この記事の要点
違うのは大きさ・細かさ・表面の三つ。Duoは内側7.6インチ(430ppi・Nano-texture仕上げ)と外側5.4インチ(460ppi)、18 Proは6.3インチ(460ppi)
最大輝度(屋外のピーク3,000ニト)、最大120HzのProMotion、最小1ニト、常時表示は四つの画面とも同じ値。Duoは内側・外側の共通の欄に一度だけ書かれている
横長の動画を画面いっぱいに映すと、Duoの内側は計算上約158×89mmで18 Proの縦横約1.3倍。縦長の動画や閉じたときの外側の画面では、18 Proより小さく映る場合がある
内側の画面を使うとビデオ再生は最大31時間で、外側を使うときの最大44時間の約7割。折り目は「目立ちにくくする」とAppleは書くが、「無い」とは書いていない
iPhoneの画面で見たHDRの明るさや細かさは、DVD・ブルーレイでは同じに出ない。ディスクにする前はSDRにした映像をテレビの大きさで確かめる
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発表会の客席でiPhoneを構え、6インチあまりの画面で、舞台の端から端まで入っているか、前の人の頭がかかっていないかを確かめる。帰りの車の中では、撮ったばかりの動画を祖父母に見せようとして、小さな画面を3人でのぞき込む。折りたたみのiPhone Duoを開いたときの7.6インチの画面は、こういう場面でどれだけ助けになるのか。9月に発売されたiPhone 18 Proと、10月23日に発売予定のDuoで迷っているなら、画面は二つの機種の差が大きい部分の一つです。
画面の仕様で違うのは、大きさ、細かさ(1インチあたりの画素の数、ppi)、表面の仕上げの三つです。iPhone Duoの画面は、開くと内側が7.6インチ(430ppi、Nano-texture仕上げ)、閉じると外側が5.4インチ(460ppi)。18 Proは6.3インチ、18 Pro Maxは6.9インチで、どちらも460ppiです。明るさ(最大輝度と最小輝度)、画面の書き換えの速さ(最大120HzのProMotion)、常時表示は、四つの画面とも同じ値が書かれています。
撮影の役に立つのは、開いて撮るときに構図や表情を大きな画面で確かめられることと、外側の画面を撮られる人に向けられること(Duo Preview)です。見返すときは、横長の動画なら内側の画面で18 Proより縦横とも約1.3倍に映る計算になります。
反対に、閉じて撮るときの外側の画面は18 Proより一回り小さく、縦長の動画は持ち方によって18 Proより小さく映ります。内側の画面を使うとビデオ再生の時間は外側のときの約7割になり、折り目は黒い画面では分かるとされています(発表会場のハンズオンの記事。週刊アスキー、2026年9月11日)。どの画面で見ても、iPhoneの明るさと細かさは、DVDやブルーレイにしたときの見え方とは一致しません。
以下は2026年10月時点の情報です。Duoは発売前のため、仕様ページと発表資料から分かる範囲で書いています。見え方の違いはどれも、実機を並べて見た結果ではなく、仕様から見込める違いとして読んでください。カメラの写りや動画の機能は、それぞれの記事で扱っています(Duoの動画の仕様はiPhone Duoの動画性能 にあります)。
この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります
iPhone Duoと18 Proの画面の違いは、大きさ・細かさ・表面の三点 発売前の画面を、どこまで比べられるか 四つの画面の大きさを、画素の数から実寸にする 430ppiと460ppi。1インチに30画素少ないことの意味 横長の動画と縦長の動画で、大きく映る画面が変わる 明るさ・なめらかさ・常時表示は、四つの画面で同じ Nano-texture仕上げは、Duoの内側の画面だけ 折り目について、Appleが書いていることと書いていないこと 残りの15項目を見る 撮っているあいだに、構図を大きな画面で確かめる 撮られる人が画面を見られる。Duo Previewとキッズキュー 撮り終えてすぐ、画面で確かめること 撮った写真と動画を、家族で見返すとき 編集するときの画面 HDRの動画は、iPhoneの画面とディスクで見え方が違う ディスクにする前に、スマホの画面で分かること・分からないこと 画面まわりで起きやすい困りごとと、直し方 場面ごとに、どの画面で撮り、どの画面で見るか 家族で18 ProとDuoを1台ずつ持つなら、画面で役割を分ける 画面の大きさで選ぶなら|Duo・18 Pro・18 Pro Maxの分かれ目 発売前に分からないことと、届いてから確かめること 撮った動画をDVD・ブルーレイにする 画面で決めたあとに、することを決めておく よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
iPhone Duoと18 Proの画面の違いは、大きさ・細かさ・表面の三点
Appleの技術仕様ページから、ディスプレイの欄を四つの画面について書き写すと、次の表になります。18 ProとPro Maxは一つの機種に一つの画面、Duoは内側と外側の二つの画面を持つので、列は四つです。
Duoの性能値の行は、仕様ページで内側と外側の共通の欄に一度だけ書かれているものを、両方の列に入れています。表で「共通の欄」と添えたのは、その意味です。注意したいのは、二つの画面を別々に測った値は示されていないことです。内側と外側で明るさに違いがあるかどうかは、仕様ページからは分かりません。
項目
iPhone 18 Pro
iPhone 18 Pro Max
iPhone Duoの内側
iPhone Duoの外側
大きさ(対角)
6.3インチ
6.9インチ
7.6インチ(フォールディング)
5.4インチ
長方形として測った値
6.27インチ
6.86インチ
7.58インチ
5.36インチ
画素の数
2,622×1,206
2,868×1,320
1,878×2,670
1,398×2,034
細かさ
460ppi
460ppi
430ppi
460ppi
方式
Super Retina XDR、オールスクリーンOLED
同左
Super Retina XDR、オールスクリーンOLEDフォールディングディスプレイ、広視野角OLED
Super Retina XDR、オールスクリーンOLED
ProMotion
最大120Hzのアダプティブリフレッシュレート
同左
同左(共通の欄)
同左(共通の欄)
最大輝度
1,000ニト(標準)、1,600ニト(HDRのピーク)、3,000ニト(屋外のピーク)
同左
同左(共通の欄)
同左(共通の欄)
最小輝度
1ニト
1ニト
1ニト
1ニト
コントラスト比
2,000,000:1(標準)
同左
同左
同左
常時表示・Dynamic Island
あり
あり
あり(共通の欄)
あり(共通の欄)
表面
反射防止コーティング、耐指紋性撥油コーティング
同左
同左に加えてNano-texture仕上げ
反射防止コーティング、耐指紋性撥油コーティング
Apple Pencil(USB-C)
記載なし
記載なし
対応(年内に利用できる予定)
対応(年内に利用できる予定)
前面の素材
Ceramic Shield 2
Ceramic Shield 2
仕様ページに記載なし(発表文は高強度ガラスとポリマーのカバー層などの折りたたみパネルと説明)
Ceramic Shield 2
表を縦に見ていくと、違う値が入っている行は、大きさ、画素の数、細かさ、方式、表面、ペン、前面の素材に限られます。明るさ、書き換えの速さ、コントラスト、常時表示といった、画面の性能を表す行は、四つとも同じです。撮影と見返しの使い勝手に直接かかわる行だけを抜き出したのが次の比べ表で、18 Pro Maxは18 Proの列と同じ値(大きさだけ6.9インチ)と読み替えてください。
18 Pro Maxは18 Proと同じ値で、大きさだけ6.9インチ。Duoの性能値は共通の欄の値
18 Pro Maxも、画面の性能は同じ
大きい画面を目当てにするなら、18 Pro Maxの6.9インチ(2,868×1,320、460ppi)も候補に入ります。明るさやProMotionなどの性能値は18 Proと同じで、カメラも背面・前面とも18 Proと仕様ページの欄が共通です。違うのは画面の大きさと本体の寸法、重さ、電池で、重さは18 Pro Maxが249g、Duoが254gとほとんど変わりません。大きい画面を一枚の板で持つか、二つ折りで持つかの比べ方は、iPhone Duoと18 Pro Maxの違い で詳しく扱っています。
発売前の画面を、どこまで比べられるか
この記事の数字は、Appleの技術仕様ページ(日本語版と英語版)、製品ページ、2026年9月9日付の発表文から取っています。18 Proは9月18日に発売されていますが、Duoはまだ発売されていないので、画面の見え方を実物で確かめた資料はほとんどありません。手がかりになるのは、発表会場で短い時間だけ触れた記者のハンズオンの記事くらいです。
そこで、書き方を三つに分けます。Appleが仕様ページや発表文に書いている値は、そのまま書きます。画素の数とppiから画面の縦横の長さを出すような、公式の値を使った掛け算や割り算は「計算上は」と添えます。ハンズオンの記事の観察は「〜とされる」と書き、媒体名と日付を添えます。Appleが何も書いていないこと、たとえば折り目の深さやヒンジの開閉に耐える回数は、分からないと書きます。
計算の結果は、画面の角の丸みやDynamic Island、アプリのボタンが占める場所を考えに入れていない、四角い画面いっぱいに映したときの値です。実際に見える大きさはこれより少し小さくなります。それでも、四つの画面を同じ物差しで並べるには、計算した寸法がいちばん分かりやすい材料になります。
四つの画面の大きさを、画素の数から実寸にする
画面の大きさを表すインチの数字は、四角の対角線の長さです。対角が同じでも、細長い画面と正方形に近い画面とでは、映るものの大きさが違います。ところが仕様ページには、画面の縦と横の長さは書かれていません。書かれているのは、対角の長さ、縦横の画素の数、ppiの三つです。この三つがあれば、縦と横の長さは計算で出せます。
