この記事の要点
記録用の全曲版と営業用の短尺版は必要な画が違いますが、引きの固定カメラを1台止めずに回しておけば 、1回の本番から両方を作り分けられます。
太鼓の音割れは会場ではなく録音機の中で起きるため、オートレベルを切り、リハーサルの最大音量でピークが−12dBFSから−6dBFSに収まる位置 にレベルを固定します。
体育館は残響、屋外は暗騒音が問題になるので、PAのREC OUTと離れた位置の空気録りを2系統 で録って混ぜると、どちらの会場でも輪郭と会場感の両方が残ります。
営業用は冒頭に引きの全景を置き、60〜90秒のダイジェストと曲ごとのチャプター で構成すると、担当者が見たい曲だけを選んで再生できます。
自治体や学校ではネットワーク制限やUSB禁止で会議室の再生が止まることがあるため、URL・USB・ディスクの三点を用意し、ディスクは置いてくる のが取りこぼしの少ない渡し方です。
式や イベントの 映像を、 配れる ディスクに。
1枚から 作れます。 同じ 内容の 追加は 1枚1,000円 (税抜)です。
1枚1,500円(税抜)から・ 1枚から注文できます
出演の相談が来て「まず映像を見せてもらえますか」と言われたとき、手元にあるのが去年の発表会を客席の後ろから撮った20分の1本だけ、という状態は避けたいところです。音は割れ、前の席に座った人の頭が入り、担当者は最後まで見ません。
必要なのは、記録用の全曲版と、営業用の3分から5分の短尺版です。この2本は求められる画も音もまったく違いますが、撮り方を先に決めておけば、1回の本番から両方を作れます。逆に決めずに撮ると、どちらにも使えない素材が残ります。両方を作るには、全員が入る引きの固定カメラを1台用意して、本番のあいだ止めずに回しておきます。
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記録用は全曲ノーカット、営業用は3分|引きの固定カメラを1台止めないことで両方作れる 太鼓の音は会場ではなく録音機の中で割れるので、オートレベルを切ってピークを−12〜−6dBFSに収める 体育館の残響にも屋外の暗騒音にも、PAのREC OUTと空気録りを混ぜて録れば対応できる 営業用は冒頭90秒で決まる|曲ごとのチャプターと尺入りメニューを作る DVDかブルーレイか|営業用の短尺はDVD、全曲の記録はブルーレイが向く 出演実績は映像に焼き込まず、紙1枚と背表紙に分けると更新できる 渡す形はURL・USB・ディスクの三点|会議室で止まらないのは置いてこられる媒体 音楽が入った映像を配るときは権利の手続きが要る場合があるので、J-WIDで先に確かめる よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
記録用は全曲ノーカット、営業用は3分|引きの固定カメラを1台止めないことで両方作れる
和太鼓チームが撮る映像には、性格の違う2本が要ります。ひとつは記録用の全曲版で、曲の頭から終わりまで切らずに残し、後から立ち位置や振りの揃い、締め太鼓のテンポの揺れを確認するためのものです。もうひとつが営業用の短尺版で、主催者や実行委員の担当者が会議で回し見るための3分から5分です。記録用は全員が入る引きの画が要り、営業用は表情と手元の寄りが要ります。求めるものが正反対に近いので、片方だけを考えて撮ると、もう片方が作れません。
求める画は正反対に近い。引きの固定カメラを止めずに回せば、1回の本番で両方作れる
1回の本番で両方を賄う条件は単純です。引きの固定カメラを1台、開演から終演まで止めないこと 。三脚に据え、舞台の左右がフレームに余裕を持って収まる画角にして、パンもズームもしません。この1本がそのまま記録用になると同時に、編集で寄りの映像をつなぐときの時間軸の基準になります。曲間や司会のあいだも回し続けてください。ここで一度止めると、後から寄りのカメラと合わせるときに、秒単位のずれを手作業で探すことになります。
寄りは2台目に任せます。人手が1人しか出せない場合は、引きを固定カメラに預け、手持ちの1台で寄りだけを追うのが現実的です。4K(3840×2160)で撮っておくと、1080p(1920×1080)で仕上げるときに画面の4分の1を切り出しても等倍のままなので、引きの素材から寄りの画を1つ作れます。カメラが1台しかないチームには、この方法が役に立ちます。
