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iPhone動画の1分あたり容量|720p〜4K120fps・HDR・互換性優先の設定別早見表

2026 9/24
iPhone動画の1分あたり容量|720p〜4K120fps・HDR・互換性優先の設定別早見表

この記事の要点

  • 1080p/30fpsは高効率+HDRで1分約65MB、HDRなしで約60MB、互換性優先で約130MB。iPhoneの設定画面に出る目安で、条件を添えないと数字は決まらない
  • 4K/30fpsは約190MB、4K/60fpsは約440MB、4K/120fpsは約800MB(高効率+HDR)。4K/60fpsは計算上1時間で約26.4GB
  • 互換性優先(H.264)は同じ解像度でおよそ2倍。4K/60fps以上・HDRビデオ・240fpsのスローモーションは高効率でしか選べない
  • 撮れる時間は「空き容量のGB×1,000÷1分あたりのMB」で出せる。標準構成では約12〜24GBがすでに使われているので、箱の容量から引いてから数える
  • 4K/60fps(高効率+HDR)は計算上約11分でDVDの5GB、約57分でBlu-rayの25GBに達する。ディスクにするなら1080p/30fpsが容量も変換も軽い

発表会の前日、iPhoneのストレージを見ると空きは20GB。演目は2時間ある。入るのか、途中で止まるのか。別の日には、撮り終えた運動会の動画をギガファイル便に上げようとして、合計が思っていたより大きく、送る前に手が止まる。どちらの場面も、1分あたりの容量さえ分かっていれば、その場で答えが出ます。

数字はiPhoneの設定画面に出ています。1080p/30fpsで撮ると、高効率+HDRビデオオンで1分およそ65MB、HDRをオフにすると約60MB、フォーマットを互換性優先にすると約130MB。高効率+HDRのまま4Kにすると、30fpsで約190MB、60fpsで約440MB、Pro系とiPhone Duoだけが選べる4K/120fpsは約800MBです。同じ「1分」でも、解像度・フレームレート・圧縮の形式・HDRの4つで数字が変わるので、条件を添えずに「1分◯MB」とだけ覚えると、見積もりが2倍ずれます。

この目安は、「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」の一覧の下に出る「1分間のビデオのサイズは、およそ以下の通りです:」という文言をもとにしています。確かめたのはiOS 18.6の画面の文言で、iOS 27の画面では未確認です。「およそ」と付いているとおり、実際のファイルは場面の動きや明るさで上下します。本文は2026年9月時点の情報で、機種はiPhone 18 Pro・18 Pro Max・iPhone Duo(10月23日発売予定)と、iPhone 17・Air・17e、iPhone 16の各シリーズを前提にしています。

1分あたりの容量の早見表(高効率+HDR・高効率・互換性優先)

先に表を出します。列は圧縮の形式とHDRの組み合わせで3つに分けました。左から、高効率(HEVC)でHDRビデオがオンの状態、高効率でHDRビデオがオフの状態、互換性優先(H.264)の順です。行は解像度とフレームレートで、画面に出る名前をそのまま載せています。カッコの中の「領域節約」「デフォルト」「よりスムーズ」も画面の表記です。

画面の表記 高効率+HDR 高効率(HDRなし) 互換性優先 選べる機種
720p HD/30 fps(領域節約) 45 MB 40 MB 60 MB 全機種
1080p HD/25 fps(PAL TV) 65 MB 60 MB 130 MB 全機種(PAL表示オン時)
1080p HD/30 fps(デフォルト) 65 MB 60 MB 130 MB 全機種
1080p HD/60 fps(よりスムーズ) 100 MB 90 MB 175 MB 全機種
1080p HD/120 fps 190 MB 170 MB 340 MB Pro系・Duo
4K/24 fps(映画のスタイル) 150 MB 135 MB 270 MB 全機種
4K/25 fps(PAL TV) 190 MB 170 MB 270 MB 全機種(PAL表示オン時)
4K/30 fps(高解像度) 190 MB 170 MB 350 MB 全機種
4K/60 fps(高解像度、よりスムーズ) 440 MB 400 MB —(選べない) 全機種
4K/100 fps(PAL TV、高解像度) 700 MB 630 MB —(選べない) Pro系・Duo(PAL表示オン時)
4K/120 fps(高解像度) 800 MB 740 MB —(選べない) Pro系・Duo

対応機で初期状態のまま撮っている人の数字は、左の列です。HDRビデオは対応機では初期設定がオンで、圧縮の形式も変えた覚えがなければ高効率なので、何も触っていなければ1080p/30fpsで1分約65MBになります。一覧では1080p HD/30 fpsに「デフォルト」と添えられていて、この表記までがiOS 18.6の文言で確かめられた範囲です。機種やiOSで初期値が変わっているかは確認できていません。

右の列に「—」が並ぶのは、互換性優先ではその設定が選べないからです。フォーマットの説明文に「4K/60 fps、1080p/240 fps、およびHDRビデオを使用するには“高効率”が必要です。」とあり、4K/120fps対応機では「4K/60 fps以上」と書かれています。互換性優先(H.264)では、4Kの60fps以上もHDRも撮れません。

25fpsと100fpsの行は、ふだんは表示されません。「ビデオ撮影」の中の「PALフォーマットを表示」をオンにしたときだけ出る、ヨーロッパなどのテレビ方式向けの設定です。日本のテレビやDVDは29.97fpsが基準なので、意図せずオンにしていると、あとでディスクにするときに変換が一段増えます。25fpsの容量は30fpsの行と同じで、互換性優先の4Kだけ少し小さい数字です。100fpsの容量は120fpsの行より少し小さい数字です。

表を縦に読むと、フレームレートと解像度がそれぞれ容量にどう効くかが分かります。1080pで30fpsから60fpsにすると65MBが100MBで約1.5倍。4Kで同じことをすると190MBが440MBで約2.3倍です。解像度のほうは、30fpsで1080pから4Kにすると65MBが190MBで約2.9倍、60fpsだと100MBが440MBで4.4倍。4Kの60fps以上だけ伸び方が急で、ここから先は容量の桁が変わると覚えておくと、表の下半分を見なくても判断できます。境目は4K/60fpsです。

数字の裏付けとして、利用者が設定画面を書き写した投稿もあります。Appleのコミュニティで、高効率なら65MB、互換性優先なら130MB(いずれも1080p HD/30fps)と画面の文言を写した書き込みが2023年にあり、この記事の表と一致しています。iOS 11の頃の記事に出ている数字とも、HDRなしの列は一致します。目安の数字そのものは長く変わっていない、と見てよさそうです。左の列だけを棒の長さで並べると、4K/60fpsから上で一気に伸びるのが見えます。

iPhoneの設定画面に出る1分あたりの目安を、高効率+HDRの条件で720pから4K120fpsまで7つの設定について棒の長さで並べた図。4K60fpsから上で急に伸びる
設定画面の目安(iOS 18.6の文言)を高効率+HDRの条件で並べた

自分のiPhoneで、今の設定の数字を見る手順

表を覚えなくても、手元のiPhoneで今の設定の数字を見られます。iOS 27の場合、「設定」を開き、「カメラ」>「ビデオ撮影」と進むと、解像度とフレームレートの一覧が出ます。iOS 18.6の画面では、その下に「1分間のビデオのサイズは、およそ以下の通りです:」という見出しがあり、「• 65 MB(1080p HD/30 fps、デフォルト)」のような行が並んでいました(iOS 27の画面の文言は確認できていません)。表記はiOSのバージョンで異なるので、項目名が少し違っても、一覧の下の目安を探してください。

この一覧は、今の圧縮の形式とHDRの状態に合わせて数字が入れ替わります。「設定」>「カメラ」>「フォーマット」で「互換性優先」に切り替えてから「ビデオ撮影」に戻ると、同じ1080p/30fpsの行が130MBに変わります。「HDRビデオ」をオフにすると65MBが60MBになります。切り替えて見比べると、自分の使い方でどの列を見ればよいかが体で分かります。見終えたら、フォーマットを高効率に戻すのを忘れないでください。

設定アプリのカメラからビデオ撮影を開き、一覧の下の目安を読み、フォーマットとHDRビデオを切り替えて数字が変わるのを確かめ、高効率に戻すまでの5つの手順を矢印でつないだ図
順路はiOS 27の場合。目安の文言はiOS 18.6の画面で確認。表記はバージョンで異なる

カメラアプリの側でも確かめられます。ビデオモードで画面の上に出る「HD・30」や「4K・60」の表示が、今の解像度とフレームレートです。ここをタップすると切り替わります。行事の直前に見るのはこの表示で、設定アプリを開き直す必要はありません。ただし、こちらには容量の目安は出ないので、数字が要るときは設定アプリの一覧に戻ります。16 Pro・17 Pro・18 Proでは、ビデオモードで「120 FPS」を選ぶとスローモーションになる点も、あとで効いてきます。

「およそ」の幅と、表の使い方

目安の数字は、きりのよい5MB刻みや10MB刻みです。平均的な場面を想定して丸めた値とみられ、実際のファイルはこれより大きくも小さくもなります。本文では、見積もりに使うときは目安をそのまま使い、空き容量の判断にはさらに余裕を見る、という使い分けをしています。どのくらいずれるか、なぜずれるかは、あとの節でまとめて扱います。

表の数字を掛け算に使うときは、単位に気をつけてください。1分あたりのMBに分数を掛けると合計のMBになり、1,000で割るとGBになります。この記事の換算はすべて1GB=1,000MBで計算しています。パソコンによっては1,024を単位に数える表示(GiB)があり、同じファイルが約7%小さい数字で出ることがあります。iPhoneの画面の数字とパソコンの数字が少し違っても、ファイルが壊れたわけではありません。

