この記事の要点
演舞の記録は「振りの確認用」「配布用」「広報用」で必要な画が違う ため、1つの演舞に役割を決めた複数台を割り当てると、撮り直しが要らなくなります。
隊列全体を正面から収めるには35mm換算24mm相当で隊列幅の約0.67倍、35mm相当で約0.97倍 の距離が必要です。現場では、画角から下がる距離を先に逆算します。
よさこいは先頭のPA搭載トラック(地方車)を基準に定点+パン 、阿波踊りは沿道や桟敷の一点で待って通過を撮ると、隊列の前後関係が崩れません。
DVDは720×480・29.97fps・映像ビットレート上限約9.8Mbps という規格のため、長時間を1枚に詰めるほど、動きの速い演舞は破綻しやすくなります。
複数会場・複数日程を1枚にまとめるときは会場を大きな区切り、曲を細かい区切りにした二階層のチャプター にすると、後から見たい演舞へ数秒で飛べます。
式や イベントの 映像を、 配れる ディスクに。
1枚から 作れます。 同じ 内容の 追加は 1枚1,000円 (税抜)です。
1枚1,500円(税抜)から・ 1枚から注文できます
本番が終わって手元に残った動画を見返したとき、「踊っている一人ひとりの顔は写っているのに、隊列がどう動いていたのか分からない」という経験はないでしょうか。よさこいも阿波踊りも、見せ場は個人の技だけでなく、列がそろって開き、閉じ、入れ替わっていく全体の動きにあります。ところが撮影する側は、どうしても近くの踊り子を追ってしまいます。
隊列が分かる形で残すには、三脚に載せた1台を全景専用にし、録画を始めたら触らずに回し続けるのが、最も費用対効果の高いやり方です。その1台を置く位置は、「引きで撮りましょう」という感覚に頼らず、演舞場の幅から下がる距離を逆算して決めます。カメラは、よさこいなら先頭の地方車を構図の基準にして据え、阿波踊りなら沿道で動かずに連の通過を待ちます。屋外の強い光と大きな音にも、撮る前の設定で備えます。
シーズンが終わると、「複数の会場・複数の日程で撮った映像を、メンバーが見返せる形に1枚へまとめたい」という話が必ず出てきます。1枚にまとめるなら、会場と曲の二階層でチャプターを切り、配る枚数は締切を先に決めてから集めます。
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記録・振り確認・広報で必要な画は違う|1つの演舞に役割を割り振る 隊列全体が入る距離は幅の0.7〜1倍|画角から先に逆算する よさこいは地方車を基準に、阿波踊りは沿道の一点で待つ 屋外の設定はシャッター1/60前後とND|音はPAの大音量を前提に下げる 複数会場の演舞をDVD1枚にまとめるなら、総6Mbpsで約104分が計算値 チャプターは「会場」と「曲」の二階層で切る 配る前に決めるのは枚数の集め方と楽曲の権利確認 よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
記録・振り確認・広報で必要な画は違う|1つの演舞に役割を割り振る
撮影に入る前に決めておくべきなのは、機材でも設定でもなく「この映像を誰が何のために見るか」です。見る人と目的が曖昧なまま撮ると、どの用途にも中途半端な映像が大量に残ります。演舞の記録用途は、実務上おおむね三つに分かれます。
三つの用途と、それぞれに必要な画
振りの確認用 |隊列の全体が常に画面に入っていること。顔が小さくても構いません。切り替えやズームをせず、演舞の最初から最後までノーカットで回し続けた一本が最も価値を持ちます。誰がどこで遅れたか、列の間隔が開いたのはどのタイミングかを、あとから止めて確認するための素材です。
メンバーへの配布用 |全体の画と、寄りの画が交互に必要です。自分がどこに写っているか探せることと、チームとしての完成形が見られることの両立が求められます。
