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  3. DVD・ブルーレイ用の書き出し設定|Premiere Pro・Final Cut Pro

DVD・ブルーレイ用の書き出し設定|Premiere Pro・Final Cut Pro

2026 10/21
DVD・ブルーレイ用の書き出し設定(Premiere Pro・Final Cut Pro・iMovie・CapCutほか)

この記事の要点

  • DVD・ブルーレイにする動画は、撮った解像度とフレームレートのまま、十分な画質のMP4(H.264)かMOVで書き出せば足ります。ディスクの形式への変換は、ディスクを作る段階(オーサリング)で行います。
  • DVDにするからといって、先に720×480へ縮めて書き出す必要はありません。縮めたファイルをディスク用にもう一度変換すると、変換が2回重なります。
  • ビットレートの数字を公式に示しているのはYouTubeの推奨で、1080pなら8Mbps(24〜30fps)か12Mbps(48〜60fps)です。AdobeやAppleのヘルプに、ディスク用の数値は載っていません。
  • Premiere Proはプリセット「ソースの一致 – アダプティブ高ビットレート」、Final Cut Proは「ファイルを書き出す」でApple ProRes 422かH.264を選びます。HDRで撮った動画は、SDRにして書き出します。
  • 書き出したら、ファイルを最初から最後まで通しで再生し、映像・音・長さ・前後の黒画面を確かめてから渡します。

動画ファイルは、MP4・MOVなどそのままで大丈夫です。

書き出しに迷ったら、そのまま送ってください。DVD・ブルーレイにしてお届けします。

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編集を終えて書き出しの画面を開くと、形式、解像度、ビットレートと、決める欄がいくつも並びます。Premiere ProでもCapCutでも、DVDやブルーレイにする動画なら、選び方は単純です。撮った解像度とフレームレートのまま、十分な画質のMP4(H.264)かMOVで書き出せば足ります。DVDの720×480やブルーレイの形への変換は、そのあとディスクを作る段階で行うからです。

ですから、DVDにするからといって、先に720×480へ縮めておく必要はありません。書き出しが終わったら、できたファイルを最初から最後まで通しで再生し、映像と音と長さを確かめてから、焼く工程や依頼先へ渡します。

ビットレートの数字を自分で入れる場面も、思うほど多くはありません。Premiere Proのプリセット「ソースの一致 – アダプティブ高ビットレート」は、ソースのフレームサイズに合わせてビットレートを決めます。Final Cut Proの「ファイルを書き出す」の設定項目には、ビットレートの欄がなく、コーデックを選ぶ形です。

この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります

  1. DVD・ブルーレイにする動画は、元の解像度とフレームレートのまま書き出す
  2. ビットレートの目安は?公式に数字があるのはYouTubeの推奨
  3. Premiere ProでDVD用に書き出す設定|プリセットは「ソースの一致 – アダプティブ高ビットレート」
  4. Final Cut Proの書き出し設定|おすすめは「ファイルを書き出す」とApple ProRes 422
  5. iMovieで書き出す(MacとiPhone)
  6. CapCut・Canva・Clipchampで書き出す
  7. PowerPointのスライドを動画にする(Windows・Mac)
  8. DaVinci Resolveで書き出す(Quick ExportとDeliverページ)
残りの4項目を見る
  1. HDRで撮った動画は、SDRにして書き出す
  2. 書き出したら、最後まで通しで見る
  3. 書き出した動画をDVD・ブルーレイに焼く
  4. よくある質問

撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る

DVD・ブルーレイにする動画は、元の解像度とフレームレートのまま書き出す

DVDプレーヤーやブルーレイプレーヤーで見るディスクには、規格で決まった形の映像しか入りません。オーサリングソフトの仕様では、DVDの映像は720×480のMPEG-2、ブルーレイは1920×1080までのH.264かMPEG-2です。編集ソフトから書き出したMP4やMOVは、この形に作り直してからディスクに収めます。映像を再生機で読める形に組み立てるこの作業を、オーサリングと呼びます。流れはオーサリングとはで説明しています。

作り直すのはディスクにする段階の仕事なので、書き出しで先回りして形を変える必要はありません。書き出しの段階で解像度やフレームレートを変えると、ディスクにするときにもう一度変換がかかります。変換はくり返すたびに画質が少しずつ落ちるので、回数は少ないほうが有利です。YouTubeも、アップロードする動画を「記録したときと同じフレームレートでエンコード」するよう案内しています。Adobeは、元と違うフレームレートを選ぶと不要な動きの乱れ(モーションアーティファクト)が出る場合があると書いています。

