この記事の要点
ディスクの発送方法は厚さ2cm・3cm・5cm という3つの境目で選択肢が切り替わるため、まず梱包後の厚みを測ることから始めます。
ゆうメール はCD・DVDなどの記録媒体が対象で150gまで190円と安いものの、追跡と毎日配達はオプション扱いになります。
追跡を付けたいなら、定形外郵便に特定記録210円を足すよりレターパックライト430円 のほうが安く収まる場面が多くあります。
郵送でディスクが傷むのは割れよりも反りと記録面の擦れ が中心で、厚紙2枚で挟む梱包が最も効果があります。
10枚を超えるあたり で厚さ3cmの枠から外れるため、宅急便コンパクトやゆうパックの箱に切り替える判断が必要になります。
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手元にDVDが数枚あって、これを誰かに送りたい。封筒に入れてポストに投函していいのか、それとも宅配便を使うべきなのか。送料を調べ始めると、ゆうメール、ゆうパケット、クリックポスト、レターパック、定形外郵便と名前ばかりが出てきて、結局どれが自分のケースに当てはまるのか分からなくなります。
迷いの原因は、選択肢が多いことではありません。選ぶ順番が決まっていないことです。ディスクの発送は、厚み、枚数、追跡の要否という三つの条件をこの順で当てはめていくと、候補が自動的に一つか二つまで絞れます。逆に料金表から眺め始めると、条件に合わないサービスまで比較対象に入ってしまい、判断が止まります。
この記事では、日本郵便とヤマト運輸が公表している寸法と料金をもとに、ディスクを送るときの選択肢を整理します。あわせて、郵送中にディスクが読めなくなる原因と、それを防ぐ梱包の具体的な手順も書きます。読み終えたときに、手元の枚数とケースの種類から発送方法が一つ決まる状態を目指します。
この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります
郵送で起きるのは割れよりも反りと記録面の擦れ|守るべきは「平ら・無接触・防水」の3点 厚さの境目は2cm・3cm・5cm|梱包してから測るのが順番 ディスクを送る主な選択肢は9つ|料金・寸法・追跡を一覧で比較する 追跡が必要かで候補は半分に減る|追跡を足すよりレターパックのほうが安い場面がある 枚数別の最適解|1枚はゆうメール、数枚はレターパック、10枚超えたら箱 梱包材は厚紙が中心|気泡緩衝材は厚みが増えるので厚さ制限では不利 封筒に入れるときの手順|「動かない・曲がらない・濡れない」を順に作る 日数と料金のバランス|ゆうメールは毎日配達がオプション、急ぐならレターパックか宅配便 よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
郵送で起きるのは割れよりも反りと記録面の擦れ|守るべきは「平ら・無接触・防水」の3点
DVDもブルーレイも、直径12cmの薄いポリカーボネート製の円盤です。厚みがほとんどないぶん、上から圧をかけられれば曲がりますし、面をこすられれば傷が入ります。郵送中に起きる不具合は、劇的に真っ二つになるケースよりも、この「わずかに反った」「面が擦れた」という目立たない損傷のほうが多いと考えられます。読み取りはレーザーの焦点で成立しているので、目で見て分かるほどの傷でなくても、エラー訂正の限界を超えると再生が止まります。
圧がかかる場面は、郵送経路のあちこちにあります。郵便物は区分機を通り、他の郵便物と一緒に運搬容器に積まれます。配達時には郵便受けの投函口に差し込まれ、口が狭ければ角度をつけて押し込まれます。宅配便でも、荷物は他の荷物と一緒にカゴ車に積まれます。裸の封筒にディスクを1枚だけ入れて送るという発想は、この工程を通すには弱すぎます。
もう一つは温度と湿度です。夏の郵便受けは金属製の箱で、直射日光が当たる場所に設置されていることもあります。長時間そこに置かれれば内部の温度は上がります。雨の日は投函口から水が入ることもあります。記録層は樹脂と接着層で挟まれた構造なので、水分と熱の組み合わせは避けたい条件です。ディスクがどういう理由で読めなくなるのかは読み込めないDVDを復活させる方法|原因の見分け方と、裏ワザの効き目 で詳しく整理しています。届いた側がどう置くかまで考えるなら、DVD・CDの正しい保管方法 も一緒に伝えておくと親切です。
ここから逆算すると、郵送で守るべき条件は三つに整理できます。
