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  3. MTSファイルとは|開けないときの再生方法と、MP4への変換

MTSファイルとは|開けないときの再生方法と、MP4への変換

2026 9/25
MTSファイルとは

この記事の要点

  • MTSファイルは、ビデオカメラがAVCHDという形式で記録した動画のファイルです(拡張子がM2TSのこともあります)。映像はH.264、音声はドルビーデジタル(AC-3)かリニアPCMで、開けなくても壊れているとは限りません。
  • 開けない・音が出ないときは、AC-3に対応した再生ソフトで開きます。Windows 11は24H2からAC-3がWindowsに含まれなくなり(Microsoftの説明)、無料のVLCはAC-3に対応しています(VideoLANの説明)。
  • カードからパソコンへは、付属のソフト(PlayMemories Home・HD Writer AE)かiMovieで取り込みます。自分で写すなら、MTSだけを抜き出さず、AVCHDのフォルダーごとコピーします。
  • 1回の撮影が00000.MTS、00001.MTSと分かれていても故障ではありません。ソニーの一眼カメラ(α)の説明書では、AVCHDの動画は1つのファイルが約2GBになると、自動で次のファイルに分かれます。
  • MP4にするなら、無料のHandBrakeで「Fast 1080p30」を選ぶと、H.264とAACステレオのMP4になります。変換は圧縮のやり直しなので元のMTSは残し、ディスクにするだけならMTSのまま使えます。

ビデオカメラで撮った運動会や発表会の動画をパソコンに移したら、「00000.MTS」のような名前のファイルが並んでいた。ダブルクリックしても開かない。開けても、映像は動くのに音が出ない。MTSファイルで困る場面は、たいていこのどれかです。

MTSファイルとは、ビデオカメラがAVCHDという形式で記録した動画のファイルです。再生するには、音声のドルビーデジタル(AC-3)に対応した再生ソフトを使います。Microsoftによると、Windows 11のバージョン24H2から、AC-3のコーデックはWindowsに含まれなくなりました。VideoLANが無料で配っているVLC media playerは、AC-3の音声とH.264の映像に対応していて、WindowsにもMacにもあります。

カードからパソコンへは、MTSだけを抜き出さずにフォルダーごと取り込みます。MP4にしたいときは、無料のHandBrakeなどで変換します。変換は圧縮のやり直しなので、撮ったままのMTSは消さずに残しておきます。

MTSファイルとは|ビデオカメラがAVCHDで記録した動画

AVCHDは、ソニーとパナソニックが2006年5月に発表した、ハイビジョンのビデオカメラ用の記録方式です。はじめは8cmのDVDに記録する前提で、同じ年の7月にはSDカードやメモリースティック、ハードディスクも記録先に加わりました。MTSは、この形式で撮った映像と音声をまとめた動画ファイルの拡張子です。

中身の決まりは、AVCHDの公式サイトの表に載っています。映像はMPEG-4 AVC/H.264、音声はドルビーデジタル(AC-3)かリニアPCMで、それを1つにまとめる入れ物がMPEG-2のトランスポートストリーム(TS)です。

項目 AVCHDの決まり
映像 MPEG-4 AVC/H.264
音声 ドルビーデジタル
(AC-3)か
リニアPCM
入れ物 MPEG-2 TS
画素数 1920×1080、
1440×1080、
1280×720など
画面の比率 1920×1080も
1440×1080も16:9
ビットレート 24Mbps以下。
1080/60pは
28Mbps以下
拡張子 .MTS
(.M2TSのことも)

映像のH.264は、Windowsがすぐに扱える映像の形式として、Microsoftも一覧に挙げています。パソコンで引っかかりやすいのは、映像より音声のAC-3のほうです。

MTSとM2TSの違い

同じAVCHDの動画は、拡張子が「.M2TS」になっていることもあります。Microsoftは、.m2tsを、MPEG-2のトランスポートストリームを元にした入れ物の拡張子で、ブルーレイディスクやAVCHDの高解像度のビデオで使われると説明しています。HandBrakeの説明書も、ブルーレイやAVCHDでよく見るファイルの種類に、MTSとM2TSを挙げています。