撮影後に扱うファイル形式は、編集を始める前に決めておいてください。カメラごとに記録形式が違い、編集ソフトが読めずに数日止まることがあります。MP4・MOV・AVIの違いと使い分け を先に確認して、チーム内で「編集用はこれ、保存用はこれ」と揃えておくと後が楽になります。
太鼓の音は会場ではなく録音機の中で割れるので、オートレベルを切ってピークを−12〜−6dBFSに収める
和太鼓の録音でいちばん多い失敗は、耳では良い音で鳴っていたのに、再生すると大太鼓の一発ごとにバリッと割れている、というものです。原因は会場ではなく録音機の側にあります。太鼓は立ち上がりが極端に速く、平均の音量に対して一瞬のピークだけが飛び抜けて高い楽器です。カメラやレコーダーのオートレベル(AGC)は平均値を見て増幅するので、ピークが入力の上限を超えて切り取られます。
やることは3つです。
オートレベルを切って手動にする。 音声設定でマニュアルを選び、リハーサルのいちばん大きい場面でピークが−12dBFSから−6dBFSに収まるところで固定します。耳で聞いて小さく感じても、この余裕が音割れを防ぎます。
マイクのPADを入れる。 −10dBまたは−20dBのスイッチが付いているマイクやレコーダーなら、大太鼓のある編成では入れておきます。入力段そのものが飽和すると、後からレベルを下げても音は戻りません。
2系統で録る。 1系統は通常のレベル、もう1系統は10dBから12dB下げた保険用にします。デュアル録音に対応したレコーダーなら1台でこれができます。
マイクの位置は、太鼓の目の前ではなく客席側に5メートルから10メートルほど離した場所が扱いやすくなります。近すぎると打面のアタックばかりが入り、胴の鳴りが混ざる前の硬い音になります。
低域が濁って聞こえても、ローカット(ハイパスフィルター)を安易に100Hz以下で入れないでください。100Hz以下は太鼓の胴鳴りそのものです。風によるゴボゴボという音は、フィルターではなくウインドジャマー(毛足の長い風防)で物理的に止めます。スポンジ製のウインドスクリーンだけでは屋外の風には足りません。
カメラとレコーダーを別々に回すなら、開演前に一度カメラの前で手を強く叩いてください。両方の波形に鋭い山が立つので、編集での同期が数分の作業で済みます。
音割れは会場ではなく録音機の中で起きる。入力の上限に余裕を残して録る
体育館の残響にも屋外の暗騒音にも、PAのREC OUTと空気録りを混ぜて録れば対応できる
会場が変われば、対処すべき相手が変わります。同じ機材、同じ設定で臨むと、片方の会場でうまくいった方法がもう片方では裏目に出ます。
会場
主に問題になること
録音の対処
映像の対処
体育館
残響が長く、平行な壁でフラッターエコーが出る。低域がかぶって曲の輪郭がぼやける
マイクを舞台前縁から2〜4メートルまで寄せ、直接音の比率を上げる
照明のちらつき。シャッター速度を電源周波数に合わせる
屋外
反射がなく音が痩せる。風、車、近隣の音、司会のPAが常時入る
ウインドジャマーを付ける。PAのREC OUTと空気録りの2系統で録る
逆光と白飛び。白いハッピと空が同一画面に入る
ホール
条件は良いが、ライン録りだけだと客席の空気が消える
ラインと空気録りを混ぜる
客席が暗く舞台だけ明るい。露出は舞台に合わせる
PAが入っている本番なら、事前に音響担当へ「録音用のREC OUTをいただけますか」と聞いてください。当日の朝ではなく、できれば前週までに。出力がXLRなのかRCAなのか、ラインレベルかヘッドホン出力かで、持っていくケーブルが変わります。
ただし、ライン録りだけで仕上げると、客席の反応も会場の広さも伝わらない、妙に平板な音になります。ラインと空気録りを混ぜるのが、体育館でも屋外でも破綻しにくい作り方です。
照明のちらつきは、シャッター速度を会場の電源周波数に合わせると軽くなります。東日本の50Hz地域では1/50秒、西日本の60Hz地域では1/60秒が定石です。ただしLED照明はPWMで調光していることがあり、この方法では消えない場合があります。本番前に数秒テスト撮影し、その場で再生して確認してください。会場入りしてから直せるのはここまでで、本番中には直せません。
営業用は冒頭90秒で決まる|曲ごとのチャプターと尺入りメニューを作る
