この記事の要点
- 昇段審査で何をどの順に行い、何を見られるかは、所属の連盟や道場の公式の案内で確かめます。全剣連は初段から五段を実技・日本剣道形・学科で審査し、実技の着眼点を審査の実施要領で示しています。
- 柔道は講道館が段位ごとに審査する形を決めていて、初段は投の形のうち手技・腰技・足技です。空手は、全空連の公認段位なら初段から三段を形と組手で審査し、流派の団体の段位はその団体の決まりによります。
- 稽古は、自分の全身と相手が入る位置から、三脚でスマホを横向きに固定して撮ります。礼の前から終わりの礼までを切らずに撮り、同じ位置・同じ角度で撮り続けて見比べます。
- 見返すときは指導者と一緒に、審査の着眼点に沿って見て、次の稽古で直す点を決めます。スロー再生や一時停止、2本を横に並べる機能は、iPhoneの写真アプリやiMovieにあります。
- 会場や道場で撮れるかは主催者の決まりに従い、相手や子どもが写る動画は、写っている人の了解を得てから渡します。審査や演武の記録は元のファイルで残し、渡す分はDVDにします。
審査の日が近づくと、稽古の終わりに日本剣道形を通したり、投の形や空手の指定形を繰り返したりする時間が増えます。先生に「礼が雑になる」「構えると体が傾く」と言われても、自分の姿は自分では見えません。スマホで撮って見返すと、言われたことを画面の上で確かめられます。
剣道・柔道・空手の昇段審査に向けた稽古の動画は、まず、審査で何をどの順に行い、何を見られるかを、所属の連盟や道場の公式の案内で確かめます。そのうえで、自分の全身が入る位置に三脚でスマホを横向きに固定して撮ります。同じ位置・同じ角度で撮り続けて前の動画と見比べ、指導者と一緒に見て直す点を決めます。審査や演武の記録は元のファイルのまま残し、人に渡す分はDVDにします。道場や会場で撮ってよいかという決まりと、写っている人の了解は、撮る前と渡す前に確かめます。
審査の中身は、武道ごと、団体ごと、地域ごとに違います。ここに書いたのは、全日本剣道連盟(全剣連)、講道館、全日本空手道連盟(全空連)が公開している規則と規程で確かめた範囲です。受審する審査会の要項と違うところは、要項に従ってください。
剣道の昇段審査で見られること|全剣連の着眼点と日本剣道形の本数
剣道の段位の審査は、全剣連の「剣道称号・段級位審査規則」で決まっています。審査の科目は、初段から五段までが実技・日本剣道形・学科の3つ、六段から八段までが実技と日本剣道形で、学科は筆記試験です。形や学科の審査で不合格になった人は、その科目を受け直せます。全剣連が直接行うものを除き、五段までの審査は、全剣連の会長が地方代表団体に任せて行います。地方代表団体は、47の都道府県剣道連盟です。
実技で何を見るかは、同じ規則に付いた実施要領にあります。五段以下の実技審査は、段位ごとの付与基準に基づいて行います。初段の基準は「剣道の基本を修習し、技倆良なる者」です。そのうえで、特に次の項目を着眼点として審査する、と定められています。
| 段位 |
実技の着眼点 |
| 初段〜三段 |
正しい着装と礼法、 適正な姿勢、 基本に則した打突、 充実した気勢。 |
| 四段・五段 |
初段〜三段の4つに、 応用技の錬熟度、 鍛錬度、 勝負の歩合を加える。 |
| 六段〜八段 |
五段までの着眼点に、 理合、 風格・品位を加える。 |
段位が上がるほど、項目が増えます。ただし、審査の方法そのものは、地方代表団体がそれぞれの実情に応じて定める実施要領で行う、とも書かれています。当日の順番や立合の組み方、学科の出し方(五段以下は当分の間、地方代表団体が定める方法)は、受審する地域の剣道連盟の要項で確かめます。学科については、全剣連が「剣道学科審査の問題例と解答例(初段〜五段)」を全剣連書庫で公開しています。
日本剣道形は、受ける段位で本数が決まっている
| 受ける段位 |
審査する形 |
| 初段 |
太刀の形3本 |
| 二段 |
太刀の形5本 |
| 三段 |
太刀の形7本 |
| 四段〜八段 |
太刀の形7本と 小太刀の形3本 |
初段と二段は本数だけが決まっていて、どの太刀の形を行うかは地方代表団体が選びます。1本目からとは限りません。要項で確かめてから、稽古の動画を撮ります。