やり方は単純で、画素の数をppiで割るとインチになり、それに25.4を掛けるとミリメートルになります。18 Proなら、長い辺は2,622÷460×25.4で約144.8mm、短い辺は1,206÷460×25.4で約66.6mm。この二つから対角を計算すると約6.27インチになり、Appleが「長方形として測ると6.27インチ」と書いている値と合います。6.3インチという呼び方は、この値を丸めた数字です。
同じ計算を四つの画面について行うと、次のようになります。いずれも計算上の値で、長い辺×短い辺の順に書いています。
iPhone 18 Pro(6.3インチ):約144.8mm×約66.6mm
iPhone 18 Pro Max(6.9インチ):約158.4mm×約72.9mm
iPhone Duoの内側(7.6インチ):約157.7mm×約110.9mm
iPhone Duoの外側(5.4インチ):約112.3mm×約77.2mm
並べてみると、Duoの内側と18 Pro Maxは長い辺がほぼ同じ約158mmで、違うのは短い辺です。18 Pro Maxが約73mmなのに対して、Duoの内側は約111mm。Duoの内側の大きさは、長さが伸びたというより、幅が広がった大きさだと分かります。同じ縮尺で四つの画面を並べたのが次の図です。
角の丸みを含めない計算上の寸法。Duoの内側は長さより幅が広い
縦と横の比は、18 Proが約2.2、Duoが約1.4
長い辺を短い辺で割った比も出しておきます。18 ProとPro Maxはどちらも約2.17で、縦の長さが横の2倍を超える細長い画面です。Duoの内側は約1.42、外側は約1.46で、どちらも1.4あまり。Appleは、Duoの二つの画面は同じ縦横比で、開いたり閉じたりすると表示がそのまま比例して大きく・小さくなると説明しています。計算した比がどちらも1.4あまりで近いのは、この説明と合っています。
比が違うと、同じ写真や動画でも余白の出方が変わります。細長い18 Proの画面は、縦長の動画を縦に持って見るとほぼ画面いっぱいに映りますが、横長の動画を横にして見ると左右に余白が出ます。正方形に近いDuoの画面は、横長の動画では上下に、縦長の動画では左右に余白が出ます。どちらの形が得をするかは、何を映すかで決まります。
閉じると縦長、開くと横長
Duoの本体の寸法は、閉じたときが幅84.1mm・高さ117.8mm・厚さ11.3mm、開いたときが幅164.6mm・高さ117.8mm・厚さ5.2mmと書かれています。高さは同じで、開くと幅が約2倍になる形です。Appleの寸法の書き方では、閉じた形は縦に長く、開いた形は横に長いことになります。内側の画面の長い辺(約158mm)は高さの117.8mmには収まらないので、開いた本体の幅の向きに並んでいると考えられます。
18 Proは幅71.9mm・高さ150.0mm・厚さ8.75mmの板です。片手で縦に持って撮る、横にして両手で撮る、という持ち方は、これまでの板状のiPhoneと変わりません。Duoは、閉じれば18 Proより背の低い縦長の本体、開けば横長の小さな本のような本体になり、持ち方そのものが二通りに分かれます。重さと持ちやすさの比べ方は、iPhone Duoと18 Proの大きさ・重さ・丈夫さの比較 で扱っています。
Appleの「50パーセント大きく」と「90パーセント」をどう読むか
Appleの日本語版の発表文は、Duoの内側の画面をiPhone 18 Pro Maxより「50パーセント大きく」と説明しています。外側の画面は、iPhone 18 Proの「スクリーン領域の90パーセントの広さ」としています。英語版の発表文を見ても、50パーセントが面積の比なのか対角の長さの比なのかは書かれていません。ここでは、Appleの言い方をそのまま引くだけにして、別の数字に言い換えることはしません。
読むときに覚えておきたいのは、外側の画面は18 Proより小さいということです。「スクリーン領域の90パーセントの広さ」という言い方からも、計算した寸法(約112.3×約77.2mmと約144.8×約66.6mm)からも、閉じたDuoの画面で見るものは、18 Proの画面より一回り小さく映ります。Duoは「画面が大きい機種」と一言で言われがちですが、大きいのは開いたときの話で、閉じて使うあいだは18 Proより小さい画面の機種です。
430ppiと460ppi。1インチに30画素少ないことの意味
ppiは、1インチ(25.4mm)の長さに並ぶ画素の数です。18 Pro、18 Pro Max、Duoの外側は460ppi、Duoの内側だけが430ppiです。1つの画素の幅に直すと、460ppiは計算上約0.055mm、430ppiは約0.059mmで、内側の画面の画素は1つあたり約7%大きい粒で並んでいることになります。画面が大きいぶん画素の総数は多く、内側の画面は約501万画素、18 Proは約316万画素、18 Pro Maxは約379万画素、外側の画面は約284万画素です。
この差が目で見て分かるかどうかを示した公式の資料はありません。Duoは発売前のため、実物で見比べた資料もまだありません。画面からどのくらい離して見るかでも感じ方は変わるので、数字だけで「粗く見える」と決めるのは早すぎます。言えるのは、計算上は1インチあたり30画素少ない、というところまでです。
画面の画素の数と、写真・動画の画素の数
見え方を考えるときは、画面の細かさより先に、映すものの画素の数との関係を見るほうが役に立ちます。Duoの写真は初期設定が24MPで、およそ2,400万画素あります。これを内側の画面いっぱいに映しても画面は約501万画素なので、写真の画素の約5分の1しか使っていません。18 Proの約316万画素なら約8分の1です。どちらの画面でも、写真は大きく縮めて映していて、ピントの甘さや細かいぶれは、指で広げないと分かりません。
動画も同じように考えられます。4Kの動画(一般に3,840×2,160、約830万画素)を横にして画面いっぱいに映すと、計算上はDuoの内側で2,670×1,502画素ぶん、18 Proで2,144×1,206画素ぶんの場所を使います。4Kの画素のおよそ半分と3分の1で、どちらも縮めて映しています。1080p(一般に1,920×1,080)で撮った動画は反対に、Duoの内側では縦横約1.39倍、18 Proでは約1.12倍に引き伸ばして映すことになります。
DVDの映像は720×480画素なので、もっと大きく引き伸ばされます。横長の映像として内側の画面いっぱいに映すと、縦の480本の線を約1,502本ぶんに広げる計算で、約3.1倍です。18 Proでも約2.5倍になります。スマホの画面で元の動画を見て「きれいに撮れた」と思っても、それはDVDにした映像の見え方とは別のものです。DVDで画質が変わる仕組みは、DVDにすると画質が落ちる理由にまとめています。
差が出るとすれば、拡大したときと細かい文字
写真も動画も縮めて映しているあいだは、画面の細かさの差は写りの差としては表れにくいと考えられます。差が出るとすれば、写真を指で広げて画面の画素と写真の画素が近い大きさになったときや、メニューの文字、字幕の細い線のように、画面の画素そのものの細かさで見せるものです。気になる人は、発売後に店頭で文字の多い画面と写真の拡大を見て、自分の目で確かめるのが確実です。
横長の動画と縦長の動画で、大きく映る画面が変わる
画面の大きさが本当に効果を持つのは、撮った写真や動画を映したときに、どれだけの大きさで見えるかです。縦横の比が16:9の横長の動画と、9:16の縦長の動画を、それぞれ画面いっぱいに映したときの大きさを、画面の寸法から計算しました。角の丸みやボタンの場所は考えに入れていないので、実際に見える大きさはこれより少し小さくなります。
画面
横長の動画(16:9)
縦長の動画(9:16)
条件
iPhone 18 Pro(6.3インチ)
約118×67mm
約67×118mm
横長は本体を横に、縦長は縦にして見る
iPhone 18 Pro Max(6.9インチ)
約130×73mm
約73×130mm
同上
iPhone Duoの内側(7.6インチ)
約158×89mm
約62×111mm(開いた横長の形のまま)/約89×158mm(本体を縦に回した場合)
縦に回したときに表示が回るかは発売後に確かめる
iPhone Duoの外側(5.4インチ)
約112×63mm
約63×112mm
横長は閉じた本体を横に、縦長は縦にして見る
横長の動画では、Duoの内側がいちばん大きく、約158×89mmです。18 Proの約118×67mmと比べると縦横とも約1.33倍で、18 Pro Maxの約130×73mmと比べても約1.2倍あります。運動会のトラック、合唱の列、ステージの全体のように、横に広い場面を横長で撮った動画は、Duoの内側の画面でいちばん大きく見られる計算です。四つの画面に映る横長の動画を同じ縮尺で並べたのが次の図です。
計算上の大きさ。縦長の動画では、開いたままのDuoの内側は18 Proより小さくなる
縦長の動画は、持ち方しだいで18 Proより小さくなる
縦長の動画では、結果が変わります。18 Proの細長い画面は、縦長の動画を縦に持って見ると、画面の幅いっぱいの約67×118mmに映ります。Duoの内側を開いた横長の形のまま見ると、縦長の動画は画面の高さ約111mmに合わせて縮むので、約62×111mm。18 Proより一回り小さい大きさです。閉じた外側の画面の約63×112mmと、ほとんど同じ大きさです。
開いたDuoを縦に回して持てば、縦長の動画は約89×158mmに映る計算で、18 Proの約1.33倍になります。ただ、内側の画面で、本体の向きに合わせて表示がどう回るかは、発売前のため確かめられていません。縦長の動画を大きく見たくてDuoを考えているなら、発売後に店頭で写真アプリを開き、本体を回したときの表示を一度見ておくと安心です。
写真は、縦横比によって差が開く
写真も同じ考え方で計算できます。縦横比が4:3の写真を横向きに映すと、Duoの内側では約148×111mm、18 Proでは約89×67mmで、縦横とも約1.67倍になります。正方形に近い写真ほど、細長い18 Proの画面では余白が大きく、正方形に近いDuoの内側の画面では余白が小さくなるからです。4:3の写真を縦向きにした場合も、開いた形のままのDuoの内側で約83×111mm、18 Proを縦に持って約67×89mmで、Duoの内側のほうが大きく映ります。