平らを保つ 。曲げ方向の力を、ディスクではなく別の板に受け持たせる
記録面に何も触れさせない 。緩衝材や封筒の内側が直接こすれない構造にする
水を入れない 。封筒の紙は濡れるものとして、内側に一枚防水層を作る
この三つが満たせていれば、あとは料金と日数の話になります。梱包の具体的な作り方は後の章で手順として書きます。
割れより反りと擦れが多い。守るのは平ら・無接触・防水の3点
厚さの境目は2cm・3cm・5cm|梱包してから測るのが順番
ディスクの発送方法を決める最初の条件は厚みです。料金体系は重量よりも先に厚みで分岐していて、境目は2cm、3cm、5cmの三つです。ここを越えるかどうかで、使えるサービスの一覧そのものが入れ替わります。
厚みの上限
その枠で使えるおもなサービス
2cm以内
スマートレター(A5サイズ・1kgまで・210円)
3cm以内
ゆうメール、ゆうパケット、レターパックライト、定形外郵便(規格内)、こねこ便420
3cm超
レターパックプラス、宅急便コンパクト、定形外郵便(規格外)、ゆうパック
5cm前後まで
宅急便コンパクト(標準BOX:縦20cm×横25cm×高さ5cm)
測るタイミングが重要です。ディスクの厚みではなく、梱包を終えた状態の最も厚い部分 で判定されます。緩衝材を巻いてから測ると、想定より数mm厚くなっていることがよくあります。郵便局の窓口には厚さを判定するゲージがあり、そこを通るかどうかで決まります。手で押さえて3cmに収まるという状態は、通らないと考えたほうが安全です。
ケースの種類によって厚みは大きく変わります。手元のケースをそのまま送るつもりなら、定規を当てて実測してください。おおまかには、不織布ケースや紙スリーブに入れ替えるとほぼディスクの厚みだけになり、プラスチックのスリムケース、標準的なトールケースの順に厚くなります。トールケースを何枚も重ねると、3cmの枠は数枚で埋まります。どのケースで渡すのが相手にとって適切かはCD・DVDケースの種類と選び方 で用途別に整理しています。
厚みを減らす手段は限られています。ケースを外して不織布ケースに入れ替える、トールケースをスリムケースに変える、緩衝材を気泡緩衝材から厚紙に置き換える。この三つで足りなければ、素直に3cm超のサービスに切り替えたほうが早いです。無理に押し込んで封筒がふくらんだ状態で差し出すと、窓口で差額を求められるか、そのまま返送されます。
押し込んでふくらんだ封筒は、窓口で差額を求められるか返送される
なお厚みの制限に加えて、平面のサイズにも上限があります。ゆうメールと定形外郵便の規格内、ゆうパケットはいずれも長辺34cm以内という条件です。トールケースの長辺は約19cmなので、2枚を横に並べても収まりますが、A4の封筒を使うなら折り返さずに済むサイズかどうかを先に確かめてください。
ディスクを送る主な選択肢は9つ|料金・寸法・追跡を一覧で比較する
厚みが分かったところで、具体的な候補を並べます。以下は日本郵便とヤマト運輸が公表している内容をまとめたものです。料金は改定されることがあるので、金額が判断を左右する場面では差し出す前に公式サイトを確認してください。
サービス
料金
寸法・重量
追跡
受け取り方
ゆうメール
150gまで190円/250gまで230円/500gまで320円/1kgまで380円
34cm×25cm×厚さ3cm以内、1kg以内
標準では付かない(オプション扱い)
郵便受け
クリックポスト
全国一律240円(2026年10月1日に185円から改定)
3辺合計60cm以下、長辺34cm以内、郵便ポストに入るもの、2kg以内
あり
郵便受け
ゆうパケット
厚さ3cmまで一律360円(2026年10月1日に厚さ別の料金から改定)
3辺合計60cm以下、長辺34cm以内、厚さ3cm以内、1kg以内
あり
郵便受け
レターパックライト
430円
340mm×248mm、厚さ3cm以内、4kg以内
あり
郵便受け
レターパックプラス
600円
340mm×248mm、厚さ3cm超も可、4kg以内
あり
対面・受領印または署名
定形外郵便(規格内)
50gまで140円/100gまで180円/150gまで270円/250gまで320円/500gまで510円/1kgまで750円
34cm×25cm×厚さ3cm以内、1kg以内
なし
郵便受け
定形外郵便(規格外)
50gまで260円/250gまで450円/500gまで660円/1kgまで920円/2kgまで1,350円/4kgまで1,750円