広報・勧誘用 |表情、鳴子の手元、衣装の細部など、短く切り取っても目を引く画。数秒単位で使うため、同じ構図を長く回す必要はありません。
この三つを1台で兼ねようとすると、必ず振りの確認用が犠牲になります。寄りに行ったあいだの数秒間は、隊列が記録に残らないからです。逆に言えば、1台を「決してズームしない全景固定」にしてしまえば、残りの台は自由に動かせます 。三脚に載せた1台を全景専用にして録画ボタンを押したら触らない、という運用が最も費用対効果が高いやり方です。
全景の1台は、演舞の前から礼のあとまで触らずに回し切る
台数が足りないときの優先順位
人手が2人しかいないなら、1人は全景固定に張り付き、もう1人が寄りを担当します。1人しかいない場合は、全景固定を優先してください。寄りの画は、ほかのメンバーや観客がスマートフォンで撮ったものを後から集められますが、演舞の頭から終わりまで途切れない全景は、意図して残さない限り誰も撮っていません。
よさこいは前夜祭から後夜祭まで日程が続くため、日ごとに担当が変わることが珍しくありません。撮影担当を毎回同じ人に固定できないチームは、次の二行だけを書いたメモを機材ケースに入れておくと、担当者が変わっても素材の質がそろいます。
全景の人は録画開始後カメラに触らない
演舞が終わって列が戻り始めてから停止する
隊列全体が入る距離は幅の0.7〜1倍|画角から先に逆算する
「引きで撮る」と言われても、実際に何メートル下がればいいのかは現場で迷います。下がる距離は、計算で出せます。撮りたい隊列の横幅をW、カメラから隊列までの距離をDとすると、必要な距離は使うレンズの画角で決まります。35mmフルサイズ換算の焦点距離ごとに、センサー幅36mmとして計算した目安が次の表です。
35mm換算の焦点距離
水平画角の目安
幅Wを収めるのに必要な距離D
幅12mの場合
24mm相当
約74度
Wの約0.67倍
約8m
28mm相当
約66度
Wの約0.78倍
約9.4m
35mm相当
約55度
Wの約0.97倍
約11.6m
50mm相当
約40度
Wの約1.4倍
約16.7m
幅12mの演舞スペースを正面から丸ごと収めたいなら、広角側でも8m前後は下がる必要がある計算です。演舞場の観客動線や規制線を考えると、この8mが確保できない会場は珍しくありません。下がれないと分かった時点で、正面をあきらめて斜め前方からの撮影に切り替えます 。斜めからなら同じ画角でも隊列を対角線に置けるため、実質的に長い辺を使えます。
動画モードのクロップに注意する
上の表は静止画の画角です。カメラによっては、動画を記録するときに画面の周辺が切り取られ(クロップ)、表示上の焦点距離より画角が狭くなります。4K撮影時だけクロップが入る機種、高フレームレート時に狭くなる機種など挙動はさまざまなので、本番と同じ記録設定にしてから、最後列まで画面に入るかを現場で一度確認してください 。
設定を変えると画角が変わることを知らずに、リハーサルで確認した位置のまま本番で端が切れる、という失敗が最も多いパターンです。使う記録形式そのものの違いについては動画ファイル形式の基礎(MP4・MOV・AVI) も参考にしてください。
高さは「最後列の腰が見えるか」で決める
高さの正解は、列の奥行きとカメラまでの距離の関係で変わるため、一律の数値では決まりません。実務的な判断基準は一つで、ファインダーの中で最後列の踊り子の腰から下が見えているかどうか です。見えていれば、前列の頭で後列がつぶれることはありません。見えなければ、高さを足すか、さらに下がるかの二択になります。
三脚を伸ばして1.5m前後、つまり目線の高さに据える一般的なセッティングでは、奥行きのある隊列だと3列目以降が重なります。会場に段差や観覧席があるなら、その場所を押さえるのが最も確実です。脚立や高い三脚を使う場合は、必ず主催者や会場運営に確認を取ってください。よさこい祭りの本祭は市内17か所(競演場9・演舞場8)で行われ、会場ごとに運営も規制も異なります。