集合写真の後ろの列の顔を確かめる、子どもの表情を拡大して見る、といった使い方では、最初に画面いっぱいに映ったときの大きさが大きいほど、拡大する回数が少なくて済みます。写真を見返すことが多い人にとっては、縦長の動画よりも、Duoの内側の画面の大きさが役に立つ場面が多いはずです。
テレビやディスクにするなら、横長で撮っておく
見返す画面で迷うより先に決めておきたいのが、撮るときの向きです。家族で見るテレビの画面は横長の16:9で、DVDとブルーレイの映像も横長の画面に合わせて作ります。縦長で撮った動画をテレビやディスクで見ると、画面の左右に黒い帯が出て、映像は真ん中に細く映ります。運動会や発表会のように、あとでディスクにする可能性のある行事は、横長で撮っておくと、Duoの内側の画面でもテレビでも大きく見られます。縦長の動画をディスクにするときの考え方は縦型・スマホ動画をDVD・ブルーレイにする方法にあります。
明るさ・なめらかさ・常時表示は、四つの画面で同じ
画面の性能を表す値は、四つの画面で同じものが書かれています。このうち撮影や見返しにかかわるのは、明るさの3つの数字と最小輝度です。最大輝度は標準で1,000ニト、HDRの映像のピークで1,600ニト、屋外のピークで3,000ニト。ニトは画面の明るさの単位で、数字が大きいほど明るく光ります。
屋外のピークは、晴れた日の屋外のように周りが明るいときに画面を見やすくするための明るさで、運動会のグラウンドで画面が見えにくいときに頼りになる数字です。ここに差は無いので、日差しの下での見やすさは、明るさの数字では比べられません。
反対の端の最小輝度も、四つとも1ニトです。暗いホールや夜の寝室で、周りに光を漏らしたくないときに、明るさをここまで下げられます。ただし、同じ明るさでも画面が大きいほど、周りに広がる光は多くなります。開いたDuoの内側の画面は面積が大きいので、客席で使うときは18 Proよりも周りへの光に気を配る必要があります。このほか、触覚タッチ、反射防止コーティングと耐指紋性撥油コーティングも、四つの画面すべてに書かれています。
ProMotionと常時表示
ProMotionは、画面の書き換えの回数を場面に合わせて変える仕組みで、四つとも「最大120Hzのアダプティブリフレッシュレート」と書かれています。最小の回数はどちらの仕様ページにも書かれていません。指で写真を送ったり、動画の再生位置を探したりするときのなめらかさは、仕様の上では同じです。
常時表示とDynamic Islandも、18 Pro・Pro Maxと、Duoの内側・外側の共通の欄に書かれています。Duoで二つの画面が同時に常時表示になるのか、使っている側だけなのかといった動きは、仕様ページからは読み取れません。撮影や見返しには直接かかわらない部分なので、発売後の情報を待てば足ります。
コントラスト比と、HDRの映像
コントラスト比は四つとも2,000,000:1(標準)で、HDR、True Tone、広色域(P3)にも対応しています。iPhoneで撮ったHDRの動画(ドルビービジョン)は、この画面でHDRとして映るので、明るい部分がとくに明るく光って見えます。どの画面で見ても同じ仕組みですが、これがDVDやブルーレイにしたときの見え方とずれる原因にもなります。
Nano-texture仕上げは、Duoの内側の画面だけ
Duoの内側の画面には、Nano-texture仕上げという表面の処理があります。Appleの説明では、映り込みと反射を抑え、折り目を目立ちにくくするマットな表面です。18 Pro・Pro MaxとDuoの外側の画面にはこの記載が無く、四つに共通して書かれているのは反射防止コーティングと耐指紋性撥油コーティングまでです。
明るさの数字が同じなので、屋外で見やすいかどうかの差は、表面の映り込みに表れると見込めます。晴れた日のグラウンドで、空や自分の顔が画面に映り込んで構図が見えにくい、というのはよくある困りごとです。Duoを開いて内側の画面で確かめるときは、マットな表面がこの映り込みを抑える方向にはたらくはずです。どのくらい違うかは、発売後に日の当たる場所で見比べないと分かりません。
外側の画面と18 Proの前面は、どちらもCeramic Shield 2です。Appleは18 Proについて「iPhone 16 Proの3倍の耐擦傷性能」、Duoの外側について「前世代の3倍の耐擦傷性能」で映り込みも抑えると書いています。内側の画面は折りたたむパネルなので、前面の素材の作りが違います。
マットな表面が、写真の細かさや色の見え方にどう関係するかを示した資料はありません。黒の締まり方や、細い線の見え方に違いがあるのかどうかも、仕様の数字からは分かりません。色や明るさを厳密に確かめたいときは、どの画面で見ても、最後はテレビやパソコンなど実際に見る機器で確かめることになります。
折り目について、Appleが書いていることと書いていないこと
折りたたみの画面でいちばん気になるのは、真ん中の折り目でしょう。Appleの発表文と製品ページが折り目について書いているのは、次のような作りの説明です。
折りたたむパネルの上下に高強度のガラスを置き、層どうしが本のページのようにすべる独自の接着剤でつないでいる
表面には耐擦傷性のコーティングと、業界のほかの素材より最大40%剛性の高い独自のポリマーで作ったNano-textureのカバー層を重ねている
底にはチタニウムのプレートを入れている
そして、Nano-textureのマットな表面が映り込みと反射を抑え、折り目を目立ちにくくする、という説明です。ヒンジについては、開いたときにディスプレイの中央を支えて平らに保つ、と書かれています。100を超える部品でできていて、内蔵のマグネットで閉じる仕組みです。どれも「目立ちにくくする」「平らに保つ」という作りの説明で、数字は一つもありません。
反対に、書かれていないことも並べておきます。「折り目は無い」「折り目は見えない」とは、Appleも書いていません。折り目の深さや幅の数字、何回開け閉めしても大丈夫かという回数、途中の角度で止まるかどうかも、公式の資料には見当たりません。仕様ページのヒンジの記載は3Dプリントのヒンジカバーに100パーセント再生チタニウムを使っているという一行だけです。
発表会場のハンズオンの記事が書いていること
実物に触れた記事は、発表会場のハンズオンだけです。MacRumors(2026年9月9日)は、折り目は照明によっては見えるが、Nano-textureで目立ちにくく、サムスンの折りたたみより上手く隠しているとしています。週刊アスキー(2026年9月11日)は、正面からは折り目は比較的目立たず、黒い画面では分かるとしています。どちらも短い時間の観察で、何か月か使ったあとの様子を書いたものではありません。
二つの記事が共通して書いているのは、「見えないわけではないが、条件によっては目立たない」という見方です。照明の当たり方と、画面に何が映っているかで変わる、と読むのが素直です。発売前に断言できるのはここまでで、気になる人は発売後に、自分がよく見るものを映して確かめるのがいちばん確実です。
折り目が目に入りやすい映像
折り目の位置は、ヒンジが支えている画面の中央です。開いた本体は横長の形なので、その形から考えると、横長の動画を映したとき、折り目は画面の真ん中を縦に通ります。発表会の舞台の中央に立つ子ども、運動会でゴールに向かって走ってくる姿のように、撮りたいものを真ん中に置いた映像ほど、折り目と主役が重なる形です。
ハンズオンの記事が「黒い画面では分かる」と書いていることも合わせると、暗転した舞台、夜の室内、黒い背景の前のピアノといった、黒い部分の多い映像で折り目に気づきやすいと考えられます。暗い会場で撮った発表会の動画は、ちょうどこの条件にあたります。反対に、明るいグラウンドの運動会や昼の屋外の写真では、目立ちにくい側に入るはずです。
折り目と、映像そのものの傷を見分ける
Duoで撮った動画を見返していて、画面の真ん中に細い線や光の筋が見えたとき、それが画面の折り目なのか、映像に入っているものなのかを分けて考える必要があります。ディスクにする前の確認で、映像の傷やノイズだと思い込んで何度も書き出し直す、ということになりかねないからです。
見分け方は簡単で、同じ場面を閉じた外側の画面で見るか、パソコンなど別の画面で見ればよいだけです。外側の画面には折り目がないので、そこで消える線は折り目、残る線は映像のほうです。動画の再生を止め、その場面のまま本体を閉じて外側の画面で見直すと、手早く確かめられます。
外側の画面には折り目が無い。閉じて見て消える線は折り目、残る線は映像のほう
撮影中の画面でも、折り目は真ん中にある
折り目の位置は、撮っているあいだの画面でも同じです。舞台の中央に立つ子どもの顔にピントが来ているかを確かめたいとき、その顔がちょうど折り目の上に重なることもありえます。暗い客席で画面の明るさを下げ、黒い背景の舞台を映しているときは、ハンズオンの記事が書く「分かる」条件にも近づきます。
ピントや表情の確かめにくさが気になったら、その場面だけ閉じて外側の画面で見る、撮り終えたあとに外側の画面で見直す、という使い分けができます。構図の全体を見るのは内側、真ん中の細かいところを見るのは外側、と役割を分けておけば、折り目があることで確認が遅れる心配は小さくなります。どのくらい気になるかは、発売後に暗い場面を映して確かめるまでは見込みです。
開け閉めの丈夫さは、まだ分からない
折り目が使っているうちにどう変わるか、ヒンジが何回の開け閉めに耐えるかは、Appleが数字を出していないので分かりません。ハンズオンの記事には、ヒンジは途中の角度で止められるとするものがあります(週刊アスキー、2026年9月11日)。ただ、Appleの資料には途中で止まるという記載が無く、半分開いて机に立てて動画を見る、といった使い方ができるかは、発売後に実物で確かめるまで決めないほうが無難です。本体の素材や耐水の仕様をまとめた比べ方は、先に挙げた大きさ・重さ・丈夫さの記事に任せます。
撮っているあいだに、構図を大きな画面で確かめる
