タイムラインに最後のクリップを置き、BGMの音量を整え、テロップの誤字も直した。何日もかけた編集がようやく終わり、あとは「書き出し」ボタンを押すだけ——そこで手が止まった経験はないでしょうか。設定画面にはH.264、VBR、2パス、ターゲットビットレートと見慣れない言葉が並び、どれを選べば正解なのか、ソフトは何も教えてくれません。
書き出しは編集結果を再生可能な動画ファイルにまとめる工程です。画質や音声が意図どおりになるよう、用途に合った設定と出力後の確認を組み合わせます。
この記事では、Premiere Pro・Final Cut Pro・iMovieの3つの編集ソフトについて、DVD・ブルーレイ化に最適な動画の書き出し設定を、解像度・ビットレート・コーデックの実数値で解説します。「どの画面の、どの項目を、いくつにするか」まで具体的に書きました。
読み終わる頃には、設定画面のどこを触り、どこは触らなくていいかが自分で判断できるようになります。書き出しはもう、怖い工程ではなくなるはずです。
先に要点をまとめます。完成したMP4やMOVを用意し、映像・音声・長さを確認します。H.264のMP4は入稿用の選択肢です。解像度・フレームレートは完成作品と納品先の指定を基準に選びます。本文の16Mbps等は設定や計算の例で、全作品共通の必須値ではありません。
CapCut・Canva・iMovie・PowerPointからDVD用の動画を用意する
これらのアプリで編集した動画も、MP4やMOVなどの完成ファイルとして保存すれば、ディスク化を依頼できます。編集プロジェクトや閲覧用の共有URLと、再生できる動画ファイルは別です。以下は2026年9月7日に各社の公式案内を確認した手順です。利用端末・バージョン・契約プランによって表示が異なります。
CapCutの動画をDVDにしたい場合
編集を終えたら「エクスポート」を開き、出力する解像度とフレームレートを確認して動画を保存します。スマホ版はエクスポート付近の解像度表示から設定を確認できます。PC版では出力設定画面でビットレートなども選択できます。4Kを選べるかは端末や素材などの条件で異なり、DVD化のために4Kへ引き上げる必要はありません。
保存後は端末にできた動画ファイルを再生し、テロップ・音楽・最後の場面を確認してください。テンプレートのリンクだけを送る方法では、完成映像を確認できません。出典:CapCut公式・エクスポート設定。
Canvaの動画をDVDにしたい場合
- 完成したデザインを開き、「共有」から「ダウンロード」へ進みます。
- ファイルの種類を「MP4動画」にします。
- 必要な画質とページを選びます。複数ページの作品を全編入れる場合は、必要なページがすべて対象になっているか確認します。
- ダウンロードが完了したMP4を開き、音声とページの切替タイミングを確認します。
画質や長さの上限はプラン等で異なります。音楽素材を使った場合は、予定する上映・配布で利用できる条件も確認してください。出典:Canva公式・デザインを動画としてダウンロードする。
iPhone・MacのiMovieで作った動画
iPhoneではプロジェクトの共有ボタンから「ビデオを共有」へ進み、「オプション」で解像度などを確認した後、「ファイル」または写真ライブラリへ保存します。HDRの出力は再生先の対応も関わるため、通常のDVD・Blu-rayへの入稿で迷う場合は、書き出し前にご相談ください。
Macでは共有メニューの「ファイル」から、解像度などを確認して保存できます。完成したMP4またはMOVを入稿してください。iPhoneだけでも、動画の保存、ギガファイル便へのアップロード、ご注文まで進められます。出典:Apple公式・iPhoneでビデオファイルを共有/Apple公式・iMovieの共有と書き出し。
PowerPointのスライドをDVDにしたい場合
Windows版では「ファイル」→「エクスポート」→「ビデオの作成」から、画質とスライドの表示時間、ナレーションの使用を設定し、MPEG-4ビデオとして保存します。Mac版では「ファイル」→「エクスポート」でMP4またはMOVを選択します。対応機能はバージョンによって異なります。