編集ソフトから撮った解像度とフレームレートのままMP4かMOVで書き出し、通しで再生して確かめ、オーサリングでDVDは720×480、ブルーレイは1920×1080までの形に作り直し、ディスクに書き込む4つの段階
形を変えるのはオーサリングの段階。書き出しで先に縮めると変換が2回重なる

書き出しの画面で決める項目と、ディスクにする動画での選び方を表にしました。

項目 ディスクにする動画
形式 MP4(H.264)か
MOV
解像度 元の大きさのまま。
DVD用に縮めない
フレームレート 撮ったときのまま
画質・
ビットレート
十分な画質の
プリセット。
数字を入れるなら
YouTubeの推奨が目安
音声 ステレオ・48kHz
(選べる場合)
HDR オフにして
SDRで書き出す
前後の黒画面 指定があれば
編集で入れておく

MP4とMOVは、映像と音声を入れる箱(コンテナ)の名前です。H.264は、その中に入る映像の圧縮方式を指します。YouTubeがアップロードにすすめる形もMP4のH.264で、AdobeもほとんどのオンラインビデオにH.264をすすめています。Final Cut Proのように書き出しがMOVになるソフトなら、MOVのままでかまいません。iPhoneの「高効率」で撮ったH.265との違いはH.264とH.265の違いにまとめました。

ソフトごとの書き出しの画面の開き方

主なソフトで、書き出しの画面を開く操作を並べました。名前は各社の公式ヘルプの表記に合わせています。

ソフト 書き出しの画面を開く操作
Premiere Pro ファイル>書き出し>
メディア
Final Cut Pro ファイル>共有>
ファイルを書き出す
iMovie
(Mac)
ファイル>共有>
ファイル
iMovie
(iPhone)
共有ボタン>
ビデオを共有
CapCut 右上の
エクスポート
Canva 共有>
ダウンロード
Clipchamp 右上の
エクスポート
PowerPoint
(Windows)
ファイル>
エクスポート>
ビデオの作成
PowerPoint
(Mac)
ファイル>
エクスポート
DaVinci
Resolve
File>
Quick Export
または
Deliverページ

ビットレートの目安は?公式に数字があるのはYouTubeの推奨

数字として公式に示されている代表は、YouTubeがアップロードする動画にすすめる映像のビットレートで、1080pなら8Mbps(24〜30fps)か12Mbps(48〜60fps)です。ディスクにする動画の書き出しについて、ビットレートの数字を示した公式の資料は見つかりませんでした。

Adobeのヘルプは、「ソースの一致」のプリセットがソースのフレームサイズに基づいてビットレートを調整すると説明するだけで、数値の目安は載せていません。Final Cut Proはコーデックを選ぶ形で、CapCutのヘルプもビットレートについては「高い=より良い品質、より大きなファイル」と書くにとどまります。

書き出しのビットレートを決める道すじ。Final Cut Proなら数字の欄はなくコーデックを選ぶ。Premiere Proなら「ソースの一致」のプリセットを選ぶ。自分で数字を入れるならYouTubeの推奨を目安にし、入れないなら十分な画質のプリセットを選ぶ
数字を自分で入れる場面は多くない。入れるときの手がかりはYouTubeの推奨

YouTubeの推奨のうち、SDR(HDRでない動画)の値は次のとおりで、フレームレートが24・25・30fpsか、48・50・60fpsかで分かれます。

解像度 24・25・
30fps
48・50・
60fps
720p 5Mbps 7.5Mbps
1080p 8Mbps 12Mbps
1440p 16Mbps 24Mbps
4K
(2160p)
35〜45Mbps 53〜68Mbps

同じ推奨には、ほかの項目もあります。コンテナはMP4、映像はH.264のプログレッシブで、ビットレートは可変(VBR)。音声はAAC-LCなど、サンプルレートは48kHzで、ステレオなら384kbpsです。ビットレートについては「上限はありませんが、下記の推奨ビットレートを参考にしてください」という書き方で、表より高い値で書き出してもかまいません。

ディスクの側にも上限はあり、DVDは映像だけで9.8Mbps、ブルーレイは映像だけで40Mbpsです。これはディスクに収めるときの値で、オーサリングで作り直すときに守られます。書き出すファイルを、この数字に合わせておく必要はありません。平均と最大の違いや、長さから使える量を出す計算はビットレートとはで説明しています。

可変(VBR)と2パスを選べるとき

ビットレートの決め方を選べるソフトでは、可変(VBR)にすると、動きの少ない場面で節約した分を動きの多い場面に回せます。Adobeは、VBRのほうが画質は高くなる傾向がある一方、CBR(固定)のファイルのほうがさまざまな環境で確実に再生できる、と両方を挙げています。

2パスは、動画を2回通して配分を決める方式です。Adobeの説明では、2回目のパスでエンコードの時間は長くなるものの、効率が上がり、多くの場合は画質も上がります。DaVinci Resolveのマニュアルも、画質を重んじるならMulti-passのほうが優れた結果になるとしています。