撮影の最中に画面で確かめることは、思っているより多くあります。舞台の端から端まで入っているか、前の席の人の頭が下に入り込んでいないか、子どもの顔にピントが来ているか、スポットライトで顔が白くなっていないか、水平が傾いていないか。どれも小さな画面では見落としやすく、撮り終えてから気づいても撮り直せないことばかりです。
画面の大きさの計算は、撮り終えた動画を見返すときだけの話ではありません。横長の動画を撮っているあいだ、カメラアプリの画面には撮っている範囲が映ります。18 Proを横に構えれば約118×67mm、開いたDuoなら約158×89mm、閉じたDuoを横に構えれば約112×63mmが、撮影中の画面のおよその上限です。実際にはシャッターボタンや倍率の表示が重なるので、映る範囲はこれより狭くなります。
開いたDuoの内側の画面は、18 Proより縦横とも約1.33倍で、同じ構図でも、画面の中の子どもの顔は約1.33倍の大きさに見えます。表情やピントを撮りながら確かめるには、この差は小さくありません。写りそのものではなく、確かめやすさの差ですが、行事の撮影では確かめやすさが結果を左右します。
開いて撮る、閉じて撮る
Duoには、開いて撮るか、閉じて撮るかという選択があります。閉じた形は幅84.1mm・高さ117.8mm・厚さ11.3mmで、片手で持ちやすい大きさですが、画面は外側の5.4インチで、18 Proより一回り小さくなります。開いた形は幅164.6mmで、画面は大きく、本体は厚さ5.2mmの横長の板の形です。254gの本体を両手で支える持ち方になるでしょう。
閉じたDuoで撮るときの画面は、18 Proより縦横とも約5%小さいことになります。片手で手早く撮れるのは閉じた形の利点ですが、画面で構図を確かめる大きさは18 Proより少し不利です。構図を大きく確かめたいときに開く、という使い分けが、Duoの画面の使い方の基本になります。
使い分けの目安は、動くか止まるかです。運動会で走る子どもを追いかける、入場の列を歩きながら撮る、といった動きのある場面は、閉じて片手で撮る。席に着いて演目を待つ、三脚に据えて撮る、といった止まった場面では、開いて大きな画面で構図を決める。18 Proは画面が一つなので、この切り替えはありません。6.3インチの画面のまま、片手でも両手でも同じように撮れるのが18 Proの分かりやすさです。
動きのある場面は閉じて片手で、止まった場面は開いて大きな画面で構図を決める
三脚に載せるときは、開いた形と閉じた形で幅が変わる点に気をつけます。スマホ用の三脚のホルダーが挟める幅は製品ごとに違うので、閉じた84.1mmを挟めるか、開いた164.6mmのまま載せられるかを、Duoが届く前に確かめておく必要があります。舞台の撮影で三脚を使う段取りは、望遠が無いiPhone Duoで舞台は撮れるか で、ホルダーの幅も含めて扱っています。
グリッドと水平を出しておく
大きな画面で構図を確かめるなら、画面に補助の線を出しておくと、確かめる手間が減ります。「設定」>「カメラ」で「グリッド」をオンにすると画面に縦と横の補助の線が出て、「水平」をオンにすると本体の傾きを確かめる表示が出ます(「水平」はiOS 17からの項目です)。どちらもiPhoneのカメラの設定なので、Duoでも18 Proでも使えます。
グリッドの線は、舞台の床の線や体育館のバスケットのラインに合わせると、傾きに気づきやすくなります。合唱の列を撮るなら、いちばん上の段と下の段が、上下の線の内側に収まっているかを見ます。画面が大きいほど、線と被写体の位置の関係が読み取りやすく、開いたDuoの画面はこの確認に向いています。18 Proでも、線を出しておけば小さな画面での見落としを減らせます。
画面に指を置かずに調整する
撮影中に明るさやピントを変えようとして画面に触れると、指が構図の一部を隠します。18 ProにもDuoにもカメラコントロールがあり、露出、被写界深度、ズーム、カメラ、スタイル、トーンを、画面に指を置かずに調整できます。大きな画面で構図を見ながら、明るさだけを手元のボタンで変えられるのは、開いたDuoの使い方と相性がよさそうです。
開いた形でカメラコントロールにどう指が届くかは、本体の形が新しいので、実物を持つまで分かりません。発売後に店頭で、開いた形と閉じた形のそれぞれで構えてみて、ボタンに無理なく指が届くかを確かめておくと、本番で慌てずに済みます。18 Proは画面が一つの板状の本体なので、開け閉めで持ち方が変わることはありません。
暗い客席では、画面の光と外側の画面の向きに気をつける
暗いホールで開いたDuoを構えると、内側の大きな画面が手元で光ります。最小輝度は1ニトまで下げられるので、開演前に明るさを下げておけば、後ろの席の人への光は減らせます。それでも画面の面積は18 Proより大きいので、周りに広がる光は多めだと考えておくほうがよいでしょう。
もう一つは、外側の画面の向きです。開いて背面のカメラで撮っているとき、外側の画面は撮られる側、つまり舞台や前の席の方向を向きます。外側の画面に何かが映って光っていると、前の席の人や、舞台の上の子どもの目に入るかもしれません。撮影中に外側の画面に何が出るのか、それを消せるのかは、発売後に設定を見て確かめておく項目です。
ズームしたときの粗さは、大きな画面のほうが目に入りやすい
Duoには望遠カメラが無く、光学品質と書かれているのは2倍(52mm)までで、それより先のビデオは最大6倍のデジタルズームです。メインの48MPのセンサーの横の画素をおよそ8,000と置いて計算すると、6倍のときに使うのは中央の横約1,300画素ぶんです。これを開いたDuoの内側の画面に横長で映すと、横2,670画素ぶんの場所に約2倍に広げて映すことになります。18 Proの画面なら横2,144画素ぶんで約1.6倍、閉じたDuoの外側なら横2,034画素ぶんで約1.5倍です。
同じ映像でも、広げる倍率が大きい画面ほど、デジタルズームの粗さは目に入りやすいと考えられます。撮影中にDuoの内側の画面で6倍の映像が粗く見えたら、それはテレビで見たときにも粗さが出る場面だと受け取り、倍率を少し戻すかどうかを決める材料にできます。18 Proは4倍と8倍を望遠カメラで撮るので、この計算は当てはまりません。席の距離ごとの倍率の決め方は、先に挙げた舞台の撮影の記事にまとめています。
18 Proで構図を確かめるときの工夫
18 Proで撮るなら、画面の小ささを撮り方で補います。演目が始まる前に、いま撮る倍率で舞台の全体が入るかを一度確かめ、グリッドの線で傾きを直しておく。演目中は倍率を動かさず、画面は表情とピントの確認に使う。こうしておけば、6.3インチの画面でも見落としは減ります。大きな画面で構図を確かめたい気持ちが強いなら、同じカメラで画面が6.9インチの18 Pro Maxを選ぶ方法もあります。
撮られる人が画面を見られる。Duo Previewとキッズキュー
Duoの外側の画面には、撮られる人のための使い道があります。Duo Previewは、外側の画面にカメラのライブプレビューを映して、撮られる人がポーズや構図を確かめられるようにする機能です。開いて背面のカメラで撮るとき、外側の画面は撮られる側を向くので、家族は自分たちがどう写っているかを見ながら並び直せます。仕様ページには、写真の欄にもビデオの欄にもDuo Previewが書かれています。
18 Proの画面は撮る人だけが見る作りで、撮られる人は撮り終わったあとに画面をのぞき込んで初めて写り方を知ります。家族写真で「もう少し右に寄って」と声をかけながら何枚も撮り直す、あの手間が、Duoでは撮られる人が画面を見て自分で直すことで減ると見込めます。
背面のカメラで、撮る人も一緒に写る
Duo Previewは、撮る人自身が写るときにも使えます。外側の画面に背面のカメラの映りを出せば、背面のメインカメラ(48MP、ƒ/1.6)で自撮りをしながら、外側の画面で構図を確かめられます。18 Proで撮る人も写るときは、前面の18MPのセンターフレームカメラ(ƒ/1.9)を使うことになります。祖父母と孫が並ぶ写真を、背面のカメラのまま撮れるのは、Duoの画面の形から生まれた使い方です。
Duoの外側のフロントカメラ(12MP、ƒ/2.2)も、発表文によると本体をどの向きに持っても撮れ、横向きの自撮りのために本体を回す必要はないとされています。前面のカメラの違いやビデオ通話の比べ方は、iPhone Duoと18 Proの自撮り・ビデオ通話の比較 で詳しく扱っています。
キッズキューは、子どもの視線をカメラに向ける
キッズキューは、外側の画面にピーナッツのアニメーションを映して、子どもの視線をカメラに向けさせる機能です。仕様ページでは、外側のフロントカメラの欄に、スマート撮影と並んで書かれています。小さな子どもは、カメラを向けても大人の顔や周りのものに目が行きがちで、カメラのほうを見た瞬間を待つのに骨が折れます。画面に動くものを出してカメラの近くに目を向けさせる、という考え方の機能です。
どの場面でどう表示されるのか、背面のカメラで撮るときにも使えるのかといった細かい動きは、Duoを対象にしたユーザガイドの説明を確かめられていないので分かりません。18 Proの仕様ページには、キッズキューの記載はありません。赤ちゃんや小さな子どもの写真を撮る機会が多いなら、発売後に、どのカメラで使えるかを確かめてから当てにするのが確実です。
スマート撮影と組み合わせる
スマート撮影は、A20 Pro上のAIのモデルが場面をリアルタイムで分析し、全員の準備ができたところで撮る機能で、Duoの仕様ページに書かれています。18 Proの仕様ページには記載がありません。外側の画面で撮られる人が自分の映りを確かめ、全員の準備が整ったところでカメラが撮る、という流れは、集合写真や家族写真で、撮る人がシャッターの瞬間を見計らう手間を減らす組み合わせです。どこまで思いどおりに撮れるかは、発売後の作例で確かめることになります。
撮られる人が画面を見られる距離
Duo Previewで撮られる人が見るのは、外側の5.4インチの画面です。計算上は約112×77mmで、手のひらに収まるくらいの大きさです。1mほどの距離なら顔の向きや並び方まで見えても、数m離れて大人数で並ぶと、画面の中の一人ひとりの顔は小さく、自分の表情までは読み取りにくくなると見込めます。