PPTXやPPSXのままでは完成動画にはなりません。書き出し後の動画で、すべてのスライド、埋め込んだ動画や音声が意図どおり再生されるか確認してください。出典:Microsoft公式・プレゼンテーションをビデオに変換/Mac版の動画書き出し。
書き出した動画をディスクメーカーへ送る
- 完成した動画を最後まで確認します。結婚式の場合は、画面比率や前後の黒画面など、式場の指定にも合わせます。
- ギガファイル便の入稿手順に沿ってアップロードします。
- DVD書き込みまたはBlu-ray書き込みで枚数・必要なオプションを選び、ダウンロードURLを入力します。
DVD-Videoへの変換やディスクへの書き込みは当店で行います。スマホで注文する場合も、パソコンや書き込みドライブをご自身で用意する必要はありません。メニュー・チャプター・盤面印刷は選択オプションです。業者比較と注文前の確認項目もご覧ください。
「編集は完璧だったのに」——画質が決まるのは、書き出しの瞬間です
書き出しとは、タイムライン上に散らばった動画・音声・テロップ・エフェクトを、1本の動画ファイルに焼き固める工程です。書き出し方式によっては映像が再圧縮されます。つまり、どれだけ丁寧に編集しても、書き出しの瞬間に捨てられた情報は二度と戻ってきません。
元素材と編集プロジェクトを残しておけば、設定を変えて書き出し直せます。低画質化した完成ファイルだけを残して元データを削除する運用は避けてください。
確認方法の例:暗転や細かい紙吹雪などの場面を短い区間で書き出し、元の映像と比較します。ブロックノイズが気になれば設定を変えて比較します。これは手順の例であり、特定の数値へ変更すれば必ず直るという意味ではありません。
YouTube用・SNS用という名前だけで画質の良し悪しは決まりません。解像度、fps、ビットレート、色の設定を確認し、完成動画を見て判断します。配信やディスク化でも変換が加わる場合があるため、入稿用ファイルは編集結果を十分な品質で残すことを目指します。
先に結論。3ソフト共通の「書き出し時の確認項目」早見表
細かい理屈はあとに回して、先に答えを置いておきます。ディスク化用の入稿ファイルなら、ソフトを問わず以下の項目を確認します。数値は設定例であり、全素材の必須値ではありません。
| 項目 | 推奨値 | ひとこと |
|---|---|---|
| ファイル形式 | MP4またはMOV | どちらでも入稿できます |
| コーデック | H.264 | 入稿で扱いやすい選択肢。MOV内のコーデックも確認 |
| 解像度 | 元素材のまま | 作品の設定を基準に、上映先の指定があれば優先 |
| フレームレート | 元素材のまま | 完成作品の設定を基準に、不要な再変換を避ける |
| ビットレート | 1080pで16Mbpsは試し書き出しの一例 | 動き・fps・コーデックと出力結果で調整 |
| 音声 | AAC・320kbps・48kHz | 48kHzは映像用途の例。元素材と納品先の条件に合わせる |
ソフト別の操作場所は次のとおりです。詳しい手順はこのあと1本ずつ解説します。
| 編集ソフト | 書き出しメニュー | 押さえる設定 |
|---|---|---|
| Premiere Pro | ファイル > 書き出し > メディア | 形式H.264、プリセット「ソースの一致 – 高速ビットレート」+出力設定と画質を確認 |
| Final Cut Pro | ファイル > 共有 > ファイルを書き出す | フォーマット「コンピュータ」、ビデオコーデックはH.264の高品質側 |
| iMovie(Mac) | ファイル > 共有 > ファイル | 解像度1080p、品質「高」、圧縮「品質優先」 |
| iMovie(iPhone/iPad) | 共有ボタン > オプション | 素材に合う解像度・fps・HDRを確認 |
- 作品設定と納品先を基準にします。数値を上げても元の細部は戻りません。混在素材や上映形式に合わせて変換が必要な場合もあります。
- ビットレートは出力結果で調整します。高くすると容量や処理負荷も増えます。必要な品質を確認し、再圧縮を重ねないようにします。
- DVDにする場合も、高品質の完成動画を入稿できます。その理由は次の章でお話しします。
書き出す前に、DVDかブルーレイかだけは決めておく