距離・記録設定・最後列の腰の3つを順に確かめて位置を決める
よさこいは地方車を基準に、阿波踊りは沿道の一点で待つ
隊列が動く祭りでは、カメラも動かすべきか、動かさずに待つべきかが分かれます。どちらにするかは、祭りの構造で決まります。
よさこい|先頭のトラックを画面の基準にする
よさこい祭りでは、各チームがPA機器を積んだトラック、いわゆる地方車を1台先頭に立て、踊り子がその後ろに連なって進みます。隊列の先頭位置は地方車が示している ので、この地方車を構図の基準にします。
流し(移動しながらの演舞)を撮るときは、三脚を据えて、地方車が画面に入ってきた時点から回し始めます。カメラを振る(パンする)のは、最後列が画面から外れそうになったときだけです。地方車を追い続けると隊列の後ろが常に切れますし、最後列を追うと今度は先頭が切れます。パンの速度は、隊列の中央あたりが常に画面の中央に来るように 、隊列の進む速さと同じにするのが最も破綻しません。
会場によっては、ステージ型の、その場で踊る演舞になります。この場合はパンの必要がないので、隊列の幅から逆算した距離で位置を決めて、固定するだけです。よさこいは同じチームでも会場ごとに構成を変えることがあるため、複数会場で撮った素材は後から比較する価値があります。
阿波踊り|通過を待って撮る
徳島市の阿波おどりは毎年8月12日から15日にかけて行われ、連は演舞場や街区を進んでいきます。連は男踊り・女踊りと、笛・三味線・締太鼓・大太鼓・大皮・鉦といった鳴り物で構成されるため、隊列は縦に長くなります。
縦に長い連を撮るときにカメラを移動させると、鳴り物と踊り手の位置関係が画面上で崩れます。一点に立ち、連が来る前から回し始めて、鳴り物が通り過ぎるまで止めない のが基本です。撮影者は動かず、被写体が画面を横切っていく形にします。前から来て、目の前を通り、去っていくまでを一本で押さえておくと、隊列の長さと編成が一目で分かる映像になります。
桟敷や有料演舞場で撮る場合は、席の位置がそのまま構図を決めます。前方の席は迫力が出る代わりに、隊列の奥が入りません。全体を残したいなら、むしろ後方や高い位置の席が向きます。三脚の使用可否や通路への機材のはみ出しは会場ごとに規定があるので、事前に確認してください。
両方に共通する「終わってから止める」
録画を止めるタイミングは、演舞が終わった瞬間ではなく、隊列が完全に画面から抜けて礼が終わってからにします。終わりぎわの数秒は、後で編集するときのつなぎしろとして必ず使います。始まる側も、5秒以上早く回し始めてください。頭が欠けた映像は編集で救えません。
よさこいは地方車を基準にパン、阿波踊りは動かずに通過を待つ
屋外の設定はシャッター1/60前後とND|音はPAの大音量を前提に下げる
祭りの撮影が難しいのは、真夏の日中という光の条件と、地方車やスピーカーからの大音量という音の条件が、どちらも通常の撮影の想定外にあるからです。
シャッタースピードはフレームレートの2倍を基準に固定する
映像制作では、シャッタースピードをフレームレートの約2倍に設定するのが一般的な目安とされています。30fpsなら1/60秒、60fpsなら1/120秒前後です。シャッターをこれより速くすると、一コマずつがくっきりして、動きがカクついた印象になります。踊りの手足の残像は、むしろこの目安どおりの設定で自然に見えます。
ここで問題になるのが明るさです。日中の屋外で1/60秒を維持すると、絞りを絞ってISOを最低にしても露出がオーバーします。このオーバーを防ぐのが、NDフィルター(減光フィルター)です。晴天の昼ならND8からND64程度が必要になることが多く、可変NDを1枚持っておくと、会場移動のたびに付け替える手間がなくなります。シャッタースピードで明るさを調整しない 、これが屋外の演舞撮影で最初に覚えるべき一点です。