どちらも入れ物はMPEG-2のトランスポートストリームなので、再生や変換のしかたは変わりません。違いが出るのは、Windowsで開くアプリを決めるときくらいです。この設定は拡張子ごとなので、.mtsと.m2tsのそれぞれで決めます。

MTSファイルを再生する方法|WindowsもMacも、AC-3に対応したソフトで開く

手早いのは、AVCHDの音声のAC-3に対応した再生ソフトで開くことです。VideoLANが無料で配っているVLC media player(以下VLC)は、機能の一覧に、映像のH.264、音声のAC3(A/52)とリニアPCM、入れ物のMPEGのTSを挙げています。VideoLANの日本語のページには「ほとんどのコーデックの再生にはコーデックパックは不要です」とあり、WindowsとMacのほかに、iOSやAndroid向けもあります。

症状ごとの原因と、まずやることを表にまとめました。

症状 原因と、すること
ダブルクリック
しても開かない
開くアプリが
決まっていない。
VLCを入れて、
既定のアプリにする
映像は出るが
音が出ない
AC-3の音声を
再生できない。
AC-3に対応した
VLCで開く
動くものに
横じまが出る
60iのインターレース。
VLCで
デインターレースを
オンにする
1回の撮影が
何本にも
分かれている
約2GBごとの
自動の区切り。
番号の順に
並べて使う
Macで
開かない
形式に対応した
アプリで開く。
VLCのMac版など

Windowsで開く手順

  1. VideoLANの公式サイト(videolan.org)か、Microsoft StoreからVLCを入れる
  2. VLCを起動し、「メディア」→「ファイルを開く」でMTSファイルを選ぶ
  3. 映像と音の両方が出るかを確かめる
  4. ダブルクリックでVLCが開くようにするなら、「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」の検索欄に「.mts」と入れ、出てきた結果からVLCを選ぶ。「.m2ts」も同じように設定する

画面の名前は、Windows版のVLCとWindows 11のものです。インターネットで配られている無料の「コーデックパック」は、Microsoftが入れないよう強くすすめています。コーデックや再生ソフトは、提供元の公式サイトなど、信頼できるところから入れる、というのがMicrosoftの案内です。

Macで開く手順

Macでファイルが開かないとき、Appleはまず、macOSやアプリをアップデートするよう案内しています。それでも開かなければ、そのファイルのフォーマットに対応した別のアプリを、フォーマットの名前か拡張子で探します。フォーマットは、Finderでファイルを選んで「command+I」を押すと、情報ウインドウの「種類」で確かめられます。

MTSを開けるアプリの一つが、VideoLANが配っているVLCのMac版です。VLCを入れて、MTSファイルを開きます。見るだけでなく編集もするなら、iMovieにカードから読み込む方法もあります。

動くものに横じまが出るとき

動くものの輪郭に細い横じまが並ぶのは、インターレースの映像をそのまま映しているためです。インターレースは、1コマの絵を2つのフィールドに分けて送る方式で、ソニーのハンディカムの説明書では、AVCHDの動画の通常の設定が「60i」(iはインターレース)です。VLCなら、「ビデオ」メニューの「デインターレース」で「オン」を選ぶと、横じまのない映像で見られます。仕組みと、ファイルそのものを直す方法は動画がカクカクする原因とインターレースのちらつきで説明しました。

自分で焼く手間も、失敗の心配もなく。

動画ファイルを送るだけで、家のプレーヤーで見られるディスクにしてお届けします。

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映像は出るのに音が出ないのは、AC-3の音声を再生できないから

AVCHDの音声は、ドルビーデジタル(AC-3)かリニアPCMのどちらかです。Microsoftが、Windowsで「すぐに使うことができるオーディオ形式」として挙げているのは、MP3、AAC、FLAC、WAV、WMAなど11の形式で、AC-3は入っていません。AC-3については、別に次の説明があります。