設定をいじる前にひとつだけ決めておきたいのが、完成形をDVDにするかブルーレイにするかです。両者は「同じ円盤の容量違い」ではなく、収録できる映像の規格そのものが違います。
| 項目 | DVD-Video | Blu-ray |
|---|---|---|
| 収録解像度 | 720×480(SD画質) | 1920×1080(フルHD) |
| 映像コーデック | MPEG-2 | H.264など |
| 収録時間を決めるもの | 規格内のビットレートと容量 | 出力形式・容量・音声を含めて調整 |
| 1枚に入る時間の目安 | 画質設定と容量次第 | 下表は映像のみの理論値 |
| 再生できる機器 | 使用メディアとDVD-Videoに対応した機器 | 使用メディアと作成形式に対応したBlu-ray機器 |
つまりDVDを選ぶと、通常の国内向けDVD-VideoではHD素材をSD規格へ変換します。「それなら最初から小さく書き出したほうが手間がないのでは」と思われるかもしれませんが、逆です。不要な低画質化を挟まず、十分な品質のマスターから変換します。途中で一度低画質を経由すると、失われたディテールは変換でも復元できません。DVD納品でも1080p等の完成動画を入稿できます。SD素材を無理に拡大する必要はありません。
迷ったら、観る人のプレーヤーから逆算する
画質だけを比べればブルーレイの圧勝ですが、決め手は「誰のどの機器で観るか」です。たとえばお孫さんの発表会をご実家に贈るなら、ご実家のレコーダーがブルーレイ対応か、DVDしか入らない旧型かで答えが変わります。機種が分からない相手に広く配るなら、DVD-RとDVD-Videoに対応しているかを確認したうえでDVDを選ぶ判断もあります。ご家庭によっては「自宅観賞用にブルーレイ、配布用にDVD」と2種類作る方もいらっしゃいます。詳しい比較はDVDとBlu-rayの違い徹底比較に、ディスク化全体の段取りは動画をディスクに焼く前の14の基礎知識にまとめています。
Premiere Proの書き出し設定——「ソースの一致」を土台に、ビットレートだけ上書きする
Premiere Proの書き出し画面は項目が多く、全部を理解しようとすると日が暮れます。実務では「プリセットに任せる場所」と「自分の手で上書きする場所」を最初から分けてしまうのが近道です。
- タイムラインを選択し、「ファイル」>「書き出し」>「メディア」を開きます。
- 形式は「H.264」、プリセットは「ソースの一致 – 高速ビットレート」を選びます。これで解像度とフレームレートが自動的に元素材と一致します。
- 「ビデオ」タブのビットレート設定を開き、VBR等の方式を確認します。1080pでターゲット16Mbps・最大24Mbpsは試す設定の一例です。1パス/2パスの可否は形式と機器で異なります。
- 「オーディオ」タブでAAC・320kbps・48kHzになっているかを確認します。
- 画面下部の「最高レンダリング品質を使用」はサイズ変換時の細部に関わる設定です。常時オンを必須にせず、必要な変換と時間で判断します。
プリセットを選んだ後は、出力サイズ・fps・色空間・音声と、必要な容量を確認します。ビットレートの上書きは必須ではありません。Adobeは設定項目が形式やハードウェアで異なることを説明しています。Adobe公式・書き出し設定を参照してください。
「2パス」にする理由
VBRの2パスは追加の解析によって容量配分を調整する方式です。1パスより時間が増え、効率や画質が改善する場合があります。使用コーデック・ハードウェアで選択肢は変わり、ディスク用だから必ず2パスという決まりはありません。必要な品質が得られれば1パスも利用できます。
60pの素材、HDRの素材はどうするか
スマートフォンやミラーレスで撮った59.94p(いわゆる60p)の素材も、完成作品のfpsを基準に書き出せます。ブルーレイの規格上、1080/60pはそのままでは収録できませんが、対応規格への変換が必要なため、変換後の動きも確認します。また、iPhoneのHDR撮影素材を含むプロジェクトでは、書き出したファイルの色が白っぽくなっていないかを必ず確認してください。おかしいときは、シーケンス設定やカラーマネジメントの項目で、SDR向けの変換が正しくかかっているかを見直します。
