この記事の要点
「焼いたのに再生できない」の多くは、ディスクの不良ではなく書き方の違い が原因です。家庭用DVDプレーヤーがVIDEO_TSフォルダしか読みに行かないために起こります。
ビデオDVD は、DVD-Video規格に沿ってVIDEO_TSフォルダにIFO・BUP・VOBを組み立てた形です。映像はMPEG-2の720×480などに作り直されます。
データディスク は元ファイルを変換せずに置くため、画質は保てます。ただし読めるのは、パソコンと対応を明記した一部の機器に限られます。
手元のディスクの形式は、パソコンで一番上の階層を開けば判別できます 。VIDEO_TSならビデオDVD、DVD_RTAVならDVD-VR、動画ファイルが並ぶだけならデータ形式です。
配布先の環境が分からないときは、ビデオ形式のDVDが無難 です。両方の相手が混ざるなら、1枚単位で2種類を作り分けたほうが手戻りが減ります。
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1枚1,500円(税抜)から・ 1枚から注文できます
動画ファイルをDVDに書き込んで渡したところ、「再生できない」と連絡が来た。パソコンで確かめると中身はちゃんと入っていて、自分の環境では問題なく開ける。ディスクを焼き直しても結果は同じ。この状況に心当たりがあるなら、原因はディスクでもプレーヤーでもなく、書き方の選択にあります。
同じディスクに同じ動画を入れても、「ビデオ形式」で書いたか「データ形式」で書いたかで、再生できる機械が変わります。家庭用のDVDプレーヤーはビデオ形式しか読みに行かないため、データ形式で焼いたディスクは、中身が入っていてもプレーヤーからは空のディスクと同じ扱いになります。
どちらの形式で焼いたかは、パソコンでディスクの一番上の階層を開いて確かめます。VIDEO_TSフォルダがあればビデオ形式、動画ファイルがそのまま並んでいればデータ形式です。配る相手の再生機器が分からないなら、ビデオ形式のDVDにしておくのが無難です。
この記事の目次見出しを押すと、その場所へ移ります
焼いたDVDが再生できない原因は、ディスクではなく書き方にある ビデオDVDとして焼く形|VIDEO_TSフォルダとMPEG-2への変換がセットになる データディスクとして焼く形|ファイルはそのまま残るが、読めるのはPCと対応機だけ 手元の盤がどちらの形式かは、パソコンで一番上の階層を開けば数分で分かる 配布先が分からないときはビデオ形式が無難|読める機械の範囲が見通せるから パソコンしかない相手とテレビしかない相手|環境別に形式を割り当てる ビデオ形式とデータ形式を1枚に両方入れられるか 依頼するときに伝える3点は、再生環境・形式・元データの長さと容量 よくある質問 撮った動画は、1枚1,500円(税抜)からDVD・ブルーレイにできます。料金を見る
焼いたDVDが再生できない原因は、ディスクではなく書き方にある
「DVDに動画を入れて渡したら、先方から再生できないと言われた」という相談は、ディスクが不良品だったケースよりも、書き方が食い違っていたケースのほうが多く見られます。パソコンでは問題なく開けるのに、テレビにつないだDVDプレーヤーだけが反応しない、というのが典型的な症状です。
光学ディスクには、記録された0と1の上に「どのファイルをどこに、どんな名前で置くか」という取り決めの層があります。家庭用のDVDプレーヤーは、ディスクを入れると、決められた場所に決められた名前のフォルダがあるかを最初に確かめます。見つからなければ、そこで読み込みを打ち切ります。中にMP4が入っていても、探している名前と違えば、プレーヤーにとっては空のディスクと変わりません。
この取り決めには大きく2種類あります。ひとつはビデオ形式 で、DVDならDVD-Video規格、ブルーレイならBDMV規格に沿ってフォルダとファイルを組み立てたもの。もうひとつはデータ形式 で、USBメモリにコピーするのと同じようにファイルをそのまま置いたものです。
市販の書き込みソフトやOS標準の書き込み機能には、初期状態でデータ形式を選ぶものが少なくありません。ファイルをドラッグして「書き込み」を押すだけの操作は、ほぼデータ形式になります。動画をDVDに焼いたのに再生できないという状況の多くは、ここで形式を意識しないまま書き込んだことが原因です。
