この記事の要点
報告は「元気だった」という評価ではなく、その日の事実・前回からの変化・15秒の動画 という三層に分けると、離れた家族が自分で判断できる材料になります。
撮る側が続けるには、1回15秒・1日1本・編集しない を上限として先に決め、撮ったものを選ばずそのまま出す運用にするのが現実的です。
撮影の前に撮らない場面・見せる相手の範囲・転送の禁止 を家族間で文章にして残すと、本人の尊厳を守る線引きが後から関わる親族にも伝わります。
共有の道具は日々はLINE、蓄積は写真クラウド、画質を落とさず渡すときは共有URL と役割を分け、リンクを知る人は誰でも見られる点に注意して定期的に作り直します。
スマホを使わない家族にはテレビで再生できるDVDやブルーレイ にまとめる方法があり、ディスクメーカーでは1枚1,500円から1枚単位で注文できます。
実家の親を介護していると、離れて暮らす兄弟姉妹への連絡が後回しになります。今日の食事、通院の付き添い、夜中の物音。手を動かしているうちに一日が終わり、電話をかける頃には「今日も元気だったよ」の一言しか出てこない。そして相手からは「何かあったら言ってね」と返ってくる。この往復が何か月も続くことがあります。
面会が制限される期間や、飛行機の距離が挟まる場合は、この差がさらに開きます。見ていない側は想像でしか状況をつかめず、見ている側は説明する時間も気力もない。やがて住まいや医療の相談が持ち上がったとき、認識の差が一気に表面化します。
この記事では、介護の助言ではなく「記録と共有の手段」だけを扱います。撮る側の負担を増やさずに何をどう残すか、本人の尊厳をどこで守るか、どの道具をどう使い分けるか、そしてスマホを使わない家族にどう届けるかを、実際に手を動かせる粒度で整理しました。
「元気だったよ」では伝わらない|共有するのは評価ではなく事実・変化・映像の三層
離れて暮らす家族への報告は、電話で「今日も元気だったよ」と伝えて終わることが多くなります。ところがこの一言は、受け取る側の不安をほとんど減らしません。「元気」は話し手の評価であって、聞き手が自分で確かめられる材料が何も含まれていないからです。相手は「そう言ってくれているけれど、本当のところはどうなのだろう」と考え、質問することも遠慮して黙る。この状態が長く続きます。
もう一つ厄介なのは、報告する側が「大丈夫」と言い続けると、離れている側が判断そのものを委ねてしまうことです。数か月後に入院や住まいの相談が持ち上がったとき、経過を見ていなかった側は状況を把握できず、決断の場で認識の差が表面化します。伝わっていなかったのは日々の出来事ではなく、変化の速さでした。
報告の中身を三層に分ける
共有する内容を、次の三つに分けてみてください。順番も、この通りにします。
事実 |その日に何をして、何をどれくらい食べて、誰が来たか
変化 |前回の報告と比べて違ったこと。ひとつで足ります
映像 |15秒程度の動画を1本、または写真を1枚
文章にすると、こうなります。
「8月9日(日)。デイサービスの日。朝食は半分、昼のうどんは完食。夕方に庭で30分。前回と違うのは、立ち上がるときに手すりを使う回数が増えたこと。動画を1本つけます」
三行で済みます。ここには「元気」も「しんどそう」も出てきませんが、読んだ側は自分で状況を組み立てられます。とくに変化の一行 が要です。毎回同じ内容が並ぶより、「前回と違うのはここ」が積み重なるほうが、離れた家族には経過として届きます。
印象は書いてもよい。ただし事実と混ぜない
「今日は表情が硬かった」「久しぶりによく笑った」といった印象は、書いてはいけないものではありません。介護している人だけが気づける情報でもあります。ただ、事実と並べずに印象だけを送ると、受け手はそれを事実として受け取ります。「以下は私が感じたことです」と一行断ってから書くと、両者が混ざりません。後から読み返したときにも、何が観察で何が解釈だったかを区別できます。
面会できない期間は、確認できることを先に確認する
入院中や施設入居中で面会が制限される期間は、家族が自分で見に行けません。この場合、撮影や物品の持ち込みが可能かどうかは施設や病棟の方針、本人の体調によって変わります。自己判断で撮らず、まず窓口に「家族間で共有するための写真や短い動画を撮ってよいか」「他の入居者が写り込まないようにする条件はあるか」を確認してください。オンラインでの面会や、職員の方が様子を伝えてくれる仕組みが用意されている場合もあります。
撮る側の負担を最小にする|1回15秒・1日1本・編集しないを上限として先に決める