Final Cut Proの書き出し設定——ビットレートを触らせない設計を、味方につける
Final Cut Proの書き出しは、Premiere Proと比べて驚くほど選択肢が少なく作られています。「ファイル」>「共有」>「ファイルを書き出す」を開き、「設定」タブで確認するのは次の2点だけです。
- フォーマット:「コンピュータ」——H.264のMP4で書き出す指定です。ディスク化の入稿用はこれで足ります。
- ビデオコーデック: H.264の高品質側——「より高い品質」「品質優先」といった表記の選択肢を選びます。選べる項目はプロジェクトと形式で異なるため、保存前に出力情報を確認します。
標準の共有画面では選ぶ形式に応じて項目が変わります。数値指定がない場合は品質の選択肢と出力結果を確認します。細かい設定にはCompressor等を使う方法もあります。Apple公式・「ファイルを書き出す」の設定を参照してください。
「マスターファイル(ProRes)」を選ぶとどうなるか
ProResは編集やマスター保存に使われる形式で、プロファイル・解像度・fpsによって容量が大きくなります。H.264と常に見分けがつかないとは言えません。ProResマスターを手元に残し、別に入稿用H.264を作る方法もあります。受け取り側の対応とアップロード時間を確認してください。
iMovieの書き出し設定——確認するのは2カ所だけ
iMovieは書き出し設定が最小限に絞られているぶん、数少ない選択肢の意味を知らないまま初期値で書き出してしまう事故が起きがちです。確認するのは2カ所、解像度と品質だけです。
Mac版iMovieの手順
- 「ファイル」>「共有」>「ファイル」を開きます。
- 解像度は「1080p」(4Kプロジェクトなら4K)を選びます。
- 品質は「高」、圧縮は「品質優先」にして書き出します。
品質には「最高(ProRes)」という選択肢もありますが、前章のとおりファイルが巨大になります。Final Cut Proと同じ理由で、入稿用は「高」+「品質優先」の組み合わせが実用的です。
iPhone・iPad版iMovieの手順
プロジェクトを開いて共有ボタンを押すと、そのまま書き出せてしまいます。だからこそ、その手前にある「オプション」で解像度を必ず確認してください。ここが控えめな初期値のままだと、せっかく4Kで撮った動画が720pや中画質で書き出されることがあります。書き出しが終わったら「ファイル」アプリに保存し、そこからギガファイル便などへアップロードすれば、パソコンなしでも入稿まで完結します。
出力した動画の情報画面で解像度・fps・長さを確認し、元の作品と見比べます。小さいファイルでもコーデックや内容によっては十分な品質があるため、容量だけで低画質とは断定できません。
解像度・ビットレート・フレームレート——数字の意味は3分でつかめる
設定を用途に合わせて選ぶには、意味が分かると応用が利くようになります。3つの数字の関係は、絵描きに例えると簡単です。
- 解像度は、キャンバスの大きさ。1920×1080なら約207万画素の絵を1枚描けます。
- フレームレートは、1秒間に描く絵の枚数。29.97fpsなら毎秒約30枚、59.94fpsなら約60枚です。
- ビットレートは、その絵を描くために毎秒使えるインクの量。16Mbpsなら「毎秒16メガビットの情報で、その秒のすべてのコマを描き切る」という意味になります。
だから3つはトレードオフの関係にあります。キャンバスを大きくし、枚数を増やせば、同じインクでは1枚あたりの塗りが薄くなる。ブロックノイズの正体は「インクが足りず、細部をまとめて塗りつぶした跡」です。動きの激しい場面や暗い場面でノイズが出やすいのは、描くべき変化が多い場面ほどインクを消費するからです。このあたりの数値感覚はビットレートとはで、テレビ由来の映像で耳にするインターレースとプログレッシブの違いはフレームレート・インターレースの基礎で詳しく解説しています。
容量の感覚も、表でつかんでおくと書き出し後の確認に使えます。以下は映像ビットレートが一定と仮定した計算例です。音声と管理情報の容量を含まないため、実際の収録可能時間は短くなります。画質は数値だけで判断できません。
| ビットレート | 1時間あたりの容量 | 25GBを単純に割った時間 | 計算上の前提 |