1GBが何分か。暗算に使う逆の表

容量から長さを引く場面では、「1GBで何分」の形で覚えておくほうが速く済みます。1,000を1分あたりのMBで割った値です。1080p/30fps・高効率+HDRなら1,000÷65で約15分。互換性優先なら約7分半、高効率+HDRの1080p/60fpsなら10分、4K/30fpsなら約5分、4K/60fpsなら約2分15秒、4K/120fpsなら1分15秒です。

設定 1GBで撮れる長さ 10GBで撮れる長さ
1080p/30fps 高効率+HDR(65MB) 約15分 約2時間30分
1080p/30fps 互換性優先(130MB) 約7分半 約1時間15分
1080p/60fps 高効率+HDR(100MB) 10分 1時間40分
4K/30fps 高効率+HDR(190MB) 約5分 約52分
4K/60fps 高効率+HDR(440MB) 約2分15秒 約22分
4K/120fps 高効率+HDR(800MB) 1分15秒 12分30秒

この表は、空きが「あと3GB」と出たときに効きます。高効率+HDRの1080p/30fpsなら約45分、4K/60fpsなら7分弱。出番が何分あるかと見比べれば、設定を落とすか、古い動画を1本消すかがその場で決まります。数字は切りのよいところで丸めているので、ぎりぎりの計算には前の掛け算を使ってください。

同じ1080p/30fpsが65MB・60MB・130MBに分かれる理由

表の3列は、iPhoneが動画を縮める方式の違いです。「高効率」はHEVC(H.265)という圧縮方式で、「互換性優先」はそれより前から広く使われているH.264です。フォーマットの説明文には「ファイルサイズを減らすため、写真とビデオを高効率のHEIF/HEVCフォーマットで撮影/録画します。“互換性優先”は常にJPEG/H.264を使用します。」とあります。同じ映像を同じくらいの見た目に縮めるとき、HEVCのほうが少ないデータで済む、というのがこの2列の差です。

差の大きさは、表を横に見ると読み取れます。1080p/30fpsで65MBと130MB、1080p/60fpsで100MBと175MB、4K/30fpsで190MBと350MB。挙げた行ではおよそ1.8〜2倍です(720pや4K/25fpsのように差の小さい行もあります)。Appleが互換性優先にどれだけのデータを割り当てているかを示す数字であって、H.264がHEVCの半分の画質という意味ではありません。見た目をそろえるのに要るデータが違う、と読んでください。

720p30、1080p30、1080p60、4K30、4K60、4K120の6つの設定について、高効率+HDR、高効率、互換性優先の3列で1分あたりの容量を並べた表。互換性優先は約2倍で、4K60以上は選べない
HDRの有無で1割前後、圧縮の形式で約2倍変わる

HDRのオン・オフで変わるのは、1分あたり5MBから70MB

左の2列の差は小さく見えます。1080p/30fpsで65MBと60MB、4K/30fpsで190MBと170MB、4K/60fpsで440MBと400MB。4K/100fpsと4K/120fpsでは60MBから70MBの差になりますが、割合にするとどの行も1割前後です。HDRビデオの説明文は「ドルビービジョンを含む、10ビットのハイダイナミックレンジで最高60 fpsのビデオを撮影します。」で、HDRは10ビットで記録されます。4K/120fps対応機では「最高120 fps」と書かれ、HDRのまま120fpsまで撮れます。

容量を減らす目的でHDRビデオをオフにしても、1時間で0.3GB(1080p/30fps)から2.4GB(4K/60fps)しか変わりません。オフにする理由があるとすれば色の扱いで、ディスクや古い機器で見るときにSDRへ直す手間が省ける点です。切る場所は「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」>「HDRビデオ」で、互換性優先にしているときはこの項目が「HDRビデオ(高効率)」と表示されます。オフにすべきかどうかの判断はHDRビデオをオフにすべきかの判断で、共有先でSDR版に変わる条件と合わせて書いています。

互換性優先を選ぶと、表から消える行がある

互換性優先の列で「—」になっている4K/60fps以上と、HDRの列そのものは、H.264では撮れません。スローモーションの1080p/240fpsとシネマティックモードも同じで、説明文に「シネマティックビデオ、4K/60 fps以上、およびHDRビデオを使用するには“高効率”が必要です。」と書かれた機種があります。互換性優先に切り替えた覚えがないのに4K/60fpsが選べないときは、まずフォーマットを疑ってください。

それでも互換性優先を選ぶ場面はあります。撮った動画をWindowsのパソコンでそのまま開きたい、古い編集ソフトに入れたい、という場合です。ただ、Windows側にHEVCの拡張機能を入れる方法や、当社のような業者に高効率のまま送って変換を任せる方法もあり、撮る段階で容量を2倍にしてまで選ぶ理由は減っています。使えなくなる設定の一覧と、切り替えてよい場面は互換性優先で容量が2倍になる話にまとめました。

Windowsで開けない、という理由で切り替える前に、開く側で済む手が2つあります。Windowsでは、Microsoft Storeの「HEVC ビデオ拡張機能」を入れると、ふつうの動画アプリでHEVCが再生できます(価格は時期で変わります)。Macなら、QuickTime Playerで動画を開き、「ファイル」>「書き出す」で「互換性重視(H.264)」を選べば、そのファイルだけをH.264に変換できます。撮る側の設定を変えて全部を2倍にするより、必要なファイルだけを見る側で変えるほうが、容量の面では軽く済みます。

自分がどの列の人かを見分ける早道は、設定画面を2か所見ることです。「フォーマット」が「高効率」なら左か中央、「互換性優先」なら右。「ビデオ撮影」の中の「HDRビデオ」がオンなら左、オフなら中央。この2か所で列が決まり、あとは行を選ぶだけです。家族のiPhoneで撮ってもらうときも、この2か所を先に聞いておくと、集まった動画の合計が読めます。

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10分・30分・1時間に伸ばすと何GBになるか

1分の数字が決まれば、あとは掛け算です。1分あたりのMBに分数を掛け、1,000で割るとGBになります。1080p/30fpsを高効率+HDRで撮ると65MBなので、10分で650MB、30分で1.95GB、60分で3.9GB。2時間の発表会なら7.8GBです。同じ長さを互換性優先で撮ると130MBが基準になり、2時間で15.6GBになります。

行事の長さごとに引けるよう、主な設定を換算しました。数字はすべて目安からの計算値で、1GB=1,000MBで数えています。実際のファイルは場面で上下するので、空き容量の判断に使うときは、この表の数字より余裕を見てください。

設定(1分あたり) 10分 30分 60分 120分
1080p/30fps 高効率+HDR(65MB) 0.65GB 1.95GB 3.9GB 7.8GB
1080p/30fps 高効率・HDRなし(60MB) 0.6GB 1.8GB 3.6GB 7.2GB
1080p/30fps 互換性優先(130MB) 1.3GB 3.9GB 7.8GB 15.6GB
1080p/60fps 高効率+HDR(100MB) 1.0GB 3.0GB 6.0GB 12.0GB
1080p/60fps 互換性優先(175MB) 1.75GB 5.25GB 10.5GB 21.0GB
4K/24fps 高効率+HDR(150MB) 1.5GB 4.5GB 9.0GB 18.0GB
4K/30fps 高効率+HDR(190MB) 1.9GB 5.7GB 11.4GB 22.8GB
4K/30fps 互換性優先(350MB) 3.5GB 10.5GB 21.0GB 42.0GB
4K/60fps 高効率+HDR(440MB) 4.4GB 13.2GB 26.4GB 52.8GB
4K/120fps 高効率+HDR(800MB) 8.0GB 24.0GB 48.0GB 96.0GB

1時間の列だけ棒の長さで並べると、4K/60fpsから上で桁が変わるのが見えます。1080p/30fpsの3.9GBに対して4K/60fpsは26.4GB、4K/120fpsは48GB。1080p/30fpsを基準にすると、4K/30fpsが約2.9倍、4K/60fpsが約6.8倍、4K/120fpsが約12.3倍です。

設定画面の1分あたりの目安を60倍した1時間の容量を、1080p30fpsの3.9GBから4K120fpsの48GBまで6つの設定で棒の長さにした図。4K60fpsから桁が変わる
1GB=1,000MBで計算した値。実際は場面で上下する

発表会2時間・運動会3時間・旅行1週間の数え方

発表会は開演から終演まで2時間、そのうち録画するのは自分の子どもの出番と全体の演目で、実際に回すのは90分ほど、という日が多いはずです。1080p/30fps・高効率+HDRなら90分で5.85GB。全編を回しても7.8GBです。運動会は待ち時間が長いので、3時間の行事でも録画は60分から90分に収まり、3.9GBから5.85GBに落ち着きます。

高効率+HDRのまま4Kで同じことをすると桁が違います。4K/30fpsで90分なら17.1GB、4K/60fpsで90分なら39.6GB。旅行で1日20分ずつ7日間なら、1080p/30fpsで9.1GB、4K/60fpsで61.6GBです。空き容量が足りるかどうかの前に、それを家に持ち帰ってどこに置くかまで考えると、4K/60fpsの数字は一段重く見えてきます。

細切れに撮ったときも、数え方は同じです。1本30秒の動画が200本あれば合計100分で、1080p/30fps(高効率+HDR)なら6.5GB。1本ごとの容量は小さく見えても、合計は長回しと変わりません。子どもの日常を撮りためている人ほど、この合計が見えにくくなります。月に何本撮っているかを写真アプリで数えて、平均の長さを掛けると、1年分の見込みが出ます。

学校や園の係として、保護者や先生から動画を集める場合は、人数を掛けます。10人が1080p/30fps(高効率+HDR)で各10分なら6.5GB、4K/60fpsで撮る人が3人混じると、その3人だけで13.2GBです。集める前に「1080p/30fpsで」と設定を指定しておくと、合計が読めるだけでなく、あとで1本につなげるときの変換も少なくて済みます。