ホワイトバランスはオートを切る
オートホワイトバランスのまま撮ると、赤い法被や色の強い衣装が画面を占めた瞬間に色が転びます。隊列が入れ替わるたびに画面全体の色味が揺れる映像になり、編集でそろえるには大きな手間がかかります。屋外なら5500K前後、曇天なら6500K前後で固定してしまうほうが確実です。日が傾いてきたら手動で振り直します。
音は割れることを前提に下げておく
よさこいの地方車はPA機器を積んだトラックなので、そのすぐ近くの音量は、カメラの内蔵マイクが想定している音量をはるかに超えます。オートゲイン(AGC)を切り、手動で通常より低めに設定してください。音が小さく録れてしまった場合は後から持ち上げられますが、割れた音は元に戻りません。
より確実にしたいなら、ICレコーダーを別に置いて音だけ録ります。映像と音の同期は、演舞の開始前にカメラの前で一度手を叩いておけば、波形の山をそろえるだけで合います。屋外は風の音も入るので、マイクにウインドジャマー(毛の付いた風防)を付けるだけでも、聞き取りやすさが変わります。
明るさはシャッターではなくNDで、音は割れる前提で低めに合わせる
記録形式は後工程を考えて決める
撮影時点の解像度は高いほうが選択肢は広がりますが、最終的にDVDにするなら映像は720×480に、ブルーレイでも1080に収まります。4Kで撮ること自体は、後からトリミングして寄りの画を作れるという意味で有効です。一方で、高フレームレートで撮ってもDVD化の段階では29.97fpsになるため、滑らかさをそのまま残したいならブルーレイを選ぶ判断になります。この違いはDVDとブルーレイの違い で詳しく整理しています。
複数会場の演舞をDVD1枚にまとめるなら、総6Mbpsで約104分が計算値
シーズンが終わると、会場ごと・日程ごとにバラバラのファイルが手元に残ります。このファイルをメンバーに配るには、1枚のディスクにまとめて、見たい場面へ飛べるようにする必要があります。ここで最初に決めるのが「何分を1枚に入れるか」です。
規格から逆算した収録時間
DVD-Videoは、映像を720×480ピクセル・29.97fpsで記録する規格で、映像のビットレートは最大約9.8Mbps、音声などを含めた総計で10.08Mbpsを超えられません。片面1層のディスク容量は4.7GBです。ここから、総ビットレートごとの収録可能時間が計算できます。
ディスク
容量
総ビットレート
収録時間の計算値
DVD 片面1層
4.7GB
8Mbps
約78分
DVD 片面1層
4.7GB
6Mbps
約104分
DVD 片面2層
8.54GB
6Mbps
約190分
ブルーレイ 片面1層
25GB
20Mbps
約166分
ブルーレイ 片面2層
50GB
20Mbps
約333分
実際にはメニュー画面やチャプター情報のデータが加わるため、収録時間は表の値より少し短くなります。表から読み取ってほしいのは、収録時間を伸ばすことは、そのままビットレートを下げること だという関係です。
演舞は「動きが速く、画面全体が動く」最も不利な映像
圧縮は、前のコマと似ている部分を省くことで容量を減らします。そのため、画面のほとんどが常に動いている映像ほど圧縮で容量を減らしにくく、ビットレートを下げたときに破綻しやすくなります。数十人が一斉に鳴子を振り、衣装が翻り、背景の観客も動いている演舞の映像は、この意味で最も不利な部類です。同じ90分の映像で、講演会なら問題がなくても、演舞では色がにじみ、四角いブロック状のノイズが出ることがあります。
そのため、演舞を詰め込むときの現実的な判断は次のようになります。
DVDで画質を保ちたいなら、1枚あたり60〜90分程度に抑える
それを超えるなら、枚数を分けるか、ブルーレイに切り替える
ブルーレイは容量が25GBあり、1080の解像度で複数会場を1枚に収めやすいため、フル出場のシーズンを丸ごと残す用途には向いていると考えられます。