全剣連の日本剣道形解説書は、立会の前後の作法として、下座で約三歩の距離で向かい合って正座し、互いに礼をすると定めています。立会の間合はおよそ九歩で、形は打太刀と仕太刀が立礼をして始めます。解説書は、礼の作法から書き始めています。動画も、座礼から終わりの礼までを1本で撮ります。
解説書は礼の作法から書き始めている。動画も座礼から終わりの礼まで切らずに撮る
子どもの級の審査
級の審査は、一級から三級までが全剣連の規則にあり、剣道の基本と「木刀による剣道基本技稽古法」を行います。一級は基本1から9まで、二級は1から6まで、三級は1から4までです。四級より下の級は、地方代表団体が決めてよいことになっています。道場で確かめてください。
柔道の昇段審査ではどの形を行う?段位ごとの形と実技試験
柔道の段位は、講道館が認定していて、審査する形も段位ごとに決めています。初段は投の形のうち手技・腰技・足技です。講道館の「昇段資格に関する内規」は、昇段の候補者を評定する観点を4つ挙げています。柔道精神の修得、柔道に関する理解、柔道技術体得の程度(技の理論、姿勢、態度、歩合、巧拙など)、柔道の普及発展に尽くした功績です。五段までは、試合の成績による得点と修行年限、形の修行状況を組み合わせて評定します。昇段できる最少年齢は、初段が満14歳です。
| 段位 |
審査される形 |
| 初段 |
投の形のうち 手技・腰技・足技 |
| 二段 |
投の形 |
| 三段 |
固の形 |
| 四段 |
柔の形 |
| 五段 |
極の形 |
| 六段〜八段 |
講道館護身術(六段)、 五の形(七段)、 古式の形(八段)。 |
形は、初段から六段までの候補者なら、講道館か、推薦を行う団体が実施する実技試験で「合否」の評定を受けます。定められた修行年限を満たした初段から三段の候補者には、試合の得点によらず、実技試験で昇段できる道もあります。この試験の項目は、礼法、姿勢・態度、受身、技の知識、形、試合又は乱取の6つです。3人以上の試験官が、これらの項目を合わせて評定します。どの審査を受けるか、日程と申し込みは、所属の道場や団体で確かめます。
初段の投の形は9本。取と受の2人を入れて撮る
講道館の説明では、形はあらかじめ順序と方法を決めて練習するもので、自由に練習や試合をする乱取と並ぶ、柔道の練習の方法です。投の形は、手技・腰技・足技・真捨身技・横捨身技から3本ずつ選んで作られています。初段で審査される手技・腰技・足技は、浮落・背負投・肩車、浮腰・払腰・釣込腰、送足払・支釣込足・内股の9本です。
初段で審査されるのは、手技・腰技・足技の3本ずつ、合わせて9本
講道館の昇段試験用テキストは、技を掛ける人を「取」、受ける人を「受」と呼んでいます。投の形は各技とも右技と左技の両方を練習するようになっている、とも説明しています。形は2人で行います。取だけでなく、受の全身と受身まで画面に入れます。右の技と左の技を同じ画面で見比べられるように、2人が動いても枠から出ない広さで撮ります。
空手の段位審査|全空連の初段〜三段は形と組手で行う
全空連の公認段位は、初段から八段までが試験制度で、初段から三段の審査会は都道府県ごとの連盟や競技団体などが開きます。「公認段位規程」の審査要領では、初段から三段の実技試験は形と組手の2種類で、形の審査から行います。
| 段位 |
形と組手 |
| 初段 |
指定形1つ。 自由組手1試合。 |
| 二段・三段 |
指定形1つと 得意形1つを 続けて演武。 自由組手2試合。 |
得意形は全空連の得意形リストから選びます。事情があると認められた人は、自由組手に替えて約束組手を行うこともできます。初段から三段では、5人の審査員が別紙の審査判定表に基づいて2点・1点・0点をつけ、合計が7点以上なら合格です。五段までは、筆記試験を行うこともあります。
判定表の項目は、規程には載っていません。見返すときの参考になるのは、全空連が形の試合について説明している採点の観点です。立ち方、技、流れるような動き、タイミングおよび同時性、正確な呼吸法、極め、適合性(流派の基本の一貫性)、力強さ、スピード、バランスの10項目が挙がっています。これは試合の採点のしかたで、段位審査の基準そのものではありません。
