この記事の要点
募集要項から提出媒体・尺・ファイル形式・締切 の4点を先に抜き出し、「DVDで提出」がDVD-Video形式かデータ運搬かまで入試課に確認しておくと、作り直しを避けられます。
映像は書類の代替ではなく、文部科学省の参考様式2に沿った活動報告書の記載を裏づける資料 として設計し、1本1テーマに絞ったほうが読み手に伝わります。
実技系は全身と足元が切れない引きの固定撮影 を守り、発表系は話者とスライドを同じ画面に収めて目線の高さから撮るのが基本です。
尺を削るときは前置き・移動・重複説明の順に切り、一続きの実技の途中では切らない ことを優先して、上限3分なら2分50秒前後で書き出します。
ディスク提出は必着日から発送2日・制作日数・データ完成日を順に引いて逆算 し、急ぎ便は日程が崩れたときの備えとして置き、平常は通常便で組みます。
式や イベントの 映像を、 配れる ディスクに。
1枚から 作れます。 同じ 内容の 追加は 1枚1,000円 (税抜)です。
1枚1,500円(税抜)から・ 1枚から注文できます
総合型選抜の募集要項に「活動を記録した映像を提出すること」と書かれていて、手が止まっている。撮るものはある。大会の記録も、発表会の演奏も、探究活動の写真もある。けれど、どれをどう選んで、何分にまとめて、どんな形で出せばいいのかが分からない。ここでつまずく受験生と保護者は少なくありません。
映像提出でよくある失敗は、内容以前のところで起きます。全身が画面に入っていない、音が聞き取れない、尺が指定を超えている、共有リンクが審査側から開けない、DVDに焼いたのにプレーヤーで再生できない。どれも、作る前に順番を決めておけば避けられるものばかりです。
この記事では、募集要項の読み方から、実技系と発表系で変わる撮り方、編集をどこまでやってよいか、尺の削り方、音声の確保、共有URLとディスクそれぞれの提出手順、そして締切からの日程の逆算までを、実際に手を動かせる細かさで順にまとめます。
この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります
提出要項の確認|媒体・尺・ファイル形式・締切の4点を先に紙に書き出す 映像の中身は活動報告書に合わせる|文科省の参考様式2が「何を映すか」の基準になる 実技系は全身と足元を切らない|発表系は手元とスライドを同じ画面に入れる 編集の線引き|見やすくする編集は可、できていないことをできたように見せる編集は不可 尺の指定がある場合の削り方|前置きから削り、実技の途中では切らない 音声の明瞭さ|カメラの内蔵マイクは離れるほど環境音が大きく入る 提出媒体の指定|共有URLとディスクでは、準備することがまったく違う 期限からの逆算|出願受付は9月1日以降、ディスクは「発送日」ではなく「必着日」から引く よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
提出要項の確認|媒体・尺・ファイル形式・締切の4点を先に紙に書き出す
映像を撮り始める前に、志望校の募集要項(出願要領)を開いて、映像に関する記述だけを抜き出します。総合型選抜の映像提出は大学ごとに条件がばらばらで、先輩の話や他大学の例をそのまま当てはめると、作り直しになります。抜き出すのは次の4点です。
要項から抜き出す4点
提出媒体 — 共有URLか、DVD・ブルーレイなどのディスクか、USBメモリか。ディスク指定の場合は「DVD-Video形式」なのか「動画ファイルをディスクに入れたもの」なのかまで見ます
尺の上限 — 「3分以内」「5分程度」など。「程度」は超過の許容ではなく、目安として読むほうが安全です
ファイル形式と容量 — MP4指定か、形式不問か。容量の上限が書かれていることもあります
締切と到着方式 — 出願書類と同封か別送か、消印有効か必着か。URL提出ならフォーム送信の締切時刻まで確認します
