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iPhone Duoと18 Pro、どっちを選ぶ|撮るもの・使い方別の判断表

2026 10/11
iPhone Duoと18 Pro、どっちを選ぶ|撮るもの・使い方別の判断表

この記事の要点

  • 客席の中ほどより後ろから舞台を撮る、運動会で遠くの子を動画で追う、仕事でProResやApple Log 2を使う、軽さを優先する。どれかに当てはまれば18 Pro
  • 撮ったものを大きな画面で見返す時間が長い、撮られる人に外側の画面で構図を見せたい、指で認証したいならDuo。メインと超広角とチップは同じ
  • 計算上、Duoのビデオの上限の6倍で使うセンサーの範囲は約130万画素。DVDの約35万画素は上回り、ブルーレイの約207万画素には届かない
  • 大きな画面と望遠の両方がほしいなら18 Pro Max(6.9インチ・249g)。Duoより5g軽く、ビデオ再生は最大45時間
  • 困っているのが容量だけなら、買い替えなくてよい。17 ProからDuoに替えると、望遠とProResが無くなる

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iPhone Duoの予約は10月16日の21時に始まり、iPhone 18 Proはすでに店頭に並んでいます。子どもの発表会と運動会を毎年撮っていて、家では撮った写真と動画を家族で見返している。比べる記事を読むほど、どちらにも良いところがあって決めきれない。予約の日が近づくと、その迷いは「結局どちらが自分に合うのか」の一点にしぼられてきます。

Duoと18 Proのどちらを選ぶかは、撮るものと使い方のどちらに重みがあるかで決まります。客席の中ほどより後ろから舞台を撮る、運動会でトラックの向こうの子を動画で追う、仕事でProResやApple Log 2、ProRAWを使う、片手で持つ時間が長くて軽さを優先する。このどれかに当てはまるなら18 Proです。撮ったものを大きな画面で見返す時間が長い、撮られる人に外側の画面で構図を見せたい、顔より指で認証したいなら、Duoが合います。どちらにも強く当てはまらないなら、メインカメラの48MPと超広角とチップは同じなので、写りで困ることは少なく、重さと画面の好みで決めてかまいません。

大きな画面と望遠の両方を手放したくない人には、18 Pro Maxという三つ目の答えがあります。今の機種が17 Proなら、Duoに替えると望遠とProResが無くなることも、買う前に知っておきたいところです。カメラ、画面、本体の仕様を一つずつ並べた比較は、iPhone Duoと18 Proの違い|画質・カメラ・画面・本体を全項目で比べるに譲ります。

この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります

  1. 撮るもの・使い方別の判断表
  2. 発売前のDuoを、何を根拠に選ぶか
  3. 後から補えない差から順に決める
  4. 舞台と発表会|席から舞台までの距離で答えが変わる
  5. 運動会は、動画のズームの上限と一日の電池で決まる
  6. 小さな子の日常は、どちらでも撮れる。違うのは目線とぼけ
  7. 旅行と夜の街で分かれるのは、遠くの景色と光の筋
  8. 仕事で撮るなら、記録形式とプロのコントロールで分かれる
残りの14項目を見る
  1. 画面と重さは、毎日の使い方で重みが変わる
  2. 電池、認証、ボタンの違いを、使う場面に当てはめる
  3. 18 Pro Maxを入れた三択
  4. 行事を撮る家庭の、四つの選び方
  5. 暮らしと仕事の条件で選ぶ人の、四つの形
  6. 今の機種を使い続けるという判断
  7. 容量は、本体に何をどれだけ置くかで決める
  8. よく聞く三つの比べ方を、仕様で確かめ直す
  9. 店頭で確かめること、発売後に確かめること
  10. 予約から最初の行事までの段取り
  11. 選んだあとで後悔しやすい四つの型
  12. 撮った写真と動画を家族に渡す、DVDやブルーレイにする
  13. 決めたら、次の行事の日付から逆に数えて動く
  14. よくある質問

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撮るもの・使い方別の判断表

撮るものと使い方の条件を、行事を撮る家族と、仕事で撮る人によくある順に並べました。右の列の仕様は、その条件で二つの機種の差を決める部分だけです。Duoは発売前なので、「合う機種」はAppleの仕様ページから見込めることで、実機で撮り比べた結果ではありません。当てはまる行に印を付けながら読むと、自分の答えが見えてきます。

条件 合う機種 差を決める仕様
発表会を客席の中ほどより後ろ、2階席から撮る 18 Pro 望遠の4倍(100mm)と8倍(200mm)。Duoは2倍(52mm)から先がデジタル
発表会を前の数列や園の遊戯室で撮る どちらでも Duoの2倍で足りる距離が多い。構図の確かめやすさはDuo
運動会でトラックの向こうの子を動画で追う 18 Pro ビデオのデジタルズームは最大24倍(Duoは最大6倍)
乳幼児の日常、室内や公園の写真 どちらでも メイン48MP、超広角、ナイトモード、写真の処理が共通
小さな子の目線をカメラに向けたい Duo 外側の画面のキッズキュー、Duo Preview、スマート撮影
記念写真で、ぼけと奥行きを自分で選びたい 18 Pro メインの可変絞り(ƒ/1.48・ƒ/1.8・ƒ/2.8・ƒ/4.0)
旅行で遠くの建物や動物を撮ることが多い 18 Pro 望遠カメラの有無
料理、花、工作のマクロ写真 どちらでも 同じ超広角で48MPマクロ
撮った写真と動画を家族で見返す時間が長い Duo(または18 Pro Max) 内側7.6インチ。Pro Maxは6.9インチ
片手で長く持つ。少しでも軽いほうがいい 18 Pro 211g(Duoは254g、Pro Maxは249g)
ビデオ再生の時間を長くとりたい 18 Pro Max、またはDuoの外側使用 最大45時間と最大44時間(18 Proは最大36時間)
指で認証したい Duo サイドボタンのTouch ID(開いても閉じても使える)
アクションボタンをよく使っている 18 Pro Duoの仕様ページにアクションボタンの記載が無い
仕事で色を作る、ほかのカメラと合わせる 18 Pro ProRes、ProRes RAW、Apple Log 2、ProRAW、プロレベルのコントロール
撮ったまま手を加えていないと写真で示したい 18 Pro Appleリファレンス画像

表に「どちらでも」の行が多い理由

表を縦に読むと、「どちらでも」が三つあります。どちらの機種も、メインカメラは48MPのFusionメイン、超広角は13mm・ƒ/2.2・120°の同じ48MP Fusion超広角です。写真の処理も、Photonic Engine、Deep Fusion、スマートHDR 5、フォトグラフスタイル3が両方に入っています。Appleの発表文では、どちらのメインカメラも新しいコンピュテーショナル画像パイプラインを使うとされています。明るい場所でメインと超広角で撮る写真は、部品と処理の名前の上では差が小さいということです。

チップも同じA20 Proで、動画の上限は、Fusionメインでの4K 120fpsとシネマティックモードの4K 60fpsがそろっています。差が開くのは、遠くを撮る、ぼけや光の表現を自分で選ぶ、仕事の記録形式を使う、という撮る側の話と、画面の大きさ、重さ、認証という持つ側の話です。表のどの行に強く当てはまるかで、答えはほとんど決まります。

当てはまる行が二つの機種に分かれたとき

舞台は18 Pro、見返すのはDuo、というように、印が両方に付く人も多いはずです。そのときは、それぞれの行に二つの重みを付けて比べます。一つは一年のうちにその場面が来る回数、もう一つは撮り直しができるかどうかです。年に2回の発表会でも撮り直しはできず、毎晩の見返しは回数が多くても、画面が小さいなら少し不便になるだけです。重いのは前者です。

この二つを掛け合わせると、多くの家庭では「撮り直しのできない行事の写り」が重くなります。反対に、行事はほとんど前の席で撮れていて、困っているのは毎日の画面の小ささだという家庭なら、見返す行が重くなります。迷ったら、去年一年に撮った写真と動画を写真アプリで日付順に見返し、どの場面が何回あったかを数えてみると、重みの見当がつきます。

判断表に載せなかった、二つの機種で同じもの

判断表には、二つの機種で同じものを入れていません。チップのA20 Pro(6コアCPU、7コアGPU、デュアル16コアNeural Engine)と、通信のC2モデム、Wi-Fi 7とBluetooth 6は、仕様ページの記載が同じです。FeliCa、衛星経由の緊急SOS、USB-CのUSB 3(最大10Gb/s)、容量の選択肢の256GBから2TBまでも同じです。この部分は、どちらを選ぶかを決める材料になりません。

一つだけ、どちらを選んでも先に確かめておきたいことがあります。日本のモデルはどちらもデュアルeSIMで、物理SIMには対応していません。今の機種でカードのSIMを使っている人は、どちらに替えてもeSIMへの切り替えが要るので、契約している通信会社の手続きを予約の前に確かめておきます。

発売前のDuoを、何を根拠に選ぶか

Duoは発売前のため、Appleの仕様ページと発表資料から分かる範囲で比べています。ここに書くのは2026年10月時点の情報です。18 Proは9月18日に発売され、カメラのレビューも出ています。一方で、Duoは10月23日の発売前で、実機の作例や画質のレビューは確かめられていません。発表会場で触った記者の記事はあっても、画質の評価はしていないものばかりです。

仕様ページから分かることと、分からないことを分けておきます。分かるのは、レンズの数と焦点距離、絞り値、画素数、画面の大きさと細かさ、重さと寸法、電池の公式の時間、記録形式の有無です。分からないのは、両方の機種のセンサーの大きさで、Appleはどちらも公表していません。Duoのメインカメラの画素の大きさ、ヒンジを何回開け閉めできるか、折り目がどのくらい見えるかの数値、そしてDuoで実際に撮った写りも、分からない部分です。

この記事の判断表は、分かる側の仕様だけで組んでいます。望遠の有無、ProResの有無、画面の大きさ、重さは、発売後のレビューで覆ることのない差です。一方で、暗いホールでの細かな写りや、色の傾向は、発売後に作例が出てから分かる部分です。この部分を重く見る人は、発売後のレビューを待ってから決めても遅くはありません。

次の行事の日付で、待つか決めるかを分ける

待てるかどうかは、次に撮りたい行事の日付で決まります。11月や12月に発表会があるなら、Duoを予約して10月23日に受け取れれば、本番までに数週間の練習の時間がとれます。行事が10月中にあるなら、すでに発売されている18 Proで撮るか、今の機種で撮ってから決めるほうが、慣れない機種で本番を迎えずに済みます。

