaxとDuoの外側にはこの記載が無く、両機種のすべての画面に書かれているのは反射防止コーティングと耐指紋性撥油コーティングまでです。天井の照明の下や窓ぎわで、画面に自分の顔や照明が映り込んで読みにくいと感じている人には、内側の仕上げの差が気になるところでしょう。どの程度の差になるかは、発売後に実物で確かめるしかありません。
子どもの大会や発表会の会場が初めての場所なら、駅からの道を地図で確かめながら歩くことになります。Duoを開けば、一度に見渡せる範囲が18 Pro Maxの約1.5倍あるので、駅を出る前に全体の道順を一枚で頭に入れやすくなります。一方で、開いたDuoは両手で持つ大きさです。子どもの手を引いている、荷物を持っている、という状況では、閉じて外側の画面を片手で見るか、18 Pro Maxを片手で見ることになります。
歩いているあいだは、どちらの機種でも画面を見続けないのが基本です。立ち止まって道を確かめ、しまって歩く。その繰り返しなら、Duoを立ち止まるたびに開く手間が増えます。地図を見る時間の多くを歩きながらの確認に使う人は、片手のまま大きい18 Pro Maxが向いています。旅先のホテルやカフェで、翌日の行き先を座って広げて調べる時間が長い人は、開いたDuoの広さを生かせます。
運動会のように屋外で日差しの強い日も、明るさの値は両機種で同じなので、見やすさの差は画面の大きさと映り込みの差になります。プログラムの細かい字を拾い読みするなら、Duoの内側。開いたり閉じたりする回数が増えるのが面倒なら、18 Pro Maxで必要な部分だけを拡大して読む。どちらが楽かは、その日にプログラムを何回見るかで変わります。
Apple Pencilで書き込みたい人
Duoの仕様ページには、内側と外側の両方の画面がApple Pencil(USB-C)に対応すると書かれています。注には「年内に利用できるようになります」とあり、発売の時点ではまだ使えない見込みです。18 Pro Maxの仕様ページには、Apple Pencilの記載がありません。資料に手書きでメモを入れたい、地図に印を付けたい、という使い方を考えている人にとっては、ここが二つの機種のはっきりした違いになります。
横長の動画なら、開いたDuoは18 Pro Maxの縦横約1.2倍の大きさです。二人並んで手元をのぞくくらいなら、どちらでも見られる大きさですが、三人になると端の人は斜めから見ることになります。Duoの内側の画面は、仕様ページの方式の欄に「広視野角OLED」という言葉が入っていて、18 Pro Maxの欄にはこの言葉がありません。斜めから見たときにどれだけ差が出るかの数値は公表されていないので、言葉の違いがあるところまでにとどめます。
テーブルに置いて見るときは、置き方が問題になります。18 Pro Maxは板の形なので、立てて見るにはスタンドかケースの支えが要ります。Duoのヒンジについては、途中の角度で止められるとハンズオンの記事(週刊アスキー、2026年9月11日)に書かれていますが、Appleの資料には記載がありません。半分ほど開いてテーブルに立てて見られるかどうかは、発売後の情報を待つことになります。
写真を一枚ずつ見せるとき
動画より差が大きいのは写真です。4:3の横長の写真なら、開いたDuoは18 Pro Maxの縦横とも約1.5倍になります。集合写真で後ろの列に並ぶ顔や、運動会のゴールの瞬間の表情は、この差がそのまま見やすさの差になります。
見せるときは、一枚ごとに画面を指で送ってもらう形になります。開いたDuoを相手に手渡すなら、両手で受け取ってもらうよう声をかけてください。片手で受け取ろうとして落とすと、開いた画面の側から当たることもあります。18 Pro Maxは片手で受け渡しできる板の形なので、手渡しで見てもらう場面では扱いが楽です。
4人以上なら、テレビに映すほうが楽
祖父母と両親と子どもたちのように4人以上で見るなら、二つの機種の画面の差よりも、テレビに映すかどうかの差のほうが大きくなります。18 Pro MaxもDuoも、USB-C経由のネイティブDisplayPort出力が仕様ページに書かれています。