  • Windows 11のバージョン24H2より前のWindowsには、AC-3のコーデックが含まれている
  • 24H2からは、AC-3のコーデックはWindowsに含まれない
  • ただし、多くのパソコンのメーカーはAC-3のコーデックをあらかじめ入れている。前のWindowsから24H2に更新した場合も残る。こうした場合は、AC-3の音声のファイルを再生できる

同じWindows 11でも、音が出るパソコンと出ないパソコンがあるのは、このためです。音だけが出ないなら、ファイルが壊れたと決める前に、AC-3に対応したVLCで開き直してみてください。VLCで音が出れば、ファイルは無事です。どのソフトでも音が出ないときは、パソコンのサウンドの設定で、音の出力先がスピーカーやイヤホンになっているかも見ておきます。

音声がAC-3かどうかを確かめる

Windows版のVLCなら、再生中に「ツール」→「コーデック情報」を開くと、ストリームごとの「コーデック」が表示されます。音声のストリームに「A52 Audio (aka AC3)」とあれば、音声はAC-3です。A52はAC-3の別の呼び名で、VideoLANの機能の一覧にも「AC3 – A/52」と並んでいます。

ソニーのハンディカムのように、音声を5.1chで記録できる機種もあります。AVCHDの公式の表では、AC-3の音声は1〜5.1ch、リニアPCMは1〜7.1chです。

カードからパソコンへは、MTSだけを抜かずにフォルダーごと取り込む

AVCHDの動画は、カードの中の深い階層に入っています。ソニーのテレビの説明書の例では「/AVCHD/BDMV/STREAM/00000.MTS」、機種によっては「/PRIVATE/AVCHD/BDMV/STREAM/00000.MTS」です。HandBrakeの説明書によると、AVCHDのカメラは、ブルーレイディスクに似た、プレイリストのあるフォルダーの形で動画をしまっています。STREAMの中のMTSだけを抜き出すと、プレイリストなど、フォルダーの中のほかの情報は付いてきません。

メーカーが案内している取り込み方は、付属のソフトを使う方法です。ソニーは、AVCHDの動画をパソコンに取り込むにはPlayMemories Homeが必要としています。一眼カメラのαの説明書には、カメラをパソコンにつないだまま、パソコンからカードの中のAVCHDの動画ファイルやフォルダーを操作すると、動画ファイルが壊れたり再生できなくなったりすることがある、とも書かれています。パナソニックも、HD Writer AE 5.4以外でSDカードのビデオのデータを読み書きした場合の、カメラでの動作は保証しないとしています。

ソニーのカメラ:PlayMemories Home(Windows)

  1. ソニーのサイトからPlayMemories Homeを入れる(Windows版は64bit版で、推奨環境はWindows 11)
  2. カメラの電源を入れてパソコンにつなぐか、カードをパソコンのカードスロットに入れる
  3. 自動で出てくる画面で[画像の取り込み]を選ぶ
  4. [参照]で取り込み先を決め、[取り込み開始]を選ぶ

初期設定では、マイピクチャの中に撮影日ごとのフォルダーを作って取り込みます。写真は取り込めるのに、AVCHDの動画だけが取り込めないときは、ソニーの案内にある「機器認証」を行います。Mac版のPlayMemories Homeは配布が続いているものの、推奨環境はmacOS 10.13までです。

パナソニックのカメラ:HD Writer AE 5.4(Windows)

パナソニックのビデオカメラには、HD Writer AE 5.4というWindows専用のソフトがあります。取扱説明書には、ビデオや写真をパソコンのHDDにコピーする「パソコンにコピー」の機能が載っています。ダウンロードにはカメラ本体に書かれた製造番号が要り、配布は2029年11月末日までです。Macでは使えません。

Mac:iMovieに読み込む(編集にも使える)

  1. カードを、Macのカードスロットか外付けのカードリーダーに入れる(カメラをケーブルでつないでもよい)
  2. iMovieのツールバーの「読み込む」ボタンをクリックする(見当たらなければ、先に「メディア」ボタンをクリックする)
  3. 「読み込む」ウインドウのサイドバーにある「カメラ」の項目で、カードやカメラを選ぶ
  4. 「読み込み先」でイベントを選び、「すべてを読み込む」をクリックする