つまり、直すべきなのは「ディスクの銘柄」でも「プレーヤーの機種」でもなく、書き方の選択です。
家庭用DVDプレーヤーはVIDEO_TSしか読みに行かない
ビデオDVDとして焼く形|VIDEO_TSフォルダとMPEG-2への変換がセットになる
ビデオDVDは、DVDフォーラムが定めたDVD-Video規格に沿って作られたディスクです。ディスクの一番上の階層にVIDEO_TS というフォルダが置かれ、映像も音声もメニューもその中に収まります。互換性のためにAUDIO_TS という空のフォルダが並んでいることもあります。
VIDEO_TSの中身は3種類のファイルでできている
IFO (VIDEO_TS.IFO、VTS_01_0.IFOなど)… 目次と再生制御の情報。チャプター位置、音声トラック、字幕の切り替えなどを持ちます
BUP … IFOのバックアップ。同じ内容が二重に書かれています
VOB (VTS_01_1.VOBなど)… 映像・音声・字幕・メニューを多重化した本体
VOBは1ファイルあたり1GiB(1,073,741,824バイト)ごとに区切られます。この区切りは、そのサイズを超えるファイルを扱えないOSがあった時代との互換性に配慮したものです。そのため、2時間の映像でもVOBは複数に分かれます。タイトルセットは99個まで、1タイトルセットあたりのVOBは10ファイルまで、という上限も規格で決まっています。ディスクを開いて番号違いのVOBが並んでいても、分割されているだけで異常ではありません。
映像はMPEG-2に変換され、解像度は720×480などに揃えられる
DVD-Videoで使える映像の圧縮方式は、H.262/MPEG-2 Part 2(映像単独で最大9.8Mbit/s)か、MPEG-1 Part 2(最大1.856Mbit/s)です。解像度も、NTSC方式なら720×480、704×480、352×480、352×240のいずれか、PAL方式なら720×576、704×576、352×576、352×288のいずれかに限られます。
音声は、リニアPCM(48/96kHz)、ドルビーデジタルAC-3(48kHz・最大448kbit/s)、DTS、MP2から選びます。映像と音声を合わせた多重化レートの上限は10.08Mbit/sです。
手元の動画が1920×1080のMP4でも、ビデオDVDにする過程で720×480のMPEG-2に作り直されます。この点が重要です。フルHDのままディスクに入る、という選択肢は規格上ありません。画質の目減りを避けたい場合は、DVDではなくブルーレイを選ぶか、データ形式で元ファイルを渡すことになります。
ファイルシステムにはUDFブリッジ(UDF 1.02とISO 9660を重ねた形式)が使われます。この解像度の変換とフォルダの組み立ての工程がDVDオーサリング で、動画ファイルをディスクにコピーするだけでは終わらない理由はここにあります。
動画ファイルをコピーするだけでは、プレーヤーで再生できる形にならない
収録時間の目安は、多重化レートから逆算できます。映像と音声を合わせて5.5Mbit/sに設定すると、片面1層のDVD-R(4.70GB)でおよそ110分という計算になります。レートを下げれば長く入りますが、動きの速い映像ではブロックノイズが出やすくなります。
当社ではこのオーサリングを料金に含めており、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)から、1枚単位で注文できます。
データディスクとして焼く形|ファイルはそのまま残るが、読めるのはPCと対応機だけ
データディスクは、USBメモリにファイルをコピーするのと同じ考え方です。MP4でもMOVでもMKVでも、拡張子を変えずにそのまま置きます。フォルダ分けも自由で、動画以外のPDFや画像を一緒に入れることもできます。
利点は3つあります。第一に、映像を作り直す処理(再エンコード)が挟まらないので、元データの画質と音質がそのまま残ります。第二に、ファイル名とフォルダ構成を保てるので、受け取った側が編集素材として扱いやすい。第三に、DVDの4.70GBやブルーレイの25GBという容量を、ビデオ規格の収録時間の制約なしに使い切れます。
欠点はひとつですが致命的です。家庭用DVDプレーヤーはVIDEO_TS を探しに行くので、そこにMP4が並んでいても何も見つけられません。「ディスクを確認してください」「非対応のディスクです」といった表示が出て終わります。