撮った動画の合計を確かめる場所

撮り終えたあとの合計は、写真アプリで確かめられます。動画を開いて上にスワイプすると「情報」が出て、撮影したデバイス、撮影日時、ファイルサイズなどが並びます。1本ずつ見る方法なので、本数が多いときはパソコンに移してフォルダの合計を見るほうが早く、Windows・Macでの見方は素材の合計容量の調べ方に書いています。

「情報」に出るファイルサイズは、目安ではなく実際の値です。設定画面の一覧と見比べて、1分あたりに直してみると、自分の撮り方で目安からどれだけずれるかが分かります。たとえば2分10秒の動画が150MBなら、1分あたり約69MB。目安の65MBより少し大きい、という具合です。この差を覚えておくと、次の行事の見積もりが自分の数字でできます。

MB/分をMbpsに直す。計算上のビットレート

動画の大きさを「1秒あたり何メガビット」で表したものがビットレートで、単位はMbpsです。回線速度やディスクの規格値がこの単位で書かれるので、1分あたりのMBをMbpsに直せるようにしておくと、あとの比較が楽になります。式は、1分あたりのMB×8÷60。1MBを100万バイト、1バイトを8ビットとして計算します。

65MB/分なら、65×8÷60=8.67で約8.7Mbps。130MB/分なら約17.3Mbps、190MB/分なら約25.3Mbps、440MB/分なら約58.7Mbps、800MB/分なら約106.7Mbpsです。すべて目安からの計算値で、Appleがビットレートを公表しているわけではありません。

設定 1分あたり 計算上のビットレート
720p/30fps 高効率+HDR 45MB 約6.0Mbps
1080p/30fps 高効率+HDR 65MB 約8.7Mbps
1080p/30fps 互換性優先 130MB 約17.3Mbps
1080p/60fps 高効率+HDR 100MB 約13.3Mbps
1080p/120fps 高効率+HDR 190MB 約25.3Mbps
4K/24fps 高効率+HDR 150MB 約20.0Mbps
4K/30fps 高効率+HDR 190MB 約25.3Mbps
4K/30fps 互換性優先 350MB 約46.7Mbps
4K/60fps 高効率+HDR 440MB 約58.7Mbps
4K/120fps 高効率+HDR 800MB 約106.7Mbps

実際に撮ったファイルから計算した例も、少ないながらあります。実測の一例では、iPhone 11で互換性優先の1080p/30fpsを10分撮ったファイルが約1.2GBで、1分あたり120MB、約16Mbpsでした。目安の130MB・17.3Mbpsに近い値です。別の一例では、iPhone 13 Proの4K/24fpsを10秒撮って24.3MB、約19.4Mbpsで、これも目安の150MB・20.0Mbpsに近い数字でした。

ただしどちらも1件ずつの例で、iPhone 17や18 Pro、Duoでの実測は信頼できる出典が見つかっていません。この記事で「実測で何Mbps」と言い切らないのはそのためです。目安の数字が長く変わっていないことと、古い機種の実測が目安に近いことから、見積もりには目安の計算値で足りる、というところまでが言える範囲です。

ビットレートの考え方そのものは別の記事に譲ります。ここでは、iPhoneの目安を同じ単位に直しておくと、DVDの規格上の上限9.8MbpsやBlu-rayの映像の上限40Mbpsと並べて見られる、という点だけ押さえておいてください。あとの節で使います。

ビットレートが同じでも、画質が同じとは限らない

互換性優先の1080p/30fps(約17.3Mbps)と、高効率+HDRの1080p/60fps(約13.3Mbps)を並べると、数字は前者のほうが大きいのに、映像の情報量は後者のほうが多い、ということが起きます。圧縮の方式が違うと、同じビットレートで残せる情報が違うからです。Mbpsは「データの量」であって「きれいさ」の物差しではありません。列をまたいでビットレートだけを比べないでください。

同じ列の中でも、解像度とフレームレートが違えば、1画素1コマあたりに割り当てられるデータは違います。4K/60fpsの約58.7Mbpsは大きな数字ですが、画素数は1080pの4倍、コマ数は30fpsの2倍で、1画素1コマに使えるデータは1080p/30fpsの約8.7Mbpsより少ない計算になります。数字が大きいわりに、動きの多い場面での余裕は少ない設定です。

機種で変わるのは、表のどの行まで選べるか

1分あたりの目安の文言は、iOS 18.6では機種ごとに分かれておらず、同じ1080p/30fps・高効率+HDRならどの機種も65MBです。機種で変わるのは、表のどの行まで選べるか。通常のビデオで4K/100fpsと4K/120fps、それに1080p/120fpsが選べるのは、iPhone 16 Pro以降のPro系とiPhone Duoだけで、iPhone 17・Air・17e・16・16eは4K/60fpsまでです。

機種 4Kで選べるfps 1080pで選べるfps ProRes
iPhone 18 Pro/18 Pro Max 24・25・30・60・100・120 25・30・60・120 ○
iPhone Duo(10月23日発売予定) 24・25・30・60・100・120 25・30・60・120 —
iPhone 17 Pro/17 Pro Max 24・25・30・60・100・120 25・30・60・120 ○
iPhone 16 Pro/16 Pro Max 24・25・30・60・100・120 25・30・60・120 ○
iPhone Air 24・25・30・60 25・30・60 —
iPhone 17 24・25・30・60 25・30・60 —
iPhone 17e 24・25・30・60 25・30・60 —
iPhone 16/16 Plus 24・25・30・60 25・30・60 —
iPhone 16e 24・25・30・60 25・30・60 —

表はAppleの技術仕様ページの「ビデオ撮影」欄をもとにしています。「—」は仕様ページに記載が無いという意味で、25fpsと100fpsはPALフォーマットを表示したときの選択肢です。720pは全機種が30fpsだけ。同じ世代のProとPro Maxは、ビデオ撮影の欄が同じ内容でした。機種ごとの違いを1枚で見たいときは、iPhone動画の仕様一覧にシネマティックやUSBの速度まで含めて並べています。

100fpsと120fpsはFusionメインカメラの選択肢

4Kの100fps・120fpsと1080pの120fpsには、仕様ページに「Fusionメイン」と注記があります。背面のメインカメラで撮るときの選択肢だという意味です。1080p/120fpsを通常のビデオとして撮ると1分約190MB(高効率+HDR)で、4K/30fpsと同じ容量になります。滑らかさのためにコマを4倍にすると、画素を4倍にしたのと同じだけデータが要る、と覚えておくと表が読みやすくなります。

4K/60fpsまでで足りるかどうかは、用途で決まります。行事の記録とディスク化が目的なら、4K/120fpsは出番が無く、Pro系を選ぶ理由にはなりません。スローモーションとして使うなら、Pro系でない機種でも1080p/240fpsが撮れます。4K/120fpsの使いどころは、あとで縮めて再生する前提の、動きの速い被写体に限られます。

容量の面でPro系とそれ以外の差が出るのは、表の行よりも、撮ったあとの扱いです。Pro系とDuoはUSB 3(最大10Gb/s)で、パソコンへの転送が速い。箱の容量も18 Pro・17 Pro Max・Duoは2TBまで選べます。4K/120fpsもProResも使わない人にとって、Pro系の利点は「大きな動画を速く外に出せる」ことに集まります。1080p/30fpsで撮る人には、その差もほとんど効きません。

iPhone Duoは発売前。仕様から分かる範囲

iPhone Duoは2026年10月23日発売予定で、この記事の時点では未発売です。Appleの仕様ページには、通常のビデオで4K/120fpsまで、スローモーションで4K/120fps、シネマティックモードで4K/60fpsと、18 Proと同じ行が並んでいます。一方でProResとLog、空間ビデオの記載はありません。実機での容量や挙動は、発売後に確かめる必要があります。

画素の数と容量の関係。4Kは1080pの4倍でも、容量は約3倍

4Kを3840×2160、1080pを1920×1080とすると、画素は約830万と約207万で、4倍の差があります。ところが1分あたりの目安は、30fpsで190MBと65MB、約2.9倍です。画素が4倍になっても容量が4倍にならないのは、圧縮が画面の中の似た部分をまとめて記録するからで、画素が細かいほど隣どうしが似ていて、まとめやすくなります。数字が合わないのは間違いではありません。

DVDの720×480は約35万画素で、1080pの6分の1、4Kの24分の1です。iPhoneの表には無い大きさですが、ディスクにするときはここまで縮めます。4Kで撮った830万画素のうち、DVDに残るのは24分の1。この数字を知っていると、DVDにするための撮影で4Kを選ぶ理由が無いことが、容量の面からも画素の面からも分かります。

720pは、Appleの仕様に実寸が書かれていないので、ここでは画素数を出しません。一般に1080pより小さい画面で、DVDの720×480よりは大きい、という位置づけで足ります。Blu-rayの1920×1080には届かないので、Blu-rayにするなら1080p以上で撮る、という判断だけ覚えておいてください。

スローモーション・空間ビデオ・ProRes。通常のビデオ以外の1分

ここまでの表は、カメラアプリの「ビデオ」モードの話です。iPhoneには容量の目安が別に出るモードがあり、数字の桁が違うものもあります。行事で誤ってそのモードのまま撮ると、見積もりが一気に外れるので、通常のビデオと分けて押さえておきます。

スローモーションは1分480MB。1080p/30fpsの約7倍

スローモーションの容量は、設定画面の「スローモーション撮影」の下に「1分間のスローモーションは、およそ以下の通りです:」として別に出ます。背面の初期設定は1080p HD/240fpsで、1分約480MB。高効率でしか選べません。1080p/120fpsなら高効率で約170MB、互換性優先で約350MBです。Pro系とDuoは4K/120fpsのスローモーションも選べて、高効率+HDRで約800MB、HDRなしで約740MBになります。