長辺60cm以内、長さ+幅+厚さ90cm以内、4kg以内
なし
郵便受けまたは対面
宅急便コンパクト
運賃+専用BOX70円
標準BOX:20cm×25cm×5cm/薄型BOX:24.8cm×34cm
あり
対面
こねこ便420
420円(運賃・専用資材込み)
24.8cm×34cm×厚さ3cm
補償上限3,000円
集荷または営業所持ち込みのみ(ポスト投函不可)
ディスクを送る文脈でまず押さえておきたいのがゆうメール です。日本郵便はゆうメールの対象物として、冊子とじの印刷物に加えてCD・DVD、ビデオテープ、カセットテープなどの電磁的記録媒体を明示しています。150gまで190円という料金は、この一覧の中でも安い部類です。
ただしゆうメールには差し出し方の条件があります。中身が確認できる状態にしておく必要があり、具体的には次のいずれかを満たします。
封筒または袋の納入口などの一部を開けておく
包装の外部に無色透明の部分を設ける
内容品の見本を郵便局で提示する
実務では一つ目が最も簡単です。封筒の口の端を数cm開けたままにして、そこにテープを貼らずに差し出します。全部を密封してしまうと窓口で差し戻されます。また、追跡と毎日配達はオプションを利用した場合に限られる点も、選ぶ前に知っておく必要があります。
クリックポストは全国一律240円(2026年10月1日に185円から改定)で追跡が付き、ポストから差し出せます。宛名ラベルを自分で印刷して貼る仕組みなので、プリンタがあるかどうかで使い勝手が変わります。2kg以内という重量条件があるほか、寸法にも規定があるため、差し出す前にクリックポストの公式サイトで最新の条件を確認してください。
追跡が必要かで候補は半分に減る|追跡を足すよりレターパックのほうが安い場面がある
ここまでの一覧を、追跡の有無で二つに割ります。追跡があるのはクリックポスト、ゆうパケット、レターパックライト、レターパックプラス、宅急便コンパクト、ゆうパック。追跡がないのがゆうメール(標準時)、定形外郵便、スマートレターです。
相手が仕事の取引先だったり、締め切りのある提出物だったりする場合、追跡がないという状態は自分の首を絞めます。「送りました」と言った後に「届いていません」と返されたとき、確認する手段が何もありません。ここは料金差で妥協しない部分だと考えています。
追跡のないサービスに後から追跡を足すこともできます。日本郵便のオプションは次のとおりです。
特定記録 :手紙・はがきに+210円、ゆうメールに+160円。引受と配達の記録が残る
簡易書留 :+350円。損害要償額は5万円まで
一般書留 :+480円。損害要償額は10万円まで(5万円ごとに+23円で増額可能)
ここで実際に計算してみると、面白い逆転が起きます。
組み合わせ
合計
定形外郵便(規格内・250g)320円 + 特定記録210円
530円
ゆうメール(500gまで)320円 + 特定記録160円
480円
レターパックライト(4kgまで・追跡込み)
430円
ゆうパケット(厚さ3cm・追跡込み)
360円
追跡を付けるつもりなら、オプションを足すより最初から追跡込みのサービスを選んだほうが安く済むケースがあります。安さを優先してゆうメールや定形外を選ぶなら追跡は諦める、追跡が要るならレターパックライトかゆうパケットから入る。この切り分けにしておくと迷いません。
補償額もあわせて見ておきます。宅急便コンパクトの責任限度額は1個につき3万円まで、ゆうパックは最高30万円まで、こねこ便420は3,000円までです。ただしディスクの発送で補償が問題になる場面は、実は多くありません。金額として補償されるのはディスクという物の値段であって、そこに入っている映像そのものは戻ってこないからです。
だからこそ、送る前に元データが手元に残っているかを確認してください。ディスクを送った後にマスターを消してしまうと、紛失したときに復旧の手段がなくなります。元データを複数の場所に置いておく考え方は3-2-1バックアップの実践 に整理しています。
枚数別の最適解|1枚はゆうメール、数枚はレターパック、10枚超えたら箱
厚みと追跡が決まったら、最後は枚数です。枚数が増えると厚みが増え、途中で「封筒の枠」から「箱の枠」へ移る瞬間があります。その境目はおおむね10枚前後です。