USB-C入力のあるディスプレイに直結するときは、USB 3.1以上に対応したUSB-Cケーブルが要ります。iPhoneに付いてくる充電用のケーブルでは映りません。HDMIのテレビにつなぐときは、USB-CからHDMIへの変換アダプタとHDMIケーブル。Appleの案内では、Apple USB-C Digital AV Multiportアダプタを使うと最大4K・60Hzで出力できます。見ている途中で電池が減るのが心配なら、出かける前に満充電にしておき、USB-Cの充電器も持っていくと安心です。
正面から見た面積を計算すると、開いたDuoが約19,400mm²、18 Pro Maxが約12,700mm²、閉じたDuoが約9,900mm²です。閉じたDuoは18 Pro Maxより背が45.6mm低く、幅は6.1mm広く、厚さは2.55mm厚い。箱に見立てた体積は、18 Pro Maxが約111.5cm³、閉じたDuoが約111.9cm³で、ほぼ同じです。同じくらいの体積を、18 Pro Maxは薄く細長い形に、閉じたDuoは厚く背の低い形にしている、と考えると分かりやすいでしょう。
片手で使う時間が長い人は、18 Pro Maxが合う
電車でつり革につかまりながら、子どもと手をつなぎながら、買い物かごを持ちながら。片手で画面を見る場面では、使える画面は18 Pro Maxの6.9インチと、閉じたDuoの5.4インチです。片手で見られる画面の大きさでは、18 Pro Maxがはっきり上回ります。片手のまま大きい画面を使えることが、18 Pro Maxを選ぶいちばんの理由になります。
片手で持ちやすいかどうかは、幅と厚さと高さの組み合わせで変わります。閉じたDuoは18 Pro Maxより幅が6.1mm広く、厚さも2.55mm厚いので、手の小さい人には握ったときに太く感じられるかもしれません。一方で高さは45.6mm低いので、親指が画面の上の端まで届きやすくなります。18 Pro Maxは細いぶん握りやすくても、画面の上の端は親指から遠くなります。
開いたDuoは幅164.6mmで、18 Pro Maxの高さ163.4mmより少し長い横幅になります。片手で端を持つと、反対側の端が下がり、持っている手首に負担がかかります。両手で左右の端を支えるか、片手の手のひらに載せて、もう片方の手で操作する持ち方になるでしょう。ちょうど文庫本を開いて読むときの持ち方です。
18 Pro Maxでも、横に倒して動画を見るときは両手で持つことが多いはずです。違いは、縦に持ったまま片手で使う時間を作れるかどうか。Duoを開いて使う時間は、両手が空いていて、腰を落ち着けられる時間にほぼ限られます。家のソファ、電車の座席、待合室のいす。そういう時間が一日の中でどれだけあるかが、Duoの内側の画面を生かせるかどうかを決めます。
ポケットとかばん
18 Pro Maxの高さ163.4mmは、ズボンの浅いポケットや上着の胸ポケットからはみ出すことがあります。閉じたDuoは高さ117.8mmなので、収まるポケットは増えるはずですが、厚さが11.3mmあるので、薄い生地のポケットではふくらみが目立ちます。
重さはDuoが254g、18 Pro Maxが249gで、計算上の差は5gです。比べのために入れると、18 Proは211gで、Duoより43g軽い機種です。5gは、1円玉5枚分の重さです。
大きい画面の二つの機種は、重さではほとんど並んでいる
5gは、手に持って感じ分けられるかどうかの差です。差が出るとすれば、重さのかかり方のほうでしょう。閉じたDuoは約250gが小さな面に詰まっているので、手のひらに載せるとずしりとした感じになりやすい形です。開けば同じ重さが倍近い幅に広がり、両手で分けて支えることになります。18 Pro Maxは、細長い板に重さが散らばっています。長い動画を手に持ったまま見続けると、どちらの機種でも手首が疲れてくるので、膝の上やテーブルに置いて見られる工夫をしておくと楽です。
大きい画面を長く使う日ほど、電池の差が開く