とくに取り違えが起きやすいのが提出媒体です。「DVDで提出」と書かれていても、意味は二通りあります。家庭用プレーヤーで再生できるDVD-Video形式 を求めている場合と、ディスクを単なるデータの運搬手段として使い、中身は動画ファイルのままでよい場合です。前者と後者では作り方がまったく違います。
要項の文面で判断がつかないときは、入試課に具体的に聞きます。「形式を教えてください」と抽象的に尋ねると、要項の文言をそのまま返されて終わります。「パソコンで開く動画ファイルでよいのか、DVDプレーヤーで再生できる形にするのか」と、二択の形で聞くと答えが返ってきます。
「パソコンで開くファイルか、プレーヤーで再生できる形か」と二択で聞く
問い合わせたら、日付・担当部署・回答内容をメモに残します。保護者や高校の先生と作業を分担するとき、この一行があるだけで認識のずれが起きにくくなります。
映像の中身は活動報告書に合わせる|文科省の参考様式2が「何を映すか」の基準になる
何を撮るか迷ったら、映像を単体で考えず、同時に提出する活動報告書 と対で設計します。文部科学省が公表している「令和9年度大学入学者選抜実施要項」には、活動報告書のイメージ例(参考様式2)が付いていて、大学が用意する様式もこれに近い構成になっていることがあります。
参考様式2の3つの欄
(1)学業に関する活動 — 学内(「総合的な探究の時間」、部活動、生徒会活動等で取り組んだ課題研究等)と学外(ボランティア活動、各種大会・コンクール、留学・海外経験等)を、それぞれ活動期間つきで記載します
(2)課題研究等に関する活動 — 課題テーマを選んだ理由と、概要・成果を書きます
(3)資格・検定等に関する活動 — 名称、級・スコア等、取得等の年月を書きます
同要項は総合型選抜について、志願者本人が記載する活動報告書・大学入学希望理由書・学修計画書等を「必ず評価に活用する」と定めています。つまり映像は書類の代わりではなく、書類に書いた事実を目で確認できるようにする資料 という位置づけになります。
書類に「県大会で演奏した」と書き、映像でその演奏を見せる。書類に「探究活動で3年間、地域の川の水質を測った」と書き、映像で採水と測定の手つきを見せる。この対応が取れているかを、まず点検します。逆に、書類に書いていないことを映像だけで訴えても、読み手は文脈をつかめません。
1本の映像に活動を全部詰め込むより、書類の中で最も強い1項目を選んで、それを深く見せるほうが伝わります。複数本の提出が認められている場合でも、1本1テーマを守ります。
なお、主として実技による授業を行う美術・工芸・音楽・体育等に関する学部等について、同要項は実技に関する検査を課すことが望ましいとしたうえで、実技の評価に際して志願者本人が記載する資料を積極的に活用するとしています。実技系を志望する場合、映像は実技検査そのものの代替ではなく、検査に至るまでの積み重ねを示す材料 として扱われる可能性が高いと考えられます。
実技系は全身と足元を切らない|発表系は手元とスライドを同じ画面に入れる
撮り方は、審査側が何を確かめたいかで決まります。実技系と発表系では、そもそも見るところが違います。
実技系(ダンス・体育・演奏・演技)
審査側は体の使い方を見ます。したがって全身が常に画面に入っていること が最優先で、ここが崩れると内容以前に評価できません。カメラは三脚に固定し、被写体の胸の高さあたりに置いて、頭上と足元に余白を残します。ジャンプや跳躍のある種目は、頭が切れる想定でさらに上を空けます。
ズームやパンで動きを追いかけると、画面の揺れが動きの評価を邪魔します。動く範囲が広いときは、寄るのではなくカメラを下げて引きで撮ります。
演奏の場合は、楽器と奏者が同じ画面に入る位置を探します。ピアノなら鍵盤上の手が見える斜め前方、弦楽器なら弓の全ストロークが切れない正面寄り、といった具合です。運指を見せたいからと手元だけを大写しにすると、姿勢や体の支えが見えなくなります。全身が入る引きの画を主にして、必要なら手元のカットを短く挟むほうが無難です。