流派や会派の段位は、その団体の要項で確かめる
空手には、全空連の公認段位とは別に、流派や会派の団体が出す段位もあります。全空連の規程にも、独自の段位を発行している団体についての定めや、協力団体の段位を公認段位に移す定めがあります。15歳未満か、義務教育を終えていない子どもには少年段位(少年初段・少年2段)があり、審査の科目は公認段位に準じます。受ける審査がどの団体のものかを確かめ、その要項で形と組手の中身を見てから撮ります。
稽古の動画の撮り方|全身が入る位置から、三脚で横向きに
審査に向けた動画で見たいのは、礼や構え、足の運びまで含めた全身の動きです。スマホは三脚に固定し、頭から足元まで、形なら相手も入る位置に置きます。剣道形は立会の間合がおよそ九歩あるので、2人の間の床まで入る、引いた位置になります。手持ちは避けます。撮る人が動くたびに枠がずれ、次の回に同じ位置から撮りにくくなるからです。iPhoneなら、設定アプリの「カメラ」で「グリッド」と「水平」をオンにすると、まっすぐ構えるための目安が画面に出ます(iOS 27の場合)。
スマホは横向きに構えます。縦に撮った動画(縦横の比が9:16)を横長のテレビの画面に形を崩さず収めると、映像の幅は画面の約3分の1になり、左右は黒い帯になります(計算上)。窓を背にした立ち位置は逆光になり、顔や道着が暗く写りがちなので、窓の位置を見てから三脚を置きます。
礼の前から録り始める
録画は礼の前から始めて、終わりの礼のあとで止めます。全剣連が実技の着眼点の最初に挙げるのは「正しい着装と礼法」で、講道館の実技試験の項目も礼法から始まります。全空連の説明でも、形の試合で採点の対象になるのは、演武開始の礼から演武終了の礼までです。
HDRの設定と空き容量
テレビで見るDVDにするつもりなら、iPhoneのHDRの設定も見ておきます。対応するモデルは、設定を変えなければドルビービジョンのHDRでビデオを撮り、DVDとふつうのブルーレイにはHDRを収める仕組みがありません(Apple)。ディスクで見る分は、「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」の「HDRビデオ」(モデルによっては「HDR」)をオフにして撮る方法もあります。
空き容量は、iPhoneの設定画面の目安で、1080p・30fpsの1分が「高効率」でHDRありなら約65MB、HDRなしで約60MB、「互換性優先」では約130MBです。1080p・30fps(高効率・HDRあり)で稽古を1時間撮ると、約3.9GBになる計算です。横向き・HDR・空き容量の確かめ方は、お盆・正月の帰省で家族の動画を残す|撮り方・集め方と、祖父母に贈るDVDに詳しく書きました。
掛け声や気合も残すなら、マイクの距離
スマホのマイクは本体に付いているので、撮る位置がそのまま録る位置です。オーディオテクニカは、マイクと口元が離れすぎると声を拾うために入力を上げることになり、周りの音も大きくなって雑音が目立ちやすくなると説明しています。全身を入れる距離では、声が遠くなります。声をはっきり残したい演武は、録音機を別に近くに置く方法があります。置き方と、映像と音の合わせ方は卒業式の呼びかけ・合唱をきれいに録る方法|体育館の反響と音割れを防ぐにまとめました。
礼の前から全身を横向きで撮ると、審査の着眼点に沿って見返せる
見返し方|同じ位置で撮り続け、スローや2画面で見比べる
1本の動画だけでは、どこが変わったかは分かりません。三脚の位置と高さ、スマホの向き、ズームの倍率を毎回そろえ、同じ形や同じ技を撮り続けると、前の動画と並べたときに違いが見えます。三脚を置いた場所は、柱や畳の縁など道場の目印からの距離で控えておきます。ファイルやフォルダの名前に撮った日と中身(例:2026-10-04_日本剣道形)を入れておくと、あとで探すときも、ディスクを作るときも迷いません。
見返しに使える機能は、スマホのアプリにそろっています。次の機能は各社の説明で確かめたもので、画面の表記はバージョンで変わります。
- 止めて見る:iPhoneの写真アプリでは、再生中に一時停止し、グレイのバーをドラッグして前後に動かせます。iOS 27では、止めた場面を「ビデオのフレームを写真として保存」で写真にできるので、構えの一瞬を月ごとに並べられます。