480MBは1080p/30fpsの65MBの約7.4倍です。しかも、ここでいう「1分」は撮影した実時間で、スローにした区間は再生すると撮った時間より長くなります。運動会のかけっこをスローで撮るのは効きますが、演目をまるごとスローモーションのモードで回してしまうと、容量も再生時間も想定から外れます。240fpsの根拠と設定の選び方はスローモーション240fpsの容量に分けました。

空間ビデオは1080p/30fpsで1分約130MB

Apple Vision Pro向けの空間ビデオは、設定の説明文に「ビデオは1080p/30 fpsで撮影されます。1分間の空間ビデオは約130MBです。」とあります。通常の1080p/30fpsの2倍で、計算上は約17.3Mbps。立体で見るための情報を持つぶん増えている、と考えると数字が合います。対応は18 Pro・17 Pro・16 Pro・17・16/16 Plusで、Air・17e・16e、それにDuoの仕様ページには記載がありません。ディスクにすると平面の映像になります。

ProResは1080p/30fpsで約1.7GB、4K/30fpsで約6GB

桁が変わるのがProResです。設定>カメラ>フォーマット>Apple ProResの説明文に「10ビットHDR ProResによる1分間の撮影のサイズは、1080p/30 fpsで約1.7 GB、4K/30 fpsで約6 GBです。」とあります。計算上は約227Mbpsと約800Mbps。4K/30fpsの190MBと6GBを比べると30倍前後になり、Appleの資料にある「ProResファイルは最大でHEVCファイルの30倍」という説明と合います。

撮れるのはiPhone 13 Pro以降のPro系だけで、Duo・17・Air・17e・16・16eでは選べません。本体に記録するには空き容量が少なくとも10%必要で、撮影可能時間が5分を切るとカメラアプリが自動でストレージを解放することがあります。128GBモデルは本体だと1080p/30fpsのみ、4K/60fps以上は外部ストレージに書き込むときだけです。18 Proでは初めてオンにするときに「プロビデオストレージを構成」で確保する容量を決める手順が加わりました。条件の全体はProResの容量と本体に録れる条件で扱います。

行事の記録でProResを選ぶ理由はまずありません。DVDにもBlu-rayにもそのまま入らず、当社に送るにも1080p/30fpsで1時間撮れば計算上100GBを超えます。編集の仕事で色を追い込む人の形式で、家庭の記録なら高効率のままにしておくのが結局は安全です。「設定を保持」で「Apple ProRes」をオンにしていると前回の状態が残るので、一度でも試した人は行事の前に確かめてください。

QuickTakeは今のビデオ設定で撮れる

写真モードでシャッターを長押しして撮る短い動画(QuickTake)は、説明文に「QuickTakeビデオでは、HDRで最大4K 60 fpsまで現在のビデオ設定で撮影します。」とあります。容量は表の今の行がそのまま当てはまります。古い機種では「QuickTakeビデオは常に1080p HD/30 fpsで撮影します。」という文言で、設定にかかわらず1080p/30fpsの行です。写真を撮っているつもりが長押しで動画になっていた、という場合の容量も、この文言で読めます。

シネマティック・タイムラプス・18 Proの新設定は、目安が確かめられていない

シネマティックモード、タイムラプス、18 Proで加わった4Kのタイムラプスと4K/60fpsのシネマティックについては、設定画面に1分あたりの目安が出る文言を確かめられていません。ここでは数字を出しません。通常のビデオの同じ解像度・フレームレートの行を仮の目安にして、実際に10秒撮って「情報」のファイルサイズから逆算するのが確実です。

実際のファイルが目安より大きい・小さい理由

目安に「およそ」と付いているのは、圧縮の仕組みが場面によってデータの量を変えるからです。動画の圧縮は、前のコマからの変化が少ないほど少ないデータで済みます。三脚に据えて静かな講演を撮れば目安より小さくなり、紙吹雪や水しぶき、体育館の暗さでざらついた画面は、変化だらけなので目安より大きくなります。同じ設定で撮った2本のファイルが、同じ長さでも同じ大きさにならないのはこのためです。目安は目安です。

フレームレートも動きます。「ビデオ撮影」の中の「FPS自動調整」は、説明文に「低照度のビデオを見やすくするためにフレームレートを24 fpsに落とし、シーンの動きに基づいて60 fpsのビデオのフレームレートを最適化します。」とあります。暗い会場で30fpsが24fpsに落ちればコマが2割減り、その分ファイルは小さくなる方向に動きます。18 Proでは4Kで録画するときにもこの調整が働きます。仕組みと、発表会でオフにする判断はFPS自動調整とは何かで扱いました。

音声の分も入ります。iPhone 16以降は「サウンド収録」の初期設定が空間オーディオで、ステレオ・モノも選べます。ただ、音声のデータは映像に比べれば小さく、1分あたりの目安を左右するほどではありません。容量を減らす目的で音の設定を触る必要はないと考えてください。

ズーム・手ぶれ・明るさで、目安からどちらにずれるか

デジタルズームで寄っても、画素の数は変わらないので、目安の行は同じです。ただし拡大した映像は細部がぼけて変化が少なくなり、目安より小さくなることがあります。手持ちで揺れる映像は逆で、画面全体が毎コマ動くので、三脚で据えた映像より大きくなります。暗い会場で感度が上がった映像は、ざらつきそのものが変化として記録され、これも大きくなる側です。発表会は暗くて手持ち、運動会は明るくて動きが多い。どちらも目安の上側を見ておくのが無難です。

10秒の試し撮りで、自分の目安を作る

いちばん確かなのは、行事と同じ設定で、同じような明るさの場所を10秒撮ってみることです。写真アプリで「情報」を開き、ファイルサイズを読み、6倍すると1分あたりの自分の目安になります。たとえば10秒で12MBなら1分72MB。設定画面の65MBより1割ほど大きいと分かるので、2時間なら8.6GBと見積もり直せます。前日にこれをやっておくと、当日は空き容量の数字を見るだけで済みます。

試し撮りは、暗い場所と明るい場所で1本ずつ撮ると幅が見えます。屋内の発表会と屋外の運動会では、同じ設定でも1分あたりの数字が変わります。幅の上のほうを見積もりに使えば、途中で止まる事故はまず避けられます。撮った試し撮りは消して構いませんが、「最近削除した項目」に残っている間は空きが戻らないので、そこも空にしておきます。

空き容量から撮れる時間を出す

逆の計算もできます。空き容量のGBに1,000を掛けて、1分あたりのMBで割ると、撮れる分数です。空き20GBで1080p/30fps・高効率+HDRなら、20,000÷65で約307分。互換性優先なら約153分、高効率+HDRの4K/30fpsなら約105分、4K/60fpsなら約45分、4K/120fpsなら約25分です。端数は切り捨てています。

空き容量 1080p/30 高効率+HDR(65MB) 1080p/30 互換性優先(130MB) 4K/30 高効率+HDR(190MB) 4K/60 高効率+HDR(440MB) 4K/120 高効率+HDR(800MB)
10GB 約153分 約76分 約52分 約22分 約12分
20GB 約307分 約153分 約105分 約45分 約25分
50GB 約769分 約384分 約263分 約113分 約62分
100GB 約1,538分 約769分 約526分 約227分 約125分

冒頭の場面に戻ると、空き20GBで2時間の演目は、1080p/30fps(高効率+HDR)なら5時間分入るので余裕があり、互換性優先でも2時間半入ります。4K/30fpsだと105分で、2時間を回し切れません。4K/60fpsなら45分で、演目の前半で止まります。同じ20GBでも、行によって「余裕」から「足りない」まで幅があるのが、この表のいちばんの読みどころです。

箱の容量から先に引くもの

128GBや256GBという箱の数字は、そのまま空きにはなりません。iPhone 18 Proの仕様ページの注記には、標準構成では約12GBから24GBの容量(iOS 27と削除可能なApple製アプリを含む)がすでに使われている、とあります。Apple Intelligenceのオンデバイスモデルが約7GBを使う、とも書かれています。ここに自分のアプリ、写真、メッセージの添付が乗るので、動画に回せる空きは箱より一回り小さいところから始まります。

Appleの販売ページにあるiPhone 16は、いまは128GBだけです。仮に100GBを動画に使えるとすると、1080p/30fps・高効率+HDRで約1,538分、25時間を超えます。互換性優先だと約769分。4K/60fps(高効率+HDR)だと約227分、4時間弱です。1年分の行事を撮りためて年末にディスクにする、という使い方なら1080pで十分に足ります。16と16eの差や設定別の時間はiPhone 16の128GBで何時間撮れるかにまとめました。

256GB以上の機種なら、桁が一つ上がります。仮に200GBを動画に回せるとすると、1080p/30fps・高効率+HDRで約3,076分、51時間分。同じ条件の4K/30fpsで約1,052分、17時間半。4K/60fpsでも約454分、7時間半です。iPhone 18 ProやDuoの2TBまで行くと、4K/60fpsでも数十時間の余裕がありますが、その動画をどこに移すかという次の問題が先に来ます。

iCloud写真の「ストレージを最適化」をオンにしている場合は、空きの見え方に注意が要ります。本体には省スペース版が置かれ、オリジナルはiCloudにあります。空きは増えますが、あとでディスクにするために元の画質で送るときは、オリジナルをダウンロードし直す時間と、そのための空きが要ります。iOS 27では「設定」>自分の名前>「iCloud」>「写真」>「iPhoneストレージ」に切り替えがあり、表記はバージョンで少し違います。

余裕は目安の2倍。止まるのは出番の途中

空き容量は、目安の2倍を空けておくのが当社の勧めです。実際のファイルが目安より大きくなる幅、撮影中にほかのアプリが使う分、撮り終えたあとに写真を撮る分。どれも小さいのですが、足りなくなるのは決まって出番の途中です。2時間の発表会を1080p/30fps(高効率+HDR)で撮るなら7.8GBが目安で、16GB空けておく。4K/30fpsなら22.8GBが目安で、45GB空けておく。この数え方なら、まず止まりません。