発表系(プレゼン・課題研究・スピーチ)
審査側は説明の組み立てと話し方を見ます。話す本人とスライドやポスターが同じ画面に収まる位置に立ち、カメラは目線の高さに置きます。見下ろす角度も見上げる角度も、表情が読み取りにくくなります。
審査側が何を確かめたいかで、画面に入れるものとカメラの高さが変わる
スライドの文字が読めるかは、撮影後にスマートフォンの画面で再生して確かめます。手元の大きなパソコン画面で読めても、審査側が小さい画面で見る可能性はあります。読めないなら、スライドの文字を大きくして撮り直すか、編集で該当ページの画像を差し込みます。
どちらにも共通して守ること
横向き(16:9)で撮る — DVD-Videoの規格が扱うアスペクト比は4:3か16:9で、縦向きの映像を入れると左右に大きな黒帯が入り、被写体が小さくなります
逆光を避ける — 窓を背にすると顔と手元が黒くつぶれます。窓は被写体の正面か斜め前に置きます
撮影の可否を先に確認する — 学校施設、ホール、大会会場、部活動の練習場所は、それぞれ管理者の許可基準が違います。他の生徒や観客が映り込む場合の扱いも、撮る前に確かめます
編集の線引き|見やすくする編集は可、できていないことをできたように見せる編集は不可
要項に「編集不可」と明記されていれば、カットもテロップも入れません。撮って出しのファイルをそのまま提出します。この場合、撮影のやり直しはできても編集で直すことはできないので、本番の前に試し撮りを1回はさむ価値があります。
明記がない場合の判断基準は、その編集がなくても同じ評価になるか です。見出しやチャプター、テロップでの補足、始まる前の無音部分の削除は、審査側の時間を節約するもので、実技そのものの評価は変えません。
一方、演奏のミスした小節を差し替える、複数のテイクをつないで一度の通し演奏に見せる、再生速度を変えて技の精度を上げる、といった加工は、実技の内容自体を変えています。実技系ではこれは避けます。仮に通ったとしても、面接や実技検査で同じ水準を求められたときに困るのは受験生自身です。
迷いやすいのが音量調整と手ブレ補正です。全体の音量を上げる、暗く写った映像の明るさを整えるといった処理は、記録の見やすさを回復するもので、多くの場合は問題になりにくいと考えられます。ただし要項が「無加工」と書いているなら、これも入れません。
見やすくする編集は可。できていないことをできたように見せる編集は不可
編集する場合は、書き出し形式にも注意します。編集ソフトのプロジェクトファイルは相手の環境では開けません。MP4・MOV・AVIといった動画ファイル形式の違い を押さえたうえで、指定がなければMP4(H.264)で書き出すのが、多くの環境で開ける選択です。書き出したファイルは、編集に使ったパソコンとは別の機器で一度再生して、最後まで音と映像が途切れないかを確かめます。
尺の指定がある場合の削り方|前置きから削り、実技の途中では切らない
「3分以内」と指定された映像が5分になったとき、どこから削るか。順番があります。
削る順番
1番目:冒頭の前置き — 自己紹介、あいさつ、「これから始めます」の間。名前と学校名の名乗りが要項で求められていないなら、そこも削れます
2番目:移動・準備・待ち時間 — 楽器の調整、位置につくまでの動き、機材のセット
3番目:繰り返しになっている説明 — 書類に書いてあることを口頭で読み上げている部分は、書類側に任せます
4番目:本編の一部 — ここまでで収まらないときだけ手を付けます
4番目に手を付けるとき、実技系は一続きの動きの途中で切らない ことを優先します。曲の途中で切れた演奏や、コンビネーションの途中で切れた演技は、その部分の完成度を判断できません。1曲まるごと入れて尺を超えるなら、曲を短いものに変えるか、要項が認めるなら「第2楽章のみ」のように区切りのよい単位で選び直します。テンポを上げて時間を詰めるのは、演奏の評価そのものを変えてしまうので、選択肢に入れません。
