この記事の要点
チップのA20 Pro、メインカメラの48MP、超広角、画面の明るさ、IP68、USB 3、4K 120fpsという動画の上限は同じ。違いはカメラの数と画面の形と重さに集まる
18 Proは望遠(100mm・4倍)と可変絞り(ƒ/1.48〜ƒ/4.0)を持ち、写真は最大40倍。Duoはメインで撮る光学品質2倍(52mm)までで、写真は最大10倍
Duoは内側7.6インチ(430ppi)と外側5.4インチの二つの画面を持ち、外側に撮られる人向けのプレビューを出せる。18 Proは6.3インチ(460ppi)
重さはDuoが254g、18 Proが211g、18 Pro Maxが249g。ビデオ再生はDuoの外側使用で最大44時間、内側で最大31時間、18 Proは最大36時間
客席の後ろから舞台を撮る、ProResで撮るなら18 Pro。大きな画面で見返す、撮られる人に構図を見せるならDuo。Duoは発売前で、実機の画質は確かめられていない
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秋の発表会や年末の行事を前に、iPhoneの買い替えを考えている方は多いと思います。候補は、9月18日に発売されたiPhone 18 Proと、10月23日に発売予定の折りたたみのiPhone Duo。Appleの仕様ページを二つ並べて開くと項目が多く、どの差が撮影に関わり、どの差は使い心地だけの話なのかが見えにくいはずです。
中身はかなり共通しています。チップは同じA20 Pro、メインカメラは同じ48MP、超広角は同じ部品で、画面の明るさの数値、IP68の耐水、USB 3の端子、4K 120fpsという動画の上限もそろっています。違うのは、18 Proにある望遠カメラと可変絞りがDuoに無いこと、Duoには内側7.6インチと外側5.4インチの二つの画面があること、重さが254gと211gであること、電池の持ち方と認証の方式です。客席の後ろから舞台を大きく撮りたいなら18 Pro、撮ったものを大きな画面で見返したい、撮られる人に構図を見せたいならDuoが合います。
ここに書くのは2026年10月時点の情報です。Duoは発売前のため、仕様ページと発表資料から分かる範囲で比べています。実機の作例やレビューはまだ出ていないので、Duoの写りは部品と機能の差から見込めることとして扱います。当社は大阪・梅田でDVDとブルーレイの書き込み代行をしている店なので、撮った動画を家族に渡すところまで含めて比べます。
この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります
同じところと違うところを、先に表で確かめる 発売前の機種の仕様を、どこまで信じて比べられるか 背面カメラはDuoが2つ、18 Proが3つ メインカメラの絞り|18 Proは4段階で変わり、Duoはƒ/1.6のまま 写真の機能で、片方にしか無いもの ズームの差がいちばん大きい。客席の後ろから舞台を撮る場面 暗いホールと体育館で差が出るところ 動画は上限が同じ。違うのは記録形式と望遠とマイク 残りの12項目を見る 画面|Duoの内側は7.6インチ、細かさは430ppi 254gと211g。本体の大きさ、重さ、丈夫さ 電池の持ちは、Duoは画面の使い方で変わる 自撮りとビデオ通話は、Duoのほうが選べる方法が多い チップ、通信、端子、容量はほぼ同じ 行事と日常の場面ごとに、差が出るところを並べる どちらを選ぶかは、撮る場所の遠さと画面の使い方で決まる 買ってから困りやすいこと 発売日までに確かめること、届いてから確かめること 撮った写真と動画を残す、家族に渡す、ディスクにする 決めたあとにすること。設定と残し方まで続けて決めておく よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
同じところと違うところを、先に表で確かめる
仕様ページの項目を、両方で同じ値のものと、違う値のものに分けました。iPhone 18 Pro Maxのカメラは背面も前面も18 Proと同じ欄にまとめて書かれているので、カメラの行は18 Pro Maxにも当てはまります。18 Pro Maxが18 Proと違うのは、画面の大きさ、本体の寸法と重さ、電池の時間だけです。
項目
両方で同じ値(Appleの仕様ページ)
チップ
A20 Pro(6コアCPU・7コアGPU・デュアル16コアNeural Engine)
メインカメラの画素数
48MP(Fusionメイン)
超広角カメラ
48MP、13mm、ƒ/2.2、視野角120°
写真の処理
Photonic Engine、Deep Fusion、スマートHDR 5、フォトグラフスタイル 3
撮影モード
ナイトモード、次世代のポートレート、48MPマクロ、パノラマ(最大63MP)
画面の性能
ProMotion最大120Hz、標準1,000ニト・HDR 1,600ニト・屋外3,000ニト、最小1ニト
耐水・防塵
IP68(最大水深6メートルで最大30分間)
ボタン
カメラコントロール(露出、被写界深度、ズーム、カメラ、スタイル、トーン)
接続
USB 3(最大10Gb/s)、Wi-Fi 7、デュアルeSIM(物理SIMには非対応)
ストレージ
256GB・512GB・1TB・2TB
動画の上限
4K 120fps(Fusionメイン)、シネマティックモードは4K 60fps
項目
iPhone 18 Pro
iPhone Duo
形
板状・6.3インチ(Pro Maxは6.9インチ)
折りたたみ・内側7.6インチ、外側5.4インチ
背面カメラ
3つ(メイン・超広角・望遠)
2つ(メイン・超広角)。望遠は無い
メインの絞り
可変(ƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0)
ƒ/1.6で固定
光学品質ズーム
8倍ズームイン(200mm)
2倍ズームイン(52mm)
写真の最大デジタルズーム
40倍
10倍
写真の形式
HEIF、JPEG、DNG(ProRAW)
HEIF、JPEG
フロントカメラ
18MP・ƒ/1.9・オートフォーカス
外側12MP・ƒ/2.2、内側は画面の下・ƒ/1.8
画面の細かさ
460ppi
内側430ppi・外側460ppi
重さ
211g(Pro Maxは249g)
254g
厚さ
8.75mm
閉じて11.3mm・開いて5.2mm
ビデオ再生(最大)
36時間(Pro Maxは45時間)
外側使用で44時間・内側使用で31時間
生体認証
Face ID
Touch ID(サイドボタン)
動画の記録形式
HEVC、H.264、ProRes、ProRes RAW
HEVC、H.264
発売
2026年9月18日(金)
2026年10月23日(金)予定
二つの表を見比べると、同じ値の行は中身の部品、違う値の行はカメラの数と外形に集まっています。上の表の行は、どちらを選んでも変わらない部分です。下の表の行のうち、行事の撮影で写りに出るのは背面カメラ・絞り・ズームの3行で、残りは持ち歩き方や見返し方の違いになります。
写りに関わる差は3行、暮らしに関わる差はそれ以外
写真の処理の名前(Photonic Engine、Deep Fusion、スマートHDR 5)は、両方の仕様ページに同じものが並んでいます。発表文でも、18 Proは新しいコンピュテーショナル画像パイプラインでメインカメラの写真がよりシャープで精細になると説明し、Duoもメインカメラが新しいコンピュテーショナル画像パイプラインを活用すると書いています。どちらも数値は示されていないので、処理に差があるかどうかは分かりません。処理の差は小さく見積もり、レンズの数と絞りの差を中心に比べるのが、いま分かる範囲での読み方です。
重さ、画面、電池、認証は、写真の写りとは関係しない代わりに、毎日の使い心地を決めます。運動会のあいだ一日中手に持つのか、夜に家族と撮ったものを見返すのか、指で開けたいのか顔で開けたいのか。使い方によっては、カメラの差より大きく感じる人もいるはずです。
発売前の機種の仕様を、どこまで信じて比べられるか
Appleの技術仕様ページに書かれた値は、発売前でも言い切って使えます。機種の数値は、Duoと18 Proの仕様ページ、製品ページ、9月9日の発表文から取りました。逆に、仕様ページに書かれていない項目は「記載が無い」としか言えません。DuoのページにはProRAW、空間写真、LiDARスキャナ、Face ID、アクションボタンの記載が、日本語版にも英語版にもありません。
センサーの大きさ(何型か、何mmか)は、どちらの機種もAppleが公表していません。18 Proは製品ページにメインカメラの画素の大きさ(2.44µmのクアッドピクセル)が書かれていますが、Duoは発表文に「大きなセンサー」という言葉があるだけで数値はありません。そのため「Duoのセンサーは18 Proより小さい」とも「大きい」とも書けません。暗い場所の写りを比べる節でも、この前提は変わりません。
前の世代と比べた数字も、比べる相手を確かめて読む必要があります。18 Proの「暗い場所での撮影性能が約50%向上」は前の世代のiPhoneとの比較で、持続性能の「最大40%」とDuoの「最大35%」は、どちらもiPhone 17 Proとの比較です。前面のCeramic Shield 2は、18 Proが「iPhone 16 Proの3倍の耐擦傷性能」、Duoが「以前のモデルと比べて3倍」と書かれています。CPUの「最大20%高速」はDuoの資料にだけあり、18 Proの資料には見当たりません。相手の違う数字どうしを並べても、どちらが上かは決められません。
電池の時間は、Appleが2026年7〜8月に試作機で測った結果です。使い方や設定で変わると各仕様ページの注にあります。18 Proには発売後のレビューがいくつか出ていて、その評価は媒体名と日付を添えて「〜とされる」と書きます。Duoは発表会の会場で触ったハンズオンの記事があるだけで、作例の画質はどの記事も評価していません。
記載の無い機能をどう扱うかも、先に決めておくと迷いません。発売後のユーザガイドで使えると分かる可能性は残りますが、いまの時点では、記載の無い機能は使えないものとして選ぶほうが安全です。ProRAWや空間写真を目当てにDuoを選ぶ、という決め方は避けてください。
背面カメラはDuoが2つ、18 Proが3つ
18 Proの背面は「48MP Pro Fusionカメラシステム」で、Fusionメイン・Fusion超広角・Fusion望遠の三つのカメラが並びます。Duoは「48MP Dual Fusionカメラシステム」で、FusionメインとFusion超広角の二つです。名前の「Dual」のとおり、Duoには独立した望遠のカメラがありません。三つのカメラの役割と、二つの機種で値が違う部分を図にしました。