ファイルの大きさは、ビットレートと長さで決まる

書き出したファイルを共有URLで送るなら、大きさも見ておきます。1分あたりの容量(MB)はビットレート(Mbps)×7.5、1時間あたりの容量(GB)はビットレート×0.45で出せます。

書き出す形 1分と1時間の容量
H.264
8Mbps
1分 約60MB
1時間 約3.6GB
H.264
12Mbps
1分 約90MB
1時間 約5.4GB
ProRes 422
147Mbps
1分 約1.1GB
1時間 約66GB

8Mbpsと12Mbpsは、YouTubeが1080pにすすめる値です。147Mbpsは、AppleがApple ProRes 422の目標のデータレートとして資料に示す値で、1920×1080・29.97fpsのときのものです。同じ1時間でも、ProRes 422は8MbpsのH.264の18倍ほどの大きさになります。送る時間と保存先の空きも見込んで、形式を選びます。

Premiere ProでDVD用に書き出す設定|プリセットは「ソースの一致 – アダプティブ高ビットレート」

Premiere Proの書き出しは、書き出しの画面(書き出しモード)でフォーマットとプリセットを選ぶ流れです。Adobeの2026年5月1日更新のヘルプは、製品名を「Adobe Premiere」と書いています。手順はそのヘルプに合わせました。

  1. タイムラインで、書き出すシーケンスを選ぶ
  2. 「ファイル」>「書き出し」>「メディア」を選ぶ(Windowsは Ctrl+M、Macは command+M)
  3. 「設定」の「フォーマット」で、MP4にするなら「H.264」、MOVにするなら「QuickTime」を選ぶ
  4. 「プリセット」で「ソースの一致 – アダプティブ高ビットレート」を選ぶ
  5. 「ビデオ」で、フレームサイズとフレームレートがシーケンスと同じかを確かめる
  6. 「オーディオ」で、チャンネル(ステレオなど)とサンプルレート(48kHzなど)を確かめる
  7. 「書き出し」を押す。「Adobe Media Encoder に送信」を選ぶと、書き出しを裏で進めながら作業を続けられる

このプリセットは、ほとんどの設定をソースに合わせ、ビットレートはソースのフレームサイズに基づいて調整します(Adobeの説明)。Adobeは高品質で速い書き出しにこのプリセットをすすめ、フレームサイズやフレームレートなどのシーケンス設定に自動で合わせると書いています。英語の画面では「Match Source – Adaptive High Bitrate」で、日本語のヘルプには「ソース一致 – アダプティブ高ビットレート」という表記もあります。

ビットレートを自分で決めるときは、「ビデオ」の「ビットレート設定」で、CBR(固定ビットレート)か、VBR(可変ビットレート)の1パス・2パスを選び、「ターゲットビットレート」(Mbps)を入れます。ターゲットはファイル全体の平均で、VBRでは使ってよい最小値と最大値も決められます。入れる数字の手がかりは、YouTubeの推奨です。

「最高レンダリング品質を使用」は、ソースと違うフレームサイズに拡大・縮小して書き出すときに、細部を保ち、ギザギザ(エイリアス)を防ぐのに役立つ設定です。たとえば、4KのシーケンスをHDで書き出すときです。Adobeは、GPUがサポートされていないシステムでは書き出しの時間が大幅に延びる場合があるとも注意しています。サポートされたGPUを使う設定のシステムでは、自動で最高のレンダリング品質になります。

Final Cut Proの書き出し設定|おすすめは「ファイルを書き出す」とApple ProRes 422

Final Cut Proでは、「ファイルを書き出す」の設定でフォーマットとコーデックを選びます。Appleのヘルプにある設定項目は、フォーマット、ビデオコーデック、解像度、色空間、オーディオフォーマットなどで、ビットレートを数字で入れる欄はありません。手順は、ヘルプの最新版(Final Cut Pro for Mac 12.3)に合わせています。

  1. プロキシで再生する設定にしているときは、ビューアの右上の「表示」ポップアップメニューで「最適化/オリジナル」を選ぶ
  2. 書き出すプロジェクトを選び、「ファイル」>「共有」>「ファイルを書き出す」を選ぶ(Command+E)
  3. 「共有」ウインドウの上部にある「設定」をクリックする
  4. 「フォーマット」で「ビデオとオーディオ」を、「ビデオコーデック」で「Apple ProRes 422」を選ぶ
  5. ウインドウの下部に出る、フレームサイズ、フレームレート、サンプルレート、長さ、ファイルサイズを確かめる
  6. 「次へ」をクリックし、書き出し先を選んで「保存」をクリックする