空けるときの順番は「移してから消す」です。前の行事の動画をパソコンか外付けのストレージに移し、再生できるのを確かめてから、iPhone側を消します。移す前に消すと戻せません。外付けのストレージへは、写真アプリの共有ボタンから「未編集のオリジナルを書き出す」で元の画質のまま書き出せます。この手順は送るときの節でもう一度触れます。

容量を減らす方法と、減らない方法

見積もりが合わないときに、容量を減らす手はいくつかあります。効く順に並べると、撮る前に設定を下げる、撮ったあとに不要な部分を切る、送る前に再圧縮する、の3つです。逆に、やっても容量がほとんど変わらない手もあり、そちらに時間を使うと当日に間に合いません。

いちばん効くのは撮る前の設定です。4K/60fpsから1080p/30fpsに落とすと、同じ長さで440MBが65MBになり、7分の1近くまで減ります。撮ったあとでは、この差を取り戻す方法はありません。再圧縮で小さくはできますが、画質を削る作業になり、元の設定で撮り直したものと同じにはなりません。

次に効くのが、切ることです。撮り始めの手ぶれ、演目の間の待ち時間、終わったあとの余白を切るだけで、行事の動画は2割から3割短くなることもあります。ただし、iPhoneの写真アプリでトリムしても、本体の容量は減りません。編集していても未編集のオリジナルが書き出せることからも分かるとおり、元の動画は残ったまま、見せ方だけが変わる仕組みです。容量を減らす目的なら、パソコンに移してから切ります。

再圧縮は最後の手です。HandBrakeなどで1080p/30fpsの動画を小さくすると、送る時間と5GB・25GBの境目には効きます。DVDにする素材なら、720×480に縮める前提なので、多少の再圧縮なら仕上がりへの影響は小さく済みます。Blu-rayにする素材は、1920×1080のまま入るぶん、再圧縮の粗が残りやすいので、境目を少し超える程度なら再圧縮せずに送るほうが仕上がりは確かです。

やってもほとんど減らないのは、HDRビデオのオフ(どの行も1割前後)、音の設定、縦横の向き、ズームの倍率です。iCloud写真の「ストレージを最適化」は本体の空きは増えますが、動画そのものは小さくなっておらず、送るときに元の大きさで戻ってきます。減らしたつもりで減っていない、という思い違いが、当日の容量切れにつながります。

どの行で撮るか。渡す先から決める

表が読めると、次は「どの行で撮るか」です。決め手は画質でも容量でもなく、撮った動画を最後にどこで見るか。テレビでDVDやBlu-rayとして見るなら、当社ではDVDは720×480、Blu-rayは1920×1080で作るので、4Kの画素はディスクに入る段階で使われません。1080p/30fpsで撮っておけば、Blu-rayなら画素がそのまま合い、DVDでも変換の材料として足ります。

フレームレートも同じ考え方です。DVDは29.97fps、Blu-rayも29.97fps相当か24fps系の枠で作るので、60fpsの滑らかさはそのままの形では残りません。60fpsで撮る意味があるのは、編集でスローにする場面や、データのまま画面で見る場面です。ディスクが最終形なら30fpsで撮って、容量は1080p/60fpsの65%で済ませます。

HDRビデオは、色の扱いで決めます。DVDと通常のBlu-rayの規格にはHDRの取り決めが無く、ディスクにする段階でSDRの映像に直します。直し方で肌の色や暗い部分の見え方が変わるので、ディスクにして配る前提ならオフで撮るほうが仕上がりを読みやすい。容量の差は1080p/30fpsで1分5MBなので、容量を理由にオフにする必要はありません。ディスクにしたときの色の変わり方はHDR動画をディスクにすると色が変わる話で書いています。

ディスクにして配るか、切り抜く予定があるか、スローにする場面があるかの3つの問いに、はい・いいえで答えて撮る行を決める道すじの図
最初の問いで「はい」なら、そこで行が決まる

図の道すじは、ディスク前提の人が迷わないように組んであります。データのまま残す、切り抜いて編集する、Apple Vision Proや対応テレビで見る、という人は別の行を選んでよく、その判断は子どもの日常はどの画質で撮るかで、4K・60fps・HDRを一つずつ扱っています。

4Kを選ぶ理由は「あとで切り抜く」

4Kで撮る意味は、画素に余裕があることです。1080pのディスクにするとき、4Kの素材なら画面の一部を切り抜いて寄りにしても画素が足ります。後方席から舞台全体を撮っておいて、あとで自分の子どもの周りだけを切り抜く、という使い方なら4K/30fpsの190MBは払う価値があります。切り抜く予定がなければ、4Kの画素の4分の3はディスクに入るときに使われずに終わります。

切り抜く前提でも、60fpsまでは要りません。4K/30fpsの190MBと4K/60fpsの440MBの差は、コマの数だけです。切り抜きは画素の話で、コマの数とは関係がありません。4K/60fpsを選ぶのは、切り抜いたうえでスローにもしたい、という限られた場面だけです。

720pの領域節約は、DVDなら足りる

720p HD/30fpsの「領域節約」は、高効率+HDRで1分45MB、HDRなしで40MB、互換性優先で60MBです。高効率なら1080pの7割弱で、空きがどうしても足りない日の非常口になります。DVDは720×480に縮めるので、720pの素材でも画素は足ります。Blu-rayにすると1920×1080へ引き伸ばすことになり、輪郭が甘くなります。Blu-rayにする予定が少しでもあるなら、720pは選ばないでください。

24fpsの「映画のスタイル」と、PALの25fpsは選ばない

4K/24fpsは1分150MBで、4K/30fpsより40MB小さい行です。容量目的で選びたくなりますが、DVDの29.97fpsに直すときにコマの割り当てが均等にならず、動きが一定の間隔で足踏みして見えることがあります。PALフォーマットを表示してからの25fpsも同じで、日本向けのディスクにするなら、通常のビデオは30fpsの行に置いておくのがいちばん変換が素直です。

縦向きで撮っても、1分あたりの容量は変わらない

縦に構えて撮った動画も、1分あたりの目安は横向きと同じです。画素の数もフレームレートも同じで、向きの情報が変わるだけだからです。変わるのはディスクにしたときの見え方で、横長の画面に縦の映像を収めるので左右に黒い帯が入ります。容量の見積もりでは向きを気にしなくてよく、ディスクの見え方だけ別に考えます。子どもの日常を縦で撮りためている人は、行事だけ横向きにする、と決めておくのが楽です。

行事別に見た、録画時間と容量の目安

表の掛け算を、行事ごとに当てはめておきます。録画時間は、開演から終演までの時間ではなく、実際にカメラを回している時間で置きました。設定は「ディスクにするなら」の1080p/30fps・高効率・HDRオフ(60MB)と、「データのまま残すなら」の4K/30fps・高効率+HDR(190MB)の2通りです。数字はどれも計算値で、実際は場面で上下します。

行事 録画時間の目安 1080p/30fps・HDRオフ(60MB) 4K/30fps・HDRオン(190MB)
園の発表会(出番と全体) 60分 3.6GB 11.4GB
小学校の学習発表会 90分 5.4GB 17.1GB
運動会(出番中心) 45分 2.7GB 8.55GB
運動会(全編) 180分 10.8GB 34.2GB
卒園式・卒業式 75分 4.5GB 14.25GB
結婚式(挙式と披露宴) 150分 9.0GB 28.5GB
旅行3泊4日(1日20分) 80分 4.8GB 15.2GB
日常の記録1年分(週20分) 1,040分 62.4GB 197.6GB

発表会と卒園式は舞台照明の下で撮るので、客席が暗く、映像はざらつきがちです。圧縮の都合で目安より大きくなる方向に働くので、表の数字に1割から2割を足して見ておきます。運動会は屋外で明るく、目安に近い数字で収まることが多い一方、動きが多いので油断はできません。結婚式は暗い会場で長く回すうえ、他の出席者の動画も集まりやすく、合計が読みにくい行事です。

日常の記録1年分の62.4GBは、1080pで撮っていても、置き場を決めていないと1年で行き場を失う数字です。撮った月ごとにパソコンや外付けのストレージへ移し、年末にまとめてディスクにするなら、iPhoneの空きは数GBで回ります。4Kのまま撮り続けると1年で約198GBになり、256GBのiPhoneでも2年目には入りません。容量の表は、撮る日の計算だけでなく、置き場を決める計算にも使えます。

1年分、数年分を残すときの置き場の計算

行事のたびにディスクにする人も、元の動画はどこかに残します。1080p/30fps・HDRオフで週20分なら年に62.4GB、行事を足して年70GB前後。5年で350GBです。4K/30fps・HDRオンで同じ撮り方をすると年に約200GB、5年で1TBに届きます。iPhoneの箱の容量で受け止められる量ではないので、置き場はiPhoneの外に決めます。

置き場の候補は、パソコンの内蔵ストレージ、外付けのSSDやHDD、クラウド、そしてディスクです。容量の表は、どの置き場を何年で使い切るかの計算にそのまま使えます。1TBの外付けなら、1080pで14年分、4K/30fpsで5年分。クラウドは容量の上限と月ごとの費用が置き場ごとに違うので、年70GBが積み上がる前提で選びます。

ディスクは「見る」ための置き場で、「元データを残す」置き場とは分けて考えます。ディスクにした動画も、元のファイルはパソコンか外付けに残しておく。盤が読めなくなっても作り直せますし、数年後にBlu-rayで作り直したくなったときも元の画質から作れます。年の終わりに、その年の動画をまとめて1本のディスクにする、という習慣にすると、容量の管理と見る楽しみが一度に済みます。

5GBと25GBを超えるのは何分か

当社に送るときに意識してほしい境目があります。1つの内容のデータがDVDで5GB以上、Blu-rayで25GB以上のとき、エンコード手数料(大容量データ・内容1種類につき)が3,000円(税抜)かかります。同じ内容の焼き増し分にはかかりません。表の1分あたりから、この境目に達する長さを計算しておくと、撮る前に対策が打てます。