大きい画面で動画を見る、地図を開いたまま歩く、資料を読み込む。こうした使い方をする人ほど、電池の持ちが気になるはずです。Appleが公表しているビデオ再生の最大時間は、18 Pro Maxが45時間、Duoは外側の画面を使うと44時間、内側の画面を使うと31時間です。比べのために入れた18 Proは36時間(ストリーミングは33時間)です。
Appleの試作機でのテスト結果。Duoは内側の画面を使うと時間が短くなる
Duoの外側を使ったときは、18 Pro Maxとほとんど変わりません。差が開くのは、Duoの内側を使ったときで、18 Pro Maxより14時間短く、計算上は約7割の時間です。ストリーミングの再生では、18 Pro Maxが40時間、Duoの外側が37時間、内側が26時間で、内側は18 Pro Maxの約65%になります。画面を大きく使う日の電池では、18 Pro Maxにはっきり余裕があります。
ここから言えるのは、一日の長さではなく、減り方の比です。同じ動画を同じ明るさで見るなら、Duoの内側では18 Pro Maxの約1.45倍の速さで電池が減っていく計算になります。45を31で割った値です。夜に満充電にして、朝から夕方まで地図や動画で大きい画面を使う日は、この比の差が夕方の残りの差になって出てきます。通常使用の最大時間も、18 Pro Maxが30時間、Duoが24時間で、こちらも18 Pro Maxが6時間長くなっています。
開いて使う時間から、一日の電池を見積もる
Duoを選ぶなら、一日のうちどれだけを開いて使うかで、電池の見込みが変わります。通勤の往復で動画を1時間ずつ見る、昼休みに資料を30分読む、夜に家族と撮った動画を30分見る。こうして開いて使う時間を足していくと、その日に電池がどれだけ減るか、おおよそがつかめます。閉じて使う時間が長い日は18 Pro Maxとの差は小さく、開いて使う時間が長い日ほど差が開きます。
いまiPhone 17 Pro Maxを使っていて、大きい画面の機種を続けるかどうかで迷っている人もいるでしょう。Appleの製品ページによると、18 Pro Maxのビデオ再生は17 Pro Maxより最大6時間長くなっています。望遠の8倍の光学品質ズームインと4K 120fpsは、17 Pro Maxにもある機能です。カメラの面で増えるのは、可変絞り、ビデオのデジタルズームの24倍(17 Pro Maxは15倍)、シネマティックモードの4K 60fpsなどです。
17 Pro MaxからDuoに替える場合、電池は、内側の画面を使う時間が長いほど短く感じるはずです。今の機種で画面の大きさに満足していて、困っているのが電池の持ちだけなら、18 Pro Maxに替えるほうが、使い方を変えずに済みます。
カメラは18 Pro Maxが広く撮れる。Duoは撮られる人に画面を向けられる
大きい画面がほしくて機種を選ぶ人でも、子どもの行事を撮るなら、カメラの差は見過ごせません。18 Pro Maxの背面は、メイン・超広角・望遠の3つのカメラ。Duoはメインと超広角の2つで、望遠のカメラはありません。超広角は、どちらも48MP・13mm・ƒ/2.2・視野角120°で、Duoの発表文には18 Proモデルと同じ超広角とあります。差が出るのは、メインの作りと、望遠があるかどうかです。
客席の後ろから舞台を撮るなら、18 Pro Max
18 Pro Maxの望遠は100mm(4倍)で、さらに光学品質の8倍(200mm)まで寄れます。Duoは、メインカメラで撮る光学品質の2倍(52mm)までで、その先はデジタルズームです。同じ席から同じ子を撮ると、焦点距離の比から、18 Pro Maxの4倍ではDuoの2倍の約1.9倍、8倍では約3.8倍の大きさに写る計算になります。
最大のデジタルズームは、写真で18 Pro Maxが40倍、Duoが10倍、ビデオで24倍と6倍です。発表会や学芸会を客席の中ほどより後ろから撮ることが多いなら、18 Pro Maxのほうが撮れる場面が広くなります。席の遠さごとの比べ方は、望遠の無いDuoで舞台を撮れるかを客席の距離別に比べた記事で詳しく扱っています。