- スローで見る:iPhoneのカメラの「スローモーション」モードで撮ると、あとで写真アプリの編集で、スローで再生する部分を選べます。速いフレームレートで撮ったビデオも、写真アプリで遅い速度で再生できます(使える速度は撮ったフォーマットによる)。GoogleのPixelのカメラにも「スローモーション」があり、速く動く被写体には「1/8x」を選ぶよう案内されています。
- 速さを変える・止める:iMovie(iPhone)では、クリップの一部の速度を「1/2 x」のように下げたり、1コマを止めて見せる「フリーズ」を入れたりできます。
- 2本を並べる:iMovie(iPhone)の「スプリットスクリーン」は、2つのクリップを同じ大きさで横に並べて再生します。上下に並べることもでき、先生の手本と自分、半年前と今の動画を同時に流せます。
フレームレートを上げたり解像度を高くしたりすると、ファイルは大きくなります(Apple)。スローにしたビデオや速度を変えたビデオが、書き出したあとやほかのアプリでもそのまま再生されるかは、Appleの説明に書かれていません。人に渡すファイルやディスクにする分は、書き出したものを最初から最後まで再生して確かめます。Androidのほかの機種は、機能の名前もあるなしも違うので、説明書で確かめてください。
指導者と一緒に見て、次の稽古で直す点を決める
撮った動画は、稽古のあとに指導者と一緒に見ます。自分だけで見返すと、気になる所が多すぎて、どこから直すか決めきれないことがあります。見る順番には、審査の着眼点が使えます。剣道なら、着装と礼法、姿勢、打突、気勢の順です。柔道の実技試験なら、礼法、姿勢・態度、受身、技の知識、形の順に見ます。空手の形は、全空連が形の試合について挙げている採点の観点が目安になります。
直す点が決まったら、その場面が映っている時刻を控えます。次の稽古で同じ位置から撮り、同じ場面を並べて見れば、直ったかどうかを確かめられます。
指導者に動画を送って見てもらうなら、画質を落とさずに届く方法を選びます。ギガファイル便はファイルを加工せずにそのまま届けます。保持期限は何も変えなければ5日で、アップロードしたあとで延ばせません。スマホからの送り方はスマホでギガファイル便に動画を送る手順|iPhone・Androidの注意点にあります。
同じ位置・同じ角度で撮り続けると、直ったかどうかを前の動画と比べられる
審査会場や演武会で撮れるかは、主催者の決まりに従う
審査会場で撮ってよいか、どこから撮れるか、三脚を立ててよいかは、審査会を開く連盟や会場が決めることです。演武会や大会も、主催者の決まりに従います。要項や当日の案内で確かめ、書かれていないことは主催者に聞いてから撮ります。撮影を控えるよう求められた場面は撮りません。
審査の本番を撮れないときは、審査の前の稽古で、要項どおりの順番で最初から最後までを通して撮っておく方法があります。道場での稽古の撮影も、道場の決まりに従います。稽古の場にはほかの門下生や子どもたちもいるので、撮る前に指導者に一言断っておくと、写る人への配慮もしやすくなります。
相手や子どもが写る動画は、写っている人の了解を得てから渡す
形の相手、組手の相手、同じ日に受審するほかの人、道場の子どもたち。稽古や審査の動画には、自分以外の人も写ります。個人情報保護委員会のガイドラインは、本人が判別できる映像を個人情報の例に挙げています。委員会のQ&Aには、会社の行事で撮った写真を社内で展示する例について、プライバシーの権利や肖像権の侵害にあたる場合もある、という注意があります。そのうえで、展示の期間を限る、不特定多数に渡すときは本人の同意を得る、といった取り組みを望ましいとしています。
道場の動画も同じ考え方で、見せる範囲と渡す範囲を決め、写っている本人に了解を得ておきます。委員会のガイドラインは、同意したことで生じる結果を未成年者が判断できないような場合は、親権者などから同意を得る必要があるとしています。子どもが写っているなら、その子の親に聞きます。
写りたくない人がいれば、事情は聞かずに外します。SNSや動画サイトには載せず、本人と家族、道場の中で見る範囲にとどめます。道場や保護者会で配るときの同意書の作り方は、園の動画・写真を配るときの同意書|作り方と、使い道ごとに選べる文例が参考になります。