1枚だけ送る場合 。不織布ケースか紙スリーブに入れ替えて、厚紙2枚で挟みます。この状態なら厚さは1cm未満、重量も150gに収まることが多いので、ゆうメール190円かクリックポスト240円が候補になります。追跡が要るならクリックポスト、要らないならゆうメールです。ケースごと送る必要があるなら、トールケースの厚みを実測してから判断してください。
2枚から5枚程度 。不織布ケースなら厚紙で挟んでも3cmに収まります。レターパックライト430円なら追跡が付き、封筒も丈夫なので梱包の手間が減ります。ゆうパケットは厚さ3cmで360円なので、追跡込みならこちらのほうが安く上がります。トールケース入りだと3枚あたりで3cmを超えるので、そこからは次の段階です。
10枚を超える場合 。不織布で重ねても厚みが出てきます。宅急便コンパクトの標準BOX(20cm×25cm×5cm)に収まるならそれが一つの解ですし、収まらなければゆうパックの60サイズです。ゆうパックは3辺合計170cm以下・25kgまでで、6つの時間帯から配達時間を指定できます。枚数が多いときは荷崩れが問題になるので、箱の中で動かないよう緩衝材で埋めてください。
10枚前後で、封筒の枠から箱の枠に移る
複数の宛先に1枚ずつ送る場合 は、まとめ買いの発想を捨てて1件ずつ最安を選びます。逆に1か所へ大量に送るなら、封筒を何通も出すより箱1個のほうが安く、事故も減ります。10通のゆうメールは1,900円ですが、同じ内容をゆうパック1個にまとめれば地域によってはそれより安く収まります。
枚数そのものを見直す余地もあります。必要な枚数が数枚から数十枚の範囲なら1枚ずつ書き込む方式が現実的で、それを超えると製造方法の選択肢が変わってきます。この分かれ目については1枚から頼める小ロット対応 で解説しています。
梱包材は厚紙が中心|気泡緩衝材は厚みが増えるので厚さ制限では不利
ディスクの梱包で最初に手が伸びるのは気泡緩衝材、いわゆるプチプチだと思います。ただ、ディスクに対しては最適とは言えません。理由は二つあります。
一つは厚みです。標準的な気泡緩衝材は1枚あたり数mmあり、ディスクを一周巻けば往復で1cm近く増えます。厚さ3cmの枠を狙っているときに、これは大きな損失です。もう一つは、気泡緩衝材が曲げに弱いことです。ふかふかしている素材は衝撃を吸収しますが、曲げ方向の力はそのまま伝えます。郵送で問題になるのは衝撃より圧なので、必要なのはクッションではなく板です。
そこで中心になるのが厚紙 です。1mm前後の板紙、あるいは段ボールを切ったものをディスクの両面に当てて挟みます。これだけで曲げ方向の力は厚紙が受け持ち、ディスクには伝わりません。厚みの増加も片面1mm程度で済みます。手元に適当な厚紙がなければ、届いた通販の箱を切って使えます。
素材ごとに整理すると次のようになります。
厚紙・板紙 :反り防止にいちばん向く。ディスクより一回り大きく切る
不織布ケース :記録面の擦れを防ぐ。厚みはほぼ増えない。1枚ずつ入れる
紙スリーブ :不織布より薄いが、紙の粉が記録面に付くことがあるので長期保管には向かない
気泡緩衝材 :厚みに余裕がある箱発送では有効。封筒では使いどころが限られる
クッション封筒 :手軽だが内側の緩衝材の分だけ厚くなる。厚さ制限ぎりぎりのときは避ける
OPP袋・ポリ袋 :防水層として。厚みはほぼゼロ
やってはいけない組み合わせもあります。ディスクの記録面やレーベル面に直接テープを貼ると、剥がすときに記録層ごと剥がれることがあります。輪ゴムで束ねるのも、圧が一点にかかるうえゴムが劣化して張り付きます。ホチキスは針が中身を貫通する事故につながります。ディスクに触れるものは、不織布か紙か、何も触れないかのどれかにしてください。
枚数が多いときは、不織布ケースに入れたディスクを重ねて、その束全体を厚紙2枚で挟みます。1枚ずつ挟む必要はありません。束が厚くなるほど束自体の剛性が上がるので、外側の板が役立ちます。
封筒に入れるときの手順|「動かない・曲がらない・濡れない」を順に作る
実際の梱包を手順にします。所要時間は1件あたり数分です。
1. ディスクを不織布ケースか紙スリーブに入れる 。裸のまま封筒に入れると、封筒の内側の紙とこすれて記録面に細かい傷が入ります
2. 厚紙2枚で挟む 。ディスクより一回り大きいサイズにして、上下から挟みます。これが反り対策そのものです
3. 挟んだ厚紙の外周をテープで留める 。中でディスクが横滑りしないように、2辺か4辺を軽く留めます。テープはディスクではなく厚紙に貼ります
4. OPP袋またはポリ袋に入れて封をする 。雨と結露に対する防水層です。袋がなければ、厚紙ごとラップで一周巻いても機能します