メインカメラは、絞りの作りが違う
18 Pro Maxのメインは24mmで、絞りがƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0の4段階に変わります。暗い場所ではƒ/1.48まで開いて光を多く取り込み、集合写真ではƒ/4まで絞って手前から奥までピントの合う範囲を広げる、とAppleは説明しています。Duoのメインは26mmで、絞りはƒ/1.6のままです。どちらのセンサーの大きさもAppleは公表していないので、暗い場所での写りの差は、数字では比べられません。
前面のカメラは、18 Pro Maxが18MP・ƒ/1.9でオートフォーカスつき、Duoの外側が12MP・ƒ/2.2、内側が画面の下に隠れたFaceTimeカメラ(ƒ/1.8)です。祖父母とのビデオ通話を大きい画面でしたいなら、Duoは内側の画面を開いたまま内側のカメラで話せます。内側のカメラは、ビデオ通話のセンターフレームに対応しています。18 Pro Maxは6.9インチの画面と18MPの前面カメラで話すことになります。
動画の上限は同じ。記録形式に差がある
動画は、4K 120fps、1080p 120fps、シネマティックモードの4K 60fps、アクションモードの最大2.8K・60fpsまで、二つの機種で同じです。18 Pro Maxにだけあるのは、ProRes、ProRes RAW、Apple Log 2、空間ビデオ、4つのスタジオ品質のマイクといった、仕事の撮影や作り込む編集に向いた機能です。Duoの記録形式はHEVCとH.264。家族の行事をふつうに撮って見返すなら、Duoで困ることは少ないはずです。
画面は、撮った後に見返すときだけでなく、撮っているあいだにも使います。開いたDuoで背面のカメラを使えば、7.6インチの画面で構図やピントを確かめながら撮れます。18 Pro Maxでは6.9インチ。舞台の端に立つわが子が画面の中でどこにいるか、ピントが顔に合っているかは、大きい画面のほうが見つけやすくなります。
Duoは閉じたままでも撮れます。そのときに構図を確かめる画面は外側の5.4インチで、18 Pro Maxの6.9インチより小さくなります。混んだ観覧席や、立って撮る運動会の応援席では、閉じて小さく構えるほうが周りの迷惑になりにくい場面もあります。
どちらで撮るかは、場所の広さと撮る長さで決めると迷いません。三脚に載せて長い演目を撮るなら、開いて大きな画面で構図を確かめる。人の間から短く撮るなら、閉じて外側の画面で撮る。18 Pro Maxはこの使い分けが要らないぶん、構え方を考える手間は少なく済みます。
18 Pro Maxは、縦でも横でも板のまま構えられるので、三脚のスマホホルダーや一脚にもそのまま挟めます。Duoを三脚に載せるなら、閉じた形で挟むか、開いた形で挟むかによって、合うホルダーの幅と厚さが変わります。今使っているホルダーに挟めるかは、閉じた厚さ11.3mm、開いた幅164.6mmを、ホルダーの説明書の値と比べて確かめてください。
ヒンジは100を超える部品でできていて、内蔵のマグネットで閉じる、とAppleは説明しています。開け閉めを何回繰り返せるかの数値は、仕様ページにも発表文にもありません。一日に何十回も開け閉めする使い方で、何年使えるのかは、今の時点では誰にも分かりません。板の形の18 Pro Maxに、この心配はありません。
丈夫さで同じところもあります。耐水・防塵はどちらもIP68で、最大水深6メートルで最大30分間という条件の値です。前面はどちらもCeramic Shield 2(Duoは外側の画面)、背面はCeramic Shield。フレームは18 Pro Maxがアルミニウム、Duoがグレード5チタニウムです。耐水の性能は通常の使用で下がることがあり、液体による損傷は保証の対象外、濡れたまま充電しない、と各仕様ページの注にあります。