共有が続かない理由のほとんどは、撮ることではなく「選ぶこと」にあります。撮る、見返す、良いものを選ぶ、いらない部分を切る、送る。この五工程のうち三つ目と四つ目が重い。介護の合間にこれをやろうとすると、ある日ぱたりと止まります。撮る側が止まれば共有そのものが止まるので、最初に上限を決めておくほうが結果として長く続きます。
決めておく三つの上限
1回15秒 |長く撮るほど見返す時間が増え、送るのも重くなります。15秒あれば歩き方も表情も入ります
1日1本 |足りない日があっても構いません。上限を決めることで「今日はもう撮った」と切り上げられます
編集しない |切らない、明るさもいじらない、音楽もつけない。撮ったものをそのまま出します
「そのまま出す」は、雑にするという意味ではありません。ボツを作らない、という決め事です。選別の工程を消すと、撮ってから送るまでが十数秒で終わります。手ぶれも、途中で会話が入るのも、そのままでいい。むしろ整った映像より、生活の音が入っているほうが状況は伝わります。
時刻を固定すると、思い出す手間が消える
「気づいたときに撮る」は、気づけない日が続きます。朝食の後、デイサービスの送り出し、夕方の一服など、生活の中ですでに繰り返している行動に紐づけてください。歯磨きの後にスマホを構える、くらいの結びつけ方で十分です。手が離せない日は、動画をやめて写真1枚に落とします。落とす先を先に決めておくと、ゼロの日が減ります。
撮り方で決めておくと後が楽なこと
横向きで構える |スマホは縦のまま撮れますが、テレビや大きな画面で見ると左右に黒い帯が出ます。テレビで見せる相手がいるなら、横向きに統一しておくと後の作業が減ります
冒頭に日付を声で入れる |録画を始めたら「8月9日、朝ごはんの前」と一言。撮影日時はデータにも残りますが、声が入っていれば、後で並べ替えたり人に渡したりするときに説明が要りません
ロックを解除せずに撮れるようにする |多くのスマホはロック画面からカメラを起動できます。設定を一度確認しておくと、構えるまでの数秒が消えます
撮ることが負担になったときの降り方も決めておく
介護の状況は変わります。負担が増えた時期に「共有も続けなければ」と思うと、両方が苦しくなります。週1回に落とす、写真1枚だけにする、しばらく休む という三段階を、始める前に家族へ伝えておいてください。降り方が用意されていれば、止まったときに「何かあったのか」という余計な心配を生まずに済みます。
式や イベントの 映像を、 配れる ディスクに。
1枚から 作れます。 同じ 内容の 追加は 1枚1,000円 (税抜)です。
1枚1,500円(税抜)から・ 1枚から注文できます
本人の尊厳を守る線引きを先に決める|「撮らない場面」を三つ書き出して家族で共有する
記録の話は、撮る側と見る側の都合で進みがちです。けれど映るのは本人です。撮られること自体を負担に感じる人もいれば、後から見返して傷つく映像もあります。撮り始める前に、線引きを言葉にしておいてください。曖昧なまま運用すると、いつの間にか線が動きます。
紙かメモアプリに三つ書き出す
撮らない場面 |入浴、排泄、着替え、失敗してしまった場面、取り乱している場面など。具体的な行為名で書きます
見せる相手の範囲 |兄弟姉妹まで、孫まで、親戚には出さない、といった線を明示します
出さない場所 |SNSに投稿しない、他のグループへ転送しない、職場の同僚に見せない
この三行を、共有に使うグループのノートやピン留めに置いておきます。あとから介護に関わることになった親族や、久しぶりに帰省した家族にも、同じルールが説明なしで伝わります。口約束だけだと、参加した時期が違う人の間で認識がずれます。
毎回「撮ってもいい?」と聞く
形式的に聞くのではなく、実際にやめられる形で聞くことが大切です。返事がはっきりしない日、嫌がる素振りがある日は撮らない。これを既定にしておけば、判断に迷いません。認知症などで意思の確認が難しい場面もありますが、そのときも「本人が元気なときならどう答えたか」を家族の間で一度話しておくと、線引きの根拠が個人の判断から家族の合意に移ります。
厚生労働省の認知症施策のページには、本人向けの「本人にとってのよりよい暮らしガイド」や、施策を本人参画で進めるための手引きが公開されています。医療や介護の場面でも、本人が関わる形が前提として置かれています。家庭内の記録も、同じ発想で組み立てられると考えられます。
「できなくなったこと」を証拠として撮らない