審査や演武の記録は元のファイルで残し、渡す分はDVDにする
審査の前日の通しや演武会の動画は、あとから撮り直せません。撮ったスマホの中だけに置かず、元のファイルのまま2か所以上に複製しておきます。米国国立公文書館(NARA)も、複製を3つ、種類の違う媒体に、できれば別々の場所に持つよう勧めています。クラウドだけに頼らないように、とも書いています。写真アプリで前後を切るときは、「ビデオを新規クリップとして保存」を選ぶと、元のビデオも残ります(Apple)。置き場所の組み方は写真・動画の長期保存はクラウドとDVDのどっち?|3-2-1バックアップの組み方にまとめました。
テレビのプレーヤーで見るDVDやブルーレイは、動画をプレーヤー用の形に作り直した「見るための複製」です。DVDは720×480、ブルーレイは1920×1080で記録するので、4Kで撮った動画は元より粗くなります。元のファイルの代わりにはならないので、ディスクとは別に元のファイルも残します。
ディスクは元のファイルの代わりにならない。ディスクとは別に元のファイルも残す
祖父母や道場の仲間に渡す分は、DVDにすると多くの家で見られます。DVDプレーヤーではブルーレイを再生できないので(ソニー)、ブルーレイは再生できる機器がある家にだけ渡します。何枚も配るなら、先に1枚を作り、渡す相手と同じ種類の機器で最後まで再生してから残りを作ります。形の1本ごとや受審者ごとに飛べるようにするならチャプターを付け、区切る位置を時刻で控えておきます。
確かめ方の詳しいところは、配るDVDを、どの家のプレーヤーでも見られるように作るには|形式・ディスク・確認に書きました。チャプターの付け方はチャプター分けとは?DVD・ブルーレイの章の付け方と数の目安で説明しています。長い動画をスマホで短くまとめる手順は、旅行動画の編集とまとめ方|スマホで短く作る手順と、テレビで見られる残し方が参考になります。
当社に頼むとき|編集を終えた動画のファイルを入稿する
当社(ディスクメーカー・大阪市北区梅田)は、1枚から注文できる、DVD・ブルーレイの書き込み代行の小さな店です。受け付けるのは完成した動画のデータです。稽古や審査、演武会の動画のファイルは、編集するなら編集を終えてから、ギガファイル便にアップロードしてください。そのURLを注文フォームに貼っていただければ、スマホからも入稿できます。動画が複数あるときは、ファイル名の頭に「01_」「02_」と付けて、収める順番を指定してください。
受け取った動画はプレーヤーで再生できる形に組み立て(オーサリング)、書き込み、実際のプレーヤーで再生を確かめてから、ケースに入れて発送するか、大阪・梅田の店舗でお渡しします。仕上がりはDVDが720×480(NTSC 29.97fps・MPEG-2)、ブルーレイが1920×1080です。
料金は、基本料金(DVD・1枚あたり)1,500円(税抜)、基本料金(Blu-ray・1枚あたり)1,500円です。内容が違うディスクや、DVDとブルーレイの組み合わせは、それぞれ1枚目から数えます。同じ内容の2枚目からは、追加コピー(同一内容の焼き増し・1枚あたり)1,000円になります。チャプター分けと盤面レーベル印刷は基本料金に含まれないオプションで、付けた枚数分かかります。ほかの項目は料金表に載せています。
形の1本ごとや受審者ごとに飛べるようにするなら、チャプター分け(1枚あたり)+1,500円を選ぶと開く「チャプター位置の指定」の欄に、区切る位置を時刻で入れます。盤面レーベル印刷(1枚あたり)+1,000円は、選ぶと開く欄に画像をアップロードするか、ギガファイル便のURLを入れます。渡す相手の再生機器や渡す日など、ほかの希望は注文フォームの備考欄に書いてください。
通常便は受付から5営業日で発送し、お届けは発送から2〜3日です。15時以降のご注文は翌営業日の受付で、発送までの日数は、土日祝・休業日を除いた営業日で数えます。お引き受けできるのは、撮った本人か権利者の許可がある動画です。
よくある質問
Q1. 剣道の昇段審査に向けて、稽古の動画はどう撮ればいいですか?