|---|---|---|---|
| 8Mbps | 約3.6GB | 約7時間 | 画質は素材・コーデック・fpsで異なる |
| 12Mbps | 約5.4GB | 約4時間半 | 音声・管理情報の容量は別 |
| 16Mbps | 約7.2GB | 約3時間半 | 必須値ではなく計算例 |
| 24Mbps | 約10.8GB | 約2時間20分 | 高い数値でも品質保証ではない |
4Kで撮影・編集した完成動画も入稿できます。通常のBlu-rayビデオと4KのUltra HD Blu-rayは別規格です。当店の通常商品ではフルHD等の対応規格へ変換するため、4Kの元ファイルは別に保管してください。4K素材からのBlu-ray作成もご覧ください。
送る前の5分間——よくある5つの失敗と最終チェック
書き出しが終わったファイルを、中身を確認せずにそのまま送ってしまうのはもったいない。次の項目を出力後に確認してください。
- 配信用プリセットの流用。YouTube用・SNS用のプリセットにはビットレートが低めのものがあり、ディスクの実力を活かせません。ディスク用の書き出しでは、ビットレートの数字を必ず自分の目で確認します。
- 解像度の「盛り」。720pで撮った素材を1080pや4Kに上げて書き出しても、画質は増えません。ファイルが重くなり、アップロード時間が延びるだけ損です。元の解像度のまま書き出してください。
- 音声設定の見落とし。映像用音声の標準は48kHzです。音楽CD基準の44.1kHzでも多くの場合は問題なく変換できますが、44.1kHzという数値だけで音ズレとは判断できません。元素材・シーケンス・出力条件を整合させます。
- HDRのまま書き出して色が白っぽい。iPhoneのHDR素材で起きやすい現象です。書き出したファイルをパソコンで再生し、撮影時の色味と見比べてください。
- 書き出し途中の破損に気づかない。保存先の容量不足やスリープで書き出しが中断すると、途中までしか再生できないファイルができることがあります。エラー表示が出ないまま壊れていることもあるので、長さと実際の再生を確認します。
そこで、アップロードの前に次の5分だけ確保してください。
- 書き出したファイルを、冒頭・中盤・ラストの3カ所で再生する。特にラストは、最後のクレジットまで映るかを見届けます。
- 人が話す場面で、口の動きと声のズレがないかを確認する。
- ファイルサイズを見る。1080p・16Mbpsなら1時間で約7GBが目安です。想定と大きく違えば設定や長さを確認します。容量だけで品質の合否は決めません。
- ファイル名を「20260315_発表会_本編.mp4」のように、日付と内容が分かる名前に変えておく。複数ファイルの入稿時の取り違え防止になります。
この5分が、書き出し直しの数時間と、完成したディスクを再生した瞬間のため息を防いでくれます。
ディスクメーカーで対応する場合——「一番きれいなファイル」をそのまま送ってください
ここまでの設定で書き出したファイルができたら、あとの工程はディスクメーカーが引き受けます。お客さまにお願いしているのは、手元で一番きれいな状態のファイルを、縮めずにそのまま送っていただくこと——それだけです。
- 入稿はURLを送るだけ。書き出したMP4をギガファイル便にアップロードし、発行されたURLを注文時に貼り付けてください。ほかの転送方法を希望する場合は事前にご相談ください。手順はギガファイル便での入稿ガイドにまとめています。
- 規格への変換はこちらで行います。DVD用のダウンコンバート、60p素材の規格内変換、ディスクへの書き込みを行います。メニュー画面や盤面印刷は選択オプションです。HDR素材の色味が気になる場合は、注文時にその旨を一言添えていただければ、変換時に確認します。
- 料金と納期は注文画面で確認します。基本料、追加枚数、印刷等のオプション、消費税と配送方法を含む合計をご確認ください。短納期や店頭受取は受付条件に合わせて選びます。
設定に迷うときは、使用アプリと端末、動画の長さ、DVDかBlu-rayか、用途と締切を添えてご相談ください。
設定に確信が持てないまま数時間の書き出しを走らせるくらいなら、その前に相談フォームから設定画面の画像を送ってください。枚数や仕様ごとの料金は料金表でご確認いただけます。