超広角とメインの画素数は同じ。差は望遠の有無と絞りに集まる
Duoの仕様ページにも「12MPの光学品質2倍望遠」という行がありますが、これはメインカメラの48MPのうち中央の部分を使って撮る2倍のことです。18 Proの2倍も同じ仕組みで、メインカメラで撮っています。2倍までは両方ともメインカメラの仕事で、差が開くのは2倍より先です。18 Proは4倍で望遠カメラに切り替わり、8倍までを光学品質と表記しています。Duoは2倍を超えるとデジタルズームになります。
倍率ごとに、どのカメラが撮っているか
カメラアプリの0.5倍、1倍、2倍といったボタンは、押すたびに使うカメラが切り替わったり、同じカメラの使う部分が変わったりしています。仕様ページの各カメラの行から、倍率と使われるカメラの対応を並べると次のようになります。倍率はどちらも自分のメインカメラの1倍を基準にした数字なので、同じ「2倍」でも18 Proは48mm、Duoは52mmです。
倍率
iPhone 18 Pro
iPhone Duo
0.5倍
超広角(13mm・48MP)
超広角(13mm・48MP)
1倍
メイン(24mm・48MP)
メイン(26mm・48MP)
2倍
メインの中央(48mm・12MP)
メインの中央(52mm・12MP)
4倍
望遠(100mm・48MP)
デジタルズーム
8倍
望遠の中央(200mm・12MP)
デジタルズーム
上限
写真40倍・ビデオ24倍
写真10倍・ビデオ6倍
Appleはこの関係を、18 Proで「8倍の光学品質ズームイン、2倍の光学ズームアウト、16倍の光学品質ズームレンジ」、Duoで「2倍の光学品質ズームイン、2倍の光学ズームアウト、4倍の光学品質ズームレンジ」と表しています。ズームレンジは0.5倍から光学品質の上限までの幅のことで、18 Proは0.5倍から8倍まで、Duoは0.5倍から2倍までを、画像を引き伸ばさずに撮れる範囲として示しています。
超広角は同じ部品と発表されている
超広角カメラは、両方とも48MP、13mm、ƒ/2.2、視野角120°で、ピント合わせはHybrid Focus Pixelsです。Duoの発表文は、この超広角を「iPhone 18 Proモデルと同じ」と書いています。0.5倍で部屋全体を入れる写真、狭い玄関での集合写真、旅行先の建物を見上げる写真は、仕様の上では差がつかない場面です。
近くの花や料理、子どもの工作を大きく撮る48MPのマクロも両方にあります。18 Proの発売後のレビューでは、マクロのときは超広角に自動で切り替わるとされています(デジカメWatch、2026年9月29日)。Duoの発表文も、18 Proと同じこの超広角カメラでマクロ写真を撮れると書いています。マクロを受け持つカメラが同じなら、写りの差は小さいと見込めます。
メインの24mmと26mm、2倍の48mmと52mm
メインカメラの焦点距離は、Appleの表記で18 Proが24mm、Duoが26mmです。数字が大きいほど写る範囲は狭くなるので、同じ場所から1倍で撮ると、Duoのほうがわずかに寄った画になります。2倍も18 Proが48mm、Duoが52mmで、同じ関係です。仕様ページにこの数字が35mm判に換算した値かどうかは書かれていないので、以下では「Appleの表記で」と断って使います。
写る範囲の差は、計算上は幅で8%ほどです。それより差が大きいのは、ピント合わせと手ぶれ補正の表記です。18 Proのメインは、ピント合わせが100パーセントのFocus Pixels(仕様ページでは数字と%記号の表記で、方式の名前です。ピントが必ず合うという意味ではありません)、手ぶれ補正が「第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正」です。Duoのメインは「Hybrid Focus Pixels」と「センサーシフト光学式手ぶれ補正」。Appleはこの差が写りにどう出るかを数値で示していません。写真の写りを場面ごとに比べた話は、iPhone Duoと18 Proの写真の画質にまとめています。
メインカメラの絞り|18 Proは4段階で変わり、Duoはƒ/1.6のまま
レンズの中で光の通り道の広さを決める部品を絞りと呼び、ƒ/のあとの数字が小さいほど広く開いて光を多く取り込みます。開くほど背景が大きくぼけ、絞るほど手前から奥までピントが合って見える範囲が広がります。この範囲を被写界深度といいます。18 Proは、メインカメラのこの絞りを撮る場面に合わせて変えられるようにした機種です。
18 ProのFusionメインは、ƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0の4段階に変わる可変絞りです。6枚のレーザーカット加工の羽根を新しいローター機構で動かして切り替えます。初期値はƒ/1.8で、暗いところではƒ/1.48に開き、集合写真で被写界深度を深くしたいときはƒ/4に絞る、というのがAppleの説明です。カメラアプリで4つの絞りを手で選ぶこともでき、暗い場所では自動で絞りを調整して光を多く取り込みます。可変なのはメインだけで、超広角と望遠は固定です。
開け閉めの幅を計算すると、ƒ/1.48からƒ/4.0まで絞ると、計算上は約2.9段、光が少なくなります。ƒ/1.48からƒ/1.8で約0.6段、ƒ/1.8からƒ/2.8で約1.3段です。ただ、自動の露出ではISO感度が絞りに合わせて変わるので、絞っても画が暗くなるとは限らないとされています(デジカメWatch、2026年9月29日)。自動のまま撮るなら、絞りの違いは明るさよりもぼけ方とピントの合う範囲に出ると考えておくと、選ぶときに迷いません。
Duoのメインはƒ/1.6で固定です。数字だけを見ると18 Proの初期値ƒ/1.8より明るく、ƒ/1.48よりは暗い値ですが、写真の明るさとノイズはセンサーの大きさにも左右されます。センサーの大きさが両方とも公表されていないので、ƒの値だけで「どちらが暗所に強い」とは決められません。
集合写真でƒ/4を選ぶ場面
祖父母を囲んで2列、3列に並ぶ家族写真では、前の列にピントが合うと後ろの列がぼけることがあります。18 Proでƒ/4に絞ると、前列から後列までピントが合って見える範囲が広がります。18 Proのレビューでは、可変絞りが集合写真で被写界深度を自動で広げる点が長所に挙がっています(DXOMARK、2026年9月19日)。ƒ/4でも明るすぎる場面では、レンズの前に付けて光を減らすNDフィルターが要ることがあるとも書かれています(デジカメWatch、2026年9月29日)。
Duoには絞りを選ぶ手段がありません。後ろをぼかしたいときは、両方にある「フォーカス機能と被写界深度コントロールが使える次世代のポートレート」で、撮ったあとにぼけの強さを調整することになります。18 Proでも同じポートレートが使えるので、18 Proはレンズで作るぼけと処理で作るぼけの両方を持ち、Duoは処理のぼけだけを持つ、という関係です。レンズのぼけのほうが処理のぼけより自然だという評価もあります(同じデジカメWatchの記事)。
昼間の写りの差は小さいという評価が多い
18 Proの可変絞りは本物の機構で、暗い場所、ぼけ方、光源から伸びる光の筋(光芒)の出方に差が出る一方、昼間の細かさの差は小さいという評価が目立ちます。400%に拡大して比べてもƒ/1.48と前の世代のƒ/1.78の中央の細かさはほぼ同じで、差は普通の写真では分からない程度とされています(Fstoppers、2026年9月19日)。ƒ/1.8から光源に光芒が出始め、ƒ/4.0で長くなるとも書かれています(GIGAZINE、2026年9月26日)。
この評価を家族の撮影に当てはめると、明るい公園や昼間の運動会でメインカメラを使う写真では、可変絞りのありがたみは出にくいことになります。差が出るのは、集合写真の奥行き、夜の室内、イルミネーションのような光源の多い場面です。Duoの写りは発売後に作例が出るまで分かりませんが、昼間のメインカメラの写真で大きく開く要素は、仕様の上では見当たりません。
写真の機能で、片方にしか無いもの
撮影モードの多くは両方にあります。ナイトモード、次世代のポートレート、6つのエフェクトを備えたポートレートライティング、48MPのマクロ、最大63MPのパノラマ、フォトグラフスタイル 3と質感・グレインの調整、スマートフォーカストラッキング、よく使うレンズを決めておけるカスタマイズできるデフォルトレンズ。ここまでは、どちらを選んでも同じ名前の機能が使えます。差があるのは、次の表の行です。
機能(仕様ページの表記)
iPhone 18 Pro
iPhone Duo
何に使うか
ProRAW(DNG)
あり
記載なし
撮ったあとに明るさや色を大きく直す
プロレベルのコントロール
あり
記載なし
絞り・シャッタースピード・ホワイトバランスを手で決め、ヒストグラムを見る
Appleリファレンス画像
あり
記載なし
編集していないことを確かめられる写真を作る
空間写真
あり
記載なし
立体として見られる写真を撮る
フラッシュ
アダプティブTrue Toneフラッシュ
True Toneフラッシュ
暗い場所で光を足す
スマート撮影
記載なし
あり
全員の準備ができたところで撮る
Duo Preview
記載なし
あり
外側の画面に、撮られる人向けのプレビューを出す
キッズキュー
記載なし
あり(外側のカメラの欄)
子どもの視線をカメラに向ける
18 Proの側に並ぶのは、撮る人が細かく決めたい、あとで仕上げたい、という使い方の機能です。ProRAWはDNGという形式で保存し、写真の編集アプリで明るさや色を作り直すときに使います。プロレベルのコントロールは、絞り・シャッタースピード・ホワイトバランスを手で決め、明るさの分布をヒストグラムで見ながら撮る機能で、iPhoneのユーザガイドは対象を「iPhone 18 Proモデル」に限っています。iOS 27にすれば、Duoや前の世代でも絞りを変えられる、ということにはなりません。
Duoの側に並ぶのは、撮られる人に合わせる機能です。家族や友だちを撮るときに、撮られる側の準備ができているか、画面のどこに写っているかを助ける作りになっています。18 Proのセンサーの欄にあるLiDARスキャナも、Duoの欄にはありません。環境光センサーは、18 Proが「デュアル環境光センサー」、Duoが4つと書かれています。
Appleリファレンス画像は、編集の有無を確かめる写真