Apple ProRes 422を選ぶのは、Appleがディスクを作るときの手順としてこの形式を挙げているからです。Final Cut Pro 10.8以降は、DVDやブルーレイに直接書き込めません。Appleのサポート記事は、「フォーマット」を「ビデオとオーディオ」、「ビデオコーデック」を「Apple ProRes 422」にして書き出し、他社のディスク作成アプリで焼くよう案内しています。書き出したファイルは、QuickTimeムービー(MOV)になります。

ProRes 422のファイルは大きく、共有URLで人に送るには時間がかかります。送る手間を減らしたいときは、同じ「ビデオコーデック」でH.264を選ぶ方法もあります。「ファイルを書き出す」は、Apple ProResのほか、H.264やHEVCでも書き出せます。

Final Cut Proで選ぶビデオコーデックの比べ表。Apple ProRes 422はAppleがディスク作成アプリに渡す形として案内し、大きさは8MbpsのH.264の18倍ほどで送るのに時間がかかる。H.264はファイルが小さく、共有URLで送る手間を減らせる
ProRes 422は8MbpsのH.264の18倍ほどの大きさ。送る手間を減らすならH.264

Final Cut Proで高画質に書き出すには

Final Cut Proで画質を左右するのは、ビットレートの数字ではなく、コーデックの選び方と、書き出すときに元のメディアを使っているかどうかです。プロキシで編集しているなら、上の手順1のとおり「最適化/オリジナル」に切り替えます。Appleは、これで最高品質でファイルが書き出されるとしています。

解像度は、プロジェクトより大きい値を選んでも、プロジェクトの解像度に合わせて書き出されます(Appleの説明)。フルHDで撮った素材を4Kで書き出しても、細かさは増えません。撮った大きさ、編集した大きさのまま書き出すのがいちばん無駄がありません。

あわせて読みたい

オーサリングとは?DVD・ブルーレイを再生できる形にまとめる作業と手順

iMovieで書き出す(MacとiPhone)

iMovieは、MacでもiPhoneでも「共有」から書き出します。Macでは解像度・品質・圧縮を、iPhoneでは解像度・フレームレート・HDRを選べます。

MacのiMovieの手順

  1. ブラウザで、書き出すムービーを選ぶ
  2. 「ファイル」>「共有」>「ファイル」を選ぶ
  3. 「フォーマット」で、ビデオとオーディオの両方を書き出す設定にする
  4. 「解像度」を選ぶ。4Kのクリップやムービーは、元の解像度のまま書き出せる
  5. 「品質」と「圧縮」を選ぶ
  6. 「次へ」をクリックし、名前と保存先を決めて「保存」をクリックする

「品質」で「カスタム」を選ぶと、スライダでビットレートを決められ、プレビューの下に予想のファイルサイズが出ます。数字の手がかりは、ここでもYouTubeの推奨です。書き出しが終わるとQuickTime Playerでムービーが開くので、そのまま最後まで再生して確かめられます。

iPhoneのiMovieの手順

  1. プロジェクトブラウザでプロジェクトをタップし、画面の下部の「共有」ボタンをタップして、「ビデオを共有」をタップする
  2. 「オプション」をタップし、解像度とフレームレートを選ぶ
  3. 「HDR」が表示されていてオンなら、オフにする
  4. 「戻る」か「完了」をタップする
  5. 「“ファイル”に保存」をタップし、保存するフォルダを選んで「保存」をタップする(写真ライブラリに入れるなら「ビデオを保存」)

60fpsで撮った1080pや4Kのビデオがプロジェクトのメディアの半分より多いと、「1080p HD」か「4K」を選んだときに、60fpsで保存する選択肢が出ます(Appleの説明)。撮ったフレームレートのまま書き出すなら、これを選びます。「HDR」は、HDRのビデオが入っていると最初からオンになる項目です。Appleは、送信先の機器がHDRを正しく表示できる場合だけ使い、ほとんどの機器との互換性を保つにはオフにするよう案内しています。

「メール」や「メッセージ」で共有すると、元の画質に関係なく360p・30fpsのビデオが作られます(Appleの説明)。ディスクにする動画は、「ファイル」アプリか写真ライブラリに保存してから送ります。iPhoneだけで、書き出しから共有URLでの受け渡しまで済ませられます。

CapCut・Canva・Clipchampで書き出す

アプリやブラウザで使う編集ツールは、選べる項目が少ないぶん、決めるのは主に解像度です。無料で使える範囲に制限があるものもあるので、各社のヘルプに書かれている範囲で並べます。

CapCut(パソコン・スマホ)