発表系は逆に、本編を削れます。論点を3つ話しているなら1つに絞り、残りは書類に回します。3分の映像で3論点を浅く話すより、1論点を根拠込みで話すほうが、思考の筋道は伝わります。「今回はこの1点に絞ってお話しします」と冒頭で断れば、話が狭いという印象にはなりません。
尺は書き出したあとの実測で確認します。編集ソフトのタイムライン表示と、書き出したファイルの再生時間は、末尾に無音のフレームが残るなどの理由で数秒ずれることがあります。上限3分なら2分50秒前後で作っておくと、この誤差があっても超えません。
音声の明瞭さ|カメラの内蔵マイクは離れるほど環境音が大きく入る
映像で最初に切り捨てられるのは、画質ではなく音です。何を言っているか聞き取れない、演奏に空調のノイズが乗っている、という状態では、内容の評価まで届きません。
スマートフォンやビデオカメラの内蔵マイクは、本体の周りの音を広く録ります。被写体から3メートル離れれば、被写体の声より、手前のエアコンや観客のざわめきのほうが大きく入ります。対策は音源との距離を詰めることで、方法は2つあります。
音を近くで録る2つの方法
話者にマイクを付ける — 襟元に留めるピンマイク(ラベリアマイク)を使います。プレゼンやスピーチはこれが最も効果があります
別録りして合わせる — ICレコーダーやもう1台のスマートフォンを音源の近くに置いて録音し、編集で映像に重ねます。演奏の記録に向きます。頭を合わせる目印として、撮影開始時に手を1回叩いておくと同期が楽になります
録る前に、部屋の中で鳴り続けているものを止めます。エアコン、換気扇、冷蔵庫、蛍光灯のジーという音。止められないなら、その音源から離れた場所に立ちます。体育館やホールのように残響が長い場所では、マイクを音源に近づけるほど残響の比率が下がり、音がはっきりします。
本番の前に、10秒だけ録って再生します。イヤホンではなく、スピーカーでも聞き取れるかを確かめます。ここで気付けば撮り直せますが、家に帰ってから気付くと、会場をもう一度押さえるところからやり直しになります。
提出媒体の指定|共有URLとディスクでは、準備することがまったく違う
提出方法は大きく2つに分かれます。それぞれ、つまずく場所が別です。
共有URLでの提出
YouTubeの限定公開(Unlisted) は、リンクを知っていれば誰でも視聴でき、Googleアカウントも不要です。検索結果には表示されません(公開プレイリストに追加した場合を除きます)。一方、非公開(Private) は自分と自分が指定した相手だけが視聴でき、リンクを渡しても相手は開けません。要項に「限定公開」と書かれているのに非公開で提出すると、審査側は映像を見られないまま締切を迎えます。
Googleドライブを使う場合、共有設定の「制限付き」はアクセス権を付与した人だけが開けます。「リンクを知っている全員」にすると、サインインなしで開けます。権限は「閲覧者」で足ります。ギガファイル便のようなファイル転送サービスは、1ファイル300GBまで・個数無制限で使えますが、保持期限が設定されているため、締切より後まで期限が残るように設定します。
どの方法でも、提出前にブラウザのシークレットウィンドウでURLを開く 確認をします。自分のアカウントでログインしたままだと、他人には開けないリンクでも自分の画面では開けてしまうためです。
ログインしたままだと、他人に開けないリンクも自分には開けてしまう
ディスクでの提出
DVD-Video形式を求められている場合、動画ファイルをディスクにコピーしただけでは家庭用プレーヤーで再生できません。映像をMPEG-2に変換し、再生順やメニューの情報を持つ構造に組み立てるオーサリングという工程 が要ります。ここを省いたディスクは、パソコンでは開けるのにプレーヤーでは何も映らない、という状態になります。