発売の直後は予約が集中して、手元に届く日が延びることもあります。行事の日付がぎりぎりなら、届く日を当てにした段取りは組まないでおきます。今の機種で次の行事を撮り、その映像を見て「ここが足りない」と分かってから選ぶのも、買う直前の人にとっては確かな方法です。

発売済みの18 Proのレビューから分かること

18 Proは発売から3週間ほどで、カメラのレビューがいくつか出ています。DXOMARKの評価では、カメラの総合が172点で、世界のランキングの2位とされています(2026年9月19日)。長所には、露出の正確さと広いダイナミックレンジ、可変絞りが集合写真で被写界深度を自動で広げる点が挙がっています。短所には、逆光で顔が暗くなること、わずかな色かぶり、遠い距離の望遠が一部の他社の上位機種に及ばないことが挙がっています。

この短所のうち、逆光の顔の暗さは、屋外の運動会や、窓を背にした室内の写真でかかわってくる点です。Duoについては同じ評価がまだ無いので、逆光でどう写るかは比べられません。18 Proのレビューは、18 Proを選ぶときの材料には使えても、Duoとの差を測る材料には使えない、と分けて読みます。

後から補えない差から順に決める

判断表の行を一つずつ考えても決まらないときは、順番を決めて質問に答えていきます。並べる順番は、買ったあとで補えない差から先です。望遠のカメラは後から足せません。ProResやApple Log 2のように仕様ページに無い記録形式も、iOSを新しくして使えるようになるとは書かれていません。画面の大きさと重さは毎日の使い心地の話で、慣れで気にならなくなる人もいます。

一つ目の質問には、今の機種で撮った去年の行事の写真や動画を使います。写真アプリで一枚を開いて上にスワイプすると、撮ったカメラやレンズの情報が出ます。2倍か、それに近い倍率で撮った舞台のわが子が「小さすぎて顔が分からなかった」と感じたなら、光学品質の倍率が2倍までのDuoでは、同じ席から大きくは撮れません。

去年の行事の写真、仕事で使う記録形式、見返す時間、軽さの順に4つの質問に答え、はいなら18 ProかDuoに決まり、最後まで「いいえ」ならどちらでもよい、という判断の道すじの図
後から補えない差を先に置いた順番。最後まで「いいえ」なら写りで困る場面は少ない

一つ目は、去年の写真で答える

この質問に「はい」となる人は、ほかの条件がどうであっても、望遠のある18 Pro(または18 Pro Max)を選ぶほうが後悔は少なくなります。Duoで足りない大きさを補う方法は、前の席に移ることと、デジタルズームで画面を引き伸ばすことの二つしかありません。どちらも毎年は使えない手だったり、画質と引き換えだったりします。

反対に、去年は前の数列で撮れた、園の遊戯室で数メートルの距離だった、という人は「いいえ」で次へ進みます。ただし、席が抽選で毎年変わる会場なら、いちばん後ろになった年を基準に答えます。抽選で前の席になった年の写真だけを見て決めると、後ろの席になった年に困ります。

二つ目と三つ目は、使い道で答える

二つ目は、仕事で撮る人のための質問です。あとで編集ソフトで動画の色を作り込む、ほかのカメラと色や時刻を合わせる、写真をDNGで現像する、という使い方がある人は、18 Proです。家族の記録だけなら、迷わず「いいえ」で進んでかまいません。

三つ目は、撮ったあとの時間の話です。写真や動画を見返す、家族に見せる、地図や資料を広げる時間が毎日長いなら、内側7.6インチの画面のDuoが候補に残ります。この質問で「はい」になった人は、できれば一度Duoを手に持ってから決めます。254gは18 Proより43g重く(計算上)、18 Pro Maxとは5gしか違いません。大きな画面を毎日広げる人ほど、その重さを毎日持つことにもなるからです。

Duoが店頭に並ぶのは発売日の10月23日以降と見込まれ、予約が始まる10月16日には手に取れないので、予約で申し込むか、発売を待って持ってから決めるかは、次の行事の日付で選びます。四つ目の重さの質問まで「いいえ」が続いた人は、写りで困る場面が少ない人なので、色、認証の方式、画面の好みで決めてかまいません。

舞台と発表会|席から舞台までの距離で答えが変わる

発表会を撮る家族にとって、二つの機種の差がいちばん大きく出るのはズームです。18 Proの背面には、メインと超広角に加えて100mm(4倍)の望遠があり、その中央を使う8倍(200mm)までを、Appleは光学品質と呼んでいます。Duoはメインと超広角の二つで、メインの中央を使う2倍(52mm)が光学品質の上限です。そこから先は、写真なら最大10倍、ビデオなら最大6倍までのデジタルズームになります。ここが二つの機種のいちばん大きな差です。

この差が写りにどう表れるかは、席から舞台までの距離で変わります。舞台まで数メートルの遊戯室なら、2倍で子ども一人を大きく撮れる場面が多く、望遠の出番はあまりありません。市民ホールの2階席なら、Duoでは最大の倍率にしても小さく、18 Proの8倍との差がはっきり出ます。距離ごとの写る大きさは、望遠が無いiPhone Duoで舞台は撮れるか|客席の距離別に18 Proと比べるで計算し、図にしています。

同じ席から写る大きさは、焦点距離の比で決まる

同じ席から撮ると、写る大きさは焦点距離にほぼ比例します。Duoの2倍は52mm、18 Proの4倍は100mm、8倍は200mmなので、計算上は、18 Proの4倍でDuoの2倍の約1.9倍、8倍で約3.8倍の大きさに写ります。Duoで18 Proの8倍と同じ大きさに写すには、舞台までの距離を約4分の1にする必要があります。20mの席なら約5mの席です。席を5mまで前に出せる会場は多くないので、後方の席が多い家庭にとって、この差は撮り方の工夫では埋まりません。

ここでの焦点距離は、Appleが仕様ページに書いている値です。どちらも同じ書き方の値なので、比べる目安には使えますが、換算の基準まで明記されているかは確かめられていません。写る大きさの比を出すための数字として読んでください。

デジタルズームで残る画素を、ディスクの画面と比べる

デジタルズームは、センサーの中央を切り出して引き伸ばす仕組みです。1倍でメインの48MPを使い、倍率に合わせて中央を切り出すとして計算すると、Duoの2倍は12MP(Appleの表記どおり)になります。ビデオの上限の6倍なら、約130万画素ぶんの範囲になります。18 Proは望遠の48MPから同じように切り出すので、8倍は12MP、ビデオの上限の24倍は約130万画素ぶんです。

Duoの6倍と18 Proの24倍は、使う画素の数が同じで、写る大きさが違う、という関係です。1倍の焦点距離がDuoは26mm、18 Proは24mmなので、写る大きさの差は倍率の比の4倍より少し小さく、計算上は約3.7倍です。

この画素の数を、最後に見る画面に必要な画素と比べます。DVDの画面は720×480で約35万画素、ブルーレイは1920×1080で約207万画素、4K(一般に3840×2160)は約830万画素です。Duoの6倍の約130万画素は、DVDの画面には足り、ブルーレイの画面には足りません。画素の数の上で、ブルーレイの画面に足りる範囲が残るのは、計算上、Duoでは約4.8倍まで、18 Proでは約19倍までです。

DVDの画面は約35万画素、ブルーレイの画面は約207万画素。Duoのビデオの上限の6倍と、18 Proの上限の24倍で使うセンサーの範囲は、どちらも約130万画素で、DVDには足り、ブルーレイには足りないことを横棒で比べた図
計算上の値。ビデオの上限で使う範囲は、DVDの画面には足り、ブルーレイの画面には足りない

実際の写りは、画像処理やノイズ、手ぶれでも変わるので、この計算は「画素がどこで足りなくなるか」の目安です。ブルーレイや4Kのテレビで、表情の細かいところまで見たいなら、5倍あたりから先で18 Proとの差が開いていきます。

前の席、中ほど、後ろの席で分ける

前の数列で撮れる会場、園の遊戯室、小学校の体育館の前方なら、Duoの2倍で足りる場面が多く、どちらの機種でもかまいません。Duoは開いて内側の7.6インチで構図を確かめながら撮れるので、全体を撮るのか一人を追うのかを決めやすく、撮りやすさではDuoが少し上回ると見込めます。

中ほどの席は、渡し方で分かれます。DVDにして配るのが主ならDuoの3〜6倍でも画素は足り、ブルーレイや大きなテレビで見るなら18 Proの4倍と8倍が役に立ちます。後ろの席や2階席は、Duoのビデオの上限の6倍でも小さく写ることが多くなり、ここは18 Proを選ぶ場面です。暗いホールでは、望遠で寄るほど取り込める光が減るという条件も加わります。

毎年同じ会場で、毎回後ろの席になるという家庭なら、ズームの差は毎年の写りに表れます。反対に、前の席を取れる、あるいは園や学校が撮った記録の映像も手に入る、という家庭なら、ズームだけを理由に機種を決める必要はあまりありません。撮影が禁止されていて業者の映像だけが買える発表会なら、そもそも舞台の写りで機種を選ぶ理由がなくなります。

運動会は、動画のズームの上限と一日の電池で決まる

運動会は、舞台の発表会と違って、被写体が走り、撮る時間が朝から午後まで続きます。比べるところは、動画で寄れる倍率の上限、動いている子を追うときの手ぶれ補正、一日を通して電池がもつかどうかの三つです。写真だけを撮る家庭より、かけっこやリレーを動画で撮る家庭のほうが、二つの機種の差を感じやすくなります。

走る子を動画で追うとき

ビデオのデジタルズームは、18 Proが最大24倍、Duoが最大6倍です。トラックの向こう側を走る子を観覧席から撮るなら、Duoは6倍で止まり、それ以上は寄れません。18 Proは望遠の4倍から8倍までを光学品質で使い、その先もビデオで寄れます。手ぶれ補正は、18 Proのメインが第2世代のセンサーシフト光学式、望遠が3Dセンサーシフト光学式、Duoのメインがセンサーシフト光学式で、両方に映画レベルのビデオ手ぶれ補正があります。

倍率を上げるほど、手のわずかな揺れも画面では大きな揺れになります。Duoで6倍まで上げて走る子を追うより、2〜3倍にとどめて少し広めに撮り、あとで寄せるほうが見やすい映像になることもあります。

18 Proで4倍をまたいでズームすると、撮っているカメラがメインから望遠へ切り替わります。録画中の切り替わりを避けたいなら、「設定」の「カメラ」から「ビデオ撮影」に入り、「カメラをロック」をオンにしておくと、録画中は自動でカメラが切り替わりません。