状態の変化を伝えたい気持ちから、うまくいかなかった場面を撮りたくなることがあります。ただ、その映像は残り続けます。本人が後で見る可能性があり、他の家族が見て動揺することもあります。医療や介護の相談で必要になる場面は確かにありますが、その場合は日常の共有グループには流さず、相談用として別に保管し、目的が終わったら消す運用にしてください。日常の共有と、相談のための記録は、置き場所を分ける 。これだけで多くのトラブルを避けられます。
同居していない家族の側にも約束をひとつ
受け取る側にも役割があります。送られてきた映像を、別の親族に無断で転送しない。これを最初に確認しておいてください。共有の輪が勝手に広がることは、撮る側が撮影をやめる一番の理由になります。
日常の何気ない場面が一番伝わる|手元・食卓・声の三カットで足りる
誕生日や外出の日は撮りやすいのですが、離れた家族が知りたいのは特別な日の姿ではありません。ふだんどう過ごしているか、前と比べてどう変わったかです。イベントの映像は、いつもより身なりを整え、いつもより頑張っている姿が写るため、かえって状況が伝わりにくいことがあります。
迷ったらこの三カット
手元 |箸を持つ、湯呑みを取る、洗濯物をたたむ。動作の速さ、指の動き、力の入り方が写ります。顔を写さずに済むため、本人の抵抗も小さくなります
食卓 |食べ始める前と、終わったあとの皿。説明の言葉を足さなくても、どれくらい食べたかが伝わります
声 |名前を呼んで返事をするところ、天気の話に応じるところ。会話のテンポや言葉の出方は、文章では書き表せません
この三つが揃うと、離れた家族は「食べている」「動いている」「話している」という基本を自分で確認できます。逆に言えば、それ以上を毎回撮る必要はありません。
顔のアップより、少し引いた画を
スマホを顔に近づけると、表情は写りますが姿勢や歩き方が消えます。数歩下がって、上半身から下が入る位置で構えてください。椅子からの立ち上がり、廊下を歩く数メートル、玄関で靴を履く場面。こうした短い動作の中に、変化がよく出ます。
撮る位置も、正面から近づくよりは、横や斜め後ろのほうが自然な様子が残りやすいと考えられます。カメラを向けられている意識が薄れるためです。ただし隠し撮りにならないよう、撮ることは伝えたうえで、構える位置だけを工夫します。
写真より動画のほうが説明が要らない
写真は一瞬を切り取るため、良く写った瞬間も悪く写った瞬間も選べてしまいます。数秒の動画には、その前後が入ります。歩き出すまでの間、返事までの間、食べる速さ。「間」は文章にしづらく、写真には写らず、動画にだけ残ります。 状態の共有という目的なら、動画のほうが向いています。
本人にも見せる
撮ったものを本人に見せると、反応が返ってきます。「こんな顔してたか」と笑う日もあれば、見たがらない日もあります。見せることを前提にすると、撮る内容も自然に選ばれます。面会できない期間であれば、離れた家族から届いた写真や動画を本人に見せる方向の共有も同じくらい意味を持ちます。孫の運動会の30秒、庭に咲いた花の1枚。往復にすると、記録は報告書ではなくやり取りになります。
共有の道具は三つで足りる|日々はLINE、蓄積は写真クラウド、渡すときは共有URL
共有アプリを新しく入れて、全員に使い方を説明して、ログインでつまずいて終わる。よくある失敗です。すでに全員が使っているものを軸にして、足りない部分だけ別の道具で補うほうが定着します。役割を三つに分けて考えてください。
手段
向いている使い方
気をつける点
LINEなどのグループ
その日の短い共有。全員がすでに使っている
過去分を遡りにくい。送信時に動画が圧縮される
写真クラウドの共有アルバム
日付順に貯めて、あとから月単位で見返す
リンクを知っている人が閲覧や追加をできる設定がある
ファイル転送サービスの共有URL
撮ったままの画質で渡す。容量の大きい動画
保存期限がある。期限が切れると見られなくなる
日々の共有はグループトークでよい
毎日の短い報告は、家族全員がすでに使っているグループが最も確実です。新しいアプリを覚える必要がなく、通知も届きます。ただしトークは流れます。三か月前の様子を見返したいときに探せない、という前提で使ってください。
貯める先は写真クラウドに一本化する
見返す用途には、日付順に並ぶ共有アルバムが向いています。ここで注意したいのが公開の範囲です。Google フォトのヘルプには、共有リンクについて「共有リンクを知っている人は誰でも、アルバムを閲覧できるようになります」「リンクを知っているユーザーは誰でも、写真を閲覧したり、アルバムに写真を追加したりできるようになります」と明記されています。つまりリンクが転送されれば、その先の人も入れます 。同ヘルプでは、会話に追加できる写真の上限は2万枚とされています。