パソコン版(CapCutデスクトップ)の手順です。

  1. 編集を終え、画面の右上の「エクスポート」をクリックする
  2. エクスポートパネルの[解像度]で、書き出す解像度を選ぶ
  3. フレームレートを選ぶ(ソースによって最大60fpsまで)
  4. ビットレートを調整して、書き出す

CapCutのヘルプは、ビットレートを「高い=より良い品質、より大きなファイル」と説明しています。フレームレートは、撮ったときと同じ値にしておきます。スマホのアプリでは、次のように書き出します。

  1. 編集画面の右上、「エクスポート」ボタンの横にある解像度の表示(「1080P」「4K」など)をタップする
  2. 解像度を選ぶ(720P・1080Pと、端末によっては2K・4K)
  3. 「エクスポート」をタップする。動画が端末に保存される

選べる解像度は、端末の性能と元の動画で変わります。すべてのクリップが1080p以下なら、4Kでは書き出せません(CapCutのヘルプ・2026年1月時点)。

Canva

  1. デザインを開き、「共有」を選んで「ダウンロード」を選ぶ
  2. ファイルの種類で「MP4動画」を選ぶ
  3. 品質を選ぶ(480p・720p・1080p・4K。デスクトップでだけ選べる)
  4. ページが複数あるときは「すべて」を選ぶ
  5. 「ダウンロード」を選ぶ

無料のCanvaでは、品質を初期設定の1080pから変えようとすると、アップグレードの案内が出ます。無料でダウンロードできるMP4は最長30分・最大1920×1080、Canvaプロなどの有料プランでは最長2時間・最大3840×2160です(Canvaのヘルプ)。初期設定の1080pのままで、ブルーレイの1920×1080と同じ大きさになります。有料のオーディオを使ったときは、ダウンロードの際にライセンスを確かめるよう、Canvaは案内しています。

Clipchamp

  1. 編集画面の右上の「エクスポート」ボタンをクリックする
  2. 解像度を選ぶ(480p・720p・1080p・4K)。選ぶと書き出しが始まる
  3. 書き出しが終わると、MP4のファイルがパソコンに保存される(通常はダウンロード フォルダー)

Microsoftのヘルプによると、Clipchampが書き出すのはフレームレート30fpsのMP4です。60fpsで撮った動画も、30fpsで書き出されます。無料で選べる解像度は480p・720p・1080pで、4KにはMicrosoft 365の個人用・家族向けのサブスクリプションか、Clipchampの有料プランが要ります。ヘルプは1080pを、動画配信サービスやプレゼンテーションに向く画質としています。

PowerPointのスライドを動画にする(Windows・Mac)

PowerPointのファイル(.pptx)は、そのままでは動画ではありません。ビデオとして書き出してから、ディスクにします。Windowsの手順は次のとおりです。

  1. 「ファイル」>「保存」で、いまの状態を.pptxで保存しておく
  2. 「ファイル」>「エクスポート」>「ビデオの作成」を選ぶ(「記録」タブの「ビデオにエクスポート」からも開ける)
  3. 「ビデオの作成」の最初のボックスで、ビデオの品質を選ぶ
  4. 2つ目のボックスで、記録したタイミングとナレーションを使うかを選ぶ。使わないときは「各スライドの所要時間 (秒)」を決める(既定は5秒)
  5. 「ビデオの作成」を選び、ファイル名と保存先を決め、「ファイルの種類」を「MPEG-4 ビデオ」にして保存する
品質 解像度と使い道
(Microsoftの表)
Ultra HD
(4K)
3840×2160
大型モニター
フル HD
(1080p)
1920×1080
コンピューター画面
および HD 画面
HD
(720p)
1280×720
インターネット
および DVD
標準
(480p)
852×480
ポータブル デバイス

Microsoftの表では、HD (720p)の使い道に「インターネットおよび DVD」とあり、DVDにするなら720pで足ります。ブルーレイは1920×1080なので、フル HD (1080p)を選ぶと細かさを生かせます。ビデオの作成は、長さや内容によって数時間かかることもあります。PowerPointの古い版で挿入したメディアやマクロなどは、ビデオに含まれません。

画素の広さを実寸の比で重ねた図。フル HD(1920×1080)はブルーレイと同じ大きさ、HD(720p)は1280×720、DVDは720×480。DVDにするなら720pで足り、ブルーレイならフル HDで細かさを生かせる
DVDなら720pで足りる。ブルーレイはフル HD(1080p)で細かさを生かせる

Macでは、次の手順で書き出します。

  1. 「ファイル」>「エクスポート」を選ぶ(「名前を付けて保存」にはビデオの選択肢がない)
  2. 「ファイル形式」で「MP4」か「MOV」を選ぶ
  3. ビデオの品質を選ぶ(Ultra HD (4K)、フル HD (1080p)、HD (720p)、Standard (480p))
  4. タイミングを記録しているなら「記録されたタイミングとナレーションを使用する」をオンにする。していないなら、各スライドを表示する長さを決める
  5. 「エクスポート」を選ぶ