Appleリファレンス画像は、18 Proのメインカメラの新しいセンサーが、取り込んだ画素に署名をする仕組みです。カメラの「リファレンス」モードで撮ると、署名付きのセンサーのデータをAppleのプライベートクラウドコンピューティングで現像し、改変できないリファレンス画像を作ります。写真アプリでは、ふだんの写真とリファレンス画像を並べて、編集されているかどうかを見比べられます。
自分でオンにして使う機能で、初期設定では働きません。提供開始の時点で中国では使えず、EUでは18 Proでの撮影ができません(見ることと現像はできます)。iOS 27・iPadOS 27・macOS 27の仕組みを通じて、他社のアプリも表示できるようになっています。動画ではなく写真の機能なので、運動会や発表会のビデオには関係しません。家族の記録で使う場面は少なく、撮った写真が編集されていないことを示す必要がある人に向いた機能です。
Duoだけにある、撮られる人のための三つの機能
スマート撮影は、A20 Proの中で動くAIのモデルが場面をその場で分析し、写る人全員の準備ができたところで撮る機能です。発表資料はそこまでしか書いていないので、何人まで見分けるか、どの表情を「準備ができた」とみなすかは分かりません。七五三や入学式の記念撮影で、誰かが目を閉じていた、横を向いていた、という撮り直しを減らす使い方が考えられます。
Duo Previewは、外側のディスプレイに撮影中の映像を出し、撮られる人がポーズや構図を確かめられる機能です。開いて内側の画面で撮る人が構図を決め、向こう側にいる家族は外側の画面で自分の映り方を見る、という使い方になります。背面のカメラで自分を撮るときも、外側の画面で映りを確かめられます。キッズキューは、外側のディスプレイにピーナッツのアニメーションを出して、子どもの視線をカメラに向けさせる機能で、仕様ページでは外側のカメラの欄に書かれています。
初期設定は24MP。48MPで撮るかどうか
メインと超広角は、どちらの機種も24MPと48MPの写真を撮れます。18 Proは望遠でも48MPで撮れます。Duoの発表文は、メインカメラについて「デフォルトの24MP撮影」と書いています。18 Proの初期設定が24MPかどうかは、資料の中で確かめられませんでした。
48MPにすると画素の数が倍になり、写真のファイルも大きくなります。あとで一部を切り抜いて使いたい集合写真や風景は48MP、日常のスナップは24MP、と分けておくと、本体の容量を急に使い切らずに済みます。この使い分けは、どちらの機種でも同じ設定の考え方になります。
ズームの差がいちばん大きい。客席の後ろから舞台を撮る場面
二つの機種の写りの差が、いちばんはっきり数字に出るのがズームです。18 Proは望遠カメラを持ち、Appleが光学品質と呼ぶ範囲が8倍(200mm)まで続きます。Duoの光学品質は、メインカメラで撮る2倍(52mm)までです。その先のデジタルズームの上限は、写真で18 Proが40倍、Duoが10倍、ビデオで18 Proが24倍、Duoが6倍です。
デジタルズームは、画面の中央を切り出して引き伸ばす方法です。倍率を上げるほど、1枚の写真を作るのに使える画素が減ります。Appleが「光学品質」と書いているのは、48MPのセンサーの中央を12MPで切り出す倍率までです。12MPの画素がそのまま残るので、引き伸ばしをせずに撮れる範囲と読めます。焦点距離の数字で、二つの機種が光学品質で寄れる範囲を並べました。
焦点距離はAppleの表記。Duoは52mmより先がデジタルズームになる
図のとおり、Duoの52mmは18 Proの2倍(48mm)とほぼ同じ位置にあり、18 Proにはその先に100mmと200mmが続きます。保護者席から舞台の子どもを撮る、運動会の観覧席から向こう側のトラックを撮る、という場面では、この差がそのまま写る大きさの差になります。
同じ大きさに写る距離で比べる
写る大きさは、被写体までの距離と焦点距離の比で決まります。焦点距離が2倍になれば、同じ大きさに写る距離も2倍に延びます。この関係で計算すると、舞台まで10mの席からDuoの2倍(52mm)で撮った子どもと同じ大きさに、18 Proの4倍(100mm)なら約19m、8倍(200mm)なら約38m離れた席からでも写せる計算です。
同じ席から撮る場合に言い直すと、18 Proの4倍で撮った子どもは、Duoの2倍で撮ったときより計算上は約1.9倍の大きさで写り、8倍なら約3.8倍になります。ホールの中ほどより後ろの席や、体育館の後方の保護者席から一人を大きく撮りたいなら、この差は大きく感じるはずです。前の数列に座れて、舞台全体を撮るのが目的なら、2倍までで足りる場面も多くなります。
デジタルズームで残る画素を計算する
写真のデジタルズームを、画面の中央を切り出して引き伸ばすと考えて計算すると、使える画素は倍率の2乗に反比例して減ります。Duoは2倍で12MP、4倍で3MP、上限の10倍では約0.48MP(約48万画素)です。18 Proは望遠の4倍で48MP、8倍で12MP、16倍で3MP、上限の40倍では約0.48MPです。計算には処理で補われる分を入れていないので、仕上がりの写真はこれより細かく見えることがあります。
上限まで寄った写真は、両方とも計算上は同じくらいの画素しか残りません。18 Proのレビューでも、2倍と8倍は高い画質だが、40倍では標識の文字が読めないほど粗いとされています(GIGAZINE、2026年9月26日)。二つの機種の違いは上限の写りにあるのではなく、引き伸ばしを始める前にどこまで寄れるかにあります。Duoの4倍は計算上3MPで、テレビの画面に映すフルHD(約207万画素)は上回りますが、プリントして飾る大きさでは物足りなくなる場面が出てきます。
ビデオは6倍と24倍
ビデオのデジタルズームは、Duoが最大6倍、18 Proが最大24倍です。18 Proの望遠カメラには「3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正」が付いていて、寄ったときの揺れを抑える仕組みがあります。Duoは寄るほどメインカメラの小さな範囲を使うことになります。どちらの機種でも、手の揺れは倍率と同じ割合で大きく写ります。倍率を3倍にすれば、揺れも3倍に見えると考えておくと、どこで止めるかを決めやすくなります。
ビデオでも、4Kで引いて撮っておき、編集のときに一部を切り出す方法は両方で使えます。4Kの画面を一般的な3840×2160とすると、縦横を半分に切り出してもフルHDの1920×1080の画素が残る計算です。当社のブルーレイは1920×1080で作るので、この範囲の切り出しならディスクにしたときに引き伸ばしは起きません。
望遠の無いDuoで舞台を撮るときの考え方
Duoで発表会を撮るなら、まず席で差を埋めることを考えてください。前の数列、あるいは通路に近い席を選べれば、2倍までで一人を大きく撮れる場面が増えます。撮影の場所が決められている会場では、主催者の案内を先に確かめてください。三脚は置ける場所と大きさが会場によって違うので、持っていく前に主催者に聞いておくと当日迷いません。
そのうえで、ビデオは2倍から4倍くらいの間で倍率を決めておき、演目の途中では動かさないほうが見やすい映像になります。倍率を上げるほど揺れが目立つので、手すりや膝の上で肘を支えると、揺れを抑えられます。客席の距離ごとの計算と撮り方は、望遠が無いiPhone Duoで舞台は撮れるかに分けて書きました。
暗いホールと体育館で差が出るところ
発表会のホールは、客席が暗く、舞台だけが照明で明るい場所です。体育館は全体がやや暗く、窓からの光で逆光になる時間があります。夜の室内やクリスマス会は、部屋の照明だけで撮ることになります。暗い場所の写りは、レンズがどれだけ光を取り込めるか、センサーがその光をどれだけ受け止められるか、手ぶれをどれだけ抑えられるかの三つで決まります。
18 Proのメインは、暗いところでƒ/1.48まで開き、画素は2.44µmのクアッドピクセルで、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正を持ちます。製品ページには「暗い場所での撮影性能が約50%向上」とあり、比べる相手は前の世代のiPhoneです。Duoのメインはƒ/1.6で、発表文は「大きなセンサー、明るい絞り値、センサーシフト光学式手ぶれ補正により、明るさの足りない場所でも優れた性能を発揮します」と説明していますが、数値はありません。センサーの大きさが両方とも分からない以上、暗い場所でどちらが明るくきれいに写るかは、発売後の作例を待つしかありません。
望遠で寄ると、取り込める光は減る
暗い会場で寄るときは、使うカメラが変わることを知っておくと判断しやすくなります。18 Proの4倍から先は望遠カメラの仕事で、望遠の絞りはƒ/2.8の固定です。絞り値だけで比べると、ƒ/1.48のメインより計算上は約1.8段、光が少なくなります。望遠の画素も1.4µmのクアッドピクセルで、メインより小さく作られています。
Duoの2倍はメインカメラの中央を使うので、ƒ/1.6のまま寄れます。その代わり、2倍より先はデジタルズームで、使える画素が減っていきます。18 Proは光学品質で遠くまで寄れるが望遠のレンズは暗め、Duoは明るいレンズのまま寄れるが光学品質は2倍まで、という組み合わせです。暗いホールの後ろの席でどちらがよく写るかは、仕様だけでは決まりません。
ナイトモードは両方にある
写真のナイトモードは両方の仕様ページにあり、フロントカメラでも18 ProとDuoの外側のカメラで使えます。ナイトモードは暗い場面で時間をかけて光を集めるので、撮っている間はできるだけ本体を動かさないでください。客席で撮るなら、前の座席の背に手を添える、膝の上で肘を固める、といった支え方が役に立ちます。
暗い舞台を動画で撮りながら写真も残したいときは、両方の機種で、4Kビデオの撮影中に8MPの静止画を撮れます。演目の途中で表情のよい瞬間を、動画を止めずに写真でも押さえられます。動きの速い場面の写真は、両方にあるバーストモードで続けて撮っておくと、あとで選べます。
暗い場所の動画は、両方の仕様ページに「改良された低照度ビデオ(1080p)」があります。どちらにもあるFPS自動調整は、暗い場面でフレームレートを24fpsに下げて映像を見やすくする設定で、18 Proでは4Kで撮るときにも働くとユーザガイドにあります。発表会の前にこの設定を確かめる理由と手順は、暗いホールや体育館で撮るなら|iPhone Duoと18 Proの暗所性能で場面ごとに比べています。
スポットライトと逆光
舞台の真ん中にスポットライトが当たると、顔や衣装の明るいところが白くなって模様が見えなくなり、周りは暗く写りがちです。両方の機種にスマートHDR 5があり、明るいところと暗いところの差を処理で整えます。それでも足りないときは、両方にあるカメラコントロールの「露出」で、画面全体の明るさを少し下げると、顔が白くなりすぎるのを抑えられることがあります。