よくある質問
Q. 編集ソフトから書き出したMP4をそのまま送れば、DVDにしてもらえますか?
はい、そのままで大丈夫です。プレーヤーで再生できるDVD-Video形式への変換(オーサリング)はディスクメーカー側で行いますので、お客さまは最高品質のMP4を書き出して、ギガファイル便などのURLで送るだけです。1080pのまま送っていただいて問題ありません。
Q. ディスク用の動画は、ビットレートをいくつに設定すればいいですか?
一律の必須値はありません。1080pのH.264で16Mbpsは試す設定の一例です。動き・fps・コーデックと出力結果、容量を確認して調整します。数値を指定できないソフトでは品質の選択肢を確認します。
Q. 4Kで書き出して送ってもいいですか?
4Kの完成動画を入稿できます。通常のBlu-ray商品はフルHD等へ変換するため、4K画質のUltra HD Blu-rayとは異なります。HDR等の条件は注文前にご相談ください。
Q. 書き出したファイルが20GBを超えました。どうやって送ればいいですか?
ギガファイル便の現在の容量上限と保持期限を確認し、アップロード後のURLをお知らせください。上限超過や通信が難しい場合、ほかの転送方法を希望する場合は事前にご相談ください。
Q. パソコンがなく、iPhoneのiMovieしか使えません。それでも注文できますか?
できます。iPhoneのiMovieから書き出す際に「オプション」で素材に合った解像度と品質を選び、出力後の動画を確認してください。書き出したファイルを「ファイル」アプリに保存し、ギガファイル便へアップロードするところまで、iPhoneだけで完結します。
Q. 書き出した動画の色が白っぽく、撮ったときと印象が違います。直せますか?
iPhoneなどでHDR撮影した映像を、HDRに対応しない設定のまま書き出したときに起きやすい現象です。まずは編集ソフトの書き出し設定でSDRへの変換項目を確認し、再書き出しを試してください。解決しない場合は、入稿時に「HDRで撮影した動画です」と一言添えていただければ、変換時に色味を確認しながら進めます。
書き出しは、編集の後片付けではありません。何日もかけて磨いた映像を、10年後のテレビの前まで運ぶ最後のバトンです。設定画面の数字の意味が分かった今なら、そのバトンを落とさずに渡せるはずです。書き出しボタンを押す指に、もう迷いはいりません。
書き出した後、Windows・MacでDVD/Blu-rayを作る
- 完成MP4/MOVの音声・終端・画面比率を確認します。編集プロジェクトの共有リンクとは別のファイルです。
- 書き込み対応ドライブとOSに合うオーサリングソフトを用意します。WindowsのPower2Go 13 Platinum、MacのToast 20 Pro等は、エディションとOSの対応確認が必要です。
- DVD-VideoまたはBlu-rayビデオのプロジェクトへ動画を読み込みます。ファイルをデータディスクに保存するだけでは、プレーヤー用の形式に変換されません。
- 比率、再生順、メニュー、容量を確認して書き込みます。
- 上映先の実機で音声・文字切れ・最後までの再生を確認します。
公式機能とOS一覧はWindows・Macのソフト選びへ。ドライブを用意せず依頼する場合は、スマホからの入稿手順をご覧ください。
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