18 Pro Maxは9月18日に発売されていて、使った人の評価がすでに出ています。カメラは18 Proと同じなので、18 Proのカメラのレビューもそのまま参考になります。画面の大きさと重さは、同じくらいの大きさの機種を使ったことがあるかどうかで感じ方が変わります。レビューの言葉より、実物を手に取れる機会があれば自分の手で持ってみるほうが確かです。
顔で開けるか、指で開けるか。ボタンの違い
18 Pro MaxはFace IDで、画面に顔を向けるとロックが外れます。DuoはサイドボタンにTouch IDが入っていて、開いていても閉じていても指で認証できる、と発表文に書かれています。Duoの仕様ページにはFace IDの記載がありません。大きい画面を机に置いたまま使う、横になって使うといった場面で、顔と指のどちらが楽かは人によります。
ボタンでは、18 Pro Maxにあるアクションボタンが、Duoの仕様ページには書かれていません。よく使う機能をアクションボタンに割り当てている人は、Duoに替えると別の呼び出し方を考えることになります。カメラコントロールは両方にあり、露出、被写界深度、ズーム、カメラ、スタイル、トーンを調整できる点も同じです。
立って乗ることが多いなら、片手で使える18 Pro Maxです。つり革を持ったまま縦に持って、ニュースを読み、縦長の動画を見るなら、6.9インチの細長い画面がそのまま使えます。閉じたDuoの外側では画面が小さく、開くには両手が要ります。
座って乗れることが多いなら、Duoを開いて横長の動画を見る使い方が生きます。往復の1時間を毎日内側の画面で過ごすなら、電池の減り方は18 Pro Maxより早いので、職場で充電できるかも考えておくとよいでしょう。混んだ車内で開いたDuoを持つと、横幅が164.6mmあるので、隣の人との間隔も気になります。
学校や園のお便り、書類をスマホで読む
紙のお便りを写真に撮って読む、配られたPDFを開いて行事の持ち物を確かめる、といった使い方が多いなら、開いたDuoを縦に持つのが合います。A4のページが18 Pro Maxの約1.5倍で映るので、拡大して指で動かす回数が減ります。
旅行では、地図を見る時間と写真を撮る時間の両方が長くなります。地図は、座って次の行き先を調べるなら開いたDuoが約1.5倍の範囲を一度に見せ、歩きながらの道の確認なら片手で済む18 Pro Maxのほうが楽です。
写真では、景色を広く撮る超広角と、ふつうの写真のメインは両機種にあります。遠くの建物や山を大きく撮りたいなら、望遠のある18 Pro Maxです。撮った写真を、その日の夜に宿で大きく見返すなら、Duoの内側で4:3の写真は約1.5倍の大きさになります。一日の電池は、大きい画面で地図を見る時間が長い旅ほど、18 Pro Maxに余裕があります。
子どもの行事を撮って、家族で見返す
撮るほうを優先するなら、18 Pro Maxです。発表会の客席は、前の席が取れるとは限りません。後ろの席から舞台の一人を大きく撮るには、望遠の4倍・8倍が役に立ちます。運動会でトラックの向こう側の子を追うときも同じです。撮った動画をその場で祖父母に見せるときは、6.9インチの画面で見せることになります。
夫婦で機種を選ぶなら、18 Pro MaxとDuoを1台ずつにする分け方もあります。18 Pro Maxは客席の後ろからでも望遠で舞台の一人を追い、Duoは前寄りの席から舞台の全体を撮る。撮り終えたら、Duoの内側の画面で家族や祖父母に見せる。望遠のある機種と、開くと大きくなる機種を組み合わせれば、撮る場面と見せる場面の両方をまかなえます。
仕事で動画を撮る人、ProResやApple Log 2で色を作り込みたい人は、18 Pro Maxのほうが選べることが多くなります。Duoの記録形式はHEVCとH.264だけで、仕事の撮影で求められる形式に対応していない場合があります。書類を見る道具として選ぶのか、撮る道具として選ぶのかを、先に決めておくと迷いません。