集合写真で使うなら、外側の画面は「全員が入っているか」「端の人が切れていないか」を撮られる人に見てもらう道具と考えると、使いどころがはっきりします。表情を確かめたいときは、撮ったあとに内側の画面を開いて、全員で大きく見直します。撮る前は外側、撮ったあとは内側、と二つの画面を順に使う形が、Duoらしい使い方になりそうです。
集合写真では、並び方は撮る前に外側の画面で、表情は撮ったあとに内側の画面で確かめる
舞台を撮るときは、撮られる人向けの機能は出番がない
Duo Previewもキッズキューも、撮られる人が画面を見られる距離にいるときの機能です。客席から舞台を撮る、運動会のトラックを撮る、といった場面では、撮られる人は画面を見られません。外側の画面が光って前の人の気が散るほうが心配になるので、行事の撮影では使わない、と決めておくほうが無難です。撮られる人向けの機能が役に立つのは、家の中や旅行先、式の前後の記念写真のような、近い距離の撮影です。
撮り終えてすぐ、画面で確かめること
行事の撮影では、演目と演目のあいだの数分で、いま撮ったものを確かめる場面があります。子どもの顔にピントが合っていたか、手ぶれで顔の輪郭がにじんでいないか、スポットライトで顔が白くなっていないか、始まりと終わりが切れていないか。次の演目が始まる前に分かれば、倍率や露出を直して残りを撮れます。この確認は、画面が大きいほど早く済みます。
ただ、写真も4Kの動画も、どの画面でも縮めて映しています。画面いっぱいに映した状態では、ピントのわずかな甘さや、細かいぶれは見えません。大きな画面は全体の様子をつかむのに役立ちますが、細かいところは、画面の大きさにかかわらず、拡大して確かめる必要があります。
写真は拡大して、動画は大事な場面で止めて見る
写真なら、子どもの顔のところを指で広げて、まつげや髪の毛の線がはっきりしているかを見ます。集合写真なら、いちばん後ろの列の端の人の顔まで広げて見ます。Duoの内側の画面は最初に映る大きさが大きいぶん、広げる回数が少なく、確かめる時間は短くなるはずです。
動画は、全部を見返す時間がないので、大事な場面だけを選んで止めて見ます。ソロの演奏が始まった瞬間、セリフの場面、ゴールの瞬間など、あとで家族が必ず見る場面で再生を止め、顔の様子を確かめます。止めた画面が大きいほど、表情の様子は読み取りやすくなります。音が入っているかも、ここでイヤホンで少しだけ聞いておくと安心です。
暗い客席で下げた明るさのまま、明るさを判断しない
暗いホールで画面の明るさを下げたまま撮った動画を見返すと、映像全体が暗く見えます。そのまま「暗く撮れてしまった」と判断して露出を上げると、次の演目は明るすぎることがあります。画面の明るさは見え方を変えるだけで、撮った映像の明るさは変わりません。明るさの判断は、休憩時間にロビーなど明るい場所で、画面の明るさを戻してから行うほうが確かです。
反対に、HDRで撮った動画は、iPhoneの画面では明るく光って見えても、DVDやブルーレイにしたときには違う見え方になることがあります。撮影の当日は、顔が白くなっていないか、暗い部分が真っ黒になっていないかの大まかな判断にとどめ、色や明るさの細かい判断は、あとで家のテレビやパソコンで行うのが安全です。
18 Proで確かめるときは、見るところを絞る
18 Proの6.3インチの画面で確かめるときは、見るところを先に決めておくと時間が足ります。写真は顔、動画は大事な場面の顔、という具合に、確かめる場所を一つに絞って拡大する。画面全体を眺めて何となく確かめるより、早く確実に済みます。この確かめ方は、Duoの内側の画面でも同じように役に立ちます。大きな画面は、確かめ方を変えるものではなく、同じ確かめ方を少し楽にするものだと考えておくのがよいでしょう。
撮った写真と動画を、家族で見返すとき
撮った写真や動画を、祖父母と並んで見返す場面では、内側の7.6インチの画面の大きさがいちばん役に立ちます。横長の動画なら約158×89mmで、18 Proの約118×67mmより縦横とも約1.33倍。3人が肩を寄せて一つの画面をのぞき込むとき、この差は見やすさの差になります。
仕様ページでは、Duoの内側の画面の方式に「広視野角OLED」という言葉が入っています。18 Proの画面の方式の欄には、この言葉はありません。斜めから見たときの見え方を数字で示した資料はありませんが、並んで座って横から画面を見る人がいる見返しの場面では、この点も助けになると見込めます。
外側で見ていたものを、開いて大きくする
Appleは、Duoの二つの画面が同じ縦横比で、開いたり閉じたりすると表示がそのまま比例して大きく・小さくなると説明しています。閉じた外側の画面で撮った写真を自分で見ていて、隣の祖父母に見せたいときに本体を開けば、そのまま大きくなる、という使い方が考えられます。見せる相手が替わるたびに、画面の大きさを切り替えられるのは、二つの画面を持つ形ならではです。
18 Proでは、見せたいときは本体を相手に渡すか、相手のほうに向けるかになります。画面の大きさは変わりません。祖父母に見せる機会が多く、大きい画面がほしいだけなら、6.9インチの18 Pro Maxという選び方もあります。
4人以上で見るなら、テレビに映す
祖父母と両親、きょうだいまでそろって見るなら、スマホの画面はどれも小さすぎます。18 ProもDuoも、USB-Cから映像を出すDisplayPortの出力が仕様ページに書かれていて、テレビにつなげば大きな画面で見られます。仕様ページの注は「標準ダイナミックレンジのビデオコンテンツのみ」です。HDRの動画がテレビにどう映るかは、Appleの資料どうしで書き方がそろっていないので、断定はできません。
AppleのUSB-Cのサポート記事は、外付けのディスプレイにつなげる機種に「iPhone 18 Proモデル」を挙げています。Duoは発売前で記事の一覧にまだ名前が無いので、仕様ページの記載に従って考えます。つなぎ方と、テレビに映すかディスクにするかの考え方は、iPhoneをUSB-Cでテレビにつないで動画を見る方法で扱っています。
祖父母の家のテレビにつなぐときに用意するもの
祖父母の家のテレビで見せるつもりなら、つなぐための道具を先に確かめておきます。AppleのUSB-Cのサポート記事では、USB-Cの入力があるディスプレイに直接つなぐときは、USB 3.1以上に対応したUSB-Cケーブルが要るとされています。
HDMIの入力しかないテレビには、USB-CからHDMIに変える変換アダプタを使います(Appleのサポート記事は、Appleのアダプタで最大4K・60Hzと説明しています)。充電用に付いてくるケーブルで映るとは限らないので、行く前に家のテレビで一度試しておくと、当日に慌てずに済みます。
内側の画面で見ると、電池の減り方が変わる
Duoのビデオ再生の時間は、使う画面で書き分けられています。外側の画面を使うと最大44時間、内側の画面を使うと最大31時間。ストリーミングのビデオ再生では、外側が最大37時間、内側が最大26時間です。内側の画面で見ると、計算上は外側のときの約7割の時間になります。18 Proは最大36時間(ストリーミングは最大33時間)、18 Pro Maxは最大45時間(同40時間)です。
Appleが試作機で試験した値。画面の明るさや使い方で変わる
この数字は、Appleが2026年7〜8月に試作機で試験した結果で、画面の明るさや使い方で変わります。通常使用の最大24時間も、Duoは「内側と外側を均等に使った場合」という条件つきです。祖父母の家で何時間も動画を見返すなら、内側の画面を使うぶん電池が早く減ると考えて、充電器かモバイルバッテリーを持っていくと安心です。撮影の日の電池の段取りと熱の話は、iPhone Duoと18 Proの電池と発熱の比較 にまとめています。
見せたあとに、どう手元に残してもらうか
見返しの場で「この動画、うちにもほしい」と言われることは多いはずです。祖父母がiPhoneを持っているなら、iOS 27以降で作ったiCloudの共有アルバムは、元の形式と画素数のまま共有できます。iOS 26以前に作った共有アルバムは、ビデオが最長15分・最大720pになるので、古いアルバムに足すときは画質が変わる点に気をつけます。
スマホを持っていない、持っていても動画の扱いに慣れていない祖父母には、テレビで見られるDVDやブルーレイにして渡す方法があります。スマホの大きな画面で一度見せたあと、同じ動画を家のテレビで何度でも見られるようにしておく、という渡し方です。
編集するときの画面
撮った動画を家族に渡す前に、いらない部分を切る、演目ごとに分ける、といった編集をすることがあります。iPhoneの写真アプリでは、スローモーションで撮った動画のどの部分をゆっくり再生するかを、後から選べます。シネマティックモードの動画は、撮影後にエフェクトを外したり変えたりできます。18 ProとDuoは、ビデオモードで撮った動画に後からシネマティックエフェクトをかけられます。どれも、画面の上で細かい位置を指で選ぶ作業です。
こうした作業では、画面の大きさがそのまま操作のしやすさになります。ただ、計算した寸法を見ると、Duoの内側の長い辺は約158mmで、18 Pro Maxの約158mmとほぼ同じ、18 Proの約145mmとの差も1cmあまりです。編集アプリで映像のコマが並ぶ帯は、画面の長い辺に沿って並ぶことが多いので、帯の長さは三つとも大きくは違いません。Duoの内側で広がるのは、短い辺のほう、つまり帯の上に映る映像の大きさです。
切る位置を決めるのは、映像を見ながら
編集で迷うのは、どこで切るかです。拍手が鳴り終わったところ、子どもがお辞儀をして顔を上げたところ、といった区切りは、映像の中の人の動きを見て決めます。帯の上に映る映像が大きいほど、その動きは読み取りやすくなります。Duoの内側の画面なら、帯の長さより、映像の見やすさのほうで差が出ると見込めます。
写真アプリで変えた設定は、書き出したあとに確かめる
スローモーションの区間や、シネマティックモードのエフェクトは、写真アプリの中で後から変えられます。ただ、その設定が、ほかの編集ソフトに読み込んだときや、書き出したファイル、ディスクにしたときにどう扱われるかは、確認できていません。大きな画面で丁寧に区間を選んでも、渡した先でその設定が反映されているとは限らない、ということです。