Appleの「macOS 用 iMovie 対応のカメラ」には、フォーマットがAVCHDのビデオカメラが並んでいて、パナソニックのHC-V495Mや、ソニーのFDR-AX45A・HDR-CX680も載っています。

ソフトを使わずに控えを取るとき

付属のソフトが使えないパソコンで控えを取るなら、カードをカードリーダーで読み、中のファイルには手を加えずに、いちばん上にあるAVCHD(またはPRIVATE)のフォルダーを丸ごと、パソコンの別の場所にコピーします。MTSだけを抜き出すより、カードの中と同じ形で残せます。メーカーが案内している取り込み方ではないので、あくまで控えとして扱い、コピーしたあとも、作業がすべて終わるまでカードの中身は消さずにおきます。

カードを空にするときは、パソコンではなくカメラで初期化(フォーマット)します。ソニーは、パソコンでフォーマットすると、カメラで記録できない形式になる場合があると注意しています。

00000.MTS、00001.MTSと分かれるのは、約2GBごとの区切り

録画ボタンを1回しか押していないのに、MTSファイルがいくつも並んでいることがあります。ソニーのα6400やα7 IIIの説明書(ヘルプガイド)には、記録方式がAVCHDの場合、1つの動画ファイルは約2GBまでで、撮影中に約2GBになると自動的に新しいファイルが作られる、と書かれています。故障でも、撮影の失敗でもありません。

分かれるまでの長さは、記録するビットレートで変わります。平均約17Mbpsなら、計算上は16分前後で約2GBです。

分かれたファイルを1本の動画にするには、iMovieなどの編集ソフトで、番号の順にタイムラインに並べてから書き出します。並べる前に、1つのファイルの終わりと次のファイルの始まりを見比べて、ひと続きの場面かを確かめてください。HandBrakeは、複数の動画を1本にまとめる機能を持たないと説明書に書いています。1本の映像が複数のファイルにまたがる場合は、STREAMの中のファイルを開いても確実ではない、ともしています。

当社にディスクの作成を頼むときは、分かれたファイルもそのまま送っていただけます。送る分のコピーのファイル名の頭に「01_」「02_」と付けて、収録する順番を指定してください。カードから写した元のフォルダーの中は、名前を変えずにそのままにしておきます。

MTSをMP4に変換する方法|無料のHandBrakeで「Fast 1080p30」

スマホで見たい、人に送りたい、使っている編集ソフトが読み込めない。そんなときは、MP4に変換します。HandBrakeは、Windows・Mac・Linuxで誰でも無料で使えるオープンソースの変換ソフトで、動画をMP4・MKV・WebMに作り直します。説明書にも、家庭用や業務用のビデオカメラで撮ったものを含め、よくある動画のファイルを扱えるとあります。

2026年9月時点の最新版は1.11.2です。対応しているのはWindows 11とmacOS 14以降で、Windows 10は「非推奨」の扱いです。Windowsでは、Microsoftの.NET Desktop Runtime 10.0も要ります。

変換の手順(Windows版の画面)

  1. 公式サイト(handbrake.fr)から入手して起動し、「変換元」からMTSファイルを開く
  2. 「プリセット」で「Fast 1080p30」を選ぶ(最初から選ばれている設定)
  3. 「保存先」の「参照」で、保存する場所とファイル名を決める
  4. 「エンコード開始」を押す

Mac版では、「変換元」が「ソースを開く」、「エンコード開始」が「開始」という名前です。HandBrakeの説明では、「Fast 1080p30」は速く、幅広いソフトや機器で再生できる設定で、仕上がりはH.264の映像とAACのステレオの音声を収めたMP4になります。HandBrakeの入れ方と、WindowsとMacの画面の名前の対応はDVDをパソコンに取り込む方法にもまとめています。

「Fast 1080p30」で変わること

公式のプリセットは、機器で再生しやすいように、解像度とコマ数に上限を設けています。上限より大きい映像は縮め、多いコマは抑える、というのがHandBrakeの説明です。MTSを変換するときに関係するのは、次の4つです。