Mac版には注意が1つあります。Microsoftによると、ビデオとして書き出すと、スライドショーに記録したナレーションは再生されるものの、ほかの埋め込みのメディアファイルは再生されません。スライドに動画や音楽を入れているなら、書き出したファイルで鳴るかどうかを確かめてください。

あわせて読みたい

H.264とH.265の違い|H.265(HEVC)とは?画質・容量・対応機器

DaVinci Resolveで書き出す(Quick ExportとDeliverページ)

DaVinci Resolveには、プリセットを選ぶだけのQuick Exportと、細かく決められるDeliverページの2つの書き出し方があります。以下の名前は英語版のマニュアル(DaVinci Resolve 21.1)の表記で、日本語で表示しているときは訳語が出ます。まずQuick Exportです。

  1. 一部だけ書き出すときは、タイムラインにイン点とアウト点を打つ(打たなければタイムライン全体が書き出される)
  2. File>Quick Exportを選ぶ
  3. 上に並ぶアイコンからプリセットを選び、Exportをクリックする
  4. 保存先とファイル名を決め、Saveをクリックする

Deliverページでは、次の順に進めます。

  1. Deliverページを開き、Render Settingsのいちばん上のプリセットからH.264 Masterを選ぶ
  2. Videoの設定で、ResolutionとFrame rateを確かめる(どちらも初期値はタイムラインの値)
  3. Browseで書き出し先を選ぶ
  4. Render Settingsの下にあるAdd to Render Queueをクリックする
  5. ビューアの下、画面の右側にあるStart Renderをクリックする

マニュアルによると、H.264 Masterは形式がQuickTime、コーデックがH.264で、Qualityは自動(Auto)、音声はAACの320Kb/sが初期値です。ただし、AACで書き出せるのはmacOSだけで、音声のコーデックはほかにLinear PCMなども選べます。

MP4にしたいときは、FormatをMP4にします(H.264で書き出す形式)。QuickTimeのH.264なら、Multi-pass encodeでMulti-passを選ぶと、時間はかかっても画質を重んじた書き出しになります。

HDRで撮った動画は、SDRにして書き出す

対応するモデルのiPhoneは、ドルビービジョンのHDRでビデオを撮ります(Appleの説明)。HDRは明るさの幅を広げた映像で、4KのUltra HD ブルーレイで加わった機能です。DVDやふつうのブルーレイの色は、AppleがHDTVの標準と説明するRec. 709の範囲です。そのため、HDRのままの動画をディスクにすると、明るさや色の見え方が変わることがあります。

書き出しの段階でSDR(HDRでない、従来の明るさの幅の映像)にしておけば、仕上がりの色を自分の目で確かめてから渡せます。ソフトごとの設定の場所は次のとおりです。

  • iMovie(iPhone):「オプション」の「HDR」をオフにする
  • Premiere Pro:書き出すカラースペースの初期値は、ほとんどのプリセットでRec. 709。HDRで作業した映像からSDRの動画を作るときは、書き出しの「エフェクト」で「トーンマッピング」を有効にする
  • Final Cut Pro:プロジェクトの設定の「色空間」が、書き出すファイルの色空間も決める。ディスク用なら「標準 – Rec. 709」にする

これから撮る分は、iPhoneの「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」で「HDRビデオ」(モデルによっては「HDR」)をオフにすると、HDRでない動画になります。色が変わる仕組みと直し方はHDR動画をディスクにすると色が変わる理由で説明しています。

書き出したら、最後まで通しで見る

設定が正しくても、書き出したファイルに問題が出ることはあります。編集画面のプレビューではなく、書き出したファイルそのものを、できれば編集に使ったのとは別のプレーヤーで、最初から最後まで再生します。見ておきたいのは次の点です。

  • 最後まで再生できるか。長さが編集した長さと合っているか
  • 冒頭・中ほど・終わりで、口の動きと声が合っているか
  • テロップの誤字や文字の欠け、画面の端の切れがないか
  • 縦横の比が合っているか。丸いものや顔が伸びて見えないか
  • 前後に黒い画面を入れる指定があるなら、その秒数になっているか
  • HDRで撮った動画なら、色が薄くなったり白飛びしたりしていないか

音がだんだんずれていくときは、撮影の途中でフレームレートが変わる動画(可変フレームレート)が原因のことがあります。見分け方と直し方は動画の音ズレの直し方|原因の見分け方とパソコン・スマホでの対処に、画面の比の合わせ方は16:9と4:3の違いと変換にまとめました。