写真で残すか、動画で残すか

写真のデジタルズームは、18 Proが最大40倍、Duoが最大10倍です。動画と同じように計算すると、10倍の写真に使うセンサーの範囲は、Duoで約48万画素、望遠から切り出す18 Proで約770万画素です(計算上)。スマホの画面で見るだけなら目立たなくても、大きな画面に映したり、一部を切り出したりすると、この差は粗さとして表れます。

Duoと18 Proのズームの上限を2列で比べた表。光学品質はDuoが2倍まで、18 Proが8倍まで。ビデオのデジタルズームは最大6倍と最大24倍、写真は最大10倍と最大40倍。10倍の写真に使う範囲は約48万画素と約770万画素
画素は計算上の値。遠い子を撮るなら、写真でも動画でも18 Proのほうが寄れる

動画と写真を同時に残す方法もあります。どちらの機種も、4Kのビデオを撮りながら8MPの静止画を撮れ、バーストモードとLive Photosもあります。ゴールの瞬間を一枚の写真で残したい家庭なら、動画を撮りながら静止画を撮るか、写真に切り替えて連続で撮るかを、本番の前に試しておきます。どちらを選ぶかで、ズームの差の出方は変わりません。遠い子を撮るなら、写真でも動画でも18 Proです。

朝から午後まで電池をもたせる

Appleが公表している電池の時間は、ビデオ再生と通常使用の時間で、撮影できる時間ではありません。比べる目安として見ると、ビデオ再生は18 Proが最大36時間、Duoは外側の画面を使うと最大44時間、内側の画面を使うと最大31時間です。Duoは画面の使い方で時間が変わるので、撮影でも、閉じて外側の画面で撮るか、開いて内側で確かめながら撮るかで、電池の減り方が変わると見込まれます。

運動会の日は、待ち時間に写真を見返したり、家族に送ったりもします。Duoを開いて大きな画面で見返す時間が長いほど、電池は内側使用の時間に近づいていきます。

途中で充電するなら、有線の高速充電は18 Proが約15分、Duoが約20分で最大50%です(どちらも別売りの60W以上のアダプタを使う場合)。観覧席ではコンセントが使えないことが多いので、モバイルバッテリーとUSB-Cケーブルを持っていく段取りになります。長い行事の電池と熱の詳しい比べ方は、iPhone Duoの電池は18 Proより持つか|長時間撮影・充電・発熱の差にまとめました。

熱については、18 ProもDuoも、iPhone 17 Proより持続性能が上がったとAppleは書いています(18 Proが最大40%、Duoが最大35%)。どちらも17 Proとの比べ方で、Duoと18 Proを直接比べた数値はありません。熱でどちらが先に撮れなくなるかは、仕様からは決められないということです。日なたの観覧席で長く撮るなら、機種にかかわらず、撮らない時間は日陰に置く、かばんの中で充電しながら撮らない、という使い方のほうが確かです。

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小さな子の日常は、どちらでも撮れる。違うのは目線とぼけ

家の中やいつもの公園で子どもを撮る写真は、メインと超広角とナイトモードがあれば、ほとんどの場面に足ります。この部分は二つの機種で共通です。48MPマクロ、パノラマ(最大63MP)、次世代のポートレート、ポートレートライティング、フォトグラフスタイル3もそろっています。Duoの写真の初期設定は「デフォルトの24MP撮影」と発表されていて、48MPで残すかどうかは設定で選べます。

日常の写真で差が出るのは、撮られる子どもの側を手伝う機能と、撮る大人の側が選べる表現の二つです。前者はDuoにあり、後者は18 Proにあります。どちらを大事にするかは、撮る人が家族の中で何人いるか、写真に何を残したいかで変わります。

目線をもらう、全員そろって撮る

Duoには、外側の画面にピーナッツのアニメーションを出して、子どもの視線をカメラに向けるキッズキューがあります。外側の画面に撮っている映像を出して、撮られる人が自分の写り方を確かめられるDuo Previewもあります。スマート撮影は、A20 Pro上のAIのモデルが場面を見て、全員の準備ができたら撮る機能です。どれも18 Proの仕様ページには載っていません。撮られる側のための機能です。

小さな子どもは、カメラを向けると横を向いたり、画面をのぞき込みに来たりします。外側の画面に自分の顔が映っていれば、のぞき込みに来なくても写り方が分かります。祖父母と孫が並ぶ写真を撮るときも、撮られる側が画面を見て並び方を直せます。家族写真を撮るのがいつも同じ一人で、撮る人の負担を減らしたい家庭には、この三つの機能が合います。

ぼけと奥行きを選ぶ

18 Proのメインカメラは、絞りをƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0の4段階で変えられます。暗いところではƒ/1.48に開き、グループ写真ではƒ/4に絞って前後の列までピントの合う範囲を広げる、とAppleは説明しています。ƒ/1.48で背景が大きくぼけ、ƒ/4.0で手前と奥の両方がくっきり写るとされています(GIGAZINE、2026年9月26日)。Duoのメインはƒ/1.6で固定です。絞りは選べません。

七五三や入学式の記念写真を自分で撮って、背景のぼけ方まで選びたい人には、18 Proの可変絞りが合います。ポートレートモードの処理でつくるぼけは両方の機種にありますが、レンズの絞りでつくるぼけは処理のぼけより自然だとされています(デジカメWatch、2026年9月29日)。一方で、絞りを変えたときの解像の差は、通常の写真では分からない程度という評価もあります(Fstoppers、2026年9月19日)。

動き回る子にピントを合わせ続ける部分は、仕様の言葉の上では違いがあります。18 Proのメインは100パーセントのFocus Pixels、DuoのメインはHybrid Focus Pixelsと書かれていて、スマートフォーカストラッキングは両方にあります。この言葉の違いが動く子の写りにどう表れるかは、Duoの実機の作例が出るまで確かめられません。

暗い部屋の寝顔や、ろうそくの明かり

夜の部屋で寝顔を撮る、誕生日のろうそくの明かりで撮る、という暗い室内の写真は、小さな子のいる家庭では回数の多い場面です。ナイトモードは両方にあります。18 Proは暗いところで絞りを自動でƒ/1.48まで開き、Duoのメインはƒ/1.6です。Duoについては、大型センサー、明るい絞り値、センサーシフト光学式手ぶれ補正で暗い場所でも優れた性能になる、とAppleは説明していますが、数値はありません。

センサーの大きさがどちらも公表されていないので、絞りの数字だけで、どちらが暗い部屋で明るく写るかは決められません。フラッシュは、18 ProがアダプティブTrue Toneフラッシュ、DuoがTrue Toneフラッシュです。動画では、改良された低照度ビデオ(1080p)の記載が両方にあります。暗い部屋の写りを重く見る人は、発売後に、Duoで撮った夜の室内の作例を見てから決めます。

旅行と夜の街で分かれるのは、遠くの景色と光の筋

旅行の写真は、超広角とメインで撮る範囲は同じで、差が出るのは遠くの被写体です。展望台から見る遠くの塔、川の向こうの建物、動物園の奥にいる動物は、18 Proなら4倍・8倍で、引き伸ばさずに大きく撮れます。Duoでは2倍から先がデジタルズームなので、遠くを撮る写真が多い旅行ほど差が大きくなります。料理や旅先の小物のマクロ写真は、どちらも同じ超広角で撮れます。

夜の街やイルミネーションは、ナイトモードが両方にあり、18 Proだけが絞りで光の筋の出方を変えられます。ƒ/1.8から光源に光芒が出始め、ƒ/4.0で長くなるとされています(GIGAZINE、2026年9月26日)。街灯の光を星のように写したい、反対に筋を出さずに柔らかく写したい、という表現を選べるのは18 Proです。

旅行は撮る時間より、持ち歩く時間のほうが長くなります。閉じたDuoは高さ117.8mmで、18 Proの150.0mmより32.2mm低くなります(差は計算上)。一方で、幅は84.1mm、厚さは11.3mmと、18 Proの71.9mm、8.75mmより大きくなります。ポケットに縦に入れる人と、小さなバッグに入れる人で、持ちやすさの感じ方は逆になりそうです。地図や乗り換えの画面を大きく開いて見たいなら、Duoの内側の画面が役に立ちます。

耐水と防塵はどちらもIP68(最大水深6メートルで最大30分間)ですが、Appleは濡れたまま充電しないよう注意していて、液体による損傷は保証の対象外です。

仕事で撮るなら、記録形式とプロのコントロールで分かれる

店の紹介の動画、イベントの記録、取材や講座の撮影のように、仕事で撮る人の答えは、撮ったあとに手を加えるかどうかで分かれます。撮ったまま送る、SNSに載せる、現場の記録として残す、という使い方なら、どちらの機種でも困ることは少ないはずです。編集ソフトで色を作り込む、ほかのカメラの映像と合わせる、という使い方なら、18 Proにしか無い機能が要になります。

色を作る仕事は、18 Proにしか無い機能で決まる

18 Proのビデオ撮影フォーマットはHEVC、H.264、ProRes、ProRes RAWで、DuoはHEVC、H.264です。18 Proには、次の機能もあります。

  • Apple Log 2
  • アカデミーカラーエンコーディングシステム(ACES)
  • Genlock
  • 空間ビデオ(1080p・30fps)
  • ビデオのプロレベルのコントロール

ProRes RAWは対応するアプリが要り、Genlockは対応する他社のハードウェアとソフトウェアが要ります。どれもDuoの仕様ページには記載がありません。

写真でも、18 ProはDNG(ProRAW)で残せて、レンズ絞り、シャッタースピード、ホワイトバランス、ヒストグラム表示などのプロレベルのコントロールが使えます。Duoの写真の形式はHEIFとJPEGです。現像の幅を残しておきたい写真の仕事なら、18 Proです。iOS 27のユーザガイドも、プロレベルのコントロールの対象を「iPhone 18 Proモデル」に限っているので、Duoや前の機種がiOSの更新で同じことをできるようになるとは考えないでおきます。

ProResを使うなら、容量の見積もりも一緒にしておきます。iPhoneの設定画面の目安(iOS 18.6の画面の文言。iOS 27の画面では確かめていません)では、10ビットHDRのProResは1分で1080p/30fpsが約1.7GB、4K/30fpsが約6GBです。

4Kの60fps以上のProResは外部ストレージに記録するときの機能で、18 Proでは初めてProResを使うときに「プロビデオストレージを構成」で本体に確保する容量を決める手順が加わりました。18 Proの動画の新しい機能は、iPhone 18 Proの動画新機能|4K60シネマティック・4Kタイムラプス・可変絞りで扱っています。