DVDとブルーレイのどちらにするかは、要項の指定に従います。指定がなく選べる場合、規格上の解像度はDVD-Video(NTSC)が720×480=約35万画素、ブルーレイ(BDMV)が最大1920×1080=約207万画素で、容量もDVD片面1層の約4.7GBに対し、ブルーレイ1層は25GBです。細かい手の形や譜面の文字を見せたいならブルーレイが有利ですが、再生できる機器の行き渡り方ではDVDのほうが広いと考えられます。DVDとブルーレイの違い を踏まえ、指定がなければDVDを選ぶのが無難です。
盤面の表記も要項に従います。氏名・受験番号・高校名の記載を求められることがあり、盤面用のペンでの手書きで足りる場合と、印刷を求められる場合があります。印刷で用意するなら、レーベル面の入稿データの作り方 が参考になります。
確認項目
共有URLで提出
ディスクで提出
締切の意味
フォーム送信の日時
郵送の必着日または消印有効日
直前にやること
公開設定とリンク期限の再確認
制作日数と発送日数の確保
典型的な失敗
非公開のまま提出/リンクの期限切れ
プレーヤーで再生できない形式で焼いた
提出後の差し替え
大学が認めれば比較的容易
再制作と再送が必要
期限からの逆算|出願受付は9月1日以降、ディスクは「発送日」ではなく「必着日」から引く
文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」は、総合型選抜について、入学願書受付を令和8年9月1日以降とし、その判定結果を令和8年11月1日以降に発表すると定めています。実際の締切は、この範囲内で大学ごとに設定されます。9月1日は受付の開始日であって締切ではない、という点を取り違えないようにします。
逆算の基準は、締切そのものではなく、締切から余裕を引いた日です。ディスク提出の場合、押さえる日付は4つあります。
ディスク提出の逆算
D日:必着日 — 要項に「必着」とあれば大学に届いている日、「消印有効」なら投函日
D−2日:発送日 — 郵便の配達日数は距離と曜日で変わります。土日祝をまたぐ想定で2日以上見ます
D−4日前後:ディスクの受け取り日 — 制作を外部に頼む場合、注文から手元に届くまでの日数
D−6日前後:動画データの完成日 — 書き出し、確認再生、修正までを含めた日
ここから前に、撮影と編集の日程を置きます。撮り直しの可能性を考えると、撮影日は動画データの完成日の1週間以上前に置きたいところです。大会や発表会の記録を使う場合は、その日程自体が動かせないので、逆に大会日から締切までに何日あるかを先に数え、足りなければ別の素材に切り替える判断を早めに下します。
ディスク制作を外部に頼む場合は、料金だけでなく納期を先に確認します。使う日から逆に数える考え方はDVDを急いで作るときの締切と逆算 にまとめています。ディスクメーカーでは基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)から、1枚単位で注文でき、再生できる形式に組み立てるオーサリングは料金に含まれます。納期は通常便のほか、お急ぎ便が+1,500円(平日15時までの注文・入稿で翌々日までに発送)、特急便が+3,000円(平日15時までの注文・入稿で翌日発送)、当日店舗お渡しが+3,500円(平日12時までの注文・入稿、大阪市北区の店舗で受け取り)です。動画データは、ギガファイル便・Google Drive・Dropbox・OneDrive・WeTransfer・firestorageなど、ダウンロードできる共有URLで渡します。
ただし、急ぎの手段を前提に組んだ日程は、1回の撮り直しで破綻します。急ぎ便は予定が崩れたときの備えとして置き、平常の日程は通常便で組むのが安全です。
よくある質問
Q. 総合型選抜の提出動画はスマホで撮ってもいいですか A. 募集要項で機材が指定されていなければ、スマートフォンでも問題になりにくいと考えられます。審査側が見るのは機材の性能ではなく、活動の内容です。ただし手持ちは避けて三脚に固定し、横向き(16:9)で、全身または話者とスライドが画面に収まる位置に置いてください。スマートフォンで弱くなりやすいのは音のほうです。被写体から離れると内蔵マイクは環境音を大きく録るので、ピンマイクを付けるか、ICレコーダーで別録りして編集で重ねる方法をおすすめします。