こうした動画をディスクにするなら、写真アプリで設定を変えたあと、渡すファイルを別の機器で開いて、スローの区間やぼけ方が思ったとおりになっているかを一度見ておきます。思ったとおりでなければ、編集ソフトの側で同じ効果を付け直すか、そのままの動画で渡すかを決めます。画面の大きさで作業が楽になるのは確かですが、確かめる場所は、渡す先の画面です。
Apple Pencil(USB-C)は年内に対応予定
Duoの仕様ページには、内側と外側の両方の画面でApple Pencil(USB-C)に対応すると書かれていて、注には「年内に利用できるようになります」とあります。18 Proの仕様ページには記載がありません。編集の場面でペンをどう使えるかは、アプリの対応しだいで、いまの時点では分かりません。指より細かい位置を選べる道具が加わる、というところまでが、仕様から言えることです。
長い発表会の映像を何本もの演目に分ける、字幕を入れる、といった手間のかかる編集は、スマホの画面の大きさにかかわらず、パソコンのほうが楽です。スマホで済ませるのは、始まりと終わりを切る、演目ごとに分ける、といった短い作業にとどめ、ディスクにするための仕上げはパソコンで、と分けておくと、画面の大きさに振り回されずに済みます。
HDRの動画は、iPhoneの画面とディスクで見え方が違う
18 ProもDuoも、動画はHDR(ドルビービジョン、10ビット)で撮るのが初期設定です。そして画面は、どちらもHDRの映像のピークで1,600ニトまで明るく光らせられます。iPhoneで撮ったHDRの動画をiPhoneの画面で見ると、照明の当たった顔や、窓の外の空、白い衣装が、画面の中で一段明るく光って見えます。画面で見て「きれいに撮れた」と感じる理由の一つは、この明るさにあります。
一方で、DVD-Videoと通常のブルーレイの規格には、一般にHDRの仕組みが無いとされています。光ディスクでHDRを扱うのはUltra HD Blu-rayで、その書き込み型の規格は無いとされています。HDRで撮った動画をDVDやブルーレイにすると、映像は通常の明るさの範囲(SDR)に直して収めることになり、iPhoneの画面で見た光り方はディスクには残りません。
画面で光って見えた部分が、テレビでは違って見える
HDRの映像をSDRに直すと、明るい部分の段階は、狭い範囲に詰めて表すことになります。iPhoneの画面では光って見えたスポットライトの中の顔や白い衣装が、テレビで見ると平たく白く見えたり、全体の色の印象が変わったりするのはこのためです。DuoでもHDRのピークの数字は同じなので、ここは機種の差ではありません。HDRの動画をディスクにしたときの色と明るさの変わり方は、HDR動画をディスクにすると色が変わる理由 で詳しく書いています。
ディスクにするなら、SDRにした映像で確かめる
ディスクにすると分かっている行事の動画は、二つのやり方があります。一つは、撮る前にHDRをオフにしておくことで、「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」の「HDRビデオ」で切り替えます。もう一つは、HDRで撮っておき、自分で編集するときに、書き出しの段階でSDRにして、色と明るさを確かめてから渡すことです。どちらを選ぶかの判断は、iPhoneのHDRビデオをオフにするかの判断 に任せます。
どちらのやり方でも、確かめる画面はiPhoneの画面とは別に用意します。SDRにした映像を、家のテレビかパソコンの画面で一度通して見て、顔が白くなっていないか、暗い場面が真っ黒になっていないかを見ます。iPhoneの画面は明るく、色の範囲も広いので、そこで見た印象を基準にすると、テレビで見たときとの差に戸惑うことになります。
HDRをオフにして撮ると、画面の見え方も変わる
HDRをオフにして撮った動画は、iPhoneの画面でもSDRとして映るので、HDRで撮ったときのような明るい部分の光り方はありません。画面で見た印象は少し地味になりますが、そのぶん、DVDやブルーレイにしたときの見え方に近い状態で、撮ったその場から確かめられます。ディスクにすることが先に決まっている行事では、画面で見た印象とディスクの印象のずれを小さくできる、という点もHDRをオフにする理由の一つになります。
反対に、スマホの画面で見返すことが中心で、ディスクにするかどうか決めていないなら、HDRのまま撮っておき、ディスクにするときにSDRにする、という順番でも構いません。どちらにしても、スマホの画面で見ている映像が、HDRなのかSDRなのかを自分で分かっていることが、あとで見え方の違いに戸惑わないための前提になります。
家族に送ると、SDRの版が届くこともある
Appleのユーザガイドによると、HDRのビデオはiOS 13.4以降、iPadOS 13.4以降、macOS 10.15.4以降の機器にはHDRのまま共有され、それより古い機器にはSDRの版が届きます。祖父母が古いiPhoneやiPadを使っていると、自分の画面で見た明るさと、相手の画面で見える明るさが違うことがあります。
USB-Cでテレビにつないだときも、仕様ページの注は「標準ダイナミックレンジのビデオコンテンツのみ」です。iPhoneの画面のHDRの見え方は、iPhoneの中だけのもの、と考えておくと、ほかの画面で見たときに慌てずに済みます。
ディスクにする前に、スマホの画面で分かること・分からないこと
撮った動画をDVDやブルーレイにする前には、中身を一度見直します。スマホの画面で十分に確かめられることと、スマホの画面では確かめられないことがあり、画面が大きいDuoの内側でも、この分かれ方は変わりません。分かれ目は、ディスクにしたときに変わるものかどうかです。
スマホの画面で確かめられるのは、中身そのものです。演目の順番が合っているか、最初と最後が切れていないか、途中で録画が止まっていないか、音が入っているか、顔が大きく白飛びしていないか。これは、どの画面で見ても結果が変わらない項目です。大きな画面ほど確かめるのは楽で、Duoの内側の画面なら、横長の動画を約158×89mmで見ながら一つずつ確かめられます。
スマホの画面で分からないのは、ディスクにしたときに変わるものです。DVDの720×480の細かさ、HDRをSDRに直したあとの明るさ、テレビの画面の端で切れる範囲、縦長の動画に出る左右の黒い帯。どれも、スマホの画面で元の動画を見ている限り、見えないものです。ディスクにする前に見直す項目を、画面で分かるかどうかで並べたのが次の一覧です。
前半はスマホの画面で分かる項目、後半はテレビやパソコンで確かめる項目
細かさは、テレビの大きさで考える
家族がディスクを見るのは、たいていテレビです。たとえば40型のテレビなら、16:9の画面の横幅は計算上約88.6cmで、Duoの内側に映した横長の動画の約15.8cmの5倍あまりになります。スマホの画面では縮めて映していた4Kの動画も、DVDにすれば横720画素の映像を88cmの幅に広げて映すことになり、細かいところの見え方はまったく違います。
スマホの画面で「きれいに見える」ことは、元の動画がよく撮れている印にはなりますが、ディスクの見え方の保証にはなりません。DVDとブルーレイのどちらにするか迷うときは、ブルーレイは1920×1080で作るので、細かさはDVDよりスマホで見た印象に近くなります。DVDは720×480になる代わりに、多くの家庭のDVDプレーヤーでもブルーレイの機器でも見られることが多い、という違いがあります。
字幕や文字は、テレビの端で切れることがある
編集で入れた題名や名前の文字は、スマホの画面では画面の端まで見えていても、テレビでは端が少し切れて映ることがあります。テレビは映像の外周を少しはみ出させて映す設定のものがあるからです。文字は画面の端から少し内側に置いておくと安心で、その目安はテレビで文字が切れる原因とセーフエリアにあります。スマホの大きな画面で見て、文字が端に寄りすぎていないかを見ておくのは、画面の大きいDuoでやりやすい確認です。
テレビにつないで、大きさの印象を先に見る
ディスクにしたときの見え方を、作る前に少しでも確かめたいなら、iPhoneをUSB-Cでテレビにつないで、元の動画を一度テレビの大きさで見ておく方法があります。仕様ページの注のとおり、テレビに出るのは標準ダイナミックレンジのビデオコンテンツなので、HDRで撮った動画の光り方がスマホの画面と違って見える感じもつかめます。
これでDVDの720×480の細かさまで分かるわけではありません。それでも、デジタルズームで寄った場面の粗さ、手ぶれ、縦長の動画の左右の帯、文字の大きさは、テレビの大きさで見ると、スマホの画面より見つけやすくなります。家族が見るのはテレビなので、テレビで見て気になる場面を先に知っておけば、編集で切るか、そのまま残すかを決めてから渡せます。
確かめるのは、元のファイル
iCloud写真で「ストレージを最適化」をオンにしていると、iPhoneの本体には省スペースの版が置かれ、オリジナルの版はiCloud写真に保管されます。画面で見るぶんには気づきにくいのですが、ディスクにするために渡すのは、オリジナルのほうです。iOS 27では「設定」>自分の名前>「iCloud」>「写真」>「iPhoneストレージ」に「オリジナルをダウンロード」があります(表記はiOSのバージョンで少し違います)。見直しに使う動画と、渡す動画が同じファイルかどうかも、最後に確かめておきます。
画面まわりで起きやすい困りごとと、直し方
画面にかかわる困りごとは、機器がおかしくなったように見えても、使い方で直るものが多くあります。どれも行事の当日や、撮ったものを家族に見せる場面で起きやすく、その場で慌てると、撮り直しのきかない場面を逃します。発売前のDuoについては見込みを含みますが、症状、原因の見分け方、直し方の順に並べておきます。
晴れた日のグラウンドで、画面がよく見えない
運動会の日差しの下で画面が見えにくいとき、まず確かめるのは、画面の明るさを手で低くしたままにしていないかです。前の日に暗い部屋や客席で下げた明るさが残っていると、日差しの下では画面が見えにくくなります。明るさを戻しても見えにくいのは、空や服が画面に映り込んでいるときです。体の向きを変えて画面に日が直接当たらないようにする、Duoなら開いてNano-textureの内側の画面で確かめる、という順に試します。