現場の記録と、見せる仕事

工事や修理の現場の記録、店の商品の写真、教室の様子を撮った動画のように、撮ったものをそのまま使う仕事なら、Duoで足りる場面が多くなります。動画の上限は4K 120fpsで18 Proと同じで、超広角も同じ部品です。その場で相手に写真を見せる、図面や資料を大きく開いて説明する、という仕事なら、Duoの内側7.6インチの画面が役に立ちます。Apple Pencil(USB-C)にも年内に両方の画面で対応する予定とされています。

反対に、店の紹介の動画を撮って自分で色を整えてから公開する、講演を2台以上のカメラで撮って一本にまとめる、という仕事は、記録形式で18 Proに分があります。Duoの動画でできることと、できないことはiPhone Duoの動画性能|発売前に仕様から分かる4K120fps対応・ProRes非対応に整理しています。仕事の撮影がほとんど遠くからの記録なら、望遠の有無も合わせて考えます。

声を録る仕事は、マイクの記載も見ておく

講座、インタビュー、式典のあいさつのように、声が主役の撮影では、音の記載も比べます。18 Proの仕様ページには「4つのスタジオ品質のマイク」があり、Duoの仕様ページには書かれていません。空間オーディオとステレオ録音、風切り音の低減、オーディオミックス、オーディオズームは両方にあります。

この記載の差が録れた声にどう表れるかは、Duoの実機で確かめられるまで分かりません。声をはっきり録りたい仕事なら、機種の差を気にするより、話す人の近くに置ける外付けのワイヤレスマイクを使うほうが確かです。使う前に、そのマイクがiPhoneに対応しているかを説明書で確かめておきます。

手を加えていないことを、写真で示したいとき

18 Proには、Appleリファレンス画像という新しい写真の仕組みがあります。メインカメラのセンサーが取り込んだピクセルに署名し、「リファレンス」モードで撮ると、署名付きのデータからプライベートクラウドコンピューティングで改変できない画像を作ります。写真アプリでメインの画像と並べて、編集されたかどうかを見比べられます。現場の状態をありのままに残したい記録の仕事では、候補に残る機能です。

自分でオンにして使う機能で、動画ではなく写真の機能です。中国では提供開始の時点で使えず、EUでは提供開始の時点で18 Proでの撮影ができない(見ることと現像はできる)とされています。日本で使う分には制限の記載はありませんが、提出先がこの画像をどう扱うかは別の話なので、使う前に提出先に確かめておきます。Duoの仕様ページにはこの機能の記載がありません。

画面と重さは、毎日の使い方で重みが変わる

画面と重さは、写りのように後から補えない差ではありませんが、毎日、何時間も付き合う差です。人によって大事さがまったく違うので、仕様の数字を自分の一日に当てはめて考えます。

大きな画面で見返す、見せる

Duoの画面は、内側が7.6インチ(1,878×2,670、430ppi)、外側が5.4インチ(1,398×2,034、460ppi)です。18 Proは6.3インチ(2,622×1,206、460ppi)です。Appleは、内側の画面を「iPhone 18 Pro Maxより50パーセント大きく」、外側を「iPhone 18 Proのスクリーン領域の90パーセントの広さ」と説明しています。明るさ(標準1,000ニト、HDRのピーク1,600ニト、屋外のピーク3,000ニト)、最大120HzのProMotion、常時表示は同じ値です。

違うのは大きさと細かさです。見返すときの動画の大きさを、画素数とppiから計算しました。16:9の動画を横向きで画面の幅か高さいっぱいに映すと、映像の部分の対角は、計算上、Duoの内側で約7.1インチ、18 Pro Maxで約5.9インチ、18 Proで約5.3インチ、Duoの外側で約5.1インチです。Duoの内側は正方形に近い形なので、上下に余白が出ても、映像そのものは一番大きく映ります。

16:9の動画を画面の幅か高さいっぱいに映したときの映像の大きさを、Duoの内側、18 Pro Max、18 Pro、Duoの外側の順に、実際の縦横の比で並べた図
画素数とppiから出した計算値。Duoの内側は映像の部分の対角が約7.1インチ

運動会の動画を祖父母と並んで見る、撮った写真を家族で回して見る、という時間が長い家庭ほど、この差を毎日感じます。気にしておきたいのは、内側の画面が430ppiで、18 Proの460ppiより1インチあたり30ピクセル粗い(計算上)ことと、折り目です。

Appleは、内側のNano-texture仕上げが映り込みを抑え、折り目を目立ちにくくするとしていますが、折り目が無いとは書いていません。発表会場で触った記者は、照明によっては見える(MacRumors、2026年9月9日)、黒い画面で分かる(週刊アスキー、2026年9月11日)と書いています。画面の比べ方は、iPhone Duoと18 Proの画面を、撮るときと見返すときで比べた記事で詳しく扱っています。

撮りながら構図を確かめる画面

画面は、見返すときだけでなく、撮るときにも使います。Duoは開いて撮れば、内側の7.6インチの画面で構図を確かめながら撮れます。閉じて撮るなら外側の5.4インチで、18 Proの6.3インチより少し小さい画面です。撮っているあいだ、外側の画面を撮られる人に向けられるのもDuoだけです。開いたDuoを構えると幅が164.6mmになるので、混んだ客席では隣の人の視界に入らないかも気にしておきます。

屋外の明るい場所での見やすさにかかわる仕様のうち、最大輝度と反射防止コーティングは両方で同じです。違いは、Duoの内側の画面にだけ、映り込みを抑えるNano-texture仕上げがあることです。

254gを一日持つか

重さはDuoが254g、18 Proが211g、18 Pro Maxが249gです。計算上、Duoは18 Proより43g、Pro Maxより5g重くなります。厚さは、閉じたDuoが11.3mmで18 Proの8.75mmより2.55mm厚く、開くと5.2mmになります。フレームは、18 Proがアルミニウム、Duoがグレード5のチタニウムです。

43gの差を気にするかどうかは、持ち方で変わります。首からストラップでさげる、片手で長い時間構える、寝転がって顔の上で持つ、という使い方では重さが手と首に残ります。いつもかばんに入れていて、撮るときだけ取り出す人なら、気にならないかもしれません。手元の機種の重さを確かめておき、その差を店頭で持ち比べると見当がつきます。本体の重さと丈夫さは、254gのiPhone Duoは重いか|18 Proと大きさ・素材・丈夫さを比べるで比べています。

電池、認証、ボタンの違いを、使う場面に当てはめる

電池と認証とボタンは、どれも写りには関係しませんが、毎日の手間を決める部分です。三つとも、Duoが板状のiPhoneと違う作りになっているところなので、今の機種と同じ感覚で使えるかを確かめておきます。

電池は、画面の使い方で比べる

Appleが公表しているビデオ再生の時間は、18 Pro Maxが最大45時間、Duoの外側の画面を使ったときが最大44時間です。18 Proは最大36時間、Duoの内側の画面を使ったときは最大31時間です。Duoは左右に1つずつのデュアルバッテリーで、通常使用の最大24時間は、内側と外側を均等に使った場合の値です。数値はどれもAppleの試作機でのテストの結果で、使い方で変わります。撮影できる時間ではありません。

Appleが公表しているビデオ再生の最大時間を、18 Pro Maxが45時間、Duoの外側使用が44時間、18 Proが36時間、Duoの内側使用が31時間として棒の長さで比べた図
Appleの試作機でのテストの値で、撮影できる時間ではない。使い方で変わる

閉じて外側の画面だけで済ませることが多い人は、DuoでPro Maxに近い時間を見込めます。開いて内側の画面で動画を見る、資料を読む時間が長い人は、18 Proより短い時間を見込んでおくほうが安心です。

今の充電の道具がそのまま使えるか

どちらもUSB-Cで、MagSafeとQi2のワイヤレス充電は最大25Wです。今USB-Cの機種を使っているなら、ケーブルと充電器はそのまま使えます。ただし、仕様ページの高速充電の時間は、有線なら60W以上、MagSafeなら35W以上の別売りのアダプタを使った場合の値です。手持ちの充電器の出力がそれより小さいなら、充電は仕様ページの時間より遅くなります。

Duoの高速充電のテストは、開いた状態で行われています。閉じた状態で充電したときの時間は公表されていません。MagSafeの充電器や、車のホルダー、スタンドを使っている人は、閉じたDuoの幅84.1mm・厚さ11.3mmで今の道具に収まるかも、店頭で確かめる項目に入れておきます。

顔で開くか、指で開くか

18 ProはFace ID、DuoはサイドボタンにTouch IDが入っていて、開いていても閉じていても指で認証できます。どちらが手間なく開けられるかは、ふだんの持ち方や、手袋やマスクを使う季節など、暮らし方で変わります。Touch IDの機種を使っていたころと、Face IDに替えてからを思い出して、不便に感じた場面がどちらにあったかを比べると、選びやすくなります。

今の機種を祖父母に譲る、新しい機種を親に渡して使ってもらう、という場合も、認証の方式が変わります。顔で開く機種に慣れた人に指で開く機種を渡すと、最初は戸惑うこともあるので、渡す前に一緒に登録して、開け方を試しておきます。指で開く機種から顔で開く機種へ移る人も同じで、最初の数日は開け方を意識して使うことになります。

アクションボタンとカメラコントロール

18 Proにはアクションボタンがあり、Duoの仕様ページにはアクションボタンの記載がありません。アクションボタンに何かの操作を割り当てて、毎日のように使っている人は、Duoではその操作を別の方法で呼び出すことになります。カメラコントロールは両方にあり、露出、被写界深度、ズーム、カメラ、スタイル、トーンを指で調整できます。

色は、18 Proがブラック、シルバー、グレイシャー、バーガンディの4色、Duoがナイトスカイ、スターホワイトの2色です。ケースを付けて使う人には大きな差ではありませんが、ほしい色が片方にしか無いなら、それも決める理由の一つになります。

18 Pro Maxを入れた三択

大きな画面がほしいけれど、望遠も手放せない。その人の答えは18 Pro Maxです。カメラは背面も前面も18 Proと同じで、望遠の4倍・8倍も、可変絞りも、ProResも使えます。違うのは、画面が6.9インチ(2,868×1,320、460ppi)になり、重さが249g、ビデオ再生が最大45時間になることです。三つを並べると、次の表のようになります。

18 Pro、18 Pro Max、Duoの3機種について、重さ、画面の大きさ、望遠、メインの絞り、ビデオ再生の時間、厚さ、ProResの有無を一つの表に並べた図
カメラが同じ18 ProとPro Maxは、画面と重さと電池で分かれる

表を横に読むと、三つの機種の特徴が分かれます。18 Proは三つのうちで一番軽く、望遠と可変絞りがある。18 Pro Maxは、同じカメラのまま画面と電池を大きくした機種で、重さはDuoとほとんど変わらない。Duoは、閉じれば小さく、開けば一番大きい画面を持ち、望遠と記録形式の一部を持たない機種です。