  • コマ数:1秒30コマまでに抑える。1080/60pで撮った動画を60コマのまま残すなら「Creator 1080p60」を選ぶ。ただし、こちらは「フィルタ」タブの「インターレース解除」が「オフ」なので、60iの動画に使うときは選び直す
  • インターレース:「インターレース解除」が「Decomb」になっていて、60iの動画は横じまを取った映像になる
  • 音声:サラウンドを含まないプリセットは、ステレオの音声だけを作り、5.1chのような音声は落とす。5.1chを残すなら「HQ 1080p30 Surround」を選ぶ(ステレオのAACに加えて、ドルビーデジタル(AC-3)のサラウンドを入れる)
  • 画質:HandBrakeは、映像を必ず変換し直す。そのまま通すことはできない

もう一つ、1440×1080で記録された動画に気をつけます。ソニーのハンディカムのHQ(平均約9Mbps)やLP(平均約5Mbps)がこの大きさで、AVCHDの公式の表では、1440×1080も画面の比率は16:9です。横に約1.33倍広げて映す作りなので、変換したら、まず1本だけ人の顔が細長く見えないかを確かめ、それから残りを変換します。画面の比率とピクセル数の関係は動画のアスペクト比とはで詳しく書きました。

画質を落とさないために

変換は、圧縮のやり直しです。やり直すたびに画質は少しずつ落ちるので、変換は相手に渡す分だけを1回で済ませ、撮ったままのMTSとカードから写したフォルダーは消さずに残します。編集してから書き出すなら、先にMP4にしておく必要はありません。編集ソフトの書き出しを、1回目の変換にします。

劣化が起きる仕組みは画質が劣化しないコピーとはで、入れ物(コンテナ)と中身(コーデック)の違いはMOVとMP4の違いで説明しています。

MTSのままDVD・ブルーレイにするときの送り方

家族に配る、テレビで見返す、といった目的なら、MP4に変換しなくてもディスクにできます。自分で作るなら、ソニーのPlayMemories HomeやパナソニックのHD Writer AE 5.4が使えます(ディスクを作る機能は、どちらもWindowsだけ)。AVCHDディスク、DVD-Video、ブルーレイのどれで作るかで、見られる機器が変わります。選び方はAVCHDとブルーレイの違いとDVDとブルーレイの違いにまとめました。

当社(ディスクメーカー)は、大阪・梅田にあるDVD・ブルーレイの書き込み代行の小さな店です。MP4・MOV・MTSなど一般的な動画ファイルを受け付けていて、ビデオカメラのMTSも変換せずに送っていただけます。受け取った動画は、プレーヤーで再生できる形に組み立て(オーサリング)、書き込み、実際のプレーヤーで再生を確かめてから、ケースに入れて発送するか、店舗でお渡しします。DVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作り、音声はAC-3かLPCMにします。注文は1枚からです。

  1. 送るMTSを決める。カードから写した元のフォルダーは、手元に残しておく
  2. 送る分のコピーのファイル名の頭に「01_」「02_」と付けて、収録する順番を指定する
  3. ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorageなどに上げて、共有URLを注文フォームに貼る(スマホからも入稿できます)
  4. 配る相手の再生機器や配布日など、ほかの希望は注文フォームの備考欄に書く

料金は、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)、基本料金(Blu-ray・1枚あたり)1,500円で、オーサリングと書き込み、ケースへの入れ込みまでを含みます。同じ内容の2枚目からは、追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)1,000円です。

長い行事のMTSは、データの量にも目を向けてください。1つの内容のデータがDVDで5GB以上、ブルーレイで25GB以上のときは、エンコード手数料(大容量データ・内容1種類につき)3,000円がかかります(同じ内容の焼き増し分にはかかりません)。平均約17Mbps(ソニーのハンディカムのFH)で撮ったMTSなら、計算上は40分ほどで5GBに届きます。

通常便は、受付から5営業日で発送し、お届けは発送から2〜3日です。15時以降のご注文は、翌営業日の受付になります。急ぐときのための特急お届けなどのオプションと、その料金は料金表に載せています。

よくある質問

Q1. MTSファイルとは何ですか?