データ形式で見落としやすい3つの点
ファイル名の文字化け |書き込むときのファイルシステムによって、扱える文字数と文字の種類が変わります。ISO 9660のレベル1は「8文字+拡張子3文字・大文字のみ」、レベル2は31文字までです。Microsoftが拡張したJolietはUnicodeで64文字まで、UNIX系のRock Ridgeは255バイトまでです。日本語の長いファイル名を付けたまま古い設定で焼くと、受け取った側で名前が切れたり化けたりします。渡す前に半角英数字に寄せておくと、こうした名前の崩れは起きにくくなります。
4GBを超える動画が入らない |ISO 9660はファイルの大きさを32ビットで持つため、1ファイルおよそ4.2GBが上限です。レベル3のマルチエクステント機能を使えば分割して超えられますが、書き込みソフトが対応しているかの確認が要ります。長尺の高ビットレート動画を1ファイルで渡すなら、ISO 9660ではなくUDFで書き込むほうが安全です。
コーデックの対応差 |MP4という拡張子は容器の名前で、中の圧縮方式はH.264やH.265などさまざまです。そのため「MP4対応」と書かれた機器でも、中身がH.265なら再生できないことがあります。形式の違いはMOVとMP4の違い|動画ファイル形式の種類(AVI・MKVほか)と使い分け で整理しています。データ形式で渡すときは、拡張子ではなくコーデック名まで添えて相手に伝えると、確認が一度で済みます。
データ形式は相手の環境しだい。名前・書き方・コーデックで事故を減らす
手元の盤がどちらの形式かは、パソコンで一番上の階層を開けば数分で分かる
再生できないディスクが手元にあるなら、まずパソコンの光学ドライブに入れて、ディスクの一番上の階層(ルート)に何があるかを見てください。Windowsならエクスプローラーでドライブのアイコンを開く、Macならデスクトップかサイドバーに現れたディスクを開くだけです。
ルートに見えるもの
形式
再生できる機器の目安
VIDEO_TS フォルダ(中にIFO・BUP・VOB)
DVD-Video(ビデオDVD)
DVDプレーヤー、ブルーレイプレーヤー、PC
BDMV フォルダ/媒体はブルーレイ
BDMV(ビデオブルーレイ)
ブルーレイプレーヤー、PC
BDMV フォルダ/媒体はDVD
AVCHD
AVCHD対応のブルーレイプレーヤー。DVDプレーヤーはこの構造を読めません
DVD_RTAV フォルダ(VR_MANGR.IFO、VR_MOVIE.VRO)
DVD-VR(レコーダーの録画形式)
DVD-VR対応機。DVD-Video規格には準拠しておらず、再生できないプレーヤーがあります
MP4やMOVなどのファイルがそのまま並ぶ
データディスク
PC、対応を明記した一部の機器
何も表示されない/ディスクを認識しない
未確定
下記参照
AVCHDは、ビデオカメラがDVD媒体にH.264で記録する方式で、フォルダ構造はブルーレイ寄りです。DVD媒体では最大18Mbit/s、1920×1080まで扱えますが、DVDプレーヤーはBDMV構造を読む設計になっていません。カメラから出てきたディスクが家のプレーヤーで映らない場合、表のAVCHDの行に当てはまることがあります。
DVD_RTAVフォルダが見えた場合は、DVDレコーダーで録画したDVD-VR形式です。編集できるように設計された別の規格で、DVD-Videoには準拠していないため、対応していないプレーヤーでは再生できません。パソコンに取り込んで、DVD-Video形式に組み直すのが現実的な対処になります。
パソコンでも何も見えない場合は、ディスクの傷や汚れ以前に、書き込みの締め処理(ファイナライズ)が終わっていない可能性があります。追記できる状態のまま止まっていると、書き込んだ機械以外からは中身が見えません。原因と対処はファイナライズとは にまとめています。
配布先が分からないときはビデオ形式が無難|読める機械の範囲が見通せるから
形式を決めるときの問いは、「どの機械で見てもらえるか」ではなく「どの機械なら外さないか」です。配る相手が10人いれば環境は10通りある、という前提で考えたほうが、結果的に手戻りは少なくなります。