設定(1分あたり) 5GBに達する長さ 25GBに達する長さ
1080p/30fps 高効率+HDR(65MB) 約77分 約6.4時間
1080p/30fps 互換性優先(130MB) 約38分 約3.2時間
1080p/60fps 高効率+HDR(100MB) 約50分 約4.2時間
4K/30fps 高効率+HDR(190MB) 約26分 約2.2時間
4K/60fps 高効率+HDR(440MB) 約11分 約57分
4K/120fps 高効率+HDR(800MB) 約6分 約31分
ProRes 1080p/30fps(約1.7GB) 約3分 約15分
ProRes 4K/30fps(約6GB) 1分未満 約4分

1080p/30fps(高効率+HDR)で撮った発表会は、77分までなら5GBの手前です。全編2時間を回すと7.8GBになり、DVDにするなら境目を超えます。Blu-rayにするなら25GBまで余裕があるので、同じ2時間でも境目の内側です。同じ条件の4K/60fpsで撮ると、11分でDVDの境目、57分でBlu-rayの境目に届きます。運動会を4K/60fpsで1時間回すと、どちらのディスクにしても手数料の対象になります。設定ひとつの差です。

境目の前にできることは3つあります。撮る前なら、設定を1080p/30fpsに下げておく。撮ったあとなら、撮り始めの手ぶれや演目の間の待ち時間を切って長さを減らす。それでも超えるなら、HandBrakeなどで再圧縮して送る方法があります。ただし再圧縮は画質を削る作業なので、DVDにする素材なら影響は小さく、Blu-rayにする素材ならやりすぎに注意が要ります。境目ごとの対策は5GB・25GBを超えるのは何分かに分けました。

内容を分けると、境目は内容ごとに数える

手数料は「内容1種類につき」です。午前の部と午後の部を別のディスクにするなら、それぞれのデータで5GB・25GBを数えます。1本の長い動画を2枚に分けたいときも同じで、どこで分けるかを決めてファイルを分けて送れば、内容ごとの判定になります。複数のファイルを1枚にまとめる注文は、1つの内容として数えます。ファイル名の頭に「01_」「02_」と付けて収録順を指定する方法は、まとめる場合も分ける場合も同じです。

2枚に分けるなら、境目の手前で切る

90分の発表会を1080p/30fps・高効率+HDRで撮ると5.85GBで、DVDなら5GBの境目を少し超えます。前半と後半で2枚に分けると、45分ずつで各2.9GB。どちらも境目の内側です。内容の違う2枚は、それぞれ1枚目から数える料金の数え方になるので、1枚にまとめた場合と枚数の扱いが変わります。どちらが合うかは、手数料の有無だけでなく、見る側が2枚を入れ替える手間をどう考えるかで決めてください。

送るときに効くのは合計の容量。回線・ケーブル・期限

撮った動画を当社に送る、家族に渡す、パソコンに移す。どの場面でも効いてくるのは1本の容量ではなく合計です。入稿はギガファイル便やGoogle ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなどの共有URLを注文フォームに貼る形で、スマホからも送れます。ギガファイル便は1ファイル300GBまで、個数は無制限です。保持期限は3・5・7・14・30・60・100日から選び、初期値は5日。アップロードしたあとに期限を変えたり延ばしたりはできないので、長く置きたいときはアップロードの前に選びます。

アップロードにかかる時間は、容量のGBに8,000を掛けて、回線の上り速度のMbpsで割ると秒になります。7.8GBを上り50Mbpsの回線で送ると、7.8×8,000÷50で1,248秒、約21分。26.4GBなら約70分です。上り速度は契約の数字より実際は低いことが多いので、前日の夜に送り始めて朝に確かめる段取りが安全です。回線別の目安はアップロード時間の目安で計算しています。

クラウドの共有リンクで送る場合も、上げる時間は同じ式で見積もれます。違うのは、iPhoneから直接上げるときに、Wi-Fiにつながっているか、iCloud写真の最適化でオリジナルが本体に無い状態になっていないか、の2点です。オリジナルが本体に無いと、上げる前にダウンロードが走り、二重に時間がかかります。数十GBを送る日は、朝のうちにオリジナルの状態を確かめておきます。

USB 2とUSB 3で、パソコンに移す時間が違う

ケーブルでパソコンに移す場合は、機種のUSB-Cの速度で時間が変わります。iPhone 18 Pro・17 Pro・16 ProのPro系とiPhone DuoはUSB 3(最大10Gb/s)、iPhone 17・Air・17e・16・16eはUSB 2(最大480Mb/s)です。計算上の上限は、USB 2が毎秒60MB、USB 3が毎秒1,250MB。7.8GBならUSB 2で130秒が理論上の下限で、実際の転送はこれより遅くなります。実測は確かめられていません。USB 3の速度を出すには10Gb/sに対応したUSB 3ケーブルが要り、同梱のケーブルの速度は仕様に書かれていません。

移すときの設定も1つあります。「設定」>「アプリ」>「写真」>「MacまたはPCに転送」を「元のフォーマットのまま」にしておくと、HEVCのまま移ります。「自動」だと互換性のある形式に変換されることがあり、時間も画質も変わります。ディスクにする素材は元のまま移してください。iCloud写真をオンにしている場合は、Windowsに読み込む前にオリジナルをiPhoneにダウンロードしておく必要があります。

AirDrop・メール・メッセージで送るときの容量

AirDropで元のまま送るには、共有ボタン>「オプション」>「すべての写真データ」をオンにします。受け取る側が対応していないと、互換性の高い形式に変換されて送られることがあります。Mail Dropはメールの添付として最大5GBまでで、受け取る側は30日以内にダウンロードします。5GBを超える発表会の全編は、Mail Dropには載りません。メッセージアプリの多くは送信時に動画を縮めるので、ディスクにする素材の経路にはしないでください。

クラウドやリンクで送るときは、写真アプリの共有シートにある「オプション」も見ておきます。「自動」「現在」「互換性優先」の選択肢があり、「互換性優先」を選ぶとJPEGまたはMOVに変換される可能性があります。ディスクにする素材は「互換性優先」を選ばず、元のまま送ります。「すべての写真データ」はAirDropでのみ使える項目で、共有リンクには関係しません。

USBメモリやSSDに直接書き出す方法もあります。写真アプリで動画を選び、共有ボタン>「未編集のオリジナルを書き出す」>「場所」でストレージを選んで「保存」。編集していても未編集のオリジナルが書き出されます。ストレージはexFATなどiPhoneが読める形式で、外付けHDDは電源が要ることが多い点だけ気をつけてください。この経路なら回線の速度に左右されず、家族への手渡しや自宅での保管にも使えます。

係として動画を集めるときは、設定を指定して合計を読む

園や学校、サークルの係として複数の人から動画を集めると、1分あたりの容量が人ごとに違うのがいちばんの困りごとになります。同じ1080pでも、互換性優先の人は2倍、4K/60fpsのままの人は約7倍。10人分を集めて1本にまとめる段になって、合計が読めずに困る、という流れです。集める前に設定を指定しておくと、合計は録画時間の合計だけで読めます。

指定する文面は短くて済みます。「iPhoneは設定>カメラ>ビデオ撮影で1080p HD/30 fps、フォーマットは高効率、HDRビデオはオフ、横向きで」。この4点で、1分あたりは60MB前後にそろいます。Androidの人には、機種ごとに項目名が違うので「1080p・30fps・HDRオフ」の意味で伝え、10秒撮って送ってもらえば、ファイルサイズから1分あたりが読めます。

集める経路は、ギガファイル便のように容量の大きいものにそろえます。メッセージアプリで送ってもらうと縮んだ動画が届き、ディスクにしたときに他の人の映像と画質がそろいません。保持期限は初期値が5日なので、集める側は届いたらすぐに自分のパソコンか外付けにダウンロードし、期限切れで消える前に手元に置きます。届いた動画は「情報」かパソコンのフォルダで合計を出し、5GB・25GBの境目と比べてからディスクの種類を決めます。

合計が読めたら、収録順を決めてファイル名の頭に「01_」「02_」を付けます。人ごとに撮った時刻がずれていても、名前の順で並べれば迷いません。1本にまとめる編集を自分でするか、ファイルのまま送って順番だけ指定するかは、集めた本数と、つなぎ目にどこまで手をかけたいかで決めます。

行事までの逆算。容量を1週間前から当日まで管理する

容量の見積もりは、当日の朝にやると間に合いません。移すのに時間がかかり、消すと戻せず、試し撮りの結果を見て設定を変える余裕もないからです。1週間前から翌日までを、容量の視点だけで並べます。設定そのものの決め方は別の記事に譲り、ここでは「いつ、どの数字を見るか」に絞ります。

1週間前の空き作りから、3日前の試し撮り、前日の空きの確認、当日朝の表示確認、終演後の合計確認、翌日の送信までを容量の視点で並べた図
当日の朝には数字を見るだけで済むように前へ寄せる

1週間前:合計を見て、移して、消す

まず、写真アプリの動画の合計を大づかみにします。前の行事の動画が残っていれば、パソコンか外付けのストレージに移し、再生できるのを確かめてから消す。行事の録画時間に1分あたりの目安を掛け、その2倍の空きができるところまで進めます。2時間の発表会を1080p/30fps(高効率+HDR)で撮るなら16GB。ここで足りなければ、写真やアプリの整理まで手を広げます。

3日前:設定を決めて、10秒撮って、情報を見る

行事の会場に近い明るさの場所で10秒撮り、「情報」のファイルサイズを6倍して1分あたりの自分の数字を出します。目安より2割大きければ、空きの計算をその数字でやり直す。ここでフォーマットが互換性優先になっていた、モードがスローモーションだった、といったずれも見つかります。この日に決めた設定は当日まで触りません。