対策は難しくありません。招待は個人のアカウント指定で行い、リンク共有は必要なときだけ使う。そして年に一度、参加者の一覧を確認してリンクを作り直す。家族構成は変わります。数年前に共有した相手が今も入っていないか、定期的に見るだけで十分です。
画質を落とさず渡したいときは共有URL
トークアプリに送った動画は圧縮されることがあります。あとでまとめて残したい素材は、圧縮される前の元データを別に保管してください。容量が大きい場合は、ギガファイル便のようなファイル転送サービスや、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive の共有URLで渡せます。保存期限があるサービスでは、受け取った側が自分の端末に落とすところまでを一往復として扱ってください。
フォルダの名前は「年月」だけでよい
分類を凝ると続きません。「2026-08」のように年月だけのフォルダを作って、その中に放り込む。これで十分です。撮影日時はデータに残っているため、後から並べ替えられます。凝った命名規則は、作った本人以外が使えなくなります。
共有の頻度は続けられる範囲で|週1回・曜日固定・返信不要を最初に宣言する
始めた直後は毎日送れます。三週目あたりで間隔が空き、一か月後には止まる。よくある経過です。原因は熱意ではなく、設定した頻度が最初から高すぎることにあります。しかも一度高く設定してしまうと、減らしたときに「何かあったのだろうか」と受け手を不安にさせます。低く始めて、余裕がある週だけ増やす ほうが、結果として長く続きます。
最初に決めて宣言する四つ
頻度 |週1回から始める。毎日にしない
曜日 |「日曜の夜に送る」と固定する。時刻は目安でよい
量 |三行と動画1本。増やさない
返信 |返信は不要。既読だけでよいと明言する
四つ目が抜けると、送る側は「返事が来ないのに送り続けている」と感じ、受け取る側は「毎回何か返さなければ」と負担に感じます。どちらも共有が止まる理由になります。返信不要と決めたうえで、受け取る側は月に一度でいいので「毎週見ています」と一言返す。これで往復のバランスが取れます。
緊急連絡は共有グループから外す
急を要する出来事を同じグループに書くと、平時の報告に埋もれます。緊急時は電話、平時はグループ と最初に分けてください。分けておけば、グループの通知が来ても受け取る側は身構えずに済みます。逆に電話が鳴ったときだけ、全員が本気で反応できます。
離れている側からの「何かできることある?」をやめる
善意の言葉ですが、答えるには介護している側が状況を整理して依頼内容を組み立てる必要があり、これ自体が仕事になります。代わりに、選べる形で提案してください。
「今月の通院、20日か27日なら付き添えるけど、どちらが助かる?」
「日用品を月末にまとめて送る。要るものをこのメモに書き足しておいて」
「来月の第2週、三日間そっちに行く。その間の予定を空けておこうか」
質問は一度にひとつ。返事は「はい」「いいえ」か日付の選択で済む形にします。これは共有を続けるための工夫であると同時に、送る側のモチベーションにも直結します。送った情報が具体的な助けに変わると、報告は義務ではなくなります。
止まった週を責めない
送られてこない週があっても、催促しないと決めておいてください。介護の状況が動いている週ほど、報告する余裕がありません。二週続けて何もないときだけ、報告ではなく安否の確認として電話をかける。この線を先に引いておくと、送る側の心理的な負担が軽くなります。
離れた家族が見られる形にする|スマホを使わない人にはテレビで再生できる形を用意する
ここまではスマホを使う家族どうしの話でした。実際には、共有したい相手がスマホを持っていない、あるいは持っていてもアプリのログインや画面操作が難しいことがあります。高齢の祖父母、施設で暮らす本人、遠方の親戚。リンクを送っても開けず、電話で操作を説明するうちに双方が疲れる、という展開になりがちです。
テレビで見せる三つの方法
スマホをHDMIケーブルでつなぐ |訪問できるときは最も手軽です。ただし操作する人がその場にいる必要があり、帰ったあとは見返せません
USBメモリに動画を入れる |テレビ側が対応していれば再生できますが、対応する形式や操作方法は機種によって異なります
DVDやブルーレイにする |プレーヤーがあれば入れて再生ボタンを押すだけです。ログインも通信も要らず、郵送で届けられます
相手が一人で、何度でも、こちらの手を借りずに見られるかどうか。この一点で選ぶと、多くの場合はディスクが現実的です。テレビの前に置いておけば、思い出したときに自分で再生できます。