主催者の担当者が映像を見る時間は長くありません。実際に確認されているのは、だいたい次の順です。編成の人数、舞台にどれだけの間口が要るか、音量、演目の尺、そして雰囲気。だから営業用の冒頭には、まず引きの全景を置きます。何人で、どれくらいの広さを使うのかが1カットで分かる画です。ここを手元の寄りから始めると、規模がまったく伝わりません。
冒頭のダイジェストは60秒から90秒。各曲から「いちばん音が出ている4秒から8秒」を抜いてつなぎます。無音やロゴのフェードインから始めず、1音目から入れてください。そのあとに全曲を並べ、曲ごとにチャプターを打ちます。チャプター名には尺を入れておくと、会議室で「じゃあこの3分半のやつを」と選べます。
00 ダイジェスト(1分20秒)
01 三宅(4分12秒)
02 屋台囃子(6分05秒)
03 創作曲「◯◯」(3分48秒)
04 全員曲・打ち込み(5分30秒)
この構造は、動画ファイルをそのまま渡しただけでは作れません。相手は自分でシークバーを動かすしかなく、目当ての曲を探しているうちに見るのをやめてしまいます。メニュー画面から曲を選べる形にするには、映像を再生できる形式に組み立てる工程が要ります。この組み立てがオーサリングで、データを書き込むだけの作業とは別の工程です。中身は焼くだけでは再生できない理由とオーサリングの仕組み にまとめています。
当社では、この組み立てを基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)からの料金に含めて対応しています。メニュー画面作成(1枚あたり+2,500円)とチャプター分け(1枚あたり+1,500円)も付けられます。
担当者はまず規模を見る。冒頭は手元の寄りではなく引きの全景から
DVDかブルーレイか|営業用の短尺はDVD、全曲の記録はブルーレイが向く
実務的な線引きはこうなります。営業用の3分から5分の短尺版で、渡す相手の再生環境が読めないなら、ブルーレイを再生できない機器でもかかるDVDが選びやすい。記録用の全曲版や、団体の周年記念のように長く残すものはブルーレイにする。両方を1枚にまとめようとせず、用途ごとに分けたほうが結局は使いやすい形になります。判断材料はDVDとブルーレイの違い(画質・容量・互換性) に整理してあります。
規格の差は数字で見ると判断しやすくなります。DVD-Videoの映像はMPEG-2で、NTSC地域の解像度は720×480、映像のビットレートはMPEG-2で最大9.8Mbpsです。音声はリニアPCM(48kHz・16bitが一般的)かドルビーデジタルで、ドルビーデジタルは48kHz・5.1chで最大448kbpsとされています。一方のブルーレイは1層25GB・2層50GB、映像は1080iまたは720p60まで扱え、音声にリニアPCMをそのまま載せられます。
和太鼓の映像は、この差が出やすい題材です。バチの動きは速く、ハッピの細かい柄や締め縄、汗の飛沫といった細部が画面全体に散らばります。動きと細部が同時に多い映像は圧縮で崩れやすく、DVDの解像度とビットレートでは、群舞の引きの画がざらつくことがあります。逆に、寄りの多い短尺版では差が目立ちにくくなります。
なお、営業用と記録用で1枚ずつしか要らない、という状況でも問題ありません。当社は1枚から注文を受けています。営業用と記録用のように内容の違うディスクを一度に頼むときは、注文フォームの「+別の内容を追加」で、内容ごとに別のギガファイル便のURLと枚数を入れます。
出演実績は映像に焼き込まず、紙1枚と背表紙に分けると更新できる
「チーム紹介や出演実績を映像に入れるべきか」はよく迷うところですが、映像の中に焼き込むほど更新できなくなります。実績は毎年増えるのに、映像を作り直すのはよくて年に一度です。情報の寿命ごとに置き場所を分けるのが現実的です。
映像の冒頭には、チーム名だけを3秒。凝ったオープニングは飛ばされます。
映像の末尾には、連絡先を1画面。代表者名、電話、メールアドレス。変わりにくい情報だけを置きます。
A4の紙1枚には、出演実績、編成人数、必要な舞台寸法、搬入車両、音響と電源の要否。更新するのはここだけにします。
盤面と背表紙には、チーム名、収録年、収録会場、曲数。