Duoで大きい画面を使うには、本体を開く必要があります。開けば7.6インチ、閉じたままなら5.4インチで、閉じたままの画面は18 Pro Maxより小さくなります。孫の動画を見るたびに開く、という使い方に慣れてもらえるかどうかが分かれ目です。慣れないうちは閉じたまま使う時間が長くなりがちで、それでは大きい画面のために選んだ意味が薄れます。18 Pro Maxなら、手に取った時点でいつも6.9インチの画面です。
ヒンジの開け閉めの耐久回数が公表されていないことも、離れて暮らす親に渡す機種では考えておきたい点です。不具合が出たときに近くで相談できる人がいるか、修理の手続きを誰がするか。そこまで決めておくと安心です。この点では、板の形の18 Pro Maxのほうが、心配の種が一つ少なくなります。
ロックの外し方と、ビデオ通話
18 Pro Maxは顔を画面に向けるFace ID、Duoはサイドボタンに指を置くTouch IDです。どちらが分かりやすいかは人によるので、親に両方の動きを試してもらえる機会があれば、それがいちばん確かです。Duoは開いていても閉じていても指で解除できるので、閉じたまま電話に出るときと、開いて動画を見るときで、解除の仕方を変えずに済みます。
場面ごとの答えが分かれたときは、譲れない条件から順に決めていきます。いちばん先に見るのはカメラです。望遠は後から足せないので、遠くを撮る必要があるなら、それだけで18 Pro Maxに決まります。次が片手で使う時間、その次が開いて見たいものです。
取り返しのつかない条件から順に問う。望遠は後から足せない
一つ目の問いは、客席の中ほどより後ろから舞台を撮ることがあるか。あるなら18 Pro Maxです。二つ目は、片手で画面を見る時間が長いか。長いなら18 Pro Max。三つ目は、書類や地図を両手で広げて見たいか。見たいならDuo。四つ目は、横長の動画や写真を家族と並んで見る機会が多いか。多いならDuo、少ないなら18 Pro Maxで足ります。どれにも当てはまらず決めきれないときは、軽さで18 Proを選ぶ考え方もあります。
この記事は大きい画面がほしい人の比べ方に絞りましたが、軽さを優先して18 Proも候補に入れるなら、カメラは18 Pro Maxと同じで、重さは211g、画面は6.3インチです。撮るもの・使い方ごとにDuoと18 Proのどちらにするかは、Duoと18 Proの選び方を判断表にした記事で比べています。
いま大きいiPhoneを使っている人がDuoに替えると
いまProの大きいモデルを使っていてDuoを考えている人は、替えたときに減るものも確かめておいてください。望遠のカメラ、片手で使える大きい画面、Face ID、アクションボタンの四つは、Duoに替えると手放すことになります。増えるのは、開いたときの7.6インチの画面、Touch ID、Apple Pencil(USB-C)への対応予定、撮られる人のための機能です。チップは18 Pro Maxと同じA20 Proで、4K 120fpsの動画も変わらず撮れます。
iPhone 16 Pro Maxからなら、望遠は5倍の光学ズームインで、18 Pro Maxに替えると8倍の光学品質ズームインに伸び、Duoに替えると2倍までになります。大きい画面のためだけにDuoへ替えると、望遠を手放す方向の変化になる点は覚えておきたいところです。今の機種の画面に不満がなく、困っているのが電池や容量だけなら、本体を替えずに済む方法もあります。
買う前と、届いた日に確かめること
Duoは発売前なので、買う前に確かめられることは限られます。18 Pro Maxは発売済みなので、店頭で実物に触れられる機会があれば、手に持った大きさを確かめられます。Duoと比べる人が確かめておきたいことを、買う前と届いた日に分けました。
縮めた紙の文字が35%では読めず、53%なら読めるなら、書類を読む用途ではDuoを開いて使う意味がはっきりあります。どちらでも読めるなら、片手で使える18 Pro Maxで足ります。どちらでも読めないなら、画面の大きさだけでは解決しにくいので、タブレットやパソコンで読む方法も考えに入れてください。紙と画面では明るさも見え方も違うので、ここで分かるのは大きさの目安までです。