18 Proについては、逆光で顔が暗くなることがあるとするレビューがあります(DXOMARK、2026年9月19日)。窓を背にした体育館の舞台や、夕方の屋外で撮るときは、撮った直後に顔の明るさを確かめ、暗ければ露出を少し上げて撮り直す余裕を持っておくと安心です。Duoについては、同じ場面での評価はまだありません。
動画は上限が同じ。違うのは記録形式と望遠とマイク
動画の上限は横並びです。家族の行事を撮るのに使う機能は、ほとんどが両方にあります。通常のビデオは両方とも4K 120fpsと1080p 120fps(Fusionメイン)まで撮れて、シネマティックモードは4K 60fps、撮ったあとにシネマティックエフェクトを足す機能、アクションモードの最大2.8K・60fps、4Kで120fpsまでのスローモーション、4Kドルビービジョンのタイムラプス、前後のカメラで同時に撮るデュアルキャプチャもそろっています。
18 Proにだけあるのは、ProRes(外部ストレージに記録すると最大4K・120fps)、ProRes RAW、Apple Log 2、ACES、Genlock、空間ビデオ、ビデオでのプロレベルのコントロール、望遠の3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正、4つのスタジオ品質のマイクです。記録形式は、18 ProがHEVC・H.264・ProRes・ProRes RAW、DuoがHEVCとH.264です。ProResのファイルはHEVCの最大30倍の大きさになるので、仕事で色を作り込む撮影をしない人が使う場面はあまりありません。
撮った動画の扱いは、二つの機種で同じです。ふだんのビデオはHEVCで記録され、初期設定のままならドルビービジョンの10ビットHDRで撮られます。「互換性優先」に切り替えるとH.264になり、4K 60fps以上とHDRビデオは使えなくなる、という設定の決まりも共通です。パソコンへの移し方や家族への渡し方も、後の節で書くとおり同じ手順になります。
運動会のゴールの瞬間をあとでゆっくり見せる、というスローモーションも差がありません。両方とも1080pで最大240fps、4Kで最大120fps(Fusionメイン)のスローモーションを撮れます。走る子の動きを細かく残したいときの設定も、二つの機種で同じです。スローの容量と設定の選び方は動画の記事に任せて、ここでは差が無いことだけを書いておきます。
音は、空間オーディオとステレオの録音、風切り音の低減、オーディオミックス、オーディオズームが両方にあります。差は、仕様ページに18 Proの「4つのスタジオ品質のマイク」が書かれ、Duoにはマイクの数の記載が無いことです。録れる音の違いがどれほどかは、Duoの発売後でないと分かりません。発表会のピアノや合唱の音をはっきり残したいときは、どちらの機種でも外付けのワイヤレスマイクを使う方法があります(会場で置ける場所は主催者に確かめてください)。
Duoの動画の機能はiPhone Duoの動画性能 、18 Proで新しく増えた動画の機能はiPhone 18 Proの動画新機能 に詳しく書きました。17シリーズや16シリーズまで含めて動画の仕様を一覧で比べたいときは、iPhone動画の仕様一覧 が早見表になっています。
画面|Duoの内側は7.6インチ、細かさは430ppi
画面の大きさは、18 Proが6.3インチ、18 Pro Maxが6.9インチ、Duoが内側7.6インチと外側5.4インチです。長方形として測った値では、それぞれ6.27インチ、6.86インチ、7.58インチ、5.36インチになります。Appleは内側の画面を「iPhone 18 Pro Maxより50パーセント大きく」、外側の画面を「iPhone 18 Proのスクリーン領域の90パーセントの広さ」と説明しています。50%が面積の話か対角の長さの話かは書かれていないので、ここではAppleの言い方のまま扱います。
画素の数は、18 Proが2,622×1,206、18 Pro Maxが2,868×1,320、Duoの内側が1,878×2,670、外側が1,398×2,034です。1インチ(約2.54cm)の長さに並ぶ画素の数をppiといい、数字が大きいほど細かく表示されます。18 Pro、18 Pro Max、Duoの外側は460ppi、Duoの内側だけが430ppiで、計算上は1インチあたり30画素、内側の画面が粗いことになります。目で見て分かる差かどうかを示した公式の資料はありません。
明るさなどの性能値は、四つの画面すべてで同じです。ProMotionの最大120Hzのアダプティブリフレッシュレート、標準1,000ニト・HDRのピーク1,600ニト・屋外のピーク3,000ニト、最小1ニト、コントラスト比2,000,000:1、常時表示、Dynamic Island、反射防止コーティングと耐指紋性撥油コーティング。Duoの仕様ページは、内側と外側の性能値を共通の欄に一度だけ書いていて、別々の値は示していません。
違いがあるのは表面の仕上げとペンです。Duoの内側の画面だけがNano-texture仕上げで、映り込みと反射を抑えるマットな表面になっています。Duoは内側・外側の両方の画面でApple Pencil(USB-C)に対応する予定で、仕様ページには「年内に利用できるようになります」と書かれています。18 Proの仕様ページには、どちらの記載もありません。
晴れた日の運動会で画面が見えにくい、という困りごとは、屋外のピーク輝度が両方とも3,000ニトなので、明るさの数値の上では差がありません。違うのは表面です。Duoの内側の画面はNano-texture仕上げで映り込みと反射を抑える作りなので、日差しの下で開いて構図を確かめるときに、反射の少なさが役に立つと見込めます。外側の画面と18 Proの画面は、反射防止コーティングの記載までです。
折り目について、Appleが書いていること
折りたたみの画面で気になるのは、真ん中の折り目です。Appleの資料は、Nano-textureのマットな表面が折り目を目立ちにくくすると書いています。パネルの上下に高強度のガラスを置き、層どうしが本のページのようにすべる独自の接着剤を使い、表面のカバーは他の素材より最大40%剛性の高い独自のポリマー、底にはチタニウムのプレートを入れた作りです。開いたときにはヒンジが画面の中央を支えて平らに保つ、とも説明しています。
ただし「折り目が無い」とは、Appleも書いていません。発表会場で触った記事では、照明によっては折り目が見えるが目立ちにくいとされ(MacRumors、2026年9月9日)、正面からは比較的目立たず、黒い画面では分かるとされています(週刊アスキー、2026年9月11日)。暗い舞台やホールを撮った動画は黒い部分が多いので、見返すときに折り目に気づく場面はあると考えておくほうが、届いてからがっかりしません。
撮りながら、大きな画面で確かめる
Duoを開いて撮ると、7.6インチの画面で構図を決められます。舞台の端から端まで入っているか、手前の人の頭がかかっていないか、子どもの表情にピントが来ているかを、撮っている途中で大きく確かめられるのは、板状のスマホには無い使い方です。閉じれば外側の5.4インチの画面で片手でも撮れるので、移動しながらの撮影は閉じて、席に着いてからの撮影は開いて、と使い分けられます。
開いたまま撮ると、外側の画面は撮られる側を向きます。Duo Previewを使えば、家族はそこで自分の映り方を見られます。18 Proは6.3インチ(Pro Maxは6.9インチ)の画面一つで、撮る人だけが見る作りです。そのぶん、片手で持ったまま撮る動作は、いままでの板状のiPhoneと同じ感覚で続けられます。
撮ったものを家族で見返すとき
撮った写真や動画を、祖父母と並んで見返す場面では、Duoの内側の画面の大きさが役に立ちます。Duoの二つの画面は同じ縦横比で作られていて、開いたり閉じたりすると表示がそのまま大きくなったり小さくなったりします。外側で見ていた写真を、開いて大きく見せる、という動作が一回で済みます。大きく見たいだけなら、18 Pro Maxの6.9インチという選び方もあります。
さらに大きな画面で見るなら、テレビにつなぐ方法があります。両方ともUSB-CからDisplayPortの映像を出せますが、仕様ページの注は「標準ダイナミックレンジのビデオコンテンツのみ」です。iPhoneを持っていない家族の家で見てもらうなら、ディスクにして渡す方法も残っています。画面の比べ方を撮影と見返しの両方から詳しく書いたのが、iPhone Duoと18 Proの画面の比較です。
254gと211g。本体の大きさ、重さ、丈夫さ
本体の寸法と重さは、仕様ページで次のとおりです。Duoは閉じたときと開いたときの二つの寸法があり、高さはどちらも117.8mmです。開くと幅が倍近くになり、厚さは半分以下になる、というのが折りたたみの数字の読み方です。18 Proと18 Pro Maxは厚さが同じ8.75mmで、違うのは幅と高さです。
機種
幅
高さ
厚さ
重さ
iPhone 18 Pro
71.9mm
150.0mm
8.75mm
211g
iPhone 18 Pro Max
78.0mm
163.4mm
8.75mm
249g
iPhone Duo(閉じた時)
84.1mm
117.8mm
11.3mm
254g
iPhone Duo(開いた時)
164.6mm
117.8mm
5.2mm
254g
計算すると、Duoは18 Proより43g、18 Pro Maxより5g重くなります。閉じたときの厚さは18 Proより2.55mm厚く、開いたときは3.55mm薄くなります。Appleは開いた状態のDuoを「史上最薄のiPhone」と書いていますが、重さについて比べた文言はありません。閉じたDuoは18 Proより背が32.2mm低く、幅が12.2mm広い、ずんぐりした形です。背が低いぶん、浅めのポケットや小さなかばんに入れやすく、そのかわり厚みは増します。正面から見た大きさを並べると、図のようになります。
閉じたDuoは18 Proより背が低く幅が広い。開くと幅は倍近くになる
フレームの素材は、18 ProがアルミニウムのUnibody、Duoがグレード5のチタニウムで折りたためる作りです。前面はどちらもCeramic Shield 2、背面はCeramic Shieldで、耐水・防塵はどちらもIP68(IEC規格60529、最大水深6メートルで最大30分間)です。各仕様ページの注のとおり、これは管理された試験の結果で、性能は通常の使用で低下することがあり、濡れたまま充電しないこと、液体による損傷は保証の対象外であることも同じです。色は、18 Proがブラック、シルバー、グレイシャー、バーガンディの4色、Duoがナイトスカイとスターホワイトの2色です。