三脚にスマホを横向きに固定し、頭から足元まで、形なら相手も入る位置から撮ります。全剣連が実技の着眼点の最初に挙げるのが「正しい着装と礼法」なので、録画は礼の前から始め、終わりの礼のあとで止めます。三脚の位置と高さ、ズームを毎回そろえて撮り続けると、前の動画と並べて違いを確かめられます。道場や会場で撮ってよいかは、その決まりに従います。
Q2. 剣道の昇段審査では、審査員は何を見ていますか?
全剣連の実施要領は、五段以下の実技審査で、特に着眼点とする項目を挙げています。挙がっているのは、初段から三段では「正しい着装と礼法」「適正な姿勢」「基本に則した打突」「充実した気勢」の4つです。四段と五段は、これに「応用技の錬熟度」「鍛錬度」「勝負の歩合」が加わります。審査の方法は都道府県の剣道連盟が実情に応じて定めるので、受審する地域の要項も確かめてください。
Q3. 日本剣道形は、何段で何本まで審査されますか?
全剣連の実施要領では、初段が太刀の形3本、二段が5本、三段が7本、四段以上は太刀の形7本と小太刀の形3本です。初段と二段は本数だけが決まっていて、どの形を行うかは都道府県の剣道連盟(地方代表団体)が選びます。1本目からとは限らないので、受審する地域の要項で確かめてから稽古してください。
Q4. 柔道の昇段審査では、どの形を行いますか?
講道館の内規では、初段が投の形のうち手技・腰技・足技、二段が投の形、三段が固の形、四段が柔の形、五段が極の形です。初段の9本は、浮落・背負投・肩車、浮腰・払腰・釣込腰、送足払・支釣込足・内股です。形は技を掛ける取と受ける受の2人で行うので、動画も2人の全身が入る位置から撮ります。
Q5. 空手の昇段審査では、何をしますか?
全空連の公認段位の場合、初段は指定形1つと自由組手1試合、二段と三段は指定形1つと得意形1つに自由組手2試合で、形の審査から行います。流派や会派の団体の段位は、全空連の公認段位とは別のものです。受ける審査がどちらかを確かめ、その団体の要項で形と組手の中身を見てから稽古の動画を撮ります。
Q6. 昇段審査の会場で、動画を撮ってもいいですか?
審査会を開く連盟や会場の決まりに従います。要項や当日の案内に撮影のことが書かれていなければ、主催者に聞いてから撮ります。撮影を控えるよう求められたら撮りません。
Q7. スマホで撮った稽古の動画を、スローで見返すにはどうすればいいですか?
iPhoneなら、カメラの「スローモーション」モードで撮っておくと、写真アプリの編集でスローで再生する部分を選べます。速いフレームレートで撮ったビデオも、写真アプリで遅い速度で再生できます。iMovieでは「1/2 x」のように速度を下げたり、1コマを止めたりもできます。Androidは機種ごとに違い、Pixelのカメラには「スローモーション」があります。
Q8. 道場の子どもたちが写った動画を、保護者に配ってもいいですか?
配る前に、写っている子どもの親の了解を得ます。個人情報保護委員会は、本人が判別できる映像を個人情報の例に挙げ、未成年者が同意の結果を判断できないような場合は親権者などから同意を得る必要があるとしています。配る範囲を決めて伝え、写りたくない子は外し、SNSや動画サイトには載せないようお願いしておきます。道場の決まりがあれば、それに従います。
Q9. 審査や演武会の記録は、DVDとブルーレイのどちらに残せばいいですか?
記録そのものは元のファイルで2か所以上に残し、ディスクは見るための複製と考えます。祖父母や道場の仲間に渡すなら、多くの家で見られるDVDです。DVDプレーヤーではブルーレイを再生できないので、ブルーレイは再生できる機器がある家にだけ渡します。手元の大きなテレビで見る分は、1920×1080で記録するブルーレイにする方法もあります。
Q10. 稽古や審査の撮影、動画の編集も頼めますか?
当社は、撮影と編集はしていません。お引き受けしているのは、撮った動画のファイルをDVDやブルーレイにする書き込みです。撮ったまま、または編集を終えた動画をギガファイル便のURLで入稿していただくと、プレーヤーで再生できる形に組み立てて書き込み、実際のプレーヤーで再生を確かめてから、発送するか店舗でお渡しします。
参考にした公式の情報
出典の一覧(29件)を開く
審査の規則や規程、アプリの画面は、改定やバージョンで変わります。この記事は、2026年9月27日時点の各団体と各社の公式ページの記載をもとにしたものです。
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