まとめる順番はメンバーの探し方に合わせる
収録順は「日付順」か「会場順」かで迷いますが、メンバーが後から探すときの言葉に合わせるのが正解です。多くのチームでは「あの会場のやつ」という言い方をするため、会場単位のまとまりが自然です。同じ会場で複数回踊っているなら、その中を時系列にします。前夜祭・本祭・全国大会というように性格の違う日がある場合は、その区分を優先させたほうが分かりやすくなります。
チャプターは「会場」と「曲」の二階層で切る
1枚に複数会場を入れたディスクで、最も価値を左右するのがチャプターの切り方です。切り方が雑だと、見たい演舞にたどり着くのに早送りを繰り返すことになり、結局誰も見なくなります。
大きな区切りと細かい区切りを分ける
実用的なのは二階層の構成です。
大きな区切り(メニュー画面の項目) |会場名と日付。「8月10日 追手筋本部競演場」のように、メンバーが口にする単位でそのまま並べます。トップメニューから直接その会場へ飛べる状態にします。
細かい区切り(チャプター) |1回の演舞ごと、あるいは曲ごと。同じ会場で3回踊ったなら3つのチャプターを打ちます。構成の中でパートが明確に変わる曲なら、そのパートの頭にも打っておくと、振りの確認に使いやすくなります。
阿波踊りのように連が続けて通過する場合は、連ごとにチャプターを打ちます。地元の連が複数出る地域の記録映像では、この単位が最も参照されます。
会場はメニューの項目、演舞はチャプター。見たい演舞へすぐ飛べる
チャプター位置は演舞の1〜2秒前に打つ
チャプターを演舞の開始ちょうどに打つと、再生機によっては頭が一瞬切れます。実際の開始より1〜2秒手前に打つ のが安全です。構えに入るところから見えたほうが、演舞としても自然な始まり方になります。
この作業がオーサリングそのもの
映像を並べ、メニュー画面を作り、チャプター位置を指定して、再生機が読める形式に組み立てる工程を、オーサリング と呼びます。動画ファイルをそのままディスクにコピーしても家庭用プレーヤーでは再生できないのは、この組み立てが行われていないためです。パソコンでは再生できたのに、公民館のプレーヤーでは映らなかった、という失敗のほとんどは、この組み立てが原因です。
当社では、オーサリングは基本料金に含まれます。メニュー画面の作成とチャプター分けは、オプションで付けられます。チャプターの位置は、注文ページで「チャプター分け」を選ぶと開く「チャプター位置の指定」の欄に、時刻で入れます。先に「ファイル名/会場名/始めたい位置の時刻」の3列の表を手元で作っておくと、欄に写すだけで済みます 。メニュー画面に並べたい会場名などの希望は、「メニュー画面作成」を選ぶと開く「メニュー画面のご希望(任意)」の欄に書けます。
盤面へのレーベル印刷、ケースと背表紙の印刷も、オプションで付けられます。どちらも印刷する画像を入稿してもらう形なので、年を入れた画像にしておけば、棚に並べたときにどの年のものか分かります。
配る前に決めるのは枚数の集め方と楽曲の権利確認
最後は配布の実務です。配布でつまずくと、せっかくの映像が身内で止まります。
枚数は「締切を先に決めて」集める
チーム内の希望枚数は、放っておくと必ず遅れて出てきます。実務的には、次の順で進めるのが最も摩擦が少なくなります。
サンプルとして1〜2分のダイジェストを共有し、何が入るかを見せる
フォームで希望枚数と支払方法を集める。締切を明示し、締切後の追加は「後から追加注文」と最初に伝えておく
集金してから発注する
「後から追加できる」と最初に言っておけるかどうかで、締切の守られ方が変わります。同じ映像データからの追加注文は、構成を作り直す必要がないため、最初の注文より手間がかかりません。