背表紙が役に立つのは、担当者の棚に他団体の資料と一緒に並んだときです。無地のディスクは半年後に誰のものか分かりません。「◯◯太鼓/2026年度 演奏映像/全8曲」と入っていれば、次の企画のときに引き出してもらえます。当社では、盤面へのレーベル印刷と、ケースおよび背表紙の印刷をオプションで付けられます。どちらも文字まで入れた画像を入稿してもらう形なので、少ない枚数でもこの形にできます。
舞台寸法と音量は紙に具体的に書いておくと、問い合わせの往復が減ります。間口何メートル×奥行何メートル、大太鼓の台を含めた高さ、屋外なら電源が要るかどうか。担当者が会場図面と突き合わせる作業を、こちら側で先に済ませておく形です。営業資料の善し悪しは、映像の出来よりもここで決まる部分があります。
渡す形はURL・USB・ディスクの三点|会議室で止まらないのは置いてこられる媒体
渡し方は3つあり、それぞれうまくいかない場面が違います。
共有URLは、いちばん早く、打ち合わせ前に送れます。ただし自治体や学校のネットワークでは動画サイトや共有サービスがブロックされていることがあり、会議室で開けない場合があります。
USBメモリは、会議室のPCに挿せないことがあります。外部媒体の接続を禁止している組織は珍しくありません。
ディスクは、会議室の据置プレーヤーやPCの光学ドライブで再生します。どういう条件で再生できないことがあるかは、家庭用プレーヤーの互換性 で確認しておくと安心です。
現実的なのは3つとも用意することです。URLは打ち合わせの前日に送っておき、当日はディスクを置いてきます。置いてこられる、という点がディスクのいちばんの利点です。 担当者が上司や実行委員会に見せる場面で、URLは転送の手間と説明が要りますが、机の上のディスクはそのまま次の会議に持って行かれます。
当社にディスクの作成を頼む場合、受け付けるのは完成した動画のデータです。入稿は、ギガファイル便のURLで受け付けています。ギガファイル便は無料で1ファイル300GBまで扱え、保持期限を選んで送れるので、演奏映像のような大きなファイルでも分割せずに済むことが多いはずです。手順はギガファイル便での入稿ガイド にまとめています。
納期は用途で選べます。通常便のほかに、次の3つを用意しています。
お急ぎお届け(+1,500円)は、平日15時までの注文・入稿で翌々日までに発送します。
特急お届け(+3,000円)は、平日15時までの注文・入稿で翌日に発送します。
当日店舗お渡し(+3,500円)は、平日12時までの注文・入稿で、大阪市北区の店舗で受け取れます。
急な出演相談で打ち合わせの日が迫っている、という場面には、特急お届けか当日店舗お渡しが向きます。
音楽が入った映像を配るときは権利の手続きが要る場合があるので、J-WIDで先に確かめる
見落とされやすいのが音楽の権利です。演奏する行為の話ではなく、映像に音を収録して複製し、配る行為の話になります。
JASRACが管理する楽曲を映像ソフト(DVD・ブルーレイ)に収録して複製物を作る場合、「録音物・映像ソフト・出版物などの製作」という区分で事前の手続きが案内されています。加えて、市販のCDなどの音源をそのまま使う場合は、著作隣接権(レコード製作者など)の許諾も別途必要とされています。
伝統曲や自団体の創作曲が演目の中心という和太鼓チームは多く、その場合は該当しないことも多いはずです。ただし次のような場面では、作る前に確認しておくほうが安全です。
創作曲を外部の作曲家に依頼していて、その方がJASRACに信託している場合
民謡や祭囃子でも、特定の編曲者による編曲譜を使っている場合
登退場や転換で市販曲をBGMとして流し、それが映像に入っている場合
合同公演で他団体の演奏や、会場のBGM、司会の音声が入り込んでいる場合
曲の管理状況はJASRACのJ-WIDで検索できます。判断がつかない部分は、その区間をカットするか、無音に差し替えるのが手早い対処です。営業用の短尺版は使い回す期間が長くなりがちなので、権利の確認を曖昧にしたまま複数の主催者へ配ると、後から差し替えが必要になったときの手間が大きくなります。
あわせて、観客が大きく映り込むカットを営業用に使うなら、会場に撮影の掲示を出しておくか、引きの画で個人が判別できない構図にしておくと、後の相談を減らせます。撮影当日に主催者へ「記録と広報に使う旨の掲示を出してよいか」を一言確認しておくのがいちばん早い方法です。
よくある質問