暗い動画の真ん中に、縦の線が見える
Duoを開いて暗い場面の動画を見ていて、画面の真ん中に縦の線や光の筋が見えるときは、折り目の可能性があります。その場面で再生を止めて本体を閉じ、外側の画面で同じ場面を見て、線が消えれば折り目、残れば映像のほうです。映像に線が入っているなら、撮るときのレンズの汚れや照明の映り込みを疑います。
スマホではきれいだったのに、テレビでぼやける
スマホの画面で見たときにはきれいだった動画が、DVDにしてテレビで見るとぼやけて見える、というのは、画面の違いからくる自然な結果です。直し方は、撮り方より渡し方にあり、細かさを残したいならブルーレイにする、ズームしすぎた場面を減らす、の二つです。デジタルズームで寄った場面は、スマホの画面では気にならなくても、テレビの大きさでは粗さが目立ちやすくなります。
縦長の動画が、テレビで小さく映る
縦長で撮った動画をテレビやディスクで見ると、画面の真ん中に細く映り、左右が黒い帯になります。スマホを縦に持って見ていたときには画面いっぱいだったので、大きさの印象が大きく変わります。撮ってしまった縦長の動画は、黒い帯のまま見るか、編集で横長の画面に合わせて作り直すかになり、どちらにするかは、先に挙げた縦型の動画をディスクにする記事の考え方を参考に決めてください。次の行事からは、テレビやディスクで見る可能性のあるものを横長で撮る、と決めておくと、この困りごとは起きません。
HDRの動画が、テレビで白っぽく、または暗く見える
iPhoneの画面では明るく光って見えた動画が、テレビで見ると白っぽい、あるいは全体に暗いと感じるときは、HDRとSDRの違いを疑います。iPhoneの画面ではHDRで、テレビではSDRで見ていると、同じ動画でも明るさの印象が変わります。自分で編集してからディスクにするなら、書き出しの段階でSDRにして、テレビで確かめてから渡します。撮る段階からHDRをオフにする方法もあります。
祖父母の家で見せている途中で、電池が切れた
Duoで内側の画面を使って長く見せていると、電池は外側の画面のときより早く減ります。撮影の日のあとに祖父母の家に寄る、という日は、撮影で減った電池の残りと、見せる時間の長さを先に考えておきます。充電器やモバイルバッテリーをかばんに入れておく、見せる動画を先に選んでおいて見る時間を短くする、の二つで足ります。
場面ごとに、どの画面で撮り、どの画面で見るか
Duoの場合は「閉じて撮るか、開いて撮るか」「どちらの画面で見返すか」を、18 Proの場合は「画面の小ささをどう補うか」を、場面ごとに決めておくと、当日に迷いません。
運動会
運動会は、動きながら撮る場面と、場所を決めて待つ場面が混ざります。入場行進や移動のあいだは、Duoなら閉じて片手で撮り、外側の画面で子どもを追います。徒競走やダンスを観覧席で待つあいだは、開いて内側の画面で構図を決め、グリッドの線でトラックの傾きを直しておきます。日差しの下では、Nano-textureの内側の画面のほうが映り込みは少ないと見込めます。18 Proは、画面の明るさが下がったままになっていないかを先に確かめ、構図は演技が始まる前に決めておきます。
見返すのは、お昼の休憩か帰宅後です。家族で並んで見るならDuoの内側の画面、一人で確かめるなら外側の画面、と分けると電池の減り方も抑えられます。グラウンドを横に広く撮った動画は、Duoの内側の画面で見ると、トラックの端の子どもまで見分けやすい大きさになります。
発表会・音楽会
暗い客席で長い時間座って撮る発表会は、開いたDuoの大きな画面が役に立つ場面です。開演前に明るさを下げ、グリッドの線で舞台の床と画面の線を合わせ、撮影中は表情とピントの確認に画面を使います。外側の画面が舞台の方向を向くので、撮影中に何も映らない設定にできるかを、事前に確かめておきます。18 Proでは、画面の小ささを補うために、確かめる場所を顔に絞っておきます。
演目のあいだの確認では、画面の明るさを下げたまま映像の明るさを判断しないこと、暗い場面の真ん中の線が折り目かどうかを外側の画面で見分けることの二つを覚えておけば足ります。客席から寄って撮るときのズームの差は画面とは別の話で、こちらは18 Proの望遠の有無が大きく関係します。
入学式・卒業式など、体育館の式典
式典は、決められた席に座ったまま、長い時間待つ撮影です。発表会と違って会場は明るいことが多い一方、式の最中は静かで、周りの人も前を向いています。開いたDuoの内側の画面は膝の上や胸の前で大きく光るので、明るさを下げ、名前を呼ばれる場面など撮る時間を決めて、その前後だけ開くのが落ち着いた使い方です。外側の画面が前の席の人の背中に向くことも、頭に入れておきます。
18 Proは、画面が一つで大きさも変わらないので、式典のように周りに気を配る場面では扱いが単純です。名前を呼ばれてから立ち上がって歩く数十秒を、片手で構えたまま追い続けられます。式のあとの記念写真では、Duoを開いて外側の画面を家族に向ければ、校門の前で並び方を確かめながら撮れます。
家の中と誕生日
家の中の撮影は、撮られる人が画面を見られる距離にいるので、Duo Previewが使える場面です。誕生日のケーキを囲む家族写真を、外側の画面で全員が自分の映りを確かめながら撮る、撮る人もその中に入る、といった使い方ができます。小さな子どもが相手なら、キッズキューで視線をカメラに向けられるかを試す価値があります。18 Proでは、前面の18MPのカメラで撮る人も写る写真を撮り、撮り終えたらすぐ画面を見せて、撮り直すかを決めます。
旅行と、式の前後の記念写真
旅行の移動中は、閉じたDuoか18 Proを片手で使い、景色や記念写真を撮る場所に着いたら、Duoは開いて構図を決めます。観光地で家族全員が写る写真を撮りたいときは、本体を台や三脚に置いてDuo Previewで並び方を確かめると、通りがかりの人に頼まずに済むかもしれません。入学式や卒業式の前後の記念写真も同じ考え方です。夜にホテルで一日の写真を見返すなら、内側の画面で並んで見るのが、Duoの画面の形をいちばん生かせる使い方です。
家族で18 ProとDuoを1台ずつ持つなら、画面で役割を分ける
夫婦のどちらかが18 Pro、もう一人がDuoを選ぶ、という家もあるはずです。2台あるなら、撮る役割と見せる役割を画面の違いで分けておくと、行事の日に動きやすくなります。カメラの差だけで分けると、寄りは望遠を持つ18 Pro、引きはDuo、という分け方になります。画面の差を加えると、Duoには「全体の構図を大きな画面で見張る」「撮ったものを家族に見せる」という役も任せられます。
発表会なら、18 Proは客席から望遠で子どもの表情を追い、Duoは三脚に据えて開き、1倍で舞台の全体を撮りながら、内側の画面で舞台の端が切れていないかを見る。運動会なら、18 Proは片手で構えてゴールの瞬間を狙い、Duoは観覧席で開いて、ダンスの隊形の全体を撮る。どちらの場面でも、Duoの大きな画面は、全体が入っているかを確かめる役に向いています。
行事が終わったら、2台の動画をDuoに集めて、内側の画面で家族と一緒に見返します。18 ProからDuoへAirDropで送るときは、写真アプリの共有で「オプション」の「すべての写真データ」をオンにすると、元のファイルのまま送れます。2台の画面の性能値は同じなので、並べて見たときの色や明るさの違いは、画面よりも撮った映像そのものの違いと考えてよいでしょう。
2台の動画を1本にまとめてディスクにするときは、記録の形式をそろえておくと手間が減ります。18 ProでProResをオンにして撮った動画は、Duoで撮ったHEVCの動画よりはるかに大きく、ProResはHEVCの最大30倍の大きさになるとAppleは説明しています。ディスクにする行事の撮影では、18 ProもProResを使わず、Duoと同じ形式で撮っておくのが扱いやすい選び方です。
画面の大きさで選ぶなら|Duo・18 Pro・18 Pro Maxの分かれ目
画面だけで選ぶなら、判断は「撮る形」と「見る形」の二つで決まります。撮られる人に画面を見せたいか、横長の動画と写真を大きく見返したいか、縦長の動画が多いか、片手で手早く撮ることが多いか。この四つに順に答えると、三つの機種のどれが合うかが見えてきます。
画面だけで決めた場合の道すじ。ズームや電池は別の記事で比べる
Duoの画面が合う使い方
Duoの画面が合うのは、撮ったものを家族と一緒に見ることが多い人です。横長の動画は18 Proの縦横約1.33倍、4:3の写真は約1.67倍の大きさで映る計算で、並んで見る場面では広視野角OLEDの内側の画面が助けになると見込めます。家の中や旅行先で撮られる人に構図を見せたい人にも、Duo Previewとキッズキューは18 Proに無い使い道です。
そのかわり、閉じて撮るときの画面は18 Proより一回り小さく、内側を使うとビデオ再生の時間は短くなり、真ん中には折り目があります。この三つを受け入れられるかが、Duoを選ぶかどうかの分かれ目です。
18 Proの画面が合う使い方
18 Proの画面が合うのは、片手で手早く撮ることが多い人と、縦長の動画をよく撮る人です。6.3インチの細長い画面は、縦長の動画を縦に持って見るとほぼ画面いっぱいに映り、211gの本体は片手で持ったまま撮り続けやすい重さです。折り目も無く、画面は一つなので、どちらの画面を使うかを考える必要もありません。行事で客席の後ろから寄って撮るなら、画面より先に望遠カメラの有無で18 Proが候補に上がります。
18 Pro Maxという中間の選び方
大きい画面がほしいが、折りたたみの形や折り目が気になる、という人には、18 Pro Maxの6.9インチがあります。横長の動画は約130×73mmで、Duoの内側の約158×89mmには及ばないものの、18 Proより縦横とも約1.1倍です。縦長の動画もPro Maxの細長い画面なら約73×130mmで、四つの画面の中でいちばん大きい部類に入ります。
画面以外も含めた機種全体の違いは、iPhone Duoと18 Proの違いを全項目で比べた記事 で、カメラ・本体・電池まで並べています。
発売前に分からないことと、届いてから確かめること
Duoの画面について、いまの時点で分からないことを並べておきます。
使い続けたときに折り目がどう変わるか
ヒンジの開け閉めに耐える回数