この三択の分かれ目は、画面の大きさと望遠のどちらを先に置くかです。見返す画面の大きさをいちばんに置くならDuo、撮れるものの幅をいちばんに置きつつ画面も大きくしたいなら18 Pro Max、軽さを取るなら18 Proになります。老眼で字が見えにくい、地図や資料を大きく見たい、という人の選び方はiPhone Duoと18 Pro Maxの違い|大きい画面がほしい人の選び方で比べています。

18 Pro Maxの幅は78.0mm、高さは163.4mmで、閉じたDuoより縦に45.6mm長くなります(計算上)。片手で持ったときに親指が画面の上の端まで届くかは、店頭で確かめておきたいところです。厚さは8.75mmで、閉じたDuoの11.3mmより薄い板です。ポケットに入れたときの収まりは、板の長さを気にするか、厚さを気にするかで評価が分かれます。

電池を一番に置くなら

18 Pro Maxは、ビデオ再生が最大45時間、通常使用が最大30時間で、三つのうちで一番長い数字です。Appleは、18 Pro Maxなら5分の有線充電で約7時間のビデオ再生ができるとも説明しています。数値は日本と同じeSIMのみのモデルの値で、eSIMのみのモデルは物理SIMの場所を電池に使えるぶん、ビデオ再生が2時間長いとされています。

行事の日に電池の心配をしたくない、充電の回数を減らしたい、という人は、Duoをどれだけ開いて使うかを考えてから、Pro Maxと比べます。

二つの条件が重なるときの答え

判断表の行は一つずつ読めますが、実際には二つ三つの条件が重なります。三択のうちどれになるかは、後から補えない差が条件に入っているかどうかで、ほぼ決まります。次の表の答えの列には、三択の中で一番合う機種を書きました。

重なる条件 答え 理由
後ろの席の舞台を撮る+大きな画面で見返す 18 Pro Max 望遠を残したまま6.9インチになる
前の席の舞台を撮る+大きな画面で見返す Duo 2倍で足りる距離なら、画面の大きさを取れる
運動会を動画で追う+軽さを優先する 18 Pro ビデオで24倍まで寄れて、三つのうちで一番軽い
子どもの日常を撮る+目線をもらいたい Duo キッズキューとDuo Previewがある
子どもの日常を撮る+片手で軽く使いたい 18 Pro 写りの差が小さい場面なので、軽さで決まる
仕事で色を作る+資料を大きく見せる 18 Pro 記録形式は後から足せない。見せる役は別の機器に回す
遠くを撮る旅行+地図を大きく見る 18 Pro Max 望遠と6.9インチの両方がある
祖父母が自分で使う+開け閉めを手間に感じる 18 Pro Max 一枚の画面で大きく見られる

望遠が要るなら18 ProかPro Maxで、その中で画面を取るか軽さを取るかを決めます。望遠が要らず、画面が要るならDuoです。どちらも要らないなら、軽さの18 Proか、撮られる人を手伝う機能のDuoかを、好みで選びます。仕事の記録形式が要る人は、ほかの条件にかかわらず18 Proの系統から選びます。

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iPhone 18 Proの動画新機能|4K60シネマティック・4Kタイムラプス・可変絞り

行事を撮る家庭の、四つの選び方

同じ「子どもの行事を撮る家庭」でも、子どもの年齢、行事の会場、撮る人の数で答えが変わります。判断表の行をいくつか組み合わせた家庭の形から、自分の家に近いものを一つ選び、違うところだけ判断表の行で補ってください。

市民ホールの発表会を、毎年後ろの席から撮る家庭

ピアノやバレエ、ダンスの発表会を、毎年同じ市民ホールで撮る。席は先着か抽選で、前の席が取れる年はほとんど無い。撮った映像はDVDにして、遠くに住む祖父母にも渡している。この家庭に合うのは18 Proで、選んだあとの後悔も少なくなります。舞台までの距離が遠いほど、望遠の4倍・8倍との差が毎年の写りに出るからです。

DVDにして渡すだけなら、計算上はDuoの6倍でも画素は足ります。それでも、後ろの席や2階席では、6倍でもわが子が画面の中で小さくしか写らないことが多く、写る大きさは画素の数では取り戻せません。家でも大きな画面で見返したいなら、18 Proを18 Pro Maxにする方法があります。2時間の発表会を通して撮るなら、三脚や撮る場所の決まりが会場にあるかも確かめておきます。

未就学の子がいて、園の行事と日常が中心の家庭

子どもはまだ小さく、撮るのは家の中と公園、園の遊戯室での生活発表会や運動会が中心。撮った写真は夜に家族で見返し、祖父母にも見せている。ここでは、どちらを選んでも写りで困る場面は少なく、Duoに寄せる理由が多くあります。遊戯室や園庭の距離ならDuoの2倍で足りる場面が多く、キッズキューやDuo Previewは小さな子を撮る場面のための機能です。

迷うのは、小学校に上がってからの行事です。体育館での学習発表会や、広い校庭の運動会では、撮る距離が園のころより遠くなります。この先5年、6年と同じ機種を使うつもりなら、小学校の行事の席も思い浮かべてから決めます。そこで後ろの席が多くなりそうなら、18 Proに寄せる理由が一つ増えます。

少年団やクラブのスポーツを、毎週撮る家庭

サッカーや野球の少年団、水泳の大会を、週末ごとに観覧席やグラウンドの外から撮る。動画で試合の流れを残し、子ども本人があとで見返している。答えは18 Proです。グラウンドの向こう側にいる子をビデオで追うなら、24倍まで寄れる18 Proと、6倍で止まるDuoの差は毎週の撮影に出ます。軽さも、毎週長い時間構える人には大きな差になり、211gのほうが手の負担は少なくなります。

電池は、閉じたまま外側の画面で撮るならDuoにも分がありますが、撮る距離の差のほうが大きいと考えます。毎週撮る家庭は撮る量も多くなるので、容量は少し多めに見積もっておきます。動きの速い競技を4K/60fpsで撮るなら、HDRをオンにした高効率の設定で1分約440MB(iPhoneの設定画面の目安)なので、1試合で数GBになることもあります。

撮る人が一人で、自分も家族写真に入りたい家庭

家族で出かけても、写真を撮るのはいつも同じ一人で、その人だけが写真に残らない。この形の家庭には、Duoが合います。Duoは背面のメインカメラで撮りながら、外側の画面に映りを出せるので、三脚に立てて家族全員で並び、外側の画面を見て並び方を直してから撮れます。スマート撮影は全員の準備ができたら撮る機能なので、撮る合図を出す人がいなくても撮れます。

自撮りでも違いがあります。18 Proの前面カメラは18MP(ƒ/1.9)のセンターフレームカメラで、縦に持ったまま横向きの写真やビデオを撮れます。Duoの外側のフロントカメラは12MP(ƒ/2.2)で、こちらも本体を回さずに横向きの自撮りができます。違うのは、DuoならDuo Previewを使って、背面の48MPのメインカメラで自撮りができることです。旅先で家族の集合写真を撮る回数が多い家庭ほど、この差は役に立ちます。

暮らしと仕事の条件で選ぶ人の、四つの形

行事を撮らない人、行事より毎日の使い方のほうが大事な人もいます。ここでの決め手は、撮る場面より、撮ったあとの見方と持ち方です。

孫の写真や動画を、大きな画面で見たい祖父母

送られてくる孫の写真や動画を、大きな画面でゆっくり見たい。字も大きく表示したい。候補はDuoか18 Pro Maxです。動画を見る画面は、計算上Duoの内側が一番大きく、ビデオ通話でも相手を大きく映せます。内側の画面の下にはFaceTimeのためのカメラ(ƒ/1.8)があり、ビデオ通話のセンターフレームに対応しています。

気にしておきたいのは重さと開け閉めです。Duoは254gで、開いて見るには両手を使います。片手で持って見ることが多い人、開け閉めを手間に感じる人には、一枚の画面の18 Pro Maxのほうが合うこともあります。どちらも重さは250g前後なので、店頭で実際に持ち、寝る前に布団で見るような持ち方も試してから決めると安心です。

小さな店や教室で、発信と記録を一人でこなす人

店の商品や教室の様子を撮ってSNSに載せ、ときどき紹介の動画も作る。撮ったものを来た人にその場で見せることもある。この形の人は、撮ったあとの作業で分かれます。撮ったまま載せる、アプリの中で簡単に整えるだけなら、どちらでも足ります。来た人に写真や動画を見せる場面が多いなら、Duoの内側の画面で見せられるのは便利です。

紹介の動画を編集ソフトで色を整えてから公開する、店の中の暗い照明で商品の質感まで残したい、という人は、18 ProのApple Log 2やプロレベルのコントロール、可変絞りが役に立ちます。商品を遠くから撮ることは少ないので、望遠の有無はこの形の人にはあまり差になりません。決め手は、編集にどこまで手をかけるかです。

映像や写真を仕事にしている人

撮影や編集を仕事にしていて、iPhoneをサブのカメラや、現場の下見に使う。選ぶのは、ほぼ18 Proです。ProRes、ProRes RAW、Apple Log 2、ACES、Genlockは、ほかのカメラと合わせて仕上げる仕事のための機能で、Duoにはどれも記載がありません。外部ストレージへのProResの記録も、18 Proだけの使い方です。

大きな画面で構図や色を確かめたい、という理由でDuoに惹かれる人もいるはずです。その場合は、仕事の撮影は18 Proか今のカメラに任せ、Duoは打ち合わせや下見で資料や撮った映像を見せる役に回すという分け方になります。1台で仕事をこなすなら、画面の大きさより記録形式を先に置きます。

夫婦や親子で2台を持つ家庭

夫婦で一台ずつ、あるいは祖父母と2台で行事を撮るなら、18 ProとDuoを一台ずつにして役割を分ける方法があります。18 Proで舞台の一人を4倍・8倍で追い、Duoは前寄りの位置から舞台全体を撮る。運動会なら、18 Proでかけっこを追い、Duoで観覧席の家族や応援の様子を撮る。望遠のある機種と大きな画面の機種が一台ずつあれば、それぞれの得意な場面を受け持てます。