ビデオカメラがAVCHDという形式で記録した動画のファイルです。AVCHDはソニーとパナソニックが2006年に発表した記録方式で、映像はH.264、音声はドルビーデジタル(AC-3)かリニアPCM、入れ物はMPEG-2のトランスポートストリームです。カードの中では、AVCHDのフォルダーの下のBDMV、STREAMとたどった先に、00000.MTSのような名前で入っています。

Q2. MTSとM2TSは何が違いますか?

どちらも、MPEG-2のトランスポートストリームを入れ物にした動画の拡張子で、AVCHDの動画はどちらの名前でも見かけます。Microsoftは、.m2tsをブルーレイディスクやAVCHDの高解像度のビデオで使われる入れ物の拡張子と説明しています。再生や変換のしかたは同じです。ただし、Windowsで開くアプリを決める設定は、拡張子ごとに行います。

Q3. MTSファイルが再生できないときは、どうすればいいですか?

AC-3の音声に対応した再生ソフトで開きます。無料のVLC media playerは、VideoLANの機能の一覧に、H.264の映像、AC-3とリニアPCMの音声、MPEGのTSを挙げていて、WindowsにもMacにもあります。Windowsなら、「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」で「.mts」と「.m2ts」を開くアプリをVLCにすると、ダブルクリックで開けるようになります。

Q4. 映像は再生されるのに、音が出ないのはなぜですか?

音声のドルビーデジタル(AC-3)を再生するコーデックが、パソコンに無いためと考えられます。Microsoftによると、Windows 11のバージョン24H2から、AC-3のコーデックはWindowsに含まれていません。メーカーがあらかじめ入れている場合と、前のWindowsから24H2に更新した場合は残ります。VLCなど、AC-3に対応したソフトで開けば音が出るかを確かめられます。

Q5. MacでMTSファイルを開くには、どうすればいいですか?

VideoLANのVLCにはMac版があり、Windowsと同じようにMTSのファイルを開けます。Appleは、ファイルが開かないときは、まずソフトウェアをアップデートし、それでも開かなければ、そのフォーマットに対応したアプリを探すよう案内しています。編集もするなら、iMovieの「読み込む」ウインドウで、サイドバーの「カメラ」からカードを選んで読み込めます。

Q6. MTSファイルをMP4に変換するには、どうすればいいですか?

無料のHandBrakeを使う方法があります。Windows版なら、「変換元」でMTSファイルを開き、「プリセット」で「Fast 1080p30」を選び、「保存先」の「参照」で保存する場所を決めて「エンコード開始」を押します。H.264の映像とAACのステレオの音声のMP4ができます。5.1chの音声を残したいときは「HQ 1080p30 Surround」を選んでください。

Q7. MP4に変換すると、画質は落ちますか?

変換は圧縮のやり直しなので、撮ったままのMTSより良くなることはありません。HandBrakeも、映像は必ず変換し直すと説明しています。変換を重ねるほど画質は少しずつ落ちていくので、変換は相手に渡す分だけを1回で済ませ、元のMTSは消さずに残してください。編集するなら、先にMP4にせず、編集ソフトの書き出しを1回目の変換にします。

Q8. 1回の撮影なのに、MTSファイルがいくつにも分かれているのはなぜですか?

ファイルの大きさに上限があるためです。ソニーのα6400やα7 IIIの説明書では、AVCHDで撮ると1つの動画ファイルは約2GBまでで、撮影中に約2GBになると自動的に新しいファイルが作られます。故障や撮影の失敗ではありません。1本にしたいときは、編集ソフトで番号の順に並べて書き出します。HandBrakeには、複数のファイルを1本にまとめる機能はありません。

Q9. STREAMフォルダーの中のMTSだけをコピーしました。問題はありますか?