途中の角度で止まるか
内側と外側の明るさが同じか
本体を回したときに内側の表示がどう回るか
内側の画面でカメラアプリがどう並ぶか
外側の画面に、撮影中に何が映るか
どのカメラでキッズキューを使えるか
Apple Pencilで何ができるか
どれも、Appleの資料に書かれていないか、発売後でないと確かめられないことです。
Duoの予約は2026年10月16日(金)21時から、発売は10月23日(金)の予定です。発売後に店頭で実物を触れるなら、短い時間で確かめられることがいくつかあります。
黒い背景の写真や暗い動画を開いて、折り目がどう見えるか
白い背景に文字が並ぶ画面で、細かさが気になるか
開いた本体を縦に回して、表示がどうなるか
カメラアプリを開いて、開いた形と閉じた形でカメラコントロールに指が届くか
この四つを見れば、この記事で「見込み」と書いたことの多くを、自分の目で確かめられます。
10月中の行事に間に合わせたいなら、Duoは手元に届く前に本番が来ることも考えておきます。予約してすぐ届くとは限らないので、10月の運動会や発表会は、今持っている機種か18 Proで撮る前提で準備しておくと確実です。画面の大きさは撮ったものを見返すときにも役に立つので、撮るのは今の機種、見返すのは届いたDuoで、という順番になっても困ることはありません。
撮った動画をDVD・ブルーレイにする
スマホの大きな画面で見返した動画を、祖父母の家のテレビでも見られるようにするなら、DVDかブルーレイにする方法があります。当社は大阪・梅田にある、動画のデータからDVD・ブルーレイを作る書き込み代行の小さな店で、受け付けるのは完成した動画のデータです。当社で作るDVDは720×480・29.97fpsのMPEG-2、ブルーレイは1920×1080で、4Kで撮った映像もこの大きさにして収めます。音声はAC-3かLPCMです。
iPhoneの画面で見た明るさや細かさは、ディスクにすると同じには出ません。HDRで撮った動画を自分で編集した場合は、書き出しの段階でSDRにして、色と明るさをテレビかパソコンで確かめてから送ってください。細かさを残したいならブルーレイ、多くの家庭の再生機で見てもらいたいならDVD、という選び方が基本です。どちらにするか迷うときは、配る相手の家にある再生機を先に聞いておくと決めやすくなります。
入稿は、動画をギガファイル便やGoogle ドライブ、Dropboxなどに上げ、その共有URLを注文フォームに貼る形で、iPhoneからでもできます。演目ごとに分けたファイルは、名前の頭に「01_」「02_」と付ければ、その番号の順に収録します。配る相手の再生機や配る日など、伝えておきたいことは注文フォームの備考欄に書けます。iPhoneの動画を渡すときの設定と手順はiPhoneの動画をディスクにするときの入稿の手順 にまとめています。お引き受けできるのは、撮った本人か権利者の許可がある動画です。
基本料金(DVD・1枚あたり)は1,500円(税抜)で、オーサリングと書き込み、ケースへの入れ込みを含みます。基本料金(Blu-ray・1枚あたり)も1,500円です。DVDにするかブルーレイにするかで、1枚目の数え方は変わりません。
祖父母や親族の分など、同じ内容を何枚も作るときは、2枚目から追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)の1,000円になります。通常便は受付から5営業日で発送し、お届けは発送から2〜3日です。注文はDVDの注文ページ から、ブルーレイは同じサイトのブルーレイの注文ページから進められ、注文の前に確かめたいことは相談・問い合わせフォームで受け付けています。
画面で決めたあとに、することを決めておく
画面の比べ方で機種の候補が決まったら、次にすることは二つです。一つは、自分がいちばんよく撮るものを、縦長か横長かで分けて思い出すこと。横長の動画と写真が多いならDuoの内側の画面の大きさがそのまま役に立ち、縦長の動画が多いなら18 Proか18 Pro Maxの細長い画面のほうが合います。もう一つは、撮ったものを誰と、どこで見るかを決めること。スマホの画面で並んで見るのか、テレビで見るのか、ディスクにして配るのかで、画面の大きさの意味は変わります。
Duoを選ぶなら、届いた日に、明るさの設定、グリッドと水平、撮影中の外側の画面の表示を確かめ、暗い動画で折り目の見え方を一度見ておきます。18 Proを選ぶなら、確かめる場所を顔に絞る撮り方を、行事の前に一度試しておきます。どちらの機種でも、画面で見た印象とディスクにしたときの見え方は違うので、ディスクにする動画はテレビで一度通して見てから渡す、という順番は変わりません。動画の仕様をほかのiPhoneと並べて見たいときは、iPhone動画の仕様一覧 が役に立ちます。
よくある質問
Q. iPhone Duoの画面の大きさは何インチですか? A. 開いたときの内側の画面が7.6インチ(長方形として測ると7.58インチ)、閉じたときの外側の画面が5.4インチ(同5.36インチ)です。画素の数は内側が1,878×2,670で430ppi、外側が1,398×2,034で460ppiです。比べる相手のiPhone 18 Proは6.3インチ、18 Pro Maxは6.9インチで、どちらも460ppiです。
Q. iPhone Duoと18 Pro Maxは、どちらの画面が大きいですか? A. 開いたDuoの内側の画面のほうが大きく、Appleは18 Pro Maxより「50パーセント大きく」と説明しています。画素の数から計算すると、長い辺はどちらも約158mmで、短い辺がDuoの約111mmに対してPro Maxは約73mmです。閉じたときの外側の画面は5.4インチで、Pro Maxよりも18 Proよりも小さくなります。
Q. iPhone Duoの内側の画面は、18 Proより粗いですか? A. 内側の画面は430ppiで、18 Proの460ppiより、計算上は1インチあたり30画素少ない並びです。ただ、目で見て分かる差かどうかを示した公式の資料はありません。写真や4Kの動画はどちらの画面でも縮めて映しているので、差が出るとすれば拡大したときや細かい文字です。発売後に店頭で確かめるのが確実です。
Q. iPhone Duoの画面の明るさは、18 Proと同じですか? A. 仕様ページの値は同じです。最大輝度は標準1,000ニト、HDRのピーク1,600ニト、屋外のピーク3,000ニトで、最小は1ニト。ProMotionの最大120Hz、常時表示、コントラスト比も同じです。Duoのこれらの値は内側と外側の共通の欄に一度だけ書かれていて、二つの画面を別々に示した値はありません。
Q. iPhone Duoの折り目は見えますか? A. Appleは、Nano-textureのマットな表面が折り目を目立ちにくくすると説明していますが、「折り目は無い」とは書いていません。発表会場のハンズオンの記事では、照明によっては見えるが目立ちにくい、正面からは比較的目立たず黒い画面では分かる、とされています。発売前なので、長く使ったあとの様子は分かっていません。
Q. Nano-texture仕上げとは、どんなものですか? A. Duoの内側の画面だけにある表面の仕上げで、Appleの説明では映り込みと反射を抑え、折り目を目立ちにくくするマットな表面です。18 ProとDuoの外側の画面には記載が無く、反射防止コーティングと耐指紋性撥油コーティングまでが共通です。屋外で映り込みが減ると見込めますが、どのくらい違うかは発売後に確かめる必要があります。
Q. Duo Previewは、何に使う機能ですか? A. 外側の画面にカメラのライブプレビューを映して、撮られる人がポーズや構図を確かめられるようにする機能です。開いて背面のカメラで撮るとき、外側の画面は撮られる側を向くので、家族写真で並び方を直してもらったり、撮る人も一緒に写る写真を背面のカメラで撮ったりできます。客席から舞台を撮る場面では出番がありません。
Q. iPhone Duoで、縦長の動画は大きく見えますか? A. 開いた横長の形のまま見ると、縦長の動画は計算上約62×111mmで、18 Proを縦に持ったときの約67×118mmより一回り小さくなります。開いた本体を縦に回せば約89×158mmになる計算ですが、内側の画面で表示がどう回るかは発売前で確かめられていません。横長の動画なら約158×89mmで、18 Proの縦横約1.33倍です。
Q. Duoの内側の画面で見ると、電池の持ちは変わりますか? A. 変わります。Appleの仕様では、ビデオ再生の最大時間は外側の画面を使うと44時間、内側の画面を使うと31時間で、計算上は約7割です。ストリーミングでは外側37時間、内側26時間です。どれも試作機で試験した値で、明るさや使い方で変わります。家族と長く見返す日は、充電器かモバイルバッテリーを持っていくと安心です。
Q. iPhoneの画面できれいなHDR動画は、DVDでも同じに見えますか? A. 同じには見えません。iPhoneの画面はHDRのピークで1,600ニトまで光り、HDRの動画は明るい部分が光って見えます。DVDと通常のブルーレイの規格には一般にHDRの仕組みが無く、ディスクにするとSDRに直して収めます。自分で編集するなら書き出しの段階でSDRにして、テレビかパソコンで色を確かめてから渡します。
Q. iPhone Duoは、途中の角度で開いたまま止められますか? A. Appleの資料には、途中の角度で止まるという記載がありません。発表会場のハンズオンの記事には、ヒンジは途中の角度で止められるとするもの(週刊アスキー、2026年9月11日)がありますが、公式の説明ではありません。開け閉めに耐える回数も公表されていないので、半分開いて立てて使えるかは発売後に実物で確かめてから考えるのが確実です。
Q. 撮った動画を大きな画面で家族と見るには、どうすればいいですか? A. 2〜3人ならDuoの内側の画面が向いていて、横長の動画は18 Proより縦横約1.33倍に映ります。それより大勢なら、USB-CのDisplayPortの出力でテレビにつなぐ方法があり、仕様ページの注は「標準ダイナミックレンジのビデオコンテンツのみ」です。iPhoneの無い家で何度も見てもらうなら、DVDやブルーレイにして渡す方法もあります。