書き出した動画をDVD・ブルーレイに焼く

書き出したMP4やMOVをDVD-Rにそのままコピーしても、DVDプレーヤーで映るディスクにはなりません。ファイルをそのまま入れた「データのDVD」になり、DVDプレーヤーには映像のディスクとして読まれないからです。自分で焼くなら、オーサリングソフトでDVD-Videoやブルーレイの形に組み立ててから書き込みます。

無料のDVDStyler(Windows・Mac)を使う手順と、前後の黒画面を式場に確かめる段取りは結婚式ムービーをDVDに焼く方法に、ブルーレイの手順は動画をブルーレイに焼く方法に書きました。

当社(ディスクメーカー)に頼む場合は、書き出したMP4・MOVなどの動画ファイルを、縮めずにそのままアップロードしていただきます。そのギガファイル便の共有URLを、注文フォームに貼っていただきます。ディスクの形への変換は当社で行い、DVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作ります。アップロードのしかたはギガファイル便でのデータ入稿手順にあります。

よくある質問

Q1. DVDにする動画は、720×480に縮めて書き出したほうがいいですか?

縮めずに、編集したときの解像度のまま書き出して足ります。DVDの720×480への変換は、ディスクを作る段階(オーサリング)で行います。先に縮めると、ディスクにするときにもう一度変換がかかり、変換が重なります。フレームレートも同じで、撮ったときの値のまま書き出します。

Q2. Premiere Proで書き出すとき、ビットレートの目安はいくつですか?

Adobeのヘルプに、ディスク用の数字の目安は載っていません。プリセットの「ソースの一致 – アダプティブ高ビットレート」を選べば、ソースのフレームサイズに基づいてビットレートが調整されます。自分で入れるときに参考になる公式の数字はYouTubeの推奨で、1080pなら8Mbps(24〜30fps)、12Mbps(48〜60fps)です。VBRの2パスにすると、時間はかかっても多くの場合は画質が上がります(Adobeの説明)。

Q3. Final Cut Proで書き出すときのおすすめの設定は何ですか?

ディスクにするなら、「ファイルを書き出す」の「設定」で、「フォーマット」を「ビデオとオーディオ」、「ビデオコーデック」を「Apple ProRes 422」にします。Final Cut Pro 10.8以降はディスクに直接焼けないため、Appleがディスク作成アプリに渡す形として案内している組み合わせです。ファイルが大きい(1920×1080・29.97fpsで約147Mbps)ので、送る手間を減らすならH.264も選べます。

Q4. Final Cut Proで高画質に書き出すにはどうすればいいですか?

プロキシで再生する設定にしているなら、書き出す前にビューアの「表示」で「最適化/オリジナル」を選びます。Appleは、これで最高品質でファイルが書き出されるとしています。そのうえで、コーデックにApple ProRes 422などを選びます。Final Cut Proの書き出しにはビットレートを入れる欄がなく、プロジェクトより大きい解像度を選んでも、プロジェクトの解像度で書き出されます。

Q5. MP4とMOVは、どちらで書き出せばいいですか?

どちらでもディスクにできます。MP4とMOVは映像と音声を入れる箱(コンテナ)の違いで、画質は中の映像の圧縮方式と設定で決まります。YouTubeの推奨はMP4のH.264で、Final Cut Proの「ファイルを書き出す」はQuickTimeムービー(MOV)、ClipchampやCanvaはMP4で書き出します。ソフトが選ぶ形のままでかまいません。

Q6. 60fpsで撮った動画は、30fpsにしてから書き出したほうがいいですか?

撮ったときの60fpsのまま書き出してかまいません。YouTubeは記録したときと同じフレームレートで書き出すよう案内し、Adobeも元と違うフレームレートにすると動きの乱れが出る場合があるとしています。DVDは29.97fpsで、ふつうのブルーレイにも1920×1080のまま60pで収める形はないため、コマ数の変換はディスクを作る段階で行われます。

Q7. 4Kで編集した動画は、フルHDにしてから書き出したほうがいいですか?

4Kのまま書き出しても、フルHDにしてから書き出しても、ディスクにできます。ふつうのブルーレイは1920×1080までなので、4Kの動画はディスクを作る段階でフルHDに縮めます。自分で縮めるなら、Premiere Proの「最高レンダリング品質を使用」が細部を保つのに役立ちます。4Kの元のファイルは別に残してください。判断の目安は4K動画をブルーレイに収める方法にまとめました。

Q8. 書き出した動画の色が、撮ったときより薄く見えるのはなぜですか?