まとめる単位は「半年分を1枚」が扱いやすい
撮りためた動画をディスクにするなら、半年から1年をひとつの区切りにすると、収録時間も内容の量もちょうどよくなります。作るときに決めておくとよいのは次の三点です。
チャプターを月ごとに切る |「6月から見たい」といった見方ができます。順番に再生する必要がなくなります
メニュー画面をつける |入れたときに月の一覧が出るようにしておくと、操作に慣れていない人でも選べます
盤面とケースの背表紙に期間を印刷する |「2026年上半期」と入れておけば、棚に並べたときに探せます
ディスクメーカーでは、動画データからDVD・ブルーレイを制作しています。料金は1枚1,500円からで、1枚だけの注文にも対応しています。再生できる形に組み立てるオーサリングは料金に含まれ、盤面へのレーベル印刷、ケースと背表紙の印刷、メニュー画面の作成、チャプター分けにも対応しています。入稿はダウンロードできる共有URLで、ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorage などが使えます。
納期
追加料金
条件
通常便
—
—
お急ぎ
+1,500円
15時までの注文・入稿で翌々日までに発送
特急
+3,000円
15時までの注文・入稿で翌日発送
当日店舗お渡し
+3,500円
平日12時までの注文・入稿。大阪市北区の店舗で受け取り
送る前に確認しておきたいのは、相手の家に再生できる機器があるかどうかです。プレーヤーやレコーダーの有無、ブルーレイに対応しているかどうかは家庭によって異なります。分からない場合は、DVDを選んでおくほうが無難です。施設に届ける場合は、共用のテレビで再生してよいか、個室で見られるかを事前に確認してください。
なお、当社は株式会社プラスカルチャーが運営する日本の事業者で、同名の米国 Disc Makers 社とは別の会社です。
記録は後で判断の材料になる|日付と場面をひとこと添えて残しておく
撮っている最中は、記録は事務作業に見えます。意味が出てくるのは、たいてい後からです。
相談の場で、言葉の代わりになる
医師やケアマネジャーに状況を伝えるとき、「最近ちょっと弱ってきて」という説明は主観に寄ります。三か月前と今の歩き方の動画が並んでいれば、変化の速さが相手に伝わります。専門職の側も、家庭での様子は直接見られません。ただし記録は判断の材料であって、診断や評価そのものではありません。見せる目的で撮るのではなく、日々の記録の中から必要なものを選んで持っていく、という順序にしてください。
相談先が分からない場合、厚生労働省は地域包括支援センターを「地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的」とする機関と説明し、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関と位置づけています。記録は、この相談の材料にはなりますが、相談そのものの代わりにはなりません。
家族の決断で、認識の差を埋める
住まいをどうするか、医療の方針をどうするか。こうした決断の場では、経過を見ていた人と見ていなかった人の間に差が生まれます。週に一度の共有が半年積み重なっていれば、少なくとも「知らなかった」という前提から議論が始まることはありません。介護している側にとっても、一人で背負っている感覚がわずかに減ります。
いずれ、記録ではなく思い出になる
介護の期間中は、動画は状態の記録として撮ります。ところが年月が経つと、同じ映像が違うものに見えてきます。台所に立つ後ろ姿、聞き取りにくい声の返事、庭を見ている横顔。特別な日の写真より、こうした何でもない15秒のほうが後に残ります。これは撮っている時点では分かりません。分からないまま撮っておくしかない、という種類のものです。
後で困らないための実務
撮影日時を残す |元データのまま保管すれば日時は残ります。加工したりトークアプリで送り直したりすると失われることがあります
年月フォルダに入れる |「2026-08」だけで十分です。分類を細かくすると続きません
年に一度、置き場所を確認する |スマホの機種変更や、クラウドの容量上限が近づいたときに消える可能性があります
区切りごとにまとめる |半年か1年に一度、ディスクなどの形にしておくと、通信もアカウントも要らない形で手元に残ります
共有は、介護の負担を減らすためのものです。記録を残すことが目的になって撮る側が疲れてしまえば、本末転倒になります。15秒を週に一度 。その程度から始めて、続いた分だけが結果として残ります。