当社では基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)から、1枚単位で注文できるので、まず確実な枚数だけ発注し、追加が出たら都度足す という進め方ができます。少ない枚数での発注については1枚から頼める小ロット対応 にまとめています。
データの渡し方
演舞の撮影データは、1会場だけでも数十GBになることがあります。メールでは送れないので、ダウンロードできる共有URLを作って渡す形が基本です。ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなど、ダウンロードできるURLであれば形式は問いません。ギガファイル便での手順はギガファイル便での入稿ガイド にまとめてあります。
アップロードの前に、ファイル名を「01_日付_会場名_曲名」のように、頭に収録順の番号を付けた形にそろえておいてください。当社は、ファイル名の頭の「01_」「02_」の順に収録します。カメラが付けた連番のままだと、どれがどの会場か送る側にも受け取る側にも分からず、確認のやり取りが増えます。
楽曲の権利は事前に確認先を押さえる
演舞の映像には当然、使用した楽曲が入ります。家庭内など限られた範囲で、使う本人が複製するのは、私的使用の範囲です。ただ、店にディスクの作成を頼むと、複製するのが使う本人ではなくなるため、私的使用の例外にはあたりません。チーム内で配るディスクでも、楽曲の権利は事前に確認しておくのが安全です。
よさこい祭りの原曲である「よさこい鳴子踊り」は、武政英策氏(1907〜1982)が1954年に作詞作曲したものです。チームが独自に制作・委嘱した楽曲であれば権利者がチーム側や作曲者にあり、既存曲をアレンジしている場合は原曲の権利が関わります。
JASRAC管理曲かどうかは作品検索データベース「J-WID」で調べられ、録音録画物として制作する手続きはオンライン窓口「J-RAPP」から申請します。なお、学校行事の記録やコンクールの記録として出演者に配布する録音録画物については、JASRACが別枠の取り扱いを設けています。自分たちのケースがどれに当たるかは、まずJ-WIDで曲を調べてから問い合わせるのが早道です。
納期の目安を逆算する
祭りの直後は、打ち上げや反省会に合わせて配りたいという要望が出やすい時期です。当社の通常便は、受付から5営業日で発送です。急ぐときは、次のオプションがあります。
お急ぎお届け(+1,500円/平日15時までの注文・入稿で翌々日までに発送)
特急お届け(+3,000円/平日15時までの注文・入稿で翌日発送)
大阪市北区の店舗で受け取る当日店舗お渡し(+3,500円/平日12時までの注文・入稿)
ただし、こうしたオプションは編集が終わってからの話です。撮影データの整理とチャプター指定の作成に何日かかるかを先に見積もってから、発送日を逆算してください 。
よくある質問
Q. よさこいの演舞は何台のカメラで撮ればいいですか? A. 最低1台、可能なら2台です。1台しかない場合は、三脚に据えて隊列全体が入る画角で固定し、演舞の頭から終わりまでズームも移動もせず回し切ってください。この一本があれば振りの確認に使えます。2台目が用意できるなら、そちらを寄り担当にして表情や手元を撮ります。全景担当が寄りに行かないことが重要です。寄りの画はほかのメンバーのスマートフォン映像で後から補えますが、途切れない全景は意図しないと誰も撮っていません。
Q. スマートフォンでも隊列全体は撮れますか? A. 撮れます。多くの機種の標準カメラは広角寄りなので、画角の面では有利です。ただし三脚かグリップで固定してください。手持ちだと手ぶれ補正が働いていても画面がゆっくり揺れ動き、隊列の位置関係が分かりにくくなります。もう一点、録画中に画面に触れると露出やピントが変わってしまうため、開始したら触らないことです。撮影前に容量とバッテリーの残量を確認し、長時間の連続録画では本体が高温になって停止することがあるので、直射日光を避けて置く工夫もしておくと安全です。