その点でビデオ形式のDVDは、判断材料がはっきりしています。DVD-Video規格は使える圧縮方式も解像度も細かく限定されていて、あとから追加された選択肢がありません。DVDプレーヤー・ブルーレイプレーヤー・据え置き型ゲーム機・パソコンの光学ドライブは、どれも同じ場所にある同じ名前のファイルを読みに行きます。選択肢が少ないぶん、「この機種は対応しているだろうか」という不確定要素が入り込みにくい構造です。
一方でデータ形式は、受け取る側のソフト環境しだいです。パソコンなら再生ソフトを入れれば大半のコーデックが開けますが、その一手間を相手に頼めるかどうかは関係性によります。家庭用の機器で再生できるかは、さらに見通しにくくなります。カタログに「MP4再生対応」と書かれていても、対応するコーデック・解像度・ビットレートの範囲は機種ごとに違うためです。機種ごとの違いは家庭用プレーヤーの互換性 で詳しく扱っています。
ビデオ形式を選んでおいたほうがいい場面
結婚式や法要の記録を親族に配る … 受け取る側の年齢層が幅広く、テレビで見るケースが多い
学校や自治体、法人に提出する … 提出先の再生環境をこちらから指定できない
発表会や舞台の記録を参加者に配る・販売する … 配布後の問い合わせ対応をあらかじめ減らせる
高齢の家族に渡す … 「入れれば映る」という動作が前提になる
ビデオ形式にすると、メニュー画面から曲目や場面を選ぶ、チャプターで頭出しする、といった操作も設計できます。演目が10本ある発表会の記録なら、演目ごとにチャプターを切っておくだけで、受け取った人が目的の場面にすぐたどり着けます。当社では、メニュー画面の作成とチャプター分けに対応しています。盤面へのレーベル印刷、ケースと背表紙の印刷も承っています。どちらの印刷も、印刷する画像を入稿してもらう形です。
パソコンしかない相手とテレビしかない相手|環境別に形式を割り当てる
配布先の環境が分かっているなら、形式は下の表のとおり機械的に決められます。
配布先の環境
勧められる形式
補足
テレビ+DVDプレーヤーのみ
ビデオDVD
データ形式は読み込めません
テレビ+ブルーレイプレーヤー
ビデオDVD、またはBDMVのブルーレイ
ブルーレイプレーヤーはDVDも読めます
PC(光学ドライブあり)で視聴
どちらでも可
OS標準のアプリではDVD-Videoを開けないことがあり、再生ソフトの用意が要る場合があります
PCで編集素材として使う
データ形式
元ファイルを無変換で渡せます
PCに光学ドライブがない
形式より先に受け渡し方法の検討を
外付けドライブか、ディスク以外の手段
相手の環境が分からない
ビデオDVD
読める機器の範囲が広い
近年のノートパソコンは光学ドライブを積んでいない機種が主流で、「ディスクで渡す」という前提自体が通じないことがあります。相手がパソコンしか持っておらず、そのパソコンにドライブがない場合、形式をどれだけ丁寧に選んでも再生には至りません。渡す前に「DVDを入れる差込口はありますか」と一言確かめるだけで、この行き違いはかなり防げます。ドライブがないときの選択肢は、ドライブがないパソコンでの対応 で整理しています。
逆に、テレビしかない相手に渡すなら判断は単純です。ビデオDVDにして、盤面に何が入っているかを印刷しておく。それだけで、機械の操作に慣れていない人でも、トレイに入れれば映ります。ケースの背表紙にもタイトルと日付を入れておくと、棚に並べたときに探しやすくなります。
両方の相手が混ざっている配布では、1種類に寄せて妥協するより、2種類作ったほうが結局は手間が少なく済みます。テレビで見る参加者にはビデオDVDを、編集を引き継ぐ担当者にはデータディスクを、という分け方が現実的です。ビデオDVDは当社に1枚から注文でき、データディスクは自分のパソコンで焼けるので、同じ元データから2種類を作り分けることも可能です。データディスクを当社に頼めるかは、相談・問い合わせフォームで確かめてください。
ビデオ形式とデータ形式を1枚に両方入れられるか
技術的には、ビデオ形式のDVDに追加のファイルを同居させられます。VIDEO_TS の隣に別のフォルダを置き、そこへ元のMP4や写真データを入れる形です。家庭用プレーヤーはVIDEO_TS しか参照しないので追加分は無視され、パソコンから開けば両方が見えます。市販ソフトで特典データを収録したディスクも、この構造を使っています。
問題になるのは、たいてい容量とファイルシステム