よくある質問
Q. 離れて暮らす兄弟に介護の状況を伝える頻度は、どのくらいが適切ですか
A. 週1回から始めることをおすすめします。毎日送ると、送れない日が出たときに「何かあったのか」と受け手を不安にさせます。曜日を固定し、三行の文章と15秒程度の動画1本という量を決めて、それ以上は増やさないでください。余裕がある週だけ追加するほうが長く続きます。負担が増えた時期に備えて、月1回に落とす、写真1枚だけにする、という降り方も先に家族へ伝えておくと安心です。
Q. 写真や動画を撮ることを本人が嫌がります。どうすればいいですか
A. 顔を写さない撮り方に切り替えてみてください。箸を持つ手元、洗濯物をたたむ動作、食卓の皿だけでも、動作の速さや食べた量は伝わります。撮る位置も正面から近づかず、横や斜め後ろから構えると抵抗が小さくなることがあります。それでも嫌がる日は撮らないと決めておいてください。撮ったものを本人にも見せて反応を確かめると、どこまでなら受け入れられるかの線が見えてきます。
Q. LINEのグループと写真クラウドの共有アルバム、どちらを使うべきですか
A. 役割が違うので両方使うのが現実的です。その日の短い共有はLINEなど全員がすでに使っているグループが確実で、通知も届きます。ただしトークは流れるため、数か月前を見返すのには向きません。日付順に貯めて後から見返す用途には写真クラウドの共有アルバムを使ってください。なおGoogleフォトのヘルプでは、共有リンクを知っている人は誰でもアルバムを閲覧でき、写真を追加できるとされています。転送されると範囲が広がるため、招待は個人指定で行い、定期的に参加者を見直してください。
Q. 動画を送っても兄弟から返信がありません。送るのをやめたほうがいいですか
A. 返信がないこと自体は、見ていないことを意味しません。むしろ「毎回何か返さなければ」という負担が、受け取る側を沈黙させている場合があります。最初に「返信は不要、既読だけでよい」と明言してください。そのうえで受け取る側は、月に一度でよいので「毎週見ています」と一言返す。この非対称なルールを共有しておくと、送る側の徒労感が減ります。
Q. スマホを持っていない祖母にも様子を見せたいのですが、方法はありますか
A. テレビで再生できる形にするのが確実です。訪問できるならスマホをHDMIケーブルでつなぐ方法がありますが、帰った後は見返せません。USBメモリはテレビ側の対応状況によります。一人で何度でも見てもらいたい場合は、DVDやブルーレイにして郵送する方法があります。プレーヤーに入れて再生ボタンを押すだけで、ログインも通信も必要ありません。送る前に、相手の家に再生できる機器があるかを確認してください。分からない場合はDVDのほうが無難です。
Q. 面会できない期間、施設にいる家族の様子を写真や動画で残してもらうことはできますか
A. 撮影や持ち込みの可否は、施設や病棟の方針、本人の体調によって変わります。自己判断せず、まず窓口に確認してください。確認したいのは、家族間で共有するための写真や短い動画を撮ってよいか、他の入居者が写り込まないようにする条件はあるか、の二点です。施設によってはオンライン面会の仕組みや、職員の方から様子を伝えてもらえる仕組みが用意されていることもあります。
Q. 撮りためた動画をDVDにまとめたいのですが、費用と日数はどのくらいかかりますか
A. ディスクメーカーでは1枚1,500円からで、1枚だけの注文にも対応しています。再生できる形に組み立てるオーサリングは料金に含まれ、メニュー画面の作成、チャプター分け、盤面へのレーベル印刷、ケースと背表紙の印刷にも対応しています。納期は通常便のほか、お急ぎが1,500円追加で15時までの注文・入稿なら翌々日までに発送、特急が3,000円追加で15時までの注文・入稿なら翌日発送です。大阪市北区の店舗での当日お渡し(3,500円追加、平日12時までの注文・入稿)もあります。
Q. 入稿するときのデータの渡し方を教えてください
A. ダウンロードできる共有URLをお知らせいただく形です。ギガファイル便、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、WeTransfer、firestorage などが使えます。注意したいのは、トークアプリで送受信した動画は圧縮されている場合があることです。スマホで撮った元のデータを、なるべく加工せずにアップロードしてください。月ごとにフォルダを分けておくと、チャプターの区切りをそのまま指定できます。