HDRで撮った動画なら、HDRとSDRの違いが原因のことがあります。DVDやふつうのブルーレイはRec. 709の色の範囲で、HDRの動画をそのまま扱うと、明るさや色の見え方が変わることがあります。書き出しの段階でSDRにしておくと、色を確かめてから渡せます。iPhoneのiMovieなら「オプション」の「HDR」をオフに、Final Cut Proならプロジェクトの色空間を「標準 – Rec. 709」にします。

Q9. PowerPointのスライドをDVDにするときは、どの品質で書き出せばいいですか?

Microsoftの表では、HD (720p)の使い道が「インターネットおよび DVD」なので、DVDなら720pで足ります。ブルーレイにするなら、1920×1080のフル HD (1080p)が合います。Windowsは「ファイル」>「エクスポート」>「ビデオの作成」、Macは「ファイル」>「エクスポート」です。Mac版では、スライドに埋め込んだ動画や音楽が、書き出したビデオで再生されない点に気をつけます。

Q10. 書き出したファイルが大きく、送るのに時間がかかります。どうすればいいですか?

ProResのような大きな形式で書き出したなら、H.264で書き出し直すと小さくなります。1080pのH.264を8Mbpsで書き出すと1時間で約3.6GB、ProRes 422(1920×1080・29.97fps)は約66GBです。ギガファイル便は1ファイル300GBまで送れますが、保持期限の初期値は5日で、アップロードしたあとは期限を変えられません。受け取る側がダウンロードできる日数を、アップロードの前に選んでおきます。

参考にした公式の情報

出典の一覧(24件)を開く
  • YouTube ヘルプ:YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定
  • Adobe:Premiere ヘルプ「動画ファイルとオーディオファイルの保存と書き出し」
  • Adobe:Premiere ヘルプ「ビデオの書き出し」
  • Adobe:Premiere ヘルプ「基本ビデオ設定」
  • Adobe:Premiere ヘルプ「書き出し設定の概要」
  • Apple:Final Cut Pro ユーザガイド「最終マスタリングファイルを書き出す」
  • Apple:Final Cut Pro ユーザガイド「「ファイルを書き出す」と「Appleデバイス」の出力先」
  • Apple:Final Cut Pro ユーザガイド「対応している書き出しフォーマット」
  • Apple:Final Cut Pro ユーザガイド「Final Cut Proプロジェクトの設定」
  • Apple:Final Cut Pro ユーザガイド「Wide Gamut HDRカラー処理を使用する」
  • Apple:Final Cut Pro ユーザガイド「広色域とHDRの概要」
  • Apple:Burn a disc of your Final Cut Pro project or Compressor file
  • Apple:Apple ProRes White Paper(2022年4月)
  • Apple:iMovie ユーザガイド(Mac)「ムービー、予告編、またはクリップをファイルとして書き出す」
  • Apple:iMovie ユーザガイド(iPhone)「ムービーをビデオファイルとして共有する」
  • Apple:iPhone ユーザガイド「iPhoneのHDRカメラ設定を調整する」
  • CapCut ヘルプ:2K/4KビデオをCapCutでエクスポートする方法は?
  • Canva ヘルプセンター:デザインを動画またはGIFとしてダウンロードする
  • Microsoft:Clipchampでのビデオのエクスポートと保存
  • Microsoft:ビデオはどのような形式でエクスポートされますか?(Clipchamp)
  • Microsoft:プレゼンテーションをビデオに変換する(PowerPoint)
  • Microsoft:PowerPoint for Macでプレゼンテーションをムービー ファイルまたは MP4 として保存する
  • Blackmagic Design:DaVinci Resolve 21.1 Reference Manual(英語・Quick Export、Deliverページ、Render Settings)
  • ペガシス:TMPGEnc Authoring Works 7 仕様(DVD-Video・BDMVの解像度・フレームレート・最大ビットレート)

ソフトの画面の名前や選べる項目は、版によって変わります。この記事は、2026年9月24日時点の各社の公式ヘルプの記載(Adobeは2026年5月1日更新の版)をもとにしたものです。

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  • プレスリリース1

この記事の目次

  1. DVD・ブルーレイにする動画は、元の解像度とフレームレートのまま書き出す
  2. ビットレートの目安は?公式に数字があるのはYouTubeの推奨
  3. Premiere ProでDVD用に書き出す設定|プリセットは「ソースの一致 – アダプティブ高ビットレート」
  4. Final Cut Proの書き出し設定|おすすめは「ファイルを書き出す」とApple ProRes 422
  5. iMovieで書き出す(MacとiPhone)
  6. CapCut・Canva・Clipchampで書き出す
  7. PowerPointのスライドを動画にする(Windows・Mac)
  8. DaVinci Resolveで書き出す(Quick ExportとDeliverページ)
  9. HDRで撮った動画は、SDRにして書き出す
  10. 書き出したら、最後まで通しで見る
  11. 書き出した動画をDVD・ブルーレイに焼く
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