5. 封筒に入れ、余った空間を折り返して固定する 。封筒の中で中身が動くと、角に力が集中します。封筒が大きすぎるときは、口を折り返してテープで留めて内寸を詰めます
6. 封筒の口をテープで補強する 。糊だけの封は、湿気や運搬中の摩擦で開くことがあります。口の全長にテープを貼ります
7. 宛名を書き、ラベルの上からテープを貼る 。水性インクの宛名が雨で滲むと配達できません。油性で書くか、印刷したラベルの上に透明テープを重ねます
「取扱注意」「折り曲げ厳禁」と書き添えるかどうかは、判断が分かれるところです。書いたからといって特別な扱いが約束されるわけではありませんし、郵便物の場合は機械処理の経路が変わらないこともあります。ただ、人の手が触れる場面で意識されるという効果は期待できると考えられます。書くのであれば、赤で、封筒の表面の余白がある場所に大きく書いてください。ただし、それを前提に梱包を弱くするのは本末転倒です。
ゆうメールで送る場合は、手順6が変わります。中身を確認できる状態が条件なので、封筒の口の一部を数cm開けたまま差し出します。開けた部分から水が入らないよう、手順4の防水層をしっかり作っておくことがここで役立ちます。
ディスクに触れるのは不織布か紙だけ。曲げは厚紙、水は袋が受け持つ
差し出す前に、もう一度だけ確認してほしいことがあります。そのディスクは、相手のプレーヤーで再生できる状態か ということです。パソコンで書き込んだだけで再生機器に対応していない形式のままだと、梱包が完璧でも相手の手元で再生できません。書き込んだだけでは再生できない理由はオーサリングとは?DVD・ブルーレイを再生できる形にまとめる作業と手順 で説明しています。送る前の確認は、梱包より前の工程です。
日数と料金のバランス|ゆうメールは毎日配達がオプション、急ぐならレターパックか宅配便
最後に日数です。料金の安いサービスほど、配達の条件が緩くなります。
日本郵便はゆうメールについて、追跡可能と毎日配達はオプションサービスを利用した場合に限ると案内しています。つまり標準のゆうメールは、土日祝日の配達を前提にできません。スマートレターも同様に、土曜・日曜・休日の配達は行わないと明記されています。金曜日に差し出したものが週明けになる可能性は、最初から見込んでおく必要があります。
一方でレターパックは、レターパックライトもレターパックプラスも土曜・日曜・休日を含めて毎日配達されます。ゆうパケットも同様に毎日配達です。週末をまたぐ発送で日数を読みたいなら、ここが分かれ目になります。時間まで指定したいならゆうパックで、午前中から19時頃〜21時頃まで6つの時間帯から選べます。
整理すると、次のような優先順位になります。
安さ最優先・日数に余裕あり :ゆうメール、定形外郵便
追跡がほしい・週末をまたぐ :クリックポスト、ゆうパケット、レターパックライト
対面で確実に渡したい :レターパックプラス、宅急便コンパクト
時間帯を指定したい・枚数が多い :ゆうパック
ここで見落としやすいのが、発送日数の前段にある「制作日数」です。相手に届く日から逆算すると、データを準備する日数、ディスクに書き込む日数、そして配送日数の三つを足す必要があります。配送だけを速くしても、制作で数日かかっていれば意味がありません。全体の日数感についてはDVDを急いで作るときの締切と逆算 にまとめています。
この制作から発送までをまとめて任せるという方法もあります。ディスクメーカーでは動画データからDVD・ブルーレイを制作しており、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)から、1枚単位でお受けしています。再生できる形に組み立てるオーサリングは料金に含まれていて、盤面へのレーベル印刷、ケースと背表紙の印刷、メニュー画面の作成、チャプター分けにも対応します。データの入稿はギガファイル便やGoogle Drive、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなど、ダウンロードできる共有URLをお送りいただく形です。
納期は通常便のほか、お急ぎ便が+1,500円で平日15時までのご注文・ご入稿なら翌々日までに発送、特急便が+3,000円で平日15時までのご注文・ご入稿なら翌日発送です。大阪市北区の店舗でお受け取りいただける当日店舗お渡しは+3,500円で、平日12時までのご注文・ご入稿が条件になります。自分で焼いて自分で梱包して送るという工程を、まとめて外に出すという選択肢として検討してみてください。