ボタンと、顔か指か
18 Proのボタンは、音量の上げ下げ、アクションボタン、カメラコントロール、サイドボタンです。Duoは音量の上げ下げ、カメラコントロール、Touch IDを内蔵したサイドボタンで、仕様ページにアクションボタンの記載がありません。アクションボタンによく使う機能を割り当てている人は、Duoでは別の呼び出し方を考えることになります。カメラコントロールの働き(露出、被写界深度、ズーム、カメラ、スタイル、トーン)は同じです。
ロックの解除は、18 ProがFace ID、DuoがTouch IDです。DuoのTouch IDは、開いていても閉じていても使えると発表文にあります。いま顔で開けている人が指に変える、指で開けていた古い機種から移る、どちらの場合も最初の数日は手の動きが変わるので、発売日に買う予定なら、行事の当日に慌てないよう余裕をもって慣らしておくと安心です。
ヒンジについて分かっていること
Duoのヒンジは100を超える部品でできていて、開いたときに画面の中央を支えて平らに保ちます。閉じるのは内蔵のマグネットアレイの働きで、内部には補強のリブ、アンテナの分割部にはセラミックファイバーの挿入材が入っています。外から見えるヒンジカバーは3Dプリントで作られ、100パーセント再生チタニウムをマイクロブラストで仕上げたものです。
開け閉めを何回まで保てるかという耐久回数は、Appleの資料に書かれていません。途中の角度で止められるとする記事はありますが(週刊アスキー、2026年9月11日)、Appleの資料にその記述はありません。机に置いて少し開いた形で撮る使い方ができるかどうかは、発売後の情報を待つことになります。開閉の回数が多い使い方をする人ほど、保証や修理の条件を買う前に確かめておくと安心です。
三脚・ジンバル・ケースを選ぶとき
三脚のスマホホルダーは、挟める幅と厚さの範囲が製品ごとに決まっています。閉じたDuoは幅84.1mm・厚さ11.3mm、開いたDuoは幅164.6mm・厚さ5.2mmで、18 Proの幅71.9mm・厚さ8.75mmとはかなり違います。いま使っているホルダーやジンバルをそのまま使うつもりなら、Duoのどちらの形で挟むのかを決め、その幅と厚さが範囲に入るかを確かめてください。
ジンバルは載せられる重さの上限があり、Duoの254gにケースの重さが加わります。閉じた形で挟むと背面のカメラの位置がホルダーにかからないかも、実物で確かめるまで分かりません。重さや持ち歩きを場面ごとに比べた話は、254gのiPhone Duoは重いか|18 Proと大きさ・素材・丈夫さを比べるにあります。
電池の持ちは、Duoは画面の使い方で変わる
電池の時間は、Appleの仕様ページに次の値があります。Duoは内側の画面を使うか外側の画面を使うかで時間が分けて書かれていて、通常使用の最大24時間は「内側と外側を均等に使った場合」の値です。18 Pro Maxは、カメラが18 Proと同じで、電池の時間が長い機種です。
項目
iPhone 18 Pro
iPhone 18 Pro Max
iPhone Duo
通常使用
最大24時間
最大30時間
最大24時間(内側と外側を均等に使った場合)
ビデオ再生
最大36時間
最大45時間
外側使用時 最大44時間・内側使用時 最大31時間
ビデオ再生(ストリーミング)
最大33時間
最大40時間
外側使用時 最大37時間・内側使用時 最大26時間
有線で50%まで
約15分
約15分
約20分
MagSafeで50%まで
30分
30分
約30分
MagSafe・Qi2
最大25W
最大25W
最大25W
ビデオ再生の最大時間を並べると、Duoは外側の画面で見るなら18 Proより計算上8時間長く、内側の画面で見るなら5時間短くなります。外側の画面で見るDuoは、18 Pro Maxの45時間に近い値です。
Duoは使う画面で時間が変わる。撮影できる時間はどの機種も公表されていない
Duoの電池はデュアルリチャージャブルリチウムイオンバッテリーで、左右に一つずつ入っています。どの値もAppleが2026年7〜8月に試作機で測った結果で、使い方や設定で変わります。Duoの時間が画面ごとに分けて書かれているとおり、どちらの画面を長く使うかで一日の持ちが変わります。
有線の高速充電は、別売りの、60W以上に対応したアダプタとUSB-C充電ケーブルを使ったときの値です。MagSafeの30分で50%は、別売りの35W以上のアダプタと別売りのMagSafe充電器を使ったときの値です。Duoの高速充電の試験は開いた状態で行われています。18 Proの値は、日本で売られているeSIMのみのモデルの値で、18 Pro Maxは5分の有線充電で約7時間のビデオ再生ができると発表文にあります。
再生の時間は、撮影できる時間ではない
仕様ページに書かれているのは、通常使用とビデオ再生の時間までで、オーディオ再生の時間はどちらの機種にも記載がありません。カメラで撮り続けられる時間は、どちらの機種もAppleは公表していません。撮影はカメラ、画像の処理、画面、保存を同時に動かすので、再生の時間と同じだけ持つと考えないほうが安全です。
比べるときの目安としては、同じ条件で測った再生の時間の差が、撮影でもある程度は表れると見ておくくらいです。Duoで長く撮るなら、閉じて外側の画面で撮るほうが、内側を開いたまま撮るより電池の減りは少ないと見込めます。これは再生の時間の差からの見込みで、撮影のときの公式の値ではありません。
熱について書かれていること
18 Proの発表文は、次世代のベイパーチャンバーで表面積がiPhone 17 Proの3倍になり、持続性能は17 Proより最大40%向上したと書いています。Duoは、A20 Proを独自のベイパーチャンバーに直接つなぎ、持続性能は17 Proより最大35%向上したという説明です。どちらも17 Proと比べた数字で、Duoと18 Proを直接比べた値はありません。40%と35%の差だけを見て、Duoのほうが熱に弱いとは言えません。
夏の運動会や日なたの屋外では、どちらの機種でも本体が熱くなりやすくなります。競技の合間は日陰やかばんの中に入れて直射日光に当てない、撮らない時間は画面を消しておく、熱くなったまま充電を続けない、といった扱いで、撮りたい場面で止まる心配を減らせます。
長い行事の日の電池の段取り
2時間を超える発表会や、朝から夕方までの運動会を撮る日は、前の晩に満充電にしておき、モバイルバッテリーとUSB-Cケーブルを持っていくのが基本です。MagSafeとQi2はどちらも最大25Wなので、ワイヤレスのモバイルバッテリーを使う場合も、二つの機種で差はありません。お昼の休憩や演目の合間に充電しておくと、最後の演目で電池が足りなくなる心配が減ります。
撮影中に充電しながら撮る場合は、ケーブルの取り回しと本体の熱に気をつけてください。Duoを開いて三脚に載せたまま充電するなら、ケーブルを挿す位置がホルダーと干渉しないかを、実物で確かめておくと当日困りません。電池と熱の差を場面ごとに比べたのがiPhone Duoの電池は18 Proより持つか|長時間撮影・充電・発熱の差です。
自撮りとビデオ通話は、Duoのほうが選べる方法が多い
フロントカメラの仕様は、二つの機種で作りが違います。18 Proは画面側に18MPのセンターフレームカメラが一つ。Duoは外側の画面に12MPのセンターフレームカメラ、内側の画面の下にアンダーディスプレイFaceTimeカメラがあり、二つのフロントカメラを持っています。
項目
iPhone 18 Pro
Duo 外側
Duo 内側
名称・画素数
18MPセンターフレームカメラ
12MPセンターフレームカメラ
アンダーディスプレイFaceTimeカメラ(画素数の記載なし)
絞り値
ƒ/1.9
ƒ/2.2
ƒ/1.8
オートフォーカス
Focus Pixelsを使ったオートフォーカス
記載なし
記載なし
Retina Flash・ナイトモード・ポートレート
あり
あり
記載なし
センターフレーム
写真とビデオ通話
写真とビデオ通話
ビデオ通話
ビデオ
4K 24〜60fps、ProRes、Apple Log 2
4K 24〜60fps
1080p 30・60fps
写真の自撮りの部品だけで比べると、18 Proのほうが画素が多く、オートフォーカスの記載があり、ProRAWとプロレベルのコントロールも前面で使えます。動画もProRes(外部ストレージへの記録で4K 60fps)、ProRes RAW、Apple Log 2まで撮れます。Duoの外側のカメラは12MP・ƒ/2.2で、スマート撮影とキッズキューもこのカメラの欄に書かれています。内側のカメラは、ビデオ通話のセンターフレームと1080pのビデオまでの記載です。
自分を撮る動画では、18 Proの前面とDuoの外側のカメラがどちらも4Kの24〜60fpsで撮れて、シネマティックモードは最大4K・30fps、スローモーションは1080pの120fpsです。Duoの内側のカメラは1080pの30fpsか60fpsまでなので、自分を4Kで撮るなら外側のカメラを使うことになります。レッスンの練習や話す動画を撮るときは、どちらの面のカメラで撮るかを先に決めておくと迷いません。
18 Proの前面は「センターフレームカメラ」という名前のカメラで、Appleは17 Proの発表のときに、このカメラはiPhoneを縦に持ったまま写真やビデオを縦向きでも横向きでも撮れると説明しています。家族で並んで横長の自撮りを撮るときに、持ち替えなくて済む作りです。Duoの発表文も、センターフレームのフロントカメラはどの向きでも写真とビデオを撮れるので、横向きの自撮りのために本体を回す必要はないと説明しています。
Duo Previewで、背面のカメラを自撮りに使う
Duoには、フロントカメラ以外の自撮りの方法があります。背面のカメラを自分たちに向けると、外側の画面のDuo Previewで映りを確かめられます。背面のカメラなので、48MPのメインや、0.5倍の超広角で撮れます。旅行先の建物の前で家族全員を入れたい、背景を広く入れたい、という写真で、フロントカメラより広く撮れる手段になります。
板状の18 Proでも背面のカメラで自撮りはできますが、映りを見る画面がありません。撮られる人が自分の映り方を見ながら撮れるのは、二つの画面を持つDuoならではの使い方です。ダンスや楽器の練習を自分で撮るときも、外側の画面で姿勢を見ながら背面のカメラで撮る、という使い方が考えられます。Duo Previewはビデオの欄にも記載があります。