Q. 和太鼓の演奏をスマホやビデオカメラで撮ると音が割れるのはなぜですか? A. 太鼓は一瞬のピークが平均の音量よりはるかに大きい楽器で、スマホやカメラのオートレベル(AGC)は平均値を見て増幅するため、ピークが入力の上限を超えて切り取られます。対処は、オートレベルを切って手動にし、リハーサルのいちばん大きい場面でピークが−12dBFSから−6dBFSに収まる位置でレベルを固定することです。外部マイクやレコーダーにPAD(−10dBや−20dB)があれば入れてください。入力段で飽和した音は、後から音量を下げても元には戻りません。
Q. 営業用のデモ映像は何分くらいにすればよいですか? A. 冒頭のダイジェストを60秒から90秒、全体で3分から5分に収める構成が扱いやすくなります。主催者の担当者が確認しているのは、編成の人数、必要な舞台の間口、音量、演目の尺で、これらの大半は冒頭の引きの全景1カットで伝わります。全曲版は記録用として別に用意し、曲ごとにチャプターを打って見たい曲だけ選べる形にしておけば、長さの問題は解消します。1本にまとめようとしないことが要点です。
Q. 体育館で撮ると音がぼやけるのですが、どうすればよいですか? A. 体育館は残響が長く、平行な壁でフラッターエコーが出るため、客席の後ろで録ると響きの成分ばかりが増えます。マイクを舞台前縁から2メートルから4メートルまで寄せ、直接音の比率を上げてください。PAが入っているならREC OUTを1系統もらい、離れた位置の空気録りと混ぜると、輪郭と会場感の両方が残ります。照明のちらつきは、シャッター速度を電源周波数に合わせる(東日本は1/50秒、西日本は1/60秒)と軽くなります。
Q. 主催者にはURLで送るのとディスクで渡すのと、どちらがよいですか? A. 両方用意するのが現実的です。URLは事前に送れて早い反面、自治体や学校のネットワークでは共有サービスがブロックされていて会議室で開けないことがあります。USBメモリも、外部媒体の接続を禁止している組織があります。ディスクは会議室のプレーヤーやPCで再生でき、何より置いてこられる点が違います。担当者が上司や実行委員会に見せる場面で、机に残っている媒体はそのまま次の会議へ持って行かれます。
Q. DVDとブルーレイのどちらで作るべきですか? A. 用途で分けてください。DVD-Videoの解像度は720×480、映像はMPEG-2で最大9.8Mbpsです。ブルーレイは1080iまで扱え、容量は1層25GB・2層50GBあります。和太鼓はバチの速い動きとハッピの細かい柄が同時に画面へ入るため圧縮で崩れやすく、全曲の記録用や周年記念の保存版はブルーレイが向きます。営業用の短尺版は相手の再生環境が読めないことも多いので、DVDが選びやすくなります。
Q. 自作曲や民謡でも、映像をディスクにするときに権利の手続きが要りますか? A. JASRACが管理している楽曲を映像ソフトに収録して複製物を作る場合は、「録音物・映像ソフト・出版物などの製作」の区分で事前手続きが案内されています。伝統曲や自団体の創作曲であれば該当しないことも多い一方、外部の作曲家や編曲者に依頼した曲がJASRACに信託されている場合や、登退場で市販曲を流していてそれが映像に入っている場合は確認が要ります。管理状況はJASRACのJ-WIDで検索できます。
Q. 営業先が3件しかないのですが、1枚だけ作ってもらえますか? A. 1枚から注文できます。当社は基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)からで、再生できる形式に組み立てるオーサリングは料金に含まれています。メニュー画面作成(1枚あたり+2,500円)やチャプター分け(1枚あたり+1,500円)も付けられます。盤面へのレーベル印刷やケース・背表紙の印刷にもオプションで対応していて、団体名と収録年を入れた画像を入稿してもらう形なので、少ない枚数でもその形で用意できます。まず必要な数だけ作り、話が進んだ時点で追加注文する運用でも困りません。
Q. 撮影した映像データはどうやって渡せばよいですか? A. ギガファイル便のURLでお送りください。受け付けるのは完成した動画のデータです。ギガファイル便は無料で1ファイル300GBまで扱えて保持期限も選べるため、演奏映像のような大きなファイルでも分割せずに済むことが多いはずです。チャプターを付けるときは、注文フォームで「チャプター分け」を選ぶと開く「チャプター位置の指定」の欄に、区切りの時刻を入れます。