ひとつめは容量です。DVD-RとDVD+Rの片面1層は4.70GB(メーカー表記は10進換算。パソコン上の表示ではおよそ4.37GB)、2層で8.5GB前後です。ビデオ側で2時間ぶんを使えば残りはわずかで、フルHDの元データが入る余地はほとんど残りません。10分程度の映像なら同居も現実的、という感覚が実務上の目安になります。
ふたつめはファイルシステムです。DVD-Videoは、UDF 1.02とISO 9660を重ねたUDFブリッジで書かれます。追加ファイル側がISO 9660の制限に触れると、日本語のファイル名が化けたり、およそ4.2GBを超えるファイルが正しく扱えなくなったりします。追加分は短い半角英数字の名前にしておくと、この問題を避けやすくなります。
みっつめは挙動の不確かさです。想定外のファイルが並んでいると読み込みに時間がかかる機器があると考えられますが、機種ごとの差が大きく、事前に見積もることは困難です。配布枚数が多い案件では、同居させずに分けたほうが安全側に倒せます。
ブルーレイなら容量の心配は減る
ブルーレイのビデオ形式はBDMVフォルダを使い、映像はSTREAM フォルダ内の.m2tsファイル(MPEG-2トランスポートストリーム)に収まります。ファイルシステムはUDF 2.50です。映像にはH.262/MPEG-2、H.264/AVC、SMPTE VC-1が使え、1920×1080を24pまたは29.97iで扱えます。
容量は1層25GB、2層50GBまたは66GB、BDXLで100GBと128GBです。DVDより一桁大きいため、ビデオ形式と元データの同居はずっと現実的になります。ただし、再生できるのがブルーレイ対応機に限られる点は変わりません。
同居は「短い映像+元データ」なら選択肢に入り、長尺なら2枚に分けたほうが単純で失敗も少なくなります。ビデオDVDは、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)から1枚単位で当社に注文できるため、2枚に分ける判断のコストはさほど高くありません。
10分程度は目安。長尺なら2枚に分けたほうが単純で失敗も少ない
依頼するときに伝える3点は、再生環境・形式・元データの長さと容量
制作を外部に頼む場合、次の3点を最初に伝えておくと、やり取りが少なくて済みます。
誰がどの機械で再生するか … 「親族に配ってテレビで見る」「社内のパソコンで確認する」程度の粒度で構いません。形式の判断はここから逆算します
ビデオ形式かデータ形式か … 決めきれない場合は、上の再生環境を伝えて相談できます
元データの長さ・容量・拡張子 … 収録時間とビットレートの設計、ディスク種別の判断に直結します
当社への入稿は、ギガファイル便のURLで受け付けています。ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなどが使えます。データを送るためにディスクやUSBメモリを郵送する必要はありません。
当社では、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)から、1枚単位で注文できます。再生できる形に組み立てるオーサリングは、料金に含まれています。メニュー画面の作成、チャプター分け、盤面へのレーベル印刷、ケースと背表紙の印刷にも、オプションで対応しています。データ形式のディスクを当社に頼めるかは、注文の前に相談・問い合わせフォームで確かめてください。
納期は通常便のほか、次の3つから選べます。
お急ぎお届け(+1,500円/平日15時までの注文・入稿で翌々日までに発送)
特急お届け(+3,000円/平日15時までの注文・入稿で翌日発送)
当日店舗お渡し(+3,500円/平日12時までの注文・入稿、大阪市北区の店舗で受け取り)
よくある質問
Q. DVDに動画を焼いたのに、テレビのDVDプレーヤーで再生できません。原因は何ですか? A. 多くの場合、データディスクとして書き込まれていることが原因です。家庭用のDVDプレーヤーは、ディスクの一番上の階層にあるVIDEO_TSフォルダを探し、その中のIFOファイルを読んで再生を始めます。MP4やMOVがそのまま置かれていると、探しているフォルダが見つからないため、「ディスクを確認してください」といった表示で止まります。まずパソコンに入れて一番上の階層を開き、VIDEO_TSがあるかどうかを確かめてください。なければ、DVD-Video形式として作り直すことになります。