祖父母とのビデオ通話
ビデオ通話では、両方ともビデオ通話のセンターフレームが使えます。Duoを開いて内側の画面で通話すると、7.6インチの画面で相手の顔を大きく見られます。インナーのカメラは使わないときは見えない作りで、明るい画面ではほぼ見えず、暗い画面ではやや見えるとされています(MacRumors、2026年9月9日)。
相手の顔を大きく見ながら話したい、という通話なら、画面の大きいDuoのほうが向いています。こちらから送る映像の細かさは、Duoの内側のカメラの画素数が書かれていないので、18 Proの18MPとは比べられません。前面のカメラの使い分けを場面ごとに比べたのがiPhone Duoと18 Proの自撮り・ビデオ通話|外側画面と前面カメラの差です。
チップ、通信、端子、容量はほぼ同じ
数字の上でも、ここは差がほとんどありません。チップはどちらもA20 Proで、2つのスーパーコアと4つの高効率コアの6コアCPU、Neural Acceleratorsを搭載した7コアGPU、デュアル16コア(合計32コア)のNeural Engine、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングという構成も同じです。製造は2nmのプロセスです。前の世代のA19 Proと比べた数字は、DuoがCPU最大20%・GPU最大40%高速、18 ProがGPU最大40%高速で、メモリ帯域幅は18 Proが50%、Duoが最大50%向上しています。メモリ(RAM)の容量は、どちらもAppleが公表していません。
写真や動画の処理は同じチップで行われるので、長く撮り続けたときに差がつく要素は、先に書いた熱の扱いくらいです。Duoのスマート撮影も、このA20 Proの上で動くAIのモデルが場面を見ています。本体の中で4Kの動画を編集する、長い動画を書き出す、といった作業の速さも、仕様の上では同じ前提で考えてかまいません。
通信まわりも、仕様ページの記載が一致しています。Apple C2モバイル通信モデム、4×4 MIMO対応の5G(sub-6 GHz)とギガビットLTE、Apple N1チップによるWi-Fi 7(802.11be)・Bluetooth 6・Thread、第2世代の超広帯域チップ、リーダーモード対応のNFCとFeliCa、衛星経由の緊急SOS・メッセージ・「探す」。日本のモデルはデュアルeSIMで、物理SIMには対応していません。衛星経由の緊急SOSは日本でも使えますが、衛星経由のメッセージと「探す」が日本で使えるかは確かめられていません。
USB-Cは両方ともUSB 3で、最大10Gb/s、DisplayPortの映像出力に対応しています。10Gb/sを出すには、10Gb/sの速度のUSB 3ケーブルが要ります。iPhone 17やiPhone AirのようにUSB 2(最大480Mb/s)の機種から替える人は、計算上の上限で毎秒60MBから毎秒1,250MBへ、約21倍の差になります。実際の速さはこれより遅くなりますが、4Kの長い動画をパソコンに移す時間は大きく変わるはずです。
ストレージは、どちらも256GB・512GB・1TB・2TBの4種類から選べます。標準の構成で約12〜24GBがすでに使われていて、そのうちApple Intelligenceのオンデバイスのモデルが約7GB、削除できるApple製のアプリが約4.5GBです。4Kで行事を長く撮る人ほど、容量の選び方は機種の選び方と同じくらい結果を左右します。
256GBの機種で約12〜24GBが使われているとすると、残りはおよそ232〜244GBです。これを4K/60fps・HDRオンで1分約440MBという設定画面の目安(後の節で書くとおりiOS 18.6の値)で割ると、計算上はおよそ8.8〜9.2時間分になります。写真やアプリの分を引けばさらに短くなります。運動会と発表会を毎年4K/60fpsで撮る家庭なら、512GB以上にしておくと、パソコンに移す回数を減らせます。容量の選び方は、二つの機種で同じ考え方になります。
行事と日常の場面ごとに、差が出るところを並べる
ここまでの差を、家族の撮影でよくある場面に当てはめました。Duoは発売前なので、右の列は実機の作例ではなく、仕様から見込めることです。差が出るところの列には、その場面で写りや使い勝手を分ける仕様を一つか二つだけ書きました。同じ場面でも、席の位置や会場の明るさで結果は変わります。
場面
差が出るところ
合う機種(仕様から見込めること)
発表会を客席の中ほどより後ろから
望遠(4倍・8倍)の有無
18 Pro
発表会を前の数列から
2倍までで足りる場面が多い。大きな画面で構図を確かめられる
どちらでも。構図の確かめやすさはDuo
運動会で走る子を観覧席から追う
ズーム、ビデオの手ぶれ補正、一日の電池
寄るなら18 Pro。電池は使う画面しだい
家族の集合写真
ƒ/4に絞れるか、全員の準備を待って撮れるか
奥行きは18 Pro。撮られる人の確認はDuo
子どもの日常・室内
メイン・超広角・ナイトモードは共通
どちらでも
料理・花・工作のマクロ
同じ超広角を使う
どちらでも
旅行の風景・建物
超広角は同じ。遠くの山や塔は望遠
遠くを撮るなら18 Pro
夜景・イルミネーション
ナイトモードは共通。光芒の出方は絞りで変わる
光の表現を選びたいなら18 Pro
祖父母とのビデオ通話
相手を映す画面の大きさ
Duo(内側7.6インチ)
撮った写真を家族で見返す
画面の大きさ
Duo、または18 Pro Max
仕事の撮影(色を作る・編集前提)
ProRes・Apple Log 2・ProRAW・プロレベルのコントロール
18 Pro
表を縦に読むと、「どちらでも」の行がかなりあります。明るい場所で、メインと超広角で撮る写真は、部品の名前の上では差が小さいからです。差が大きいのは、遠くを撮る場面、ぼけや光の表現を自分で選びたい場面、仕事の撮影、それに画面を使う場面です。行事を撮る家族の多くは、この中の一つか二つに当てはまるはずです。
発表会と運動会は、席の遠さで決まる
発表会と運動会では、席から被写体までの距離がいちばん大きな条件です。保育園や幼稚園の遊戯室、小学校の体育館の前方のように、舞台まで数メートルで撮れるなら、Duoの2倍でも一人を大きく撮れる場面が多くなります。市民ホールの2階席や、大きな運動場の向こう側のトラックのように距離があるなら、18 Proの4倍・8倍が役に立ちます。
距離は、去年の行事の写真や会場の座席表から見当をつけられます。毎年同じ会場で、毎回後ろの席になるという家庭なら、ズームの差は毎年の写りに表れる差です。逆に、前の席を取れる、あるいは学校や園が撮った記録の映像も手に入る、という家庭なら、ズームを理由に機種を決める必要はあまりありません。
子どもの日常と家族写真は、どちらでも撮れる
家の中やいつもの公園で子どもを撮る写真は、メインと超広角とナイトモードがあれば、ほとんどの場面に足ります。この部分は二つの機種で共通です。違いが出るのは、子どもに目線をもらいたいときと、何人かを一度に撮るときです。Duoのスマート撮影とDuo Previewは撮られる側を手伝う機能で、キッズキューは小さな子どもの視線をカメラに向けるための機能です。
18 Proは、ƒ/4で前後の列にピントを合わせる、ƒ/1.48で背景を大きくぼかす、という撮る側の選択肢が増えます。七五三や入学式の記念写真を自分で撮りたい、ぼけ方まで選びたい、という人には18 Proの可変絞りが合います。撮る人が家族の中で一人だけで、毎回だれかに頼まずに全員で写りたい、という家庭には、背面のカメラで映りを見ながら撮れるDuoが合います。
旅行と夜の街
旅行の写真は、超広角とメインで撮る範囲は同じで、差が出るのは遠くの被写体です。展望台から見る遠くの塔、川の向こうの建物、動物園の奥にいる動物は、18 Proの4倍・8倍で引き伸ばさずに撮れます。Duoでは2倍から先がデジタルズームなので、旅行で遠くを撮ることが多い人には差が大きくなります。
夜の街やイルミネーションは、ナイトモードが両方にあり、18 Proだけが絞りで光芒の出方を変えられます。ƒ/1.8から光源に光芒が出始め、ƒ/4.0で長くなるとされています(GIGAZINE、2026年9月26日)。光の筋を長く出したい、逆に出したくない、という表現を選べるのは18 Proです。
仕事で撮る人は、18 Proの一択に近い
店の紹介の動画、イベントの記録、取材の撮影のように、撮ったあとで色を作り込む、編集ソフトでほかのカメラと合わせる、という仕事なら、18 ProのProRes、ProRes RAW、Apple Log 2、ACES、Genlock、プロレベルのコントロールが使えるかどうかが大きな差です。Duoはどれも仕様ページに記載がありません。写真でも、DNGで残すProRAW、改変できないことを示すAppleリファレンス画像は18 Proだけです。
反対に、仕事で使うのが現場の記録写真や、そのまま送る短い動画なら、Duoで困ることは少ないはずです。大きな画面で図面や資料を見る、撮った写真をその場で相手に見せる、という使い方なら、Duoの内側の画面が役に立ちます。撮ったまま手を加えていないことを写真で示したい場面だけは、18 ProのAppleリファレンス画像が候補に残ります。
どちらを選ぶかは、撮る場所の遠さと画面の使い方で決まる
選ぶ順番は、あとから補えない差から先に決めると迷いません。望遠のカメラは、買ったあとで足せません。ProResやLogも、仕様ページに無い機能は後から使えるようにはなりません。画面の大きさと重さは毎日の使い心地で、人によって大事さが変わります。この順に質問を並べたのが次の図です。
あとから補えない差から順に質問を並べた。最後まで「いいえ」なら好みで選んでよい
一つ目の質問で「はい」になる人は、ほかの条件にかかわらず18 Proを選ぶほうが後悔は少ないはずです。二つ目は仕事で撮る人の質問で、家族の記録だけなら「いいえ」で進んでかまいません。三つ目と四つ目は、Duoにしか無いものを使いたいかどうかの質問です。五つ目は重さの質問で、211gと254gの差を気にするなら18 Proです。最後まで「いいえ」が続く人は、どちらを選んでも写真の写りで困ることは少なく、色や認証の方式の好みで決めてかまいません。
撮るもの別、使い方別の判断表は、iPhone Duoと18 Pro、どっちを選ぶ|撮るもの・使い方別の判断表にもっと細かく作りました。舞台と運動会の両方を撮る、仕事でも少し使う、という人は、こちらで条件を組み合わせて確かめられます。図の質問をこの順に並べた理由も、そちらで詳しく書いています。
18 Pro Maxという三つ目の選択肢