よくある質問
Q. DVDを普通郵便で送っても大丈夫ですか? A. 定形外郵便で送ること自体は可能です。34cm×25cm×厚さ3cm以内、1kg以内なら規格内として扱われ、50gまで140円、100gまで270円ではなく180円、250gまで320円という料金です。ただし追跡が付かないため、届かなかったときに調べる手段がありません。中身がCD・DVDなどの記録媒体であれば、ゆうメールのほうが安く済む場合が多いので、まずそちらを検討してみてください。梱包は厚紙2枚で挟んで反りを防ぐ形にしてください。
Q. DVDを一番安く送る方法は何ですか? A. 1枚だけを追跡なしで送るなら、ゆうメールの150gまで190円が有力です。日本郵便はゆうメールの対象物にCD・DVDなどの電磁的記録媒体を明示しています。追跡を付けたいならクリックポストが全国一律240円(2026年10月1日に185円から改定)で、ゆうメールより50円高くなりますが追跡が付きます。郵便の料金は改定されることがあるので、差し出す前にそのときの料金を確認してから選んでください。
Q. クリックポストとゆうパケットはどちらを使うべきですか? A. 料金だけならクリックポストが全国一律240円で、ゆうパケットの一律360円より安く収まります。どちらも追跡が付き、郵便受けへの配達です。違いは差し出し方で、クリックポストは自分で宛名ラベルを印刷して貼る必要があります。プリンタがない場合は手間が増えるので、その分をゆうパケットの料金差で買うという考え方もできます。継続的に何度も送るならクリックポストの仕組みを整えておくほうが有利です。
Q. 厚さ3cmを超えてしまったらどうすればいいですか? A. まず厚みを減らせないか試してください。トールケースを不織布ケースに入れ替える、気泡緩衝材をやめて厚紙2枚に変えるという二つで、数cm縮むことがあります。それでも超えるなら、レターパックプラス600円が候補です。A4サイズの封筒で厚さ3cmを超えても差し出せて、対面で受領印または署名をもらう形になります。枚数が多くて箱が必要な段階なら、宅急便コンパクトの標準BOX(20cm×25cm×高さ5cm)かゆうパックの60サイズに移ります。
Q. ディスクは信書に当たりますか。手紙を同封してもいいですか? A. 日本郵便はスマートレターについて、A5サイズ・1kgまでで信書も送ることができると案内しています。一方、ゆうメールは冊子とじの印刷物と電磁的記録媒体が対象で、送れるものの範囲が定められています。手紙のような通信文を同封したい場合は、使おうとしているサービスで信書が扱えるかを郵便局の窓口で確認してから差し出すのが確実です。判断に迷うなら、ディスクと手紙を分けて送るという方法もあります。
Q. ディスクが割れて届いたら補償されますか? A. サービスごとに責任限度額が決まっています。宅急便コンパクトは1個につき3万円まで、ゆうパックは最高30万円まで、こねこ便420は3,000円までです。郵便では簡易書留を付けると損害要償額5万円まで、一般書留なら10万円まで(5万円ごとに23円追加で増額可能)となります。ただし補償されるのは物としてのディスクの価値であって、中の映像は戻りません。送る前に元データが手元に残っているかを確認しておくほうが実効性があります。
Q. ディスクを10枚以上まとめて送るときの方法は? A. 不織布ケースに入れ替えても厚さ3cmの枠から外れてくる枚数です。宅急便コンパクトの標準BOXは20cm×25cm×高さ5cmなので、枚数によってはここに収まります。収まらなければゆうパックの60サイズに切り替えてください。ゆうパックは3辺合計170cm以下・25kgまでで追跡が付き、6つの時間帯から配達時間を指定できます。箱の中でディスクの束が動くと角に力が集中するので、隙間を緩衝材で埋めて固定してください。
Q. 梱包にプチプチは使わないほうがいいのですか? A. 箱で送るなら有効ですが、厚さ3cm以内を狙う封筒発送では不利になります。標準的な気泡緩衝材は1枚数mmあり、ディスクを一周巻くと1cm近く厚みが増えます。またディスクで問題になるのは衝撃より曲げ方向の圧なので、柔らかい素材ではその力を止められません。1mm前後の厚紙を2枚使ってディスクを挟むほうが、厚みの増加が小さく、反りにも役立ちます。届いた通販の箱を切って使えば費用もかかりません。