前日:空きの数字と、最近削除した項目

設定アプリのストレージの画面で空きを見て(項目名はバージョンで異なります)、目安の2倍あるかを確かめます。写真アプリの「最近削除した項目」に残っている動画は空きに戻っていないので、ここも空にします。iCloud写真の最適化を使っている人は、この日はそのままで構いません。撮る側の空きには効きます。送る前に戻すのは行事のあとです。

当日:朝に表示を見て、終演後に合計を見る

朝はカメラアプリの上の表示が「HD・30」になっているのを見るだけです。空きの数字は前日に見ているので、当日は見直しません。終演後、その場で動画を消さず、帰宅してから「情報」で合計を確かめます。合計が5GBか25GBを超えていれば、送る前にどう分けるか、切るかを決める材料になります。

翌日:オリジナルを確かめて、送る

iCloud写真の最適化を使っていた人は、送る前に「オリジナルをダウンロード」に切り替え、Wi-Fiで終わるのを待ちます。ギガファイル便の保持期限をアップロードの前に選び、夜のうちに送り始めます。翌朝に共有URLが開けるのを確かめてから、注文フォームに貼ります。動画は、当社からディスクが届いて再生を確かめるまで消さないでください。

容量の見積もりが外れる失敗の型

ここまでの計算が合わない、あるいは合っていたのに当日止まった、という失敗には型があります。症状から原因を見分け、確かめ方と直し方を並べます。どれも、目安の表と設定画面の3か所(フォーマット、ビデオ撮影、HDRビデオ)を見れば切り分けられます。

思ったより2倍大きい。互換性優先になっていた

1080p/30fpsで撮ったはずの動画が1分130MB前後になっている。原因は「設定」>「カメラ」>「フォーマット」が「互換性優先」になっていることがほとんどです。以前にWindowsで開けなくて切り替えた、家族が触った、という経緯が多い。確かめ方は、フォーマットの画面を開くだけです。戻すには「高効率」を選び直すだけ。すでに撮った動画は縮みませんが、ディスクにするなら当社側で変換するので、そのまま送って構いません。

1時間で26GB。4K/60fpsのまま撮っていた

1時間の動画が20GBを超えている。カメラアプリの画面の上に「4K・60」と出ていれば、それが原因です。前の行事で誰かが切り替えた、試しに4Kにして戻し忘れた、という流れが多い。1分あたり440MB(高効率+HDR)なので計算上1時間で26.4GB、Blu-rayの25GBの境目を超えます。戻し方は2つあり、画面上の表示をタップして「HD・30」にするか、設定>カメラ>ビデオ撮影で1080p HD/30 fpsを選びます。撮ってしまった動画は、Blu-rayにするなら再圧縮するか、2枚に分けるかの相談になります。

本編をスローモーションで撮っていた

再生すると動きがゆっくりになる区間があり、1分あたり480MB前後になっている。カメラのモードが「スローモーション」のまま録画を始めたのが原因です。写真アプリでは、どの部分をスローで再生するかを後から選べますが、ほかのソフトや書き出したファイルでその設定がどう扱われるかは確かめられていません。防ぐには、撮る前にモードの表示が「ビデオ」になっているのを見るだけです。撮ってしまった動画は、その区間をどう見せたいかを決めてから送ってください。

空きはあったのに途中で止まった

空き容量が10GB以上あったのに録画が止まった。原因はいくつかに分かれます。ProResをオンにしていた場合は、空きが10%を下回ると記録できず、撮影可能時間が5分を切ると自動でストレージが解放されることがあります。通常のビデオでも、暗い会場や動きの多い場面では目安より大きくなり、見積もりの余裕が薄いと出番の途中で尽きます。止まった時点のファイルの「情報」で1分あたりに直してみると、原因の見当がつきます。次回からは目安の2倍を空け、ProResは行事で使わない。それで防げます。

送る段になって、元の動画が本体に無い

送ろうとした動画が小さすぎる、あるいは「ダウンロード中」のまま進まない。iCloud写真の「ストレージを最適化」がオンで、本体には省スペース版しか無いのが原因です。「設定」>自分の名前>「iCloud」>「写真」の「iPhoneストレージ」(iOS 27の場合。表記はバージョンで異なります)を開き、最適化が選ばれていれば、それです。「オリジナルをダウンロード」に切り替え、Wi-Fiでダウンロードが終わるのを待ってから送れば直ります。数十GBあれば時間がかかるので、前日までに済ませます。

相手のパソコンで再生できない。4K/60fps・HDRの条件

送った動画が相手のパソコンで開けない、色がおかしい。高効率を選ぶときの確認表示に「4K 60 fpsのビデオは、macOS High Sierra(10.13)以降でのみ再生できます。」「HDRビデオにはmacOS Catalina(10.15)以降が必要です。」とあり、古いMacでは設定によって再生できません。WindowsはHEVCを再生するために拡張機能を入れる必要があります。HDRビデオの共有先がiOS 13.4、macOS 10.15.4より前だと、同じビデオのSDR版を受け取ります。相手の環境を先に聞くか、当社のようにディスクにする側で変換すれば済みます。

25fpsで撮れていた。PALフォーマットを表示がオンだった

「情報」を見ると25fpsや100fpsになっている。「ビデオ撮影」の「PALフォーマットを表示」がオンで、一覧に出た25fpsの行を選んでいたのが原因です。25fpsの容量は30fpsの行とほぼ同じなので見積もりは外れませんが、日本向けのDVDは29.97fpsで作るので、変換が一段増えます。ビデオ撮影の画面を開いてPALの項目が出ていれば、当たりです。オフにして30fpsの行を選び直せば戻ります。撮ってしまった動画はそのまま送って構いません。

消したのに空きが戻らない

古い動画を消したのに、空きが増えない。よくある話です。写真アプリで消した動画は「最近削除した項目」に移るだけで、そこから消すまで容量は戻りません。「最近削除した項目」を開いて削除まで進めると、その場で空きが増えます。iCloud写真をオンにしている場合は、消した動画がiCloud側でも消えるので、パソコンか外付けに移してから消す、という順番は守ってください。

4K/120fpsを選んだら、スローモーションになっていた

Pro系で通常のビデオのつもりで4K/120fpsを選んだのに、再生がゆっくりになる。16 Pro・17 Pro・18 Proでは、ビデオモードで「120 FPS」を選ぶとスローモーションになる、とAppleのユーザガイドにあります。容量は4K/120fpsのスローモーションの行で、高効率+HDRなら1分約800MB。通常のビデオとして120fpsを使いたい場面はまれで、行事の記録なら30fpsに戻します。設定アプリの「ビデオ撮影」の一覧から選び直すと、今どの扱いになっているかが確かめられます。

ディスクにすると、1分の容量は別の数字になる

iPhoneの1分あたりの容量は、ディスクに入ったあとの容量とは別物です。DVDは720×480・29.97fpsのMPEG-2で、映像のビットレートは規格上、一般に最大9.8Mbpsとされています。1分に直すと計算上約73MBが上限で、1層4.7GBの盤に収める長さで実際の値が決まります。iPhoneの1080p/30fps(高効率+HDR)が計算上約8.7Mbpsなので、データの量だけ見ればDVDと同じ程度ですが、画素は約207万から約35万へ、およそ6分の1に縮みます。

Blu-rayは1920×1080で、映像の上限は規格上、一般に40Mbpsとされます。1分あたり計算上300MBです。iPhoneの4K/60fpsは計算上約58.7Mbps、4K/120fpsは約106.7Mbps(いずれも高効率+HDR)で、この上限を超えています。Blu-rayにする段階で、画素を4Kから1920×1080に縮めたうえで、データも規格の中に収め直すことになります。1080p/30fpsの約8.7Mbpsなら余裕で入り、画素を縮める工程も要りません。

iPhoneの設定 計算上のビットレート DVD(映像最大9.8Mbps) Blu-ray(映像最大40Mbps)
1080p/30fps 高効率+HDR 約8.7Mbps 同じ程度。画素は6分の1に 余裕で収まる
1080p/30fps 互換性優先 約17.3Mbps 上限の約1.8倍。縮める 収まる
4K/30fps 高効率+HDR 約25.3Mbps 上限の約2.6倍。縮める 収まる。画素は4分の1に
4K/60fps 高効率+HDR 約58.7Mbps 上限の約6倍。縮める 上限を超える。縮める
4K/120fps 高効率+HDR 約106.7Mbps 上限の約11倍。縮める 上限の約2.7倍。縮める

表の「縮める」は、データの量を規格の枠に収め直すという意味で、当社の工程ではオーサリングの前の変換にあたります。DVDでは、どの行から来た動画も720×480・9.8Mbps以下に収めるので、元の行の違いは仕上がりにほとんど出ません。Blu-rayでは、1080p/30fpsの素材だけが画素もデータも枠の中に収まっていて、変換の負担がいちばん軽い行です。

圧縮の方式も変わります。iPhoneの高効率はHEVCですが、通常のBlu-rayで使えるのはMPEG-2、H.264、VC-1で、HEVCはUltra HD Blu-rayだけです。HDRもUltra HD Blu-rayの機能で、書き込み型の規格が無いとされています。iPhoneの動画は、DVDでもBlu-rayでも一度ほどいて組み直すことになり、この工程がエンコードです。元のデータが大きいほど、この工程に時間がかかります。仕組みはエンコードとは何かで扱っています。

ディスク側の収録時間は、盤の容量をディスクのビットレートで割って決まります。iPhoneの1分容量からは出ません。DVD1枚に何分、Blu-rayに何時間という計算はDVDとBlu-rayの収録時間の早見表を見てください。この記事の表は「送る前の容量」、あちらの表は「ディスクに入る長さ」で、役割が違います。