Q. 提出する動画は編集してもいいですか A. 要項に「編集不可」とあれば、カットもテロップも入れずに撮って出しで提出します。明記がない場合の目安は、その編集がなくても評価が変わらないかどうかです。前置きの削除、チャプター、テロップでの補足は見やすさを整えるだけなので入れて構わないと考えられます。一方、演奏のミスした部分を差し替える、複数テイクをつないで一度の通しに見せる、再生速度を変えて技の精度を上げるといった加工は、実技の内容そのものを変えるため避けてください。判断に迷ったら入試課に確認するのが確実です。
Q. YouTubeの限定公開と非公開はどちらで提出すればいいですか A. 要項に指定があればそれに従ってください。指定がない場合は限定公開(Unlisted)が実用的です。限定公開はリンクを知っていれば誰でも視聴でき、視聴側にGoogleアカウントは不要で、検索結果には表示されません。非公開(Private)は自分と自分が指定した相手だけが視聴でき、リンクを渡しても相手は開けないため、URLだけを提出する方式には向きません。提出前に、ブラウザのシークレットウィンドウでURLを開いて、ログインしていない状態でも再生できることを確かめてください。
Q. 「DVDで提出」と書かれています。MP4を焼けばいいですか A. それで足りるかどうかは大学の指定によります。動画ファイルをディスクにコピーしただけのものは、パソコンでは開けますが、家庭用のDVDプレーヤーでは再生できません。DVDプレーヤーで再生できる形にするには、映像をMPEG-2に変換し、再生順の情報を持つDVD-Video形式に組み立てるオーサリングという工程が必要です。要項の文面で判断がつかない場合は、入試課に「パソコンで開く動画ファイルでよいのか、DVDプレーヤーで再生できる形にするのか」と二択で確認してください。
Q. 動画の長さは何分くらいが適切ですか A. 要項に上限があれば、その範囲の中で短いほうに寄せるのが安全です。上限3分なら2分50秒前後を目安にしてください。編集ソフトのタイムライン表示と書き出したファイルの再生時間は数秒ずれることがあり、ぎりぎりで作ると超過する恐れがあります。指定がない場合も、3分から5分程度に収めたほうが最後まで見てもらいやすいと考えられます。尺を削るときは、前置きのあいさつ、移動や準備の時間、書類と重複する説明の順に切り、一続きの実技の途中では切らないでください。
Q. ディスクは1枚から作ってもらえますか。料金はどれくらいですか A. ディスクメーカーでは1枚単位で注文でき、料金は基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)からです。再生できる形式に組み立てるオーサリングは料金に含まれています。盤面へのレーベル印刷、ケースと背表紙の印刷、メニュー画面の作成、チャプター分けにも対応しています。動画データは、ギガファイル便やGoogle Driveなど、ダウンロードできる共有URLでお送りいただく形です。日々多くのご注文をお受けしており、1枚だけの注文も日常的に扱っています。
Q. 総合型選抜の出願はいつからですか。動画の準備はいつ始めればいいですか A. 文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」では、総合型選抜の入学願書受付を令和8年9月1日以降とし、判定結果は令和8年11月1日以降に発表すると定められています。実際の締切はこの範囲内で大学ごとに決まるため、募集要項で確認してください。ディスク提出の場合、必着日から発送に2日、制作に数日、動画データの完成にさらに数日を見込むと、撮影は締切の3週間以上前に済ませておきたいところです。大会や発表会の記録を使う場合は、その日程が動かせないので先に日数を数えてください。