2台で撮った映像をあとで一本にまとめるなら、4KかHDか、フレームレート、HDRのオンとオフの三つをそろえておきます。片方だけHDRで撮ると、つないだときに明るさや色の差が目立つことがあります。撮る位置の分け方と、あとで一本にまとめる手順は運動会を2台で撮る|夫婦や祖父母で分担する撮影と、あとで1本にまとめる手順にまとめています。

今の機種を使い続けるという判断

買う直前になって、今の機種のままでよいのではないか、と迷う人もいるはずです。今の機種によっては、買い替えで変わることが思ったより少ない場合があります。とくにズームです。次の三つの質問に順に答えると、急いで替える必要があるかどうかが分かります。

容量の不足だけが困りごとか、今の機種の望遠をよく使っているか、撮れずに困ったものがあるか、の3つの質問で、使い続けるか、どの機種に替えるかが決まる判断の図
困りごとが容量だけなら、本体を替えずにデータを移せば済む

一つ目の、困っているのは容量の不足だけかという質問に「はい」なら、本体を替えずに済みます。容量の不足は、写真と動画を外付けのSSDやパソコンに移せば解消でき、iPhoneの写真アプリの「未編集のオリジナルを書き出す」を使えば、撮ったときのままのファイルで移せます。容量のために買い替えるなら、どちらの機種でも、移す手間を省くために容量の大きい構成を選ぶことになり、そのぶんの判断は次の節に回します。

17 Proや16 Proから替えるとき

iPhone 17 Proは、望遠の8倍の光学品質ズームイン、4K 120fps、ProRes、Apple Log 2を持っていて、光学品質のズームの範囲は18 Proと同じです。17 ProからDuoに替えると、望遠とProResが無くなり、ビデオのデジタルズームは最大15倍から最大6倍になります。

17 Proから18 Proに替えて増えるのは、可変絞り、ビデオの24倍のズーム、4K 60fpsのシネマティックモード、撮った後のシネマティックエフェクト、プロレベルのコントロール、Appleリファレンス画像などです。

一世代前のiPhone 16 Proは、望遠が5倍の光学ズームインです。16 Proから18 Proに替えると、光学品質で寄れる倍率が8倍まで広がります。16 ProからDuoに替えると、5倍の望遠が無くなります。Pro系の機種で舞台や運動会に望遠を使ってきた人は、Duoへの買い替えでズームの面では後退することを、先に知っておきます。三世代の動画の違いはiPhone 16 Pro・17 Pro・18 Proの動画の違い|買い替えで変わる機能一覧にまとめました。

17、16、Air、17eから替えるとき

iPhone 17とiPhone 16は、通常のビデオが4K 60fpsまでで、USB-CはUSB 2(最大480Mb/s)です。Duoでも18 Proでも、4K 120fpsとUSB 3(最大10Gb/s)が増えます。ズームについては、17も16も2倍が上限で、ビデオのデジタルズームは最大6倍です。17や16からDuoに替えても、光学品質で寄れる倍率と、ビデオで寄れる倍率は変わりません。ズームを増やしたいなら18 Proです。

iPhone AirとiPhone 17eは背面のカメラが一つで、超広角がありません。どちらからでも、Duoか18 Proに替えると超広角が加わります。17eは仕様ページにシネマティックモードの記載が無く、アクションモードも対象外なので、替えると動画で使えるモードが増えます。今の機種の仕様を一覧で見比べたいときはiPhone動画の仕様一覧|18 Pro・Duo・17・Air・17e・16の違いを1枚でが役に立ちます。

撮ったあとの移しやすさも変わる

17や16、Air、17eから替える人には、USB-Cの速さという見えにくい差もあります。USB 2の最大480Mb/sは毎秒60MB、USB 3の最大10Gb/sは毎秒1,250MBにあたり、理論上の上限で約20倍の差です。2時間の発表会を4K/30fpsで撮った約22.8GBのファイルなら、理論上の上限で計算して、USB 2では約6分、USB 3では約18秒かかります。

実際の速さは、ケーブルやつなぐ先の機器で、これより遅くなります。10Gb/sを出すにはUSB 3(10Gb/s)に対応したケーブルが要り、本体に付いてくるケーブルの速さは仕様ページに書かれていません。行事のたびに外付けのSSDやパソコンへ動画を移す家庭ほど、Duoでも18 Proでも、移す時間が短くなったことを感じるはずです。

容量は、本体に何をどれだけ置くかで決める

容量を決めるときは、撮る量より「本体にどれだけの期間置いておくか」で考えます。行事のたびにパソコンや外付けのSSDに移すなら256GBでも回りますが、一年分を本体に置いたまま見返したいなら、512GB以上が現実的です。

どちらの機種も、容量は256GB、512GB、1TB、2TBの4つから選びます。標準の構成でも約12〜24GBがすでに使われていて、そのうちApple Intelligenceのオンデバイスモデルが約7GBです。256GBを選ぶと、写真と動画に使えるのは、計算上約232〜244GBから、入れるアプリのぶんを引いた量になります。

動画の容量は、設定で大きく変わります。iPhoneの設定画面の目安では、HDRをオンにした高効率の設定で、1080p/30fpsが1分約65MB、4K/30fpsが約190MB、4K/60fpsが約440MBです。計算上、2時間の発表会を通して撮ると、1080p/30fpsで約7.8GB、4K/30fpsで約22.8GB、4K/60fpsで約52.8GBになります。一年の行事を4K/60fpsで合わせて5時間撮れば、計算上約132GBです。

18 ProでProResを使う人は、桁が一つ変わります。4K/30fpsのProResは1分約6GBで、計算上、30分で約180GBです。本体に録るなら1TBや2TBの構成、4Kの60fps以上なら外部ストレージへの記録が前提になります。DuoはProResで撮れないので、容量の見積もりはHEVCの動画だけで済みます。設定ごとに撮れる時間の計算は、iPhoneは256GBと512GBどちらを選ぶか|動画設定別に撮れる時間と使える容量の計算で詳しく出しています。

よく聞く三つの比べ方を、仕様で確かめ直す

買う前に人の話を聞くと、「折りたたみは故障しやすい」「Duoは写りが落ちる」「電池は18 Proのほうが持つ」といった比べ方を耳にします。どれも、そう感じる理由はありますが、仕様ページに照らすと言い切れることと言い切れないことが混ざっています。

「折りたたみは故障しやすい」

丈夫さを数字で比べられる材料は、耐水と防塵です。DuoもIP68(最大水深6メートルで最大30分間)で、18 Proと同じ等級です。ここに差はありません。フレームはグレード5のチタニウム、外側の画面と背面は18 Proと同じCeramic Shield 2とCeramic Shieldです。

Appleの説明では、内側の画面は、折りたたみパネルの上下に高強度ガラスを置き、層どうしが本のページのようにすべる接着剤でつないでいます。表面には、業界のほかの素材より最大40%剛性の高い独自のポリマー製のカバー層を使っています。

一方で、ヒンジは100を超える部品でできていて、ヒンジカバーには100パーセント再生チタニウムを使っていますが、何回開け閉めできるかは公表されていません。途中の角度で止められるとされていますが(週刊アスキー、2026年9月11日)、発表会場での印象です。

「故障しやすい」とも「18 Proと同じくらい丈夫」とも、仕様からは言えないということです。開け閉めの回数が多い使い方を考えている人は、発売後に使った人の報告が集まってから決めるか、保証や修理の窓口の内容を買う前に確かめておくのが確かな進め方です。

「Duoは18 Proより写りが落ちる」

メインカメラの画素数は両方とも48MPで、超広角は同じ部品、写真の処理も共通です。センサーの大きさは、Appleがどちらの機種も公表していません。Duoのメインは「大型センサー」と発表されているだけで、数値がありません。18 Proには画素の大きさ(2.44µmのクアッドピクセル)の記載があるものの、Duoには画素の大きさの記載がありません。センサーの大小で写りを比べる材料は、今のところ無いということです。

はっきりしている差は、望遠の有無、絞りが変えられるかどうか(Duoはƒ/1.6固定)、手ぶれ補正の世代、ピント合わせの方式の言葉、ProRAWとプロレベルのコントロールの有無です。遠くを撮る写真と、撮る側が表現を選ぶ写真では18 Proに分があり、明るい場所でメインと超広角で撮る写真の差は、Duoの作例が出るまで分かりません。

「電池は18 Proのほうが持つ」

ビデオ再生の時間で比べると、Duoは外側の画面を使ったときが最大44時間で18 Proの最大36時間より長く、内側を使ったときが最大31時間で短くなります。通常使用はどちらも最大24時間で、Duoの値は内側と外側を均等に使った場合です。どちらが持つかは、Duoをどれだけ開いて使うかで入れ替わります。閉じたまま使う時間が長い人にとっては、Duoのほうが電池の面で有利になりえます。開いて動画や資料を見る時間が長い人は、18 Proと同じか少し短い程度を見込みます。

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店頭で確かめること、発売後に確かめること

仕様の数字で決めきれない部分は、手に持って確かめるしかありません。18 Proは店頭で触れますし、Duoも発売日以降は店頭に並ぶはずです。確かめる順番を決めて行くと、短い時間でも答えが出ます。持っていくのは、今使っている機種と、ふだん使っているバッグ、三脚を使う人はスマホホルダーの挟める幅を書いたメモです。

店頭で確かめる8つの項目として、片手での持ち比べ、開いたときの重さ、ポケットやバッグへの収まり、折り目の見え方、カメラコントロールの位置、認証、撮る構え、三脚のホルダーの幅を並べた図
今の機種と、いつものバッグ、ホルダーの幅のメモを持って行く

手に持って確かめる

最初に、閉じたDuoと18 Proを片手で持ち比べます。重さの差は43gですが、閉じたDuoは高さが低く幅が広いので、重さの感じ方は形でも変わります。次にDuoを開いて両手で持ち、動画を見るときの持ち方を数分続けてみます。そのあと、撮る構えをとって、カメラコントロールに指が届くか、閉じた形と開いた形のどちらが自分の撮り方に合うかを確かめます。

内側の画面の折り目は、店の照明の下で、白い画面と黒い画面の両方で見ます。発表会場で触った記者の記事では、照明や画面の色で見え方が変わるとされているからです。認証は、指で開く操作と顔で開く操作を何度か繰り返し、自分の持ち方で手間に感じないかを見ます。最後に、いつものバッグやポケットに入れて、出し入れのしやすさを確かめます。

発売後のレビューで確かめる

Duoの写りを重く見る人は、発売後のレビューで次の三つを確かめてから決めます。暗い室内や夜の写真の作例、2倍から6倍までのデジタルズームで撮った写真と動画、長い時間4Kで撮ったときの熱と電池の減り方です。どれも仕様ページの数字からは分からない部分で、行事を撮る家庭がいちばん知りたい部分でもあります。