大きな画面がほしいけれど望遠も手放せない、という人には、18 Pro Maxがあります。カメラは18 Proと同じで、望遠も可変絞りも使えます。画面は6.9インチで、重さは249gとDuoより5g軽く、ビデオ再生は最大45時間とDuoの外側使用の44時間とほぼ同じです。違いは、画面が一枚であることと、Duoの内側の7.6インチほど大きくはならないことです。
見返す画面の大きさをいちばんに置くならDuo、撮れるものの幅をいちばんに置きつつ画面も大きくしたいなら18 Pro Max、という分け方になります。老眼で字が見えにくい、地図や資料を大きく見たい、という人の選び方は、iPhone Duoと18 Pro Maxの違い|大きい画面がほしい人の選び方で比べています。
家族で2台持つなら、撮り分けを決めておく
夫婦で、あるいは祖父母と2台で行事を撮るなら、18 ProとDuoを一台ずつにして役割を分ける方法もあります。18 Proで舞台の一人を4倍・8倍で追い、Duoは前寄りの席から舞台全体を撮る。あるいは18 Proで動画、Duoで写真と撮られる人への確認、という分け方です。望遠のある機種と大きな画面の機種が一台ずつあれば、それぞれの得意な場面を受け持てます。
二つの機種は動画の上限が同じで、どちらもHEVCで記録されるので、あとで一本に編集するときに形式の違いで困ることは少ないはずです。そろえておきたいのは、4KかHDか、フレームレート、HDRのオンとオフの三つです。片方だけHDRで撮ると、つないだときに明るさや色の差が目立つことがあります。行事の前の晩に、2台の設定を並べて見比べておくと安心です。
いまのiPhoneを使い続けるという判断
いま使っている機種によっては、買い替えで変わることが思ったより少ない場合もあります。iPhone 17 Proは、望遠の8倍の光学品質ズームイン、4K 120fps、ProResを持っていて、光学品質のズームの範囲は18 Proと同じです。17 ProからDuoに替えると、望遠が無くなる方向の変化になります。17 Proから18 Proに替えて増えるのは、可変絞り、ビデオの24倍ズーム(17 Proは15倍)、4K 60fpsのシネマティックモードなどです。
iPhone 17やiPhone 16のように4K 60fpsまでの機種から替えるなら、Duoでも18 Proでも4K 120fpsとUSB 3が増えます。動画の機能の差はiPhone 16 Pro・17 Pro・18 Proの動画の違い にまとめました。いまの機種で撮れているものに不満が無く、困っているのが容量だけなら、本体を替えずに写真と動画を外に移して空ける方法もあります。
買ってから困りやすいこと
新しい機種を行事の直前に手に入れると、慣れないまま本番を迎えることになります。発売日の10月23日から年末の行事までは、思ったより日がありません。仕様の差から起きそうな困りごとを、症状、原因、確かめ方、直し方の順に並べました。Duoについては発売前なので、仕様から起きると見込めるものだけを挙げています。
本番で、思ったより小さくしか写らない
発表会の当日、Duoで撮った子どもが画面の中で小さく、2倍の先に倍率を上げると細かいところが粗くなる。原因は、Duoの光学品質のズームが2倍(52mm)で終わり、その先がデジタルズームになることです。家の中で、壁の時計やカレンダーを、行事の席と同じくらいの距離から2倍・4倍・6倍で撮り比べておくと、どの倍率まで許せるかを本番の前に決められます。
直し方は、席を前にする、倍率を2倍から4倍に決めて途中で動かさない、4Kで撮って編集のときに切り出す、の三つです。切り出す方法は編集の手間が増える代わりに、撮影中は倍率を気にせずに済みます。どうしても遠くから大きく撮る必要がある行事が毎年あるなら、機種の選び直しも含めて考えるほうが、毎年の不満を減らせます。
三脚やケースが合わない
いままで使っていたスマホホルダーにDuoが挟めない、閉じた形だと厚すぎ、開いた形だと幅が足りない。原因は、閉じたDuoの厚さ11.3mm、開いたDuoの幅164.6mmが、板状のスマホを前提にした製品の範囲から外れることがあるためです。持っているホルダーの説明書で挟める幅と厚さを確かめ、Duoのどちらの形で使うかを決めてから、合うものを探してください。
ケースは、折りたたみの機種に合わせて作られたものでないと、ヒンジの動きや外側の画面をふさぐことがあります。発売日に合わせて買うなら、Duo用と書かれたものかどうかを確かめてください。カメラのレンズまわりや、カメラコントロールのボタンがふさがれないかも、実物で確かめるまでは分かりません。
18 ProでProResをオンにしたら、容量がすぐに無くなった
18 ProのProResは、ファイルがHEVCの最大30倍の大きさになります。18 Proで初めてProResをオンにすると「プロビデオストレージを構成」で確保する容量を決める手順が加わり、確保した分だけ本体の空きが減ります。家族の行事の撮影では、ProResをオンにする必要はほとんどありません。オンにしたまま忘れていないかは、「設定」の「カメラ」の「フォーマット」で確かめられます。
確保した容量は、同じ画面の「プロビデオストレージをアップデート」で変えたり消したりできます。仕事で使うときだけオンにして、終わったら戻す、という使い方にしておくと、行事の日に空きが足りないという困りごとを避けられます。ProResで撮った長い動画は外付けSSDに記録する方法もあり、USB 3ケーブル、exFATでのフォーマット、書き込みの速さといった条件があります。
暗いホールの動画がカクカクする
発表会の動画を見返すと、動きが少しなめらかでない。両方の機種にあるFPS自動調整が、暗い場面でフレームレートを24fpsに下げていることがあります。18 Proでは4Kで撮るときにも働きます。「設定」の「カメラ」の「ビデオ撮影」で、FPS自動調整の選択(「30 fpsを自動調整」「30 fpsと60 fpsを自動調整」「オフ」)を確かめ、行事の前に決めておくと、当日に迷いません。
オフにすると暗い場面の映像は暗めになり、オンのままだと動きのなめらかさが下がる、という引き換えです。どちらがよいかは会場の明るさと撮りたいものによって違います。この判断は二つの機種で同じなので、機種を選ぶ理由にはなりませんが、新しい機種に替えた最初の行事では見落としやすい設定です。
発売日までに確かめること、届いてから確かめること
Duoの予約は2026年10月16日(金)の21時に始まり、発売は10月23日(金)の予定です。18 Proと18 Pro Maxは9月18日(金)から売られています。Duoを待つか18 Proにするかを決める前に、自分の行事の席から舞台までの距離と、いま使っている三脚やホルダーの寸法を確かめておくと、比べる材料がそろいます。
発売後に、Appleのサポートの技術仕様のページやユーザガイドにDuoを対象にした説明が載れば、いまの仕様ページに記載の無いProRAW、空間写真、プロレベルのコントロールが本当に使えないのかを、そこで確かめ直せます。Duoの作例やレビューが出てくれば、暗い場所の写りや折り目の見え方も、実機の情報で判断できるようになります。
買う前と、届いてから最初の行事までに確かめておきたいことを、図にまとめました。どちらの機種でも同じ項目がほとんどで、Duoで増えるのはホルダーとケースの確かめです。上の4つは買う前に、残りは届いてから最初の行事までに済ませておきたい項目です。行事の前の週に慌てて全部を試すより、届いた週に半分を済ませておくほうが楽です。
ほとんどは両方の機種で同じ。Duoで増えるのはホルダーとケースの確かめ
カメラの設定を、行事の前に決めておく
写真と動画の記録の形式は、「設定」の「カメラ」の「フォーマット」で「高効率」か「互換性優先」を選びます。HDRビデオとFPS自動調整は、同じ「カメラ」の「ビデオ撮影」にあります。4KかHDかとフレームレートは、カメラアプリのビデオモードで画面の右上の表示をタップすると切り替えられます。表記はiOSのバージョンで変わることがあるので、画面の言葉が少し違っても、項目の意味で探してください。
選んだ設定が次にカメラを開いたときに戻ってしまうのを防ぐのが、「カメラ」の「設定を保持」です。カメラモードやフォトグラフスタイル、18 Proの「レンズ絞り」などを保持できます。18 Proで絞りを自分で選ぶ人は、ここをオンにしておかないと、次に開いたときに初期値のƒ/1.8に戻ることがあります。
家で試し撮りをしておく
行事と同じ条件を家で作るのは難しくても、試せることはあります。部屋の端から端までの距離で2倍・4倍・6倍のズームを撮る、照明を暗くした部屋でナイトモードと動画を撮る、30分ほど動画を撮って電池の減り方を見る。Duoなら、開いた形と閉じた形の両方で撮り、外側の画面でDuo Previewがどう見えるかも確かめておくと、当日に家族へ説明できます。
撮った動画は、使うケーブルでパソコンに移すところまで試しておくと安心です。USB 3の速さを出すには10Gb/s対応のケーブルが要り、手持ちのケーブルがUSB 2の速さのものだと時間がかかります。前の機種から写真と動画を移した直後は、iCloud写真の設定によっては元のファイルが本体に無いこともあるので、移行が終わったかもあわせて確かめてください。
撮った写真と動画を残す、家族に渡す、ディスクにする
撮ったものの残し方は、二つの機種でほとんど変わりません。写真はHEIFかJPEG(18 ProはDNGも)、動画はHEVCかH.264(18 ProはProResも)で、初期設定の動画はドルビービジョンのHDRです。容量の使い方は撮り方で大きく変わり、iOS 18.6の設定画面の目安では、4K/60fps・HDRオンで1分約440MB、1080p/30fps・HDRオンで1分約65MBです(iOS 27の画面では確かめられていません)。計算上は、4K/60fps・HDRオンで1時間撮ると約26.4GBになります。
行事を4K/60fpsで撮る人ほど、256GBでは一年の行事を本体に置ききれない場面が出てきます。撮った動画はパソコンや外付けのHDD・SSDに移し、本体には残したいものだけを置く、という流れを決めておくと、次の行事の前に容量で慌てずに済みます。設定ごとの容量の目安はiPhone動画の1分あたり容量 に一覧があります。
家族のパソコンで開けないとき
HEVCの動画は、Windowsのパソコンではそのままでは再生できないことがあり、Microsoft StoreのHEVCの拡張機能を入れると再生できるようになります。Appleは、Windowsと互換性のある形式で読み込みたい場合に「フォーマット」を「互換性優先」にする方法を案内していますが、そうすると4K 60fps以上とHDRビデオは撮れなくなります。行事の動画は高効率のまま撮り、渡す相手に合わせて変換するほうが、撮れるものを狭めずに済みます。