元の容量が大きくても、ディスクの画質は上がらない

4K/60fpsで撮った26GBの動画と、1080p/30fpsで撮った3.9GBの動画を、同じ1枚のDVDにすると、仕上がりはほとんど同じです。どちらも720×480・最大9.8Mbpsの枠に収めるからです。Blu-rayでも、1080p/30fpsの素材なら画素がそのまま合うので、4Kから縮めた映像と大きな差は出ません。元の容量の大きさは、ディスクの画質ではなく、送る時間と手数料の側に効きます。

データの量が同じ程度なのに、iPhoneの1080p/30fpsの映像のほうがDVDよりはっきり見えるのは、圧縮の方式の差です。DVDのMPEG-2は1990年代の方式で、同じ見た目を得るのに、iPhoneのHEVCより多くのデータを要します。1分約65MBのHEVCと、1分約73MBのMPEG-2では、後者のほうが画素も少なく、見た目でも劣ります。ディスクの規格は変えられないので、この差は受け入れたうえで、元の動画の側で条件を整えます。

データディスクとして残すなら、iPhoneの1分容量がそのまま効く

プレーヤーで再生する形にせず、ファイルのまま盤に置くデータディスクなら、話は逆になります。変換を挟まないので、iPhoneの1分あたりの容量がそのまま盤の容量を食います。DVDの1層4.7GBに1080p/30fps・高効率+HDRの動画を置くと計算上約72分、2層8.5GBで約130分。Blu-rayの1層25GBなら約6.4時間、2層50GBなら約12.8時間です。4K/60fps(同)だと1層のBlu-rayで約57分しか入りません。

データディスクはパソコンでしか開けず、テレビのプレーヤーでは再生できないのがふつうです。家族や祖父母に渡すならプレーヤー用のディスク、自分の保管用ならデータのまま、と分けて考えます。当社で作るのはプレーヤーで再生できる形のディスクで、収録時間はディスク側の計算で決まります。データのまま残す置き場は、盤よりも外付けのストレージのほうが容量あたりの手間が少なく、この記事の置き場の節で触れたとおりです。

撮る前に行を決め、撮ったら合計を見て、そのまま送る

ここまでを行動に直すと、3つです。撮る前に、表のどの行で撮るかを決める。撮ったら、写真アプリの「情報」かパソコンで合計を見る。送るときは、変換せずそのまま送る。ディスクが最終形なら、1080p/30fps・高効率・HDRオフの1分60MBが基準で、2時間の行事で7.2GB、DVDなら5GBの境目を超え、Blu-rayなら余裕で入る、という見通しがこの表から立ちます。

自分で焼く場合は、DVDなら720×480に、Blu-rayなら1920×1080に変換してからオーサリングし、書き込んで、別の機器で再生を確かめます。HEVCとHDRの扱いでつまずきやすく、iPhoneの動画に特有の手順はiPhoneの動画をDVD・Blu-rayにする手順にまとめています。

送る前に見る項目を、容量に関わるものだけ図にしました。設定、表示、合計、境目、オリジナル、期限、ファイル名、変換の8つで、どれも1分で確かめられます。どれも、送ったあとのやり直しにつながりやすい項目です。

入稿前に見る8つの項目を、フォーマット、表示、合計、境目、オリジナル、保持期限、ファイル名、変換の順に並べた確認表
送る前にこの順で見ると、容量に関わるやり直しが減る

当社に頼む場合は、動画の共有URLをDVD注文のページのフォームに貼るだけです。基本料金(DVD・1枚あたり)も基本料金(Blu-ray・1枚あたり)も1,500円で、オーサリング、書き込み、ケース入れ込みまで含みます。同じ内容の2枚目からは追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)が1,000円です。複数のファイルは頭に「01_」「02_」を付けて順番を指定してください。撮った機種と設定(4K/60fps・HDRオンなど)を備考に一言添えてもらえると、DVDかBlu-rayか、1枚か2枚かの相談がしやすくなります。

よくある質問

Q. iPhoneの1080p動画は1分で何MBですか
A. 設定で変わります。高効率+HDRビデオオンで約65MB、HDRオフで約60MB、フォーマットを互換性優先にすると約130MBです。いずれも30fpsで、iPhoneの設定画面に出る目安(iOS 18.6の文言)です。60fpsにすると約100MB(高効率+HDR)になります。実際のファイルは場面で上下します。

Q. iPhoneの4K 60fpsは1分で何MBですか
A. 高効率+HDRで約440MB、HDRをオフにして約400MBです。互換性優先(H.264)では4K/60fpsは選べません。計算上は1時間で約26.4GB(高効率+HDR)で、Blu-rayの25GBの境目を約57分で超えます。1080p/30fpsの約6.8倍なので、ディスクにする前提なら選ぶ理由は少ない設定です。

Q. iPhoneの動画は1時間で何GBになりますか
A. 1080p/30fpsなら高効率+HDRで3.9GB、HDRオフで3.6GB、互換性優先で7.8GB。4K/30fpsは11.4GB、4K/60fpsは26.4GB、4K/120fpsは48GB(いずれも高効率+HDR)です。1分あたりの目安を60倍し、1GB=1,000MBで数えた計算値で、実際は場面で上下します。

Q. 互換性優先にしたら動画の容量が2倍になったのはなぜですか
A. 互換性優先は圧縮の方式がH.264に変わるためです。高効率のHEVCより同じ見た目に多くのデータが要り、設定画面の目安でも1080p/30fpsが65MBから130MBになります。Windowsで開く目的で切り替えた人が多いのですが、ディスクにするなら高効率のまま送って業者側で変換するほうが、容量も画質も無駄がありません。

Q. HDRビデオをオフにすると容量はどれだけ減りますか
A. 1080p/30fpsで65MBが60MB、4K/30fpsで190MBが170MB、4K/60fpsで440MBが400MBです。割合にすると1割前後で、1時間でも0.3GBから2.4GBしか変わりません。容量のためにオフにする意味は小さく、オフにする理由があるとすればディスクや古い機器で見るときの色の扱いです。

Q. 128GBのiPhone 16で1080pの動画は何時間撮れますか
A. 標準構成では約12〜24GBがすでに使われているので、仮に100GBを動画に使えるとすると、1080p/30fps・高効率+HDRで約1,538分、25時間を超えます。互換性優先だと約769分、4K/60fps(高効率+HDR)だと約227分です。空き容量のGBに1,000を掛けて1分あたりのMBで割る計算で、実際の空きで数え直してください。

Q. 空き20GBで4Kの動画は何分撮れますか
A. 4K/30fps・高効率+HDRなら20,000÷190で約105分、4K/60fpsなら約45分、4K/120fpsなら約25分です。同じ20GBでも1080p/30fpsなら約307分入ります。目安より大きくなる場面もあるので、行事では目安の2倍の空きを見ておくと途中で止まりにくくなります。

Q. スローモーション240fpsの動画は1分で何MBですか
A. 背面の初期設定の1080p HD/240fpsで1分約480MBです。高効率でしか選べません。1080p/120fpsなら高効率で約170MB、互換性優先で約350MB、Pro系とiPhone Duoが選べる4K/120fpsは高効率+HDRで約800MBです。撮影した実時間あたりの数字で、スローにした区間は再生すると長くなります。

Q. ProResで撮ると1分で何GBになりますか
A. 設定画面の説明文では、10ビットHDR ProResで1080p/30fpsが約1.7GB、4K/30fpsが約6GBです。高効率+HDRの4K/30fps(190MB)と比べると30倍前後になります。撮れるのはiPhone 13 Pro以降のPro系だけで、本体に記録するには空き容量が10%必要です。家庭の記録で選ぶ理由はまずありません。

Q. 設定画面の目安と実際のファイルの大きさが違うのはなぜですか
A. 圧縮の仕組みが場面によってデータの量を変えるからです。静かな場面は目安より小さく、紙吹雪や水しぶき、暗い会場のざらつきは大きくなります。「FPS自動調整」で暗いと24fpsに落ちる分も影響します。行事と同じ明るさで10秒撮り、写真アプリの「情報」のファイルサイズを6倍すると、自分の1分あたりの数字が出ます。

Q. iPhone 17やiPhone Airで4K 120fpsは撮れますか
A. 通常のビデオでは撮れません。仕様ページではiPhone 17・Air・17e・16・16eは4K/60fpsまでで、4K/100fps・120fpsと1080p/120fpsはiPhone 16 Pro以降のPro系とiPhone Duo(2026年10月23日発売予定)のFusionメインカメラだけです。スローモーションなら、Pro系でなくても1080p/240fpsが撮れます。

Q. DVDにするなら、どの設定で撮ると容量が少なくて済みますか
A. 1080p/30fps・高効率・HDRオフの1分約60MBが基準です。DVDは720×480・29.97fpsで作るので、4Kの画素も60fpsの滑らかさも使われません。720p(領域節約)の40〜45MBでもDVDなら画素は足りますが、Blu-rayにする可能性があるなら1080pにしておきます。2時間で7.2GBになり、DVDの場合は5GBの境目を超えます。

Q. iPhoneの動画のビットレートは何Mbpsですか
A. Appleは公表していないので、設定画面の目安からの計算値になります。1分あたりのMB×8÷60で、高効率+HDRの1080p/30fps(65MB)は約8.7Mbps、互換性優先(130MB)は約17.3Mbps、4K/30fps(190MB)は約25.3Mbps、4K/60fps(440MB)は約58.7Mbpsです。最新機種での実測は信頼できる出典が見つかっていません。

Q. iPhoneの動画が5GBを超えるのは何分からですか
A. 1080p/30fps・高効率+HDRで約77分、互換性優先で約38分、高効率+HDRの4K/30fpsで約26分、4K/60fpsで約11分です。当社では1つの内容がDVDで5GB以上、Blu-rayで25GB以上のときにエンコード手数料がかかるので、この長さが境目になります。超えそうなら撮る前に設定を下げるか、撮ったあとに不要な部分を切ります。

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