レビューを読むときは、比べている相手の機種と、撮った条件を確かめます。同じ「暗い場所」でも、ホールの舞台と夜の街では条件が違います。比べている相手が18 Proなのか、前の世代の機種なのか、他社の機種なのかでも、読み取れることが変わります。発表会場での印象を書いた記事と、発売後に使い込んだレビューも分けて読みます。

予約から最初の行事までの段取り

決めたら、次の行事の日付から逆に数えて準備を進めます。新しい機種は、カメラの設定も、持ち方も、本番の前に慣れておく必要があります。とくにDuoは、閉じて撮るか開いて撮るか、外側の画面をどう使うかという、今までのiPhoneに無かった選択があるので、練習の時間を多めにとります。

Duoの予約開始の10月16日から、発売の10月23日、設定を決める週、行事の2週前の試し撮り、前日の電池と容量の確認、当日、行事のあとのファイルの移し替えまでを順に並べた図
Duoは閉じて撮るか開いて撮るかも練習の項目に入る

18 Proを選んだら、絞りの使いどころを決めておく

18 Proのメインカメラの絞りは、初期設定がƒ/1.8です。Appleの説明では、暗いところではƒ/1.48に開き、ポートレートはƒ/1.8、グループ写真で前後の列までピントを合わせたいときはƒ/4に絞ります。カメラアプリで4段階から手で選ぶこともできます。ƒ/1.48からƒ/4.0まで絞ると、取り込む光は計算上約2.9段減ります。

ただし、絞ると必ず暗く写るわけではありません。自動の露出では、絞りに合わせて感度が変わるため、絞っても暗くなるとは限らないとされています(デジカメWatch、2026年9月29日)。同じレビューでは、マクロで超広角に自動で切り替わると可変絞りが使えないこと、ƒ/4でも明るすぎる場面ではNDフィルターが要ることがあることも書かれています。家族の記録なら、日常は初期のƒ/1.8のまま、集合写真だけƒ/4、暗い舞台は自動に任せる、という三つの使い分けで足ります。

行事の朝に設定が戻って慌てないように、「設定」の「カメラ」の「設定を保持」で、レンズ絞りやカメラモードを次回も保つかを決めておきます。どの項目を保持できるかはiPhoneカメラの設定を保持とは|行事の朝に4K・fps・ProResが元に戻るのを防ぐ設定で確かめられます。

18 Proのズームは、渡し方で上限を決める

写真のデジタルズームは最大40倍まで上げられますが、2倍と8倍は高品質で、40倍では標識の文字が読めないほど粗いとされています(GIGAZINE、2026年9月26日)。上限まで使える倍率と、渡して見てもらえる倍率は別です。どこまで上げてよいかは、撮ったものをどの画面で見るかで決めます。

センサーの中央を切り出す計算をビデオに当てはめると、画素の数の上では、4Kのテレビの画面には約9.6倍まで、ブルーレイの画面には約19倍まで画素が足ります。DVDの画面なら、上限の24倍でも足ります(計算上)。DVDにして祖父母に渡すのが主なら、18 Proは倍率を気にせず寄れます。ブルーレイで残すなら、19倍を上限の目安にし、手ぶれが目立つ場面はそれより手前で止めます。

Duoを選んだら、席と編集で望遠の無い分を補う

Duoでいちばん取り戻しやすいのは、倍率より席の位置です。18 Proの8倍の写りにDuoの2倍で近づけるには、計算上は距離を約4分の1にする必要があります。そこまで前に出られなくても、20mの席と10mの席では写る大きさが計算上2倍違うので、席を選べる会場では、少しでも前の列を取ることが、ズームのボタンより確かな手です。

次に効果があるのは、2倍で広めに4Kで撮り、DVDにする段階で編集で寄せる方法です。4K(一般に3840×2160)の映像なら、横の画素がDVDの720を下回らずに寄せられるのは、計算上約5.3倍までです。撮るときは2倍で舞台の全体に近い構図にしておき、わが子の出番だけを編集で寄せれば、撮影中に倍率を上げ下げして画面が揺れることも減ります。寄せるときは16:9の縦横の比を保ちます。ブルーレイにするなら、4Kから寄せられるのは約2倍までです。

練習は、家や公園で、本番と同じくらいの距離にある物を2倍、4倍、6倍で撮り、どの倍率まで自分が納得できるかを見ておきます。その倍率が、本番で寄ってよい上限の目安になります。閉じて撮るか、開いて撮るかも決めておきます。閉じれば片手で持てる大きさになり、開けば内側の大きな画面で構図を確かめられます。三脚に立てるなら、ホルダーに挟む形で試し撮りをします。

Duoの写真の初期設定は24MPです。48MPで残したい写真があるなら、設定で切り替えておきます。家族写真をDuo Previewで撮るつもりなら、外側の画面を撮られる人に向けた状態で、並び方を直すところまで一度通しておくと、当日に迷いません。

どちらでも、行事の前に決める設定

動画は、4KかHDか、フレームレート、HDRのオンとオフを、行事の前に決めておきます。DVDやブルーレイにする予定があるなら、HDRで撮ってもディスクの段階でSDRになるので、オフにして撮っておく考え方もあります。場所は「設定」の「カメラ」の「ビデオ撮影」にある「HDRビデオ」です。撮る直前には、カメラの画面の上に出る「4K」「HD」とフレームレートの表示を見て、決めた設定になっているかを確かめます。

暗いホールで撮るなら、FPS自動調整の扱いも先に決めます。FPS自動調整は、暗い場面でフレームレートを24fpsに下げて映像を見やすくする機能で、18 Proでは4Kで撮るときにも働きます。オンのままにするかどうかで、暗い場面の動きの滑らかさが変わります。ProResは、使わない人はオフのままにしておけば、容量の心配が減ります。2台で撮る家庭は、この設定を2台で並べて見比べ、そろえておきます。

選んだあとで後悔しやすい四つの型

選び方の失敗は、たいてい判断表のどこかの行の重みを読み違えたところから起きます。どの型も、買う前の確かめで防げます。

画面を目当てにDuoにしたが、撮るのは遠い舞台ばかりだった

発表会の本番で、6倍にしてもわが子が小さくしか写らない。原因は、見返す画面の行を重く見て、舞台までの距離の行を軽く見たことです。確かめ方は、本番の映像を大きな画面で見て、わが子が画面の高さに対してどのくらいの大きさで写っているかを見ることです。小さいと感じたら、ズームより席で取り戻すほうが確実です。

直し方は三つあります。次の年から前の席を取れるように動く、2倍から3倍で広めに撮ってDVDにする前提で編集で寄せる、家族のもう一台が望遠のある機種なら舞台の一人はそちらに任せる。DVDにして渡すなら、計算上はDuoの6倍の映像でも画素は足りるので、写る大きささえ取り戻せれば、渡すディスクとしては十分な映像になります。

軽さで18 Proにしたが、見返す画面が小さく感じる

運動会の動画を祖父母と見ようとして、6.3インチの画面では小さいと感じる。原因は、撮る場面の行を重く見て、見返す時間の行を軽く見たことです。これは、写りの失敗と違って後から補える失敗です。18 ProのUSB-CはDisplayPortの映像出力に対応していて、Appleのサポートページでも外付けディスプレイにつなげる機種に挙がっているので、テレビに映して家族で見られます。

仕様ページの注には、USB-Cからの映像出力は標準ダイナミックレンジ(SDR)のビデオコンテンツのみとあります。一方でAppleのサポートページは、アダプタとHDR対応のディスプレイの組み合わせならHDRも出力できるとしていて、資料によって書き方が違います。HDRで撮った動画をテレビに映すと、色の印象がiPhoneの画面と違うことがあるので、見え方を一度確かめておきます。毎回つなぐのが手間なら、行事ごとに動画をDVDやブルーレイにしておくと、祖父母の家のプレーヤーでも見られます。

三脚やケース、ジンバルが合わない

買ったその週の行事で、手持ちの三脚のホルダーに本体が挟めない、ケースを付けるとホルダーに入らない。とくにDuoは、閉じた幅84.1mm・厚さ11.3mm、開いた幅164.6mmという、今までのiPhoneに無い形です。原因は、道具の挟める幅や載せられる重さを確かめずに本番を迎えたことです。

確かめ方は、ホルダーやジンバルの説明書で、挟める幅と厚さ、載せられる重さの上限を見ることです。直し方は、合うホルダーに替えるか、ケースを外して挟むか、閉じた形で挟めるなら閉じて撮るかを決めることです。新しい道具を買うなら、本番の前に家で一度取り付けて、撮る構えまで試しておきます。

18 ProでProResや4K/60fpsにしたまま、容量が足りなくなった

試しにProResや4K/60fpsで撮ってみて、そのままの設定で行事を撮り、途中で空き容量が足りなくなる。原因は、設定を保持にしていたか、試したあとに設定を戻し忘れたことです。確かめ方は、撮る前にカメラの画面の上に出る「4K」「HD」とフレームレートの表示を見ることと、本番の前に本体の空き容量を確かめることです。

直し方は、撮る前に設定をいつもの値に戻し、本番の前日に空き容量を確かめる習慣をつけることです。4K/30fpsのProResは1分約6GBなので、空き容量が50GBでも、計算上は10分に届きません。容量が足りなくなったら、撮り終えたファイルを外付けのSSDやパソコンに移し、確かに移せたことを確かめてから本体から消します。

撮った写真と動画を家族に渡す、DVDやブルーレイにする

どちらの機種を選んでも、撮ったものを家族に渡す段階で気をつけることは、ほとんど同じです。二つの機種はどちらも動画をHEVC(またはH.264)で記録し、HDRで撮ればドルビービジョンの10ビットの映像になります。18 ProでProResやApple Log 2を使った場合だけ、渡す前に一手間が増えます。

渡す前にそろえること

家族のパソコンがWindowsなら、HEVCの動画を再生するために拡張機能が要ることがあります。iPhoneの設定で「互換性優先」にすると以後はH.264で記録されますが、4K/60fps以上やHDR、シネマティックモードは「高効率」でないと使えなくなります。Apple Log 2で撮った動画は、調整する前は平坦で灰色っぽく見えるので、色を整えてから渡します。

DVDや通常のブルーレイの規格にはHDRが無いとされているので、ディスクにする段階でSDRの映像になります。書き出しの段階でSDRにして、色を確かめてから渡すと、ディスクになったときの色の変わり方に慌てずに済みます。4K、HDR、120fps、空間オーディオがディスクでどうなるかはiPhone動画をディスクにすると消えるもの|4K・HDR・120fps・空間オーディオの行方で詳しく扱っています。