USBケーブルでパソコンに取り込むときは、「設定」の「アプリ」の「写真」にある「MacまたはPCに転送」を「元のフォーマットのまま」にしておくと、取り込みの途中で互換性のある形式に変えられることを避けられます。これも二つの機種で同じ設定です。
DVD・ブルーレイにすると、残るものと消えるもの
当社が作るDVDは720×480(NTSC・29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080です。4Kで撮った画は、ディスクにする段階でこの大きさに縮みます。HDRはDVDと通常のブルーレイの規格に無いので、書き出しの段階でSDRにして、色を確かめてから渡してください。120fpsや60fpsのなめらかさも、ディスクの形式に合わせて変わります。
ディスクにすると、二つの機種の画素の差はかなり縮まります。DVDの720×480は約35万画素なので、Duoでデジタルズームを使った画でも、ディスクの大きさまで縮めれば粗さが目立ちにくくなる場面があります。一方で、遠くの子どもが小さく写っている、暗くて顔が見えない、という撮った時点の差は、ディスクにしても戻りません。
4Kで撮った動画をディスクにするなら、細かさを残したいときはブルーレイ、再生できる機器の多さを優先するならDVD、という選び方になります。DVDプレーヤーではブルーレイを再生できないので、渡す相手の家にある機器を先に聞いておくと、作り直しを避けられます。何が残り何が消えるかは、iPhone動画をディスクにすると消えるものに整理しました。
自分で焼くか、店に頼むか
自分でDVDにするなら、パソコンと書き込みのできるドライブ、動画をプレーヤーで再生できる形に組み立てるオーサリングのソフトが要ります。iPhoneのHDRの動画は、その前にSDRに書き出して色を確かめる手間も加わります。10分ほどの動画を1〜2枚作るくらいなら、自分で焼いても手間は大きくありません。
店に頼むほうが向くのは、1時間を超える4KのHDRの動画、配る枚数が多い、配る日が決まっていて失敗の作り直しに時間をかけられない、という場合です。書き込みに失敗した盤は使えなくなり、何枚も作るほど、確かめる手間と盤の無駄が増えます。どちらにするかは、枚数と期日と、手元にある道具で決めてください。
当社に頼むときの目安
当社が受け付けるのは、完成した動画のデータです。MP4やMOVなど一般的な形式なら、Duoで撮った動画も18 Proで撮った動画も同じように扱えます。料金は、基本料金(DVD・1枚あたり)が1,500円(税抜)、ブルーレイは基本料金(Blu-ray・1枚あたり)が1,500円です。
同じ内容を何枚も作るときの2枚目からは、追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)の1,000円で作れます。1つの内容のデータがDVDで5GB以上、ブルーレイで25GB以上になると、エンコード手数料(大容量データ・内容1種類につき)の3,000円がかかります(同じ内容の焼き増し分にはかかりません)。4K/60fps・HDRオンの動画は、計算上は約11分で5GBに届きます。
お引き受けできるのは、自分で撮影した動画と、権利者の許可がある動画です。発表会や運動会の映像にほかの子どもが写っている場合は、配る範囲を主催者の決まりで確かめてから注文してください。18 ProのProResで撮った動画はファイルがとても大きくなるので、編集ソフトで書き出してから渡すと、アップロードとダウンロードの時間を短くできます。
決めたあとにすること。設定と残し方まで続けて決めておく
どちらにするかが決まったら、その日のうちに、撮る行事を一つ思い浮かべて、設定と残し方まで続けて決めておくと迷いが減ります。望遠の要る行事があるならズームの撮り方を、暗いホールならFPS自動調整とナイトモードの扱いを、長い行事なら電池の段取りを、それぞれの記事で確かめてください。機種を選んだ理由が、そのまま当日の撮り方の注意点になります。
撮った動画をDVDにして祖父母や親戚に渡すなら、DVDの注文ページ で注文し、動画をギガファイル便やGoogle ドライブなどの共有URLにして注文フォームに貼ってください。スマホからも入稿できます。複数のファイルを入れるときは、ファイル名の頭に「01_」「02_」と番号を付けると、その順に収録します。配る相手の再生機器や配る日は注文フォームの備考欄に、注文の前に確かめたいことは相談・問い合わせフォームに書いてください。
二つの機種のどちらを選んでも、撮った動画を家族で見られる形にするまでの手順は同じです。元のデータはそのまま残し、見る用のディスクは別に作る。この分け方にしておけば、次の機種に替えたときも、撮りためた行事の記録を同じように扱えます。ディスクに入れた映像は元の4Kのデータの代わりにはならないので、元のデータの置き場も一緒に決めておいてください。
よくある質問
Q. iPhone Duoに望遠カメラはありますか A. ありません。背面はFusionメインとFusion超広角の二つで、2倍はメインカメラの中央を使う「12MPの光学品質2倍望遠」(52mm)です。2倍より先はデジタルズームで、写真は最大10倍、ビデオは最大6倍です。18 Proは望遠(100mm・4倍)を持ち、光学品質で8倍(200mm)まで寄れます。
Q. iPhone Duoと18 Proのメインカメラは同じですか A. 画素数は同じ48MPですが、部品は違います。18 Proは24mm・可変絞り(ƒ/1.48〜ƒ/4.0)・第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、Duoは26mm・ƒ/1.6固定・センサーシフト光学式で、ピント合わせの方式の表記も違います(DuoはHybrid Focus Pixels)。超広角は同じ部品と発表されています。
Q. 望遠の無いDuoで発表会の舞台は撮れますか A. 前の数列から舞台全体を撮るなら、2倍までで足りる場面が多いはずです。後ろの席から一人を大きく撮るなら、18 Proの4倍・8倍との差が大きくなります。計算上、同じ席から撮ると18 Proの4倍はDuoの2倍の約1.9倍の大きさに写ります。Duoは発売前なので、実機の写りは確かめられていません。
Q. iPhone Duoは18 Proと比べてどれくらい重いですか A. Duoは254g、18 Proは211g、18 Pro Maxは249gで、計算上はDuoが18 Proより43g、18 Pro Maxより5g重くなります。閉じたときの厚さは11.3mmで、18 Proの8.75mmより2.55mm厚く、開くと5.2mmになります。片手で長く持つなら、ストラップや三脚で支える方法も考えておくと楽です。
Q. iPhone Duoの電池は18 Proより持ちますか A. 使う画面で変わります。ビデオ再生はDuoの外側使用で最大44時間、内側使用で最大31時間、18 Proは最大36時間、18 Pro Maxは最大45時間です。通常使用はどちらも最大24時間(Duoは内側と外側を均等に使った場合)。撮影できる時間はどちらの機種も公表されていません。
Q. iPhone DuoはProResやLogで撮れますか A. Duoの仕様ページには、ProRes・ProRes RAW・Apple Log 2・空間ビデオの記載がありません。記録形式はHEVCとH.264です。4K 120fpsやシネマティックモードの4K 60fpsは18 Proと同じく撮れます。仕事で色を作り込む撮影をするなら、18 Proのほうが合います。
Q. iPhone DuoにFace IDはありますか A. 仕様ページにFace IDの記載は無く、サイドボタンに内蔵されたTouch IDで認証します。開いていても閉じていても使えると発表文にあります。18 Pro・18 Pro MaxはFace IDです。Duoにはアクションボタンの記載もないので、割り当てている機能がある人は別の呼び出し方を考えることになります。
Q. iPhone Duoは18 Proと同じように水に強いですか A. Duoも18 Proと同じIP68(IEC規格60529)で、最大水深6メートルで最大30分間の試験の値です。管理された環境での試験で、性能は通常の使用で低下することがあり、液体による損傷は保証の対象外と各仕様ページに書かれています。濡れたまま充電しないでください。
Q. iPhone Duoの画面の折り目は見えますか A. Appleは、内側の画面のNano-texture仕上げが折り目を目立ちにくくすると説明していますが、折り目が無いとは書いていません。発表会場で触った記事では、照明によって、また黒い画面では分かるとされています。Duoは発売前なので、実機での見え方は届いてから確かめることになります。
Q. iPhone Duoの発売日と予約開始日はいつですか A. 日本では予約が2026年10月16日(金)21時から、発売は10月23日(金)の予定です。18 Pro・18 Pro Maxは9月18日(金)に発売されています。ストレージは両方とも256GB・512GB・1TB・2TBから選べて、標準の構成で約12〜24GBがすでに使われています。
Q. 18 Proの可変絞りは何に使えますか A. メインカメラの絞りをƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0に変えられます。暗いところではƒ/1.48に開き、集合写真ではƒ/4に絞って前後の列までピントが合う範囲を広げられます。計算上、ƒ/1.48からƒ/4.0で約2.9段光が減ります。Duoのメインはƒ/1.6で固定です。
Q. Duoと18 Pro Maxはどちらの画面が大きいですか A. Duoの内側は7.6インチで、Appleは18 Pro Maxより50%大きいと説明しています。18 Pro Maxは6.9インチ、Duoの外側は5.4インチです。細かさは18 Pro Maxが460ppi、Duoの内側が430ppiです。大きな画面に加えて望遠と可変絞りもほしいなら、18 Pro Maxが合います。
Q. iPhone Duoで撮った動画もDVDにできますか A. Duoで撮った動画も、ほかのiPhoneの動画と同じようにDVD・ブルーレイにできます。当社のDVDは720×480、ブルーレイは1920×1080で作るので、4K・HDR・120fpsはディスクには残りません。元のデータは別に保管し、ディスクは見る用に分けてください。入稿は共有URLを注文フォームに貼る形です。