映像と音声はMTSの中にあるので、VLCで再生できます。ただ、HandBrakeの説明によると、AVCHDはプレイリストのあるフォルダーの形で記録されていて、MTSだけを写すとその情報は付いてきません。カードがまだ手元にあれば、付属のソフトやiMovieで取り込み直すか、AVCHD(またはPRIVATE)のフォルダーごとコピーしておきます。当社へは、MTSのファイルのままで送っていただけます。

Q10. MTSのままDVDやブルーレイにできますか?

できます。自分で作るなら、ソニーのPlayMemories HomeやパナソニックのHD Writer AE 5.4があります(ディスクを作る機能はWindowsだけ)。当社でも、ビデオカメラのMTSを変換せずに受け付けていて、DVDは720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイは1920×1080で作ります。ハイビジョンの細かさを残すならブルーレイ、見られる機器の広さを優先するならDVDが目安です。

参考にした公式の情報

  • AVCHD Information Web Site:AVCHD Format(映像・音声・画素数・画面の比率・入れ物・ビットレート)
  • AVCHD Information Web Site:2006年5月11日の発表
  • AVCHD Information Web Site:2006年7月13日の発表(記録メディアの追加)
  • Microsoft:Windows メディア プレーヤー エラーのトラブルシューティング(すぐに使える形式・AC-3に関するメモ)
  • Microsoft:Windows Media Player でサポートされているファイルの種類(.m2ts)
  • Microsoft:Windows で既定のアプリを変更する
  • Microsoft:コーデック: よく寄せられる質問(コーデックパックについて)
  • VideoLAN:VLC メディアプレイヤー
  • VideoLAN:VLC media player features(対応する形式)
  • VideoLAN:VLC 3.0 日本語訳ファイル po/ja.po(画面の表記)
  • VideoLAN:VLC 3.0 ソースコード modules/gui/qt/menus.cpp(メニューの並び)
  • VideoLAN:VLC 3.0 ソースコード src/misc/fourcc_list.h(コーデックの表示名)
  • HandBrake Documentation:About HandBrake
  • HandBrake Documentation:Supported source formats(AVCHD・MTS・M2TS)
  • HandBrake Documentation:Official Presets
  • HandBrake Documentation:System requirements
  • HandBrake:公式プリセットの設定値(1.11.2)
  • HandBrake:Windows版の日本語の画面(Resources.ja.resx・1.11.2)
  • HandBrake:Mac版の日本語の画面(Localizable.strings・1.11.2)
  • HandBrake:1.11.2 のリリース
  • ソニー:ブラビア 取扱説明書「USB機器をつないで見る」(AVCHDのフォルダーの階層)
  • ソニー:FDR-AX43/AX45/AX60 ヘルプガイド「パソコンへ画像を取り込んで活用する(PlayMemories Home)」
  • ソニー:同「フレームレート」
  • ソニー:同「録画モードごとの動画のビットレート」
  • ソニー:α6400 ヘルプガイド「動画の記録可能時間」(AVCHDは約2GBで新しいファイル)
  • ソニー:α7 III ヘルプガイド「動画の記録可能時間」
  • ソニー:α6400 ヘルプガイド「PlayMemories Homeを使わずに画像をパソコンに取り込む」
  • ソニー:PlayMemories Home「画像をWindowsパソコンに取り込む」
  • ソニー:PlayMemories Home「動画をディスクに記録する(ブルーレイディスク/DVD)」
  • ソニー:PlayMemories Home「メモリーカードの上手な使い方」
  • ソニー:PlayMemories Home ダウンロード(Windows)
  • ソニー:PlayMemories Home ダウンロード(Mac)
  • パナソニック:HC-VX3/HC-V900 取扱説明書(HD Writer AE 5.4)
  • パナソニック:HD Writer AE5.4 ダウンロードプログラム
  • Apple:iMovieユーザガイド「ファイルベースのカメラからMac上のiMovieに読み込む」
  • Apple:macOS 用 iMovie 対応のカメラ
  • Apple:Appleデバイスでメディアファイルが開かない場合や再生されない場合

ソフトの画面や機能、対応する機種は、版や時期で変わります。この記事は、2026年9月25日時点の各社の公式ページの記載をもとにしたものです。

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