開くのが面倒で、気がつくと一日のほとんどを外側の5.4インチで過ごしている。外側の画面は18 Pro Maxより小さいので、これでは大きい画面のために選んだ意味が薄れます。原因の多くは、開く場面が決まっていないことです。一週間ほど、どんなときに開いたかを思い出してみると、開いているのが夜の家の中だけ、という使い方が見えてきます。
直し方は、開く場面を先に決めておくことです。座ったら開く、動画と書類は開いて見る、地図は立ち止まったら開く。こうした決まりを作ると、内側の画面を使う時間が増えます。それでも閉じたままの時間が長いなら、使い方に合っているのは片手で大きい18 Pro Maxだった、ということになります。次に買い替えるときの判断の材料として覚えておくと、次は迷わずに済みます。
夕方になると、電池が足りなくなる
朝に満充電にしたのに、夕方には残りが心細い。Duoで内側の画面を長く使った日に起きやすい症状です。ビデオ再生の最大時間は、内側で31時間、外側で44時間なので、内側を使う時間が長い日ほど減り方が早くなります。18 Pro Maxでも、明るさを上げて動画を見続ける日には同じことが起きます。
直し方は、開いた本体を90度回して縦に持つことです。縦に持てば、縦長の動画は約88.7×157.7mmになり、18 Pro Maxより縦横とも約1.2倍大きく映ります。家族から届く動画の多くが縦長なら、この持ち替えに慣れるか、縦長の動画は18 Pro Maxのような細長い画面のほうが向いている、と割り切るかのどちらかです。
ストレージの容量は、18 Pro MaxもDuoも256GB・512GB・1TB・2TBの4通りで、この点の差はありません。どちらの仕様ページの注にも、標準の構成で約12〜24GBがすでに使われていると書かれています。256GBのモデルで、写真やアプリを除いて仮に200GBを動画に使えるとすると、4K/60fpsで約7.6時間、4K/30fpsで約17.5時間、1080p/30fpsで約51時間の計算です。
18 Pro Maxは発売済みで、Duoは10月23日(金)に発売される予定です。秋から年末の行事に新しい機種で臨むなら、届いてから本番までの日数は思ったほど長くありません。どちらに決めた場合も、届いた週のうちに、家で横長と縦長の動画を一本ずつ撮り、大きい画面で見返して、テレビに映すところまで一度試しておいてください。
Duoに決めた人は、内側と外側の画面で同じ動画を見て電池の減り方を比べ、開く場面の決まりを作っておくと、大きい画面を使う時間が自然に増えます。18 Pro Maxに決めた人は、望遠の4倍・8倍で、行事の席と同じくらいの距離から家の中のものを撮ってみると、本番での倍率を決めやすくなります。撮った動画を家族に残す段取りまで考えておけば、大きい画面で見返した場面を、そのまま家族の手元にも届けられます。
よくある質問
Q. iPhone Duoと18 Pro Maxはどちらが重いですか?
A. Duoが254g、18 Pro Maxが249gで、計算上はDuoが5g重くなります。ほとんど同じ重さですが、形は違い、閉じたDuoは高さ117.8mm・厚さ11.3mmで、18 Pro Max(高さ163.4mm・厚さ8.75mm)より背が低く厚い形です。開くと幅は164.6mmになります。
Q. 開いたDuoの画面は18 Pro Maxよりどれくらい大きいですか?
A. 画素の数とppiから計算すると、Duoの内側は約157.7×110.9mm、18 Pro Maxは約158.4×72.9mmで、長い辺は同じくらい、短い辺がDuoのほうが約38mm長くなります。横長の動画は縦横約1.2倍、A4の書類や地図は約1.5倍の大きさで映る計算です。
Q. 閉じたままのDuoでも18 Pro Maxより大きく見えますか?
A. いいえ。外側の5.4インチの画面は、面積で18 Pro Maxの約4分の3です。横長の動画は約112×63mmで、18 Pro Maxの約130×73mmより小さく映ります。A4の書類と4:3の写真だけは、画面の形が近いため外側でも18 Pro Maxより少し大きく映ります。