撮った動画を家族に渡す前に確かめることを並べた図。Windowsで見るときのHEVCの拡張機能、H.264で記録する設定で使えなくなるもの、Apple Log 2の色を整えること、ディスクの規格にHDRが無いこと、書き出しでSDRにして色を確かめること
どちらの機種で撮っても、渡す段階で気をつけることはほとんど同じ

ディスクにすると、機種の差はどこまで残るか

当社で作るDVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080です。4Kで撮った映像は、どちらに入れるときもその画面の大きさに縮めて作ります。Duoの6倍の映像は、計算上、DVDの画面には画素が足り、ブルーレイの画面には足りません。DVDで渡すなら、望遠の有無による差は、画素よりも写る大きさの差として残ります。

18 Proの8倍で撮った映像は、計算上12MPの範囲から作られるので、ブルーレイの画面にも画素が足ります。舞台の表情まで大きなテレビで見たい家庭にとって、ブルーレイにしたときに差が残るのはこの部分です。反対に、近い距離で撮った日常の動画や、明るい場所の運動会の全体の様子は、どちらの機種で撮ってもディスクの上では差が出にくい映像です。

当社に頼むとき

当社は、動画のデータからDVD・ブルーレイを作る書き込み代行の店で、受け付けるのは完成した動画のデータです。iPhoneから取り出したファイルや、編集して書き出したファイルを、ギガファイル便やGoogle ドライブなどに上げて共有URLを作り、注文フォームに貼ります。スマホからも入稿できます。ギガファイル便の保持期限の初期値は5日で、アップロードの後に延ばせないので、期限はアップロードの前に選びます。複数のファイルは、名前の頭に「01_」「02_」と付ければ、その番号の順に収録します。

1枚目の料金は、基本料金(DVD・1枚あたり)が1,500円(税抜)で、オーサリングと書き込み、ケースへの入れ込みまで含みます。ブルーレイは基本料金(Blu-ray・1枚あたり)の1,500円です。祖父母の分も同じ内容で作るなら、2枚目からは同じ内容の焼き増しになり、その料金は追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)の1,000円です。演目の頭に飛べるようにするチャプター分け(1枚あたり)は+1,500円で、最大50チャプターまで指定できます。

受け付けてから5営業日で発送し、お届けは発送から2〜3日です。発表会の音楽には市販の曲が入っていることが多く、店にディスクの作成を頼むと、複製するのが使う本人ではなくなるため、私的使用の例外にはあたりません。当社がお引き受けできるのは、撮った本人か権利者の許可がある動画です。DVDはDVDの書き込みの注文ページから、ブルーレイはブルーレイの注文ページから進められます。

決めたら、次の行事の日付から逆に数えて動く

判断表で答えが出たら、次に撮りたい行事の日付を書き出します。その日までに、予約と受け取り、設定の決定、同じ距離での試し撮り、道具の取り付けの確認が入るかを数えます。Duoなら10月23日の発売日から、18 Proなら今日から数えて、間に合うかどうかがそのまま答えの最後の確かめになります。

予約の画面で選ぶのは、機種と色と容量の三つです。色は18 Proが4色、Duoが2色で、容量はどちらも256GBから2TBまでの4つです。18 Proは発売済みなので、店頭で色を見てから選べます。容量は、本体に置いておく期間で見積もった量に、一年分の余裕を足して決めます。

答えが出ないまま予約の日が来たら、今の機種で次の行事を撮ってから決めても遅くはありません。撮った映像を大きな画面で見返して、写る大きさが足りなかったのか、画面が小さかったのか、重さがつらかったのかを確かめれば、判断表のどの行が自分にとって重いのかがはっきりします。その一回の行事の映像が、どちらを買うかを決めるいちばん確かな材料になります。

よくある質問

Q. iPhone Duoと18 Proは、結局どっちを選べばいいか?

A. 客席の中ほどより後ろから舞台を撮る、運動会で遠くの子を動画で追う、仕事でProResやApple Log 2を使う、軽さを優先する、のどれかに当てはまるなら18 Proです。撮ったものを大きな画面で見返す時間が長い、撮られる人に構図を見せたい、指で認証したいならDuoが合います。どちらにも強く当てはまらなければ、写りで困る場面は少なく、好みで決めてかまいません。

Q. 望遠の無いDuoで、発表会の舞台は撮れるか?

A. 前の数列や園の遊戯室のように舞台まで数メートルなら、Duoの2倍(52mm)で足りる場面が多くあります。中ほどより後ろの席や2階席では、ビデオの上限の6倍でも小さく写ることが多く、18 Proの4倍・8倍との差が出ます。18 Proの8倍は、同じ席からDuoの2倍の約3.8倍の大きさに写ります(計算上)。

Q. Duoの6倍で撮った動画は、DVDにしても見られるか?

A. 計算上、Duoのビデオの6倍は、センサーの約130万画素ぶんの範囲から作られます。DVDの画面は720×480で約35万画素なので、画素の数では足ります。ブルーレイの1920×1080(約207万画素)には足りないので、大きなテレビで細かいところまで見たい場合は、Duoでは5倍あたりから先で甘さが出てくると見込まれます。

Q. Duoと18 Proで、写真の画質に差はあるか?

A. メインカメラは両方とも48MP、超広角は同じ部品、写真の処理も共通です。センサーの大きさはどちらも公表されていません。はっきりした差は、18 Proの望遠と可変絞り(ƒ/1.48〜ƒ/4.0)、ProRAW、プロレベルのコントロールです。Duoは発売前で実機の作例が確かめられていないので、明るい場所での細かな写りの差は発売後のレビューで確かめます。

Q. 子どもの日常を撮るなら、Duoと18 Proのどっちがいいか?

A. 家や公園で撮る写真は、メイン、超広角、ナイトモード、マクロが共通なので、どちらでも撮れます。小さな子の目線をカメラに向けたい、撮られる人に映りを見せたいなら、キッズキューやDuo PreviewのあるDuoが合います。七五三などの記念写真で、背景のぼけや前後のピントを自分で選びたいなら、可変絞りのある18 Proが合います。

Q. Duoと18 Pro Maxで迷ったら、どう決めるか?

A. 見返す画面の大きさを一番に置くならDuo、望遠と可変絞りを手放さずに画面も大きくしたいなら18 Pro Maxです。重さは254gと249gでほとんど変わらず、ビデオ再生はDuoの外側使用で最大44時間、Pro Maxで最大45時間です。Pro Maxは一枚の画面なので、開け閉めの手間がありません。

Q. Duoの電池は18 Proより持つのか?

A. ビデオ再生の時間で比べると、Duoは外側の画面を使うと最大44時間で18 Proの最大36時間より長く、内側を使うと最大31時間で短くなります。閉じて使う時間が長い人ならDuoのほうが有利になりえますが、開いて動画を見る時間が長い人は18 Proと同じか少し短い程度を見込みます。どれも撮影できる時間ではありません。

Q. 折りたたみのDuoは18 Proより故障しやすいか?

A. 耐水と防塵はどちらもIP68で同じ等級です。Duoのフレームはグレード5のチタニウムで、外側の画面と背面の素材は18 Proと同じです。一方で、ヒンジの開け閉めの耐久回数はAppleが公表していないので、故障しやすいとも同じくらい丈夫とも、仕様からは言えません。気になる人は、保証や修理の窓口を買う前に確かめておきます。

Q. 仕事で動画を撮るなら、Duoでも足りるか?

A. 撮ったまま送る、SNSに載せる、現場の記録に残す、という使い方ならDuoでも足りる場面が多くあります。編集ソフトで色を作り込む、ほかのカメラと合わせる仕事なら、ProRes、ProRes RAW、Apple Log 2、Genlock、プロレベルのコントロールがある18 Proです。Duoの動画の記録形式はHEVCとH.264です。

Q. iPhone 17 ProからDuoに替えると何が変わるか?

A. 17 Proにある望遠(8倍の光学品質ズームイン)とProRes、Apple Log 2が無くなり、ビデオのデジタルズームは最大15倍から最大6倍になります。増えるのは、内側7.6インチの画面、Duo PreviewやキッズキューなどDuoだけの機能、4K 60fpsのシネマティックモードなどです。舞台を望遠で撮ってきた人には、ズームの面で後退する買い替えです。

Q. Duoの発売を待つべきか、今18 Proを買うべきか?

A. 次に撮りたい行事の日付で決めます。11月以降なら、10月23日に受け取れれば数週間の練習ができます。10月中に行事があるなら、発売済みの18 Proか今の機種で撮るほうが、慣れない機種で本番を迎えずに済みます。Duoの実機の写りを重く見る人は、発売後のレビューを待ってから決めても遅くはありません。

Q. Duoと18 Proは、容量を何GBにすればいいか?

A. どちらも256GB、512GB、1TB、2TBから選べ、標準の構成でも約12〜24GBが使われています。行事のたびにパソコンや外付けのSSDへ移すなら256GBでも回り、一年分を本体に残すなら512GB以上が現実的です。18 ProでProResを使うなら、4K/30fpsで1分約6GBなので、1TB以上か外部ストレージへの記録が前提になります。

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  • プレスリリース1

この記事の目次

  1. 撮るもの・使い方別の判断表
  2. 発売前のDuoを、何を根拠に選ぶか
  3. 後から補えない差から順に決める
  4. 舞台と発表会|席から舞台までの距離で答えが変わる
  5. 運動会は、動画のズームの上限と一日の電池で決まる
  6. 小さな子の日常は、どちらでも撮れる。違うのは目線とぼけ
  7. 旅行と夜の街で分かれるのは、遠くの景色と光の筋
  8. 仕事で撮るなら、記録形式とプロのコントロールで分かれる
  9. 画面と重さは、毎日の使い方で重みが変わる
  10. 電池、認証、ボタンの違いを、使う場面に当てはめる
  11. 18 Pro Maxを入れた三択
  12. 行事を撮る家庭の、四つの選び方
  13. 暮らしと仕事の条件で選ぶ人の、四つの形
  14. 今の機種を使い続けるという判断
  15. 容量は、本体に何をどれだけ置くかで決める
  16. よく聞く三つの比べ方を、仕様で確かめ直す
  17. 店頭で確かめること、発売後に確かめること
  18. 予約から最初の行事までの段取り
  19. 選んだあとで後悔しやすい四つの型
  20. 撮った写真と動画を家族に渡す、DVDやブルーレイにする
  21. 決めたら、次の行事の日付から逆に数えて動く
  22. よくある質問

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