Q. データディスクとビデオDVDは、見た目で区別できますか? A. 盤面を見ただけでは区別できません。判別するには、パソコンの光学ドライブに入れて、ディスクの一番上の階層を開きます。VIDEO_TSフォルダがあればビデオDVD、BDMVフォルダがあればブルーレイのビデオ形式かAVCHD、DVD_RTAVフォルダがあればレコーダーで録画したDVD-VR形式です。動画ファイルがそのまま並んでいれば、データディスクです。何も表示されない場合は、書き込みの締め処理(ファイナライズ)が終わっていない可能性があります。
Q. MP4のまま焼いたディスクを再生できるプレーヤーはありますか? A. 「MP4再生対応」と明記された機種であれば、再生できる場合があります。ただし対応の中身は機種ごとに異なります。同じMP4という拡張子でも、中の圧縮方式がH.264なら再生できてH.265では再生できない、解像度やビットレートに上限がある、といった差があります。特定の機種で動くかどうかは、その機種の取扱説明書で対応コーデックまで確かめる必要があります。配布先を選べない場面では、ビデオ形式にしておくほうが確認の手間が少なく済みます。
Q. ビデオDVDにすると画質は落ちますか? A. 元の動画がフルHDであれば、解像度の面では落ちます。DVD-Video規格で使える解像度はNTSC方式で720×480、704×480、352×480、352×240のいずれかに限られ、映像の圧縮方式もMPEG-2またはMPEG-1です。1920×1080のままディスクに入れる選択肢は、規格にありません。画質を保ったまま渡したい場合は、1920×1080を扱えるブルーレイのビデオ形式にするか、元ファイルをデータディスクで渡す方法があります。
Q. 1枚のディスクにビデオ形式とデータ形式を両方入れられますか? A. DVDでは同居できます。VIDEO_TSフォルダの隣に別のフォルダを置いて元データを入れる形で、プレーヤーはVIDEO_TSだけを読み、パソコンからは両方が見えます。制約は容量とファイル名です。片面1層のDVD-Rは4.70GBで、ビデオ側で2時間ぶんを使うと残りはわずかになります。またファイル名がISO 9660の制限に触れると文字化けすることがあるため、追加分は半角英数字の短い名前にしておくと安全です。長尺なら2枚に分けるほうが単純です。
Q. ブルーレイでも同じ考え方ですか? A. 構造の考え方は同じで、ビデオ形式かデータ形式かで再生できる機械が変わります。ブルーレイのビデオ形式はBDMVフォルダを使い、映像はSTREAMフォルダ内の.m2tsファイルに収まります。ファイルシステムはUDF 2.50で、H.262/MPEG-2、H.264/AVC、SMPTE VC-1が使え、1920×1080を扱えます。容量は1層25GB、2層50GBまたは66GB、BDXLで100GBと128GBあるため、DVDより余裕があります。ただし再生できるのはブルーレイ対応機に限られます。
Q. ビデオカメラで焼いたDVDが、家のDVDプレーヤーで映りません。原因は何ですか? A. AVCHD形式の可能性があります。AVCHDはDVD媒体にH.264で記録する方式で、フォルダ構造はブルーレイ寄りのBDMV形式です。DVD媒体では最大18Mbit/s、1920×1080まで扱えますが、DVDプレーヤーはこの構造を読む設計になっていません。AVCHDのロゴがあるブルーレイプレーヤーであれば再生できることが多いとされています。DVDプレーヤーで見たい場合は、DVD-Video形式に作り直すことになります。
Q. 配布先の再生環境が分からないとき、どちらで作ればいいですか? A. ビデオ形式のDVDを選ぶのが無難です。DVD-Video規格は使える解像度も圧縮方式も限定されていて、DVDプレーヤー、ブルーレイプレーヤー、パソコンの光学ドライブが同じ読み方をするため、機種ごとの対応差を気にする要素が少なくなります。編集素材として使う相手と、テレビで見る相手が混ざっている場合は、1種類に寄せるより2種類を作り分けるほうが問い合わせ対応の手間を減らせます。ビデオDVDは当社に1枚から注文できます。データディスクを当社に頼めるかは、相談・問い合わせフォームで確かめてください。