Q. 老眼で小さな文字が読みにくい人に合うのはどちらですか?
A. 書類や写真に撮ったお便りのように形の決まったページを読むなら、開いたDuoを縦に持つと18 Pro Maxの約1.5倍で映ります。メールやLINEを片手で読む時間が長いなら、18 Pro Maxのほうが大きい画面を使える時間が長くなります。見え方は人によって違うので、実物でも確かめてください。
Q. 大きい画面で動画を長く見るなら、電池はどちらが持ちますか?
A. ビデオ再生の最大時間は、18 Pro Maxが45時間、Duoは外側使用で44時間、内側使用で31時間です。ストリーミングでは40時間、37時間、26時間になります。開いた内側の画面で見る時間が長いほど、18 Pro Maxのほうが余裕があります。どれもAppleの試作機でのテスト結果です。
Q. Duoの内側の画面は18 Pro Maxより粗いですか?
A. 細かさはDuoの内側が430ppi、18 Pro Maxが460ppiで、1画素の幅は計算上約0.059mmと約0.055mmです。画面が大きいぶん画素の総数は内側のほうが多く、約501万画素あります。見え方の差を数値で示した公式の資料は無いので、気になる人は発売後に実機で確かめてください。
Q. 望遠の無いDuoで発表会の舞台は撮れますか?
A. 前寄りの席から舞台全体を撮るなら、2倍までで足りる場面が多いはずです。客席の後ろから一人を大きく撮るなら、18 Pro Maxの望遠が有利で、同じ席から撮ると4倍でDuoの2倍の約1.9倍、8倍で約3.8倍の大きさに写る計算です。Duoは発売前で、実機の写りは確かめられていません。
Q. 18 Pro Maxのカメラは18 Proと同じですか?
A. 同じです。技術仕様ページでは、背面カメラと前面カメラの欄が18 Proと共通で書かれています。望遠の100mm(4倍)、光学品質の8倍、可変絞り、18MPの前面カメラ、ProResやApple Log 2での撮影までそろっています。18 Pro Maxで変わるのは、画面、本体の大きさと重さ、電池の時間です。
Q. 片手で使いやすいのはどちらですか?
A. 片手で見られる画面の大きさでは18 Pro Maxが上回ります。閉じたDuoは高さが45.6mm低いので親指は画面の上まで届きやすいものの、幅は84.1mmで18 Pro Maxより6.1mm広く、画面は5.4インチです。開いたDuoは幅164.6mmになるので、両手で持つ大きさです。
Q. 地図を見るならどちらが向いていますか?
A. 座って広い範囲を調べるなら、開いたDuoが一度に18 Pro Maxの約1.5倍の範囲を映せます。歩きながら道を確かめるなら、片手で使える18 Pro Maxが楽です。屋外のピーク3,000ニトという明るさは両機種で同じです。地図を長く開く日は、電池の減り方にも気をつけてください。
Q. iPhone DuoでApple Pencilは使えますか?
A. Duoの仕様ページには、内側と外側の両方の画面がApple Pencil(USB-C)に対応すると書かれ、注に「年内に利用できるようになります」とあります。18 Pro Maxの仕様ページには記載がありません。どのアプリで使えるかや書き心地は、対応が始まってからでないと分かりません。
Q. Duoの折り目は動画を見るときに気になりますか?
A. AppleはNano-texture仕上げで折り目を目立ちにくくすると説明していますが、無いとは書いていません。発表会場のハンズオンの記事では、照明によっては見える、黒い画面では分かるとされています。暗い場面の多い動画をよく見る人は、発売後に実機で確かめると安心です。
Q. 大きい画面で見た動画を祖父母のテレビで見せるにはどうしますか?
A. どちらの機種も仕様ページにUSB-C経由のDisplayPort出力が書かれていて、変換アダプタとHDMIケーブルでテレビに映せます(Duoは発売後に確かめる必要があります)。USB-C入力のあるディスプレイに直接つなぐなら、付属の充電用ケーブルでは映らず、USB 3.1以上のケーブルが要ります。スマホが無くても繰り返し見てもらうなら、DVDかブルーレイにして渡す方法があり、DVDは多くの家庭のプレーヤーで見られます。