Q. 60fpsで撮った演舞をDVDにすると、滑らかさは残りますか? A. 残りません。DVD-Videoは720×480ピクセル・29.97fpsという規格なので、60fpsで撮った素材もこの形に変換されます。滑らかさを重視するならブルーレイを選んでください。ブルーレイは1080の解像度に対応します。なお、ブルーレイでも4Kはそのまま入らず、1080に縮小されます。撮影時に高解像度・高フレームレートで残すこと自体は、後からトリミングして寄りの画を作れるという意味で無駄にはなりません。
Q. 複数の会場や日程で撮った映像を1枚のディスクにまとめられますか? A. まとめられます。容量の範囲であれば、会場ごと・日程ごとの映像を順番に並べられます。トップメニューから会場を選んで飛べる形にしたいときは、注文ページで「メニュー画面作成」を選ぶと開く「メニュー画面のご希望(任意)」の欄に、希望を書けます。DVDは片面1層4.7GBで、総ビットレート6Mbpsなら計算上約104分です。演舞は画面全体が常に動くため圧縮で容量を減らしにくく、画質を保つなら1枚60〜90分程度に抑えるか、25GBあるブルーレイを選ぶ判断になります。まとめる順番は、メンバーが探すときに口にする単位、多くの場合は会場単位に合わせると使いやすくなります。
Q. 演舞のDVDをチームのメンバーに配るとき、楽曲の許諾は必要ですか? A. 使用した楽曲の権利者によります。チームが独自に制作または委嘱した楽曲なら権利はチーム側や作曲者にあり、既存曲を使っている場合は原曲の権利が関わります。JASRACが管理している曲かどうかは作品検索データベース「J-WID」で調べられ、録音録画物として制作する手続きはオンライン窓口「J-RAPP」から申請する形です。JASRACは学校行事の記録やコンクールの記録を出演者に配布する録音録画物について別枠の取り扱いも設けているため、自分たちのケースがどれに当たるかを問い合わせて確認するのが確実です。
Q. ディスクは何枚から注文でき、あとから追加もできますか? A. 当社では、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)から、1枚単位で注文できます。追加も可能で、同じ映像データからの追加であれば構成を作り直す必要がないため、最初の注文より進めやすくなります。チーム内での集め方としては、まず確実な希望枚数だけ発注し、締切後に出てきた追加分は都度足していく形が現実的です。「後から追加できる」ことを最初にアナウンスしておくと、締切前の集計が進みやすくなります。
Q. 撮影データはどうやって渡せばいいですか? A. ダウンロードできる共有URLを作って送っていただく形です。ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなど、ダウンロードできるURLであればサービスは問いません。演舞の撮影データは1会場でも数十GBになることがあるため、メールでは送れません。アップロード前に、ファイル名を「01_日付_会場名_曲名」のように頭に収録順の番号を付けた形にそろえておくと、どれがどの会場か一目で分かります。当社は、ファイル名の頭の「01_」「02_」の順に収録します。
Q. 阿波踊りの有料演舞場で撮影するときの注意点はありますか? A. まず会場ごとの撮影ルールを事前に確認してください。三脚の使用可否、通路への機材のはみ出し、他の観客の視界を遮らない配慮などは会場の規定に従う必要があります。構図の面では、席の位置がそのまま撮れる画を決めます。前方の席は迫力が出ますが、連は縦に長いので隊列の奥が入りません。編成全体を残すことが目的なら、後方や高い位置の席のほうが目的に合います。撮影中はカメラを動かさず、連が来る前から回し始めて鳴り物が通り過ぎるまで止めないのが基本です。